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2009年9月

報ステ、鳩山新内閣に甘い報道ステーション。いまだ3党合意が決まらないのに、国家戦略局など民主党の機構に対する期待と賛美の声だらけ。

平成21(2009)年9月7日(月)の報道ステーション
(本日の番組内容と構成)
 鳩山新内閣に甘い報道ステーション。いまだ3党合意が決まらないのに、国家戦略局など民主党の機構に対する期待と賛美の声だらけ。おまけに古川元久元財務官僚を出演させ、まだ決まってもない「政治のリーダーシップ」と「トップダウン」の大連発。政権交代前夜とはいえ、これで実現しなかったらテレ朝はどうするのか?果たしてその責任はどう取るのか。

人事の陣容

(ナレーション) 新内閣の発足を来週に控え、鳩山代表は今日、党の幹部を集め、主要人事について協議した。鳩山代表はこの場で小沢氏を幹事長に起用する方針を表明し、出席者から了承を得た。

午後6時半、民主党本部
(鳩山代表) 衆議院の勝利、民主党の勝利を導いていただいた功績というものは偉大なるものがあると。したがって、これからも選挙に強い民主党の体質を作り出していくために、むしろ幹事長として党務をしっかりやっていただきたいと」

(記者) 「小沢代表代行からは何か具体的な言葉として、印象に残っている言葉はありますでしょうか?」

(鳩山代表) 「ありません。そういう言い方も冷たいですけど、小沢(代表)代行は基本的にうなずいて、にこやかでありましたけれども、特に際立った発言があったわけではございません」

(ナレーション) 一方、重要閣僚の人選については、鳩山代表は今日の段階では明言を避けた。

(鳩山代表) 「まだ連立の協議を行っている最中ですから、そのこと(主要ポストの人事)はまだ申し上げることはできません」

(記者) 「菅代表代行や岡田さん、それから輿石さんの処遇については、今日は何も話はなかったってことですか?」

(鳩山代表) 「そうです」

(ナレーション) 現時点で、予算編成など、国の基本方針を決める国家戦略局の担当大臣(兼副総理)には菅直人氏の起用が内定している。さらに外務大臣には、アメリカに豊富な人脈を持つ岡田克也氏が、官房長官には鳩山代表側近の平野博文氏の起用が内定した。財務大臣には藤井裕久氏の起用が有力な他、長妻昭氏は年金問題の担当大臣か、「行政刷新会議」担当大臣での起用が浮上している。また、政調会長としてマニフェストを取りまとめた直嶋正行氏は重要閣僚での起用が検討されている。さらに鳩山代表は連立内閣の樹立に向け、社民党と国民新党に対し、党首クラスの入閣を求めた。内閣と与党の政策調整を一元化することが狙いだ。

午後9時、記者に囲まれ
(社民党・福島党首) 「もしも連立に入るのであれば、社民党の政策や考えが反映、きちっとできるようなシステムを作ってください。一緒にそういうのを作りましょうっていうことを申し上げてるんです」

(ナレーション) 明日、3党の幹事長クラスによる会談が行われる予定だ。一方、党と国会の人事は幹事長に就任する小沢氏に一任される。小沢氏の主眼にあるのは来年夏の参議院選挙だ。

午後3時、連合の会合で
(小沢代表代行) 「私は政策の実行する役割ではありませんで、相変わらず選挙の方を担当させていただくことになりました。参議院はまだ、民主党は過半数というわけではありません。(参院選は)何としても勝利しなければいけないと」

●鳩山代表、温室効果ガス1990年比25%削減を明言

(ナレーション) 外務大臣に内定した岡田氏。日米関係と並んで外交の重要課題となるのが温暖化対策だ。

午後0時半、朝日地球環境フォーラム2009
(鳩山代表) 「(温室効果ガスを)2020年までに1990年比25%削減を目指してまいります。これは我々のマニフェストに掲げた政権公約でございまして、政治の意思として、あらゆる政策を総動員して実現を目指していかなければなりません」

(ナレーション) 2020年までに温室効果ガスを1990年比で25%削減すると明言した鳩山代表。高い目標を掲げることで、12月にデンマークで開かれる「国連の締約国会議」で国際的な論議をリードしたい考えだ。この環境問題に取り組んできたのが岡田氏だ。去年には環境先進国ドイツを超党派の議員で視察している。

去年5月、ドイツ・ベルリン
(岡田副代表・当時) 「これは党派の問題というよりは、日本の国益であり、そして将来の人類の生存がかかった問題ですから、日本としてももっともっと前に出てもらいたい」

(ナレーション) 民主党は国内の排出量取引制度や地球温暖化対策税などを創設し、強制力を働かせるしくみをつくることで、25%削減という高い目標をクリアできるとしている。

先月4日、経団連会館での民主党マニフェスト説明会
(岡田幹事長) 「国際交渉において、リーダーシップを発揮したいということであります。つまり、アメリカを巻き込む、インドや中国を巻き込む。そのためにはやはり日本自身がきちんと先頭をきってやっていると」

(ナレーション) しかし、マニフェストの説明を受けた日本経団連は負担増になると難色を示していた。

先月4日
(日本経団連・御手洗会長) 「(1990年比で排出量マイナス)25%になると、数字は今ちょっと手元にないんですけど、非常に大きな負担になると。そういう大きな(削減)目標を日本が持つことは賛成できない」

(ナレーション) 政府の試算では、25%削減を全て国内で賄う場合、世帯あたり、最大で91万円の負担増につながるという。今後、産業界を中心に大きな抵抗が予想されるが、

(鳩山代表) 「日本がリード役を務めていくということが、むしろ日本にとっても産業界にとっても将来的にはプラスになると。我々がやる気を示すことによって、他の国も当然のことながらやる気を示していただくと、それが前提だということも申し上げた」

国家戦略局の具体像を古川元久衆院議員に聞く

(ナレーション) そして、菅氏が内定した国家戦略局の担当大臣。国家戦略局とは、民主党がマニフェストで設置を約束した総理直属の新組織だ。

7月27日、マニフェスト発表会見
(鳩山代表) 「官邸主導の政治というものを確立をしていくために、首相直属に国家戦略局というものを設置をいたします。そこに相当大きな権限を有するようにしていきたい」

(ナレーション) 総理官邸に設けられる国家戦略局は内政だけでなく、外交や安全保障など、国家ビジョンを策定する。さらに、予算編成の骨格もここで決められる。設置の狙いは“脱官僚”、“政治主導”の政策決定の実現。菅氏は自社さ連立政権時代、厚生大臣を務め、薬害エイズ問題で官僚と徹底的に対決した。

1996年1月12日
(菅直人厚生大臣・当時) 「薬害エイズの問題は、特にその救済という問題は、一刻も早く1つの方向を固めなければいけない」

(ナレーション) 当時、菅氏は政治主導で厚生省が存在しないと主張していた資料を出させた。そして官僚の抵抗を押し切って公表した。

1996年2月9日
(厚生省・荒賀泰太薬務局長・当時) 「背表紙のところにエイズと書いてあった。エイズと薄く字が書いてあるものですから、だからなかなか判読がしにくくて、今までも見つからなかったわけですが」

1996年2月16日
(菅直人厚生大臣・当時) 「言葉だけでは言い表すことができませんが、本当に申し訳ありませんでした(深く頭を下げて謝罪する映像)」

(遺族) 「(泣きながら)どんなに傷ついたことでしょう。謝ってもらってありがとう」

(ナレーション) なぜ存在しないはずの資料を出させることができたのか。10年間、菅氏の政策秘書を務めた松田(光世)氏は

(菅氏の元政策秘書・松田光世氏) 「ごく1枚のペラなんですけど、“命令書”というのを書いて、本人が大臣のサインをして事務次官に渡したんですね。事務次官はびっくりしまして、そういうのを大臣から渡されたのは初めてだと」

(ナレーション) 「大臣命令」。ここにカギがあった。

(松田氏) 「従来、自民党の政治というのは“大臣ご指示”とか言って、要するに指示の文書まで役人が作って、当たり障りのないことで済ませるように仕切ってきたわけですけれども、大臣には命令権限があるわけですから、それ従わなかったらクビにできるわけですから」

(ナレーション) 国家公務員法では「職員は上司の職務上の命令に忠実に従わなければならない」と定められ、違反した場合は懲戒免職などの処分を課される。松田氏はこの伝家の宝刀「大臣命令」を使えば、外務省が存在しないと言い続ける日米両政府の「核密約」も白日の下に晒すことができると指摘する。

(松田氏) 「岡田さんが(外務大臣に)なったその日に“調査チームを作れ”という命令を出せばですね、いろんな可能性がありそうなところを片っ端から全部探してもらえば、一定の時間内に見つかると思いますけどね」

今日、記者会見
(財務省・丹呉事務次官) 「人事にかかわる問題につきましては、まあ私どもの方からコメントすることは差し控えさせていただきたいと思います」

今日、
(文科省・坂田事務次官) 「国家戦略局jができてですね、どういう形で仕事が進められていくのかなと、まだよくわからない点も、ちょっと率直に言うとありますので」

(ナレーション) 国家戦略局はイギリスの官邸に設けられている「政策室」を参考にして構想された。今年6月、菅氏の姿はイギリスにあった。二大政党制が定着したイギリスでは、官僚に厳しい政治的中立性を要求している。

視察後の会見、6月ロンドン
(菅代表代行) 「官僚が主導して、自治体までコントロールして、業界までコントロールしてというようなあり方は、民主主義とは違うんだと」

(ナレーション) 菅氏は政治主導の実態を視察し、独自に国家戦略局のイメージを膨らませてきた。国家戦略局は法整備の必要がない「国家戦略室」からスタートする見通しだ。菅氏の周辺によると、新内閣はまずは政令を変え、現在6人の総理秘書官などを一挙に拡大、50人規模にするという。そこに閣僚や党職員、民間人を投入、官僚はいったん退職させた上で、特別職としてメンバーに加える計画だ。

(古館) 「これだけだと、まだよくわかりませんね。国家戦略局、これからどのような内容でどう動いていくのか、もうちょっと詳しく知りたい。そこでですね、民主党の中では財源、大変、予算の政策などにもお詳しい民主党衆議院議員の古川元久さんにお越しいただきました。6月に古川さんは菅さんと一緒にイギリスに視察も行かれていて、多分、この国家戦略局に何らかの形で携わるんでしょうね?」

(古川元久) 「いや、それは私は全くわかりません、はい。何も言われておりませんので」

(古館) 「もし、やれって言われたら、喜んでおやりになるでしょうね?」

(古川) 「あの、もう人事があれば、それは指示に従うのが我々の役割ですから。それは指示がされれば、それは。今は全くされてませんので」

(古館) 「今の段階では」

(古川) 「はい」

(古館) 「まあ、この番組でも今、脱官僚、脱官僚っていう言葉が出てきましたけど、正確に言うと脱官僚じゃなくて、脱官僚主義なんでしょうね?」

(古川) 「あの、脱官僚っていうのはですね、同時に政治家が政治家としての仕事をきちんとやる。官僚は官僚としての仕事をきちんとやる。この、本来あるべき政と官の役割分担、これは私、菅さんと一緒にイギリスに行って、そのあるべき1つの姿がイギリスの政と官の関係だなと思いましたけども、そういうものをですね、目指していくっていうことだと思いますね」

(古館) 「具体的に言いますとですね、多くの有権者が政治のリーダーシップのなさ、これに憤りを感じてきた現実があるわけですね。そしてたとえば国家戦略局という新しいことで言いますと、具体的に予算配分、今までは元々大蔵官僚でいらっしゃるからよくおわかりだと思いますけども古川さん、いわゆる財務省の主計局に丸投げっていうような状態でね、結果、予算が決まっていくっていう、そこに無駄もあろうと。ここをバシッと断ち切ってくれるのかどうかというところを見てると思うんですがどね」

(古川) 「そうですね。あの、今、財務省に丸投げってありましたけど、その前にですね、各省に丸投げなんですね。要は今までの政策決定、予算もそうなんですけども、基本的にボトムアップなんですよ。日本の今までの霞ヶ関は“省あって国なし”という、各省がですね、本来は国という1つの会社のそれぞれの部局ですね。ですからイギリスなんかで英語で“デパートメント”って言ってるんです。要は1部局、パートなんですけど、これは日本の場合にはですね、各役所が1つの別の会社で、また競争している会社のようになっちゃってるんで、それをまとめる存在、本来はこれは総理の下で官邸がしっかりとまとめていかなければいけないんですが、それがこの自民党政権ではなされてこなかったんですね。自民党政権だけじゃなくて、これは明治以来続いていると言っても過言ではないんですけれども、それをですね、我々は首相官邸の下にですね、トップダウンで要は政治的な優先順位の高い政策、そして戦略を含めてですね、これをトップダウンで物事を決めて、それを各役所、まさにデパートメントであるそれぞれの部門にですね、指示を出して下ろしていくと。そういうやり方に、今までの政策の決定、そして仕事のやり方をボトムアップからトップダウンに変えると、これが一番のやっぱりポイントなんですね」

