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2009年5月

報道ステーションという名の情報操作番組を作って公共の電波をとばすテレ朝。(世間ではテロ朝と言われているらしい)

平成21(2009)年5月28日(木)の報道ステーション
(本日の番組内容・構成)
 トップニュースは、山形県鶴岡市七五三掛地区で起きている地割れ、陥没が起きているというリポート。だが、「自民党叩き」の材料を探すのが仕事のテレビ朝日・報道ステーションは、ここから厚生労働省分割案の断念を突破口にして、麻生首相の「ブレ」を徹底的に突いている。ところが、古館キャスターが語った厚生労働省分割案についてのコメントは、何のポリシーも一貫性もない支離滅裂なものだったー。

総理が指示した厚労省分割案、事実上断念へ(約10分半)

15日、安心社会実現会議(政府インターネットテレビより)
(麻生総理) 「国民生活に力を入れるための省を1つ作ったらどうかと、基本的にそう思っておりましたんで」

(ナレーション) 突然、麻生総理が指示をした厚生労働省の分割案。その総理は今日、分割案について問われ、また突然

午後6時、官邸
(麻生総理) 「あの、最初からこだわってないと思いますんで、最初からこだわったような話を作られると困るんで」

(記者) 「それ(分割)には全くこだわらないと?」

(麻生総理) 「全然こだわりませんよ」

(ナレーション) ①事実上の断念だった。突然巻き起こった厚生労働省分割案の迷走劇。一体、何が起きたのか。当初、麻生総理の側近は厚生労働省の医療、年金、介護を社会保障省、雇用、少子化問題などの所管を国民生活省に分割するという具体案を描いていた。そして「骨太の方針」や自民党のマニフェストにも盛り込むよう指示していた。総理は週内のとりまとめを指示し、今日、関係大臣が集まった。

6大臣会議終了後、記者に囲まれ
(甘利行革担当大臣) 「目分量でこの辺でいいかとパッと切って済む話じゃないですね」

(記者) 「ということは骨太(の方針)にも盛り込まない?」

(甘利大臣) 「だと思いますよ」

(ナレーション) ②自民党内からは反対論が噴出した。

午後2時半
(自民党行革推進本部・中馬弘毅本部長) 「組織論だけが踊っておりますけれども、私は逆に組織論からいったら失敗しますよと」

午後1時すぎ
(自民党・川崎二郎元厚労大臣) 「ドタバタになってる役所を、今、短期間で物事をきちんと精査してやろうっていうのはちょっと無理じゃないのと」

テロップにて
(総理側近) 「もともとこんな大変なことをやれと言う方がおかしい。分割なんて無理だ」

(ナレーション) ③迷走に拍車をかけたのが、いわゆる幼保一元化の問題だ。幼稚園は所管が文部科学省、保育園は厚生労働省と分かれているが、総理サイドの案では、新設する国民生活省の少子化や子ども対策の部局でまとめて所管しようと考えている。しかし、再編で権限が減る文部科学省や文教族が反発。

午後1時、記者に囲まれ
(塩谷文科大臣) 「省庁再編、一緒になってないからできないという話じゃないと思うんですよ。それぞれが施設を作れば、今の待機児童はまかなえるだろうということ。いわゆる施設を充実させることが必要だということですよね」

(ナレーション) ④総選挙が近づく中、幼稚園の団体の集まりでは、文教族とされる議員も声を張り上げた。

昨日、全国私立幼稚園連合会総会
(自民党幼児教育議員連盟顧問・町村信孝前官房長官) 「何となしに新しい省庁に二分化するからで幼保でポッと、そういう安直な考え方でやってはいけないと。ちゃんと落ち着くように落ち着かせますので、どうぞひとつ、過度なご心配はされませんように」

