佐川氏喚問の次の日。各紙の朝刊1面比較。日本を取り巻く国際問題の課題。今、何が国民にとって大事な問題なのか?
朝日新聞のタイトルの順番や大きさなど見てみると、
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
朝日新聞のタイトルの順番や大きさなど見てみると、
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
◆朝日新聞の「不都合な真実」(?) 共産党も質疑で触れず◆
前々号(3月15日)でご紹介した3月14日の朝日新聞記事。朝日が首相夫人が「昭恵氏の写真 風向き一変」と印象付けるために、「不都合な真実」を記事に書かなかったのではないかとの疑念を指摘しました。
この「不都合な真実」が明らかになったら、「昭恵氏の写真 風向き一変」という朝日新聞の印象付けは瓦解するはずです。
今日の参議院予算委員会の集中審理でも共産党の小池議員や辰巳議員もフリップに時系列を書いて質疑をしていました。でも、この「不都合な真実」の部分はフリップになかったですね。
◆朝日も共産党も触れない「不都合な真実」◆
特例処理の決裁文書(平成27年4月30日付)に書いてある、時系列を見てください。
① 平成25年8月13日に鴻池事務所の秘書が近畿局へ「森友学園が、本件土地について購入するまでの間、貸付けを受けることを希望しており、大阪航空局に直接相談したい」と要請
② 同年8月21日、籠池理事長が大阪航空局に行き、近畿財務局同席のもと、「学校経営が安定する平成35年3月頃までは貸付けを受け、そのご購入することを希望している」ことを伝えた。
③ 同年9月2日、森友学園が本件土地の取得要望書を近畿財務局へ提出
④ 同年9月12日、近畿財務局が小学校設置認可権限を有する大阪府私学・大学課に訪問し、今後の連携について要請
つまり、
鴻池事務所が近畿財務局へ陳情(①)
↓
近畿財務局が同席して、籠池理事長が大阪航空局へ陳情(②)
↓
森友学園が近畿財務局へ土地取得要望書を提出(③)
↓
近畿財務局が森友学園の件で大阪府に連携要請(④)
素直に読めば、鴻池秘書の陳情受けて、近畿財務局が小学校の設置認可権限を持つ大阪府にまで行き、「今後の連携を要請」したと読めますね。
◆「鴻池議員の陳情案件」◆
特例処理の決裁文書の冒頭「事案の概要」の箇所に
* 本件は、平成25年8月、鴻池祥肇議員(参・自・兵庫)から近畿局への陳情案件
と明記されています。
そうなんです。近畿財務局は、本件を「鴻池議員の陳情案件」と認識していたんです。
そして、陳情後、すぐに近畿財務局が大阪府まで「今後の連携を要請」に行ってることからすれば、平成25年9月までには、近畿財務局はもうやることを決めていたと読むのが素直だと思います。
◆「報道しない自由」というフェイク記事◆
「報道しない自由」という言葉が最近踊っていますが、積極的な不実記載ばかりが虚偽ではなく、事実の一部をあえて報じないのも「虚偽」になることは誰もが知っています。
でも、冷静に考えると、この程度の印象操作記事しか書けないところを見ると、変更前の決裁文書が出てみたら「なんてことはなかった」ということを裏付けただけのことですね。「正体見たり枯れ尾花」というわけ。小池、辰巳、福島みずほは、根拠のない印象付けの質問ばかりを繰り返すしかないんでしょうね。
そういえば、昨年3月16日に籠池一家と自宅で密室談義をした野党4人組に小池と福島はいましたね。誰がこの密室談義をセットしたんだっけ。まさか、いったい何を話したのかな。興味あるよね。
籠池の犯罪の自供を聞いていたにも関わらず、、、、、、
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
テレビ朝日アナウンサー小松靖氏はテレビ朝日によく出入りする団塊の世代の爺さんらとは雲泥の差があり、物事を正しく見て、不偏不党に解説し、世論を誘導せず思ったままの発信をするテレビ朝日としては居て欲しくない存在のように思えていたのだが、逆にそれはテレビ朝日にとって好都合となる番組をもたせた。
【新番組はじめます】
10月8日(日)よる6時54分スタート
BS朝日「日曜スクープ」
#アベプラ でグイグイ行く癖がついてしまったので、BSでもいろいろやっていくつもりです(笑)。とにかく「正直な報道番組」を心がけます。みなさまのお役に立てますように。ぜひご覧下さい!
ホウドウキョクをご覧ください
https://www.houdoukyoku.jp/posts/27935
国益とは何なのか、を考えてほしい。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
どうしても安倍夫人のせいにしたい朝日新聞がこんなフェイク記事を堂々と書いている。
| 固定リンク
| コメント (2)
| トラックバック (0)
足立康史衆議院議員がH29.11.15文教委員会で朝日新聞が捏造新聞だ!と言った証拠はこれ。第5弾。
これで第5弾となり、
徹底検証
「森友、加計事件」
朝日新聞による
戦後最大級の報道犯罪
箸 小川栄太郎
の第4章
加計学園 朝日新聞はいかなる謀略を展開したか
が終わります。
ですが、この章(当ブログの1弾~5弾)をお読みになられて、
朝日が世論を騙そうと必死な様子。
読者を騙しても騙しても、さらに騙そうとする様子。
本当にこれで新聞社などとよく言えたものだ。と思われた方。第5章には「加計問題の真相に迫る」というタイトルで章が続きます。
是非真相をお知りになりたい方々は飛鳥新社から定価1389円+税で絶賛発売中です。ご購入し熟読してください。
朝日、見出しだけで勝負し続ける
安倍は、平成二十九年五月二十五日~五月二十八日、G7タオルミーナサミットに出席するため、イタリア及びマルタを訪問した。このサミットで、安倍は北朝鮮を世界全体の脅威とする認識をG7リーダー達に訴える一方、「首脳宣言」から「保護主義と闘う」という文言の削除をトランプ大統領が求めたのに対し、文言の最終的な盛り込みに着地させることに成功した。
安倍はこうした自由貿易の旗手として、今年に入っての度重なるヨーロッパ歴訪の結果、七月にはEUとの間でEPA合意に至る。
EPAの締結は、世界における自由貿易退潮を止めるホームランである。それをG20にぶつけるかたちで発表できたのであるから、世界史的な快挙だ。
ヨーロッパの報道でも大々的に取り上げられている。
フランスのテレビでは「自由貿易反対派は不意を突かれてこの重大な協定の合意に慌てている」と言っているし、アメリカのマスコミはこれで世界貿易でアメリカが不利になると大騒ぎだ。(八幡和郎「世界史的なEPA合意など安倍訪欧の成果は上々なのに報道されず」二〇一七年七月十一日
勿論、朝日新聞をはじめとする反安倍メディアが、一連の安倍外交を伝えるはずもない。外交成果そっちのけ、五月から六月に入り、朝日新聞の見出しは、国会質疑の実態とさえ大きく乖離した極端な安倍叩きにますます狂奔するのである。
五月三十一日は「加計究明 政権なおざり 再調査、即座に否定/告発者へ個人攻撃」
と書き立てている。
六月三日の朝日の見出しは「『官邸の最高レベルが言っている』文書、文科省内で共有か 民進指摘」である。
六月五日の安倍による国会答弁の翌日には、政治面に「首相、持論一方的 加計問題の答弁」とある。
社説では「首相らの答弁 不信が募るばかりだ」と題し、「驚き、あきれ、不信がいっそう募る。 きのう国会で、安倍首相の友人が理事長を務める加計学園に関する首相らの答弁を聞いた率直な感想だ」と書き出されている。
