報ステ、星浩朝日新聞編集委員と古館のやりとりは自民党より民主党に投票しろと言っているのに等しい。これ公共電波で選挙妨害じゃないですか?
平成21(2009)年7月14日(火)の報道ステーション
(本日の番組内容と構成)
自民党総崩れで「反麻生」議員のコメントを多用し、自民党内が大混乱だというイメージを有権者に徹底的に刷り込み始める報道ステーション。実際には両院議員総会の開催も、反対意見が多いのだが、報ステでは意図的にカットしてある。自民党議員は、一部を除いて「いつまでも党内が混乱すると良くない」と考えているのに、混乱に油を注ごうとする悪質なテレビ番組。そしてまた。古館の突然の「派遣村発言」。「こんな時期に自民党議員は何をやっているのか」という方向に無理矢理持っていこうとする人間として最低のキャスターだ。
●自民党・古賀選対委員長辞意表明。今日の永田町の動き(24分強)
(ナレーション) ①何かの前触れなのか。麻生政権を支え、選挙対策の要を担う古賀誠氏の辞意表明。東京都議選の敗北の余波が自民党を揺さぶる。一方、国会では衆議院では麻生内閣に対する不信任決議案が否決、結局、自民党議員の造反は起きなかったが、麻生総理への不満はくすぶる。永田町周辺では今夜も反麻生議員の会合が続いている。
(問題ナレーション①)何でもかんでも「反麻生議員の会合」。取材してみるとわかるが、選挙が近づいて自民党議員は「反麻生」とか「親麻生」とか言っていられないのが実態。その実態にかけ離れたナレーションと構成は延々と続く。
(ナレーション) 都議選での敗北後、初めて開かれた自民党の意思決定機関である総務会。会議の終了間際、突然のことだった。途中で古賀選対委員長が退席したのだ。その後、尾辻参議院議員会長も部屋を出た。
午後0時半、記者会見
(笹川総務会長) 「いろんな人がいろんな意見をしたために、古賀さんが途中で“もう辞める”と言って退席されてしまったんで」
(ナレーション) この部屋で一体、何が起きたのか。
総務会での発言
(加藤紘一) 「都議選の大敗を受けて、執行部の責任はどうするのか」
(伊藤公介) 「党として、総裁を含めて原因を総括すべきだ」
(丸山和也) 「人気者の宮崎県の知事を借りてきても自民党ブームは起きない」
(古賀選対委員長) 「私が浅知恵だった。浅はかだった。地方選挙の責任は幹事長ではなく、選挙対策委員長の私にあるので、職を辞したい」
(尾辻参院議員会長) 「古賀さんだけの責任ではなく、執行部全体の責任だ。したがって、私も首を差し出します」
(ナレーション)② 解散を目前にしたこの段階で、選挙の陣頭指揮にあたる総責任者の離脱。
午後1時すぎ
(古賀選対委員長) 「幹事長に責任があるというご発言があったから、選挙は僕だから、執行部で責任を取るというなら、私が取る。当たり前のことです。しかし、条件がある。党内まとまって、麻生さんが決めた日程に従って選挙をやる」
(ナレーション)③ 自民党の選挙を一手に取り仕切っている古賀氏。東国原知事を国政に引っ張り出そうとしたのも古賀氏だ。影の実力者と呼ばれた古賀氏が選挙対策委員長のポストに就任したのは福田内閣時代の2007年。当初、古賀氏は総務会長に内定していたが、これを拒否。選挙を取り仕切るポストを新たにつくり、その責任者に就任した。(就任決定当時の古賀氏のコメント) 党内では谷垣派との合併を成し遂げた。およそ60人を率いる第3派閥を率いる。
(問題ナレーション②③)古賀選対委員長の辞任表明で「自民党への打撃は大きい、大きい」と言い続けるナレーション。
午後3時
(記者) 「古賀委員長は辞任する必要はないと?」
(細田幹事長) 「私は基本的にそう思ってます。みんなの責任であり、それから地方選挙はいろんな事情がありますのでね」
(ナレーション) しかし、細田幹事長の慰留を古賀氏は拒否した。
午後1時すぎ
(谷川秀善参院幹事長) 「今頃そんな(党が)ガタガタになるわな。党内一致結束してことに当たらないといけないといってる時にね」
(ナレーション) ④麻生総理とは同じ福岡県の出身だが、2人の関係は距離があるとされてきた。
2008年4月
(古賀誠) 「麻生太郎先生はご案内の通り、総理大臣(吉田茂氏)のお孫さんであります。立派な家系の中で何不自由なく育てられた。私は戦没者の遺児の母子家庭で不良少年でありました。それが一番大きな違いであります」
(ナレーション)⑤ 麻生政権誕生後も、そのまま選対委員長として衆院選に向け、誰を公認候補とするのか、選挙の実権を握ってきた。しかし
テロップにて
