インタビューをした石井氏は2022年の盛夏、「旧統一教会」をめぐるルポルタージュ執筆のため、取材を重ね、実際に教団の政治活動に関わっていた信者から、宗教二世、訳あって信仰から離れた者まで、幅広く関係者から話を聞いていた。それから2年が経ち、2024年11月下旬に当時はインタビューを受ける余裕がなかった。インタビューを受ける。とのメール(あのときはマスメディアの取材に応じられるような余裕がありませんでした。陳謝したい。現在も取材対象としてご関心ありましたら、インタビュー取材等、あらためて判断させていただければと考えております)が梶栗氏側から届き、インタビューの運びとなったらしい。
インタビューはなんと4時間半に及んだ。とのことだ。石戸氏は終わに率直な感想を述べている(以下)
四時間半に及んだインタビューは静かに終わった。教団とは別団体のトップであるという建前を超え、言いにくいことも率直に語ってくれたと思う。そして梶栗は「残念」という言葉を十回以上も口にした。文芸春秋本館の玄関で梶栗を見送ったとき、私が感じたのは、彼もまた孤独と社会への不信を抱え込んでいるのではないか、という一抹の不安だった。
と結んでいる。
では、抜粋しながら、見ていきます。
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私(梶栗会長)が安倍先生に初めてお目にかかったのは2010年(平成22年)8月だったと記憶しています。
梶栗氏
私が安倍先生に初めてお目にかかったのは2010年8月だったと記憶しています。当時、教団から”脱洗脳”を口実に、信者の方々を家族が強制的に隔離・監禁する問題が発生し、私たちはこれを”拉致監禁”問題と呼んで政治家の方々へ陳情に伺っていました。そんな中安倍先生の事務所を訪ねたのです。それまで安倍先生とはまったく面識がなかったので、当時のUPFの責任者とともにただ話を聞いてもらうだけでした。それ以上でもそれ以下でもありません。有力議員としては同時期に鳩山邦夫先生ともお会いしています。実際のところでいえば、私たちとしては、鳩山先生のほうが安倍先生よりも深くお付き合いがあった政治家でした。ただ、このとき民主党政権せいたから、私たちがもっとも力を入れて訴えあたかった先は、政権与党であるところの民主党の先生方だったんです。十人はいなかったと思いますが、少なくとも五人以上、大臣経験者も含めて有力な国会議員にお会いし、真剣にお話を聞いていただきました。現在、立憲民主党の代表になった野田佳彦さんの応援も選挙区単位でやっていました。野田さんは今は私たちの事を批判していますが、当時、選挙区で応援してきた信者は残念に思っていると思います。
*自民党が党として組織的に友好団体ではなかったこと。民主党の野田佳彦を応援していたこと。安倍晋三とはそれほど親しくないとこと。が分かりますね。野田佳彦はどの面下げて世話になった教会側を批判しているのでしょうか?
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(統一教会が自民党の北村参議院議員を応援したことに対して)
梶栗氏
政治家個々人の関係がさきにあるんです。なによりも、私たちにとって大事だったのは北村先生があの北村サヨさんのお孫さんだったということです。北村サヨさんが山口県で始めた天照皇大神宮教教団と私たちとは縁があるんです。これは統一教会の頃の話ですが、当時最初期の信者たちは「開拓伝道」といっても縁もゆかりもない土地に、着のみ着のままで行って布教活動をしていたんですね。彼らが山口に行って時、天照皇大神宮教の方々にお世話になったという話が残っています。しかも、岸先生と同郷というご縁もある。そんな接点もあったことから北村先生を応援しようと話がまとまり、写真の面談になったのです。信者も推薦する候補者なのだから、教会トップもいたほうがいいだろうということで出席をしました。
あの場所で撮影した写真を私たちは選挙活動では使っていません。写真自体、信者の方々も報道で初めて知ったというのが事実です。私たちからすると、世界平和連合として参議院の全国区の候補としてこの方を応援したいと報告申し上げ、それに対して、自民党にも喜んでいただいたという認識です。
*北村参議院議員(当時全国比例)を応援したのは、安倍晋三(自民党)の方からお願いしたのではないこと。そして。(写真の)自民党本部に訪問したのも、統一教会がアポイントをとったのではない。ということ。安倍晋三が統一教会と親密なので北村議員を応援してもらった、というようなオールドメディア報道があふれていましたが、全くのデタラメだったことが分かります。このオールドメディアの印象操作は未だにとけていない。オールドメディアに騙されているテレビ新聞しか見ない情報弱者は今現在でもごまんといる。
しかし、この梶栗氏の話はハーバービジネスオンライン*扶桑社が運営するオンライン情報サイトの鈴木エイトの記事によれば、統一教会の内部部文書で、「首相がじきじきに依頼」したという文書を教団内部で回していたことが発見されている。事実だとすれば統一教会側も首相の意向を勝手に捏造したことになる。安倍首相は依頼していないのにもかかわらず、依頼したことにされてしまい、テロ犯人が洗脳されてしまったという可能性も否定できない。鈴木エイトはこの文章(下記写真)がある、ということをこのサイトで報道しているのだが、本当に首相側が「依頼」したのかどうか真実をつきとめる取材はできていない。このハーバービジネスを読んだ読者(テロ犯人も含む)は安倍首相が統一教会に頼んだのだな、と思い込むだろう。
