報ステ、郵便不正事件で倉沢容疑者が元石井一の秘書だと知っていても報道しない。今日も反政府運動展開中。
平成21(2009)年6月15日(月)の報道ステーション
(本日の番組内容・構成)
2番目のニュースで扱った鳩山総務相辞任をめぐる麻生政権の混乱に、やりたい放題のテレビ朝日。彼らの存在はいよいよ「政治組織」と化してきた。彼らの狙いは、このブログを見ている人には周知の通り、むろん「民主党政権の樹立」。政権の混乱を自らも論陣に加わってあおり、弱体化に追い込む。彼らはもはや立派な反政府勢力。まるで「革命前夜」のような雰囲気と勢いで、政権を攻めてきているようだ。
●厚労省局長逮捕(約11分20秒)
(ナレーション) 今日、19日ぶりに大阪地検特捜部が家宅捜索に入った厚生労働省。現役局長が逮捕されるという事態は厚生労働省始まって以来のことだ。新たに逮捕されたのは厚生労働省雇用均等児童家庭局長・村木厚子容疑者。2日に行われた国会答弁では、一貫して事件への関与について口をつぐんでいた。
2日、参院厚生労働委員会
(民主党・蓮舫議員) 「児童家庭局長にお伺いいたします。当時の企画課長として決裁されましたか?」
(村木局長) 「お答え申し上げます。お尋ねの件でございますが、雇用均等児童家庭局長である政府参考人としては、所管ではございませんので、お答えをする立場にございません」
(ナレーション) ①逮捕容疑は虚偽有印公文書作成・同行使。部下だった上村容疑者と共謀し、障害者団体の実体がない「凛の会」を正規の障害者団体と認める偽造証明書を作成したというのだ。報道ステーションは逮捕前の先月末、村木容疑者に話を聞いていた。
先月27日、電話にて
(富川アナ) 「村木さんの電話でよろしいでしょうか?」
(村木局長) 「はい、そうですが。その取材の件は、窓口を一元化しているので、そちらの方にまず取材をしてください。私の方では個人的にお答えしないことになってますので、よろしくお願いします」
(ナレーション) ②村木容疑者はこの電話取材の後、人事課を通じて、「“凛の会”のことは全く知らない」と回答を寄せた。逮捕後も、大阪地検の取り調べに同様の供述をしているという。郵便割引制度を悪用したとされる事件。制度を使えば、通常120円の郵便用金が8円ほどに割引される。その差額は障害者福祉のため、広く一般の利用者が負担している形だが、“凛の会”は大阪地検特捜部が立件しただけで、20億円近い郵送料を免れたとされる。“凛の会”が郵便割引制度を悪用するためには、郵便局側に公式な障害者団体だと認めさせる必要があった。そのためのお墨付きとなったのが厚労省の出した証明書だった。
先月25日夜
(厚労省・障害保健福祉部・上村勉係長) 「何なんですか?」
(記者) 「事実関係は?」
(上村) 「知らないです」
(記者) 「全く知らない?」
(上村) 「はい」
(ナレーション) ③先月、村木容疑者のかつての部下にあたる上村容疑者が逮捕、「村木容疑者に証明書の発行をせかされ、直接渡した」と供述している。さらに先に逮捕されている“凛の会”の元会長・倉沢邦夫容疑者も、村木容疑者の関与を供述する。
テロップにて
(倉沢邦夫・“凛の会”元会長) 「証明書は村木容疑者から直接受け取った」
(ナレーション) そもそも証明書は課長がじきじきに手渡しするようなものなのだろうか。都内にある障害者関係団体。今年3月に厚生労働省から証明書が発行された。しかし、課長が直接申請者に証明書を渡すことは異例だという。
(障害者関係団体の常務理事) 「係長というより、係の人ですかね、まあそういう人に(申請書を)提出して、そして最後はその人から(証明書が)またこちらに郵送される。課長がですね、いわゆる係員なり係長を飛び越えて、証明書を渡すと、そういう形はまあ経験としてはないですね」
(ナレーション) ④そこにちらつくのは政治家の影。当時、村木容疑者の直属の上司にあたる担当部長の供述。
(あおり前振りナレーション①②③④)
逮捕された村木容疑者―凛の会―政治家という関連図に持っていく前振りのためのナレーション。彼らは当然、その名前を知っているが、絶対に明かさない。
テロップにて
(上司だった元部長)① 「証明書の発行を国会議員に頼まれた。村木容疑者に倉沢容疑者を引き合わせた」
(ナレーション) 村木容疑者が課長を務め、偽造証明書を発行したとされる時期、厚生労働省保健福祉部はある重要法案を通すために、多忙を極めていた。その法律とは「障害者自立支援法」。当時の局内状況をよく知る障害者団体の関係者は
(日本障害者協議会・藤井克徳常務理事) 「こうした新しい大きな変革だけにね、当然まあ、国会の理解が要るんだと。協力なしにはね、こうしたものは実現しないんだ。国会議員の有力な方々と、やっぱりつながりをつくりたいと」
(ナレーション) 障害者福祉予算の増額を抑える狙いとして、2006年から施行されている障害者自立支援法。サービス料の1割の自己負担を求めるなど、障害者団体からの強い反対の声も挙がっていた。当時、村木容疑者の上司だった元部長の供述
テロップにて
(上司だった元部長)② 「野党対策の意識があった。障害者自立支援法の成立を視野に、証明書発行を承諾した」
(ナレーション) 関係者によると、国会議員からの依頼に対処しなければならないという空気が、当時の企画課全体に流れていたという。しかし、依頼をしたという国会議員本人は厚生労働行政とはなじみが薄く、今回の件への関与を一切否定している。逮捕を受けて厚生労働省の幹部は
テロップにて
(厚労省幹部)③ 「なんで決裁権を持っている人が偽造するのかわからない。釈然としない。偽造するぐらいだったらちゃんと認定するはずだ」
(問題匿名コメント①②③)
①で政治家の関与を証言させ、②で「野党」という言葉を使う。そして③で、なぜ証明書を偽造したのかという点を匿名で明るみする。おい、そろそろその政治家の名前を明らかにしたらどうだ。民主党の石井一代議士ということを!