(古賀氏周辺)⑥ 「見放したんだよ。表向きは“責任を取って”と言っているけれど、実際は麻生さんに直接“辞めろ”と言ってきたのに辞めなかったからではないか。都議選で負けても辞めないし、安倍さんと菅さんの言うことしか聞かない。これ以上、古賀さんのせいにされても困る」
(④⑤のナレーションで古賀氏が辞めたことで、麻生首相へのダメージが大きいと誘導し、そして謎の「古賀氏周辺」の「見放したんだよ」というコメント。このド素人みたいな「周辺」って誰だ?古賀氏はこれまでにも何度も自分が嫌になると、「辞める」と言ってきた人物。なのにこの「周辺」は古賀の性格を何もわかっていない。このコメントは、でっち上げの可能性が極めて高い。
(閣僚経験者) 「古賀さんは前々から辞める機会をうかがっていたようだ。きっと総理に積もり積もった思いがあったと思う」
午後8時、官邸
(麻生総理) 「私としてそれを、何、辞表を受理するというつもりはありません。そう(幹事長らに)伝えて慰留するように言いました」
(ナレーション) 古賀氏と一緒に首を差し出すと発言した尾辻参議院議員会長は、その後、辞意を否定した。
午後4時半すぎ
(尾辻参院議員会長) 「全然(辞意を)表明してないよ」
(ナレーション) ①古賀氏の辞意表明に伴い、宮崎県の東国原知事の総選挙出馬も事実上、見送られることになった。
今日午後、三重県伊勢市
(東国原宮崎県知事)② 「(古賀氏の辞意表明の)詳細を把握していおりませんので、何とも申し上げようがないんですけども、“自民党を変えたいんだ”とおっしゃってました。それが変わらなかったことによる、まあ自分の態度表明ではないかなと、私は考えています」
(問題コメント②)東国原の能力がまるでなく、自民党から愛想を尽かされ引導を渡されていたにもかかわらず、自分で自分をかばうバカなコメントを使うテレ朝。
(ナレーション) 自民党内にくすぶる不安は、自民党執行部の混乱だけではない。昨日、解散書類に署名するかどうか明言しなかった与謝野大臣。テレビカメラの前では麻生総理と同席しても、ひと言も言葉を交わさなかった。
午前10時50分、記者会見
(記者) 「今回、麻生さんが解散を各閣僚に求めた場合、与謝野大臣としてはどのような姿勢で臨まれるか?」
(与謝野大臣) 「そんなことは考えたことはないんで、お答えのしようがないんですよ」
(記者) 「麻生総理のもとで(総選挙を)戦うべきだと、そういうお考えですか?」
(与謝野大臣) 「党の執行部と官邸の方は(総選挙の)日程は合意してますけど、党っていうのは衆議院議員300人、参議院議員100人近くで構成されているわけですから、そういう方々に対して、執行部はよく説明をし、やっぱり“それじゃあみんなで頑張ろう”と、そういうコンセンサス作りをするというのが、幹事長をはじめとした党執行部の使命と役割なので」
(ナレーション) 与謝野大臣に近い議員が会合を持った。
午後0時50分
(後藤田正純) 「両院議員総会なり何なり、そういう場はですね、けじめをつける場はあってもいいんじゃないかっていう意見が大勢だったし」
午後0時50分
(記者) 「麻生総理では選挙は戦えないという意見については?」
(中谷元) 「……」
午後0時半
(記者) 「古賀さんがお辞めになることについては?」
(与謝野大臣) (無言で車に乗り込む)
(ナレーション) さらに自民党の代議士会の席上、麻生総理の面前での出来事だった。
午後1時前、自民党代議士会
(麻生総理) 「ぜひ、我々は今、戦わねばならん時には、一致団結して戦うのが当然です。我々は戦う以上はまとまって戦っていかなければ戦いにはなりません。改めて皆さん方と一緒に我々のこの自由民主党というものを、さらなる力を皆さんと一緒に作り上げていきたい」
(ナレーション) 党内の結束を訴えた麻生総理のその目の前で、中川元幹事長は公然と退陣を求めた。
(中川秀直) ③「先般発表された、この解散のあり方、これについては私は大いに異論があります。今、このような解散を望んでるのは誰か。民主党ではありませんか」
(「この期に及んで何言うんだ!」という野次)
(中川秀直)④ 「そこでこの東京都議選で示された有権者の」
(「異論がある)という野次)
(中川秀直)⑤ 「異論があったって、私だって意見を言ってるんですよ。示された有権者の判断をどういうふうに受け止めるか。私は自由民主党の人心一新が必要だと」
(問題コメント使用とナレーション③④⑤)
中川秀直はいまや自民党内で総スカン状態であるにもかかわらず、これが全体の意見であるかのように多くの時間を割いて取り上げる報ステ。この目的は、自民党分裂工作か?