自民党安倍政権と統一教会。2013年参院選時に蠢いた策動<政界宗教汚染〜安倍政権と問題教団の歪な共存関係・第1回> | ハーバー・ビジネス・オンライン
ハーバービジネスオンラインで鈴木エイトが書いた記事
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2013年夏の参議院選挙直前、ある宗教団体が全国の信者に対して以下の内部通達を出した。(証拠写真の内容は)「全国区の北村さんは、山口出身の政治家。天照皇大神宮教(「踊る宗教」とも)の北村サヨ教祖のお孫さんです。首相からじきじきにこの方を後援してほしいとの依頼があり、当落は上記の『踊る宗教』と当グループの組織票頼みですが、まだCランクで当選には遠い状況です。参院選後に当グループを国会で追及する運動が起こるとの情報があり、それを守ってもらうためにも、今選挙で北村候補を当選させることができるかどうか、組織の『死活問題』です」
「全国区の北村さん」とは、2013年の参院選で自民党から比例全国区に立候補し当選した元産経新聞政治部長・北村経夫のことだ。そして北村への「後援」つまり組織票支援を「じきじきに依頼」した「首相」は、前年12月にその座へ返り咲き、第二次安倍内閣を率いていた安倍晋三内閣総理大臣その人である。では、首相みずから「じきじきに依頼した」相手とは如何なる宗教団体なのか。
組織票支援の見返りに国会での追及から「守ってもらう」必要があった「当グループ」とは、霊感商法や偽装勧誘など多くの社会問題を引き起こしてきた宗教団体・統一教会(世界基督教統一神霊協会、2015年、世界平和統一家庭連合に改称)だ。
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鈴木エイトにとっては本当に安倍首相側からが依頼したのかどうかはどうでも良かったのだろう。教団側が安倍首相を利用しているということだけが分かればよかったのだろう。実際は教団が北村氏を応援することを独自で決めた後に北村氏と党本部に行って挨拶を行っているのだった。首相がその場で、「頑張ってください」くらいのことは言うだろうが、北村議員支援を依頼したのは安倍首相側ではない。
そして、今回のインタビューで立憲民主党の代表である野田佳彦自身が統一教会にお世話になっていたこもが明るみに出たことで、オールドメディアは国会議員と統一教会の親密さを取材しまくり批判をしまくる世論誘導は行わなくなるだろう。
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ズブズブの関係!!だと共産党の志位らは言ったけれど、梶栗会長は「私から安倍先生に直接電話したことは一切ありません」
梶栗氏
面会の趣旨として、2020年9月16日に総理在任7年8か月を終えられて、私どもから「お疲れ様でした」とお声がけをしたかったこともあります。日程の調整をお願いした結果、会えたのは総理退任後9か月ほどが過ぎた時期になりましたね。
石戸(インタビュアー)
それだけ梶栗さんは安倍さんと親しかった?
梶栗氏
私から安倍先生に直接電話したことは一切ありませんし、私たちから何かをお願いすればすぐにすべてをべてを聞き入れてもらえるというような関係ではありません。ですから、事務の方々と日程調整のやりとりをして、時間をいただけたのです。(安倍氏の)多くの支援者らと変わらない立場だと思います。
*自民党の北村議員を支援していて、党本部であったことがある団体からの面談要請を引き延ばせるだけ延ばして、おそらく催促も何度もされたのだろう、それでやっとこさ挨拶できたのが総理退任後の9か月後。ズブズブの関係なら、親しい関係なら、一週間も待たせたりはしない。それが9か月も!!これだけとっても、ズブズブの関係だったと宣伝したオールドメディアは視聴者を騙し続けたのだ。
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(テロリストの被告の殺意が)安倍先生になぜ向かったのか、、私には結びつかないのです。
梶栗氏
もしも報じられた通りの動機だったとしても、ではなぜ○○の殺意が安倍先生に向かったのか、、、、、。ここは私の中では、やっぱり結びつかないのです。
*筆者が思うには、犯人は鈴木エイトのブログやこのような記事に洗脳されていたのではないか?と同時に梶栗氏が教団の日曜礼拝で。「安倍との信頼関係は一朝一夕の話ではない」「この八年弱の政権下にあって六度の国政選挙において私たちが示した誠意というものもちゃんと本人(安倍元首相)が記憶していた。こういう背景がございます」などと、信者の前であたかも安倍元首相は統一教会と親しいのだという風に信じ込ませている。だから、安倍晋三というビックネームを使って、信者を信用させようとしたことは、テロリスト山〇に殺意を芽生えさせた責任の1つになるのではないだろうか?