(古館) 「これは非常に大きいことだと思いますね。まるっきりその流れが変わってくるわけですね。私たちの納める税金の使い方もね、その流れも。たとえば今の、トップダウンなんだってことで言いますとね、各省庁があって、ずっと縦割りと言われてきましたよね。縦割りだからたとえば、幼保一元化、幼稚園とね保育園の一元化と言われても、文部科学省と厚生労働省で分かれて、縦割りだから、会社が違うんだからダメという。ところが、やっぱりこれからは縦割りが横割りになればですね、国家戦略局を上に置いて、これは幼保一元化で、子育て手当だけじゃなくて、そこにやっぱり働こうとしている女性がですねも、もっともっと待機児童なんかも解消されて、働けるようになるっていう。これを本当に民主党に期待してる方、多いと思うんですよ」

(古川) 「もうそれをやっぱり我々、やらなきゃいけないと思うんですね。やっぱり国民目線、たとえば今、幼保一元化の話ありましたが、私が今までやってきたので1つ提案するのはですね、年金の保険料の徴収をですね、社会保険庁を止めてですね、我々は国税庁を再編をした歳入庁というところで、税金と社会保険料は一緒に徴収するしくみにしましょうって提案をしてるんですね。これ、何で今まで分かれてたのか。国民からしたらですね、ポケットからお金が出るのに、それが税金であろうと社会保険料であろうと、同じことですよね。しかも基本的には所得をベースにして負担が決まってるんですから、同じなのに別々。これは何故かって言ったら、役所が違うからなんです。ですから我々は国民目線に立って考えたら、国民からしたら同じ財布からお金が出るということでは同じなわけですからね、であれば、同じ役所で一緒に徴収すればですね、年金の運用とか、ああいうですね問題も起きなかったんじゃないかと。そういう意味で我々は国民目線に立ってですね、そういう今までの行政の横、縦割りのですね、そういう弊害をですね、トップダウンで直していこうというふうに考えているんです」

(古館) 「そのためには納税で、税金、どのくらい納められるとかというような収入の補則とか、背番号制とかね、いろんな出てくるかと思いますが、一色さん、質問は」

(一色) 「経済財政諮問会議、これまでありましたですよね。それを何か幅を広げて外交とかそういうものも入れたようなものなのかなという感じもするんですけれども、国家戦略局は。この辺の違いはどんなことでしょうか?」

(古川) 「まあ具体的なことは私も直接関与しているわけじゃありませんし、これからですね、具体的には詰めていくことになろうかと思いますが、経済財政諮問会議も確かに官邸のリーダーシップという意味では一面のですね、それなりの成果は、特に小泉政権の中ではあったんですが、しかし基本的な、各役所がですね、ボトムアップで決めるという、そういうしくみ自体は変えてこなかったんですね。そのボトムアップのしくみの中に、上にトップダウンのがきて、結局、小泉政権なんかで思い出していただくと、常にボトムアップとここ(トップダウン)で衝突が起きていたと。まあ小泉さん、うまくその衝突をですね、まあいわば抵抗勢力だっていうので政治的にも活用していたんですが、我々はですね、そういう無意味な、同じ政権の中でですね、衝突をするような形じゃなくて、やっぱりこの国家戦略局で、たとえば予算であれば、大枠を決めてですね、そしてマニフェストでお約束をした、優先順位の高い政策、それにまず優先的に予算を配分して、そしてそういう形でやれという指示をですね、出していくと。そういう意味ではボトムアップとトップダウンがぶつかるような、今までの自民党政権の中での中途半端な形じゃなくて、トップダウンですっきりですね、政策決定をしていくような形にしたいと思ってます」

(古館) 「そこなんですけど、古川さん、そうしますと、先ほどもちらっと出てきましたけどもね、これやっぱり、今まではもう大変な利権を持っていた官僚っていうスタイルが変わると思うんです。ですから一般職は一般職、官僚の中にも特別職として、この国家戦略局の中に入る人たちがいるはずでね、議員の方々ももちろん入る。民間の有識者の人も入るという形で国家戦略局が動いていくのかなと思うんですが、その場合に、官僚から特別職になった方は1度、役所を辞めて、退職金ももらって、そして中に入って、政権の命運と共に終わるかもしれないけど、そこで国のために、国民益のためにやるっていう、そういう形になるのかなという推測が今、出てるわけですよ。そういう時に、そういう特別職になった官僚の人は、省益を守ろうなんて、利権を守ろうなんていう動機がなくなるかなと。ここができるかなってところ、感じるんですけれどもね」

(古川) 「あの、まあちょっと先ほどのですね、官僚を辞めて特別職っていう話がありましたが、私もちょっとその辺のところ、詳しくはわからないですし、そこもきちんとこれから詰めるところだと思うんですが、基本的にはそこは、別に官僚辞めてっていうんじゃなくてですね、政治任用のスタッフを使うという。その政治任用のスタッフの中には、たとえば官僚から入ってきてもいい。ただ、官僚から入ってくる場合には、その時には政治任用ですから、その場合には辞めていただかなきゃいけない。その政治任用の中にはもちろん、今、古館さんがおっしゃった民間人の方も入ったりもします。そういう政治任用のスタッフ、そういう人たちを中心にですね、そこに、またそれだけじゃなくて、実はイギリスの官邸の中の政策室の中にも、当然、他の、そういう政治任用のスタッフ以外に、役所からも来る、そういう人材もいるんですね。ですから我々は、そういう政治任用のスタッフとそしてまた、各役所からもですね、当然、人は出してきてもらうと思いますが、そういうスタッフを作ってですね、まあここでトップダウンで物事を決める、そういう中枢にしていきたいと思っています」

(古館) 「まあ今までと違ってですね、ここ、大事なスタート地点なんで、まだ詳細は言えない部分はわかるんですね。ただ、これから先、進行していった場合にはですね、逐一、情報を公開してもらって、こういう動きをやっているけれども、ここが進んだ、ここが滞ってる、原因は何か、我々もぜひお伺いしたいし、やっぱり古川さんはじめとして、皆さん、議員の方々が、その辺の今までとは違う、今まではわからなかった部分があった。そこを国民に向けて情報を公開するっていうのはすごい大事だと思うんですよね」

(古川) 「私たちはですね、これはまさに新しい国づくりを、今回、国民の皆さんもですね、リスクをとって、我々民主党を選んでいただいたわけですから、みんなでやっていきたいんです。ですから当然、その時には、これ、全く今までとは違うしくみを作ろうとしてるんですから、当然、躓いたりすることもあるかもしれない。その時にはこれは正直に皆さんに申し上げて、そしてこうやってみようと思ったけどうまくいかない、じゃあこういう形にしますよということも、皆さんにきちんと、今、古館さんが言われたようにですね、わかるような形で、国民の皆さんと常に対話をしながら進めていきたいなというふうに思っています」

(古館) 「ここでね、リアルなことを正直に伺うし、正直に答えていただきたいと、今後、思ってるんでね、ぜひ、これからもお願いしたいと思うんですけども、もう1つ。やっぱり、今まで官僚は政治家、大臣がコロコロ変わって、自分たちは長きにわたって、ずっーと天下りするにしても長く、官僚、役人で頑張っていらっしゃるから、情報とかいろんなノウハウ、全部持ってたわけじゃないですか、政策立案から決定まで。そこと対峙するってことは喧嘩ってことじゃなくてね、政治家の方々も相当勉強しなきゃいけないと思うんですよ」

(古川) 「おっしゃる通りです。これはね、私、イギリスに行って感じましたけど、イギリスの政治家はですね、日本の政治家のまあ100倍くらい、こう競争も厳しい中で、鍛えられてますね。私たちの言う政治主導っていうのは、政治家もものすごく試されます。ですから政治家が本当に努力して、勉強してやらなければ、とても政治主導っていうのはできない。そういう意味では、脱官僚っていうのは、私たち自身、政治家に向けられた、これは厳しい責任だというふうに感じてます」

(古館) 「そうですね。これから役所に入って、総勢100人以上、そこでね、一緒に融和しながら、ある部分ではけん制し合いながら仕事やっていくわけですよね」

民主党、補正予算からの財源捻出について財務省幹部と協議

午後3時、衆院第一議員会館、財務省から民主党への補正予算の執行状況に関する説明

(ナレーション) 冒頭のカメラ撮影の間、民主党の議員も財務省の幹部もひと言も言葉を交わさなかった。今年5月に成立した補正予算。総額およそ14兆円。いまだに手をつけていない予算はどれくらいあるのか。

午後4時、衆院第一議員会館
(山口アナ) 「今日のお話の中で、民主党として、補正予算の中からどのぐらい捻出できるというふうに思われたでしょうか?」

(直嶋政調会長) 「これはだからわかりません、まだ、今、お話したように。もう少し詳しい状況をお聞きしないとわからないし、それを掌握するためには、たとえば地方自治体等にもどういう形でお聞きするかとか、そういう問題もかかわってきますので」

午後5時半
(福山哲郎政調会長代理) 「財務省はおおむね協力的だと、私は思います」

(ナレーション) 一方、財務省では

午後5時、記者会見
(財務省・丹呉事務次官) 「引き続き協議するということでございますので、今日の段階では(コメントを)差し控えるということでご了解いただきたいと思います」

テロップにて
(民主党関係者) 「公表しないという前提で財務省から大雑把な数字の報告を受けた」

(ナレーション・要約) 補正予算に盛り込まれた各省庁の事業。一体、どうなるのか。(全長16キロ、総工費1兆3000億円の東京外環道。補正予算で今年度分として95億円に盛り込まれていたが、新政権の判断を仰ぐためなのか、業者の選定が先送りとなった。

午後2時、記者会見
(国交省・谷口事務次官) 「まだ現地に入って予算を執行するという段階ではなく、準備をしているということではないかなと」

(ナレーション) 神戸港。ここでも工事を進めるのか、それともストップするのか、戸惑いが広がっている。

午後6時すぎ、
(国交省近畿地方整備局・小野憲司副局長) 「港の勢いを回復するためにですね、起死回生の一策として盛り込んでいただいたと。西日本地域における国のプロジェクトであるものですから、我々も全面的なバックアップを今までしてきたし」

(ナレーション) 神戸港の港湾整備には596億円の予算がついた。港の耐震化を進めると共に、埠頭の水深を深くして、コンテナ船の大型化に対応するために使われる。かつてコンテナ取扱量で世界第2位(1977年)だった神戸港も、今(2007年)では37位にまで急落している。地元選出の民主党議員からは

午後6時、
(兵庫3区選出・土肥隆一) 「無駄があれば省いてもらって、そして怪しいところがあればね、きちっと表に出して。だけど、どう考えても、何か、むやみに作っているわけじゃないわけで、じゃあ神戸港をどうするのと、この歴史ある神戸港をどうするのっていう観点からいってもね、大事な仕事だと思いますよ」

(ナレーション) 国土交通省は群馬の八ツ場ダムの入札を延期したが、神戸港の工事など、他の大型公共事業についてはどうするのか。

(国交省・谷口事務次官) 「全体の枠組みの中でですね、ご判断いただき、ご指示があれば適切に対応すると」

(ナレーション) 給食に炊き立てのご飯を出すため、各学校に炊飯器を送るという農水省の事業。農協の絡むこの炊飯器の事業にも、政権交代の影響が及ぶのか。

(ナレーション) 農水省が補正予算の1つとして始めた米飯給食の回数を増やす事業。予算は10億円。

5月20日、参院予算委員会
(石破農水大臣) 「やはり(給食)センターでドーンと一括して炊きますと、冬なぞは運んでいる間に冷めちゃうということもございます。子どもたちが12時になったらば、ピピピッと、こう音が鳴ってですね、ご飯が炊けた、おいしいねと。そういうように、細かく細かく、いろんなものを精査して積み上げてきたものでございまして、無駄というものは全くございません」

(ナレーション) 10億円の予算でおよそ5万台の炊飯器を全国の学校に送る計画(米飯学校給食回数増加支援事業)だ。ただ、炊飯器は直接学校に送られるのではなく、地元の農協などが購入して、それを無償で学校に貸し出すしくみになっている。しかし、手を挙げる自治体はごくわずか。なぜか。実はこの事業には農水省がモデルとした自治体があった。高知県南国市。ここでは11年前から各小学校に炊飯器を配り、給食で炊き立てのご飯を子供たちに提供している。

午後5時
(南国市立長岡小学校・山本淳一校長) 「ぬくぬくな熱いご飯をその場ですぐ食べるということは、副食(おかず)と一緒に食べたりするので、ご飯も副食なんかも残るものが少なくなっていますね」

(ナレーション) 実施する前のテストで、7~8台の炊飯器に一斉にスイッチを入れたところ、ブレーカーが飛ぶなど、学校の電気容量の不足が明らかになった。

(南国市学校教育課給食調理委員・北村真弓主任) 「電気を使いますので、その工事に随分かかったように聞いています。やっぱり炊飯器を導入するにあたっては、それなりの工事が必要だったと思います」

(ナレーション) このため、各学校でかかった工事費3200万円を南国市が負担した。今回、農水省はこの自治体をモデルにしたにもかかわらず、電気の容量を増やす工事は予算に含まれていなかった。学校の設備工事は文部科学省の所管でのため、それぞれの学校が負担しなければならない。このため、予算総額10億円に対して、使われたのはわずか1%の1000万円。本当に必要な事業だったのか。この事業とは別に、農水省は今日、農地集積化事業(2979億円)、馬産地再活性化事業(50億円)、地域資源利用型産業創出事業(193億円)の3つの事業について、予算の執行をストップするよう指示した。