(衆院本会議での民主党・鳩山代表の演説、自民党・細田幹事長の演説のVTR)
(ナレーション) ④採決直前、本会議場の外では、麻生総理に公然と退陣要求した中川元幹事長と森元総理が密かに会談していた。さらに(中川、森がいる控え室に武部勤が入っていく映像) 反麻生の急先鋒の中川、武部両氏と総理の後見人である森元総理との間でどんな話があったのか。そして衆議院本会議では午後2時すぎ、不信任案の採決が始まった。麻生総理と距離を置く議員が反対票を投ずる場面では、野党席からはこんな野次が(「話すこととやることが違うぞ!」「あれっ!」「あーあ」) 結局、自民党からの造反はなく、内閣不信任決議案は反対多数で否決された。
午後3時
(公明党・太田昭宏代表) 「景気、経済、この危機をどう乗り越えるかとういうことが一番の政治家、あるいは政府の課題だったと思います。したがって、今日の内閣不信任案ということについては否決ということがあるべき判断だというふうに思いますね」
午後3時
(記者) 「自民党内ではですね、特に造反はありませんでしたけれども、それについてはどのように?」
(国民新党・亀井幹事長) 「まあそれぞれ、これ以上、醜態をさらしたくないというね、執行部の強い締め付けがあったんだと思いますけれども」
(共産党・志位委員長) 「国会の議決ではああいう形になりましたけれども、国民的にはですね、麻生自公政権、すっかり見放されていると。不信任という事態は明瞭ですから」
(ナレーション) ⑤一方、参議院では午後3時半から、麻生総理に対する問責決議案の採決が行われた。
(民主党・北澤俊美副代表の演説)
(ナレーション) ⑥参議院では麻生総理への問責決議案が野党の賛成多数で可決された。
午後4時すぎ
(社民党・福島党首) 「(自民党議員は)景気がよくなった、経済は回復したということを非常に強調されていたんですね。それは国民の皆さんの生活が厳しい、もう本当に生活が大変だ、切実だという思いと全くかけ離れていると痛感をしました」
(ナレーション)⑦ 問責決議案が可決されたことを受けて、国会は28日の会期末まで一切の審議がストップすることになる。このため、現在、審議中の17の法案が廃案となる見通しだ。この中には、北朝鮮貨物検査特措法や幹部公務員の人事を一元管理する国家公務員法改正案、そして日雇い派遣を原則禁止する労働者派遣法改正案、障害者自立支援法改正案などがある。森元総理と密談した中川氏、武部氏は、同じく麻生総理と距離を置く加藤元幹事長と会談。さらに津島派は午後4時から会合を開いた。派閥のトップクラスは麻生総理の決断を受け入れているが、それ以外の議員からは不満が出ている。
(問題ナレーション④⑤⑥⑦)
衆議院で不信任案が否決されたニュースはほとんど取り上げず、参議院で問責決議が可決されたニュースを中心に流す報ステ。バランスを欠くどころではない。
午後5時すぎ
(船田元・総務会長代理) 「まあ反省、あるいは総括、そういったことをやはりしっかりしていただきたいという声が強く出されました」
武部元幹事長、中川元幹事長、逢沢一郎などが会合場所に入っていくVTRを流しながら、夜になっても反麻生の議員らが会合を開いていると伝える。
(古館) 「まず、いろいろ聞きたいんですけど、星さん、古賀さんの真意、辞意表明した古賀さんの真意っていうのはどのあたりにあるんでしょうか?」