安倍が大変な不祥事でも犯しているとしか読めない非難である。
六月六日に時時刻刻は「加計問題 深まる疑問」
六月七日の朝日新聞の記事には「文科省対応『おかしい』」とある。
菅(官房長官)が六日の記者会見でも、まだ再調査は必要ないとしたことに対して、文科省の現役職員が「自分が見た文書、メールと同じで共有されていたものだ」と認めた。
この職員は、「安倍政権の方針に反対ではないが、今回の政府の対応はおかしいと思っている」と述べたというが、これは実感であろう。
実際、六月七日にも「データ次々 政府なお強弁」「怪文書 確認できない 文科省の判断」と政府が逃げているという構図を描き続ける。
六月八日に、「獣医学部 揺らぐ根拠」と、初めて獣医学部の新設が是か非かという記事が出た。朝日新聞の膨大な加計問題報道で、獣医学部新設という、事の本質に関するまとまった記事の、これが初出である。否定的な側から書かれているのは言うまでもない。
六月九日の朝日には「面会記録『確認できぬ』」「政府側答弁一辺倒 加計問題」という見出しが出る。
自由党の森裕子が愛媛県今治市の行政文書を調べたところ、二〇一五年四月、市企画課長らが首相官邸を訪問したとあった。森は、政府に、その時誰に会ったかと問うた。官房副長官の萩生田光一は、記録は一年未満に破棄という行政文書の管理規則に従って破棄されていて分からないと答弁した。森友の時の佐川理財局長の答弁でも触れた通り、規則通りの措置である。
ところが、森は「官邸にいる特区の関係者は一人しかいない。特区諮問会議に議長を務める安倍晋三首相じゃないか」と迫った。今治市の担当課長が密かに首相を訪問したのではないかと詰門しているのだ。ばかばかしくて話にならないが、朝日の見出しは執拗だ。
六月十一日には「事前準備『加計ありき』? 面会 スケジュール 想定問答」と追撃して疑惑を演出している。
朝日の見出しだけを見ていると、安倍政権は追及に対して木で鼻をくくったような対応をしたように見える。朝日の愛読者への不信感を醸成する上で、さぞや有効な見出し攻撃だったことだろう。
では事実はどうだったのか。
朝日が社説で「驚き、あきれ、不信がいっそう募る」と口を極めて安倍を難じた六月五日の国会質疑を見てみよう。
安倍内閣総理大臣
こういう国家戦略特区、岩盤規制を突破していこうとすると、既存の団体、業界、いわば抵抗勢力と言われる人たち、そしてそれを監督する官庁は、できない理由をずっと並べるんですよ。国家戦略特区というのは、できる理由をしっかりと考えていけというのが基本方針です。これは、今一生懸命やじっている方々も、民主党政権も基本的にそういう方針で臨んでいたはずですよ。でも、そうでなければ、できない理由を探していけば、これ絶対できないんです。
だから、例えば、五十年間できなかった、(発言する者あり)済みません、少し民進党の皆さんも静かにしてくださいよ。静かな環境で議論、(発言する者あり)答弁しているんですから。今一生懸命、ずっと最初から答弁しているじゃないですか。ですから、、、。
玄葉委員長
総理大臣、やじに答えなくて結構ですから、お答えください。
安倍
でも、なかなか、私、やじられると答弁しにくいものですから。人間誰でもそうですよ。やじられると答弁がしにくいんですから。
玄葉
まあ、でも、答弁してください。
驚くべきは民進党の玄葉光一郎の議事采配ぶりだろう。途中、安倍が野次に往生して困ると、議長が野次を制止するどころか「野次に答えるな」と安倍を責めているのだ。
テレビ中継では野次はオフマイクだが、実は、民進党の野次は怒号のように会場に響き渡り、殆ど答弁が聞こえないことなど日常茶飯事である。この時も総理答弁は殆ど聞こえなかったと思われる。ここに限らず、玄葉の議長ぶりは全体に極めて不公平で、党派性むき出しだ。彼に限らないが、議事録を通読すると、民進党議員については、率直に言って、他のどんな政党以上に、人間性や道徳性を疑わざる得ない質疑や発言が余りにも多い。党そのものが、公党のあり方などと言う上等な話以前に、人間失格なのではないか。
次のやり取りもひどい。質問に立った民進党の宮崎岳志は基本的な知識もなく、やりとりも実に下品だ。
宮崎岳志委員
今ぺらぺら言われましたけれども、構造改革特区と国家戦略特区は全く別物じゃないですか。構造改革特区はボトムアップで上げてくるんでしょう。だから加計学園の名前が入って上がってくるんですよ。国家戦略特区諮問会議は、地域だって政令で総理が決めるんでしょう。諮問会議だって議長は総理でしょう。
「国家戦略特区は総理が全部決める仕組み」と来たものだ。
そんな仕組みが日本の行政にあるわけがないではないか。
政府系の主要な諮問会議の議長が全て総理なのは当然だろう。最終権限者が総理であることと、総理の恣意で議事を動かせることは全く別問題だ。
岩盤規制を突破して国家の活力を増すという目標に対して、安倍がリーダーシップをとることと、個々の許認可に口出しするというのはまるで次元が違う話である。そこを安倍は丁寧に答弁するが、宮崎は罵詈雑言で安倍を侮辱することしか考えていない。
安倍内閣総理大臣
今また認識の間違いをしておられますから説明しますが、構造改革特区と国家戦略特区、この違いをよく理解されていないんだろうと思います。
まず、どちらにしろサブスタンスを議論するんですから。では、皆さんのときは、構造改革特区というのは上がってきたらめくら版ですか。違いますよね。上がってきたらめくら版ではないんです。上がってきたものを精査するわけですよね。上がってきたものについては、先ほど申し上げましたように、自民党政権においては、熟度等も含めて、ありぃは獣医師会等の関係においても対応不可であったわけであります。(略)
最終的に決めるのは内閣総理大臣ですよ。そして、どんな仕組みであれ、最終的に決めるのは内閣総理大臣ですよ。そして、どんないろいろな会議、例えば経済財政諮問会議だって私が議長です。さまざまな議長があります。でも、私がそこで勝手にいろいろなことを決められるんだったら、そもそも諮問会議の意味が無いじゃないですか。(略)
宮崎
べらべら適当な制度論をしゃべった上に、最後には、責任とは、言う必要はと。
いやあ、総理が、申しわけないんですけれども、構造改革特区と国家戦略特区、について全く理解されていないということがよくわかりました。例えば、平成三十年四月に開学、あるいは四国に、四国とは限りませんけれども、空白地、広域的に他の獣医学部がない地域に限る、あるいは一校に限る、こういったものは、ライバルであった京都産業大学を追い落とすために後からはめられた条件じゃないか、こういく疑惑があるわけですよ。(略)
安倍
宮崎委員が言っていることははなから破綻していますよ。今、総理が決めるということを総理はご存知なかったと言ったんだけれども、つまりそれは、私が決めていないから私は知らなかった。言っていることは全く論旨が破綻していると思いますよ。
いいですか。場所等を決めるのはまさに国家戦略特区諮問会議ですよ。読みましたか、議事録、オープンになってますが、(宮崎「全部読みました」と叫ぶ)いや、おそらくそれは、私は、なかなか読んでいるとは。何か相当動揺されましたが、それは読解力の問題だと思いますよ。読解力の問題なんですよ。
では、その中で、例えば医学部の獣医学部の意味についての議論もなされていますが、ご存知ですか。
玄葉
いいから。答えなくていい。
安倍
ご存知ないようですから、つまり、保険資料でやっている医師と、自由診療でやっている医師、これは保険財政あるいは国家財政にかかわりがないので根本から自由にすべきだという議論が結構強くありました。しかし、国家戦略特区というのは、その中で何とかきりのように穴をあけていこうということです。(後略)
