平成21(2009)年6月12日(金)の報道ステーション
(本日の番組構成と内容)
鳩山邦夫総務大臣が辞任し、郵政民営化継続の方針を決めた麻生首相の決断に、疑問と世論の不支持を取り上げながら、最終的には「西川社長に頑張ってもらうしかない」と総括する報道ステーション。古館の「もともと、どういうことだったのか」というコメントを挟みながら、鳩山総務相辞任の決断は絶対に評価しないマッチポンプ的手法。「改めるに若くはなし」という言葉を知らないテレビ朝日。やはり彼らは「でっち上げ」と「あおり」、lマッチポンプ」を行わなければならないという「もともとの原点」があるから、間違っても組織の本質は変わることがないのだろう。
●鳩山総務大臣辞任(約26分)
(ナレーション) 人事をめぐり続いた対立は、結局、歩み寄ることはなかった。自ら席を降りる格好となった前大臣。この言葉を繰り返した。
午後2時、官邸
(鳩山邦夫前総務大臣) 「正しいことが通らない」「正しいことを言っても」「正しいことが通用しなかったら、潔く去るべきだと思ってるんです」
(ナレーション) 「正しい」と「正義」。その数、合わせて10回以上。
(鳩山邦夫前総務大臣) 「まあ、いずれ歴史が私の正しさを証明してくれると」
(ナレーション) その無念さについては明治維新の立役者の言葉も借りた。
(鳩山邦夫前総務大臣) 「“尋問の筋、これあり”って、西郷隆盛さんお有名な言葉あるけど」
(ナレーション) 維新後、西郷隆盛と袂を分かったのは大久保利通。その子孫が今日、大臣の辞表を受け取った。
午後5時、官邸
(麻生総理) 「この状況は早急に解決されてしかるべき」
(ナレーション) 政治家が口にする「正義」という言葉。その意味は重い。
午後2時、官邸
(記者) 「総理からはどのようなお話があったんですか?」
(鳩山邦夫前総務大臣) 「まあ、非常に残念ですが、信念を曲げられないということなので、本当に残念ですけども、やむを得ませんと」
(ナレーション) 1、日本郵政の社長人事をめぐり、西川善文社長の続投を認めないとしてきた鳩山邦夫氏。今日、総務大臣の辞表を提出。事実上の更迭となった。
(問題発言1)「事実上の更迭」とナレーションではいっているが、スタジオでは「辞任」と田崎史郎氏が否定するお粗末な構成。
(鳩山邦夫前総務大臣) 「世の中、正しいことが通らない時があるんだなと、今はそういう思いですね。えー、どんなに不透明で悪事を働いていても、私がそのことをはっきりと説明を世の中に対してもしてきましたが、今の政治は、正しいことを言っても認められないことがあると。潔さが大事だから、こういうのは。正しいことが通用しないと思ったら、潔く去るのがいいんじゃないでしょうか」
(記者) 「総理は辞表を受理された?」
(鳩山邦夫前総務大臣) 「もちろん」
(記者) 「その際、総理からはどんな言葉が?」
(鳩山邦夫前総務大臣) 「先ほど申し上げたように、“悲しいですね”と。“しかし、党もあり、いろいろな、俺が決断しないとか、調整しないとか、いろんな批判もあり、やむを得ない”と、こういうことですね」
(記者) 「これから麻生政権を応援するつもりはありますか?」
(鳩山邦夫前総務大臣) 「“いつかこの人を総理にしてみせる”と言い張ってやってきた人間ですから、今回の総理の判断は間違っていると思いますけど、今後は正しい判断で政治をやっていただくことを信じています」
(ナレーション) 鳩山氏は3回の総裁選を麻生選対の本部長として支えるなど、麻生総理とは長年の盟友関係だった。しかし麻生総理は、西川社長の続投を認める方針を固め、鳩山氏に引導を渡した形だ。
午後5時、官邸
(麻生総理) 「政府と郵政会社との間に混乱を生じたような印象を与えたということは、はなはだ遺憾なことなんであって、この状況は早急に解決されてしかるべき」
(ナレーション) オリックスグループへのかんぽの宿売却を「出来レース」と強烈に批判してきた鳩山氏。責任を問われた西川社長は辞任を否定し続けてきた。泥沼のバトルが続く中、明確な方針を示してこなかった麻生総理。昨夜になって、河村官房長官が妥協案なるものを鳩山氏に示したという。西川社長に経営責任を謝罪させることで、鳩山氏に西川氏の続投を認めさせるというものだ。
(鳩山邦夫前総務大臣) 「西川さんが謝罪すべきは国民に対してであって、私に対してではないんです。国民の財産をかすめ取ろうとしたのに加わったんでしょ。なら、国民に対して謝るべきだって。私に謝ってどうするってもんじゃないから、私はその妥協案は一切拒否しました。そんな馬鹿な妥協案はない」
(ナレーション) 辞表提出に先立つこと5時間。今日の閣議後の会見。
午前9時すぎ、記者会見
(鳩山邦夫総務大臣) 「内閣の方針として、西川さん続投であると。まだ総理からそういう話は私、1回も聞いていませんけども、もしそうであるならば、あの、まあタイミングによって罷免、あるいは辞任ということは十二分にあり得ると」
(ナレーション) この後、鳩山氏は官邸に呼ばれ、40分にわたって麻生総理と会談。
テロップにて
(麻生総理) 「妥協案呑めますか? 呑めませんか?」
(鳩山邦夫総務大臣) 「呑めません。呑めませんから、辞任しろと言われれば辞任します」
(麻生総理) 「そうですか。では、また午後もう1度来てください」
午前11時すぎ、官邸
(記者) 「総理からはどのような話が?」
(鳩山邦夫総務大臣) 「いろいろ。いろいろ」
(ナレーション) そして午後2時前。再度、官邸に呼ばれ、辞表を提出した。西川社長は郵政民営化の際に、小泉元総理が三顧の礼で迎えた経緯がある。中川元幹事長ら郵政改革推進派は西川辞任論に反発を強めている。
午後2時半、記者に囲まれ
(中川秀直元幹事長) 1、「私はやっぱり鳩山さんの思想の方が、明らかに誤っていたと思うし、(総理は)正しい判断だったと思います」
午後4時すぎ
(菅義偉・自民党選対副委員長)2、 「まあ、このところ郵政問題で混乱をしましたので、総理が明快に判断されたと、そういうことだと思いますので、私はこれで落ち着いてくるだろうと、こう思ってます」
(ナレーション) 鳩山氏は自民党離党の可能性について、こう述べた。
(記者) 「自民党としての議員の議席は?」
(鳩山邦夫前総務大臣) 「仲間たちと相談をします」
(記者) 「離党もあり得るということですか?」
(鳩山邦夫前総務大臣) 「いや、仲間たちが大勢おりまして、様々な仲間たちからいろんな激励を受けておりますので、仲間たちと相談をするということです」
(記者) 「自民党政権に見切りをつけた?」
(鳩山邦夫前総務大臣) 「自民党政権には見切りをつけておりませんが、まあ、“政府に尋問の筋これあり”って西郷隆盛さんの有名な言葉あるけど、そういう心境ではありますね」
(ナレーション) “政府に尋問の筋これあり”とは、西郷隆盛が西南戦争で明治政府に弓を引く際に唱えた言葉だ。兄の鳩山民主党代表は
午後6時半、民主党本部
(民主党・鳩山代表) 「弟の言葉はですね、政府に対して反旗を翻した時の西郷隆盛の言葉を引用したわけですから、弟としてはその覚悟を持っていふんだなと、当然、理解されますよね」
(記者) 「辞任されてから、今日午後、弟さんと話は?」
(鳩山代表) 「全くしておりません。連絡もありません」
(ナレーション) 行動を共にする動きも見せる側近議員。戸井田徹厚生労働政務官が今日午後、政務官の辞表を提出した。
午後4時半、記者に囲まれて
(戸井田徹厚生労働政務官) 「(西川氏と)喧嘩両成敗ならわかるけれども、そうでなしにね。私と鳩山大臣との関係からいえば、大臣にお供しますと」
(ナレーション) 2、鳩山氏の動向は、総選挙に向け、走り出している政局に大きな波乱要因となる可能性がある。
(問題ナレーション2、)26分間全編にわたって、政府内部が大混乱に陥っていることを延々と解説。今回の問題は、もともとマスコミでも朝日や日経、産経など郵政民営化賛成派のマスコミが分裂をあおってきた経緯がある。自分たちの動きをまったくふれずに、どんどん騒ぎを大きくさせる極めて無責任なやり方は相変わらずだ。
