報ステ、民主党が大好きな鳩山特別補佐官候補寺島氏を招き民主党擁護をしかける。まだまだ番組は民主の宣伝に使われようと努力する。椿事件は終わってない事がよーくわかる。
平成21(2009)年9月4日(金)の報道ステーション
(本日の番組構成と内容)
308議席と議席を獲得しすぎた民主党政権に対する批判を徐々にだが強めている朝日新聞とテレ朝。まだ、政権が誕生していないこともあって、おっかなびっくりの姿勢だが、かつては「権力の二重構造」と小沢一郎新幹事長を強く批判したのが、朝日グループそのものだった。今回も、その姿勢を貫けるのかと思いきや、古館キャスターの「今回は違うと思うんです」というコメント。やはり、民主党政権に対しては腰が引けていると言わざるを得ないようだ。
●官房長官に平野博文氏
(ナレーション) 小沢代表代行の幹事長起用に続き、鳩山代表は重要閣僚の人事を着々と進めている。総理大臣の女房役・官房長官には平野博文氏を起用する意向を固めた。衆議院当選5回。鳩山代表の信頼が厚く、現在は役員室長を務めている。
先月9日、講演で
(鳩山代表) 「彼(平野氏)なしでは、私は1日も過ごすことができない。女房よりも頻繁に会っている男でございまして」
(ナレーション) 平野氏は選挙期間中も、選挙区のある大阪ではなく、そのほとんどを東京で過ごし、政権交代後のプランを練っていた。
先月
(平野役員室長) 「当然、30日が投票日ですから、それ以降の問題っていうのは、言われなくても阿吽の呼吸で、まあ長いスパンの日程とか、そういう中でどういうふうにするんだろうと」
(ナレーション) そして、人事についてもこう語っていた。
(三反園訓) 「誰を官房長官にしてとかですね、(鳩山代表から)ニュアンスみたいなものって伝わってこないですか?」
(平野) ①「全く伝わってきません。今まで野党ですけど、8月30日以降、そういう立場になった時の一番大事なマネジメント、運営ですよね。だから言っちゃいかんし、多分、ご本人(鳩山代表)の腹の中にはあっても出しちゃいかん」
(虚偽コメント①)「平野官房長官」はすでに民主党内の幹部通達によって、この時点で伝えられている。明らかにウソの発言。
(ナレーション) その腹案が、平野氏の官房長官起用だった。しかし、今日の段階では鳩山代表は明言を避けた。
(鳩山代表) 「3党の連立協議が進められている中で、官房長官を誰にするなどということが決まるはずもないわけでありますので、平野役員室長には役員室長として、大変、連立(協議)で頑張っていただいていると。そのことには感謝をしていますし、能力は高く買っております。当然、頭の中にね、いろんなアイデアがあることは事実ではありますけども、まだその(発表する)段階には至っていないということです」
(ナレーション) 当の平野氏は東京を離れ、大阪へと戻った。
午後7時すぎ、伊丹空港
(平野役員室長)② 「官房長官なんて、そんな……。何か変な(速報)テロップがいっぱい流れてたみたいだけど、だから、突然、流れ出すから、もう訳わからなくなってるわけですよ」
(記者) 「官邸を仕切る自信、力量っていうのは?」
(平野)③ 「そんなの、そういう話ないんだから。ないのに仕切るとか、そういうこと言われても、全くないです」
(記者) 「鳩山さんに一応、聞いたんですよね、“これ、本当ですか”と?」
(平野)④ 「“こういう情報が流れてるけど、これガセでしょ?”と」
(記者) 「代表は何と答えた?」
(平野)⑤ 「いや、よくわからない。まだ、そんな、全く……。私は承知していない」
(情報公開のないウソ発言②③④⑤)マスコミの情報公開要求に、ウソの発言でスッとぼける平野氏の発言も、よーく見ておこう。
(ナレーション) 平野氏を官房長官に起用することには党内から不満も出ている。
テロップにて
(民主党関係者) 「また鳩山さんの悪い癖が出た。側近ばかり周りに置くと、耳障りな話は入らなくなる」
テロップにて
(菅氏に近い中堅議員) 「面白くない人事だ。菅さんが重要ポストに就かないとバランスが取れなくなる」
午後6時半、車に乗り込むところを記者に囲まれて
(記者) 「菅さん、ポストは? 国家戦略局ですか?」