(朝日新聞・星浩編集委員)① 「まあ古賀さんっていうのは老練な人ですからね、単純ではないと思います。まあ1つは、仮にここで麻生さんの思い描いているようなスケジュールでコトが運んだ場合はですね、いろいろ都議選の責任を自分がかぶって防波堤になったということでうまくいくだろうと。仮に麻生さんがいろんなところでこれから挫折した場合はですね、古賀さんが最初に“麻生降ろし”の先鞭をきったということになりますんで、まあどっちに転んでも、古賀さんにとってはそう損はないという、そういう計算じゃないですかね。まあ、どうも私は後者のような、後者の色彩の方がちょっと強いかなと。まあ“麻生降ろし”の第一弾みたいな面もあるのかなって気もしますけども、まあどっちに転んでも大丈夫っていうことなんでしょうね」
(間違いコメント①)古賀氏は本当は「嫌になっただけ」。だが、星編集委員は、「どっちに転んでも古賀さんはそう損はない」としながら、「麻生降ろしの先鞭」と解説する。こういう間違いを意図的に解説することで「どっちに転んでも損はない」のは星編集委員だ。
(古館) 「そうですか。それからまあ、会合がどんどん続いてますけれどもね、反麻生というのろしも上がっているように見えるわけですが、今日の国会模様を見ても、衆議院の内閣不信任案は自民党は1人もこぼれませんでしたね」
(星) 「そうですね。全く造反がなくてですね」
(古館) 「ということは、やっぱり小選挙区っていうことも全部含めると」
(星) 「そうですね。やっぱり小選挙区で、自民党は選挙区に1人ですから、そうするとこれで仮にですね、造反をして自民党から除名されればですね、自民党の公認ももらえない、お金もこない、刺客を立てられるかもしれない、さらにはですね、最近、公明党の応援ももらえないという、この4つぐらいハンディを背負うことになるわけですね。そういうことで、造反をするよりは、“まあ、ここはしょうがないから踏み絵を踏もう”ということなんですが、まあ何か、普段言ってることと採決の態度がちょっと違うような気もしますけども、まあそれが小選挙区の非常に厳しい現実ではそういうことなんですよね」
(古館) 「で、そうやって否決の票をやる時に、民主党側からはうわーっと野次が飛ぶわけですねえ」
(星)② 「まあ余裕でしたね。その、“言ってることとやってることが違うじゃないか”と。私もちょっと議場で見ましたけども、そういう野次が飛んで。自民党側の人たち、まあ麻生さんに批判的な人ほど、発言してる人もちょっと何となく苦笑いというか、照れくさそうな感じでしたね」
(問題コメント②)あくまで民主党の肩を持つ「民主党の星」。1票すら造反が出なかったことは決して取り上げない。
(古館)③ 「あの、ちょっと気になることがあるんですけどね、星さん。あのー、日比谷の派遣村が年末から正月にかけてあった時に、あれ、ある意味、政治判断で厚生労働省の講堂を開けたりとか、そういう動きがありましたよね。ちょっとね、あれのことを思い出すんですけれども、これからもう、激しい選挙戦に夏場、突入していくといっても、日々刻々ですね、派遣切りの人とか、それから、これから失業保険が切れちゃってどうしようとか、職業訓練に行くんだけど、交通費がないとか、そうい人たちは、えらい大変な人たちがいっぱいいる。で、こう、政局から選挙戦というふうになった時に、大丈夫かなと思ってしまうんだけども、そのあたりはどうでしょうね?」
(問題古館コメント③)
この解散政局のニュースにまったく前後の関係なく、「ちょっと気になることがあるんですけど」と、日比谷の派遣村の話を遮二無二持ってくる古館。そんなに気になるんだったら、お前が派遣村に行って炊き出しをしろ!このうすらバカ!