午後5時、官邸
(麻生総理) 「解散総選挙については、前々からお答えしている通りです。ダメージにつきましては、これは私に聞かれるより、聞かれる相手が間違っていると思います」
午後6時半、東京・中野区
(富川アナ) (麻生総理が笑顔で都民と握手する映像)「会見を終えた麻生総理は、東京都議選の候補予定者の事務所回りを始めました。集まった都民の皆さんから握手攻めにあっています。笑顔で総理は応えています」
(ナレーション) 麻生内閣での大臣辞任は、中山前国土交通大臣(去年9月辞任)、中川前財務大臣(今年2月辞任)に続き、これで3人目。政権への打撃は少なくない。
午後3時すぎ
(谷川秀善参院幹事長) 「(総理の決断は)遅いですよ、そんなの全然遅いがな。切りやすい方を切ったんかなという」
(記者) 「火消しをしたというよりも、ボヤを広げた?」
(谷川参院幹事長) 「これはもう火消しじゃないですよ。むしろ広がったと思います」
午後3時半すぎ
(公明党・漆原良夫国体委員長) 「総理の指導力にそういう疑問符がつくことは、まあ否めない。政権への影響はあると思います」
(ナレーション) 一方、野党。
今日午後、愛媛県松山市
(民主党・小沢代表代行) 「まあ政局云々というよりも、私はこの郵政の問題、それから年金、そして医療の問題、これは本当に自民党政治の実態と、それから限界を示すものだと思ってます」
午後3時すぎ、国会内で記者に囲まれ
(共産党・穀田恵二国対委員長) 「辞めるってことが肝心ではなくて、この、民営化路線に伴う国民の被害、これを見直してですね」
午後3時半すぎ、社民党本部
(社民党・福島みずほ党首) 「辞めさせるべきは鳩山総務大臣ではなくて、西川社長だと」
(ナレーション) 郵政造反組からなる国民新党は、鳩山氏と連携する可能性も示唆した。
午後2時半、国会内で記者に囲まれ
(国民新党・長谷川憲正副幹事長) 「(鳩山氏とは)非常にスタンスとしては似通っていると思いますから。一緒にやりたいと言われたら、綿貫党首が判断されると思いますけど」
(ナレーション) 後任の総務大臣には佐藤勉国家考案委員長が兼任となった。前回の郵政選挙で東京から福岡に国替えをした鳩山氏。地元の久留米市では対応に追われていた。
午後2時半、久留米市内の事務所で
(鳩山氏の次男で秘書の鳩山二郎氏) 「正しいことをしてるのに、それが受け入れられない。それで潔く私は去るだけですって父が言っていた、その通りだと思います」
午後5時、久留米市
(地元の有権者・60代男性) 「あの人が正義って言うから正義じゃないの。だって他の人は言わないんでしょ」
(地元の有権者・60代男性) 「大臣が総理大臣と違ったことをいつまでもやってるわけにはいかんわね」
午後8時半、東京・新橋
(60代と思しき男性) 「麻生さんよりも鳩山さんの方の姿勢表明の方が共感できる」
(50~60代と思しき男性) 「内閣の方針に従わないんであれば、もう少し潔く早めに辞めるべきだったと思います」
午後9時20分
(鳩山邦夫前総務大臣) 「西郷さんの言葉をそのまま総理にはお送りしたいですね。誤っております」
(古館)1、 「まあ、街でいろいろ聞いても意見が分かれるところですね。あのー、自民党の中も“西川さん辞めろ”、“いや、西川さん温存だ”で、もう割れてるっていうのがね、はっきり出てきてますし、3人目ですね、これで大臣辞める。政権にはかなりのダメージですね」
(問題発言1、)「もう割れてるというのが、ハッキリ出てきている」と、自分たちで火をつけておいてお得意の自民党分裂工作活動に勤しむテレビ朝日。そのマッチポンプ的手法は変わらない。
(時事通信・田崎史郎解説委員長) 「かなり大きなダメージ、打撃になってると思いますね。それはこのVTRであったように盟友なわけですね。総理の盟友である鳩山さんが閣内で反乱を起こした。それに対して、総理がそれをコントロールできなかったということで、やっぱり総理の指導力がやっぱり大きく問われる。それはやっぱり内閣支持率の低下に表れてくると思いますね」
(古館) 2,「ああ、なるほど。そしてね、この鳩山大臣の今日ね、まあ辞任とも言われるし、更迭とも表現されるわけですけれども、まああの、午前と午後で2回、麻生総理と鳩山大臣は会ったわけですよね、鳩山さんは。そうするとこう、更迭って形にも、3年間支えて、総理の応援団長やってた鳩山さんを更迭にはできない、一方でこの、辞任100%ってことになると、その決断力って面もあるっていうんで、段取りかなっていう感じがして、どうですか?」
(問題発言2、)「段取りかなっていう感じがして、どうですか?」というが、何のことかわからない。打ち合わせをしてから即興をおこなっているように見せかける「やらせ」をやっているから、言っていることがおかしい。以後、古館氏と田崎氏の妙なやりとり。
(田崎) 「総理秘書官に聞きますとね、あの、総理は鳩山さんに辞めてくださいとか、辞表を出してくださいってことは言ってないんですよ」
(古館) 「直接?」
(田崎) 「はい、直接は言ってらっしゃらない。そうするとまあ、こう考え方が違うなっていう話はしれるんですけれども、辞任っていう行為は鳩山さんの方がとられてるわけですね。で、少なくとも罷免的なことは言ってないということで、僕はやっぱり辞任ということだと思いますけどね」
(古館) 「まあ、どっちかといえばやっぱり辞任色が強いと」
(田崎) 「ええ、そうです、はい」
(古館) 3、「うーん。その場合ですね、この、鳩山さんはいろんなことを正義だ何だいっていらっしゃいましたけども、ここでガッとこういう形にね、出たと。政権にダメージを与えることはもちろん承知の上でもう、これは自分の考えを通すって出たっていう、何か後押しするものがやっぱりかなり強くあったからですか?」
(妙な問題発言3、)「何か後押しするものが強くあった」とわざとライバルの読売新聞の渡辺恒雄社主の名前を引き出そうとする古館。郵政民営化見直しをどうしても表に引き出そうとする古館の狙いは明らかに変。
(田崎) 「そうですね、まああの、鳩山さんのパフォーマンスだって見方は自民党の中で多いですけれども、鳩山さんがあそこまで突っ込むには、やっぱり応援してくれる人がいたはずだと。自民党の中で言われているのはね、何かマスメディアの大物の方が後ろでやっぱり、小泉―竹中改革路線を否定しなきゃいけない、西川を更迭しろというふうな話をされてる方がいたっていうのが、自民党内に流れてる話ですね」
(古館) 「ああ、そうですか。またあの方の登場ですか?」
(田崎) 「という話が出てますけれども、ええ」
(古館) 「マスコミで大物というと1人しか浮かばないんですけど?」
(田崎) 「ええ、複数いらっしゃるみたいですよ」
(古館) 4、「あっ、そうですか」
(田崎) 「はい」
(古館)5、 「私が想定してる人以外もいるんですか?」
(変な問題発言4、5)4で田崎氏の予定外の答えが出てきたため、あわてて確認する古館。自分の思った方に行かないと彼らは困るのだ。
(田崎) 「はい」
(古館) 6、「あっ、そうですか。これはもう、民営化っていうこと、田崎さんね、そもそも論になってしまいますけど、麻生総理も民営化反対だったって言いながら、今は賛成とか、それから鳩山さんも私は民営化論者ですよと。間違った民営化はまずいから、西川さんに辞めてもらうんだっていう意向、このあたりがね、本音と違うんじゃないかっていうところで、ちょっとわからないなって思ってる方、多いんじゃないかなと」
(変な問題発言6、)自分の思うとおりの展開にならなかったので、今度は自分の考えを押しつけようとする古館。「西川さんに辞めてもらうんだという意向が本音と違うと思っている方が多い」というのは、まさに古館とテレ朝の考え方そのもの。それほど自分の考え方を押しつけたいのなら、ハッキリとそういえ!