午後2時半すぎ、記者会見
(農水省・井出事務次官) 「実際の最終的な補助金の名宛人まで到達していないというものについては、この1週間、10日はですね、基本的には動かさないっていうふうにしてくださいと(指示した)」

(ナレーション) また経済産業省でも「住宅用太陽光発電導入支援基金」など、4基金・1420億円の予算執行を数週間先送りするなど、霞ヶ関には民主党の出方を様子見する姿勢が広がっている。地方自治体の中には、国からの補正予算を既に組み込んでいるところもあり、こうした動きに懸念を示している。

(岐阜県・古田肇知事) 「補正予算を出すね、一部凍結というような議論も聞こえてきますが、全国的にこの厳しい経済情勢は同様だと思いますので、ぜひ慎重にご議論いただきたいなと思っております」

(古館) 「古川さん、たとえば炊飯器、どう思いますか?」

(古川) 「ひどいですねえ。まあ本当に、ああいう無駄なことって言うんですかね、やったふりだけしてね、結果的に生かされてないんだったら、何のためかっていうことですよね」

(古館) 「11年も前から、もう自発的にやっているところはすばらしいけども、じゃあ今回やるっていうんだったら、もっと考えなきゃダメですよね」

(古川) 「そうなんです。まあ特に今回のやっぱり補正予算はですね、選挙前の駆け込み、駆け込み天下りじゃないですけども、とにかく選挙の前にお金を流して、それで少しでも選挙を戦おうみたいな、そんな感じが見えた、そういう意味では本当に荒っぽ過ぎてですね、税金の使い方としては一番やっちゃいけないことですね」

(古館) 「さあ、そこで一色さん、各自治体も一部、受け取った。まあ業者にもお金が渡る手はずになっている工事があって、これが凍結って、これ、大変ですよね」

(一色) 「そうですね。これからさらに本予算の組み替えとなると、ますます、なかなかやっぱり大変だと思うんですよね。なぜかというと、それぞれの具体的な事業となると、そこにはやっぱり雇用がついてたり、それから地元の願いとか、そういうものがあったりとかしてですね、やはりその、そういうものもだけど、削られる数字、何兆円という数字は出てこないわけですから、ある意味でね、冷酷、あるいは乱暴みたいなことがですね、強いられると言いますか、民主党はそれを選ばないといけないと思うんですよね。その辺のところの自信と言いますか、ご覚悟と言いますか」

(古川) 「ここはですね、やっぱり国民の皆さんが今度の選挙で変えようっていう、そういう意思を示していただいたのが、我々民主党政権を選んでいただいたということだと思うんですね。ですから、今まで続けてきたから、まさにこれで無駄遣いが続いてきたんですね。もう全てのいろんな事業が、“やり始めたから”、“ここまでやっちゃったんだから”ということで、それこそ諫早湾もそうですし、全てズルズル続いてきた。今回なんかはですね、本来であれば、選挙によっては政権が代わるかもしれないというのがわかってた状況なんですから。地方自治体も当然、そのことを前提にしてですね、我々、違うこと言ってたわけですから、代わるという前提で、やはり本来は地方自治体の方もですね、対応していただくべきものだと思うんですね。まあこれは今まで政権交代は一度も起きなかった。ですから、こういう政権交代があり得べき選挙の前にはどう振舞うかっていうことをですね、それは地方自治体も今までは理解をしていなかったし、行政も当然そうですし、また、そして一般の方々も政権交代っていうのが選挙であり得るんだということを全く想定していなかったということが、今の事態を生んでるんだと思いますが、やはりそこはですね、ぜひ私たち自身、皆さんも含めてなんですけども、頭の考え方を変えていただくということ。できるだけ私たち、もちろん、そのことはきちんとご説明をして、納得していただく。そういう努力はしていただかなきゃいけないと思いますが、しかしやっぱり、変えるということがですね、これが一番の基本的な路線だというふうには思ってます」

(一色) 「相当強いリーダーシップ必要ですね」

(古川) 「そうですね。まあでも、それがやっぱり国民の皆さんが今回、政権交代を選んでいただいたという意味じゃないでしょうか、はい」

(古館) 「本当に覚悟は要りますしね、八ツ場ダム、これを考えても、それなりの補償とか、住民の方々の苦悩、そこを含んで理解して止めるなら止めるというところまでいかないといけないというところ、大変な作業になると思いますけども、それをやっていかなきゃいけないと思いますし、また、各選挙区選出の議員の方々も、やはり地元の方々の気持ちを思うあまり、切るとこ切れないなんてことになりますと、これ、民主党の沽券にかかわりますから、そこは削るべきところは一色さんがおっしゃるように削る。そして生かすべきところは生かすっていうことをもう鮮明にしてほしいですね」

(古川) 「もうですね、かつてのように“あれも、これも”という時代じゃないんです。“あれか、これか”ですから、やはり優先順位の高いもの、特に私たちはやっぱり人、人にですね、重点を置いた予算配分というものをやっていく。その時点でですね、今までの事業も見直していきたいというふうに思ってます」

(古館) 「そこ、大事ですね。そして、削るべき総予算が全部作れるかどうかってあたりもよーく見たいんで、またお話をこれからも随時聞きたいと思います。ありがとうございました」

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報ステ、民主党が大好きな鳩山特別補佐官候補寺島氏を招き民主党擁護をしかける。まだまだ番組は民主の宣伝に使われようと努力する。椿事件は終わってない事がよーくわかる。

平成21(2009)年9月4日(金)の報道ステーション
(本日の番組構成と内容)
 308議席と議席を獲得しすぎた民主党政権に対する批判を徐々にだが強めている朝日新聞とテレ朝。まだ、政権が誕生していないこともあって、おっかなびっくりの姿勢だが、かつては「権力の二重構造」と小沢一郎新幹事長を強く批判したのが、朝日グループそのものだった。今回も、その姿勢を貫けるのかと思いきや、古館キャスターの「今回は違うと思うんです」というコメント。やはり、民主党政権に対しては腰が引けていると言わざるを得ないようだ。

官房長官に平野博文氏

(ナレーション) 小沢代表代行の幹事長起用に続き、鳩山代表は重要閣僚の人事を着々と進めている。総理大臣の女房役・官房長官には平野博文氏を起用する意向を固めた。衆議院当選5回。鳩山代表の信頼が厚く、現在は役員室長を務めている。

先月9日、講演で
(鳩山代表) 「彼(平野氏)なしでは、私は1日も過ごすことができない。女房よりも頻繁に会っている男でございまして」

(ナレーション) 平野氏は選挙期間中も、選挙区のある大阪ではなく、そのほとんどを東京で過ごし、政権交代後のプランを練っていた。

先月
(平野役員室長) 「当然、30日が投票日ですから、それ以降の問題っていうのは、言われなくても阿吽の呼吸で、まあ長いスパンの日程とか、そういう中でどういうふうにするんだろうと」

(ナレーション) そして、人事についてもこう語っていた。

(三反園訓) 「誰を官房長官にしてとかですね、(鳩山代表から)ニュアンスみたいなものって伝わってこないですか?」

(平野) ①「全く伝わってきません。今まで野党ですけど、8月30日以降、そういう立場になった時の一番大事なマネジメント、運営ですよね。だから言っちゃいかんし、多分、ご本人(鳩山代表)の腹の中にはあっても出しちゃいかん」
(虚偽コメント①)「平野官房長官」はすでに民主党内の幹部通達によって、この時点で伝えられている。明らかにウソの発言。
(ナレーション) その腹案が、平野氏の官房長官起用だった。しかし、今日の段階では鳩山代表は明言を避けた。

(鳩山代表) 「3党の連立協議が進められている中で、官房長官を誰にするなどということが決まるはずもないわけでありますので、平野役員室長には役員室長として、大変、連立(協議)で頑張っていただいていると。そのことには感謝をしていますし、能力は高く買っております。当然、頭の中にね、いろんなアイデアがあることは事実ではありますけども、まだその(発表する)段階には至っていないということです」

(ナレーション) 当の平野氏は東京を離れ、大阪へと戻った。

午後7時すぎ、伊丹空港
(平野役員室長)② 「官房長官なんて、そんな……。何か変な(速報)テロップがいっぱい流れてたみたいだけど、だから、突然、流れ出すから、もう訳わからなくなってるわけですよ」

(記者) 「官邸を仕切る自信、力量っていうのは?」

(平野)③ 「そんなの、そういう話ないんだから。ないのに仕切るとか、そういうこと言われても、全くないです」

(記者) 「鳩山さんに一応、聞いたんですよね、“これ、本当ですか”と?」

(平野)④ 「“こういう情報が流れてるけど、これガセでしょ?”と」

(記者) 「代表は何と答えた?」

(平野)⑤ 「いや、よくわからない。まだ、そんな、全く……。私は承知していない」
(情報公開のないウソ発言②③④⑤)マスコミの情報公開要求に、ウソの発言でスッとぼける平野氏の発言も、よーく見ておこう。
(ナレーション) 平野氏を官房長官に起用することには党内から不満も出ている。

テロップにて
(民主党関係者) 「また鳩山さんの悪い癖が出た。側近ばかり周りに置くと、耳障りな話は入らなくなる」

テロップにて
(菅氏に近い中堅議員) 「面白くない人事だ。菅さんが重要ポストに就かないとバランスが取れなくなる」

午後6時半、車に乗り込むところを記者に囲まれて
(記者) 「菅さん、ポストは? 国家戦略局ですか?」

(菅代表代行) 「代表に聞いてよ」

(記者) 「菅代表代行の処遇は?」

(鳩山代表) 「民主党を今日まで、中心的な役割の中で大きく成長させてきた立役者。基本的にはど真ん中で頑張ってもらいたいなと」

(ナレーション) 昨夜、幹事長就任が決まった小沢代表代行。今日は党本部には姿を見せず、国会近くの事務所にこもった。鳩山代表は昨日、岡田幹事長に小沢氏を幹事長に起用すると電話で伝えた。

午後3時、民主党本部
(岡田幹事長) ①「まあ代表が決定をされたということであれば、私はそれに対して異論はありませんというふうに申し上げました。二重権力の話っていうのは、まあ確かに細川政権の時に、そういう議論があったと思います。非常に難しい問題ですけれども、何とか政府の中で一元的に政策決定ができると、そういうしくみを作り出していきたいと」

(ナレーション) 選挙前、小沢グループは衆議院で50人程度だったが、今回、小沢氏が物心両面で選挙戦を指南した新人候補が大量当選。2年前の参院選でも、当選した新人議員の多くが小沢氏の影響下にあると見られ、衆参で小沢グループは150人規模に膨らむとも見られている。

(岡田幹事長)② 「まあ自民党のかつての派閥のように、今はどうか知りませんけれども、金も握り、そして人事権も持ちという、そういうことになると、これは望ましくはないと。人事なども、そのグループを単位にやるということなると、それはやっぱり民主党の目指す姿とは違う」
(腰が引けた「二重権力構造批判」①②)岡田氏の懸念を報道するのみの報ステ。
(ナレーション) 懸念を滲ませる岡田幹事長。一方、小沢氏を支持するグループは

午後2時半、議員会館
(松木謙公) 「いや、うまくいくんですよ。非常にうまくいくと思いますよ、ええ」

(富川アナ) 「党の政策として、(小沢氏が)ものを言う時が来るのではないかということを懸念している方も」

(松木) 「その懸念がおかしいんだよ、僕に言わせたら。じゃあ、あなたはひと言もしゃべらないのかと」

午後2時すぎ、議員会館
(中井洽) 「権力をあの人が振り回したことって、あんまり僕は見たことありませんからね。小沢さん自身も十分情報を、偏った判断をするということも、この頃ありませんし、非常に穏やかにもなってきましたし」

(ナレーション) 民主党内には小沢氏に権力が集中することに懸念もくすぶっている。それでも表立った批判が出ないのは、来年夏に控える参議院選挙だ。

午後5時すぎ、
(長島昭久) 「(参院選がある)来年男7月を民主党としてどう戦い抜くかというのは、政権運営と合わせて、もう1つの両輪として必要なハードルですから、そこを越えられる人物というのは小沢さんなんでしょうね」

午後4時半、議員会館
(渡辺周) 「鳩山さんは喧嘩が苦手ですから、その部分は、一番不得手な部分は、喧嘩師・小沢一郎幹事長に託して、鳩山総理はですね、鳩山政権の運営の方にですね、全力を尽くすと、まあそういう布陣じゃないのかなと」

(ナレーション) 一方、麻生内閣の閣僚は、小沢氏の幹事長就任に

午前10時半ごろ、記者会見
(甘利行革担当大臣) 「閣内に入らないとなると、当然、二元体制になります。まして小沢氏のですね、グループ内の議員数は圧倒的でありますから」

午前10時半ごろ、記者会見
(河村官房長官) 「(西松建設の)一連の事件といいいますか、案件は、まだ解決されていないという認識であります。これを、説明責任をどのように果たされるか」

