週刊文春2016、7.28号で知事選挙真っ最中にも関わらず、鳥越俊太郎候補の13年前の淫行疑惑を報じた週刊文春。
被害者A子さんの元彼氏で当時の相談相手であり、現在夫になっている、(仮名)永井氏に対して、度重なる説得の末、記事にするまでに至った週刊文春のど根性には頭が下がる。
正にプロ。
13年前当時、週刊新潮が鳥越俊太郎のスケベ暴露記事だったが、週刊新潮はA子と彼氏が締め切り近くになって、「やはり記事にしないでほしい」と強く希望され、その記事をボツにしていた。
週刊新潮がこの時とった行動。何人も記者を動員し、金をかけ、被害者を探し出し、取材ができていたにも関わらず、被害者が二十歳そこそこの学生であり、当時テレビで有名な鳥越氏と戦う事にビビってしまった、彼(A子と彼氏)らの要望を聞き入れて、貴重な取材の成果を断腸の思いでボツにした事も、これも一流の週刊誌と言える。
正にプロ。
そして、このたびの週刊文春の報道で、その封印は解かれた。
13年後にして、(文春のおかげで)やっと日の目を見た、新潮の記事。
それは、当時の記憶に新しい、鳥越自身も忘れていた取材内容だったに違いない。
鳥越氏は、小沢一郎が自身の裁判で使った、弘中弁護士に高い金を使って、週刊文春を告訴したが、週刊新潮に対しても刑事告訴に踏み切った。
選挙費用どころじゃね~な。
週刊文春が最近の取材で、被害者のご主人である永井氏から取材出来た事より、もっともっと詳しく当時A子さんから聞いていた被害の状況など、これは、週刊文春の援護射撃にもなりそうだ。
永井氏は奥さん(被害者)の事を思って、語らなかったのか、それとも記事にしないでもらったのか、「淫行疑惑」というタイトルにした訳は、無理やり全裸にされた(新潮取材にはA子さん本人が語っている)事を知っていたけれど、わざと記事にはしなかったのではないのか?
それでは
週刊新潮が13年前に取材したA子さんの証言を見てみよう。
文春に告白した男性(永井氏)とA子さんに接触したのは、2003年6月。
(山荘淫行疑惑事件は2002年夏だから、事件の10か月後に取材している)。
(新潮の記事)
ひどく落ち込んでいたA子さんは、(当時62歳の)鳥越氏からのアプローチが2002年からあったと語っていた。以下は取材記録からの抜粋だ。
「(2002年)7月半ばくらいから、鳥越さんは毎日連絡して来て、『好きだ』って言われました。初めは冗談だと思っていましたけど、、、、、。
それでも私は鳥越さんを尊敬し、憧れていました。で、この頃、食事に誘われたのですが、何の疑いもなく2人で食事をしました。その後、彼が1人で借りているマンションに行ったのです」
鳥越氏は1989年8月、毎日新聞社を退職し、10月から「ザ、スクープ」(テレビ朝日系)のキャスターに転身。その頃から家賃40万円の品川レジデンスに住んでいた。
「小金井市の自宅から仕事場(テレ朝)に通うのがきついので、そこに部屋を借りていると言っていました。でも、今思えば、ああいうことをしているのが奥さんにバレないようにするため、借りていたのでしょう。私がマンションに付いていったのも、まさかあんなことをする人だと思っていなかったからです。『好きだ』と言ってくれてはいましたが、奥さんもいらっしゃる方ですし。まあ、私自身も軽率だったんですが」
鳥越氏は当時、62歳である。一方A子さんは二十歳前だった。
40以上離れている女性を口説いていたことになるが、
「そのマンションでキスされたんです。すごくビックリしました。それからも『好きだ』と言われ続けて、、、、。
一度、鳥越さんに
『だって、あなたには奥さんがいるじゃないですか』と訊いたことがあります。すると、彼は、
『妻のことは全力で愛している。でも、それとこれとは別なんだよ』と言っていました」
↑
二十歳(ハタチ)前の、未成年の学生に対して、無理やり強引に「キス」することは、淫行に値しますよね。これ、タイトルで争おうとする鳥越氏にとっては、かなりの痛手。
週刊文春はA子さんの事を慮って記事にはしていないけれど、知っていたのでタイトルに「淫行疑惑」としたのではないのか?