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ハーバービジネスの鈴木エイトの記事には何度も、「安倍政権」「安倍側近」という文字が躍る。
2019年1月から「自民党安倍政権と統一教会。2013年参院選時蠢いた策動<政界宗教汚染~安倍政権と問題教団の歪な共存関係・1回~」からはじまる(28回まで)。
北村議員を「首相からじきじきに依頼」されて応援していたぞ!!!とか、北村氏の選挙は「菅官房長官の仕切り」だぞ!!!とか、自民党安倍政権と統一教会。
いつ安倍晋三は「変節」したのか<政界宗教汚染~安倍政権と問題教団の歪な関係・第2回~>では、組織票にとどまらず無尽蔵の人員を派遣してくれる統一教会を利用しない手はなかったのだろう。目先の国政選挙や会見運動を巡る策動のために、安倍は最も関係を持ってはいけない相手からのアプローチを受け入れる。安倍晋三は自身の政治的野心と引き換えに悪魔の取引を結んでしまった。と憶測記事を鈴木エイトがもっともらしく書いている。
2013年に統一教会が太田会長の就任式に多くの自民党国会議員が参加し、7月の選挙で北村議員を応援する策動をしているのだが読んでいる方は安倍晋三が指令を出して自民党議員を就任式に参加させたのだろう!と勘違いさせる文章だ。テロリストは安倍が親玉なんだ。と思っただろう。この文章のしめくくりには、「この韓鶴子体制に組み込まれる日本統一教会が、以後も安倍政権との緊密な関係を構築し続けている。政局の背後で連綿と続く安倍政権と統一教会の癒着は、現在進行形の問題だ。」と。↓

また、自民党安倍政権と統一教会。教団名変更認証に安倍側近閣僚が関与か?<政界宗教汚染~安倍政権と問題宗教の歪な共存関係・3回>では教団イベントにぞくぞくと安倍側近議員が出席 と大きくタイトルをつけて、2013年10月16日、統一教会は2万人の信者をさいたまスーパーアリーナに集め「統一教会日本宣教55周年、日本協会設立54周年記念大会」を開催した。メインスピーカは教団の実権を握った韓鶴子総裁。この大規模イベントに安倍側近で参議院の運営委員長と国家安全保障特別委員会委員長を兼任していた中川雅治参議院議員が、柳本卓司参議院議員とともに出席し来賓あいさつを行った。参議院(選挙)での北村経夫への組織票支援の恩返しというわけだ。とまたもや憶測記事を書いており、あたかも安倍晋三が差し向けた中川雅治、柳本卓司という風に読者が思い込んでしまう憶測記事を掲載しているのだ。中川雅治や柳本卓司が安倍の側近という話は聞いたこともなかったが、これをテロリストは思い込み、安倍晋三が1番の悪の親玉に見えてくるのではないか!
桜を見る会についても教団関係の研究所の小林という次長が出席していたことを見つけると、鈴木エイトは「安倍晋三は民主党政権時の2010年と12年に同研究所が主催した特別集会とシンポジウムに出席、講師とパネリストを務めており、その関係から同研究所の小林次長を継続して招待したものと思われる。と憶測記事を書いていて、こんな記事を何十回も読まされれば、教団に恨みがある人は安倍晋三を恨むようになるでしょう!(安倍首相主催「桜を見る会」、統一教会関係者も招待客に<政界宗教汚染~安倍政権と問題教団の歪な共存関係・大23回>より)
とにかく、国会議員が動けば安倍の指図だ!!!と思わせてしまう憶測記事を書き続けていたこのハーバービジネスオンラインでの鈴木エイトらにも、犯人に安倍元総理を恨ませてしまった責任があるのではないか???
また、
教団名を「統一教会」から「世界平和統一家庭連合」に変えることができたのは、その時の文部科学大臣が下村博文という安倍の側近だったからだ、と、またあたかも安倍元総理が絡んでいるように読める記事など。どう読んでも安倍晋三が悪の親玉だと思い込んでしまう文章がだらけなのだ。
統一教会側の安倍というビックネームの利用。そして、統一教会を亡き者にしようとする鈴木エイトらの記事。この2つが安倍晋三を災難に見舞ってしまった一翼を担っている。と誰しもが思うだろう。
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鈴木エイトは統一教会の催し、言動、国会議員の動きなどをよく調べているが、党の肝心の安倍晋三事務所への確認が取れておらず、憶測を膨らませてしまう記事を書いている。
統一教会側は、安倍晋三というビックネームと親密だと思わせたくて、ところどころでは安倍晋三を利用しようとしている。
梶栗氏はテロの犯人がなぜ安倍晋三へ殺意を向けたのか結びつかないと言っているが、本当は分かっているような気がする(筆者の感想)。安倍晋三とそれほど親しくないから、その記事は嘘だ!!!ということが統一教会側は言えなかったし、かえって好都合だったと思っていなかったのか?
この2つの要素はかなり大きくテロ犯人に影響を与えたのではいか!ということは否めないのではないだろうか?
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