(星) 「そこはあまりですね、たしかに気になる点ではありますが、まず、今年度の予算も通っておりますし、14兆規模の補正予算も通っております、関連法案も通ってます。まあ、あらかたのことは、少なくとも政府が提示したものについてはもう処理をしています。出してますね。ただですね、確かに選挙になると1ヶ月プラスアルファぐらい政治空白が起きます。まあ首班指名まで考えると2ヶ月くらいあるんですけども、じゃあたとえば、アメリカの大統領選挙ですね、おそらく4年に1回は、4年のうち1年はだいたい大統領選挙一色になりまして、それが政治空白だからけしからんという議論はアメリカでは起きませんね。つまり、民主主義の一種のコストですから、民主主義のためにこの2ヶ月ぐらいは、申し訳ないけど、まあ、ある程度は基本的な法案とか予算は通した上でですね、一生懸命議論してもらうと、総選挙に向けて。これ、やっぱり非常に大事な期間としてやってもらうということでありましてね。それからあの、1つ大事なのは、今の麻生政権の景気対策、経済政策と、アメリカのオバマ政権の景気対策、経済政策と、かなり私はダブってるところ多いと思うんですね。麻生政権の景気対策は評判が悪い。一方でオバマ政権の景気対策はまあまあ評判がいいんですね。なぜかというと、やはりオバマ政権は大統領選挙ということで、国民の信任を得た上での政策を打ち出しているから、国民も、あの、我々が選んだオバマがやる政策なら支持しようということなんですね。麻生政権は残念ながら国民の信任を得ていない政権ですので、そこがですね、いろんな政策を打っても、どうも国民が、政策と一体感を持ちづらいんですね。どうも我々が選んだ総理大臣が打ち出した政策という気分でないもんですからね、その辺が国民と政権との距離が非常に大きくなっちゃってますんで、まあ距離を埋めるのはやはり総選挙しかないんですね。ですから、本来はもっと早めに総選挙をやってほしかったんですが、ズルズルズルズルと引っ張ってきちゃったと」
(古館)④ 「今、おっしゃられたことは非常に大きいと思いますね。ただ、あのー、補正も積んだし、確かに同じような景気・経済対策をやったとはいえ、たとえば零細企業にスポットを当てた時に、ある程度の融資を保証するというちゃんとしたシステムができても、結果的にそれが、銀行にお金が入って貸し渋りになって、その運転資金すら回ってこないというようなね、現実のギャップでえらく苦しんでいる人もいるっていうのを、よーくこの選挙戦の中で見ていかなければいけないと思うんですね。そこで、自民党内もいろいろ割れてますけれども、一体、この、そこばっかり見るんじゃなくて、星さんはどういうところをこれからの中でじっくり見るべきだとお思いになります?」
(問題古館コメント④)補正予算を施行しても、「運転資金すら回ってこない」ということを「選挙戦で見ていなかなければいけない」という古館のコメントは、「自民党より民主党に投票しろ」と言っているのに等しい。放送法違反の疑い大。
(星) ⑤「たしかにですね、昨日今日の動きを見てますと、今日は特に古賀さんの動きがあったり、中川秀直さんの動きがあったり、非常にその、自民党の中の動き、めまぐるしいですよね。我々もどうしてもそちらの方に関心がいってしまうんですけども、私はあのー、ちょっと譬えがいいかどうかわかりませんが、ベンチの中のつかみ合いって言ってるんです。つまりね、つまり我々はやはりグランドの中での巨人―阪神戦を早くやってほしいんですね。今やってるのは、自民党というベンチの中でつかみ合いをやってるだけであって、早くベンチから出てきてですね、グランドで正式な野球をやってほしいんですね。どうもね、ベンチの中のつかみ合いって、意外と面白いもんですから、監督とコーチが殴り合ったりしてるのが面白いもんですから、どーしてもこちらの方に目を奪われがちなんですが、やはり、早くですね、グランドで正式なプレーボールをしてほしいですね。何かね、今まで自民党支配って長かったもんですから、もう半世紀、自民党支配が、一党政治が続いてるもんですから、自民党の中の滑った、転んだの話がですね、どうしてもみんな面白いと思いがちなんですが、そこはちょっと我々の頭を切り替えていかないと、自民党のベンチの中のつかみ合いより、やはりグランドの勝負だというところに早くね、とにかくお互いに早くマニフェストを出してもらって、グランドで正式の試合をやってほしいということですね」
(問題「民主党の星」コメント⑤)
「自民党のベンチの中でつかみ合いをやっているから、早くグラウンドでプレーボールをしてほしい」とのたまう「民主党の星」。ベンチの中のつかみ合いを延々放送しているのは一体誰?