(記事に戻る)
それから約半月後の8月初め、俄かに信じがたいことが起きたのである。
(中略)
「鳥越さんの山荘に呼ばれました。なぜ、2人で行ったかというと、彼と仲良くしている学科の友達も『2人で行こう』と誘われていたみたいだから。それが普通なのかなと思ってしまったんです」
↑
今後、他の女性で被害にあった人が出てくる可能性もあるということだな、、、、
(記事に戻る)
最近はあまり使っていないようだが、
「山荘は、けっこう人に貸していたようです。部屋は3つあって、すごく広いリビングと和室と洋室。
もちろん別々に寝るつもりでしたから、私は洋室に行きました。すると、鳥越さんが『一緒に寝よう』と言い出した。彼を信じていましたから、そうしてしまったのです」
↑
ピンクレディーの「SOS」を知らない世代。「男は狼な、の、よ、、、気をつけな、さ、い♬」
しかし、62歳の初老のオジサン、しかもテレビで売れっ子のジャーナリストの世界ではスター的存在の人に襲われるとは思わなかったか、、、、、
(記事に戻る)
A子さんは、自分の甘さを悔いていて、
「鳥越さんは『何もしない』と言っていました。男性が女性を騙す時の上等手段って言われればそうなんですけど、その頃の私には分からなかったのです。田舎から出てきて、男性の裏の目的なんて全然分かりませんでした。鳥越さんに、私を遊び相手にしようなんていう意図があるとは思えなかった。私がバカだったんです」
↑
20歳になったばかりの男性経験の無い被害者だが、今まで(19歳の時)に鳥越氏のマンションに行って、無理やりキスをされた経験があるのに、別荘に2人で行ってしまった。
普通オジサンなら「これは脈あり、イケルかもしれない、いや、絶体イケル」と思ってしまうもんです。
被害者も純情で、世間知らずな女子大生であり同情もするけれど、鳥越氏の弛まぬ努力を思うと、なんとなく分からぬまでも無いような気がする、、、、
要は、それほど、被害者が魅力的な女性だったということか、、、
私(筆者)は50過ぎてるけれど、それほどの女性に巡り合った事が無い。
わが社の女性に、もしも手を出しでもしたら、私の全てが無くなってしまう。
ましてや、お笑い芸能人でもない、ニュース番組のキャスターを業とする既婚の男が手を出した女性とは?クレオパトラか楊貴妃か、、、ご主人はゾッコンなのでしょうな~。それだけに許せないのも、よ~く分かる。(筆者のどうでもいいような感想でした)
(記事に戻る)
(中略)
山荘での一件に話を戻す。
A子さんの証言。
「部屋に入って来られてから、半ば強制的に全裸にさせられました。私、初めてだったから、嫌だって言ったんです。それでも『A子は、こういうことを経験していないから自分に自信がないんだ』『今しておけば、彼氏とする時不安にならない。彼氏との関係もうまく行くよ』と言われれば、そうなのかと思ってしまって、、、、」
(中略)
「嫌がっているA子に『これだけ歳が離れているのに、こんな関係になれるのは素敵じゃない』って言ったんです。憧れの人だから信じてたんですよ」(彼氏の弁)
↑
いや~、言いたくても言えない。かなりの独りよがり。
自分勝手な想いに、彼女を同意に導こうと、老練な62歳のナルシストオジン?がよくもヌケヌケと言いのけている。
「今しておけば、彼氏とする時不安にならない~?」
「爺さんと結ばれる事が素敵な関係~?」
筆者には死んでも口に出せないセリフだ。
(記事に戻る)
だが、最終的に行為は未遂に終わった。
「山荘に行って以降は、2人きりでは会っていません。最近は、騙されたんだなという思いでいっぱい。あー、私のこと面倒くさくなったんだなって。
直接謝ってほしいです。でも、メールを送っても返事すらありません。連絡の取りようがない状態です。そういえば、鳥越さんは、自分は先が長くないと言っていた。激務で睡眠薬を飲まないと、耳鳴りがして眠れないのだとか。年齢も年齢だし、すごく同情しました。
実際、薬もたくさん飲んでいましたが、それも嘘だったのかな」(A子さん)
↑
強制的に全裸にされた事は、週刊文春の記事には書かれていなかった。
そこのところを週刊文春では、
(記事2016.8.4)
まず、このような事件を報道するうえで、被害者に最大限の配慮をすべきことは言うまでもない。小誌が事実として把握していて、記事には敢えて書いていないことも少なくない。
「セカンドレイプ」が社会問題化している昨今なおさらだ。
永井氏(被害者の元彼氏で現在の夫)は語る。
「記事では、未遂と一言でくくっていますが、別荘で実際に何があったか、妻から詳細に聞いています。鳥越氏の人間性を疑うような内容でした。すべてを書けば妻はもう一度傷つきます。妻を守る為に、このような記事になりました」
↑
と述べている。
さて、鳥越氏側、言い分を未だ聞いてない。
きっぱり、記者会見開いて、何処が違う!これは嘘だ!
と、いつもの鳥越節を炸裂させた方が、よっぽど信頼を回復出来て、票も増えるんじゃありません?
「政治的な力が働いているのでは」
と、語ったのだが、
だったら、その根拠を示すなり、事実と違う指摘と併せて、この3日間のうちに緊急記者会見を行えばいいのだ。
そしたら、全テレビ局は放映し、「鳥越さんはやっぱり正しい。鳥越さんを信じよう!」
なんて、有権者は多いはずだ。
実際はどうだったの?
選挙後に開かれるであろう裁判で明らかにするのですよね。
一切事実無根だと言ってますが、全部違うの?
それとも、どこがどう違うの?
知事選の結果より、こっちのほうが楽しみだ。
こりゃまた、公判の傍聴券の列に並ばなきゃだわ、、、、、、
いつも、追及する側のマスコミの星が、政治家に立候補した途端、どんどこ抉られる脛の傷。
政治家の世界とは、なんとも住みにくい世界であるな~。
最近のコメント