(ナレーション) ⑤今日の衆議院本会議場では、文教族の重鎮・森元総理らが河村官房長官に対して注文。「一元化という言葉で始末をつけるなよ。収まらない」などと迫ったという。(本会議場で森、町村、河村が立ち話をしている映像) 混乱は国会審議にも及んだ。消費者行政を一元化するため、内閣府の外局として今年秋にも設置される予定の消費者庁。しかし、分割案では消費者庁を国民生活省の外局に据えることで検討されていた。
(自民党情報工作ナレーション①②③④⑤)
まず、①のナレーションで、麻生首相が厚生労働省分割案について、「事実上の断念」と報じ、その原因について、②③④⑤で、自民党内の反対にあった、ということを延々と解説する。まるでかつての中国共産党の常套手段だった敵の内部を分裂させる情報攪乱工作のようだ。
今日午後、参院消費者特別委員会
(民主党・松井孝治議員) 「消費者庁を国民生活省の外局にするというような報道が行われている。そこを考えているわけではないということは、この場でご言明いただけますか?」

(麻生総理) 「一新聞社の一推測記事につきまして、それをもとに全て論議するほど、それほどレベルが低いとは思っておりません。この委員会における議論の内容っていうのを結構、携わってきましたんで、したがいまして、今そうしたことを考えていることは全くありません」

(野田消費者担当大臣) 「消費者庁を国民生活省の外局にするといった検討がなされているということはございません」

(ナレーション) ⑥そして分割案に強い意欲を見せていた麻生総理がブレた。

午後6時、官邸
(記者) 「厚労省分割には全くこだわらない?」

(麻生総理) 「全然こだわりませんよ。ああいうところは自由な論議をした途端に、それをあたかも既成事実のようにつくれるような話はやめた方がいいですよ」

19日
(与謝野大臣) 「総理のご指示を受けて、厚労省分割と幼保一元化の問題をやらせていただきますと」

午後6時、官邸
(記者) 「与謝野大臣は厚労省の分割を(総理に)指示されたと会見でおっしゃっていましたが」

(麻生総理) 「あのー、違うと思いますね、幼保の一元化というのは、それはその中の1つの話なんであって」

(記者) 「与謝野大臣が取り違えたということですか?」

(麻生総理) 「……」(質問には答えず、去っていく)

(ナレーション) 先ほど、自民幹部も麻生総理に早急に結論を出さないよう、申し入れを行った。(午後7時半、官邸に入っていく細田幹事長、保利政調会長の映像)

午後8時半、記者に囲まれ
(細田幹事長) 「“正体見たり枯れ尾花”っていう感じですな。官邸が何かを考えているとか、与謝野さんが考えてるとか、そういうことはないということがよくわかりましたので、」

(ナレーション) ⑦厚生労働省分割案の事実上の断念。発案者だったこの人は。

午後7時半、記者に囲まれ
(渡辺恒雄) 「与党の一部からね、あのー、それぞれ族議員がいるから、既得権益というものがあるんで、反対あるでしょ。そういうことを気にしていたら、何もできないよね」

(記者) 「自民党でできないならば民主党で?」

(渡辺) 「だから、それはやらざるを得ないでしょ」

(ナレーション) ⑧そんな中、与野党は明日、補正予算案を採決することで合意した。参議院では野党の反対多数で否決されるものの、衆議院の優越に基づき、明日中に成立する見通しだ。総額14兆円、最大規模となる今回の補正予算案。野党は117億円を投じて作られる「アニメの殿堂」などハコモノ建設にあてられる2兆80000億円の施設整備費などを補正予算の無駄と追及したが、そうした問題を抱えたまま、明日、成立することになる。
(自民党情報工作ナレーション⑥⑦⑧)
 ⑥のナレーションで報道ステーション、「麻生首相がブレた」と一気にとどめを刺そうとする。その返す刀で商売敵の読売新聞・渡邊恒雄会長に対して、⑦で「発案者」と斬って捨てる。実に狡猾だ。「情報工作」としては、恐らく最高の出来映えだ。そしてさらに、⑧で与党のつくった補正予算を批判。ここまで来ると、視聴者は「与党は何とブレて情けない存在で、補正予算の無駄遣いばかりしているのか」と考えるだろう。本当に恐るべし、テレビ朝日の情報操作―。