(菅代表代行) 「代表に聞いてよ」
(記者) 「菅代表代行の処遇は?」
(鳩山代表) 「民主党を今日まで、中心的な役割の中で大きく成長させてきた立役者。基本的にはど真ん中で頑張ってもらいたいなと」
(ナレーション) 昨夜、幹事長就任が決まった小沢代表代行。今日は党本部には姿を見せず、国会近くの事務所にこもった。鳩山代表は昨日、岡田幹事長に小沢氏を幹事長に起用すると電話で伝えた。
午後3時、民主党本部
(岡田幹事長) ①「まあ代表が決定をされたということであれば、私はそれに対して異論はありませんというふうに申し上げました。二重権力の話っていうのは、まあ確かに細川政権の時に、そういう議論があったと思います。非常に難しい問題ですけれども、何とか政府の中で一元的に政策決定ができると、そういうしくみを作り出していきたいと」
(ナレーション) 選挙前、小沢グループは衆議院で50人程度だったが、今回、小沢氏が物心両面で選挙戦を指南した新人候補が大量当選。2年前の参院選でも、当選した新人議員の多くが小沢氏の影響下にあると見られ、衆参で小沢グループは150人規模に膨らむとも見られている。
(岡田幹事長)② 「まあ自民党のかつての派閥のように、今はどうか知りませんけれども、金も握り、そして人事権も持ちという、そういうことになると、これは望ましくはないと。人事なども、そのグループを単位にやるということなると、それはやっぱり民主党の目指す姿とは違う」
(腰が引けた「二重権力構造批判」①②)岡田氏の懸念を報道するのみの報ステ。
(ナレーション) 懸念を滲ませる岡田幹事長。一方、小沢氏を支持するグループは
午後2時半、議員会館
(松木謙公) 「いや、うまくいくんですよ。非常にうまくいくと思いますよ、ええ」
(富川アナ) 「党の政策として、(小沢氏が)ものを言う時が来るのではないかということを懸念している方も」
(松木) 「その懸念がおかしいんだよ、僕に言わせたら。じゃあ、あなたはひと言もしゃべらないのかと」
午後2時すぎ、議員会館
(中井洽) 「権力をあの人が振り回したことって、あんまり僕は見たことありませんからね。小沢さん自身も十分情報を、偏った判断をするということも、この頃ありませんし、非常に穏やかにもなってきましたし」
(ナレーション) 民主党内には小沢氏に権力が集中することに懸念もくすぶっている。それでも表立った批判が出ないのは、来年夏に控える参議院選挙だ。
午後5時すぎ、
(長島昭久) 「(参院選がある)来年男7月を民主党としてどう戦い抜くかというのは、政権運営と合わせて、もう1つの両輪として必要なハードルですから、そこを越えられる人物というのは小沢さんなんでしょうね」
午後4時半、議員会館
(渡辺周) 「鳩山さんは喧嘩が苦手ですから、その部分は、一番不得手な部分は、喧嘩師・小沢一郎幹事長に託して、鳩山総理はですね、鳩山政権の運営の方にですね、全力を尽くすと、まあそういう布陣じゃないのかなと」
(ナレーション) 一方、麻生内閣の閣僚は、小沢氏の幹事長就任に
午前10時半ごろ、記者会見
(甘利行革担当大臣) 「閣内に入らないとなると、当然、二元体制になります。まして小沢氏のですね、グループ内の議員数は圧倒的でありますから」
午前10時半ごろ、記者会見
(河村官房長官) 「(西松建設の)一連の事件といいいますか、案件は、まだ解決されていないという認識であります。これを、説明責任をどのように果たされるか」
午前11時前、記者会見
(与謝野大臣) 「碁を打って感じるのはやっぱり、肝心な時には慎重に考える方だと。一見、荒っぽそうに見えますけど、なかなか考えどころは考えられる方だと」
テロップにて
(自民党参院幹部) 「衆議院選挙も参議院選挙も基本は同じだ。ここと決めたら、どんな相手でも一点集中して必ず仕留めにくる。自民党にとっては一番嫌な人だ」
(ナレーション・要約) 小沢代表代行の幹事長就任で、永田町が思い起こすのは16年前の出来事だ。1993年の細川連立内閣で、連立与党の調整の場だった連立与党代表者会議のメンバーに小沢氏が入っていたが、この連立与党代表者会議が力を持つにつれ、党と内閣との権力の二重構造が生まれ、細川政権崩壊の原因につながった。