(田崎) 「なるほどね。あのー、民営化の意味合いをやっぱりそれぞれちょっと解釈が違ってる感じはするんですよね。でも、総理も民営化に対して賛成じゃなかったりって言われたりして、あのー、じゃあ本当の民営化は何だったんだっていうところで、それぞれ解釈が違っているのが出てるんじゃないかと思いますけどね」
(古館)7、 「あの、鳩山さんもね、西川さんは、国民の財産なんだから、国民に謝るべきだっていうふうにおっしゃいますよね。たしかに、あのかんぽの宿の一括売却の情報が全く不透明だという点はね、これはもう当然そう思います、私個人としても。しかし、ああいうふうなものをあの値段で売ろうとしたのは問題だけれども、そもそも2000億以上も使って、いらないハコモノって言ったら失礼ですが、不採算のものを作り上げてきた人たちに対しての総括やお咎めがなくて、さあ、これから民営化で売っていくっていうことだけに、こうターゲットを絞ってるような気がする人も多いかなって」
(変な問題発言7、)「いらないハコモノ」と断定し、「いらないものは民間がただ同然で譲渡されて当然というような論調に持っていこうとする古館。この古館の発言以降、テレビ朝日の本音と本性が見えてくる。
(田崎) 「そうですね。だから、なんであんなに2000億円もかけて作ったんだと、それにはやっぱり自民党の族議員がいたとかという見方がずっとあるんですよね。だからその部分を追及されてない。その族議員は田中・竹下派に多かったわけですから、今、鳩山総務大臣が所属されている派閥にずーっと流れてきてるわけですね。そんならもっと足元をきちんと見直したらどうだという声もありますよね」
(古館) 「かつて堀田さんは田中角栄氏、ロッキード事件の時に論告求刑やられましたよね、検事としてね。今、そういう族議員の話が出てきたけれども、考えてみたら、まあ、あの田中角栄氏がこの郵政というものをガーっとネット作ったっていうのが始まりのような感じがしますけどね」
(堀田力) 「そうですね。そういう点では非常に見通しのいい、要するに、政治にお金がくるようなしくみを作る、その点では天才的な人だったし、その流れがありますよね、今はね」
(古館) 「ああ。後でまたちょっとね、族議員に関してはね、堀田さんのお考え聞きたいと思うんですけど、もう1つね、田崎さん、これあの、内閣改造っていうのがワーッて言われてきましたけど、どうですかね?」
(田崎) 「これはあのー、安倍元総理や麻生総理の側近の菅義偉さんなんかが、もう1ヶ月以上前から、内閣改造やるべきだと。で、内閣改造やらずに、これで都議選に向かってった場合、都議選でも惨敗しかねないよと。だから、今ここで内閣改造をやるべきだっていうことで、今月下旬に内閣改造をやる可能性が高まってますね」
(古館) 「じゃあもう、総選挙の時期云々という前に、まずそこだ?」
(田崎) 「まず都議選をクリアしなきゃいけないことですね。その前に、都議選をクリアするためには今、これでまた落ち目になりますから、それをやっぱり立て直す行為が、やっぱり内閣改造・自民党役員人事。改造じゃなくて自民党の役員も替えなきゃいけないという声が強まってますね」
(古館) 「ああ。まああの、有名な方を幹事長にとか何だとか、いろんな声がね」
(田崎) 「たとえば舛添さんを幹事長にするとか、公務員制度改革をやり遂げるという姿勢を示すために中川秀直さんに入閣していただくとか、そういう話はもう飛び交ってますね」
(古館) 「鳩山さんはあれ、兄弟として水面下で連携してるのかしてないのかっていうのは知りたいんですけどねえ」
(田崎) 「僕は今の段階ではしてないと思いますよ」
(古館) 「ああ、そうですか。ちょっとまた話を後ほど続けて聞きたいんですけども。とにかく考えてみれば2005年から、あの郵政選挙からこっちですね、4年間どういう流れがあったのかということを考えると、この郵政民営化をめぐるいろんな話というのは、改めて見えるところがないかなということで、ちょっとこちらをご覧ください」
(この4年間を振り返るナレーションとVTR)
郵政選挙、2007年10月1日の郵政民営化スタート、小泉路線の継承を掲げて誕生した安倍内閣では、民営化に賛成するという誓約書を出すことを条件に造反組11人を復党させた。安倍内閣は郵政選挙で得た300議席を背景に教育基本法など矢継ぎ早に重要法案を可決。
しかし2007年の参院選では格差の拡大や地方切り捨てといった小泉改革批判を前面に掲げた民主党に歴史的な敗北を喫した。後を継いだ福田内閣が直面したのは「ねじれ現象」。福田内閣が頼ったのは衆議院の3分の2を使った再議決で、2008年1月のインド洋での給油支援活動を再議決したのを皮切りに、2008年5月のガソリン税の暫定税率復活など、再議決はこの2年間で14回。
(ナレーション) 1,去年秋の麻生内閣誕生では、造反組を閣僚や党三役に抜擢するなど、小泉時代の終焉を印象付けた。その象徴的な一幕がこの発言だった。
今年2月5日
(麻生総理) 「小泉総理の下に(郵政民営化には)賛成じゃありませんでしたんで、私の場合は、反対だとわかってたんで、私だけ外されていましたから」
(ナレーション) 2、小泉内閣の一員だった麻生総理、郵政民営化には反対だったと述べたのだ。
2月12日
(小泉元総理) 「怒るというより、笑っちゃうぐらい、もうただただあきれているところなんです」
(ナレーション) 3,本心とは裏腹に発言の修正を迫られた麻生総理。今回も党内の亀裂を憂慮して盟友の鳩山前大臣よりも、民営化の象徴・西川社長の続投を選ばざるを得なかった。
(あおりナレーション1,2、3)しつこく麻生首相が「民営化反対」の姿勢をとったことを報じてあおるナレーション。もうわかったから!