(ナレーション) 村木厚子容疑者は1978年に地元、高知大学を卒業し、旧労働省へ入省。長年にわたり、女性(の雇用問題)や障害者政策に携わってきた。将来の次官候補とも目されていたという。
午前10時、記者会見
(舛添厚労大臣) 「大変有能な局長でありますし、働く女性にとって大きな希望の星でしたので」
(ナレーション) 村木容疑者が将来の次官候補とまで目されるようになったのは、障害者自立支援法を取りまとめたことが功績となった。(村木容疑者は、証明書の偽造が行われた当時、障害者自立支援法の成立に向けて、全国を回っていた。広島県福山市でも約300人の聴衆を前に1時間以上にわたり、熱心に講演していたとして、当時の講演の録音テープを流す)
2005年6月、福山市で行われた講演
(村木) 「皆さん、こんにちは。厚生労働省の村木でございます。今度の自立支援法なんですが、制度改革をしますから、どうしても必要なお金なんです」
(ナレーション) 当時、村木容疑者を講演に招いた障害者団体は、彼女の熱心な仕事ぶりを鮮明に覚えているという。
(就労支援事業所「ウイズ」・村田直司施設長) 「彼女は純粋な気持ちで障害のある方に対しての施策をやっていた本人ですから」
(山口アナ) 「まじめな方なんですかね?」
(村田施設長) 「僕の知ってる国の官僚タイプじゃない、何か芯が通っているものを持っておられるような気はしてましたね」
(ナレーション) 村木容疑者は大阪地検の調べに対し、「“凛の会”を知らないし、倉沢容疑者のことも、証明書偽造のことも全く知らない」と、これまで同様、不正への関与を否定している。
(古館)① 「この自立支援法案を何としても通そうと思っている時だとすれば、もし政治家からいろいろと圧力なり何なり声がかかってきた時には、まあ、ちゃっちゃっとやっちゃおうかみたいなことがあったのかなと思うんですけども、もしそうだとすると、どこまで伸びるかだと思うんですけどね、これ」
(問題コメント①)どこまで伸びるかはわかっていて言っているんだろう。まず、民主党に伸びるということを!そしてさらに自民党に伸びてくるのを期待して言っている古館キャスター。
(一色) 「それだったらまあ、目的のために本当にね、手段を選ばずということで、ちょっと善悪が見えなくなったのかなと思いますけれども、まあとりあえず、一応大詰めにきているのはもう間違いないと思うんですけどね。全体の全容がだいたい見えてきたのかなっていう感じはしますけどね」
(古館) ②「ああ、そうですか。まあだけど、本当にこの自立支援法というのは評判が悪くて、障害者の方に均等にサービス料1割自己負担!と。これが評判が悪い、よくないっていうんで、今、この改正法案っていうのがね、政府案として出てますけど、国会、それ動いてませんよね。そういう中でどうしてもお金が必要なんですと、講演で局長の人が言ってましたけれども、容疑者は。だけど、もし本当に必要だというのを認めたら、じゃあ一方では悪事働くためにこれだけカネがね、とんでもない形で、カネ浮かして動いてたわけですよね。本当に嫌になっちゃいますよね、それ考えると。
(問題コメント②)障害者自立支援法自体は、必要な法律だったことは論を待たない。評判が悪いのは、野党側だけで、「カネを浮かして、悪事を働くために動いていた」というとんでもない方向に誘導していく古館罪悪コメント。嫌になるのはお前の頭の中身だ。
●鳩山前総務大臣辞任の余波と、千葉市長選自民惨敗、内閣支持率低下で自民党は?(約11分20秒)
午後1時すぎ、総務省
記者会見場に入ってきながら「ザ・ラスト会見ですからね」、「どうもお世話になりました。ありがとうございました」(と、マイクの前で深々と頭を下げる鳩山前総務大臣の映像)
(ナレーション) 大臣辞任から3日。鳩山氏は笑顔でお別れ会見に臨んだ。
(鳩山前総務大臣) 「私はかんぽの宿というのは氷山の一角ではないだろうかと、こういう感覚を持っておりますから、当然、国民の共有の財産を守るためには、命がけでこれからも戦ってまいります」
(ナレーション) 今後も日本郵政の疑惑追及に意欲を燃やす鳩山氏。そして、社長人事に関する麻生総理の変節を暴露した。
(鳩山前総務大臣) 「総理からお手紙を頂戴しまして、要するに“西川(社長)後継の人事でお悩みではないかと思います。後継にふさわしい人が何人かいますから、リストを同封します”と」
