報ステ、民主党が活躍するぞ~!アメリカとの懸念も自民党だって防衛問題はマニフェストの最後に出てくるので民主党と一緒。どこまでも民主党がお得。そんな偏向報道です。
平成21(2009)年9月1日(火)の報道ステーション
(本日の構成と報道内容)
●今日の民主・自民の動き
(ナレーション) 政権交代を見据えた鳩山詣でが早くも始まった。
午後2時15分
(日銀・白川総裁) 「本日は鳩山代表に表敬訪問ということで参りました。表敬訪問と、若干の経済金融情勢についての意見交換ということでございました。私の方からもご挨拶をしたいなというふうに思っておりまして、代表の方からも挨拶をしたいということで、今日のご挨拶に至りました」
(ナレーション) 財務省の丹呉事務次官も民主党本部を訪れた。民主党は昨日、締め切られた来年度予算の概算要求について、抜本的に見直す考えだ。
午後2時半、民主党本部
(記者) 「こちら(民主党)から要請があったということですが、それはいつ頃ですか?」
(財務省・丹呉事務次官) 「昨日。私ども財務省と金融庁に(国際会議の)説明するようにというご指示がありましたので、ご説明してまいりました」
午後3時、国会内
(ナレーション) 鳩山代表は(国民新党の)亀井代表と協議し、今週中に、社民党を含めた3党で連立に向けた本格協議を始めることで合意した。
午後3時半、国会内で記者に囲まれ
(国民新党・亀井代表) 「連立についての要請があったのでね、これについては真摯に受け止めて、合意がきちっとできればね、我々としては新しい政治にね、これは喜んでもちろん参加しますと」
(記者) 「閣僚を出してほしいという要請はあったんでしょうか?」
(亀井代表) 「いえいえ、そういうこと、そうじゃなくって、そういう政権運営についてどうするかということを、今後よく協議していきましょうと」
午後4時、衆議院
(記者) 「先客万来、大変ですか?」
(鳩山代表) 「楽しいですよ」
(中略)
(ナレーション) 民主党の攻勢は続く。山岡国対委員長は17ある衆議院の常任委員長の全てのポストを求めた。
(民主党・山岡国対委員長) 「我がサイドからいけば、全ポストを要求すると。それは今まで自民党さんもやってきたことですからね。そういうことになると思いますけど」
(ナレーション) 攻守、ところを変えた永田町。今日の民主・自民の国対委員長会談では、今月16日に特別国会を召集し、総理大臣を決める指名選挙を行うことで合意した。そこで鳩山総理が誕生することになる。総理氏名が16日に決まったことを受け、鳩山代表は麻生内閣に対し、政権移行のための引き継ぎ協議を申し入れる考えを示した。
午後6時、民主党本部
(鳩山代表) 「概算要求、中身もまだ拝見もしていない状況でありますから、それをむしろ河村官房長官に対して、何らかの形で申し入れを行いたいと」
(ナレーション) 明日、岡田幹事長らが総理官邸を訪れ、河村官房長官に引き継ぎの協議を求める。新型インフルエンザの対応など、まずは危機管理について話し合う。16年前の1993年(8月
17日)、宮澤内閣から細川内閣に政権交代した際には、総理同士の引き継ぎも行われた。細川元総理によると、宮澤元総理は非常に協力的だったという。今回、鳩山代表と麻生総理が直接会談するかは決まっていない。
(鳩山代表) 「16日、首班指名ということになれば、その直後に組閣に入るということになると思います。いわゆる猟官運動みたいなものをあまりなさる方はそれほど多くないと思いますが、俺が俺がみたいなですね、発想をされる方を私としては基本的にあまり好まないと」
(ナレーション) 総理に指名された16日中にも新内閣を発足させる考えを示した鳩山代表。しかし、人事をめぐっては混乱も目立つ。鳩山代表は当初、総選挙翌日にも「政権移行チーム」を発足させる予定だった。政権移行チームとは、岡田代表時代に構想されていたもので、新たに就任する官房長官や財務大臣、幹事長ら、主要メンバーだけで閣僚人事についても決めるとしていた。ところが、
昨日