(細川内閣の官房長官を務めた武村正義氏へのインタビューで、武村氏が国民福祉税構想発表前のいきさつについて話す)
(ナレーション) 二重権力を象徴する出来事が、深夜に突然発表された国民福祉税構想だ。(細川総理の深夜の記者会見のVTR)
(元細川総理秘書官・駿河台大学・成田憲彦学長) 「(細川元総理は)いろんな機会に小沢さんに相談したりですね、小沢さんの意見を聞いたりしていた。国民福祉税はですね、大蔵省と当時の通産省がシナリオを書いてですね、小沢さんがそれでいいと言ったことは事実でしょう」
(ナレーション) 国民福祉税という新たな消費税の導入。当時の社会党が猛反発、政権崩壊の危機に陥る中、総理はわずか5日で白紙撤回に追い込まれた。(細川元総理の白紙撤回会見のVTR) この混乱で連立与党の結束にひびが入り、細川政権の求心力は急速に低下することになる。鳩山代表は当時、官房副長官だった。総理官邸に身を置きながら、連立与党代表者会議にも出席しており、細川政権崩壊の原因を間近で見てきた。
(武村正義氏) 「おそらく彼はずっと代表者会議の雰囲気をみな見ていたんでしょうね。小沢さんという人も、そこで彼は見つめていたと」
(ナレーション)16年後、鳩山代表が選択したのは、小沢氏の幹事長への起用だった。
昨日
(鳩山代表) 「小沢代表代行に対して、次期幹事長を引き受けていただけないかというお願いをいたしました」
(ナレーション) 再び二重権力構造となると、16年前の細川政権の再現の恐れはないのか。
(成田憲彦氏) 「小沢さんは自分の政策に非常にこだわった。ある面、筋を通し過ぎたところがあったと思うんですが、そこのところは小沢さんはいろいろ学んでですね、いろいろ意見を受け入れるようになったと。そこは見ていて明らかに変わったと」
(ナレーション) 細川政権は8つの党派の寄り合い所帯だったが、今回は308議席を持つ民主党と、議席が1ケタ台の2つの政党による連立だ。さらに民主党政権での政策決定は大臣を兼ねて官邸主導で行う。小沢氏も政策には口を出さないとしている。しかし、
(成田憲彦氏) 「政策は政府で決めるけども、その代わり、国会で与党修正、あるいは与野党共同修正があり得ると。修正は後で国会でやるということなんですね」
(ナレーション) 政府が決めた法案は、国会に提出され、与野党で審議される。中には与野党の修正協議が行われることもある。この場合、党を代表して、小沢氏が法案に介入することになるという。
(成田憲彦氏) 「その場合には、小沢幹事長が最終的にその指揮を執るということになります。小沢さんも開かれた場で記者会見もし、それから国会審議の状況を踏まえて政策の手直しをしていく、そういうことですから、まあ密室先行型の行動というのは取れなくなるわけです。そこは小沢さんも心がけなければならないと思います。ただ小沢さんは非常に、やはり強力な人ですし、非常に大きな存在ですから、鳩山さん自身が言われているようにね、猛獣使いという側面がありますから、やっぱりきちっと猛獣使いとしての役目をやっていく必要があると思いますね」
(古館) ①「まあこうして93年の細川政権の時とどうしても比較するというアングルで出てまいりますけど、これ、やっぱり今回は違うんだと思うんですね。これは選挙を経て、その時に、多くの国民が1つの党に“政治を変えてくれ”というふうにですね、そういうような願いを込めたわけですから、当然、構造があの当時と違うと思うんですね。取材する我々も角度を改めていくってことが必要なんだなということを痛感しました。
民主党本部前の山崎さん、先ほどですね、今日の鳩山代表のお話を、人事に関して具体的ではありませんが、じっくりこう聞こうとしますとね、やっぱりしかるべき人がしうかるべきところに就くんだなというように感じたんですけど、どうですかね?」
(腰が引けたテレ朝と古館キャスター①発言)取材もしてないのに、勝手に古館が「痛感した」と言って「今回は違うんだ」と決めつけようとする報ステ。小沢氏に対し、いまのところは黙っているということと、今回は権力の二重構造はない、ということは違うのでは?