(ナレーション) 鳩山氏によると、春頃、麻生総理から西川社長の後継候補として、何人かの具体的な名前が記された手紙をもらったという。
(鳩山前総務大臣) 「総理もその時点ではそういうお気持ちだったことは間違いない。社長交代はもう既定の路線とお考えであると、私が安心しきっておったのがバカだったかもしれません」
(ナレーション)① しかしその後、麻生総理は西川氏続投を求める小泉元総理や民営化推進の強烈な巻き返しにあう。西川氏が交代となれば、党内分裂となりかねない事態だった。総理に近い安倍元総理や菅選対副委員長も先週になって、麻生総理に「西川氏をクビにしても筋は通らない」と強く助言、結局、麻生総理は西川氏続投へと舵を切る。盟友である鳩山氏を更迭した。
(鳩山前総務大臣) 「(麻生総理は)進言してくる方の意見を聞きすぎる」
午後6時すぎ、官邸
(記者) 「(鳩山前総務大臣は)今年の春頃、麻生総理から手紙をもらったことを明らかにしました。リストをもらったことを述べてられています。このことに対する事実関係を教えてください」
(麻生総理) (笑って、その後、首を横に振って) 「コメントありません」
(記者) 「今年の春の時点で、総理が西川社長の交代を考えていたということなんでしょうか?」
(麻生総理) (笑って) 「今、今お答えした通りです。コメントはありません」
(ナレーション) ②鳩山氏の後任となった佐藤総務大臣もまた発言がブレた。
(問題ナレーション①②)鳩山氏の辞任会見のコメントを持ち出し、ナレーションで朝日新聞、テレビ朝日自らも荷担した郵政民営化賛成派の利権が温存されるように持っていく。そして②で麻生政権が「またブレた」と政権を混乱させる「工作活動」に結びつける。本当に二度も三度もおいしくてたまらない報道ステーション。
テロップにて
(13日の佐藤総務大臣の発言) 「株主の国が社長を代えるのは民営化の趣旨に若干反する」
(ナレーション) 就任早々、西川氏続投を表明したが、今日は一転、明言を避けた。
午前10時半すぎ、記者会見
(佐藤勉総務大臣) 「あの時点でですね、全てを理解してたかというと、あの、理解していなかったところもあるので、若干、あの、踏み込みすぎたかなという思いがあります。財務大臣、官房長官によくご相談をして、その辺のところは決断をしていかなければいけない」
(ナレーション) そして大臣就任後、初めて西川氏と面会。
午前11時半、西川社長が面会に訪れた際の映像
(記者) 「大臣、社長と握手してもらえませんか?」
(佐藤大臣) 「いや、いや、いや、いや、それは(苦笑)」
(ナレーション) その佐藤大臣は官邸で麻生総理と会談。
午後6時すぎ、官邸
(記者) 「佐藤総務大臣と面会されまして、日本郵政の社長人事については何かお話されましたでしょうか?」
(麻生総理) 「瀧野(事務)次官と一緒に来て、たしか地方分権の段取りの話をしたと思いますが」
(ナレーション) 麻生総理がいったん決めた西川氏続投は揺らいでいるのか。
テロップにて
(自民党関係者) 西川社長更迭の選択肢はまだ残されているようだ」
12日
(自民党・加藤紘一) 「最終的にまた西川さんも辞めざるを得なくなっていくんじゃないでしょうか。そうすると全部、総理にかぶってくるんじゃないでしょうかねえ。ここで続投を認めたって決断が」
(ナレーション) ③鳩山氏更迭に続き、麻生政権に追い討ちをかけたのは、昨日、投開票が行われた千葉市長選。収賄で逮捕・起訴された前市長の辞職に伴い、行われた今回の市長選。民主党が推薦した31歳の熊谷俊人氏が全国最年少で、自民・公明が推す候補に大差で勝利した。名古屋、さいたまに続き、これで政令指定都市の選挙は民主党が3連勝となった。
今日午前、民主党本部
(民主党・鳩山代表) 「国政に対する大きな政権交代への期待感でもあると、そのように私たちは感じています」
(ナレーション) 自公対民主の図式となり、衆院選の前哨戦とも位置づけられた今回の市長選。民主は政権交代の旗印を掲げ、党幹部を積極的に投入した。一方、衆院選への影響を避けたい自民は
今日午前、記者に囲まれ
(菅義偉選対副委員長) 「当初から非常に難しい、特殊な事情の選挙でしたから、ある程度はこれは織り込んでおりましたので、次の静岡の知事選挙、都議会議員の選挙、ここはやはり極めて大事な選挙だと思って、全力で戦って勝利をしたいと」