(鳩山代表) 「私が1人でしっかり考えて、結論を出すべきものであると」
(ナレーション) 方針転換の裏に何があったのか。開票中に行われた鳩山代表と4人の幹部との会談で、「一部の人事だけ先に決めるのはおかしい」と、批判の声が上がったという。
午後5時、記者に囲まれ
(民主党・石井一副代表) 「政権移行チームが人事を決めるなんていう話はあってはならんことだし、小沢(代表代行)という人はいろんな政局の節目に、いろんな経験を持っているから、こういうときに相談はせなあかんと思います」
(ナレーション) 小沢代表代行は、選挙期間中に政権交代後の話が新聞などに漏れたことに不満を示したというのだ。
テロップにて
(民主党関係者) 「人事が漏れていることが小沢さんの怒りを買って、政権移行チームはなくなったということだ」
(鳩山代表) 「基本的に今までの、たとえば岡田幹事長に幹事長としての役割を果たしていただきたいと。政調会長には政調会長の役割を果たしていただくと。政権移行チームを確実に作るということを、最初から決めていたわけではありません」
(中略)
(ナレーション) 歴史的惨敗を受け、閣僚たちの表情もまた、重苦しい空気に包まれていた。
午前10時、記者会見
(与謝野大臣) 「私指針も小選挙区で敗れて、比例で帰るという結果でございましたが、小泉内閣が終わった時に、やっぱり人気先行で総裁選挙をやった。国民の失望感を買ったのではないかと」
午前10時、記者会見
(野田大臣) 「かつてない自民党の大惨敗でありますので、16年前に野党を経験しているとはいえ、それ以上のダメージだと思います」
午前9時半、記者会見
(舛添大臣) 「緊張感のなさ、不祥事で辞める大臣が相次いだというようなことを含め、国民が厳しく審判を下したんだというふうに思っております」
(記者) 「総裁選に出馬するっていう考えは、今のところいかがでしょう?」
(舛添大臣) 「全く白紙です」
(ナレーション) そんな中、自民党内では混乱に歯止めがかからない。今月16日に決まった、総理大臣を指名する特別国会。そおkで総裁辞任を表明した麻生総理の名前を書いて投票することに、党内からは異論が相次いだ。
午後3時、自民党本部
Q. 首班指名選挙は?
(加藤紘一) 「私は白紙でもいいと思ってます。党の総裁選挙管理委員長の名前を書くというのも1つだと思いますね」
(記者) 「それは?」
(加藤紘一) 「野田(毅)さんです」
(谷川秀善・参院幹事長) 「党としては白紙が一番いい。自由(投票)やないんですよ。白紙で投票するということを決めるんです」
(平沢勝栄) 「私にとってはどっちでもいいことだと。申し訳ないけども、鳩山さんで決まっているわけですから」
(ナレーション) 結局、今日の総務会では党としての方針は決まらず、来週の両院議員総会で再び議論することになった。
(古館) ①「いろんな意見があると思いますけど、でも、かつて人気がこの人はあるということで担いで、総裁選、結果、麻生さんを選んで、選ばれて、それでこうなってきてるわけですよね。まあ、いろんなことを揉めてるようですけど、だだ、あの一色さん、国民のために政治をしてくれと、それを託された人たち、その人たちがやっぱり国民に向いてなければ、国民が審判を下すという、そういう当たり前の結果が出てるんじゃないかと思うんですよね、今回」
(一色) 「そうですね。まあこれは4年後、また8年後とか、その選挙の度に同じようなことでいいんだと思いますね」
(古館) ②「そうですね。だからこそ民主党に大きく期待がかかり、冷静に達成できるかどうか、この約束をと、いうふうに国民は見てるという今、状況ですよね」
(問題発言①②)もはや民主党政権になろうとしているのに、これでもかこれでもか、と最後までとどめを刺そうとするテレ朝。民主党が本当に「国民の方を向いているかどうか」はまだわからない。自民党を叩く暇があったら、民主党のあら探しを権力のチェック機関としてやったらどうなのか?それにしても、一色の「選挙の度に同じ様なことでいい」というのはどういう意味?永遠に民主党政権でいいってこと?