午後5時、官邸
(麻生総理) 「あまり長引いて、話が混乱をさらにしているかのごとき印象を与えるのはいかがなものかと思っています」
(古館) 「田崎さん、あのーこれ、民営化と言ってもね、これがまあ変な、その、いわゆる民営化利権者の何かね、利権みたいなことになったら、とんでもないと、もちろん思うんですが、そもそも民営化イエスかノーかで300議席。あの選挙に勝ったってところから今ちょっと見たんですけどね」
(田崎) 「ええ、だから4年前の総選挙で、郵政民営化を問うて、それで自民党が300議席を得たわけですね。その後は今度、その郵政民営化に反対した議員を復党させるとか、総理自身が、実は賛成じゃありませんでしたって言ってしまうというのは、4年前の民意を自ら否定していることになるわけですね。あまりにいい加減すぎるじゃないかというのは当然の考え方だと思いますよね」
(古館) 「そうですねえ。堀田さんはそのあたり、どういうふうに?」
(堀田) 「そうですね、あの、民営化、これはもう国民の大多数が賛成して、あれだけの議席を与えたわけですからね、国民はそれはあのー、単純に便利で安いサービスがいいですよ。それが民営化だと、こう判断してるわけですから、そこはもう全然揺るがないんですよね。それに対して、やっぱりあのサービスする側は、厳しくなるから、やっぱり楽な方がいい。そうすると、それに反対する流れが出てきますよね。で、この方は数から言ったらもうほんのわずかなんですけれども、やっぱりあの、地方の名士とかね、そういう方が多いから、集票力がありますよね。票を集める力が、選挙のね。そうすると、そっちに媚びる議員がやっぱり出てくる。それがこの、揺らぎ出してきた一番基本だと思うんですけどね」
(古館)1、 「うーん。そうするとやっぱり前提が崩れてしまいますよね。またそちらの人たちがグーっと力を出してきているとなるとね」
(田崎) 「そうですね。民主党の方も今度はやっぱり、そういう民営化に反対の方へ振ってますよね。そうすると地方で起こっているのは、ポストを横に置いて、民主党の議員が、“このポストを残したい人は民主党へ、残したくない人は自民党へ”みたいな言い方をされると、自民党の方もちょっと焦ってきちゃう」
(古館)2、 「はい、それもありますよねえ。じゃあ、もともとの話、何だったんだろうっていう」
(田崎) 「そうそう。そうそう」
(古館) 3、「もちろんね、その、何か外資がガンガン無秩序に入ってきて、莫大な郵貯マネーとかそういうものがね、外資にさらわれていくなんていうのは何をかいわんやだと思うんですが、まあそれにしても、あの時、そして今も、この官の肥大化も考えても、民営化っていうのは必然だった。その根幹を崩さずに、歪まない民営化を推し進めることできないですかねえ」
(本当のことを言わない誘導発言1、2、3)
民営化の見直しが出てきたことがまずい、というように視聴者を誘導するコメントの数々。本当の話は、小泉郵政改革で「見直しをしよう」という国民が多数に変わってきたということ。本当は視聴者をバカにしているのだが、決してそんなことは言わないふざけた古館。
(田崎) 「そうですね。それはやっぱり日本郵政の人たちに頑張ってもらうほかないんですね。やっぱり彼らがやってるわけですから。だから西川さんがこれで残るとしたら、これからの西川さんの責任っていうのはすごい重くなると思いますよ」
(古館) 「そうですねえ。重大ですね」
(田崎) 「重大です」
●新型インフルエンザ、舛添厚労大臣は医療体制を見直す方針を表明(5分)に続き、エコポイント制度、ポイントと商品の引換え手続きが来月1日から受付開始(約1分45秒)
一部、経産省の記者会見の模様をはさみ、申請方法、対象商品の内容の告知などをナレーションで伝える。
(古館) 「みんなこれ、関心ありますよ」
(市川アナ) 「ええ。まだね、漠然としてますねえ」
(古館) 「そうなんです、ホントそうなんですよ。やっぱりちゃんと細目、微細にわたって詰めてからね、やってほしかったなあと思うんですけどね」
●政治とカネ、日本に個人献金は根付くか(18分弱)
(ナレーション) 総選挙を控え、頻繁に開かれている政治家たちのパーティー。多くの政治家は、政治資金をパーティー券の売り上げや企業献金に頼っている。
(自民党・笹川尭総務会長) 「多い時は1日3件ぐらいだね。だってみんながやっているから」
(民主党・山岡賢次国対委員長) 「選挙もお金がかかりますしですね、パーティーを中心にですね、今、お金を集めておられる方が多いと」
(ナレーション) カネのかかる政治は変わらないのか。政治資金をどう集めるか。今日、新たな動きが出てきた。
午後1時、「インターネット献金」早期導入に関する提言説明会
(自民党・世耕弘成議員) 「ネット献金、クレジットカード等を使った献金が可能であるという結論を得るに至りました」
(ナレーション) 個人献金を増やそうと集まった与野党の議員たち。インターネット上でクレジットカードを使って献金ができる「ネット献金」のしくみを導入しようというのだ。
(自民党・加藤紘一議員) 「ポンとボタンを押して1000円献金するというようなことがあると、それはねえ、助かるし、それからやる気出てきますよね」
(民主党・菅直人代表代行) 「少額の個人献金が結果として大勢の人から集まってくればですね、まあその方が望ましいといえば、望ましい」
(ナレーション) 呼びかけたのは自民党の世耕氏。当選以来、個人献金を中心に活動している数少ない議員の1人だ。
(世耕氏) 「企業献金にまつわるいろんろなトラブルがですね、これはもう党派を越えて絶えないと。自宅から(ネット)献金ができるようにするということは、個人献金の間口を広げる上で非常に重要だと」
(ナレーション) 去年のアメリカ大統領選。オバマ大統領はネット献金を使って、一般市民から少額の献金を幅広く集めた。寄せられた選挙資金は7億5000万ドル(約735億円)にのぼり、ネット献金の可能性を見せつけた。
(世耕氏) 「これからの政治活動っていうのは、やっぱり1人1人に政策を理解してもらって、応援をしてもらって、そして余裕のある方にはお金も出していただくという、そういう政治のスタイルっていうのが変わってきているのかなと」
(ナレーション) 世耕氏は個人献金だけで年間1600万円を集めている。しかし、問題はその効率の悪さだという。
(世耕氏) 「大変ですね。手間もかかります。これは地道にやるしかなくてですね、それこそ1000円、2000円でですね、寄付をいただくと」
(ナレーション) 民主党は西松献金事件をきっかけに、企業献金とパーティー券の購入を3年後に全面禁止、個人献金にシフトすると決めた。しかし、党内に個人献金中心に政治活動を行っている議員は、現時点ではほとんどいない。
(民主党・安住淳議員) 「(個人献金は)すっごく大変。僕も14年間やりましたけれど、この間、調べてみたけど、やっぱり200万円も集まらないですね、年間」
(民主党・渡辺周議員) 「個人(献金)となるとね、これホント、個人の善意によるものですから、一社にまとめてごそっといただくよりはね、やっぱり大変なことだと思いますけどね」