午前11時前、記者会見
(与謝野大臣) 「碁を打って感じるのはやっぱり、肝心な時には慎重に考える方だと。一見、荒っぽそうに見えますけど、なかなか考えどころは考えられる方だと」

テロップにて
(自民党参院幹部) 「衆議院選挙も参議院選挙も基本は同じだ。ここと決めたら、どんな相手でも一点集中して必ず仕留めにくる。自民党にとっては一番嫌な人だ」

(ナレーション・要約) 小沢代表代行の幹事長就任で、永田町が思い起こすのは16年前の出来事だ。1993年の細川連立内閣で、連立与党の調整の場だった連立与党代表者会議のメンバーに小沢氏が入っていたが、この連立与党代表者会議が力を持つにつれ、党と内閣との権力の二重構造が生まれ、細川政権崩壊の原因につながった。

(細川内閣の官房長官を務めた武村正義氏へのインタビューで、武村氏が国民福祉税構想発表前のいきさつについて話す)

(ナレーション) 二重権力を象徴する出来事が、深夜に突然発表された国民福祉税構想だ。(細川総理の深夜の記者会見のVTR)

(元細川総理秘書官・駿河台大学・成田憲彦学長) 「(細川元総理は)いろんな機会に小沢さんに相談したりですね、小沢さんの意見を聞いたりしていた。国民福祉税はですね、大蔵省と当時の通産省がシナリオを書いてですね、小沢さんがそれでいいと言ったことは事実でしょう」

(ナレーション) 国民福祉税という新たな消費税の導入。当時の社会党が猛反発、政権崩壊の危機に陥る中、総理はわずか5日で白紙撤回に追い込まれた。(細川元総理の白紙撤回会見のVTR) この混乱で連立与党の結束にひびが入り、細川政権の求心力は急速に低下することになる。鳩山代表は当時、官房副長官だった。総理官邸に身を置きながら、連立与党代表者会議にも出席しており、細川政権崩壊の原因を間近で見てきた。

(武村正義氏) 「おそらく彼はずっと代表者会議の雰囲気をみな見ていたんでしょうね。小沢さんという人も、そこで彼は見つめていたと」

(ナレーション)16年後、鳩山代表が選択したのは、小沢氏の幹事長への起用だった。

昨日
(鳩山代表) 「小沢代表代行に対して、次期幹事長を引き受けていただけないかというお願いをいたしました」

(ナレーション) 再び二重権力構造となると、16年前の細川政権の再現の恐れはないのか。

(成田憲彦氏) 「小沢さんは自分の政策に非常にこだわった。ある面、筋を通し過ぎたところがあったと思うんですが、そこのところは小沢さんはいろいろ学んでですね、いろいろ意見を受け入れるようになったと。そこは見ていて明らかに変わったと」

(ナレーション) 細川政権は8つの党派の寄り合い所帯だったが、今回は308議席を持つ民主党と、議席が1ケタ台の2つの政党による連立だ。さらに民主党政権での政策決定は大臣を兼ねて官邸主導で行う。小沢氏も政策には口を出さないとしている。しかし、

(成田憲彦氏) 「政策は政府で決めるけども、その代わり、国会で与党修正、あるいは与野党共同修正があり得ると。修正は後で国会でやるということなんですね」

(ナレーション) 政府が決めた法案は、国会に提出され、与野党で審議される。中には与野党の修正協議が行われることもある。この場合、党を代表して、小沢氏が法案に介入することになるという。

(成田憲彦氏) 「その場合には、小沢幹事長が最終的にその指揮を執るということになります。小沢さんも開かれた場で記者会見もし、それから国会審議の状況を踏まえて政策の手直しをしていく、そういうことですから、まあ密室先行型の行動というのは取れなくなるわけです。そこは小沢さんも心がけなければならないと思います。ただ小沢さんは非常に、やはり強力な人ですし、非常に大きな存在ですから、鳩山さん自身が言われているようにね、猛獣使いという側面がありますから、やっぱりきちっと猛獣使いとしての役目をやっていく必要があると思いますね」

(古館) ①「まあこうして93年の細川政権の時とどうしても比較するというアングルで出てまいりますけどこれ、やっぱり今回は違うんだと思うんですね。これは選挙を経て、その時に、多くの国民が1つの党に“政治を変えてくれ”というふうにですね、そういうような願いを込めたわけですから、当然、構造があの当時と違うと思うんですね。取材する我々も角度を改めていくってことが必要なんだなということを痛感しました。
 民主党本部前の山崎さん、先ほどですね、今日の鳩山代表のお話を、人事に関して具体的ではありませんが、じっくりこう聞こうとしますとね、やっぱりしかるべき人がしうかるべきところに就くんだなというように感じたんですけど、どうですかね?」
(腰が引けたテレ朝と古館キャスター①発言)取材もしてないのに、勝手に古館が「痛感した」と言って「今回は違うんだ」と決めつけようとする報ステ。小沢氏に対し、いまのところは黙っているということと、今回は権力の二重構造はない、ということは違うのでは?
(山崎記者) 「そうですね。VTRにもありますけど、平野役員室長ですが、これは鳩山代表の側近中の側近でして、常に側にいて、いろいろな仕事を、表の仕事だけじゃなくていろいろな仕事をずっとやってきて、それで平野さんは鳩山さんの信頼を勝ち得てます」

(古館) 「それからあの、背景として違うことも言われていて、首相指名があって、16日に、その直後にバッと主要閣僚含めて全部の組閣と言われたのが、ちょっと流れが変わってきましたね」

(山崎記者) 「そうですね。もともとですね、鳩山さん自身は16日に一気にというふうに思ってるんですけれども、ただですね、官房長官やですね、国家戦略局長、外務大臣や財務大臣、この辺の重要閣僚というのは前もって決めておく必要があるのではないかということで、あらかじめ決めておいたよっていう話もあるんですね。それを受けて、連立協議がまだ終わってませんから、社民党や国民新党にも配慮して、彼らのポストもちゃんと配分した上で、それで首班指名後の16日に一気に発表しようというふうに考えているようです」

(古館) 「まあそうすると、我々もとかく前のめりになって、情報を伝えようとするあまりというところがあると思うんですが、鳩山さん自身の腹の中にあるということは間違いないわけですね、今ね。出してないだけで」

(山崎記者) 「そうですね。出してないだけで、腹の中にはある。鳩山さん自身もですね、頭の中にイメージはあるというふうに、ぶら下がりでも言っておりますし、ただ、それを表にまだできないと。ただ、今回の人事ですけれども、本来は鳩山さん1人で決めるというのが、本来の姿かもしれませんが、今回はそうは言っても、他の幹部と相談なり、了承なりというのが必要になってるので、その部分がまだ終わっていないと。他の幹部の了承や相談というのがまだ終わっていないので、鳩山氏自身もまだ表にできないという状況です」

(古館) 「寺島さん、ヨーロッパに行ってらっしゃったわけですけどね」

(寺島実郎) 「これ、私、この開票を、ハンガリーのブタペストで刻々と見てたんですよ。つまりそういう時代なんだなと思いながらですね、グローバル化ってこういうもんなのかなと思ったんでね。今度の選挙なんですけど、今回、飛行機の中でずっと資料見ながら分析してみて、気がついたことなんですけども、今回、選挙の恐ろしさって言いますか、まあ盛んに言われてますけど、小選挙区制の恐ろしさでもあるんですけども、じっくり見ると、自民党が全国の比例で取ったのが1881万票、民主党が2984万票という、ものすごい差がついているように見えるんですけども、前回に比べて自民党が700万票減らして、民主党が800万票、前回に比べて増やしてるんです。どういうことっていうとですね、700~800万票の票がどちらにスイングするかによって、結果がこんなですね、300対云々というところまでいっちゃうっていう恐ろしさっていうか、まあ制度の恐ろしさもそうですし、国民選択がそういう形になってきてるんだということを、まず我々、気がつかなきゃいけないんで」

(古館) 「今までの政治に辟易して、グッとスイングしたともとれると?」

(寺島) 「わずか700~800のところが動けばね、これほど変わると」

(古館) 「なるほど」

(寺島) 「そこでね、盛んに今、報道されてるようなことで、政局的な話題って言いますか、政治プロとか政治好きの人たちにとっては、たまらないですね、二重権力構造の始まりとかっていう話が出てくるんですけども、あまり劇場化したり矮小化しちゃいけなくてですね、我々はまっしぐらに日本の代議制民主主義の真価を、しっかり問いかけていかなきゃいけない。欧州でいろんな人と議論した目線を思い出すんですけども、日本もいよいよ成熟した民主主義の国になってきたかという期待感もあるんですよ。だからこそね、行動も含めて、政治の真価を我々がしっかりここで見据えなきゃいけないと思うんですけどね」

(古館) 「確かに、革命的なことが起きたわけですよね、選挙という制度を通して。ですから、我々も政局含めて、細かいところをつつくというようなことを決してせずにですね、やっぱり情報の透明化、民主党の。政策決定プロセスをよーく見てお伝えするということにやっぱり専念しなきゃいかんですね」

(寺島) 「そうですね。本当にそう思います」

鳩山代表、中国、韓国大使と会談、講演ではアメリカに配慮も

(ナレーション) 政権を握るということはこういうことだ。今日午後、民主党の鳩山代表のもとを中国と韓国の駐日大使が訪れた。

午後1時55分、記者に囲まれ
(中国・崔天凱駐日大使) 「日中関係がより発展することは両国の利益であり、両国の各党、各界の共通の願いだ。今日は双方とも日中関係の発展を推進していくことを表明した」

午後3時すぎ
(韓国・権哲賢駐日大使) 「鳩山代表の友愛の精神が基盤となる新たな日韓関係が既に一層の発展をし始めていると申し上げた」

(ナレーション) これらの席に外務省の職員はいない。結果、政治主導をアピールする格好となった。しかし、中国は別の姿勢を見せる。日中の有識者が共同で行っていた歴史研究会。その報告会が今日、行われるはずだったが、中国側の要請で急きょ、中止となった。鳩山代表の対中政策を見極めようとしたのか。

(アジア経済研究所・中川雅彦主任研究員) 「中国、韓国、近隣のアジア諸国から見ますと、小泉時代以来、非常によくない関係と。その状況が修復されないまま、今日まで来てしまっているという状況があるんですね。それを立て直せるかどうか。つまり民主党政権が安定していなければ、関係の修復っていうのが非常に難しい」

(ナレーション) そんな中、飛び込んできたニュース。

午後5時半、
(朝鮮中央テレビ) 「ウラン濃縮実験が成功し、完了段階に入った。廃燃料棒の再処理が最終段階で完了しつつあり、抽出されたプルトニウムが武器化されつつある」

(ナレーション) ウランの濃縮実験。それは核兵器に結びつく。ニューヨークの国連本部前では、当事者に次々とマイクが向けられた。

(記者) 「ひと言、コメントを」

(北朝鮮・申善虎国連大使) 「安保理に聞けばいいじゃないか」

(記者) 「安保理に(ウラン濃縮実験成功の)書簡を送った?」

(申国連大使)「送った」

(記者) 「なぜ送った?」

(申善虎国連大使) 「……」

(ナレーション) 新たなカードに火種はくすぶり続ける。北朝鮮問題を担当するボズワーズ北朝鮮担当特別代表は北京で

(アメリカ・ボズワーズ北朝鮮担当特別代表) 「北朝鮮の核開発はどんな形であれ、懸念すべき事態だ」

(ナレーション) アメリカとしては、北朝鮮と話し合いのテーブルに着く用意はあるという。

(ボズワーズ特別代表) 「(米朝)2国間協議に応じる用意はある。ただし、6ヶ国協議の再開が前提だ」

(ナレーション) 6ヶ国協議再開となれば、その姿勢が問われるのは鳩山代表だ。今日、講演で持論を展開していた。

正午すぎ、「世界経済フォーラム」会議
(鳩山代表) 「野放しのマネーゲームは人々に不幸をもたらしました」

(ナレーション) 行き過ぎた市場主義からの脱却。一方で、今日のスピーチにはアメリカへの配慮が滲んでいる。

(鳩山代表) 「自民党の時代よりも、より能動的な外交というものを作り上げていくことが肝要だと」

(ナレーション) 「世界経済フォーラム」の会議で講演した民主党の鳩山代表。市場原理主義からの脱却という持論を繰り返しながら、アメリカへの配慮も見せた。選挙前、自らが記した論文。「冷戦後の日本は、アメリカ発のグローバリズムという名の市場原理主義に翻弄され続け、人間の尊厳が失われている」。それが今日は、

(鳩山代表) 「グローバリゼーションと呼ばれる世界的相互依存の深まりには、言うまでもありませんが、光の部分と影の部分がございます。影の部分をいかに制御して、光の部分をいかに伸ばしていくか。グローバリゼーションの制御に保護主義をもってするのは間違いである」

(ナレーション) 保護主義や社会主義的な平等を否定し、アメリカ側の懸念を打ち消す狙いものぞく。何と言っても鳩山代表の論文は、アメリカでは反米的だとして波紋を広げているのだ。