(古館)① 「一色さんね、あのー、年金の不始末、全然けりがついてないどころか、まあ制度が崩壊していることも含めてえらいことですよね。それからまあ、厚生労働省といえば、挙げればきりがない、いろんな不作為や不祥事がありますよね。そういう省をこのタイミングで、このー、割るだの、統合するだのしないだのっていう話はおかしいんじゃないかなと思うんですね、だいたいが

(一色) 「そうですね。タイミングと、それから手続きの経緯とか、そういうところにも非常に不信がありますよね。これ、2週間前ですか、わずか2週間前に、渡辺読売新聞グループの会長が安心社会実現会議ですか、そこでこのことを言って、まあ麻生さんがそれにすぐ飛びついたわけですよね。それでまあ、すぐやれという指示を出して、それでまあ、こうなってきてるんですけれども、あまりに早く、拙速で。まあどう見ても選挙向けのパフォーマンスというふうに見られても仕方がない流れでしたよね。しかもこういう選挙前に、何か国民受けするような政策を打ち上げるってことは、よくあるんですよね。そのこと自体は今までのいろんなケースを見てますとですね、ちゃんと国民はそのことを見抜いてですね、あまりいい結果にならない、つまり提案した政権与党は、という気がしますけどね」

(古館) 「なるほど。まあ自民党も一斉に幹部が反発したという今日の動きになってますが、②やっぱり族議員がね、ものすごく、こういう時っていうのは勢いを増してるように見えてきちゃうわけですよね。一色さん、これ、どう思いますか? たとえばね、このところ小泉改革っていうものがね、あまりにも悪者になりすぎていると、私個人は思うんですよね。もちろんセイフティーネットの問題とかいろいろあって、それはもう絶対やらなきゃいけない問題としてここまできちゃったってことはありますけど、反面で、やはり改革をしなくてはどうしようもないっていうところまできたから、道路公団、そして郵政、これ、民営化を図って、そこで終わってしまって、③その後のですね、政治をやっている人たちが、小泉さん以降ね、全然、改革のいい部分を引き継がないできてですよ、こういう大変な不景気がやってきた、金融危機がやってきたってことはわかりますけども、その流れの中で、どうして官僚が予算を、補正予算でもバンバン各省庁積み上げたりですね、官僚だけじゃなくて、それにまつわる族議員がドドドドッとこう出てきてね、何となく自分たちのおいしい部分を取ってるっていうのは、納得がいかないところがあるんですけどねえ」

(一色) 「そうですね。まあ、ただ霞ヶ関の組織論の見直しということ自体は、それは論議すればいいと思うんですよね」

(古館) ④「絶対やんなきゃいけないですよ、組織改革は」

(自爆コメント)①②③で、古館キャスターが「こういう省庁を割るだの言うのはおかしいと思うんですよ、大体が」「小泉さんの改革のいい部分を引き継いでない」などと言いながら、④の「絶対やんなきゃいけない」というコメントは何だ。お前には頭脳というものがあるのか!一回でも自分の頭で真面目に考えたことがあるのか!自分で言っていることがわかっているのなら、どういう発想で、こんなコメントが出るんだ!テレビ朝日は一回でもこの男のコメントに責任を持ったことがあるのか!(爆)
(一色) 「ええ、それはもう族議員とはまた関係なくきちんとやればいいんで、ただ今回のはとにかく、手続き的にも、あるいは総選挙前というこのタイミングも、非常にやっぱり拙速ですから、総選挙を経た後の政権がですね、きちんと第三者機関でも作って、もう1回理念のところから、あの橋本行革がよかったのかというような話をするんであれば、それはまあそれで、やり方としてはぜひやればいいんじゃないかなと思いますけどもね」