(山崎記者) 「そうですね。VTRにもありますけど、平野役員室長ですが、これは鳩山代表の側近中の側近でして、常に側にいて、いろいろな仕事を、表の仕事だけじゃなくていろいろな仕事をずっとやってきて、それで平野さんは鳩山さんの信頼を勝ち得てます」
(古館) 「それからあの、背景として違うことも言われていて、首相指名があって、16日に、その直後にバッと主要閣僚含めて全部の組閣と言われたのが、ちょっと流れが変わってきましたね」
(山崎記者) 「そうですね。もともとですね、鳩山さん自身は16日に一気にというふうに思ってるんですけれども、ただですね、官房長官やですね、国家戦略局長、外務大臣や財務大臣、この辺の重要閣僚というのは前もって決めておく必要があるのではないかということで、あらかじめ決めておいたよっていう話もあるんですね。それを受けて、連立協議がまだ終わってませんから、社民党や国民新党にも配慮して、彼らのポストもちゃんと配分した上で、それで首班指名後の16日に一気に発表しようというふうに考えているようです」
(古館) 「まあそうすると、我々もとかく前のめりになって、情報を伝えようとするあまりというところがあると思うんですが、鳩山さん自身の腹の中にあるということは間違いないわけですね、今ね。出してないだけで」
(山崎記者) 「そうですね。出してないだけで、腹の中にはある。鳩山さん自身もですね、頭の中にイメージはあるというふうに、ぶら下がりでも言っておりますし、ただ、それを表にまだできないと。ただ、今回の人事ですけれども、本来は鳩山さん1人で決めるというのが、本来の姿かもしれませんが、今回はそうは言っても、他の幹部と相談なり、了承なりというのが必要になってるので、その部分がまだ終わっていないと。他の幹部の了承や相談というのがまだ終わっていないので、鳩山氏自身もまだ表にできないという状況です」
(古館) 「寺島さん、ヨーロッパに行ってらっしゃったわけですけどね」
(寺島実郎) 「これ、私、この開票を、ハンガリーのブタペストで刻々と見てたんですよ。つまりそういう時代なんだなと思いながらですね、グローバル化ってこういうもんなのかなと思ったんでね。今度の選挙なんですけど、今回、飛行機の中でずっと資料見ながら分析してみて、気がついたことなんですけども、今回、選挙の恐ろしさって言いますか、まあ盛んに言われてますけど、小選挙区制の恐ろしさでもあるんですけども、じっくり見ると、自民党が全国の比例で取ったのが1881万票、民主党が2984万票という、ものすごい差がついているように見えるんですけども、前回に比べて自民党が700万票減らして、民主党が800万票、前回に比べて増やしてるんです。どういうことっていうとですね、700~800万票の票がどちらにスイングするかによって、結果がこんなですね、300対云々というところまでいっちゃうっていう恐ろしさっていうか、まあ制度の恐ろしさもそうですし、国民選択がそういう形になってきてるんだということを、まず我々、気がつかなきゃいけないんで」
(古館) 「今までの政治に辟易して、グッとスイングしたともとれると?」
(寺島) 「わずか700~800のところが動けばね、これほど変わると」
(古館) 「なるほど」
(寺島) 「そこでね、盛んに今、報道されてるようなことで、政局的な話題って言いますか、政治プロとか政治好きの人たちにとっては、たまらないですね、二重権力構造の始まりとかっていう話が出てくるんですけども、あまり劇場化したり矮小化しちゃいけなくてですね、我々はまっしぐらに日本の代議制民主主義の真価を、しっかり問いかけていかなきゃいけない。欧州でいろんな人と議論した目線を思い出すんですけども、日本もいよいよ成熟した民主主義の国になってきたかという期待感もあるんですよ。だからこそね、行動も含めて、政治の真価を我々がしっかりここで見据えなきゃいけないと思うんですけどね」
