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世界に広めた強制連行。朝日新聞の嘘32年間のせいで、貶められる日本人に対して、反省すらできない。それどころか、、、その②

(前号からの続きです)

 

 

90年初め、研究は進んでいませんでした。私たちは元慰安婦の証言や少ない資料をもとに記事を書き続けました。

 

そうして報じた記事の一部に、事実関係の誤りがあったことがわかりました。(前掲同紙)

 

 

中川(当時の朝日新聞社会部長)記事では同様のところを、「一部にせよ、誤りをおかしたことについては、読者におわびしなければなりません」と書いている。

 

 

おわかりだろう。「問題の矮小化」である。

 

「教科書問題」が外交問題に発展したのはマスコミの誤報が原因であり、「従軍慰安婦問題」が大問題に発展したのは朝日新聞の誤報が原因なのである。

 

それを問題の一部という言い方でごまかそうとしている、手口と評するゆえんである。

 

 

ひょっとしたら朝日新聞の熱烈なファンには、私の主張を言いがかりのように捉えている人もいるかもしれない。私の主張は客観的かつ常識的なもので偏見でも何でも無いのだが、世の中には、朝日新聞の「毒」にどっぷりと染まってしまった人が大勢いるのも事実である。

 

そこでこの問題に関して公平かつ客観的な視点を持つ人物の、この問題に対する評価を紹介しよう。

 

 

ジャーナリスト池上彰は、当時朝日新聞紙上に「新聞ななめ読み」という紙面批評のコラムを連載している。もちろん何を書いてもいいという条件のもとにである。

 

そこで池上はこの「従軍慰安婦誤報問題」に対する朝日新聞の姿勢について次のように論評した。

 

 

過ちがあったなら、訂正するのは当然。

 

でも遅きに失したのではないか。

 

過ちがあれば、率直に認めること。

 

でも、潔くないのではないか。

 

過ちを訂正するなら、謝罪もするべきではないか。

 

 

朝日新聞は、8月5日付と6日付朝刊で「慰安婦問題を考える」と題し、自社の過去の慰安婦報道を検証しました。

 

これを読んだ私の感想が、冒頭のものです。(中略)

 

この証言に疑問が出たのは、22年前の事でした。

 

92年、産経新聞が、吉田氏の証言に疑問を投げかける記事を掲載したからです。

 

 

こういう記事が出たら、裏付け取材をするのが記者のイロハ。

 

朝日新聞の社会部が「吉田氏に会い、裏付けのための関係者の紹介やデータを提供したが拒まれたという」と検証記事を書きます。

 

 

この時点で、証言の信憑性は大きく揺らいだはずです。

 

朝日はなぜ証言が信用できなくなったと書かなかったのか。

 

今回の特集では、その点での検証がありません。

 

検証記事として不十分です。

 

(2014年9月4日付朝刊)

 

 

おわかりだろう。

 

まともなジャーナリストの眼からみれば、誰が見ても「朝日は異常」なのである。

 

 

 

「朝日は正義」だから謝罪の必要無し

 

 

ところが、この話には続きがある。

 

大騒ぎになったからご存知かもしれない。なんと朝日新聞社はコラムの掲載を拒否したのである。

 

そして池上が当初の約束とは違う朝日の態度に腹を立てたのか、それとも朝日新聞内部にも少数はいる良心的な記者が情報をリークしたのか、とにかくこのことは外部に漏れ大問題となった。

 

あわてた朝日は池上に詫びを入れ前出のコラムを掲載した、それゆえわれわれは現在このコラムを読むことができるし、このように引用することもできる。

 

 

しかし、ここでちょっと考えていただきたいのは、もしこのコラムを朝日新聞社の社員である記者が執筆していたら、一体どうなっていたかということである。

 

 

おそらく闇に葬られただろう。

 

 

最高幹部の命令なのである、拒否できない。

 

現在それでも、勇気をふるってインターネットに投稿するという手はあるが、それをやれば当然業務命令違反で左遷か解雇だろう。

 

そういうリスクを冒してまで真実を世に問おうという記者が果たして朝日新聞にはいるのか?