この他、新型インフルエンザ関連で神戸市が「とりあえず安心」と宣言したニュースでは、一色が今朝の朝日新聞に載っていた国立感染症研究所感染症情報センター長がインタビューで述べている「かかった人たちが悪いわけではなく、むしろ私たちに置いていってくれたものは大きい。患者や停留された方に感謝したい」という内容を紹介し、古館共々、この考え方は大切だと発言。

6年前、長崎で起きた4歳男児を突き落とし、死亡させた当時12歳の少年が、昨年、一時行方不明になっていたことがわかったというニュース、集合住宅では地デジ対応が遅れているという現状をリポートした、ニュースというよりは特集。

原爆症認定を求めた東京での控訴審判決

国は去年4月に原爆症の認定基準を緩和しているが、この基準を適応しても原爆症と認定されなかった10人について、今日の判決で東京高裁は、国の審査基準で見直しの焦点となっている肝機能障害や甲状腺機能障害にも「原爆との関連性がある」と指摘、10人のうち、9人を原爆症と認定、国の基準より広く認める判断を示した。

(原告団長・山本英典さん) 「非常にうれししです。東京高等裁判所がこんあにいい判決を下すとは予想外でした」

(古館) 「広島、長崎に投下されてから64年目です。原告の中で既に68人の方が亡くなっています。そして、審査待ちの方がなお7800人いるという現状があります」(自民党を批判を行うときは、論理がまったくなく、居丈高なのにこういうときだけはなぜか殊勝だ)


平成(2009)年5月28日(木)のZERO
(本日の番組構成と報道ステーションとの比較)
 24Hに続いてのトップは、アデランスホールディングスの株主総会で日清食品やサッポロビールにTOBを仕掛けた外資系ファンドのスティール・パートナーズの人事案が承認され、アデランスはスティール・パートナーズの下で再生を図ることになるというニュース。2番目は草彅剛の復帰会見を伝える。
 そして新型インフルエンザでは、マスコミの「アイ・キャッチ」に利用されたという厚生省検疫官のコメントを放映し、厚生労働省の分割案は、日本テレビ読売グループとしては当然ながら、渡邊会長の話を一言も取り上げないで、簡単に報じる。マスコミ同士のメディアリテラシーもいいが、テレビ朝日は自分の会社の実状(会社の役員が何をやっているか)を一度も報じたことがない。人の会社を批判する前に、テレビ朝日の実状を一度でいいから報じたらどうなのか。
●新型インフルエンザ関連で、厚労省検疫官が水際作戦に疑問を呈したこと、神戸市が「ひとまず安心」を宣言したことを伝える。


(ナレーション) 今日、国会。1人の検疫官が参考人として呼ばれた。

今日午前、参院予算委員会
(厚労省検疫官・木村盛世氏) 「そういう意味では(機内検疫は)人的にもですね、かなりの負担を強いられているのが状況でございます」

(ナレーション) 木村氏は羽田空港の国際線で、実際に検疫を行っている現役の検疫官。検疫について民主党議員に問われ、こう答えた。

(木村氏) 「毎日毎日テレビで、主に成田空港でですね、N95(高性能)マスクをつけ、あるいはガウンをつけて、検疫官が飛び回っている姿というのは、国民に対してのアイキャッチと申しますか、非常にパフォーマンス的な共感を呼ぶ。そういうことで利用されたのではないかというふうに伺っております(正直な感想だ)。そこ(空港)で食い止めるというのに非常に偏りすぎますと、国内に入ってからの問題というのが必ずおろそかになると思います」

(ナレーション) 検疫は政府によるパフォーマンスと批判した。一方、政府にアドバイスする専門家委員会のトップは

(専門家諮問委員会・尾身茂委員長) 「(検疫は)そもそも100%の万能薬ではないことがあります。そういう中で、一定の効果はあったと」

(ナレーション) その効果を主張した。日本で見つかった新型インフルエンザの感染者数は今日までに367人。そのうち、空港の検疫では8人が見つかっている。別の専門家は