午後6時、民主党本部
(鳩山代表) 「日本、中国、米国3者ともWIN WINの関係を作ることが大事じゃないかと」

(古館) 「あの、寺島さん、大雑把に見てはいけないなと思うんですが、市場原理主義と市場主義というのは全く違うわけで、市場主義の行き過ぎた部分の修正と鳩山代表は言ってるんで、その市場原理主義と言ってないんじゃないかというふうに捉えるんですかね、今日の講演聞いていて」

(寺島) 「そうでしょうね。これ、市場原理主義からの脱却っていうのは麻生さんでさえ言ってたんですもんね。そういう意味で、世界の常識は、もう去年のリーマンショックだ、サブプライムを見てですね、この番組でも何回もやってきてるようにですね、行き過ぎた資本主義がマネーゲーム化してしまったことに対する反省っていうのが、たとえばオバマ大統領自身も、行き過ぎたウォールストリートのあり方に対して批判を投げかけてですね、金融規制っていうのに踏み込んでるわけですし。我々にとってフロントランナーのところにいたマイクロソフトのビルゲイツまでがね、最近、創造的資本主義っていうことで、資本主義のあり方をものすごく深く問い返して、格差とか貧困っていう問題を、やはり影の部分として立ち向かっていかなきゃいけないっていうことをですね、アメリカのビジネスのリーダー自身が言ってるわけで、何も鳩山さんが突出して言ってるような話でもないわけで。これについては、その論点が反米的であると捉えてくる見方そのものに対して、我々、腰砕けになっちゃいけないし、もう1つ、ニューヨークタイムズなんかがですね、やはり日本が新しい展開してくるんじゃないかということで、懸念っていうことを盛んに表明してるポイントがですね、日米同盟、たとえば日米の軍事協力関係がですね、齟齬をきたしてくるんじゃないのかということに対しての懸念っていうことを出してきているわけですよ。ただね、我々が本当に真剣に、この大きな変化の時に考えなきゃいけないのは、私、常識に帰らなきゃいけないところに来てると思ってるんですけども、1951年のサンフランシスコ条約以来、日米安保条約を、60年安保、70年安保と踏み固めながら歩んできた日本なんですけども、70年安保の見直しからだってもう40年も経とうとしてるわけだし、90年代に入って、冷戦後の時代が来てるわけですね。安保体制そのものがね、冷戦っていうものを前提にして、日本の安全保障どうしてったらいいんだって、必死の思いから、アメリカとの連携で日本は生き延びるっていう選択をしてきて、それが決して間違いではなかったっていう時代があったと思うんですよ。だけどやっぱり冷戦後という時代を迎えてから、同じ敗戦国だったドイツが、やっぱりドイツにある米軍基地のあり方なんかをよくアメリカを目を見て、見直してですね、基地の段階的な縮小だとか、地位協定の改定だとかっていうのを踏み込んでいったんですね、90年代に」

(古館) 「あのベルリンの壁が崩れて以降」

(寺島) 「はい。努力したわけですね。ところが日本は先ほどの映像にも出てましたけども、宮澤内閣が崩れてから、政局がものすごく混乱して、短期政権が繰り返し出てきたと。そういう中で、しっかり冷戦後の日米の同盟関係のあり方をどうしたらいいんだろうということを見直さないままに、アジアには北朝鮮のような問題があるからですね、今までのような冷戦構造の中での日米同盟をさらに踏み固めていくんだっていう選択肢のまま21世紀迎えて、9.11が起こって、衝撃受けて、日本はもうアメリカについていくしか仕方がないんだよっていう話で今日まできたわけですよね。それが一巡して、新たにアジアに軍事的な空白を作らない形で、日米の関係、特に軍事的な同盟関係を次にどうするんだっていうことを、きちっとテーブルに載せて議論し合うなんていうことは、日米関係の成熟、進化にとってもとっても大事な話で、これこそがね、新しい日米の信頼関係をより固めることなんだということを僕らは考えなきゃいけないと思うんですよ。要するにですね、今までのままの日米関係に権益を持ってたり、そのままでいいんだっていう立場の人たちのメッセージに対して怯えて、過剰に反応する必要はないっていうかですね、創造的で建設的な未来志向の関係を作らなきゃいけないところに、誰が来たって、今、我々立ってるわけですよ。だからこそ外交についても、日米で連携してやれることってことをよーく創造的に考えなきゃいけないところにきてると思います」

(古館) 「そうしますと、いわゆる対等な日米関係、これを標榜していくという姿勢、その場合に、対等ということには、責任、役割、リスクっていうものも出てくると思います。役割、具体的に1つでもおっしゃっていただけますか」

(寺島) 「たとえば、今回、僕、中東に関する会議にウイーンで出てきたんですけども、日米で連携してやらなきゃいけないこと、たとえばイランの核の問題とか、北朝鮮の核の問題に対して、日米で連携してやれることって、実は大きいなと。っていうのはね、オバマ大統領自身が、“核なき世界”なんて言ってる中で、中東の非核化っていう時に、要するにイラン問題をどう制御するかっていうと、アメリカの場合にはどうしてもイスラエルの核っていう二重基準の問題にぶつかって、なかなかイランを制御できない。ところが日本は、中東諸国の日本に対する信頼と期待は、誇張でも何でもなく、非常に大きなものがあります。っていうのは、1度も中東のいかなる国にも武器輸出したことがない。軍事的な関係を持ったこともない、イラクに対する派兵を除いてですね。そういう、先進国の中でも珍しいポジションにあると。アメリカのように、ユダヤ、イスラエルの利害に引っ張られるっていう外交をとる必然性もないっていうか、そういう立場の日本がアメリカと連携しながら、踏み込んで、中東問題に対して1つの役割を果たしていく。イランの核、それからそれを踏まえた北朝鮮の核っていう問題をやっていくなんてこと、大いにある。さらに環境問題ですね。環境問題で大きな数字だけぶち上げてる場合じゃなくて、インド、中国を巻き込んで、アメリカがようやく環境のルール作りに参画しようとしてきてるわけですから、オバマ政権は。一緒になって中国、インドを巻き込む世界の環境ルールっていうものを作るなんていうことで、日米が連携していくなんていうテーマ、いくらでもあるわけで、その辺りが僕は今後の大きな課題なんだと思いますね」
(長い寺島コメント)どうでもいいけど、とにかく寺島実郎氏のコメントは長すぎる。古館も止める能力がないのだろう。
(古館) 「そこには決意が必要ですね」


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報ステ、民主党が活躍するぞ~!アメリカとの懸念も自民党だって防衛問題はマニフェストの最後に出てくるので民主党と一緒。どこまでも民主党がお得。そんな偏向報道です。

平成21(2009)年9月1日(火)の報道ステーション

(本日の構成と報道内容)


今日の民主・自民の動き

(ナレーション) 政権交代を見据えた鳩山詣でが早くも始まった。

午後2時15分
(日銀・白川総裁) 「本日は鳩山代表に表敬訪問ということで参りました。表敬訪問と、若干の経済金融情勢についての意見交換ということでございました。私の方からもご挨拶をしたいなというふうに思っておりまして、代表の方からも挨拶をしたいということで、今日のご挨拶に至りました」

(ナレーション) 財務省の丹呉事務次官も民主党本部を訪れた。民主党は昨日、締め切られた来年度予算の概算要求について、抜本的に見直す考えだ。

午後2時半、民主党本部
(記者) 「こちら(民主党)から要請があったということですが、それはいつ頃ですか?」

(財務省・丹呉事務次官) 「昨日。私ども財務省と金融庁に(国際会議の)説明するようにというご指示がありましたので、ご説明してまいりました」

午後3時、国会内
(ナレーション) 鳩山代表は(国民新党の)亀井代表と協議し、今週中に、社民党を含めた3党で連立に向けた本格協議を始めることで合意した。

午後3時半、国会内で記者に囲まれ
(国民新党・亀井代表) 「連立についての要請があったのでね、これについては真摯に受け止めて、合意がきちっとできればね、我々としては新しい政治にね、これは喜んでもちろん参加しますと」

(記者) 「閣僚を出してほしいという要請はあったんでしょうか?」

(亀井代表) 「いえいえ、そういうこと、そうじゃなくって、そういう政権運営についてどうするかということを、今後よく協議していきましょうと」

午後4時、衆議院
(記者) 「先客万来、大変ですか?」

(鳩山代表) 「楽しいですよ」

(中略)

(ナレーション) 民主党の攻勢は続く。山岡国対委員長は17ある衆議院の常任委員長の全てのポストを求めた。

(民主党・山岡国対委員長) 「我がサイドからいけば、全ポストを要求すると。それは今まで自民党さんもやってきたことですからね。そういうことになると思いますけど」

(ナレーション) 攻守、ところを変えた永田町。今日の民主・自民の国対委員長会談では、今月16日に特別国会を召集し、総理大臣を決める指名選挙を行うことで合意した。そこで鳩山総理が誕生することになる。総理氏名が16日に決まったことを受け、鳩山代表は麻生内閣に対し、政権移行のための引き継ぎ協議を申し入れる考えを示した。

午後6時、民主党本部
(鳩山代表) 「概算要求、中身もまだ拝見もしていない状況でありますから、それをむしろ河村官房長官に対して、何らかの形で申し入れを行いたいと」

(ナレーション) 明日、岡田幹事長らが総理官邸を訪れ、河村官房長官に引き継ぎの協議を求める。新型インフルエンザの対応など、まずは危機管理について話し合う。16年前の1993年(8月

17日)、宮澤内閣から細川内閣に政権交代した際には、総理同士の引き継ぎも行われた。細川元総理によると、宮澤元総理は非常に協力的だったという。今回、鳩山代表と麻生総理が直接会談するかは決まっていない。

(鳩山代表) 「16日、首班指名ということになれば、その直後に組閣に入るということになると思います。いわゆる猟官運動みたいなものをあまりなさる方はそれほど多くないと思いますが、俺が俺がみたいなですね、発想をされる方を私としては基本的にあまり好まないと」

(ナレーション) 総理に指名された16日中にも新内閣を発足させる考えを示した鳩山代表。しかし、人事をめぐっては混乱も目立つ。鳩山代表は当初、総選挙翌日にも「政権移行チーム」を発足させる予定だった。政権移行チームとは、岡田代表時代に構想されていたもので、新たに就任する官房長官や財務大臣、幹事長ら、主要メンバーだけで閣僚人事についても決めるとしていた。ところが、

昨日
(鳩山代表) 「私が1人でしっかり考えて、結論を出すべきものであると」

(ナレーション) 方針転換の裏に何があったのか。開票中に行われた鳩山代表と4人の幹部との会談で、「一部の人事だけ先に決めるのはおかしい」と、批判の声が上がったという。

午後5時、記者に囲まれ
(民主党・石井一副代表) 「政権移行チームが人事を決めるなんていう話はあってはならんことだし、小沢(代表代行)という人はいろんな政局の節目に、いろんな経験を持っているから、こういうときに相談はせなあかんと思います」

(ナレーション) 小沢代表代行は、選挙期間中に政権交代後の話が新聞などに漏れたことに不満を示したというのだ。

テロップにて
(民主党関係者) 「人事が漏れていることが小沢さんの怒りを買って、政権移行チームはなくなったということだ」

(鳩山代表) 「基本的に今までの、たとえば岡田幹事長に幹事長としての役割を果たしていただきたいと。政調会長には政調会長の役割を果たしていただくと。政権移行チームを確実に作るということを、最初から決めていたわけではありません」

(中略)

(ナレーション) 歴史的惨敗を受け、閣僚たちの表情もまた、重苦しい空気に包まれていた。

午前10時、記者会見
(与謝野大臣) 「私指針も小選挙区で敗れて、比例で帰るという結果でございましたが、小泉内閣が終わった時に、やっぱり人気先行で総裁選挙をやった。国民の失望感を買ったのではないかと」

午前10時、記者会見
(野田大臣) 「かつてない自民党の大惨敗でありますので、16年前に野党を経験しているとはいえ、それ以上のダメージだと思います」

午前9時半、記者会見
(舛添大臣) 「緊張感のなさ、不祥事で辞める大臣が相次いだというようなことを含め、国民が厳しく審判を下したんだというふうに思っております」

(記者) 「総裁選に出馬するっていう考えは、今のところいかがでしょう?」

(舛添大臣) 「全く白紙です」

(ナレーション) そんな中、自民党内では混乱に歯止めがかからない。今月16日に決まった、総理大臣を指名する特別国会。そおkで総裁辞任を表明した麻生総理の名前を書いて投票することに、党内からは異論が相次いだ。

午後3時、自民党本部
Q. 首班指名選挙は?