国家戦略特区の特性を安倍が理解していないという宮崎は言う。だがもしそうなら、安倍は、宮崎が主張する独裁的な権限を行使できないことになるわけではないか。子供の口論である。
さらに、宮崎はどうやら国家戦略特区の議事録に目を通していない。だから特区提案を具体的に検討する、総理出席のないワークンググループ会合での有識者会議が、議事にどれだけ強い影響力を持つかという基礎知識さえなしに質問してるのだ。
一層興味深いのは、安倍に挑発されて医学部と獣医学部の違いに宮崎が答えようとするのを玄葉が阻止している点である。身内議員が馬脚を現すのを懸念したわけである。
全編を読んでも安倍の答弁は、我慢強く丁寧だ。
もしテレビや新聞が、この日の主要なやり取りを充分に報道すれば、国民の大多数は政府の説明に納得したであろう。
それが、朝日の見出しでは「首相の答弁 不審感が募るばかりだ」となり、社説では「驚き、あきれ、不信がいっそう募る」となる。
こうして、事実は報道せず、延々と見出しによる「創作」が続く中、六月九日、政府は、サミットから帰国した安倍の指示で、ようやく文科省文書の調査に方針を転じた。
今回は、文科省はチェックの範囲を大幅に広げ、百万以上のファイルを検索にかけた。さらに関係職員が持っている紙でも、個人フォルダ、メールボックスに入っているものまで含めて提出を支持した。
政治による再調査の結果は六日後の六月十五日に出た。
その際、記者会見で配布された資料に、マスコミの圧力で行政が歪められたことへの政府の懸念が滲み出ている。
なお、行政文書であっても、政策の意思形成に関わるものであって、行政機関相互間の率直な意見交換が不当に損なわれる等のおそれがあるもの、個人のメモや備忘録は、公開しないこととしているが、国民の声を真摯に受け止めて徹底した調査を行うという特例的な調査であることから、文書の存否について、通例とは異なる対応を行うこととしたものである。
それはそうだろう。
違法性がないのに、国会とマスコミが組んで大騒ぎを演じるたびに、内部文書の公表に政府が追い込まれるなどという事態をこれ以上許せば、日本の行政は崩壊する。
だが、六月十六日、朝日新聞の朝刊は、政府のそうした懸念をよそに「『怪文書』一転、あった」と、結果として誤報となる記事も交えて、相変わらず鼻息荒い政権攻撃である。
「官僚『官邸、細部まで指示』」 「異論許さぬ政権体質明らかに」
といった文字が躍っている。
「『官房副長官が指示』メール」ともあったが、それは加計学園の獣医学部新設を決定する過程に副長官萩生田の指示があったと見える七文書が新たに見つかったことを指す。
萩生田は、この文書をただちに全部否定したが、朝日新聞は逆に、萩生田と文科省が文書の内容を巡って対立しているとして、萩生田の言い分を全く度外視した紙面を作り続けた。この文書内容は後に文科省自身も誤りを認め萩生田に謝罪している。もはや、朝日は偽文書を元に政治家を叩くことにさえ躊躇がないのである。
六月十八日の朝日朝刊も相変わらずだ。
「認めない 調べない 謝らない 政府、 終始『3ない』答弁」とやる。
社説でも「安倍政権『議論なき政治』の危機」「政府 空疎な強弁」と書く。
こうした安倍攻撃の延々たる「創作見出し」の中、六月十九日に至って、獣医学部の招致主である愛媛県今治市についての記事が、何と初めて朝日新聞に出た。
文科省文書スクープからひと月、国会閉会後の事である。こんな露骨な隠蔽があるだろうか。
六月十九日「政治断簡」に、世論調査部長前田直人はこう書いている。
「あったことを、なかったことにできない」という文科省の前川喜平前事務次官も言葉が、最も強烈な印象として残っている。その指摘に向き合わず前川氏の個人攻撃に走った政権の悪態には、国家ぐるみの隠蔽工作劇を見るかのような旋律をおぼえた。国会の影の主役となった前川氏の座右の銘は、「面従腹背」だという。「安倍1強」の闇は、深そうである。
「総理の意向」という言葉を一人歩きさせて、「なかったことを、あったとこと」にし続けたのは誰だったのか。
証拠なき安倍の個人攻撃に走り、自白を強要し続けたのは誰だったのか。
逆に「あつたこと」である文科省文書の中身も、国会質疑の実態も、特区委員や今治市など当事者も、すべて「なかったこと」にし続け、戦慄すべき隠蔽工作劇を仕立て上げ続けていたのは誰だったのか。
本当に深い「闇」は安倍政権の側にあるのか、朝日新聞をはじめとするメディアにあるのか。
こうした隠蔽と虚報で、「なかったことを、あったことにできた」朝日―NHK―文芸春秋―元官僚トップの「悪態」は、真に「戦慄」的ではなかったか。
六月十九日、安倍は、前日の通常国会閉会を受けての総理大臣記者会見で、「加計対応が二転三転した」として、反省の弁を述べた。
「印象操作のような議論に対して、つい強い口調で反論してしまう。そうした私の姿勢が結果として政策論争以外の話を盛り上げてしまった」と安倍は言う。
安倍としては姿勢を転じることで攻撃をかわし国民への印象を変えてゆく一歩だったのであろう。
だが、問題の本質は安倍個人の答弁の姿勢にはない。
知らない事を、本当は知っているだろうと詰問され続けた上、安倍がいかに経緯を説明しても、それは全く報道されず、国会質疑の実態と程遠い「創作見出し」が続いたのである。
政権側が打つ手はより抜本的なものであるべきではなかったか。
政権自身が精鋭の防御チームを組織した上で、安倍と管自らが細部にわたる情報を徹底的、具体的に収集、把握し、受け身の国会答弁ではなく、全体構造を政府側から速やかに発表するしかないということだ。マスコミとは別の自前のロジックを国民に開示し、マスコミの「創作見出し」と政府の詳細説明のどちらが正しいかを政府が広報する新たな体制の構築が必要だ。
マスコミがラウドスピーカーで巨大な嘘をつき続けることを許容しながら、政府中枢に政権防衛の戦略チームがなく、総理大臣が答弁能力だけで印象操作と戦う、これは必敗の戦いになるしかなかったのだ。
六月十九日に報じられた朝日新聞の十七、十八日の全国世論調査で、安倍内閣での支持率は四一%、前回の五月二十四、二十五日の四七%から6ポイント、一月の五四%から見ると一三ポイントも下落した。特にこの六月の調査では「支持する」と「支持しない」が四一%と三七%に接近し、これを潮目に、各世論調査の数字が大幅に下落、政権の危機が叫ばれ始めることになる。
そこに先立つ十六日、自民党幹事長の二階俊博は、夜のBSフジの番組で加計学園問題での集中審議を巡ってこう発言した。
「大騒ぎをして頂いたが、このことで国会審議が左右されることは、ばかばかしい話だ」と。
もし加計問題が本当の不祥事であったなら、与党幹事長のこうした発言は、辞任に値する。それが辞任どころか小さな記事で終わったのは、野党もマスコミも、この事件がばかばかしい空騒ぎであることを自覚していたからだ。
マスコミと野党が組んでの、これ程大規模な国民に対する情報謀略は戦後史上、さすがに例を見ない。
私自身、二階の発言に付け加える言葉は無い。
何一つ語るに値せず、論じるに値せぬ架空のスキャンダルに狂奔する異常な言語空間を渉猟し続け、吐き気を催しながらこの章の筆をおく。
第5弾(終)
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
足立康史衆議院議員がH29.11.15文教委員会で朝日新聞が捏造新聞だ!と言った証拠はこれ。第4弾。
「森友、加計事件」朝日新聞による戦後最大の報道犯罪。小川栄太郎著。
どんどん売れてますね~。