(古館) 「確かに、革命的なことが起きたわけですよね、選挙という制度を通して。ですから、我々も政局含めて、細かいところをつつくというようなことを決してせずにですね、やっぱり情報の透明化、民主党の。政策決定プロセスをよーく見てお伝えするということにやっぱり専念しなきゃいかんですね」
(寺島) 「そうですね。本当にそう思います」
●鳩山代表、中国、韓国大使と会談、講演ではアメリカに配慮も
(ナレーション) 政権を握るということはこういうことだ。今日午後、民主党の鳩山代表のもとを中国と韓国の駐日大使が訪れた。
午後1時55分、記者に囲まれ
(中国・崔天凱駐日大使) 「日中関係がより発展することは両国の利益であり、両国の各党、各界の共通の願いだ。今日は双方とも日中関係の発展を推進していくことを表明した」
午後3時すぎ
(韓国・権哲賢駐日大使) 「鳩山代表の友愛の精神が基盤となる新たな日韓関係が既に一層の発展をし始めていると申し上げた」
(ナレーション) これらの席に外務省の職員はいない。結果、政治主導をアピールする格好となった。しかし、中国は別の姿勢を見せる。日中の有識者が共同で行っていた歴史研究会。その報告会が今日、行われるはずだったが、中国側の要請で急きょ、中止となった。鳩山代表の対中政策を見極めようとしたのか。
(アジア経済研究所・中川雅彦主任研究員) 「中国、韓国、近隣のアジア諸国から見ますと、小泉時代以来、非常によくない関係と。その状況が修復されないまま、今日まで来てしまっているという状況があるんですね。それを立て直せるかどうか。つまり民主党政権が安定していなければ、関係の修復っていうのが非常に難しい」
(ナレーション) そんな中、飛び込んできたニュース。
午後5時半、
(朝鮮中央テレビ) 「ウラン濃縮実験が成功し、完了段階に入った。廃燃料棒の再処理が最終段階で完了しつつあり、抽出されたプルトニウムが武器化されつつある」
(ナレーション) ウランの濃縮実験。それは核兵器に結びつく。ニューヨークの国連本部前では、当事者に次々とマイクが向けられた。
(記者) 「ひと言、コメントを」
(北朝鮮・申善虎国連大使) 「安保理に聞けばいいじゃないか」
(記者) 「安保理に(ウラン濃縮実験成功の)書簡を送った?」
(申国連大使)「送った」
(記者) 「なぜ送った?」
(申善虎国連大使) 「……」
(ナレーション) 新たなカードに火種はくすぶり続ける。北朝鮮問題を担当するボズワーズ北朝鮮担当特別代表は北京で
(アメリカ・ボズワーズ北朝鮮担当特別代表) 「北朝鮮の核開発はどんな形であれ、懸念すべき事態だ」
(ナレーション) アメリカとしては、北朝鮮と話し合いのテーブルに着く用意はあるという。
(ボズワーズ特別代表) 「(米朝)2国間協議に応じる用意はある。ただし、6ヶ国協議の再開が前提だ」
(ナレーション) 6ヶ国協議再開となれば、その姿勢が問われるのは鳩山代表だ。今日、講演で持論を展開していた。
正午すぎ、「世界経済フォーラム」会議
(鳩山代表) 「野放しのマネーゲームは人々に不幸をもたらしました」
(ナレーション) 行き過ぎた市場主義からの脱却。一方で、今日のスピーチにはアメリカへの配慮が滲んでいる。
(鳩山代表) 「自民党の時代よりも、より能動的な外交というものを作り上げていくことが肝要だと」
(ナレーション) 「世界経済フォーラム」の会議で講演した民主党の鳩山代表。市場原理主義からの脱却という持論を繰り返しながら、アメリカへの配慮も見せた。選挙前、自らが記した論文。「冷戦後の日本は、アメリカ発のグローバリズムという名の市場原理主義に翻弄され続け、人間の尊厳が失われている」。それが今日は、