(加藤紘一) 「私は白紙でもいいと思ってます。党の総裁選挙管理委員長の名前を書くというのも1つだと思いますね」

(記者) 「それは?」

(加藤紘一) 「野田(毅)さんです」

(谷川秀善・参院幹事長) 「党としては白紙が一番いい。自由(投票)やないんですよ。白紙で投票するということを決めるんです」

(平沢勝栄) 「私にとってはどっちでもいいことだと。申し訳ないけども、鳩山さんで決まっているわけですから」

(ナレーション) 結局、今日の総務会では党としての方針は決まらず、来週の両院議員総会で再び議論することになった。

(古館) ①「いろんな意見があると思いますけど、でも、かつて人気がこの人はあるということで担いで、総裁選、結果、麻生さんを選んで、選ばれて、それでこうなってきてるわけですよね。まあ、いろんなことを揉めてるようですけど、だだ、あの一色さん、国民のために政治をしてくれと、それを託された人たち、その人たちがやっぱり国民に向いてなければ、国民が審判を下すという、そういう当たり前の結果が出てるんじゃないかと思うんですよね、今回」

(一色) 「そうですね。まあこれは4年後、また8年後とか、その選挙の度に同じようなことでいいんだと思いますね」

(古館) ②「そうですね。だからこそ民主党に大きく期待がかかり、冷静に達成できるかどうか、この約束をと、いうふうに国民は見てるという今、状況ですよね」

(問題発言①②)もはや民主党政権になろうとしているのに、これでもかこれでもか、と最後までとどめを刺そうとするテレ朝。民主党が本当に「国民の方を向いているかどうか」はまだわからない。自民党を叩く暇があったら、民主党のあら探しを権力のチェック機関としてやったらどうなのか?それにしても、一色の「選挙の度に同じ様なことでいい」というのはどういう意味?永遠に民主党政権でいいってこと?
消費者庁発足

午前11時すぎ
(野田大臣) 「日本の国民のために役立つ役所になっていただきたい」

(内田俊一消費者庁長官) 「消費者に向かってまっすぐ進んでいきたいと思います」

(ナレーション) 新しい役所の門出にもかかわらず、担当大臣、新長官に笑みはなかった。なぜか。

昨日
(鳩山代表) 「なぜ民主乙がいよいよ政権を取るというような時に、駆け込みでですね、消費者庁を発足をさせて人事を決めるのかと」

(ナレーション) 消費者行政はこれまで各省庁にまたがり、縦割りの弊害が指摘されてきた。

(2005年、パロマのガス湯沸かし器事故で次男を亡くした遺族へのインタビュー)

(ナレーション) 28件起きたパロマガス湯沸かし器事故で、21人が死亡した。ガスとガス器具の監督官庁は経済産業省。しかし警察との間だけでなく、経済産業省内部でも情報が共有されず、事故が多発した。そして今年5月、消費者庁設置法案が成立した。農薬が混入された中国製冷凍ギョーザでは農水省と厚労省にまたがっていた。シンドラーエレベーターの事故の場合、警察の捜査が優先され、国土交通省の対応が遅れたとの批判が出ていた。こうした事態を受け、誕生した消費者庁は各省庁にまたがる権限をまとめ、消費者窓口も一本化する。そして消費者からの苦情や問い合わせを受け、各省庁に製品回収などを勧告する機能を持つ。さらに民主党の主張を取り入れて、有識者で構成する消費者委員会が設けられ、ここが消費者庁をチェックするしくみになっている。 (午後2時半から行われた消費者庁での麻生総理の挨拶) しかし、消費者からの苦情や相談を受け付ける「消費者ホットライン」の設置が間に合わなかった。

午後4時すぎ、消費者委員会
(松本恒雄委員長) 「9月1日に発足するというのは政治判断ですから、それに対してどうこうと言うのは、なかなか言いにくいわけです」

(ナレーション) 当初、消費者庁は年内に発足することになっていた。ところが、この一声で予定を前倒ししてスタートすることになった。

6月4日
(麻生総理) 「今年の9月には消費者庁として発足をさせたいと」

(ナレーション) 準備途中段階での突然の前倒し。7月には内閣府の元事務次官で、損保会社の顧問に就任していた内田俊一氏を消費者庁の初代長官に充てる人事を内定した。これに民主党が反発。「旧来型の官僚主導で進めるのは不適切で、人事については全面的に見直さざるを得ない」という談話を発表した。しかし結局、民主党の反対を押し切って官僚出身の内田氏を起用してのスタートとなった。

今日午前、記者会見
(野田大臣) 「事務次官会議に出る人ですから、それなりに各事務次官に対してしっかりとモノが言える。様々な検討をした結果、内田さん。余人をもって替え難いということで」

昨日
(鳩山代表) 「私どもの思いというものがかなりなかに入る消費者庁になってきておりますので、その実現に向けては前向きに考えていきたいとは思っていますが、しかし、なぜあのような人事というものをですね、急いでなさる必要があったのかと」

(ナレーション) これに対して、当の内田長官は

(内田俊一消費者庁長官) 「まあ『公務員で大丈夫か』という不信の声、これは大変重いものとして受け止めたいと」

(ナレーション) 官僚主導からの脱却を目指す民主党。しかし霞ヶ関の天下りが止まらない。全国の国民健康保険団体を束ねる国民健康保険中央会の理事長に今日、旧厚生省出身の柴田雅人前内閣府審議官が就任した。

今日、永田町の国民健康保険組合中央会
(記者) 「柴田理事長っていらっしゃいますか? ちょっとだけでも取材、話を聞けないですか?」

(職員) 「難しいような状況ですね」

(ナレーション) 前任者の任期は来年3月までだったが、「健康上」との理由ということで、前倒しして柴田氏の就任が決まった。

午前9時半、記者会見
(舛添大臣) 「全ての天下りが悪いっていうことではなくて、(民主党は)政権を取った以上は、やっぱり、そういう幅のある複眼的なね、思考でやっていただいた方がよろしいんじゃないかっていうふうに思ってます」

(ナレーション) この他にも、衆議院が解散された後、わかっているだけで6人の高級官僚が天下った。総務省の戸谷前総務審議官は独立行政法人統計センターの理事長に、国土交通省の峰久幸義元事務次官は住宅金融支援機構の副理事長に就任した。日本貿易保険の理事長には特許庁の鈴木隆史前長官。そして文部科学省の銭谷真美前事務次官は東京国立博物館の館長に、文化庁の近藤信司元長官は国立科学博物館の館長に、矢野重典元文部科学審議官は公立学校共済組合の理事長に就任。国立教育政策研究所の所長、日本学生支援機構理事を経て3ヶ所目の天下りだ。

午後7時半
(記者) 「駆け込みで天下りした方についてはどう対処されるんですか?」

(民主党・細野豪志) 「この扱いは非常に難しいですよね。ただ、いったん就職してしまったものをですね、どうするのかっていうのは、これはまあちょっと軽々には申し上げにくいですね。(今後)行政刷新会議という組織を作りますから、そこでまあ(天下りを)包括的に、各省庁のわがままを許さずに、甘えを許さずに確実に遂行していくことになると思います」

(古館) 「ここんところだと思うんですよね。この行政刷新会議はですね、極端に言えば、駆け込みのように天下っていった人事まで遡って、遡及してでもですね、いろいろこう手を入れて、変えていかないと、これは本当に行政のムダにつながっていかない、絞ることにね。というところを強く感じるんですが」

(一色) 「うーん、私あの、今日、消費者庁に関係した官僚とちょっと話をする機会があったんですけど、まあ発足の喜びというよりも、かなり戸惑ってましたですね。まあ長官人事についても、まあ事務方のトップという格好ですから、これ、官僚とか官僚OBが就くのっていうのは、特に変わったことではないんじゃないかと。『これは天下りって言えるのかな』みたいなことを言ってたんですけど。まあ、それはそれで官僚の言い分として置いといて」

(古館) 「企業に天下った人が今度、天上がりと言ったら変ですけども、戻ってきた感じも」

(一色) 「まあそうですね。事務方のトップに戻ったっていう感じですいよね。まあそれは官僚の言い分としてあるわけですけれども。まあそうは言っても、おそらく民主党はこれまでの経緯と、それから政治主導という考え方からして、やっぱり見直すことになるんじゃないかなと、私は思いますけど。その政治主導を貫くことと、官僚のやる気を維持しながらと言いますか、引き出しながらやっていくと。これ、両立しないとやっぱりね、うまくいかないと思うんで、その辺、早速、この消費者庁の人事で試されるのかなという感じますね」

(古館) 「バッサバッサ切ればいいかというと、とんでもなくて、本当に官僚の才能を引き出していく、そして定年制もですね、この年齢を上げてとか、いろいろやっていかなきゃいけないと思うんですね。ただ、どんどんどんどん天下りが最後、羅列されたように、その中にはかなり渡っている人がいますでしょ。そうやって、その度に退職金を取っていく。こういうことはやっぱり、経済成長がどんどんいっていた頃の予算全体で、そういうことをやってきた時代はあったでしょうけれども、全くここから発想を変えてですね、予算を緊縮させても、それでも国民に振り向けて成長国家を目指すっていうことはできるはずなんでね、そこを民主党がやってくれるかどうかっていうことを、我々、よーく見なきゃいけないわけですよね」

(一色) 「それはまあ政権交代の意味の1つですよね」

(古館) 「根幹だと思うんですよね」

(一色) 「ええ、そうですね」

●アメリカが鳩山外交をけん制

(ナレーション) 緊密で対等な日米同盟を外交政策の看板に掲げる鳩山代表。オバマ大統領との首脳会談は、今月下旬の国連総会でニューヨークを訪れる際、実現する見通しだ。しかし、その日米間に早速、火種が持ち上がろうとしていた。それは沖縄、米軍普天間飛行場の移設問題。

7月17日、日本記者クラブでの会見
(鳩山代表) 「一番いいのは海外に移設されることが、移転されることが望ましいと思っておりますが、最低でも県外移設が期待をされると」

(ナレーション) 日米両政府は2014年までに名護市辺野古に移設することで既に合意していた。しかし民主党は従来からこの計画に反対、移設先を沖縄県外にと掲げているのだ。

今日、記者会見
(中曽根外務大臣) 「国外とか、県外とかおっしゃってますけども、本当にそういうような形で沖縄の負担の軽減と、それから日本の防衛がしっかりできるのかと」

(ナレーション) アメリカ国務省のケリー報道官も民主党をけん制した。

(ケリー報道官) 「アメリカは普天間の代替施設や海兵隊のグアム移転を日本政府と再交渉する気はない」

(ナレーション) いったん修正協議を始めれば、計画が振り出しに戻りかねない。普天間飛行場の移設問題は海兵隊8000人と家族をグアムに移転することなどが盛り込まれる「在日米軍再編計画」そのものにもかかわる問題だ。住宅密集地に位置する普天間飛行場。周辺住民は騒音被害だけでなく、常に事故の危険に晒されている。

午後4時、宜野湾市
(普天間飛行場近くの住民) 「動いてほしいのは動いてほしいんですけどもね。それもできるだけ早く。あまりにもアメリカの言いなりになっていると思うんですよ」

(別の住民) 「やってみないとわからないけど、民主党が違うやり方でまた展開があるんじゃないですか」

(ナレーション) 今回の選挙では自民が全廃した沖縄。今日、民主党沖縄県連の代表らが普天間飛行場の県内移設を容認する仲井真知事の元を訪ねた。

(民主党沖縄県連代表・喜納昌吉参院議員) 「名護の辺野古の基地はね、作らずに、普天間が返還されれば、これ以上のバンザイということはないはずなんですよ。だからその辺ではどうです、意見は一致しません?」

(仲井真沖縄県知事) 「基本的にはそれは、ベストなものっていうのは県外(移設)だとは思うけど、やっぱり現実性で、普天間の今の危険を早く所今日するにはやむなしという。時間かけてゆっくり、ちょっとお話を伺う機会をください」

(ナレーション) オバマ大統領との会談で、基地問題を議題にしたいとする鳩山代表。そのアメリカでは、鳩山氏が反米主義者ではとの疑念が湧き出ている。衆院選直前の先月27日。「日本の新しい道」というタイトルでニューヨークタイムズの電子版に掲載された鳩山代表の論文。これがアメリカ国内で波紋を広げている。

(「日本の新しい道」からの抜粋)
「日本はアメリカ発の市場原理主義に翻弄され続け、人間は目的ではなく、手段におとしめられ、人間の尊厳は失われた。金融危機はアメリカ一極主義の時代の終焉を予感させ、ドル機軸通過態勢の永続性への疑念を抱かせた」

(ナレーション) 論文はアメリカ主導のグローバリズムを批判、ドル機軸の通過態勢に懸念を示した。鳩山代表は以前から同様の発言をしていた。

今年2月、都内
(鳩山代表) 「イラク戦争の失敗と金融危機によって、米国主義のグローバリズムの時代は終わりを告げ、世界は米国一極主義の時代から多極化の時代に向かうだろう」

(ナレーション) アメリカの新聞各紙では、厳しい批判が出ている。

ウォールストリートジャーナル) 「鳩山氏のバラマキ政策は、経済成長なき“新たな失われた10年”をもたらしかねない」

(ナレーション) 経済誌「フォーブス」では、「鳩山氏の空想列島」との見出しが。

(米フォーブス誌・ティム・ケリー東京支局長) 「鳩山氏の論文は反資本主義的に感じられる。鳩山氏は貿易の気勢を求めるのではないかと(オバマ政権に)疑問や懸念が広がるだろう」

(ナレーション) 日本の月刊誌に寄稿した論文が一部転載されたとする鳩山代表は、

昨日午後、民主党本部
(鳩山代表) 「グローバリゼーションの負の部分だけを申し上げるつもりはなかったと。負もあり、正の部分っていうのも当然ある。したがって、決して反米的な考え方を示したものではない」