●消費者庁発足
午前11時すぎ
(野田大臣) 「日本の国民のために役立つ役所になっていただきたい」
(内田俊一消費者庁長官) 「消費者に向かってまっすぐ進んでいきたいと思います」
(ナレーション) 新しい役所の門出にもかかわらず、担当大臣、新長官に笑みはなかった。なぜか。
昨日
(鳩山代表) 「なぜ民主乙がいよいよ政権を取るというような時に、駆け込みでですね、消費者庁を発足をさせて人事を決めるのかと」
(ナレーション) 消費者行政はこれまで各省庁にまたがり、縦割りの弊害が指摘されてきた。
(2005年、パロマのガス湯沸かし器事故で次男を亡くした遺族へのインタビュー)
(ナレーション) 28件起きたパロマガス湯沸かし器事故で、21人が死亡した。ガスとガス器具の監督官庁は経済産業省。しかし警察との間だけでなく、経済産業省内部でも情報が共有されず、事故が多発した。そして今年5月、消費者庁設置法案が成立した。農薬が混入された中国製冷凍ギョーザでは農水省と厚労省にまたがっていた。シンドラーエレベーターの事故の場合、警察の捜査が優先され、国土交通省の対応が遅れたとの批判が出ていた。こうした事態を受け、誕生した消費者庁は各省庁にまたがる権限をまとめ、消費者窓口も一本化する。そして消費者からの苦情や問い合わせを受け、各省庁に製品回収などを勧告する機能を持つ。さらに民主党の主張を取り入れて、有識者で構成する消費者委員会が設けられ、ここが消費者庁をチェックするしくみになっている。 (午後2時半から行われた消費者庁での麻生総理の挨拶) しかし、消費者からの苦情や相談を受け付ける「消費者ホットライン」の設置が間に合わなかった。
午後4時すぎ、消費者委員会
(松本恒雄委員長) 「9月1日に発足するというのは政治判断ですから、それに対してどうこうと言うのは、なかなか言いにくいわけです」
(ナレーション) 当初、消費者庁は年内に発足することになっていた。ところが、この一声で予定を前倒ししてスタートすることになった。
6月4日
(麻生総理) 「今年の9月には消費者庁として発足をさせたいと」
(ナレーション) 準備途中段階での突然の前倒し。7月には内閣府の元事務次官で、損保会社の顧問に就任していた内田俊一氏を消費者庁の初代長官に充てる人事を内定した。これに民主党が反発。「旧来型の官僚主導で進めるのは不適切で、人事については全面的に見直さざるを得ない」という談話を発表した。しかし結局、民主党の反対を押し切って官僚出身の内田氏を起用してのスタートとなった。
今日午前、記者会見
(野田大臣) 「事務次官会議に出る人ですから、それなりに各事務次官に対してしっかりとモノが言える。様々な検討をした結果、内田さん。余人をもって替え難いということで」
昨日
(鳩山代表) 「私どもの思いというものがかなりなかに入る消費者庁になってきておりますので、その実現に向けては前向きに考えていきたいとは思っていますが、しかし、なぜあのような人事というものをですね、急いでなさる必要があったのかと」
(ナレーション) これに対して、当の内田長官は
(内田俊一消費者庁長官) 「まあ『公務員で大丈夫か』という不信の声、これは大変重いものとして受け止めたいと」
(ナレーション) 官僚主導からの脱却を目指す民主党。しかし霞ヶ関の天下りが止まらない。全国の国民健康保険団体を束ねる国民健康保険中央会の理事長に今日、旧厚生省出身の柴田雅人前内閣府審議官が就任した。
今日、永田町の国民健康保険組合中央会
(記者) 「柴田理事長っていらっしゃいますか? ちょっとだけでも取材、話を聞けないですか?」
(職員) 「難しいような状況ですね」
(ナレーション) 前任者の任期は来年3月までだったが、「健康上」との理由ということで、前倒しして柴田氏の就任が決まった。
午前9時半、記者会見
(舛添大臣) 「全ての天下りが悪いっていうことではなくて、(民主党は)政権を取った以上は、やっぱり、そういう幅のある複眼的なね、思考でやっていただいた方がよろしいんじゃないかっていうふうに思ってます」