(古館) 「他に6チーム、7チーム含めましてね、巨人―阪神戦中心かもしれないけど、1回の表、社会保障、2回の表、雇用、裏は何だ。もう国家安全保障、いーっぱい控えてますね。4回、霞ヶ関改革。これは確かにそういうね、視線でいかなきゃいけない。それで言うと経済、一色さん、どうですかねえ?」
(一色) 「まあここ2年ぐらいでしょうかね、もうずっと目の前に選挙がぶら下がっているような状態で、ずーっときて。ですからまあ、与野党とも政策がやっぱりバラマキ色が強まってきて、ここにきてますよね。本当は増税も含めてですね、やっぱり持続可能な日本はどうあるべきかみたいな議論をきちんとしないと、それは1度しないできたのは大変な不幸だと思うんですね」
(古館) 「今、低いですけど、長期金利の問題とか、国債等々、非常に気になるところがありますよね。今後のこと考えるとね」
(一色) 「そうですね。まあ本当に持続可能な日本というのが、本当に持続可能なのかっていうようなところ、ありますから、その辺のところ、きちんと議論しないともういいけないんで、きっと、やっぱり、責任のある強い政権が今後、できることが大事なんだと思いますけどね」
(古館) 「それ言うと、1回から9回まで今のお話っていうのは、全部痛底する話ですよね。よーく本試合を見なきゃいけない」
(星)⑥ 「そうですね、これはね、メディアも実は試されているんですね。あまりベンチの中の滑った、転んだの話ばっかりやってるとですね、本質を見失うことがありますので、気をつけたいところで、我々も肝に銘じていかないといけないと思いますね」
(問題「民主党の星」コメント⑥)さんざん自民党内の混乱を報じながら、自分たちマスコミも「気をつけたいところ」だと。こういう偽善的問題コメントするなら、その民主党よりのコメントからまず反省してもらいたい。
(古館) 「そうですね」
この他のニュースは、富士山で落石、キャンピングカーを直撃し、男性1人が死亡、トヨタがハイブリッドのレクサスを販売でエコカー競争加速、新型インフルエンザの免疫は90歳以上の人にはあるが、それ以外の人にはないという最新の研究結果が発表されたというニュース
平成21(2009)年7月14日(火)のZERO
(本日の番組構成と報道ステーションとの比較)
解散政局で古賀選対委員長の辞意表明を13分以上報じているが、「反麻生」の議員のコメントを取り上げているところまでは、報道ステーションと同じ構成だが、自民党が衆議院で野党の提出した不信任決議案を全員否決したこと、党に頼らず選挙区に帰って「ゲリラ選挙」をしなければならない事情を報じる。いつもながら、表層的なことばかりを報じる報ステと深層と本質に目を向けるZEROとの違いは明らかだ。
●自民党・古賀選対委員長辞意表明、今日の永田町の動き(約13分45秒)
(ナレーション) 昨日、異例の総選挙予告を行った麻生総理。突然の決断から一夜明け、自民党内からは批判が噴出した。まず、午前中開かれた幹部が出席する総務会。麻生総理ら執行部に対し、地方選挙で連敗した責任を問う声が相次いだ。
総務会での発言
(加藤紘一) 「都議選での執行部の責任は大きい」
(佐藤ゆかり) 「地方の選挙で連敗した総括をきっちりやるべきだ」
(武部勤) 「組織はトップが一番責任が重い。総括しろ」
(ナレーション) こうした中、突然、古賀選挙対策委員長が部屋を出てしまった。
午後1時
(古賀選対委員長) 「選挙(の責任者)は僕だから。執行部で責任を取ると言うなら、私が取る。当たり前のことです。しかし、条件がある。党内まとまって、麻生さんが決めた日程に従って選挙をやる」
(ナレーション) 自分が責任を取る代わりに、麻生総理を支えるよう求めた。また、辞意には別の理由もある。古賀氏は東国原宮崎県知事に衆院選への出馬要請を行った張本人。総務会では「私の浅はかな考えでご迷惑をかけた」と陳謝していた。出馬要請が世論や党内から強い批判を浴びたため、責任を取ったとみられている。一方の東国原知事は
今日、三重県伊勢市
(東国原宮崎県知事) 「まだ私は事実を、詳細を把握しておりませんので、それを把握させていただいてから、答えさせていただきます」
(ナレーション) 自民党から連絡はないというが、知事の出馬は見送られる見通しとなった。選挙を取り仕切っていた古賀氏が、選挙を目前に辞める影響は大きい。麻生総理は今夜、(河村官房長官、)細田幹事長らと対応を協議。
午後8時、官邸
(麻生総理) 「(地方選挙の責任は)選対委員長1人でとるものではなくて、全体として、党全体として受け止めなければならない大事な点だと思っておりますんで、私として、それを、何、辞表を受理するというつもりはありません」