(ナレーション) 個人献金による政治は本当に困難なのか。当選以来、個人献金だけで活動してきた(民主党の)馬淵(澄夫)氏。党内でも極めて珍しい存在だ。企業献金やパーティーとは一切無縁。地元有権者との会合では
地元の個人宅での会合
(馬淵澄夫議員) 「企業からお金を集めて政治活動しているのでは全然見えへんのです。僕はそれを変えたい。だから1票で選んでもらったら、その先、今度は皆さんの、申し訳ないけど1万円を出してくださいと、お願いします。その1万円で僕を育ててください」
(ナレーション) 単刀直入に年1万円の個人献金を有権者に求める。そしてさらにこう付け加える。
(馬淵) 「それはみなさんに直接お返しはしません。申し訳ないですが、皆さんの未来のため、皆さんのお子さんのため、お孫さんのために僕はお返しします」
(ナレーション) しかし、参加者の財布の紐は固い。
(参加した40歳会社員) 「今、“1万円出して”と言われて出しますかという話ですよ。気持ち的にはよくわかりましたっていう」
(ナレーション) 個人献金集めは手間がかかる。ポスターを貼ってもらうために初対面のお宅に足を運ぶ際にも
(馬淵) 「企業献金を受けずに活動を続けてきまして、皆さんのお財布から月々800円強のお金を出していただけませんかという、大変不躾なお願いなんですか、直接こうやってお訪ねしております」
(献金をお願いされた男性) 「違和感は特にないんですけども、まあ政治がやっぱりもうひとつね、あの、信頼を得ていないといいますか、そういうところがあるんで、まあ、まずやってよと」
(献金をお願いされた女性) 「えーっと思ってね、びっくりしたんですけど」
(献金をお願いされた男性) 「急に言われて“はい”と言われても困るなと思ってて、即答はしなかったんですよね」
(ナレーション) 多い時で1日150件のお宅を訪ねるという。話をするのはわずか3分程度。中にはその場で献金してくれる人もいるが、極めて稀だ。
(馬淵) 「ありがたいなと思ってますし、3、4軒の方々は支援をしていただけるなという感じはありましたけれども」
(ナレーション) こうした活動を通して、個人献金に応じてくれる人は全体の1割程度。支援者は最近、徐々に増えてきたという。
(年金生活の68歳男性) 「我々ね、とにかく年金生活ですからね、(献金は)そんなにたくさんは出せない。今日は納得したからね、まあぜひ」
(記者) 「出すんですか?」
(男性) 「出します」
(ナレーション) タウンミーティングの場で献金したのは派遣社員の男性だった。
(設計事務の41歳の派遣社員) 「企業団体献金を受けないという姿勢でやってこられたことにすごい共感を持ちまして、あのー、それで応援しようと」
(ナレーション) 馬淵氏の台所事情は厳しい。個人献金の総額は1200万円で、これに政党助成金1000万円が加わる。しかし、支出はスタッフの人件費(1100万円)や地元事務所の家賃(1400万円)、活動費(900万円)など、総額3400万円。足りない分は自らの給料の一部1200万円をつぎ込まざるを得ない。コスト削減のため、毎週3万部発行する活動報告は自前で印刷。郵送すると莫大な費用がかかるため(切手80円×年150万部=年間1億2000万円)、支持者たちにボランティアで配ってもらう。個人献金による政治活動は決して楽ではない。
(馬淵) 「私自身がですね、企業経営にかかわってきて、会社がお金を出すというのはもうこれ、一義的に収益目的なんですよ。企業からお金をもらえば、見返りを求められてしまう。だったら政治家が本来の活動を失ってしまうかもしれないので、それはもう止めようと」
(ナレーション) 実際、国会で耐震偽装の問題を追及していた際、関連企業のトップから呼び出しを受け、こう揺さぶりをかけられたという。
(馬淵) 「(与野党議員への)献金リストを見せて、“あなたともね、良い関係でいたい”と言われるわけですよ。“質問をしないでほしい”とはっきり言いましたからね。“そんなお話は承服しかねる”と言って席を立って帰ってきたんですね」
(以上、民主党の馬淵澄夫を持ち上げるビデオ映像を流す)
(ナレーション) 多くの議員が企業献金に頼ってしまうのはなぜなのか。そこには政治にかかるコストの問題がある。自民党の後藤田(正純)議員は大口の個人献金で1200万円を集めている。しかし、企業献金やパーティー収入なしでは必要経費を賄いきれないのが現実なのだという。
(後藤田正純議員) 「どうしても、その、経費っていうのはかかるわけで、企業がやることまでもね、否定するっていうのは、その、政治活動そのものを、いい政治活動をまさに止めろっていう話で」
(ナレーション) 後藤田氏は選挙区が広いため、2つの地元事務所を構え、スタッフ8人を雇っている(人件費2700万円)。交通費などもかさみ(交通費・交際費3400万円)、必要経費は7400万円。額の多い企業献金やパーティー収入(4200万円)が活動を支える大きな柱となっている(その他の収入は個人献金1200万円、政党助成金2000万円)。
(25万円を献金した企業経営者) 「企業もね、市民なんですよ。わずかなもんでしょ。近所づきあいっていうのがありますよね。その程度じゃないですか」
(後藤田) 「カツカツ、カツカツでやっていますよ。一般庶民からすると大きな額っていうふうに見えるけど、今申し上げたように、5000万円~1億円ぐらいのお金がかかるし」
(ナレーション) 政治にかかる巨額の費用。これは与野党問わず、多くの政治家が直面する問題だ。
(日大法学部・岩井奉信教授) 「選挙活動の費用をですね、まあ政治家個人が実際問題、負担をしてきている。ここに一番、お金のかかる原因があると思いますね。やはり政党中心である以上は、政党が全部、政治活動費は賄う、選挙の費用も賄う。そして政治資金については、できる限り政党にまとめていくということが必要だと思いますね」
(古館) 「そうすると政党助成金をどうするかっていうことも出てくるんですけれども、もっと上げるのかとか、いろいろ考えるとこなんですが、まあ今のVTRの印象を言いますと、ちょっとこう、あの、民主党の方がコツコツやってるっていうのがね、ちょっと強い印象を持っちゃう方もいらっしゃると、これはちょっと自民党に対して申し訳ないんで、これ、民主党と自民党、共通しているところもあるはずで、お金に関しては。馬淵さんがとにかく地道にやってらっしゃるという点は事実だと思うんですね」
(堀田) 「そうですね。世耕さんもやってるんでしょうしね」
(古館) 「そうですよね」
(堀田) 「あれが政治だと思いますよ、私」
(古館) 「本来」
(堀田) 「ええ。ああして理解してもらって納得してもらって、それで献金してもらうわけですから、それはもう本当に、あの、支えてもらえる、その代わり、相手の気持ちをしっかり政治に生かしていいかなきゃいけない。こうしてみんなの声を地道に吸い上げて、それを国政に生かすって、これ政治そのものじゃないですか」
(古館) 「約束を守んなきゃいけないってことですよね」
(堀田) 「そうですよ、ええ」