(ナレーション) この他にも、衆議院が解散された後、わかっているだけで6人の高級官僚が天下った。総務省の戸谷前総務審議官は独立行政法人統計センターの理事長に、国土交通省の峰久幸義元事務次官は住宅金融支援機構の副理事長に就任した。日本貿易保険の理事長には特許庁の鈴木隆史前長官。そして文部科学省の銭谷真美前事務次官は東京国立博物館の館長に、文化庁の近藤信司元長官は国立科学博物館の館長に、矢野重典元文部科学審議官は公立学校共済組合の理事長に就任。国立教育政策研究所の所長、日本学生支援機構理事を経て3ヶ所目の天下りだ。
午後7時半
(記者) 「駆け込みで天下りした方についてはどう対処されるんですか?」
(民主党・細野豪志) 「この扱いは非常に難しいですよね。ただ、いったん就職してしまったものをですね、どうするのかっていうのは、これはまあちょっと軽々には申し上げにくいですね。(今後)行政刷新会議という組織を作りますから、そこでまあ(天下りを)包括的に、各省庁のわがままを許さずに、甘えを許さずに確実に遂行していくことになると思います」
(古館) 「ここんところだと思うんですよね。この行政刷新会議はですね、極端に言えば、駆け込みのように天下っていった人事まで遡って、遡及してでもですね、いろいろこう手を入れて、変えていかないと、これは本当に行政のムダにつながっていかない、絞ることにね。というところを強く感じるんですが」
(一色) 「うーん、私あの、今日、消費者庁に関係した官僚とちょっと話をする機会があったんですけど、まあ発足の喜びというよりも、かなり戸惑ってましたですね。まあ長官人事についても、まあ事務方のトップという格好ですから、これ、官僚とか官僚OBが就くのっていうのは、特に変わったことではないんじゃないかと。『これは天下りって言えるのかな』みたいなことを言ってたんですけど。まあ、それはそれで官僚の言い分として置いといて」
(古館) 「企業に天下った人が今度、天上がりと言ったら変ですけども、戻ってきた感じも」
(一色) 「まあそうですね。事務方のトップに戻ったっていう感じですいよね。まあそれは官僚の言い分としてあるわけですけれども。まあそうは言っても、おそらく民主党はこれまでの経緯と、それから政治主導という考え方からして、やっぱり見直すことになるんじゃないかなと、私は思いますけど。その政治主導を貫くことと、官僚のやる気を維持しながらと言いますか、引き出しながらやっていくと。これ、両立しないとやっぱりね、うまくいかないと思うんで、その辺、早速、この消費者庁の人事で試されるのかなという感じますね」
(古館) 「バッサバッサ切ればいいかというと、とんでもなくて、本当に官僚の才能を引き出していく、そして定年制もですね、この年齢を上げてとか、いろいろやっていかなきゃいけないと思うんですね。ただ、どんどんどんどん天下りが最後、羅列されたように、その中にはかなり渡っている人がいますでしょ。そうやって、その度に退職金を取っていく。こういうことはやっぱり、経済成長がどんどんいっていた頃の予算全体で、そういうことをやってきた時代はあったでしょうけれども、全くここから発想を変えてですね、予算を緊縮させても、それでも国民に振り向けて成長国家を目指すっていうことはできるはずなんでね、そこを民主党がやってくれるかどうかっていうことを、我々、よーく見なきゃいけないわけですよね」
(一色) 「それはまあ政権交代の意味の1つですよね」
(古館) 「根幹だと思うんですよね」
(一色) 「ええ、そうですね」
●アメリカが鳩山外交をけん制
(ナレーション) 緊密で対等な日米同盟を外交政策の看板に掲げる鳩山代表。オバマ大統領との首脳会談は、今月下旬の国連総会でニューヨークを訪れる際、実現する見通しだ。しかし、その日米間に早速、火種が持ち上がろうとしていた。それは沖縄、米軍普天間飛行場の移設問題。