これを読めば、朝日新聞が捏造して森加計事件をでっちあげていく様子が手に取るように理解できますね~。
第3弾の続きを書きますが、3弾の続きは前川喜平という人間がどういう人物なのか詳しく書かれていますが、この点については当ブログの最後に書きたいと思いますので、ご了承ください。
朝日は火をつけ、火は燃え広がる
さて、再び朝日新聞に戻る。
五月二十六日「池上彰の新聞ななめ読み」が余りにも稚拙すぎて目を引くので、ご紹介しておこう。
(記事)
加計学園の新学部に関し、安倍晋三首相の意向が働いたかどうか。これが最大の焦点でした。それを示す内部文書が文部科学省の中にあったというのですから、スクープです。(略)
都合の悪い文書の存在が明らかにされたため、関係者たちが右往左往している様子がわかります。
全て誤りである。
新学部に関し、安倍の意向が働いたかどうかは本来の焦点ではない。受託収賄に類する何らの証言もないまま、友達だから「意向」があったかもしれないというのは森友問題同様の魔女狩り裁判である。池上がジャーナリストなら、まずはこの贋造された「焦点」に疑問を表明すべきではなかったのか。
しかも、朝日新聞のスクープは入手文書を公表していない。池上がまともなジャーナリストなら、そこをまず疑うのが当たり前だろう。
そして又、「都合の悪い文書」だから政府関係者が右往左往したのではない。出所不明の文書によってマスコミと民進党の「追及」が始まったから対処しようがなかったのである。
しかし、
政権中枢や自民党の対応もまた鈍すぎたのだ。
前川の証人喚問を野党側が求めていることに対して、自民党は五月二十六日、民間人であることなどを理由に拒否した。
文科省文書についての調査要求も拒み続けた。六月十八日の会期末まで、それで押し切ろうという腹だったわけである。
自民党の国対委員長である竹下亘は、「前川氏は文科省を辞めた民間人だ。現職の時になぜ言わなかったのか」として拒否し、公明党の井上義之幹事長も記者会見で「重い立場にあった人間が辞めた後に言うのは理解できない」と前川を非難した。
一連の対応すべてが稚拙である。
前川はその「重い立場」を利用して、文書の存在を確言したのである。今更、前川のモラルを問うても、文書は消えない、前川が何者かではなく、彼の地位と文書の実在が今問題にすべき全てなのだ。
朝日新聞、NHK、文芸春秋、元官僚トップが組んでいるのである。今更政府が前川の人格を嫌味たらしく小出しに非難すれば、政府与党の逃げを指摘され、火事は大きくなり続けるに決まっている。
ここまでくれば情報謀略による倒閣運動だ。戦力の逐次投入で火消しなどできない。森友学園ではそれは証明済みではなかったか。
こうして、政府の対応が後手に回り続ける中、五月三十日の朝日新聞には、また前川の取材記事が一面トップで出た。単独取材、記者会見に続き、二週間で三度目の前川証言のトップニュースである。
「『総理は言えないから私が言う』首相補佐官、前次官に要求」が見出しだった。
前日、北朝鮮は弾道ミサイルを三週連続で発射し、日本のEEZ内に着弾したが、そのニュースを抑えての堂々の朝日新聞1面トップである。
前川が、丁度文科省文書が書かれた平成二十八年九~十月に和泉洋人首相補佐官と複数回面会した時の会話内容を証言した、それがスクープの内容だ。
見出しを見ると、総理の露骨な圧力があったかのように見える。「要求」のに文字も、何かの不正な利益の強要を連想させる。
ところが、記事を見ると、この時期、和泉に呼ばれて密室で二人きりで会った時の会話の断片が書かれているに過ぎない。
「和泉氏から、獣医学部の新設を認める規制改革を早く進めるように、という趣旨のことを言われた。『加計学園』という具体名は出なかったと記憶しているが、加計学園の件であると受け止めた」と証言。そのうえで「この時に和泉氏から『総理は自分の口から言えないから、私が代わって言う』といわれたことをはっきり覚えている」と語った。
この面会で前川氏は和泉氏に明確な返答をしなかったといい、「大臣(松野博一文科相)に直接伝える必要はないと思い、面会の趣旨だけを担当の専門教育課に伝えた」と説明した。
引用を読めば明らかなように、一方的な会話の暴露や感想に過ぎない。
裏の取れないそんな「証言」を1面トップにするだけでもどうかいしている。
その上、前川は、最大の論点である安倍が加計の便宜を図ったかについては、「『加計学園』という具体名は出なかったと記憶している」と言っている。何のためのスクープなのか。
さらに証言には奇妙な点がある。
前川は和泉から「総理が言えないから私が言う」と言われたと証言している。先に出た藤原豊審議官とは違い、総理補佐官は実際に総理の右腕だ。その人物からここまで強い表現を使って示唆されたのが本当だったなら、前川はなぜ大臣にそれを伝えなかったのだろう。
この案件が行政のトップである総理の意向だと総理補佐官から言われれば、当然大臣の松野か、副大臣の義家に話をもってゆかねばならない。
総理が絡んでいれば政治案件であり、事務方ではお手上げだからだ。
ところが前川は「面会の趣旨だけを専門教育課に伝えた」という。
首相補佐官に「総理が言えないから私が言う」と言われたほど重大な件を担当課に伝えても、彼らは途方に暮れるだけではなかろうか。
おまけに妙な言葉遣いが見られる。前川によれば担当課には「面会の趣旨だけを」伝えたといおうのだ。逆に言えば「総理が言えないから私が言う」という和泉の言葉そのものは担当課に伝えていなかったということだろう。
要するに一番肝心な「総理は言えないから私が言う」という和泉の「科白(セリフ)」は、前川1人が密室で聞き、証人も誰もいない話でしかないのである。
これ又既視感に襲われる。密室での百万円の授受が大きな争点となった籠池のケースである。
六月一日の朝日新聞も、全く同工異曲(*外見は違っているようだが、内容は同じ)だ。
前川が加計学園理事で元内閣参与だった木曽功と面会したことを一面で大きく報じている。
「加計学園理事の内閣官房参与 新学部 前次官と話題に 面会認める 圧力は否定」
「前次官『よろしくと言われた』」という見出しが躍る。
本文を読めば失笑する他ない。文科省OBで加計学園の理事が前川のところに進捗状況を探りに来たというのである。獣医学部新設は五十二年間禁じられてきた岩盤規制である。次章で書くが、この数年、突破する側も、阻止する側も、それぞれに人脈を動員して活発に動いていた。木曽の場合もそのエピソードの1つに過ぎない。行政案件に限らず、何かが機関決定される前に、関係者や権限者が活発に動くのは当然だろう。
が、これは朝日の情報操作の高等戦術だった。
そうして、ともかくも、文科省文書、和泉補佐官、木曽内閣参与と駒を揃えたところで、社会面に「文科省へ要求 複数ルート」と題し、「内閣参与」「首相補佐官」「内閣府」という三本のルートで、獣医学部新設が要求されていたという大見出しを打ったのである。
安倍が官邸ぐるみで「自分の意向」を通そうとしていたという筋書きだ。
見出しを眺める読者の頭をスクリーニングしてゆく洗脳である。
朝日新聞の幹部が、日本国中を巻き込む創作劇を日々演出している自分に陶酔し始めている気味合いが感じられる。
しかしここまで容赦なく虚報を重ねて叩けるのは、裏返して言えば、加計問題は朝日が警戒心なくふるまっても安心できる素材だったからだとも言える。
和泉にせよ、木曽にせよ、霞が関機構での強力な利権の網の目を差配する権限者であるのは事実である。それを4ここまで叩けるということは、これがマスコミ側が利権に写っていない件だからだという事ではあるまいか。