(古館) 「一方でやっぱり、アメリカと違って日本は個人献金っていうのはね、定着しないなんていう意見もあるかもしれないけどって言葉で今、ちょっと思い出したんですけど、あの、田原総一郎さんが週刊誌のコラムに書いてらっしゃったと思うんですが、まあ簡単に言うと、これ、今と違って、政治家に献金する場合は個人献金の場合、全額税額控除にしたらどうだと。財務省もそれをなっとくしたらどうだという提言をされてましたけどね」
(堀田) 「そうですね。もうそれぐらいの思い切った手を打つ時だと思いますね」
(古館) 「そこにまあ、お金持ちで多額に献金する人がいて、妙な影響力ってなってきた時は、またそれはそれでね、ちゃんと監視するシステムを作ればいいんじゃないかなって気もするんですよね」
(堀田) 「そういう多額の変なのが出てきたら、目立ちますよ。で、それを選挙で言えば、またみんな、献金したという人がおかしいと言ってきれいにしていくというね」
(古館) 「なるほど。で、あの政治とカネと言うとね、まあ現在では西松問題っていうことはもう避けては通れないことだと思うんですがね、で、民主党が先ごろですね、ずっと第三者委員会で答えを出しますということを鳩山代表もおっしゃっていて、まあ第三者委員会には堀田さんも呼ばれてお話をされてますね」
(堀田) 「そうですね、はい」
(古館) 「そういうことでね、こっからはちょっと、通常のコメンテーターというより、元検事というね、まあ、その立場でですね、お話を聞きたいと思うんですね。ちょっと気になりますのは、その民主党が出してきた第三者委員会、ちょっとバランスが悪いんじゃないかと、その記事を読まれたりした方、接した方、思う方多いんじゃないでしょうか。ちょっとこれ、要約ですけれども(と言って、民主党第三者委員会最終報告書のポイントを列記したボードを出す)。
ボードに書かれた内容
【検察の捜査について】
・偏った捜査が行われたのではないか
・検察は説明責任を負っている
・指揮権の発動
【報道のあり方について】
・検察側の情報に寄りかかった報道だった
【小沢代表の説明責任について】
・どういう目的で使われるのか、もっと説明する姿勢があってもよかった
50ページにわたる大変分厚い第三者の委員会の最終報告書なんですが、ここ見てください。小沢代表の説明責任については“もっと説明する姿勢があってもよかった”と。“あってもよかった”ぐらいで、これに関する割合が少ないなあという印象は正直持ちました。そして報道のあり方について、ここも重要ですが、ここについて限られた時間の中で、これあのー、堀田さん、まずですね、これ、“検察は説明責任を負っている”んだと。これ、何といってもあの時期、3月に、一方の側は小沢さんの公設秘書を逮捕したんだからと、で、説明責任があると言っている。一方、堀田さんは新聞などには、“検察にはこれ以上の説明責任はない”と明確におっしゃっている。このあたりはどうなんですか?」
(堀田) 「ええ、あれはあのー、なぜ逮捕したか。それは悪質な事件だからですよね。悪質な事件だから、時期が何であれ、やらなきゃいかなかった。そういう説明は検察もしております。私もそういう主張をしてきました。説明責任を言う人は、“いや、これは悪質な事件じゃない。こんな事件はもともとやるべき事件ではない。それをやったのがおかしい。そこをだから説明せよ”という問いですから、これ、前提が違うんですよね」
(古館) 「ああー。あの、やはり元検事でいらした郷原さんなどは真っ向対立という形になってますが、その前提が違うということですか?」
(堀田) 「そうですね。彼はもう、形式犯で、こんなのやるのがおかしいと。もう場合によっちゃ無罪だという、そういう前提で言ってますからね、ええ」
(古館) 「堀田さんのお考えとしてはとにかく、他がどうであれ、表ガネも裏ガネもないと。こういう疑わしきものがあれば、ちゃんと逮捕して起訴したことでもう説明責任を検察は果たしているというお考えですか?」
(堀田) 「ええ、もうそれで、この悪質さは国民はわかっていると思うんですね。あの時はびっくりしたかもしれませんけども、まあだんだんわかってきてると思います。だんだん背景の報道とか、いろいろされてきましたから」
(古館) 1,「小沢さんサイドに関してはそうかもしれないけど、私はその今の堀田さんのお話聞いてて、大変生意気なようですけど、ちょっと引っかかりますのはね、やっぱりこの第三者委員会も報告してるんですが、“偏った捜査が行われたのではないか”。もうまさしく小沢さんサイドだけいって、自民党にも西松からカネが流れているのに、そっちがもう立ち消えになっていることはどうもおかしいって、ずーっと引っかかってる方多いと思うんですよ。ここはどうでしょう」
(堀田) 「ええ、そうでしょうね。報道されているところでも、自民党の議員何名かに西松建設からいってますから。ただ、それは証拠を見て、そしてその実態を見れば、小沢さんのやつがこれはずば抜けて悪質、悪質っていうのは金額も多い、時期もある程度の期間にわたっている、回数がある。そして、秘書の方が相手方と話して仕切っておる。そして西松建設は特に岩手の工事、公共工事等もある。そういう状況判断すれば、他の出てきている外形的事実に比べても、格段に私は悪質性が高い。だからこっからまずやるという判断をした。で、残りのも順次、今もまだ捜査してると思うんです。それはやっぱり、何党とかどうとかいうことじゃなしに、犯罪自体の悪質性、それを見てこう、順次捜査していく。これが1回とか2回の献金になると、なかなか認識、本当は西松建設だったと、名前が違うんだけど、そこの認識がなかなか取りにくいということもあると思いますね。捜査が難しくなる。だからもたもたしてるようですけれども、これはもう、党に限らず、悪質なものからやっていく。証拠に従ってやっていく」
(古館)2、「はあ。堀田さんはもう一貫して国策捜査ではないというお立場ですけれども、だったらそれはもう、規模の問題があったとしても、自民党サイドもやらないとなというところがあります」
(何が何でも自民党に捜査のメスを入れてもらいたい古館コメント1、2)
●国連安保理は北朝鮮に対する制裁決議を全会一致で採択する見通し。アメリカのメディアでは情報当局者の話として、安保理決議が採択された場合、北朝鮮が3度目の核実験を強行する可能性があると報じた。
エンディング
(古館) 「ICBM(大陸間弾道ミサイル)、この発射の話も出てきております。そして日経平均株価、今日8ヶ月ぶりですけども1万円の大台に乗りました。しかしこれはまあ、期待先行というところも強くあるようでして、まあ売り買いの、買っている半分が外国人投資家、投資ファンドっていうことで、その他、穀物相場も上がっている。実体経済との兼ね合いは不安であります」
平成21(2009)年6月12日(金)のZERO
(本日の番組構成と報道ステーションとの比較)
報道ステーションが日本郵政問題の不祥事を「障害者郵便割引制度の悪用」を日本テレビ粕谷政治部長が、「国民は納得していない」と発言。翌週、厚生労働省のキャリアの逮捕者まで出して、「問題がなかったようにしたい」テレビ朝日と「不祥事は不祥事だ」と報道機関としては当たり前のことを指摘する日本テレビ。この違いは何?