8月31日、ワシントン
(記者) 「(鳩山代表は)日本を“米国従属”から脱却させたいと言っていますが?」

(ホワイトハウス・ギブス報道官) 「彼がどういう意味で従属と言っているのかわからない」

(古館) 「あの、そもそもね、この具体的にお聞きしたいんだけど、その前に日本の月刊誌に全文が載っていて、それが一部抜粋される形で転載されて、ニューヨークタイムズがそれを、抜粋したものを載せるっていうことも、ちょっとにわかに信じがたい動きかなと思うですけどねえ」

(名古屋大大学院教授・春名幹男) 「やっぱりですね、日本ではあまり認識がないんですけども、鳩山さんはものすごくマーケット価値があるんですよ。つまり54年間にわたってですね、自民党のいわば一党独裁のような形であったのが、鳩山さんが代表をされる民主党が勝ったわけですから、その鳩山さんというのはどういう人なのかというのは、大変なニュース価値があるわけなんですよ。で、鳩山さんが最近書いたものはないのかということで探したんじゃないかというふうに思いますね」

(古館) 「まあ全文を読むのと、この抜粋で読むのは、まあ我々テレビで言えば編集作業をすることでニュアンスが変わるということで批判を受けそして真摯に受け止めて反省しなければならない局面があるわけですね。それとちょっと似たところを感じるんですが。じゃあ具体的にちょっと見てみましょうかね。まず1点お伺いしたいのは、この『日本はグローバリゼーションと呼ばれる米国主導の市場原理主義に翻弄され続けた』。アメリカがこれに関してかなり反論してますね」

(春名教授) 「そうですね。やはりグローバリゼーションと言った場合にですね、先ほど鳩山さんご自身も言ってられたように、プラスの面もあるわけですよね。そのプラスの面をかなり利用してきたわけなんです」

(古館) 「そうですねえ」

(春名教授) 「やはり問題がどこにあるかという、言葉の使い方だと思うんですが、これをもしファンド資本主義だとか、金融的な問題にですね、指摘をすればですね、もっとだいぶ違ったんじゃないかと思います」

(古館)① 「たとえばアメリカ主導のカジノ資本主義とか」

(春名教授) 「そうです」

(古館) ②「金融資本主義に翻弄されたという例が、市場原理主義を否定するようなニュアンスだと、アメリカは“おいおい”ということになるということだと思うんですよ」

(春名教授) 「そうなんですよ。マーケットを否定するような感じに受け止められるということなんですね」
(問題発言①②)言い方を変えれば、アメリカが態度を変えてくれるといういかにも卑下した態度。古館の政治的ポリシーのなさがここによくあらわれている。
(古館) 「あとあの、普天間の問題ですけれども、ここは鳩山さんが再三、発言しているところでありまして、社民党とのですね、連携も言われてる中で、アメリカとしてはってところ、強くありますか?」

(春名教授) 「そうですね。これはもういったん合意した問題です。しかも、非常に細かい点まで実は公表してないような文章があるというふうに聞いております。したがって、改めて交渉し直すということは向こう側は嫌がっているわけですね。まあしかしながら、この点についてはですね、鳩山さんは主張されるべきところは主張した方がいいと思います。アメリカ側もですね、考え直すことがあるかもしれないと思いますし、まあ来年はですね、日米安保体制ですね、50周年なんですよ。それに向けて新たな日米安保の体制を作るんだというふうな大きい輪の中で考えていくという手もあると思います」

(古館) 「そうですね。やはりそこに可能性を見出したいですし、まあオバマ大統領がどういうふうに出てくるかも見たいですしね、これは沖縄の住民の方々の長~きにわたる気持ち、そして普天間1つとっても、本当に住宅密集地にある問題、まあこういうことで、ただ辺野古に移せばいいっていうことでは割り切れないわけですよね、地元の方々はね、いろんな意見あるにしても。それからちょっとこれ、一色さんにお伺いしたい部分でもあるんですが、この『金融危機はアメリカ一国主義時代の終わりを予感させて、ドル機軸通貨体制が永続することに懸念を抱かせた』と、この部分、アメリカを刺激してるわけなんですけども、一色さん、どういうふうにご覧になります?」

(一色) 「まあアメリカの基軸通貨としてのドルが揺らぐような動きには、すごい神経質なんですよね。鳩山さん、その裏でまたアジア共通通貨っていうことを言ってますんでですね、そのドル機軸通貨を持つ国っていうのが世界の覇権国であるというようなこともあって、そのプライドがあるのとですね、そのアジア通貨危機ということで、具体的にまあ反対する理由っていうのもありますよね。それはまあ1つは東アジアの経済からアメリカが排除されるんではないかということと、あとドルが若干、暴落する可能性も出てくるというような、そういうことだと思うんですよね」

(古館) 「ここはねえ、この後、中国の話も春名先生にお聞きしますが、これ一色さん、やっぱり、このドル機軸が揺らいだといえ、やっぱり機軸はドルだっていうところがあるし、現段階でね。今おっしゃるように、たとえば将来的に東アジアの共通通貨といっても、日本はアメリカの国債、これはもう100兆円近く持っているっていうこと考えると、ドル暴落なんてことになったら、日本も自分の首絞めることになりますよね」

(一色) 「そうですね。アメリカはしかも今、財政赤字が非常に大きくなってて、ただでさえ少しその信任が揺らぎがちなところがありますから、まあこういうことには過敏になるんだと思いますね」

(古館) 「まあ、それから2枚目いきますけども、春名さん、ここなんですが、日本はアメリカとの同盟をどう維持しながら、どう中国、東アジアとという点で、鳩山さんの論文が抜粋されました。『アメリカと覇権国家になろうとする中国との間で、日本は政治的・経済的な独立をどのように保つべきだろうか』。この“独立”ってあたりも敏感に反応してるんでしょうか?」

(春名教授) 「そうですね。やはりアメリカと中国を並列的に置いて、天秤にかけるような印象を与えますね。どことどこが同盟国なのか、よくわからないわけです」

(古館) 「これ、たとえばあの、米軍再編の問題で、まあ海兵隊のグアム移転、こういうところに大変なお金がかかる。それからまあ、社民党とのいろんな連携の中で、先ほども出ましたように、思いやり予算の問題もあったりして、ゲイツ国防長官はじめ、いっぱい日本にやっぱり首脳が来ますよね。その前にこういうところで“ちょっと待った”と言っておこうという、1つの演出ありますか、アメリカは?」

(春名教授) 「そうですねえ、私は日本側のこの主張をですね、特に鳩山さんの主張をですね、挙げて、アメリカにとって得なことはないと思います。したがいまして、その、訪日の前にですね、敢えてこういうものを出したという意図はあまり感じられないんですけども」

(古館) 「ああ、そうですか。そうすると、ストレートに反応していると」

(春名教授) 「そうだと思います、はい」

(古館) 「これは日本のアメリカとの関係、舵取り難しいですねえ」

(春名教授) 「そうですね。あの、意外とですね、センシティブな問題が非常にあるということを認識しないといけないんですけれども、日本の自民党にしても民主党にしても、マニフェストの最後の方に外交安保問題って出てきますよね。そういうこと重視してないように見えるんですよ。あんまり考えてないなという感じがします」

(古館) 「まあ有権者に受けよう、受けようというマニフェストになっているあたりで、非常に重要な外交安保問題の順位が下がってる。ここは見直して、一生懸命考えていかなきゃいけないところですね」

(春名教授) 「そうです」


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報ステ、各省庁の反応および対応について、厳しい発言を一切せず、「霞ヶ関が困っている」といういっせい民主党PR報道が始まったー。

平成21(2009)年8月31日(月)の報道ステーション

(本日の報道内容と問題点)
 念願の民主党政権が誕生し、自らの目的を達したテレビ朝日。報道機関の使命を忘れ、民主党政権の「よいしょ報道」が続く。選挙翌日の今日は、民主党が打ち出している官僚主導から政治主導への方針転換についての各省庁の反応および対応について、厳しい発言を一切せず、「霞ヶ関が困っている」といういっせい民主党PR報道が始まったー。

午後2時すぎ、
(経産省・望月事務次官) 「私どもとして、時として特段、こうあらねばならないというやり方っていうのは、いまのところありませんけど」

午後0時半、事務次官会議終了後、官邸
(山口アナ) 「民主党が後期高齢者医療制度廃止の方向を打ち出していますが、次官として今、どのように受け止めていますか?」

(厚労省・水田事務次官) 「(民主党が)具体的にどういうことをされるのか、お考えになっているのか、まだお話はお伺いしていませんので、それに応じて対応していきたいと」

(ナレーション) 今日は概算要求締切日で、財務省では各省庁からの概算要求を受け付ける撮影の機会を設けていたが、総選挙の結果を受け、撮影は急きょ、中止に。さらに予定されていた、査定を行う担当者の会議も中止に。概算要求の査定がストップしたきっかけは、昨日の『選挙ステーション』での民主党・菅代表代行の「まずは明日、(各省庁が)概算要求を出すなんていう考え方がですね、結局、概算要求をしておいて、今更これを変えるには時間が足りませんと。それで『これをベースにしてください』と、こういう言い方をやってくるのはもう目に見えてますから、私は明日の段階でですね、麻生さんは概算要求を止めるべきだと、私はそう思ってます」との発言。

午後5時、記者会見
(財務省・丹呉事務次官) 「新政権におきまして、新たな方針が示されれば、私どもはそれに沿って、適切に対応していかなければいけないと思っております」

(ナレーション) 概算要求の査定作業はストップしたが、国土交通省は既に八ツ場ダムの事業費194億円を要求している。この工事は民主党が中止を求めているものだ。

午後3時、記者会見
(国交省・谷口事務次官) 「新しい大臣に対して、こうした、これまで進めてきた事業の経緯や考え方についてしっかりと説明をさせていただきたいと思っております」

(ナレーション) 民主党はこれまでの予算編成のやり方を抜本的に変える方針だ。基本方針は新たに設ける国家戦略局で決める。無駄遣いをチェックし、予算をゼロベースから見直す作業は行政刷新会議で行うという。このため、政府に100人の国会議員を送り込んで、官僚ではなく、政治家主導の国家運営を行うという。

 ここから、スタジオに民主党・藤井裕久最高顧問を呼んで財政政策について話を聞くのだが、その前に、朝日新聞編集委員・星浩が、鳩山政権の官房長官、財務大臣、外務大臣、民主党幹事長などの陣容について、取りざたされている人物を挙げる。その後、1度引退表明をした藤井氏が引退せずに今回、比例出馬し、当選してきたことに触れ、「いずれにしても藤井さんが政策面のですね、キーパーソンになるということはもう間違いないということで、今日は登場していただいたのかなと、私は思っています」と述べるものの、本題の財政問題に入ってからは古館と一色(一色は社会保障番号制度の議論の進め方についての質問)が質問しただけで、星は一度も質問しなかった。


民主党の掲げる政策についての各方面の反応について

【インド洋での給油活動】
民主党は期限延長はしないとしている。

今日午後、記者会見
(外務省・藪中事務次官) 「個々の外交政策については、総理や大臣の支持を仰ぎながらきちんとやっていく」

(オバマ大統領の元外交顧問・シーラー・スミス氏) 「給油活動を止めても米国は裏切りとは思わない。日本の政府と国民が決めることだ。オバマ政権は日本に他の支援を求めるだろう」

【農業政策】
農水省の井出事務次官は農家への戸別補償制度には批判的だった。

今日午後、記者会見
(記者) 「今はそのお考えに変わりはないのかどうか?」

(農水省・井出事務次官) 「選挙が終わったばかりで、新たな政策の枠組みについて、具体的なご指示をいただいていないから、コメントは差し控えさせていただきたい」

(記者) 「これ(民主党の農家への戸別補償制度批判)は取り下げますか? それとも今でもそういうような思いはあるのですか?」

(井出次官) 「ですから、繰り返しになりますが、その、もう近々ですね、この課題についてもより具体的なご指示があると思いますから、そのご指示を受けて、」

(記者) 「撤回しないということですね? いいんですね?」

(井出次官) 「撤回するとかしないとかじゃなくて、」

(記者) 「するかしないかですよ」

(井出次官) 「そういうご質問にはお答えしかねます」

【CO2削減目標】
2005年比4%削減を掲げている日本経団連に対し、民主党は30%削減を打ち出している。

今日午前10時
(経団連・御手洗会長) 「民主党との政策についてはですね、今までも意見交換をいっぱいしておりますし、これからもさらに頻繁に密度を高くしていってですね、穴を埋めていくための理解を深めていきたいと」

【雇用問題】
民主党は「“製造業への派遣労働”原則禁止」を打ち出しているが、財界は疑問を呈している。

今日午前
(日本商工会議所・岡村正会頭) 「(製造業派遣が)全面禁止になると、日本の雇用がどうなるのかと。海外へ生産拠点を移してしまうということも、これまた考えられ得る1つの企業側の選択肢ということになってしまいますので」

派遣村の元村長の湯浅誠氏は、午後、民主党本部を訪れ、格差の是正、貧困の縮小などを求めた。
(湯浅誠氏) 「マニフェストには製造業(派遣)の原則禁止というのは書き込まれましたから、鳩山さんはじめ、菅さんなどにきちんとリーダ-シップをとってもらいたい」