例えば同じ戦略特区でも、四十二年ぶりの医学部として開学した国際医療福祉大学の方は、マスコミ自身が役所と結託するかのように利権に組み込まれていた。なにしろ同大には、以下の人たちが天下りで役員や理事などに入り込んでいるのである。
宮地貫一(元文科事務次官)副理事長(大学設立当時。現在は役員に名を連ねず)
佐藤禎一(元文科事務次官)教授
渡辺俊介(日経新聞論説委員)教授
丸木一成(読売新聞医療情報部長)教授、医療福祉学部長
水巻中正(読売新聞社会保障部長)教授
金野充博(読売新聞政治部)教授
木村伊量(朝日新聞前社長)特任教授
大熊由紀子(朝日新聞論説委員)教授
いやはや凄まじい。
一体いつの間に、日本大学教授は、地味で真面目な研究者の為のポストから、新聞社幹部の老後の荒稼ぎ先に成り下がったのか。
学問を舐めるのも大概にしたらどうなのか。
逆に言えば、こうして役所とマスコミ両方にうまい汁を吸わせておけば週刊誌やネットで小ネタにはなっても、到底、新聞、テレビで叩けはすまい。マスコミ全体主義が強化される昨今の日本で、こうしてマスコミと役所を同時に取り込んでおくことは、何よりの保健なのである。
逆に言えば森友と加計で朝日をはじめ全メディアが遠慮解釈なく大騒ぎを演じられ続けたのは、どちらも利権構造と無縁の案件だったからだ。
また、安倍晋三が利権とよほど縁のない政治家だという証左だと言えるであろう。
そこを頭に入れながら、朝日の次の社説を読むと、日本の現代社会の真の権力構造がほの見える気もしてくる。社説での、現職総理に対するこの見下したような物の言いようは、ただ事ではあるまい。
特区であれ、通常の政策であれ、行政府として、それを進める手続きが妥当であると国民や国会から納得が得られるようなものでなくてはならない。なのに首相は自ら調べようとせず、「私が知り合いだから頼むと言ったことは一度もない。そうではないというのなら証明してほしい」と野党に立証責任を転嫁するような発言をした。考え違いもはなはだしい。(五月三十一日)
第4弾(終)第5弾に続く、
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
足立康史衆議院議員がH29.11.15文教委員会で朝日新聞が捏造新聞だ!と言った証拠はこれ。第3弾。
「森友。加計事件」朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪
小川栄太郎著。
絶賛発売中ですね~~~~。
何故半年以上も繰り返し国会で追及しても追及しても総理の関与やお金のやり取りなど出てこないし、一向に犯罪の臭いすら出てこないのか?
それは、そもそも朝日新聞が捏造記事を世間に振りまいたからなのですね~。
この本を読めばすーっと事実が見えてくる森友加計問題。
一番悪いのは仕掛けた朝日新聞だったのです。
それでは第2弾からの続きをご覧ください。
小川さんの著書丸写しなのですが、是非本を買って読んでくださいね~~~~。
第2弾からの続きです。
↓
政府の対応後手に、ほくそ笑む朝日新聞。
官房長官の菅義偉は、朝日のスクープが出た5月17日の記者会見で
「全く、怪文書みたいな文章じゃなでしょうか。出どころも明確になっていない」と「怪文書」扱いにした。
朝日新聞上層部は内心、狂喜したに違いない。
すぐ後に、前川という証人を出すつもりだった朝日新聞としては、菅が否定を強く打ち出すほどに、後から菅野信用が失墜することになるからである。「怪文書」とまで言い切ってくれれば、前川の登場の効果は絶大になる上、盤石を誇っていた菅の危機管理能力への安倍や政権周囲の信頼が揺らぐ。政権内部の信頼感情を分断する効果も狙えるわけだ。
だが、実際には菅の感覚そのものは正しかったのだ。
誰が書いたか、何に使ったか、内容への責任はだれが担保するかが1つもはっきりしない文書が外に流出する。内容の真偽以前にそれだけで怪文書というべきだからだ。
さらに、誰が書いたかわからないメモ書きに「総理の意向」と書かれていたら、書かれた総理の側に説明責任が生じたり総理側のスキャンダルになるなどということを1度通用させれば、行政も政治も、いや、どんな組織だろうと組織そのものが崩壊するだろう。言うまでもなく、内輪の駆け引きや辛辣なコメント、部外秘、また同じ組織内でも他部署に秘しておくべきメモはどんな組織にもある。家族の間でも見せれば長年の信頼が崩壊するようなメモ書きはいくらでもあり得よう。1度こんな文書に権威を認めてしまえば、今後、どんな役人テロ、クーデターも可能になる。
だが、菅を含め、政権中枢の判断は、森友騒動の後だったことを考えると、甘かった。筋論が筋論として通用しない三カ月を経た後だったのである。しかも、この文書は、朝日新聞が一面トップに出し、前夜にNHKが同じ情報を報じている。民進党も同時にチームを立ち上げた。組織ぐるみでの情報の裏付けがあったと見なして、即座に最大限の対処に入るべきだった。
まして文書郡B(朝日が黒塗りで見えなくした文書)の内容を把握すれば、何らの違法性や不当な介入が書かれている訳ではない事はすぐに分かったはずだ。
むしろ出所不明の文書をNHKが初報した点を重視し、政府側が強い意志で調査を指示すべきだった。
国歌公務員が内部情報を告発した際、「公益通報者」として保護されるのは、違法行為の告発に限られる。今回のように違法行為を全く含まない文科省内部メモがよりよってNHKに流出したとなれば、これは報道の自由の範疇を超える。そのけじめを断乎最初に政権が主導すべきだった。
ところが、文書の性格を明確に位置付けることもないまま、政府は型通りの文書調査を行う。個人のパソコンは確認しなかった。違法性が無いのに、内部文書を個人レベルまで精査するのは、人権問題だからである。ところが、これが情報隠蔽のように攻撃された。
個人情報の精査は拒むというのなら、政府は人権問題を強く打ち出すべきだった。
人権問題と内容に違法性が無い事を盾に個人情報の調査は拒みつつ、文書内容については「怪文書だから関知しない」という建前に逃げずに、先手で政府見解を出す。初動はそうあるべきではなかったか。
(中略)
いずれにせよ、こうした政府の‶気のない対応″のなか、前文部次官による証言という爆弾が炸裂することになる。
前川喜平登場
五月二五日、朝日新聞は前川喜平前文部科学事務次官の単独インタビューを一面に掲げた。証言を一面と社会面で、それ以外の記事を含めれば、この日、朝日新聞は、加計問題だけで実に八件の記事を掲載している。
前川によれば、取材申し出はNHKと朝日からだったが、NHKは報道しなかったと後で怒ってみせている。が、これはNHK内部の力学を頭に置いた政治的発言のように思われなくもない。(*時の政権に媚びるかのようなNHK。権力が抑え込んだような印象操作をするため、)
平成二十九年、籾井勝人前会長から上田良一会長体制に交代して以後、NHKの報道は社会部極左の主導力が目に見えて増し、放送法遵守を組織是とするNHKとして異例の事態が発生している。前会長の籾井は発言が軽く、メディアでも散々叩かれたが、放送の中立性を守る重しになっていた。現会長の上田は、穏便な実務派であるが、報道内容については、タガが外れたように野放しだ。
実は、NHKの五月十六日(朝日新聞が黒いグラディエーションを掛けた一発目の報道をした前日)夜十一時のスクープにしても奇妙な点がある。
『週刊ポスト』が次のように報じているが、事実の裏が取れないのである。
「報道機関として先にスクープを打つのは名誉なことですが、1発目が黒塗り報道だったため、まるで我々が後追いしたような形になったのは非常に不本意です。これらはすべて『小池さん』の指示だったと言われています」(NHK中堅局員)