7月17日、日本記者クラブでの会見
(鳩山代表) 「一番いいのは海外に移設されることが、移転されることが望ましいと思っておりますが、最低でも県外移設が期待をされると」
(ナレーション) 日米両政府は2014年までに名護市辺野古に移設することで既に合意していた。しかし民主党は従来からこの計画に反対、移設先を沖縄県外にと掲げているのだ。
今日、記者会見
(中曽根外務大臣) 「国外とか、県外とかおっしゃってますけども、本当にそういうような形で沖縄の負担の軽減と、それから日本の防衛がしっかりできるのかと」
(ナレーション) アメリカ国務省のケリー報道官も民主党をけん制した。
(ケリー報道官) 「アメリカは普天間の代替施設や海兵隊のグアム移転を日本政府と再交渉する気はない」
(ナレーション) いったん修正協議を始めれば、計画が振り出しに戻りかねない。普天間飛行場の移設問題は海兵隊8000人と家族をグアムに移転することなどが盛り込まれる「在日米軍再編計画」そのものにもかかわる問題だ。住宅密集地に位置する普天間飛行場。周辺住民は騒音被害だけでなく、常に事故の危険に晒されている。
午後4時、宜野湾市
(普天間飛行場近くの住民) 「動いてほしいのは動いてほしいんですけどもね。それもできるだけ早く。あまりにもアメリカの言いなりになっていると思うんですよ」
(別の住民) 「やってみないとわからないけど、民主党が違うやり方でまた展開があるんじゃないですか」
(ナレーション) 今回の選挙では自民が全廃した沖縄。今日、民主党沖縄県連の代表らが普天間飛行場の県内移設を容認する仲井真知事の元を訪ねた。
(民主党沖縄県連代表・喜納昌吉参院議員) 「名護の辺野古の基地はね、作らずに、普天間が返還されれば、これ以上のバンザイということはないはずなんですよ。だからその辺ではどうです、意見は一致しません?」
(仲井真沖縄県知事) 「基本的にはそれは、ベストなものっていうのは県外(移設)だとは思うけど、やっぱり現実性で、普天間の今の危険を早く所今日するにはやむなしという。時間かけてゆっくり、ちょっとお話を伺う機会をください」
(ナレーション) オバマ大統領との会談で、基地問題を議題にしたいとする鳩山代表。そのアメリカでは、鳩山氏が反米主義者ではとの疑念が湧き出ている。衆院選直前の先月27日。「日本の新しい道」というタイトルでニューヨークタイムズの電子版に掲載された鳩山代表の論文。これがアメリカ国内で波紋を広げている。
(「日本の新しい道」からの抜粋)
「日本はアメリカ発の市場原理主義に翻弄され続け、人間は目的ではなく、手段におとしめられ、人間の尊厳は失われた。金融危機はアメリカ一極主義の時代の終焉を予感させ、ドル機軸通過態勢の永続性への疑念を抱かせた」
(ナレーション) 論文はアメリカ主導のグローバリズムを批判、ドル機軸の通過態勢に懸念を示した。鳩山代表は以前から同様の発言をしていた。
今年2月、都内
(鳩山代表) 「イラク戦争の失敗と金融危機によって、米国主義のグローバリズムの時代は終わりを告げ、世界は米国一極主義の時代から多極化の時代に向かうだろう」
(ナレーション) アメリカの新聞各紙では、厳しい批判が出ている。
ウォールストリートジャーナル) 「鳩山氏のバラマキ政策は、経済成長なき“新たな失われた10年”をもたらしかねない」
(ナレーション) 経済誌「フォーブス」では、「鳩山氏の空想列島」との見出しが。
(米フォーブス誌・ティム・ケリー東京支局長) 「鳩山氏の論文は反資本主義的に感じられる。鳩山氏は貿易の気勢を求めるのではないかと(オバマ政権に)疑問や懸念が広がるだろう」
(ナレーション) 日本の月刊誌に寄稿した論文が一部転載されたとする鳩山代表は、
昨日午後、民主党本部
(鳩山代表) 「グローバリゼーションの負の部分だけを申し上げるつもりはなかったと。負もあり、正の部分っていうのも当然ある。したがって、決して反米的な考え方を示したものではない」