(国立感染症研究所・森兼啓太主任研究官) 「1日7000人、2週間やりましたので、1つの記録として残しておくきことではないかというふうに思います。ただ、それ(検疫)に要する人手とお金、時間、手間、そういったところのバランスというところではないかというふうに思います」

(ナレーション) 専門家の間でも、検疫の是非は答えが出ていない。こうした中、多くの感染者が出た神戸市の市長は今日、

(矢田立郎市長) 「“ひとまず安心”という宣言を全国に向けて発信をしたいと思います」

(ナレーション) 新型インフルエンザの感染が確認された人の数は、今月18日をピークに減少傾向となっている。しかし、秋には第2波も予想されている。十分な備えが必要だ。

GM経営破たんが現実味を帯びてきたというニュース

GMの歴史と、自動車部品メーカーの代金未回収の恐れなど、日本経済に及ぼす影響についての専門家(野村総研・北川史一氏)へのインタビューなども含めたVTRに続き、スタジオで星野仙一が「向こうは組合強いですからね、そういう意味でもなかなか妥協しないし、日本との文化の違いもあるし、(経営側と交渉が)決裂するのは当然かなという気がしますね」(要約)とコメント。村尾はGMの経営悪化の背景として専門家が指摘したとして①高賃金、②高燃費、③金融危機、と説明後、「このGMの歴史を見ると、私は環境の変化に順応できなかった恐竜を思い出すんです」と締めた。

●6月1日から登録販売者がいるホームセンターやコンビニでほとんどの大衆薬の販売ができるようになる。

これら新規参入側に対し、迎え撃つドラッグストアは薬剤師がいるというところで、より専門的な分野に注力し差別化を図るが、「市場の奪い合いが過熱することになりそうだ」と結ぶ。

(小林麻央) 「夜遅くまで仕事をしている方や、子育てをしているお母さんたちにとっては必要な時に薬を買えるというのは助かるかもしれないですね」

(村尾) 「これ、ある意味、規制緩和と言えないこともないと思うんですけれども、星野さん、この動き、どう思われます?」

(星野) うーん、まあ難しいんですけどもね、まあ急に子どもが歯が痛くなったりとか、お腹痛くなったりというのがあるんでしょうけども、我々の時は薬局っていうのは、何か地域ぐるみのおつき合いがありましたし、地域に密着して根付いた人、2代、3代の薬局屋さんは困るだろうなと。そういう心配はちょっと余分でしょうけどしますね」

(村尾) 「そうですね。(医薬品の分類と6月1日からの薬剤師と登録販売者とが扱える薬の説明) 今回のこの動きには英語で恐縮なんですけれども、セルフメディケーションという動きがあって、これはどういう考え方なのかというと、自分の健康は自分がちゃんと責任を持って、軽い体調の不調であれば、自分で手当てをするという考え方がこの背景にあります」

麻生総理は今夜、厚労省分割について、最初から分割にはこだわっていないと方針転換。(約1分10秒)

今日夕方、官邸
(麻生総理) 「最初から(分割に)こだわってないと思いますんで。国民の安心安全の立場に立って、再編の検討をしたらどうですかという話をした」

厚生労働省の分割をめぐっては、河村官房長官らが今週中に素案を作ることを目指していたが、政府与党内からも、拙速は避けるべきだなどの異論が相次ぎ、調整が難航していた。

今日午後
(甘利行革担当大臣) 「目分量で、人数半分だからこの辺でいいかっていって、大根切るみたいな話と違いますからね。国民から見て今の体系だと、どういう点が不便があるかということを全部整理しないと、とてもそこまでいかない話だと思いますよ」