(ナレーション) ④一部のメディアが週末に行った世論調査では、内閣支持率が2割以下に急落(共同通信17.5%…前回比マイナス8.7ポイント、毎日新聞19%…前回比マイナス5ポイント)。都議選を控えた自民党内に衝撃が走った。
(問題ナレーション④⑤)
自民党が負けそうで、うれしくてうれしくて仕方がない報道ステーション。もはやこれは報道機関ではなく、政治工作機関だ。
午後7時半、都議選候補予定者の会合での挨拶で
(自民党東京都連総務会長・平沢勝栄) 「国政がもうこんな状態でごめんなさい。私たちは謙虚に反省しないと、私は今回の都議会議員選挙っていうのは乗り切れないんじゃないかと思います」
午後6時すぎ、議員会館で
(民主党東京都連副会長・長妻昭) 「今回、東京(都議会議員選挙)で勝てれば、これは完全に前回の(衆院選の)払拭ができたと。一気に弾みがつくと思います」
(ナレーション) いち早く、議員たちに総裁選前倒しを呼びかけた山本(拓)議員は今日、一般党員らの署名を集めるホームページを開設した。
今日午後、議員会館で
(記者) 「現時点で国会議員の先生の賛同っていうのは?」
(山本拓) (手で口をチャックする手振りをして) 「ピー」
(記者) 「2ケタはいってる?」
(山本拓) 「ああ、数字はいってますよ。うん、数字はいってます」
テロップにて
(自民党若手) 「政権浮揚を狙って内閣改造という声があるけど、内閣を代える前に総理大臣を代えるべきだ」
(総理に近い閣僚経験者) 「麻生政権が生き残る道は、都議選前に解散するしかないと思っている。このままやると、都議選に負けて“自民惨敗”と書かれる。そうなったらどうしようもない」
(古館)① 「まあ、諸説飛び交ってますけれども、何1つですね、信用できないというか、まあ、でも一色さん、どうですかね、ちょっと。西川さんの件でもね、鳩山さんを含めて喧嘩両成敗っていうのも正直、変だなって思ったんですけれども、鳩山さんをまあ、事実上の更迭という形にして、ちょっと経って、今後また西川さんにね、辞めてもらうってことになると、“これ、何やってるの?”っていうことになりませんか? それに受ける人もいないんじゃないですか?」
(問題コメント①)絶対に西川氏の辞任には反対のテレビ朝日。それを操り人形のように語る古館と一色。
(一色)② 「ええ、まあここまできますとね、もうあとは総選挙が目の前ですよね。政権交代の可能性も出てきてる中で、民間の方でですね、手を挙げる人、私、なんか今の時期はもう、特にいると思えないですね」
(古館) 「タイミング的にね」
(一色) 「ええ。先ほど加藤紘一さんもおっしゃってましたけど、やはりまた2段階のダメージを麻生さんが受けるんじゃないでしょうかね。もしも西川さんをまた更迭しようと動くとですね。なかなか、どっちにしても、何か変なところに入っちゃいましたね」
(古館)③ 「今日、鳩山さんがですね、発言したことに関して、記者に問われて、麻生総理ね、“コメントはありません”っていう、そのコメントありませんに、こちらはコメントありであって、やっぱりこの国、何か、誰かが辞めろとか、誰かやってもらおうというのは誰が決めているんだと言いたくなるんですけどね。まあ、そういう中で優柔不断と言われる麻生総理なんですが、まあ支持率的にも非常に厳しいのが出てますよね」
(一色) ④「あの、朝日新聞も土日で世論調査やったんですけれども、明日の朝刊に掲載されると思うんですが、朝日新聞の調査では支持率が19%。先ほどの毎日新聞と同じですね。前回から8ポイント下がって19%ということで、だいたい20%が危険水域だと言われますから、20%をきってきて、しかも任期満了まであともう3ヶ月をきってるわけですよね。それで国会は今週、臓器移植法案、それから海賊対処法案、それから国民年金法の改正法案、こういうものをだいたい採決していく予定になっておりますんで、そうなりますともう来週からは一応、重要法案が終わったということでですね、何が起こってもおかしくないという状況に入ってくるんだと思うんですね」
(古館)⑤ 「もう内閣改造とかそういうレベルじゃないのかなという気もしますしね」
(問題コメント②③④⑤)「もうどっちに転んでもいい」という言いたい報道のコメント。④で麻生政権に対して、暗に「早く解散して総選挙をやれ」といい、⑤で同じく「何をやっても同じ」と視聴者をリードしていく恐るべき政治的発言。これはもはや政治誘導番組ではないか!