「小池さん」とは、今年4月の人事異動で報道局長になった小池英夫のことである。
NHK政治部で長く自民党を担当し、政治部長も務めたことから、現政権とのパイプも太い。NHK報道局記者の話。
16日放送直前、小池さんが〝こんなものは怪文書と同じだ″と言い、問題の部分を黒塗りして放送するよう指示したそうです。文書を入手した社会部の記者の中には爆弾スクープを不発弾にされたと不満を漏らす者も少なくなかった。(『週刊ポスト』2017年六月二十三日号)
むろん、この文書は既に書いたように普通に見せられれば「怪文書」であって、常識ある報道局長なら裏をとらずに報道する事を許すはずはないだろう。ところが、その時間、小池は既に退社して局内にいなかったとの情報がある。それどころか社会部長さえこの報道を知らなかったともいう。すると話は逆になる。報道局長や社会部長に見せれば裏を取れと言われるから、7時や9時のニュースでスクープせず、わざとノーチェックになる深夜帯に、極力さりげなく放送した。
NHKの社会部にしてみれば、朝日新聞と共同で前川のネタを追いかけてきたのにスクープを逃がすには惜しい。そこで形だけでも先陣を切るため手管を弄した、そうも推察されないだろうか。だがこうした掟破りのスクープがNHK内で許されるとしたら、報道局長、社会部長以上の「意向」か「圧力」が現在のNHK内にあり、前川とのつながりもより根深いものだという可能性が出てくる。
いずれにせよ、前川のインタビューは、朝日の単独公表となった。
見出しは一面に「前文科事務次官『文書示された』」と大きく踊る。
菅が「怪文書」と切り捨て、文科省調査で存在しなかったとされる文書を、前文科事務次官が「文書はあった」と証言したのである。効果的な政府攻撃となった。
見出しはさらに「獣医学部の新設計画『行政が歪められた』と続いている。
つまり、「総理の意向」により「行政がゆがめられた」という構図である。それを文科省元トップが証言した事は重い。
(記事には)
前川氏はこの文書について「獣医学部新設について、自分が昨年秋に、担当の専門教育課から説明を受けた際、示された」と証言した。同氏によると、昨年9月9日10月~31日に計6回、専門教育課長や課長補佐らと事務次官室で獣医学部の新設について打ち合わせをした。(同日付朝日新聞記事より)
前川は、菅が「怪文書」とし、文科省が調査で文書をなかったと結論した事に対して「あるものが、ないことにされてはならないと思った」と証言に立った理由を説明している。
そしてこう語る。
文科省がそれらの言葉を持ち出され、圧力を感じなかったといえば、うそになる。「総理の意向」「最高レベル」という言葉は誰だって気にする。私だって気にしますよ。ただ、あくまでも内閣府の審議官が語ったという言葉なので、真実はわからない。
だが、これはおかしい。
「総理の意向」の発言をしたとされるのは藤原豊審議官である。熱意は人一倍強いかわり、強引な手法への批判も聞こえる。だが、藤原は、内閣府の経済産業省大臣官房付審議官だ。霞が関の序列の中でも、「審議官」という肩書はややこしく、様々な立場の審議官が存在する。例えば、単純に内閣府審議官といえば、次官に次ぐ内閣府ナンバー2になる。だが、藤原は経済産業省大臣付審議官、その序列は局長と課長の間であり、カウンターは文科省担当課長だった。
藤原が折衝した文科省の担当課長と前川事務次官の間には、担当課長→官房三課長→次長→部長→官房長、局長→審議官→次官という極端な地位の隔たりがある。霞が関という序列社会において前川(次官)はそれほど「偉い人」なのだ。
逆に言えば、課長とカウンターの藤原が総理と用談できるはずもない。
そうした藤原が「総理の意向」を持ち出しても実際には安倍の具体的な意向と関係ないことなど霞が関の常識だ。前川が藤原の言う「総理の意向」を気にする筈(はず)は元々なかったのである。
逆に安倍の側にしてみれば、もし何らかの強い意向があれば政治家ルートを使えばいいだけの話である。文科大臣の松野は安倍と同じ派閥清和会の身内だし、副大臣の義家弘介は子飼いなのである。
ところが、そうした事情に口を閉ざし、前川は、このインタビューで、逆にもっともらしくこんな「反省」をしてみせるのだ。
(前川)
本当は私自身が内閣府に対して「こんなことは認められない」と強く主張して筋を通すべきだった。反省している。
今さら反省する必要などない。なぜならば、後で明らかにするように、文科省文書では、松野大臣も義家副大臣も「強く主張して筋を通す」のが当然と考えており、義家が内閣府、農水省と「筋を通」して折衝している様がはっきり描かれているからだ。前川に「反省」が必要だったとするなれば、大臣と副大臣を働かしておいて、自分は何も仕事をしていなかったことであろう。
何よりもやりきれないのは、この反省が、実は「総理の意向」に抵抗するのは不可能だったと強く暗示するための、反省を装った安倍攻撃だという点だ。
やり口が汚い。
そして、その先で前川は「行政がゆがめられた」と証言するのである。
(前川)
獣医学部の新設を認めるのは文科省だ(が、獣医師の需給見通しを示す)農水省や(公衆衛生を担当する)厚生労働省が、獣医師は足りていないというデーターや、生命科学など新しい分野で必要な人材のニーズなど示さない中では、本来は踏み切れない。踏むべきステップを踏まずに飛び越えろと言われたように感じ、筋を通そうにも通せなかった。行政がゆがめられた。
農水省や厚生省から獣医師数が不足している根拠が示されなければ、文科省としては獣医学部新設に踏み切れないと前川は言う。これは確かに文科省の公式の立場である。だが、その規制が52年続いていることは既に述べた。これにどれほどの歪みがあり、規制絶対推進派と規制打破派のどんな戦いがあったか、それは後で述べよう。
いずれにせよ、前川の「行政が歪められた」という一言が、この後、マスコミを埋め尽くすことになったのは言うまでもない。
第3弾(終)
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
すべては朝日新聞の隠蔽に始まった
こうして、森友問題から加計問題に賭場を換え、朝日新聞の安倍叩き第2幕は開幕した。
実際、記事の質量で見ると、森友問題が如何に偽装された問題に過ぎなかったかは明白である。
森友報道の初出の2月9日から、文科省文書スクープが一面トップを飾る5月17日までの九十八日間の間、森友関連記事数は二百二十三本だったのに対し、良く五月十八日からの同じ九十八日間の八月二十三日までの森友関連報道は、森友と加計を並べて扱った社説などを含めても、五十一軒に激減し、しかも扱いはごく地味なものばかりになっている。
疑惑が真に実在するものだったら、このような不自然な記事件数の激減は生じまい。
実際この日からシャワーのように続く加計問題記事も、中身は空疎そのものだ。しかも、先に簡単に(前回の第1弾で)触れたが、朝日の報道内容には当初から重大な隠蔽がある。
スクープ記事本文を詳しく解析してみよう。
五月十七日のスクープには同紙が入手した一連の文書の内容が次のように紹介されている。
(記事には)
朝日新聞が入手した一連の文書には「10/4」といった具体的な日付や、文科省や首相官邸の幹部の実名、「加計学園」という具体名が記されたものもある。加計学園による獣医学部計画の経緯を知る文科省関係者は取材に対し、いずれも昨年9~10月に文科省が作ったことを認めた。また文書の内容は同省の一部の幹部らで共有されているという。
これは文書が、具体的であること、又、幹部で共有されていたと同紙が伝聞したこと、要するに信憑性のある文書だということの説明である。