8月31日、ワシントン
(記者) 「(鳩山代表は)日本を“米国従属”から脱却させたいと言っていますが?」
(ホワイトハウス・ギブス報道官) 「彼がどういう意味で従属と言っているのかわからない」
(古館) 「あの、そもそもね、この具体的にお聞きしたいんだけど、その前に日本の月刊誌に全文が載っていて、それが一部抜粋される形で転載されて、ニューヨークタイムズがそれを、抜粋したものを載せるっていうことも、ちょっとにわかに信じがたい動きかなと思うですけどねえ」
(名古屋大大学院教授・春名幹男) 「やっぱりですね、日本ではあまり認識がないんですけども、鳩山さんはものすごくマーケット価値があるんですよ。つまり54年間にわたってですね、自民党のいわば一党独裁のような形であったのが、鳩山さんが代表をされる民主党が勝ったわけですから、その鳩山さんというのはどういう人なのかというのは、大変なニュース価値があるわけなんですよ。で、鳩山さんが最近書いたものはないのかということで探したんじゃないかというふうに思いますね」
(古館) 「まあ全文を読むのと、この抜粋で読むのは、まあ我々テレビで言えば編集作業をすることでニュアンスが変わるということで批判を受けそして真摯に受け止めて反省しなければならない局面があるわけですね。それとちょっと似たところを感じるんですが。じゃあ具体的にちょっと見てみましょうかね。まず1点お伺いしたいのは、この『日本はグローバリゼーションと呼ばれる米国主導の市場原理主義に翻弄され続けた』。アメリカがこれに関してかなり反論してますね」
(春名教授) 「そうですね。やはりグローバリゼーションと言った場合にですね、先ほど鳩山さんご自身も言ってられたように、プラスの面もあるわけですよね。そのプラスの面をかなり利用してきたわけなんです」
(古館) 「そうですねえ」
(春名教授) 「やはり問題がどこにあるかという、言葉の使い方だと思うんですが、これをもしファンド資本主義だとか、金融的な問題にですね、指摘をすればですね、もっとだいぶ違ったんじゃないかと思います」
(古館)① 「たとえばアメリカ主導のカジノ資本主義とか」
(春名教授) 「そうです」
(古館) ②「金融資本主義に翻弄されたという例が、市場原理主義を否定するようなニュアンスだと、アメリカは“おいおい”ということになるということだと思うんですよ」
(春名教授) 「そうなんですよ。マーケットを否定するような感じに受け止められるということなんですね」
(問題発言①②)言い方を変えれば、アメリカが態度を変えてくれるといういかにも卑下した態度。古館の政治的ポリシーのなさがここによくあらわれている。
(古館) 「あとあの、普天間の問題ですけれども、ここは鳩山さんが再三、発言しているところでありまして、社民党とのですね、連携も言われてる中で、アメリカとしてはってところ、強くありますか?」
(春名教授) 「そうですね。これはもういったん合意した問題です。しかも、非常に細かい点まで実は公表してないような文章があるというふうに聞いております。したがって、改めて交渉し直すということは向こう側は嫌がっているわけですね。まあしかしながら、この点についてはですね、鳩山さんは主張されるべきところは主張した方がいいと思います。アメリカ側もですね、考え直すことがあるかもしれないと思いますし、まあ来年はですね、日米安保体制ですね、50周年なんですよ。それに向けて新たな日米安保の体制を作るんだというふうな大きい輪の中で考えていくという手もあると思います」