(一色) 「そうですね。今の世論調査の結果を見ますと、政権交代の可能性がそれなりに高まってきているということなんで、自民党としてはとにかく動かないと、やっぱり局面は打開できないっていうふうな気持ちになるでしょうからね。だから何か動きが出てくるっていうふうに考えるのが普通なんでしょうかね」
(古館)① 「共に敵失を狙うというのはいつものことかもしれませんけど、まあ一方の民主党は大久保秘書の公判も始まるっていうことで、予断を許さない」
(調子乗り過ぎコメント①)つい調子に乗りすぎて、「民主党は勝って兜の緒を締めよ」といわんばかりにウソの事実を喋ってしまうバカな古館。
(一色) 「大久保秘書の公判はもう少し先で、西松建設本体の方の初公判が」
(古館) 「西松建設から始まるんですね。だからやっぱり、何でしょうね。“支持政党なし”っていうのがこの国の第一党のような気がするんですよ、現段階で。さあどっちに行くかというところなんだけども、まあー、イライラすることが多いですね、ちょっとね。今日のニュースなどは」
(イライラするのは、お前の調子のいいコメントだ!)
●新型インフルエンザ関連
(ナレーション・要約) インフルエンザウイルスに変異が起きていることを東大医科学研究所感染症国際研究センターの河岡義裕教授らのグループが突き止めた。河岡教授らはウイルスの変異についてイギリスの科学雑誌『ネイチャー』に報告している。
(河岡教授) 「今回、いろんなところで分離された新型インフルエンザのウイルスを調べると、人から人へうつりやすくなるような可能性がある変異の入ったウイルスが見つかった」
(ナレーション・要約) 変異によってウイルスは今よりもヒトの細胞にくっつきやすくなる性質を獲得した可能性があるという。新型インフルエンザウイルスに見つかった変異は、ウイルスの表面にあるHAと呼ばれるたんぱく質で、ウイルスがヒトの細胞に入り込む時、表面にくっつく役割を果たしている。変異が広がると、ウイルスは現在よりも人に感染しやすくなる可能性があるという。
(河岡教授) 「だからといって、必ずしもすぐ、そういう人から人へうつりやすいものが出てきて、どんどんどんどん広がっていくというわけではないんです」
(ナレーション) 感染が広がりやすくなると、重症化する人が増える可能性も出てくる。
(WHO緊急委員・田代眞人氏) 「流行規模が大きくなった第2波が起こる可能性がありますので、その時に対する医療サービスの十分な確保、これに尽きると思います」
(ナレーション) 一方、南北アメリカ大陸以外で初となる新型インフルエンザの死者がイギリスで確認された。スコットランドの病院で手当を受けていた患者だという。当局は性別や年齢、健康状態に問題があったかなどを明らかにしていない。
(古館) 「このイギリスの場合は、はたしてこの亡くなられた方が基礎疾患があったどうかということも、今後、明らかになると思いますが、とにかく今回、この日本においてですね、あのH5N1といわれます鳥インフルエンザ、強毒性、まあこれに対するパンデミック、大流行の1つのマニュアルで対処したという問題点ということがあらわになりましたから、これはですね、いろんな可能性というものが、季節性も、それからこの新型も、さらには鳥インフルエンザに関しても、いろんな可能性があるわけですから、いろんな場合の対策のバリエーションを豊富に、1日も早く国は出して、“この場合はこうだ”ということ、そして自治体とどう連携するかっていうことも早くやらないといけない時期にあるのかなということを強く思います」
●アメリカの「地デジ」完全移行に伴う国や国民の対応
6月12日、「地デジ」に完全移行したアメリカの地デジ移行への国の取り組み(低所得者向けにチューナー購入の補助をする)、国民の準備などをリポート。最後の部分で、日本政府の「地デジ」への対応の現状を報告。地デジ対応型テレビはサイズによってはエコポイントの対象になっており、価格の一定金額分は還元される。また生活保護受給者などNHK受信料免除世帯には、簡易チューナーを無償で提供することにしている(最大260万世帯を想定)。
(古館)① 「まあ今、出てきたこれもありますが、もう1つ、総務省の方針の1つ、1例を挙げますと、今あるアナログ対応の受像機、そのテレビ受像機でそのまま見られるようにするために、たとえばですね、とにかく5000円以下のチューナーを開発して、市場にいち早く出回るようにするんだという、その方針を目指しているところがあります。ここは非常に重要なポイントの1つだと思います」
(問題コメント①)自らのテレビ業界への予算については、何もいわず、ただひたすら「もっとテレビに予算を遣うべき」という古館の強欲コメント。
●イラン大統領選で開票に不正があったとして、改革派のデモ隊が警官隊と衝突