では朝日は、文書の中身をどう紹介しているのか。
(記事には)
「平成30年(2018年)4月開学を大前提に、逆算して最短のスケジュールを作成し、共有いただきたい」と記載。そのうえで「これは官邸の最高レベルが言っていること」と書かれている。
一方、文科省側については、朝日は次のように紹介する。
(記事には)
松野博一文科相が「大学として教員確保や施設設備等の設置許可に必要な準備が整わないのではないか。平成31(2019)年4月開学を目指した対応とすべきではないか」とし、18年の開学は難しいとする考えを示したことが記載されている。
一方、「大臣ご確認事項に対する内閣府の回答」という題名の文書には、(記事には)(愛媛県)今治市の特区指定時より『最短距離で規制改革』を前提としたプロセスを踏んでいる状況であり、これは総理のご意向だと聞いている」と記されている。
つまり、文部大臣は難色を示しているが、内閣府側が「官邸の最高レベル」「総理のご意向」などの文言を使って強引に事を推し進めているという構図である。
とりわけ朝日新聞が「総理のご意向」との文言を大見出しにし、リードを「安倍晋三首相の知人が務める学校法人『加計学園』と書き出しているのは、今後の朝日新聞の報道方針、(というより闘争方針というべきだろう)を象徴する。この後、朝日の報道は、毎回必ず、「安倍晋三首相の友人が理事長を務める学校法人『加計学園』(岡山市)」という文言と、「『総理の意向』『官邸の最高レベルが言っている』などと書かれた文書」という枕詞付きで、記事が書かれ続けるのである。
森友学園の時には、安倍の関与が初めからあり得ないとわかっていながら、朝日新聞はスキャンダルを仕掛けた。
しかし、大阪の地元役所の裁量には問題があった。財務省が藪蛇を怖れて答弁を手控えたことが、事件を長引かせる理由となった。籠池夫妻のキャラクター、昭恵夫人バッシングという、仕掛けた側も予想外の材料が次々に飛び出して事を大きく見せていった。ついには籠池の数々の詐欺と破綻が来る。安倍スキャンダルは嘘だったが、森友=大阪役場スキャンダルは実在したのであった。
ところが、加計学園問題は更にひどい。全編仕掛けと捏造で意図的に作り出された虚報である。偶然の波乱含みだった森友の場合と違い、今回は朝日新聞が明確に司令塔の役割を演じ、総てを手の内に入れながら、確信をもって誤報、虚報の山を築き上げてゆく。
何よりも驚くべきは、前川喜平たった一人の証言で二カ月半、加計問題を炎上させ続けたことだ。
森友騒動の時には、当事者は地方局や大阪府の役人で、財務省もこれを庇い、真相を明らかにし難い面があった。だが、加計は違う。国家戦略特区で認可した八田達夫、原英史ら専門委員にせよ、獣医学部招致の起案者である前愛媛県知事加戸守行にせよ、文科省で調整を主導した副大臣の義家弘介や責任大臣である松野博一にせよ、官邸から圧力をかけたと報道された官房副長官萩生田光一にせよ、取材を全く拒んでいない。
さらには、この問題で加計学園の認可に強力に反対してきた日本獣医師学会やその背後にいる大物議員たち、石破茂、麻生太郎ら、、、の存在をきちんと報じなければ、本当の構図はまるで見えてこない。
ところが、朝日新聞はそれに追随するマスコミは、大騒ぎを演じた二カ月半、これらの当事者をほとんど取材せず、報道もしていない。
前川一人の証言だけで加計問題を報じ続けた。
虚報とすらいえない。
他の当事者全部を隠して前川という(後で検証するが当事者能力ゼロだった人物)一人の貧弱な証言だけで事件を構成しても、全く事実は浮かび上がってこないからだ。
加計問題は比喩的な意味ではなく実際に朝日新聞演出、前嘉喜平独演による創作劇だったのである。
仕掛け、次々と炸裂
朝日新聞が入手した文書と同じ文書郡Bを手に、スクープ当日の衆院文科委員会で初回質問に立ったのは、民進党の玉木雄一郎だ。どう十七日の朝日新聞夕刊は、玉木と文科大臣松野博一の問答を次のように報じている。
民進党の玉木雄一郎氏は(略)「強い総理の意向を受けて、多少無理があってもやらなければならない。仕方なしに物事を進めたいという思いが大臣自身になかったか」とただした。(略)松野博一文科相は(略)「設置認可をしっかりと審議するというのが私も文科省も一貫した姿勢だ」と答弁。
松野が「総理の強い意向」など全く知らず、気にもしていないことは、実は玉木が入手していた文科省文書にはっきり書かれているのである。
玉木はそれを隠して、以上のような「科白(セリフ)」を国会で語る。そして朝日新聞も、文書内容を隠して、こうした科白部分だけを切り取って報じる。
一方、翌五月十八日の「時時刻刻」で、朝日新聞は「獣医学部の新設は、獣医師の増えすぎを抑えるという理由で、長年、文科省が認めてこなかった」と、獣医師の需要について一言で片づけている。この後、六月八日まで、朝日新聞には、獣医師の需要や現状について、一本の概観記事も取材記事も出ない。
異常なことだ。
加計学園の案件は、獣医学部新設問題である。
獣医学部を巡る状況を説明する記事が一本もなければ、話の土台が購読者に全く伝わらないはずではないか。
朝日新聞はこの記事で「長年、文科省が認めてこなかった」と簡単に片付けているが、長年とは五十二年なのである。時代の流れで自然にその業態がすたれて、新規参入者がきえてしまうというなら分かる。だが、省庁が特定の業種について五十二年間も新規参入を禁じてきたと言うのは、それ自体おかしくはないだろうか。
ところが、朝日新聞はその問題に全く立ち入らない。なぜなら、ここで獣医学部規制を巡る長年の歪みを報じてしまっては、「総理の意向」が吹き飛んでしまうからだ。
安倍に打撃を与えるためなら、文科行政の多年の歪みも獣医師業界の実態も、朝日新聞にとってはどうでもよかったということになる。
さらにこの「時時刻刻」では同時期に申請していた京都産業大学の件も書かれている。
(記事)
京都府と京都産業大(京都市)も関西圏特区で獣医学部をつくることを提案していたが、この日の諮問会議で、獣医学部の「空白地域」に限って新設を認めるという方針が示されたため、京産大は断念した。このとき、加計学園が選ばれるレールが敷かれた。
平成二十八(2016)年十一月九日の国家戦略特区諮問会議が獣医学部新設を巡る方針を出した。その中に「広域的」に獣医学部が「空白」な地域に限って新設を認めるとの文言が入った。この文言のために、直ぐ近くに大阪府立大学獣医学部がある京産大は、新規参入を断念せざるを得なくなり、加計学園が選ばれることになったと記事はいう。
要するに、「総理の意向」で、他の新規参入者を締め出す文言に加えて、加計学園に認可を与える流れを作ったというのが朝日新聞が誘導したい筋書きである。
これは、この後マスコミを乱舞する「はじめに加計ありき」なるキャッチフレーズのきっかけとなる記事だった。
まず断っておかねばならない。広範な誤解があるが、この事案では加計学園のみが特区指定を受けたのではない。国家戦略特区は、地方自治体の広域的、総合的な地域開発提案に対して指定されるもので、今回の特区指定は、広島県と愛媛県今治市の共同提案に対して認可されたものである。この共同提案によって十四事業が既に推進されている。加計学園はそれらの一つに過ぎない。加計学園のみに焦点を当てた議論がそもそも全くおかしいのである。
また特区の特長として、最初の認定者が軌道に乗れば、第二、第三へと拡大してゆくのが原則である。加計学園はすでに十年間に様々なかたちで十五回も獣医学部の申請を行い、総て却下されてきた。