(古館) 「一色さん、今、ニュースにも出ましたけど、円高、そして株価の動きなど、どういうふうに見ますか?」

(一色) 「まあマーケットはひとまずは歓迎したというような感じですよね。特に円が買われて、これは日本への投資が増えるんじゃないかというような思惑から買われたみたいですね」

(古館) 「海外のファンドがかなりドル売りになりますか?」

(一色) 「そうですね、してるみたいですね。それでまあ、単純にプラス材料としては、やっぱり衆参のねじれが解消し、政策が進めやすくなったとかですね、それからまあ、どちらかというと内需に力を入れてますから、内需が拡大するんではないかというようなことが期待としてあるんですが、一方で当然、不安もありまして、企業への負荷はちょっと、温暖化、先ほどのVTRでもありましたけど、温暖化対策とかで企業への負荷がある。それからあと、やはり財政赤字への心配っていうのも、どっかでまあ国債を発行し続けると長期金利が上がるんじゃないかというような心配もあるということで、まあ期待と不安、両方あって、しばらくちょっとその辺、様子見っていうんですかね、そんな感じなのかなと思いますね、マーケットの気分は」

(古館) 「そうでしょうね。これからどういうことが起きてくるかということなんですがね。まあ、それにしても星さん、民主党は308議席、(中略) 改めまして民主党のこの308という数字、どういうふうに今後、衆参で流れ変わるというふうに見たらいいんでしょうね」

(星) 「まあ、いくつかありますが、1つはですね、今、一色さんも言われたように衆参のねじれがなくなった。まあ、参議院ではまだ若干、民主党が足りないんですが、基本的に社民党、国民新党と組めば過半数ですからこれで国政はですね、意外とスムーズに動き出すんだろうというところがありますね。それからまあ、民主党の、2つ意味がありましてね、今度の勝利の意味は、1つは政治的な、政権交代をやらせたいという国民のニーズ、その熱狂といいますかね、その部分はまあ達成されて、これはおそらく昨日、今日あたりで溜飲を下げた方も相当いると思うんですね。その部分はまあいい。もう1つは今度、政策的な課題ですよね。世論調査なんか見ますと、政権交代はやらせたい、民主党中心の政権をつくりたいっていうのは高いんですけども、一方で民主党の子ども手当とかですね、高速道路の問題とか、農家の支援の問題などについてはまだ半々ぐらい。政策によってはちょっとこうネガティブなものも多いんですね。ですからこれから民主党がネガティブな部分をどういうふうに説明をして、それから肉付けをして、財源もある程度確保していく。それからちょっとした、長期展望ですね、たとえば農業を保護するのはいいんでしょうが、いつまでも保護するわけにいきませんから、将来は競争力の高い農業にどうやって作り変えていくかっていう話までしていかないと、民主党の次の課題としてでてきますよね

(古館) 「なるほど。それからまあ、少数政党の位置付け、価値というのは、大変なものがあると思うんですが、こと議会の運営で言いますとね、まあこれだけ民主党が衆議院で議席を確保すると、社民党と国民新党と参議院で連携するという点において、若干こう変わってきますか?」

(星) 「そうですね。それはですね、これもまた2つ意味がありまして、やっぱり308議席を民主党がとったという政治的な意味がありますね。どうしても参議院では、民主党もう少し数が足りないんですが、やはりこれだけ国民の支持を受けたんだから、民主党の主張はのもうと、進めようというのは、社民党、国民新党、まあ場合によっては自民党にもですね、そういう配慮は働くかもしれませんね。それからもう1つはですね、まあそうは言っても、数は足りませんので、これから公明党、野党になった公明党とかですね、それからまあ一部、政策的には場合によってはOKするっていうんで共産党、そういうところとの連携といいますかですね、部分連合といいますか、政策ごとの連合みたいなのが動き出す可能性はありますね

(古館) 「そして自民党で言いますと、“分裂含みの様相か”と書いている新聞もありますけどもね、このあたり、じゃあ自民党はどうなるのかという」

(星) 「そうですね。自民党の再生がむしろカギでしょうね、これからの政局の」


(落選した自公のベテラン、大物議員の敗戦の弁、コメント、映像などに続いて、
(落選した自民党・久間章生) 「公共事業に関係のある人は少ないからね、はっきり言って。(公共事業に)関係のある人はそうだなあと心配したと思うけど、それ以外の人は『1回、変えてみよう』と、そっちの方じゃないの」

(記者) 「誰に入れましたか?」

(久間氏の生まれ故郷の南島原市の年配の農家男性) 「久間さんです。普賢岳が噴火したとき、島原のためにも長崎県のためにも働いてくれたのでね。民主党の若い人じゃ、長崎県にお金を持って来られないもんね」

(若い農家男性) 「福田さんに。やっぱり若い人に頑張ってほしいかなと思って」

(ナレーション) 結果的には、地元ではわずかに久間氏の得票が上回っていたが、浮動票が多い街中では違っていた。

(洋品店の男性) 「地元に貢献してるかどうかは別問題。どんなに口で言っても違うじゃないかとなるわけね。私たちはそれを冷静に評価するだけですから」

(生花店の女性) 「もう今まで何十年と自民党がしてきたけど、1つもよくならないじゃないですか。だからまあ、比例はね、民主党の方がね、今からはいいんじゃないかという感じで入れました」

(ナレーション・要約) 落選した自民党・中川昭一氏の地元北海道では、今回、勝敗の行方を左右すると見られたのが農村部の票。中川氏に長年投票を続けてきた農家にも変化が起きていたという。

(帯広市内の農家男性) 「正直言って、『中川』とは書かないという人が多かった。あんまりあぐらをかいていないで、1回、反省をさせたらいいんじゃないかというのが大方だった」

(別の農家の男性) 「やはり長く続いた自民党の政治に多少、皆さん、飽きが来たというのか、やっぱりそれが一番大きいのではないんですかね」

(ナレーション・要約) 同じく北海道の選挙区で比例で復活当選した町村信孝氏は、街頭での辻立ちを重ね、浮動票の取り込みを図っていた。自民党を支えてきた固定票に頼れない状況になったからだ。北海道商工連盟は、自民党の支持基盤となる中小企業でつくる団体だが、今回から民主党支持に転じた。民主党候補のポスターを表から見えないところに張り、水面下で選挙活動を支援した。

(北海道商工連盟・井上博巳専務理事) 「北海道の受注状況が本当に狭まってきて、この1年間で約700社ぐらいですかね、倒産してますからね。そういう面では、自民党と付き合いを引き続きやっていくっていうことについてはどうなのかなという気持ち、疑心暗鬼が生まれてきたと思いますね。そういう意味で民主党の方にシフトしてきた」

(ナレーション要約) 全国的な自民党惨敗の理由が出口調査のデータから見えてくる。前回(2005年)は自民党支持層の73.1%が比例区で自民党に投票した(民主党へは13.4%)。今回は54.7%にとどまり、30.2%が民主党に流れていた(テレビ朝日の出口調査から)。つまり、保守層の自民党からの離反が民主圧勝の要因になった。有権者の投票行動の変化が最も劇的に表れたのが、浮動票の多いとい都市部だ。東京の25小選挙区は前回の小泉旋風で自民・公明が24勝1敗と圧勝した。ところが今回はオセロのようにひっくり返り、民主が逆に21勝4敗と勢力図を塗り替えた。公明党・太田代表が立候補した東京12区は自公の選挙協力がカギとなったが、それが思うように機能していなかったことがデータでわかる。公明支持層の97.6%が太田代表に投票したが、推薦した自民党支持層からの投票は59.4%で、33.7%が民主党・青木愛氏に投票していた。

(自民党・高山延之足立区議) 「できる範囲の協力はということでやりましたけども、我々の知り合いのある組織団体の人たちが、愛さんですか、青木愛さんに握手を求めに行くとかっていうのは現に見ましたから」

(ナレーション) 自民党の高山区議は今回の落選を機に、自公の選挙協力を見直すべきだと指摘する。

(高山区議) 「都議会議員選挙、区議会議員選挙においては、もう公明党の候補者と自民党の候補者と戦うわけですよ。このままこの状態で続いていったんでは、やっぱり長続きしないですよね。自民党のトレントか国レベルでちゃんと精査してもらわないと」

(午前中に開かれた公明党・太田代表の記者会見のVTRに続いて
(ナレーション) 「事実上の辞任を表明した太田代表。自民党との信頼関係は大事にしたいとしながら、今後の国会対応について含みを残す」

(公明党・太田代表) 「民主党の政権運営というものが、どういうふうに行われていくのかということをまず見守りたいと。私は従来から政策協議ということはですね、“ねじれ国会”の中でも行われていくべきであると」

(ナレーション) 自民党も新体制の構築を迫られている。辞意を表明した麻生総理に代わる新総裁選びが焦点だ。

今日午後
(自民党・谷川秀善参院幹事長) 「我こそはと思う人が出たらいいんじゃないですか。やっぱりこういう状況だからね」

(自民党・菅義偉) 「私はこれが党再生のラストチャンスだと思ってます」

(ナレーション要約) 敗北した派閥の領袖クラスのほとんどは比例で復活したが、300議席から119議席にまで減らした。推薦人に必要な20人を集めるのも容易ではない。今日の役員会で、自民党総裁選は9月18日告示、28日投開票と決まった。このため、9月14日の週に行われる特別国会の首班指名には「麻生総裁」のまま臨むことになる。

(古館) 「星さん、ちょっと自民党の動きでね、わからないんで教えていただきたいんですけれども、14日の週、だから今月の中旬、特別国会で首班指名がありますね。麻生総理は今回の責任をとって辞めるとおっしゃった。しかし、自民党の新たな総裁を選ぶのは今月の下旬っていうふうになってるんですね。いくら時間がないとはいえ、パッパっとそれやったらいいんじゃないかと思ってる方も多いんじゃないかと思うんですがね」

(星) 「それはまあ、基本的にはですね、14日か15日ですよね、その首班指名がですね、15日ぐらい。今ですね、どこの組織でも、これから15日、半月ぐらいあるわけですね。半月ぐらいかけて組織の意見集約ができないってことはどういうことなんだろうって気がしますよね、これはね。まあその理由は2つありまして、1つはですね、今回、自民党、こっぴどく負けたもんですから、119人の人が当選してはきますけども、その人たちでも、相当、地元の支持者の人たちにあいさつ回りをしなくちゃいけないということで、まあこの1週間はちょっと、何となく東京に出て来れないぐらいの状態になってるって人が多いことは多いですね。それからもう1つですね、やっぱり麻生さんからすると、ここで最後にですね、首班指名の前にもう引きずり降ろされて、それで幕切れというよりは、まあ少なくとも、こっから(9月30日から)正式な3年間の任期の総裁が始まるものですから、その総裁の任期は全うしたというところまでやりたいといいうのが、まあ気分としてはあるんでしょう。だからまあ、しかし、そういう」

(古館) 「ご自分の中での心境としてはあるかもしれないけど」

(星) 「ただですね、やはりどう見ても。それからまあ、もう少し、これだけ負けるとですね、本格的な総括みたいなことをしたいと。特に地方の人たちの意見を交えてですね、やりたいということはあるんでしょうが、私はこの時代にですね、半月ぐらいかけて、組織の意見集約ができないということ自体がちょっと問題じゃないかなという気がしますね」

(古館) 「そうですねえ。まあ自民党の中もいろんな動きが今、あるでしょうが、14日の週に、麻生総理の名前を書く人、書きたくない人もいろいろ」

(星) 「はい、私の聞いた範囲では119人、衆議院の人がですね、いますけど、3~4人の人から電話がかかって話をすると、何かもう“白票を投じるかな”とか言う人がいまして、仮にですね、首班指名っていう、まあ国会議員の最大の仕事の1つですよね。そこで白票っていうのが相次ぐと。それから麻生総理の名前書けないとか、いろんな別な人の名前が出たりして、混乱が生じるとなるとですね、再生自民党の最初に、何か出鼻をくじかれるっていう、そんな感じがしますので、そこはきちっとした方がいいと思いますね」

(古館) 「そうですね。あの、分裂含みなんていうふうに言われないように、ここは生き残った方々がどうあれ、リベラルもタカ派もなくですね、ガッとやって、再生に向かうってことが」

(星) 「そうですね。あの、小選挙区制ですからね、私は分裂はないと思うんですが、むしろ分裂するぐらいのエネルギーがむしろあればいいような問題がありましてね、もう少し自民党のアイデンティティーって言いますか、自分探しって言いますかですね、そこをしっかりやった方がいいと思いますね」

(古館) 「まあ昨日も、『選挙ステーション』の2部で、そのアイデンティティーを探すっていうのは、かなりテーマになってましたね」

(星) 「ええ、これが民主党がですね、今度おそらく、少し大きい政府型、社会保障重視型、子ども手当含めて別にやってきますので、自民党はじゃあ、それに対抗して自立自助の理念っていうのがきちっと作れるかどうかだと思いますね」

(古館) 「経済成長も含めて」

(星) 「はい、成長路線とですね」

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