(鳩山代表) 「グローバリゼーションと呼ばれる世界的相互依存の深まりには、言うまでもありませんが、光の部分と影の部分がございます。影の部分をいかに制御して、光の部分をいかに伸ばしていくか。グローバリゼーションの制御に保護主義をもってするのは間違いである」
(ナレーション) 保護主義や社会主義的な平等を否定し、アメリカ側の懸念を打ち消す狙いものぞく。何と言っても鳩山代表の論文は、アメリカでは反米的だとして波紋を広げているのだ。
午後6時、民主党本部
(鳩山代表) 「日本、中国、米国3者ともWIN WINの関係を作ることが大事じゃないかと」
(古館) 「あの、寺島さん、大雑把に見てはいけないなと思うんですが、市場原理主義と市場主義というのは全く違うわけで、市場主義の行き過ぎた部分の修正と鳩山代表は言ってるんで、その市場原理主義と言ってないんじゃないかというふうに捉えるんですかね、今日の講演聞いていて」
(寺島) 「そうでしょうね。これ、市場原理主義からの脱却っていうのは麻生さんでさえ言ってたんですもんね。そういう意味で、世界の常識は、もう去年のリーマンショックだ、サブプライムを見てですね、この番組でも何回もやってきてるようにですね、行き過ぎた資本主義がマネーゲーム化してしまったことに対する反省っていうのが、たとえばオバマ大統領自身も、行き過ぎたウォールストリートのあり方に対して批判を投げかけてですね、金融規制っていうのに踏み込んでるわけですし。我々にとってフロントランナーのところにいたマイクロソフトのビルゲイツまでがね、最近、創造的資本主義っていうことで、資本主義のあり方をものすごく深く問い返して、格差とか貧困っていう問題を、やはり影の部分として立ち向かっていかなきゃいけないっていうことをですね、アメリカのビジネスのリーダー自身が言ってるわけで、何も鳩山さんが突出して言ってるような話でもないわけで。これについては、その論点が反米的であると捉えてくる見方そのものに対して、我々、腰砕けになっちゃいけないし、もう1つ、ニューヨークタイムズなんかがですね、やはり日本が新しい展開してくるんじゃないかということで、懸念っていうことを盛んに表明してるポイントがですね、日米同盟、たとえば日米の軍事協力関係がですね、齟齬をきたしてくるんじゃないのかということに対しての懸念っていうことを出してきているわけですよ。ただね、我々が本当に真剣に、この大きな変化の時に考えなきゃいけないのは、私、常識に帰らなきゃいけないところに来てると思ってるんですけども、1951年のサンフランシスコ条約以来、日米安保条約を、60年安保、70年安保と踏み固めながら歩んできた日本なんですけども、70年安保の見直しからだってもう40年も経とうとしてるわけだし、90年代に入って、冷戦後の時代が来てるわけですね。安保体制そのものがね、冷戦っていうものを前提にして、日本の安全保障どうしてったらいいんだって、必死の思いから、アメリカとの連携で日本は生き延びるっていう選択をしてきて、それが決して間違いではなかったっていう時代があったと思うんですよ。だけどやっぱり冷戦後という時代を迎えてから、同じ敗戦国だったドイツが、やっぱりドイツにある米軍基地のあり方なんかをよくアメリカを目を見て、見直してですね、基地の段階的な縮小だとか、地位協定の改定だとかっていうのを踏み込んでいったんですね、90年代に」
(古館) 「あのベルリンの壁が崩れて以降」