 

 

この問題に関して、ツイッターなどで会社の姿勢を批判した朝日新聞記者がほんの少数いたのは事実だが、それは問題が表面化してからのことである。

 

少なくとも確実に言えることは、朝日新聞においては記者を真実を追及するという姿勢よりも会社としての主張をいかに守れるかという点で評価し、そういう能力に長けた人間ほど出世するということだろう。

 

それはかつての中川社会部長そして杉浦編集担当取締役の例を見ても明らかなことである。

 

 

この話にはさらに続きがある。

 

 

この件について朝日は2014年9月12日付朝刊紙面で最高責任者の木村伊量(きむらただかず)社長(当時)が謝罪した。

 

 

 

ところが、この日第1面。

 

木村社長が主に謝罪しているのは、これとは別件の「(東京電力福島原子力発電所所長の吉田氏についての)吉田調書誤報問題」(吉田昌郎所長の政府事故調査委員会聴取記録を入手し、「事故の際に職員たちが吉田の命令に違反して福島第2原発に撤退した」と報じたが、それは事実誤認であった)についてであって、

 

「慰安婦誤報問題」は紙面を見れば一目瞭然まさに付け足しの扱いである。

 

この段階で杉浦編集担当取締役は解任されたのだが、

 

リードには「(吉田調書について報じた)記事を取り消し、読者と東京電力の関係者に謝罪した。杉浦信之取締役の編集担当の職を解き」とある。

 

 

朝日が(木村社長が)杉浦を解任したのは、あくまで「吉田調書問題」の責任を問うためであって、「池上コラム掲載拒否」については木村社長の「責任を痛感している」というコメントを載せているものの、直接の解任の理由では無いという立場を貫いているのである。

 

 

 

この理由もおわかりだろう。

 

 

「われわれ朝日は慰安婦問題報道について完全に正しい立場だ。だから謝罪する必要はまったく無い。したがって謝罪を求めた池上コラムなど掲載拒否するするのが当然だ」と朝日は思っていたということである。

 

 

しかし、これだけ言っても世の中には「朝日は正義」と頑なに思っている人間がいる。

 

 

朝日新聞社自体もそういう人間の巣窟であるかもしれない。ではこれから「朝日人はそう思い込んでいる」、という確実な証拠をお見せしよう。

 

 

それは他ならぬこの(木村社長が吉田調書で謝罪した)紙面に載せられた、木村社長自身のコメントである。

 

 

木村社長はこの池上コラムの掲載を見合わせた判断については「言論の自由の封殺であるという思いもよらぬ批判があった」と述べているのだ。

 

「バカじゃなかろうか」と正直私は思った。

 

この人は一体何年ジャーナリストをやっているのか。

 

「自由に書いてください」と依頼した原稿が自分の所属する組織にとって不都合だった、だから掲載を拒否するというのは、普通の民間企業なら許されるケースもあるだろうが、報道機関としては絶対やってはいけないことである。

 

常識の中の常識ではないか。

 

しかし、木村社長は「思いもよらぬ」などと言っている。この結果が予想できなかったのだ。

 

 

欧米先進国のマスコミだけでなく、日本のマスコミでもこのような結果は確実に予想できることである。

 

 

そんなことも出来ない人間が社長になれるとは、朝日新聞とはまさに驚くべき組織である。

 

 

ではなぜ木村社長は「池上斬り」を悪い事だと思わなかったのか。

 

「朝日は正義」と信じ込んでいたからだろう。それ以外にジャーナリストの常識に反してまでも、このことを悪事と考えない理由は無いではないか。

 

 

この問題に関して朝日は外部の有識者を招いて調査にあたらせることにした。

 

この件に関する朝日の一連の行動の中で唯一「英断」と評価できるものである。

 

 

しかし、その第3者委員会の出した結論は、またまたとんでもないものであった。

 

そもそも「池上斬り」を決断したのは杉浦担当取締役ではなく木村社長その人だったのである。

 

 

 

 

 

ここで、週刊ポストは次号に続き、となります。

 

 

以上のように、慰安婦の強制連行の生き証人であり、しかも加害者である日本人吉田清治が騙った話を大きく宣伝し、慰安婦強制連行の嘘ネタの大元を作ったことには一切の悪気を感じていない事が良くわかりました。

 

韓国の嘘つき婆ちゃん達の嘘つき証言に火をつけ油を注いだ事など、微塵も感じていないのでしょうね。

 

 

しかし、私たち日本人が「朝日新聞は嘘つきだ」という認識を持てるようになって安心していてはいけません。

 

 

それどころか、朝日新聞は、我々日本人が国内でしか記事を読めない事をいいことに、英字版で世界に向けては、以前よりまして、「強制的にセックスさせられた女性達」「朝鮮の女性に性行為を強制させた」と、書きまくっているのです。

 

 

我々日本人が知らぬ間に、日本人は朝日新聞によって、辱められ、貶められているのです。

 

 

(次号で詳しく述べましょう)

 

 

 

 

 

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