(ナレーション) 古賀氏を慰留することを決めた。総務会では別の幹部も辞意を表明した。参院自民党のトップ尾辻議員会長。自民党は選挙を目前に幹部2人が辞意を表明する異常事態となった。さらに午後1時前、麻生総理が厳しい表情で向かうのは、衆議院議員が出席する代議士会。
午後1時前、自民党代議士会
(麻生総理) 「一連の選挙につきましては、自由民主党にとって厳しい批判というものを、我々は謙虚にそれを受け止めて、その反省の上に立ち、総括をして、きちんとして対応していく」
(ナレーション) 麻生総理は反省し、総括するとしながらも、来週解散する考えを改めて表明。これに反麻生の議員が
(中川秀直) 「えー、時間もありません。先般、発表された解散のあり方、これについては私は大いに異論があります。今、このような解散を望んでいるのは誰か。民主党ではありませんか。私は自由民主党の人心一新が必要だと、そのように考えて」
(ナレーション) 麻生総理に公然と退陣要求を突きつけた。さらに
(茂木敏充) 「各選挙での敗戦についての反省も踏まえ、総括を行う。こういう言葉がございました。両院議員総会を速やかに設けていただきますよう、ぜひ、よろしくお願いいたします」
(ナレーション) 反麻生議員が求める両院議員総会。この席で、総裁選挙の前倒しを狙う動きもある。麻生サイドは党の結束を図るため、総括を求める声を受け入れ、何らかの場を設けることを決めた。しかし、今後、“麻生降ろし”をめぐるヤマ場となる可能性もある。
反麻生の動きを抑え込めることはできるのか。こちらは小泉チルドレンの篠田陽介議員。反麻生の1人だ。
(記者) 「説明とかですね、人心一新を求めていく活動と選挙活動、これ、両立していくことはできますかね?」
(篠田) 「まあ両立させてやっていきます。ですから、まだ解散になってないものですから、ギリギリまでやって」
(ナレーション) “麻生降ろし”の活動はまだ続けるという。今日もこんなメールが届いている。
(篠田) 「緊急、今日の20時から。さっき入ってきましたね」
(ナレーション) 今夜、緊急で反麻生議員の会合が設定されたというのだ。ただ、解散が近づく中、無視できないことがある。
(記者) 「(反麻生の会合に)出席した後、また選挙区にとんぼ返りですか?」
(篠田) 「そうですね。まだ(午後)10時まで新幹線ありますから」
(ナレーション) 反麻生の若手議員も選挙活動を優先しなければならなくなってきている。さらに反麻生で揺れる自民党に対し、野党はここぞとばかりに揺さぶりをかける。民主党など野党4党が衆議院に提出した麻生内閣の不信任決議案。今日午後、その採決が行われた。(民主党・鳩山代表の演説) もし反麻生議員が造反すれば、麻生政権にとって大きなダメージとなる。反麻生議員の投票に野党の視線が集まる。(中川秀直、武部勤が反対票を出した際、野党席から「おお」「あー」「えー」という声があがる映像) 造反を期待した野党議員から落胆の声が上がる。結局、造反議員はゼロ。麻生総理はひとまず危機を乗り切った。一方、参議院では麻生総理に対する問責決議案が採決された。こちらは野党の賛成多数で可決された。参議院の問責決議に法的拘束力はない。しかし、可決を受けて、野党は今後一切の審議拒否に入る。
民主党代議士会
(民主党・岡田幹事長) 「まあ事実上、今日で国会は終わるわけでございます。皆さん、地元にお帰りいただいて、徹底的に(選挙)活動していただきますことを幹事長からも心からお願い申し上げたいと思います。よろしくお願いします」
(ナレーション) 重要法案を審議できなくしたのは、麻生政権のせいだと印象づける狙いがある。8月30日の総選挙に向け、国会は会期を残したまま、選挙モードに入った。
(村尾) 「青山さん、今夜も自民党、大きく揺れてますよね?」
(政治部・青山和弘記者) 「そうなんです。反麻生議員の動きが活発になっています。VTRにもありました小泉チルドレンと武部元幹事長のグループが会合を開きました。この中では、都議選などの敗因を総括する両院議員総会を開くべきとの認識で一致しました。ここで総理の退陣を求めようというわけですけれども、それでも総理が辞任しなかった場合にどうするのかについては、今夜は方針がまとまりませんでした」
今夜
(清水鴻一郎) 「ガス抜きということだけで、もしだけど、それだけで終わったらかなり厳しい。みんなも個人戦、ゲリラ戦みたいなことになるんじゃないかと」
(青山) 「そしてこの後、武部元幹事長は場所を移して、反麻生の急先鋒、中川元幹事長や塩崎元官房長官と現在、会談しています」
(村尾) 「となると、当面の焦点は、この両院議員総会ということになってきますね」