(寺島) 「はい。努力したわけですね。ところが日本は先ほどの映像にも出てましたけども、宮澤内閣が崩れてから、政局がものすごく混乱して、短期政権が繰り返し出てきたと。そういう中で、しっかり冷戦後の日米の同盟関係のあり方をどうしたらいいんだろうということを見直さないままに、アジアには北朝鮮のような問題があるからですね、今までのような冷戦構造の中での日米同盟をさらに踏み固めていくんだっていう選択肢のまま21世紀迎えて、9.11が起こって、衝撃受けて、日本はもうアメリカについていくしか仕方がないんだよっていう話で今日まできたわけですよね。それが一巡して、新たにアジアに軍事的な空白を作らない形で、日米の関係、特に軍事的な同盟関係を次にどうするんだっていうことを、きちっとテーブルに載せて議論し合うなんていうことは、日米関係の成熟、進化にとってもとっても大事な話で、これこそがね、新しい日米の信頼関係をより固めることなんだということを僕らは考えなきゃいけないと思うんですよ。要するにですね、今までのままの日米関係に権益を持ってたり、そのままでいいんだっていう立場の人たちのメッセージに対して怯えて、過剰に反応する必要はないっていうかですね、創造的で建設的な未来志向の関係を作らなきゃいけないところに、誰が来たって、今、我々立ってるわけですよ。だからこそ外交についても、日米で連携してやれることってことをよーく創造的に考えなきゃいけないところにきてると思います」
(古館) 「そうしますと、いわゆる対等な日米関係、これを標榜していくという姿勢、その場合に、対等ということには、責任、役割、リスクっていうものも出てくると思います。役割、具体的に1つでもおっしゃっていただけますか」
(寺島) 「たとえば、今回、僕、中東に関する会議にウイーンで出てきたんですけども、日米で連携してやらなきゃいけないこと、たとえばイランの核の問題とか、北朝鮮の核の問題に対して、日米で連携してやれることって、実は大きいなと。っていうのはね、オバマ大統領自身が、“核なき世界”なんて言ってる中で、中東の非核化っていう時に、要するにイラン問題をどう制御するかっていうと、アメリカの場合にはどうしてもイスラエルの核っていう二重基準の問題にぶつかって、なかなかイランを制御できない。ところが日本は、中東諸国の日本に対する信頼と期待は、誇張でも何でもなく、非常に大きなものがあります。っていうのは、1度も中東のいかなる国にも武器輸出したことがない。軍事的な関係を持ったこともない、イラクに対する派兵を除いてですね。そういう、先進国の中でも珍しいポジションにあると。アメリカのように、ユダヤ、イスラエルの利害に引っ張られるっていう外交をとる必然性もないっていうか、そういう立場の日本がアメリカと連携しながら、踏み込んで、中東問題に対して1つの役割を果たしていく。イランの核、それからそれを踏まえた北朝鮮の核っていう問題をやっていくなんてこと、大いにある。さらに環境問題ですね。環境問題で大きな数字だけぶち上げてる場合じゃなくて、インド、中国を巻き込んで、アメリカがようやく環境のルール作りに参画しようとしてきてるわけですから、オバマ政権は。一緒になって中国、インドを巻き込む世界の環境ルールっていうものを作るなんていうことで、日米が連携していくなんていうテーマ、いくらでもあるわけで、その辺りが僕は今後の大きな課題なんだと思いますね」
(長い寺島コメント)どうでもいいけど、とにかく寺島実郎氏のコメントは長すぎる。古館も止める能力がないのだろう。
(古館) 「そこには決意が必要ですね」
| 固定リンク
« 報ステ、民主党が活躍するぞ~!アメリカとの懸念も自民党だって防衛問題はマニフェストの最後に出てくるので民主党と一緒。どこまでも民主党がお得。そんな偏向報道です。 | トップページ | 報ステ、鳩山新内閣に甘い報道ステーション。いまだ3党合意が決まらないのに、国家戦略局など民主党の機構に対する期待と賛美の声だらけ。 »


コメント