(ナレーション) 群集が大通りを埋め尽くす。選挙結果への抗議デモだ。そこへ警棒を手にした男たちがバイクで乗り込んできた。警官隊がデモの鎮圧を開始したのだ。12日に投開票が行われたイラン大統領選挙。結果は得票率およそ63%という予想外の圧勝で、強硬保守派のアフマディネジャド大統領が再選されることとなった。
14日、支持者を前に
(アフマディネジャド大統領) 「国民の意思が全てを決める。指導者を選ぶのは国民の力だ」
(ナレーション) しかし、開票作業に大規模な不正があったと反発する改革派の市民が街頭に集まり、抗議活動を繰り広げた。というのも、投票率が85%を超え、現状に不満を持つ多くの若者が投票したにもかかわらず、改革派・ムサビ元首相の得票が伸びなかったことに疑念が出ているためだ。
(改革派のデモ) 「ムサビ、ムサビ、我々の票を取り戻せ」
(ナレーション) 実力行使に出た治安部隊との衝突により、デモ隊には多数の負傷者が出ている。また地元メディアによると、既に逮捕者は170人を超えたという。敗れたムサビ元首相は護憲評議会に選挙結果の取り消しを求めており、混乱は長期化する見込みだ。今日もテヘラン市内で行われた抗議デモ。その規模は数万人にまで達している。
(古館) このイランの話は世界のどこにでも影響を及ぼすという大変なことですよね?」
(一色) 「うん、そうなんですね。選挙とか、その後の暴動の取材をしている外国人のジャーナリスト、たくさんいますから、今の映像もそうやって来るんでしょうけれども、あの、そういう外国人のジャーナリストが逮捕されたりですね、国外へ追放されたりとか、あるいは取材を妨害されたり、暴行されたりとか、かなり起こってるようなんですね。ここがまあ、報道の自由というところが、非常に著しい制約を受けているということで、このイランとしてもまあ大きな問題だと思うんですね」
(古館) 「うーん、そうですね」
(一色) 「まああの、オバマ大統領、今、対話外交ということでやってますけど、まあイランにしてもですね、まああと北朝鮮なんかもそうなんですけど、なかなかこの対話の流れには乗らないってい
うことになってますんで、オバマ外交かなり試練の時ですね。まずはしれんですね」
(古館) 「そうですねえ。保守強硬派のアフマディネジャド大統領そのままということになりますとね、そうですし、またこれ、イスラエル、パレスチナの問題ともつながってきますよねえ」
(一色) 「そうですね」
(古館) 「うーーん、アメリカのその対話路線がどうなるかもそうですし、それこそ今おっしゃったように、このイランにしても、北朝鮮にしても違いはあれど、核保有化。こっちの核保有の道にずんずん突き進んでいっているというね、この現状があって、NPT体制、核不拡散っていうことも、結果、核を持ってる国が持ってない国に対して言ってるんじゃないかっていうその反発の前に、非常に停滞気味に感じてしまいますよねえ」
(一色) 「何かこう、定期的な対話がまた生まれるんじゃないかという期待も一方では持ってはいるんですけれども、まだ今のところは緊張が高まる方向で一直線な感じですね」
(古館) 「うん。もうちょっといった時に劇的な対話があるかどうかっていうところですかねえ」
(一色) 「そうですね」
●北朝鮮が3回目の核実験を行う可能性がある地下施設11ヶ所を、米韓の情報機関が集中的に監視していると韓国の中央日報が報じる。
11ヶ所は先月25日に2回目の核実験が行われた豊渓里をはじめ、いずれも北朝鮮北部に位置し、岩盤が固い地域にある。米韓当局は特に、寧辺近郊の金昌里の地下施設に注目している。金昌里の施設は1998年の米朝協議でアメリカが地下核施設の建設疑惑を指摘したことがある。
平成21(2009)年6月15日(月)のZERO
(本日の番組構成と報道ステーションとの比較)
障害者郵便割引制度悪用事件、鳩山総務相の辞任のニュースと、扱うニュースは報道ステーションと同じだが、あくまで事実を淡々と触れ、「追い込まれている麻生内閣」という解説だけを付けるZERO。これは、「政治工作番組」ではなく、報道番組である。
●障害者団体への郵便割引制度悪用事件で厚労省局長逮捕(約6分)
(ナレーション) 今朝、厚生労働省の中に入る20人の係官。向かったのは建物の13階。捜索の様子を隠すため、ドアに目隠しのポスターが貼られた。このドアの先にあるのは厚労省の雇用均等・児童家庭局長・村木厚子容疑者の部屋。障害者団体への郵便割引制度悪用事件で逮捕された。(「局長逮捕についてどう思うか」とマイクを向けるも、無言で歩き去る厚労省職員の映像) 村木楊容疑者は1978年、旧労働省に入省。女性の労働環境整備にあたる旧婦人局などを経て、2003年8月から2年あまり、障害保健福祉部企画課長を務めた。その後、厚労省では4人目の女性局長に就任した。女性キャリア官僚のエースだ。4月に行われたシンポジウムでは
4月25日、「脱!子どもの貧困サバイバルシンポジウム」
(村木局長) 「日本は子どもにかけるお金が少ない状況だろうと思います」