それらを踏まえれば、もし誰かが加計学園の参入を狙って条件を操作するなら、複数の特区提案に獣医学部が入っていても、同時に認可が通るよう参入基準を緩め、落選の確立を下げようとするのが普通だろう。それが難しければ、来年度以降、獣医学部が第二、第三番目の認可へと確実に道が開けるような覚書を付して、将来の参入幅を事前に確保しておこうとするに違いない。なぜ、加計学園の認可を進めたい人間が、参入幅を狭くする文言を付け加えようとなどとするだろう。理屈が逆なのである。
実際は、参入枠を一校に絞ろうとして強く圧力を掛け続けたのは、安倍でも官邸でもなく、日本獣医師学会だった。
後で書くが、獣医師会会長の蔵内勇夫自身が会報誌でその事を明言しているのである。
だが、その事実は一切報じられなかった。「広域的」を付言することで安倍が「初めに加計ありき」を図ったとのデマが数か月にわたり定着することになったのである。
*足立康史衆議院議員がH29.11.15文教委員会で朝日新聞が捏造新聞だ!と言った証拠はこれ。第2弾。
終。第三弾に続きます。
↑
参入枠を1校に絞らせた日本獣医師学会。2校以上になると困るから、せめて1校にせよと圧力をかけた。その一部始終を当時担当だった山本大臣が証言している。嘘じゃないので、獣医師会は反論できない。その山本大臣の証言は以下をご覧ください。
昨年11月17日の日本獣医師会との会合で、私から「広域的に獣医学部が存在しない地域に限り新設を認めることになり、パブリックコメントを始めることになった。申し訳ないがご理解いただきたい」と発言した。これに対し、獣医師会側は「それは当然、四国の今治」と決めつけた言いぶりで対応していた。
記事で会合の概要というのが出ているが、この獣医師会側の思い込みと、私の発言を混同したものであり、正確ではない。
また、私からは「京都もあり得る」と述べたところ、獣医師会側は「進めるのであれば今治市のみであることを明記してほしい」との発言もあった。
今治市の財政状況については従来、北村直人(日本獣医師会)顧問から調べるよう要請があり、今治市に聞いたところを概略説明した。その際、あくまでも公募が大前提であるため「事業実施主体」といった表現をしており、加計学園と特定して言ったことは全くない。京都の財政状況は話題にもならなかった。
「四国に」ということを切り取られてメモが出たことは正確ではない、残念だ。私は京都もあり得るとはっきり言っており、向こうからは「それは困る」という話もあった。
11月17日以降、私が「京都もあり得る」ということを言ったことに(獣医師会側が)危機感を覚えたのか、「1校にぜひしてくれ」というように強くまた要請してきた。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
「森友、加計事件」朝日新聞による戦後最大の報道犯罪。小川栄太郎著。
皆さん読んでますか~!
だいぶ売れてきたので、少しずつブログでも読めるようにしていこうと思います。
著作権侵害で小川さんに文句を言われた時点で辞める事になりますが、、、、
森友問題、加計問題も朝日新聞のフェイク記事が元になっているのは皆さんも既にご存知の事と思います。
先に加計問題で朝日新聞が総力を挙げて読者を騙そうとしている記事を少しずつご紹介していきたいと思います。
2017年5月17日の朝日新聞朝刊1面です。これが加計学園問題視聴者フェイク記事第1号です。
↓
「新学部『総理の意向』」と横に大きくぶち抜き、学校名も「加計学園計画 文科省記録文書」と見出しを打ち出しています。
朝日新聞のリードはつぎのようなものです。
安倍首相の知人が理事長を務める学校法人「加計学園(岡山市)が、国家戦略特区に獣医学部新設を新設する計画について、文部科学省が、特区を担当する内閣府から「官邸の最高レベルが言っている」「総理のご意向だと聞いている」などと言われたとする記録を文書にしていたことがわかった。
ところがこの朝日新聞の報道には、非常に不自然なことがある。朝日新聞は、入手したスクープ文章の写真を一面左に大きく掲載しているのに、周囲に黒い円形のグラデーションを掛けて、一部しか読めないように細工を施しているのだ。
一見、推理物やテレビドラマのような演劇的な処理に見え、見過ごしてしまう人が多いだろう。が、少し考えれば、新聞がスクープで入手した文書を紹介するやり方としては明らかにおかしい。
何故黒くしてわざと読めなくしているのか?↓
朝日の写真で隠されていた第三節の一行目、二行目は次のような文言だったのだ。
〇「国家戦略特区諮問会議決定」という形にすれば、総理が議長なので、総理からの指示に見えるのではないか。
これは何とした事か。「総理のご意向」が書かれた同じ文章のすぐ下に、「総理が議長なので、総理からの指示に見えるのではないか」と書かれている。もし「総理の支持」があったらこういう言い方にはなるまい。指示がなかったからこそ「総理からの指示に見える」ような操作が必要だと書いている。 この文章はそう読める。
朝日のスクープは、黒い影でこの部分を隠していたのである。
それどころではない。
この日(5月17日)、朝日は後に政府が調査、公開した文書8枚(1部ずれがある)を既に入手していたが、「総理のご意向」「官邸の最高レベル」という、安倍の関与を想像させる部分以外は、文章内容をほとんど読者に紹介せず、未公開のまま今日に至っているのである。
資料は何百ページもの記録文書ではない。文字数にしてわずか六百十一字、本来ならば政権スキャンダルとしてスクープした新聞社が、初報で全文公開するのが当然だろう。ところが全文どころか、朝日が繰り返し報道し続けたのは先ほどの文言2つだけだった。
なぜか。
文書全文を報道すると、朝日が贋造したい「安倍スキャンダル」が雲散霧消してしまうからだ。文書自体は、加計学園の新獣医学部設置が全く「総理の意向」と関係なく折衝が進められていたことを示している。朝日新聞は、最初から世論の誤導を狙って、「総理の意向」でないことが分かってしまう部分を全て隠蔽して報道を続けたのである。
ご参考。
読者を騙すために黒く細工を施しているが、施していない文書はこちら
↓
*第1弾終わり。
↑
まだまだありますから、次回に続きます。
追記
ポコパンさんからのご要望に応えて、朝日新聞の5月17日の記事を読みやすくしました。
↓
| 固定リンク
| コメント (1)
| トラックバック (0)
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
CLP.SEALDs.ブルージャパン TBS れいわ マスゴミ モリカケ 下条みつ 中国 亀石倫子 今井雅人 伊藤信太郎 共産党 前原誠司 北朝鮮 原口一博 古川元久 嘉田由紀子 地方議員、知事 塩村あやか 増子輝彦 大串博志 大塚耕平 大西健介 奥野総一郎 安井美沙子 安住淳 安倍晋三 宮崎岳志 小川敏夫 小川淳也 小沢一郎 小渕優子 小西洋之 山井和則 山尾志桜里 山岡賢次 山岸一生 山本剛正 岡本充功 岡田克也 岩屋毅 川内博史 後藤裕一 徳永エリ 打越さくら 星浩 朝日新聞 杉尾秀哉 松木謙公 枝野幸男 柚木道義 森ゆう子 森喜朗 水岡俊一 永江孝子 江田憲司 沖縄 浜矩子 海江田万里 渡辺周 玄葉光一郎 田中恵美子 田原総一朗 田嶋要 石垣のりこ 石川知裕 石破茂 石関貴史 神本美恵子 福山哲郎 福島瑞穂 稲富修二 立憲民主党 篠原豪 米山隆一 羽田次郎 自民党 芝博一 若狭勝 菅直人 菊田真紀子 萩生田光一 蓮舫 辻元清美 辻恵 近藤洋介 逢坂誠二 郡和子 野田佳彦 長妻昭 阿部とも子 青木愛 韓国 馬場伸幸 馬淵澄夫 高市早苗 鳥越俊太郎 鳩山由紀夫 麻生太郎 黒岩宇洋
最近のコメント