●鳩山総務大臣辞任、総選挙は?(12分弱)
日本郵政西川社長の進退をめぐる問題について、今日の鳩山大臣の辞任までの経緯をスタジオで簡単に説明後、
午後2時前、官邸
(ナレーション) 多くのカメラが待ち構える総理官邸。そこへ鳩山総務大臣が現れた。
(記者) 「総理のところへ?」
(鳩山総務大臣) 「総理にお会いするんですよ」
(ナレーション) 言葉すくなに総理執務室に向かった。そのわずか6分後、
(鳩山前総務大臣) 「今、辞表を提出してまいりました。というか、そこの場でサインをしました」
(記者) 「総理からはどのようなお話がありましたか?」
(鳩山前総務大臣) 「まあ非常に残念ですが、信念を曲げられないということなので、本当に残念ですけれども、やむを得ませんと」
(記者) 「どのような気持ちで辞表を提出されましたか?」
(鳩山前総務大臣) 「今の政治は正しいことを言っても認められないことがある。正しいことが通用しないと思ったら潔く去るのがいいんじゃないでしょうか。私はそれを、少なくとも祖父の鳩山一郎から、正義と友愛は十分に仕込まれたと思っていますから、潔く去ります」
(記者) 「麻生政権を応援するつもりはありますか?」
(鳩山前総務大臣) 「今回の総理の判断は間違っていると思いますけど、今後は正しい判断で政治をやていただくことを信じてます」
(ナレーション) 西川社長を辞めさせず、自分を事実上、更迭した麻生総理を厳しく批判。最後には明治時代、政府に立ち向かって散った西郷隆盛の言葉を引用。
(鳩山前総務大臣) 「自民党政権に見切りをつけてはおりませんが、まあ、“政府に尋問の筋、これあり」って、西郷隆盛さんの有名な言葉があるけど、そういう心境ではありますね」
(ナレーション) そう言い残して官邸を後にした。そもそも鳩山大臣は麻生総理が総裁選挙に出馬した時の選対本部長を務めたほどの盟友。その盟友が去ったことは政権にとって大きな打撃だ。麻生総理は
午後5時、官邸
(麻生総理) 「郵政事業に関して、政府と郵政会社との間に混乱を生じたような印象を与えたということは、甚だ遺憾なことなんであって、この状況は早急に解決されてしかるべき、基本的にそう思って判断をさせてもらいました。
(記者) 「西川社長は続投ということでよろしいんでしょうか?」
(麻生総理) 「基本的には民間の事業(日本郵政)に対して、国が直接、いろいろなことを介入したりするというのは、努めて避けるべきだと、私は基本的にそう思っています。法律と事実に基づいて、新しい大臣の下に、その問題をどう解決していっていかれるのか、その判断がきちんと出た上で判断をさせていただきます。
(ナレーション) 鳩山大臣の後任には佐藤勉国家公安委員長の兼務が決まった。鳩山大臣が辞任を求めていた日本郵政の西川社長は
午後6時前、日本郵政本社前、停まっている車の中にいる西川社長に対して
(記者) 「ご自身、辞められるおつもりはないですか、西川社長?」
(日本郵政・西川社長) 「……」
(ナレーション) 無言で会社を後にした。大臣の辞任という決着に、自民党内からは
(伊吹文明) 「国民の感情からするとね、鳩山さんの主張の方がストンと胸に落ちるんじゃないかと、私は思います」
(中川秀直元幹事長) 「郵政民営化貫徹という国民の真意の上にある麻生内閣としてね、こういう結論に至ったということは、正しい判断だったと思います」
(谷川秀善参院幹事長) 「喧嘩したら両成敗よ。だからそれはやっぱり、そういうことわざもあるんだからね、そうして両方引いてもらってですね、新しい考えやったら一番いいんじゃないかなと思いますけどね」
(ナレーション) 党内の意見は分かれた。一方、鳩山大臣の兄である民主党・鳩山由紀夫代表は
民主党本部、記者会見
(民主党・鳩山代表) 「麻生総理のリーダーシップの欠如は、甚だしいにも程があると。政権の体を成していない」
(記者) 「反旗を翻す覚悟はあるかっていうことをおっしゃいましたけれども、今後の連携の連携の可能性について、どのように?」
(鳩山代表) 「本人がしかし、記者会見のぶら下がりで“連携はないでしょうね”って言っていませんでしたか? 何かそう聞いておりますし、私どもも政権交代を目指しているわけですから、そのことを念頭においてはおりません。ただ、弟の言葉はですね、政府に対して反旗を翻した時の西郷隆盛の言葉を引用したわけですから、弟としてはその(反旗を翻す)覚悟を持っているんだなと、当然そう理解されますよね」
(ナレーション) 兄からそう言われた鳩山大臣。午後、鳩山一郎元総理らが眠る鳩山家の墓参りをしていた。
墓参を終えて、記者に囲まれ
(鳩山前総務大臣) 「祖父も親父もわかってくれるでしょう。正しいことをして、潔く去るんだったら」
午後4時半すぎ、鳩山氏の事務所前
(七尾藍佳) 「新党を立ち上げるですとか、そういったことを国民に訴えていくお気持ちはありますか?」
(鳩山前総務大臣) 「それはこれから仲間と相談をして、じっくり考えて行動することですから、軽々しくそういうことは言えません」
(七尾) 「応援の声はいっぱい、今日、事務所に来ていたということですが、そういいう声あしました?」
(鳩山前総務大臣) 「それはありますよ。“新党作れ”っていう声はすごい多いけど、まあそう簡単に新党なんか作れるものじゃありませんから」
(ナレーション) 新党結成の動きもにおわせた。さらに、鳩山大臣に歩調を合わせたのか、側近である戸井田厚生労働政務官も辞意を表明した。こうした動きに自民党内からは
午後6時すぎ、横浜市
(笹川尭総務会長) 「(鳩が)鳩舎から飛び出して、鳩山さんもどこの空を飛ぶのか、大変心配いたしております」
(ナレーション) 政界再編につながるのではと警戒する声が挙がる。
テロップにて
(自民党議員) 「これは計画的ですね」
(現職閣僚) 「辞任の雪崩が起きたら一巻の終わりだ」
(ナレーション) 麻生政権発足から8ヶ月あまり。辞任した大臣は3人目となる。
(村尾) 「粕谷さん、まず今日、鳩山大臣が辞任しましたけれども、その背景はどう見てますか?」
(粕谷賢之政治部長) 「5日ほど前から、麻生総理自身が水面下では妥協案を探っていたんですね。結果的にはそれもうまくいきませんで、これ以上長引かせては、やはり政権のダメージが深まるというので、今日の決断となったわけなんです。ただ、思い返しますとね、やはり問題の本質、原点は(日本郵政西川社長の)不祥事の経営責任という言葉をここで指摘しておかなければなりません。この不祥事の中にはですね、障害者向け郵便の不正利用などの問題が含まれます。この問題をですね、あいまいにしたまま、政治決着というのでは、やはり国民は納得しないと思いますね」
(村尾) 「一方で日本郵政の指名委員会は、依然として西川社長の続投は決めているんですね」
(粕谷) 「そうですね。ですからその一方で、株主である政府がですね、その責任者たる総理大臣が、この問題のけじめをどうつけさせるのかという点についても、やはりなお見極める必要があるというふうに思います」
(村尾) 「西川社長が辞めるべきだという声もあることはあるんですけれども、なぜ麻生総理は鳩山大臣辞任、これを決めたんですかね?」
(粕谷) 「そもそも今、持っている自民党の300議席は、4年前の総選挙、それは郵政民営化を争点にしたその選挙の勝利の結果です」
(村尾) 「そうでしたね」
(粕谷) 「その意味からしますとですね、やはり小泉改革を推進する人にとってはですね、西川社長というのは、いわばシンボリックな存在というふうにしてきたわけなんですね。したがって、その人の辞任を求めるということは、やはり党内を二分する、分裂の危険性さえ深まってしまうということから、なかなかそういう判断には傾けなかったというのが実情だと思います」