(ナレーション) 子どもの貧困について熱弁をふるっていた。
午前10時ごろ、記者会見
(舛添厚労大臣) 「同じように働く女性にとって大きな希望の星でしたので、誠に遺憾なことと考えております」
(ナレーション) 舛添大臣は「早急に後任を決めたい」としている。(事件の概要説明) 今月2日の参院厚生労働委員会。村木容疑者はこの問題を追及されていた。
(共産党・小池晃議員) 「この障害者団体の証明書には企画課長であったあなたの公印が押されていたっていうのは、さっき答弁があったんですよ。ねえ、ちゃんと答えてくださいよ」
(村木局長) 「えー、私の立場でお答えをできる状況でございません。立場でございません」
(ナレーション) 村木容疑者は大阪地検特捜部の調べに対し、「偽の証明書は知らない」と容疑を否認している。しかし、村木容疑者の当時の部下で既に逮捕されている上村勉容疑者は「自分で作った偽の証明書を、当時、課長だった村木容疑者に渡した」と供述、また、証明書を受け取った自称障害者団体「凛の会」の元会長・倉沢邦夫容疑者も「証明書は村木容疑者から手渡された」と話している。なぜ偽造は行われたのか。証明書の発行は、国会議員が村木容疑屋の上司にあたる当時の部長に話を持ちかけたことが発端だという。この時、部長と村木容疑者は障害者自立支援法の法案づくりに関わっていた。村木容疑者らがこの法案の審議を円滑に進める見返りを国会議員に期待し、証明書を偽造した疑いがあると見られている。また、証明書の発行は議員案件として、厚労省の中で代々引き継がれており、特捜部は組織的な犯行と見て、事件の全容解明を進めている。
(村尾) 「この逮捕された村木局長なんですけれどもね、厚生労働省の大幹部なんですね。ちょっとこちらをご覧ください(と言って、簡略化した厚労省のポストのボードを出し、職員3万8608人の厚労省の中で11人いる局長の中の1人であることを説明)。まさにこれ大幹部なんですね」
(小林麻央) 「女性官僚にとって希望の星と言われているだけに、衝撃は大きいですよね」
(村尾) 「衝撃は大きくてですね、そもそも今回の事件というのは、郵便の障害者割引制度、これを悪用したわけですよね。だから本来であれば正規の料金を受け取っていれば、郵便局の収支はいいはずなんですが、割引分だけ料金が入ってこないわけで、その分、国民の資産に損害を与えたということが言えるんですよね。この今回の事件が個人のレベルを超えて、VTRにもあった国会対策の絡みということになってくると、この問題、相当根が深いと言わざるを得ません」
●厳しさを増す麻生内閣(約4分50秒)
市長選では3連敗、日本テレビの世論調査での内閣支持率は23.5%(前回比マイナス9・4ポイント)。こうしたダブルショックの中、反麻生の動きが活発化する可能性も出てきた。
(ナレーション) 総務省に現れた鳩山前総務大臣。
午後1時ごろ、記者会見場に入りながら
(鳩山前総務大臣) 「ザ・ラスト会見ですよね」
(ナレーション) こんな裏話を暴露した。
(鳩山前総務大臣) 「(3月か4月に)総理からお手紙を頂戴しまして、“(西川社長の)後継にふさわしい人が何人かいますから、リストを同封します”ということで、リストをいただきました。総理も当然、これだけの問題の起きている日本郵政ですから、社長交代はもう既定の路線であるとお考えであると、私が安心しきっておったのがバカだったかもしれません」
(ナレーション) 麻生総理と日本郵政の西川社長の交代で一致していたはずが、はしごを外された形になったと主張した。週が明けた今日も、混乱が続いた鳩山氏の辞任劇。世論はどう受け止めたのか。日本テレビが週末行った世論調査(6月12~14日、全国1037人に電話、回答率67.5%)。鳩山氏を事実上、更迭した麻生総理の判断を支持する人は25.2%、支持しない人はその倍以上にのぼった(55.7%)。これを受けた内閣支持率。小沢代表の公設秘書が西松事件で逮捕されたのを境に上がっていた。しかし今回は23.5%と、前回より9ポイント以上急落。一方、支持しない人は減り続けていたが、11ポイント上昇、60%を超えた(61.7%)。麻生総理は
午後6時、官邸
(麻生総理) 「支持率が落ちたっていうのは、これは私の責任なんだと思っています」
(報道ステーションにはないコメント。潔いコメントはあくまでテレ朝は使わない。
(ナレーション) さらにこの週末、麻生総理にとって、手痛い出来事が起きた。昨日投票の千葉市長選挙。与党が推す候補が民主党が推す熊谷俊人氏に惨敗した。実は与党が推す候補は4月の名古屋市長選、5月のさいたま市長選に続き、政令指定都市の市長選で3連敗している。民主党は
午前11時ごろ、民主党本部
(鳩山代表) 「名古屋で政権交代ができて、さいたま市でも政権交代が起きた。さらには千葉市でも政権交代が起きたと。これは当然のことながら、国政に対する大きな政権交代への期待感でもあると」