(青山) 「そうですね。細田幹事長はですね、今日、いずれにしても都議選などの敗因を総括する場を設けると約束しましたので、それが、いつ、どのような形で開かれるかが焦点となります。しかし、今夜の古賀派議員の会合では、退陣論が噴き出す両院議員総会は開く必要はないとの声が大勢となりました。
今夜
(古賀派・太田誠一) 「(両院議員総会は)そんな生易しいもんじゃないですよ」
(青山) 「また、町村派幹部も今夜、“(そんなもの開いても)生産的な場にはならない”と否定的な考えを示しました。麻生総理への不満を抱えたまま、自民党は今夜もダッチロールを続けています」
(村尾) 「まず、古賀選挙対策委員長の突然の辞任、これ、総選挙を控えて、選挙対策のトップがこの時点で辞めるっていうことは、自民党にとってものすごい衝撃ですよね」
(粕谷政治部長) 「ええ、全く大きなダメージと言っていいと思います。要因の大きなものは、やはり自らが主導してきた宮崎県の東国原知事の擁立構想がうまくいかなかったことにあると言えると思います。擁立構想は有権者の間でも評価できないという人が私たちの調査でも6割を超えていましたし、何より、大敗した都議会議員の選挙の大きな敗因の1つとされたわけなんですね。やはりこの責任を取る必要があるというのが1点です。そしてもう1つは、与党内の中にある見方ですけれども、麻生総理自身との感情的なしこりを指摘する向きがあります。実は、昨日の総理大臣と、それから細田幹事長、大島国対委員長の会談で、解散の時期、そして8月30日に総選挙を設定したわけですけれども、そこには選挙対策の責任者である古賀さんの姿はなかったわけなんですね」
(村尾) 「じゃあ、古賀さんはいわば外されたとい形ですね」
(粕谷) 「そうですね。そこで古賀さん自身が自ら辞めると。それが混乱を大きくするような印象を与え、それがまさにですね、“麻生降ろし”の戦犯、先陣を切るものではないかという見方さえ、自民党内にはあるほどなんです」
(村尾) 「東国原さんの一件は、これ、古賀さんは麻生さんに相談しなかったんですか?」
(粕谷) 「ええ、途中経過はですね、やはりあまり相談をされていなかったようなんですね。したがって、これは麻生さんの指示で動いたというよりは、やはり古賀さん自身が主導して動いた話だと思います」
(村尾) 今、まだ古賀さんは辞めたわけではないんですよね?」
(粕谷) 「ええ、そうですね」
(村尾) 「まだ総理は慰留しているという?」
(粕谷) 「その通りですね。やはり総選挙をまえにして、解散を前にしてですね、総選挙の責任者が辞めるという事態は決して好ましいことではありませんので、慰留に努めますけれども、やはり古賀さん自身の辞意は固いようなんです」
(村尾) 「じゃあ、これは遅かれ早かれ辞めるということになるわけですか?」
(粕谷) 「そうですね、そうなると思います」
(村尾) 「さて、そうなると今後の自民党の展望ですけれども、どういうことが予想されるでしょうか?」
(粕谷) 「やはり、昨日から今夜までの動きを見てますと、やはり結束が保てるかどうかということが1つの大きなポイントになります。今の中川さんのグループ、あるいは武部さんのグループの行動を見ていますと、やはり自分たちの要求が受け入れられなければ、解散の後に自民党と袂を分かって政治活動をですね、まあ自分たちは独立してやるという布石にも見えなくはないわけで」
(村尾) 「これ、自民党分裂ということですね?」
(粕谷) 「ええ、含みということは言えると思いますね。ですから、総選挙まで一致結束が保てるかどうか、これは麻生総理にとって非常に大きなポイントになります。そしてもう1つは政策的な意味合いですね。麻生総理自身は景気対策、そして経済対策を推し進めたいという希望を持ってますけれども、これがですね、どこまで有権者に受け入れられるか。思い出すのは4年前の郵政選挙の時に、小泉総理はまさに郵政民営化を争点にするということを言いました。同じようにですね、解散の日に麻生総理自身が会見することを今、設定しつつあるんですね。そして周辺にはキャッチフレーズを7文字以内で考えてみろというふうに指示をしているんです。これがどこまで有権者の心に響くものであるかどうか、これが麻生総理にとっては大きな勝負どころというふうなことが言えると言えます」
●西松建設違法献金事件で、検察審査会が自民党二階派のパーティー券購入についても起訴すべきとの議決を出したため、検察側が追起訴していた件で、元社長の国沢幹男被告は政治資金規正法違反の罪を認め、検察側は「工事受注の情報収集や人脈開拓のためパーティー券を購入していた」として禁固1年6ヶ月を求刑。判決は今週金曜日に言い渡される。
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