(古館) 「そうですね。やはりそこに可能性を見出したいですし、まあオバマ大統領がどういうふうに出てくるかも見たいですしね、これは沖縄の住民の方々の長~きにわたる気持ち、そして普天間1つとっても、本当に住宅密集地にある問題、まあこういうことで、ただ辺野古に移せばいいっていうことでは割り切れないわけですよね、地元の方々はね、いろんな意見あるにしても。それからちょっとこれ、一色さんにお伺いしたい部分でもあるんですが、この『金融危機はアメリカ一国主義時代の終わりを予感させて、ドル機軸通貨体制が永続することに懸念を抱かせた』と、この部分、アメリカを刺激してるわけなんですけども、一色さん、どういうふうにご覧になります?」
(一色) 「まあアメリカの基軸通貨としてのドルが揺らぐような動きには、すごい神経質なんですよね。鳩山さん、その裏でまたアジア共通通貨っていうことを言ってますんでですね、そのドル機軸通貨を持つ国っていうのが世界の覇権国であるというようなこともあって、そのプライドがあるのとですね、そのアジア通貨危機ということで、具体的にまあ反対する理由っていうのもありますよね。それはまあ1つは東アジアの経済からアメリカが排除されるんではないかということと、あとドルが若干、暴落する可能性も出てくるというような、そういうことだと思うんですよね」
(古館) 「ここはねえ、この後、中国の話も春名先生にお聞きしますが、これ一色さん、やっぱり、このドル機軸が揺らいだといえ、やっぱり機軸はドルだっていうところがあるし、現段階でね。今おっしゃるように、たとえば将来的に東アジアの共通通貨といっても、日本はアメリカの国債、これはもう100兆円近く持っているっていうこと考えると、ドル暴落なんてことになったら、日本も自分の首絞めることになりますよね」
(一色) 「そうですね。アメリカはしかも今、財政赤字が非常に大きくなってて、ただでさえ少しその信任が揺らぎがちなところがありますから、まあこういうことには過敏になるんだと思いますね」
(古館) 「まあ、それから2枚目いきますけども、春名さん、ここなんですが、日本はアメリカとの同盟をどう維持しながら、どう中国、東アジアとという点で、鳩山さんの論文が抜粋されました。『アメリカと覇権国家になろうとする中国との間で、日本は政治的・経済的な独立をどのように保つべきだろうか』。この“独立”ってあたりも敏感に反応してるんでしょうか?」
(春名教授) 「そうですね。やはりアメリカと中国を並列的に置いて、天秤にかけるような印象を与えますね。どことどこが同盟国なのか、よくわからないわけです」
(古館) 「これ、たとえばあの、米軍再編の問題で、まあ海兵隊のグアム移転、こういうところに大変なお金がかかる。それからまあ、社民党とのいろんな連携の中で、先ほども出ましたように、思いやり予算の問題もあったりして、ゲイツ国防長官はじめ、いっぱい日本にやっぱり首脳が来ますよね。その前にこういうところで“ちょっと待った”と言っておこうという、1つの演出ありますか、アメリカは?」
(春名教授) 「そうですねえ、私は日本側のこの主張をですね、特に鳩山さんの主張をですね、挙げて、アメリカにとって得なことはないと思います。したがいまして、その、訪日の前にですね、敢えてこういうものを出したという意図はあまり感じられないんですけども」
(古館) 「ああ、そうですか。そうすると、ストレートに反応していると」
(春名教授) 「そうだと思います、はい」
(古館) 「これは日本のアメリカとの関係、舵取り難しいですねえ」
(春名教授) 「そうですね。あの、意外とですね、センシティブな問題が非常にあるということを認識しないといけないんですけれども、日本の自民党にしても民主党にしても、マニフェストの最後の方に外交安保問題って出てきますよね。そういうこと重視してないように見えるんですよ。あんまり考えてないなという感じがします」
(古館) 「まあ有権者に受けよう、受けようというマニフェストになっているあたりで、非常に重要な外交安保問題の順位が下がってる。ここは見直して、一生懸命考えていかなきゃいけないところですね」
(春名教授) 「そうです」
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