(ナレーション) 地方選挙での連勝を総選挙での勝利につなげたい考えだ。来月には静岡県知事、東京都議会の選挙が控える。もうこれ以上負けられない麻生総理。この週末も都議選候補者の陣営を回る異例の応援を行った。
昨日、都内
(麻生総理) 「この都議選挙で負けると、極めて深刻な事態になりますんで、いろんな意味で大きな意味を持つこの選挙ですんで、ぜひ皆さん方の変わらぬご理解とお力添えを」
(ナレーション) だが、麻生総理に残された時間はそう長くないとの見方が出てきている。既に市長選で3連敗。麻生総理が期待するこの後の選挙でも苦戦が予想される。このため、自民党内からは総裁選挙を早く行い、麻生総理を交代させようという動きが今後、加速していく可能性があるのだ。
テロップにて
(自民党議員) 「麻生総理では選挙ができないという雰囲気が相当ある」
(自民党ベテラン議員) 「地元は“自民党だけはイヤ”という拒否反応だ」
(ナレーション) 政権はいよいよ追い詰められつつある。
スタジオでのコメントなし
桜井翔のイチメンのコーナー
●北朝鮮がウラン濃縮型核爆弾の開発に着手
国連安保理での制裁決議を受け、北朝鮮がウラン濃縮作業に着手すると宣言した。これまで北朝鮮の核といえば、先月行った核実験も、テレビでよく映像が流れる原子炉も、昨年爆破した核関連施設も全プルトニウム型だった。ウラン型についてはこれまえで公に認めていなかった。
核爆弾はもともとウラン鉱石から作られるが、北朝鮮国内では天然のウランが採掘できるので、材料の調達は簡単である。プルトニウム型はウランを原子炉で燃やし、科学的に再処理をしてプルトニウムを抽出し、核爆弾をつくる。これに対しウラン型は、ウランを遠心分離機にかけ、濃度を上げる。この濃縮したウランから核爆弾をつくる。プルトニウム型は取り出すのが比較的簡単だが、ウラン型は高度な技術が必要で難しいとされている。
なぜ北朝鮮はウラン濃縮という新たな核開発に乗り出すのか。最大の理由は見つかりにくい。原子炉を使うプルトニウム型とは違い、ウラン型は電気で遠心分離機を動かすだけなので、煙も出ず、人工衛星から見えない地下に工場を作ることも可能で、秘密が保ちやすい。
(桜井) 「こうした事態が進めば、世界にとっても脅威となりますね、村尾さん」
(村尾) 「今ね、アメリカをはじめ、国際社会が非常に心配しているのは、この核兵器を国際社会の枠組みの中でしっかりコントロールできなくなっていることなんですよね。事実、アメリカのクリントン国務長官は、この問題はもう周辺諸国だけでなくて、もう国際社会全体がこの北朝鮮の動きを受け入れることはできないと言ってるんですよね。こうした中で、明日なんですが、アメリカのワシントンでオバマ大統領と韓国の李明博大統領、この2人がですね、北朝鮮の核問題についても真剣な議論が行われるというふうな予定なんですね」
(桜井) 「今後の動きを注目していく必要がありそうですね」
(村尾) 「はい」
●イラン大統領選、改革派が「公正ではない」として、抗議デモが行われる
テヘランでは改革派のムサビ元首相の支持者らが大規模な抗議活動を行い、数万人規模に膨れ上がっている。デモにはムサビ氏本人も参加しており、アハマディネジャド氏が圧勝したとするイラン当局の発表に抗議、「選挙に不正があった」と主張し、選挙のやり直しを求めている。当局は抗議デモを禁止していて、街頭に大量の治安部隊を配置し、厳戒態勢を強いている。AP通信によると、最高指導者ハメネイ氏が、選挙に不正があったかどうか、当局に調査を命じた。「事態の沈静化を図ったものとみられるが、選挙のやり直しが行われる可能性は極めて低いと見られている」と結ぶ。
●北朝鮮に対する日本独自の制裁内容が決まる
現在の制裁に加え、北朝鮮に向けた全ての品目の輸出を禁止すること、制裁措置に違反し、刑が確定した外国人船員らの日本上陸を原則、認めないことが新たに加えられる。明日の閣議で正式決定されるが、中国など、日本以外の国からの輸出が増えるだけだと、効果を疑問視する声も出ている。
Pic UPのコーナー
●北朝鮮は今日、国連安保理の追加制裁決議を断固糾弾するとして抗議集会を開いた。
平壌の会場には北朝鮮のナンバー2である最高人民会議常任委員会の金泳南委員長らが姿を見せた。北朝鮮メディアによると、集会には10万人あまりが参加したという。
(村尾) 「今日は株価、ちょっと下がりましたけど、1万円台を維持してますよね。私ね、今、世界のお金の流れの潮目が変わりつつあるんじゃないかと思うんですよ。ようやくリスクのある資産にお金が流れ始めてきた。株式しかり、それから原油価格、これも一時期は1バレル50ドルを下回っていたのが、これ今、ニューヨークの原油先物相場、70ドルを越えてますからね。どうなるか」
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