(村尾) 「じゃあ、今の党内の力学も考慮して、今回は鳩山大臣ということになったわけですね。あの、鳩山大臣、これからどう動くんでしょうか?」
(粕谷) 「明日すぐに、たとえば自民党を離党して新党ということはないと思います。ただ、注意しておかなければなりませんのは、今日早速、戸井田厚生労働政務官が辞任をしましたように、何人か、数人はですね、鳩山さんと行動を共にするという人もいるんですね。したがって、こういう人たちがですね、たとえば総選挙の後に、キャスティングボートを握る可能性というのが出てくるわけですね。議席の結果によってはですね、微妙なバランスの時には、たとえば兄の鳩山由紀夫さんとの兄弟連携の可能性というものも、今から否定するわけにはいかないというふうに見えます」
(村尾) 「その総選挙の日程なんですけれども、これ、影響は当然あるでしょうね?」
(粕谷) 「やはり政権の求心力が弱体化しましたので、やはり後ろへずれるのではないかと、任期満了に近いのではないかという見方があります。一方でですね、もう1つの見方が出てきまして、ここまでいってしまうとですね、自民党の麻生降ろしの動きが強まってしまう。場合によっては解散できない。それぐらいなら、もっとぐっと前倒しして、都議会議員の選挙の告示の前に解散をしてしまってですね、たとえばですけれども、8月の2日投票を目指すのではないかと、早期解散ではないかという見方が出てるんです。ただこの場合にはですね、この3つある選挙の結果(千葉市長選、静岡県知事選、東京都議選)に直撃されるような流れになりますので、とりわけ東京都議会議員の選挙の結果が死活的に重要な意味を握るということになってきます」
●イラン大統領選(約7分55秒)
大統領選を控えたイランを現地記者が取材。
(ナレーションとVTR・要約) カメラはイランの首都テヘランのある場所。国際社会との対話を訴えるムサビ元首相のイメージカラーである緑色のものを身につけたムサビ元首相の支持者が何万人と集まり、緑一色に埋め尽くされている。ムサビ元首相は国際社会との協調を訴える対話派だ。改革を訴え、支持を伸ばしている。
一方、現職のアハマディネジャド大統領陣営では、食べ物などを群集に配る物量作戦に出ていた。支持者は「大統領の“米国を打倒せよ”の標語でイランの国際的な評価は高まった」と話す。アハマディネジャド大統領は反アメリカ一辺倒の強硬派。
今、イランの大統領選挙が注目される理由にはアメリカ側の変化がある。先日、オバマ大統領は「我々ははっきり伝えたい。“前進する用意がある”と」とイランに対話を呼びかけたのだ。もし、イランも対話派のムサビ元首相が大統領になったら、対立する両国が歩み寄るかもしれない。
ムサビ元首相を支持する大学生のナザニン・アスカリさん(21)は選挙キャンペーンにボランティアで参加している。ナザニンさんのような若者が選挙活動に集まり、大きなうねりとなるのは異例。
アハマディネジャド大統領は、前政権で比較的寛容になっていた女性の服装や髪型などを再び厳しく取り締まっているため、自由を求める女性や若者の心をつかむムサビ元首相は急速に支持を広げている。その象徴ともいえるのが、イランで最も有名な女性の権利拡大を訴える活動家である夫人のラハナバルドさん。若者に人気の夫人を前面に押し出す戦略だ。
(ナザニンさん) 「現状にみんなうんざりしているんです。自由に考え、行動できるようになりたいのです。オバマ大統領の登場で、境は新しい時代を迎えようとしています。ムサビ氏が大統領になって、イランでも同じことができると信じています」
投票後、ムサビ元首相は選挙戦の手ごたえをこう語った。
(ムサビ元首相) 「これまで数週間にわたり、イラン国民の皆さん、あなたたちは国民レベルで奇跡を作り出してくれました」
イランは変わるのか。結果は明日、判明する。
(村尾) 「テヘランの谷生さん、選挙活動は相当盛り上がってましたけれども、投票率も高いんでしょうね?」
(谷生俊治記者) 「そうですね。イランのメディアは投票率は記録的な高さになりそうだと伝えています。そのため、当初の予定では2時間半ほど前に締め切られる予定でしたが、予定を延長し、現在も投票が行われています。熱い選挙戦が繰り広げられた今回の大統領選挙。当日の運動は禁止されているため、市内は落ち着いた雰囲気です。ほとんどの投票所で、市民が長い列を作り、今回の選挙の熱気を感じさせます」
(ムサビ候補に投票) 「ムサビ氏なら、外国との平和を実現できる。強硬派はもうたくさんだ」
(アハマディネジャド大統領に投票) 「腐敗と圧制を一掃してくれたから、大統領にあと4年やってほしい」
(ムサビ候補に投票) 「自由がほしいからムサビ氏に入れました」
テヘラン南部、保守強硬派の牙城の地域でも、ムサビ候補への投票が大きく伸びており、アハマディネジャド大統領を上回る勢いを見せてます」
(村尾) 「谷生さん、仮にムサビ候補が勝利した場合に、イランは大きく変わる可能性はあるんですか?」
(谷生記者) 「は、劇的に変わることは実はあり得ません。それは核問題など、重要事項への最終意思決定権は最高指導者のハメネイ師が持っているからなんです。ただ、核問題や対米関係改善で、より柔軟で対話を重視する路線に舵を切るのは間違いないと見られています。注目の結果は、日本時間の明日夜ごろまでに判明する予定です」
(村尾) 「明日、結果が判明するということなんですけれども、実はこのイランの大統領選挙、アメリカも重大な関心を持って見ているんですよね。ちょっとこれを説明します。アメリカがイランの大統領選挙に注目している理由、大きく分けて2つあると思いますね。1つは先週、オバマ大統領がカイロでですね、演説をしました。その中でも述べているんですが、イランの核開発疑惑。イランはですね、“いや、これは原子力発電のための平和利用だ”と言っているんですが、アメリカは“いや、これは軍事に転用するんじゃないか”と疑ってるんですよね。それともう1つはですね、イスラエル。これはアメリカの友好国なんですが、実はこのイスラエルとイランというのは敵対関係にあって、一触即発の状態にあるんです。ですからイスラエルとイラン、これが武力衝突、これは何としてでも避けなくちゃいけません。まあ、こういった中で、アメリカはですね、このイランの行方がどうなるのか、重大な関心を持って見つめているんです」
●東京地裁は足立区で起きた女性殺害事件の裁判員候補者100人の抽選を行った。
呼び出し状は来週中に発送され、初公判の8月3日午前中に裁判員6人と補充裁判員3人が選ばれる。
Pic UPのコーナー
●国連安保理はまもなく北朝鮮の核実験に対する制裁決議案を採択する。協議では北朝鮮の船舶に対する貨物検査をめぐり、アメリカと中国の間で調整が難航したが、最終的には「義務化」は見送られ、「要請する」との表現に落ち着いた。
●足利事件の弁護団は今日、「再審ですぐに無罪を言い渡すのではなく、十分に検証するべき」だとする意見書を裁判所に提出。弁護団は有罪判決の根拠とされたDNA鑑定を行った科学警察研究所の元職員らの証人尋問を再審開始前に行うべきだと主張している。
経済のニュースを伝えるZERO Bizのコーナー
●東京株式市場の株価、終値で約8ヶ月ぶりに1万円台を回復
1万円の大台回復の要因は、世界的な景気の底入れ期待が市場で高まり、幅広い銘柄に買い注文が相次いだため。午後に入り、アジアの市場でも株価の上昇が続き、押し上げ材料となった。終値は昨日の終値より154円49銭値上がりし、1万135円82銭で今年の最高値を更新。
(村尾) 「株価ですけれども、1万円台を回復して終了しましたね。これはですね、昨年の10月7日以来の1万円台回復なんですね。またこれ、売買代金も非常に多くて、昨年の9月12日以来の多さでした」
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