こうした中、麻生総理が今夜、一転して、分割にはこだわらない考えを示したため、議論は大きく後退する見通しとなった。

Pic UPのコーナー

日本は北朝鮮の核実験に対する国連の新たな決議案の草案を関係国に配布

草案に盛り込まれた追加制裁は、貨物検査の義務化や金融制裁の他、航空機の往来制限などが含まれている模様。中国は厳しい追加制裁については難色を示していると見られ、採択は来週にずれ込む可能性が出ている。

原爆症認定を求めた東京での控訴審判決

広島・長崎で被爆し、現在は首都圏在住の被爆者が原爆症の認定を求めた裁判の控訴審で、東京高裁は「国の審査には問題があり、判断基準として的確性を欠く」として、新たに9人を原爆症として認めた。





追伸、テレビ朝日スーパーモニングで椿事件の再来かと思える言論封殺事件がありました。
http://www.youtube.com/watch?v=Ls1oSIJFaRs&feature=related
よーく聞いてみてください。

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報ステ「鳩山さんに勢いを感じた」ZERO「安全保障社会保障を明確に!」さすがZERO偏向報道は報ステだけ。

平成21(2009)年5月27日(水)の報道ステーション
(本日の番組内容・構成)
午後3時から開かれた党首討論がトップニュース。その背景と自民党が異例の全面広告を読売新聞に打ったことをナレーションで解説。2人のやり取りをVTRで繰り広げたが、西松建設事件と官僚批判にウエイトを置いているように映る。コメントも、麻生首相が「はぐらかした」鳩山さんの方に勢いを感じた」(一色)、「こんなものは無駄だというのは一銭もあっちゃいけない」(古館)などと、自民党にネガティブな表現が多い。障害者郵便物不正利用事件では、「政治家の関与は本当に徹底的にやってもらわなきゃいけない」(古館)と踏み込んだ発言を行ったことが目立った。
党首討論(約18分弱)

半年ぶりに開かれた党首討論。祖父の頃からの因縁の対決、自民党が今朝の読売新聞朝刊に全面広告を打ったなどのナレーションを挟み、鳩山代表、麻生総理の冒頭の発言、鳩山代表の持論の「友愛社会」への批判、麻生総理の「社長になるつもりなら、公務員をやる気にさせる方法を考えておかないと公務員は動かない」と述べるくだりなど、西松問題で2人が応酬する部分のVTRを流した。


(ナレーション) 批判の的となった小沢氏は選挙区の視察のため、福岡を訪れていた。

福岡・篠栗町、午後5時
(記者) 「鳩山代表が今日、QT(党首討論)をやられた感想を?」

(小沢代表代行) (記者の質問に手を左右に振りながら)「僕は選挙以外のことは他の人に聞いてください。選挙のことなら何でもしゃべるよ」

(天下り、補正予算の部分の党首討論のVTR)

(古館) 「一色さんはこれ、どういうふうに見ました?」

(一色) 「私は予想していたよりは討論がかみ合って、まあやってよかったように思いましたね」

(古館) 「ああ、そうですか」

(一色) 「ええ、鳩山さんが友愛の理念を説いて、そうすると麻生さんが、理念よりは具体的政策だというふうな感じで、まあ同じ土俵の議論ですよね。こういうのが前半部分は特にありましたですね。ただ後半、補正予算のところはアニメの殿堂とか、巨額な施設整備費とか、そういう問題が出たんですけれども、その辺は麻生さんがはぐらかして、ちゃんと答えなかったというところ、あそこは物足りなかったですよね。まあ全体的に勢いが、私はあの、世論調査とか、さいたま市長選の結果なんかがあるからかもしれませんけど、まあ鳩山さんの方にやや勢いを感じたっていう感じでしょうかねえ

(古館) 「あのー、今おっしゃった補正予算のお金の使い方でいえば、次世代に付け回しまでして、国債まで刷って、緊急事態だってやってるわけで、補正予算に、これ、国民側から見て、“こんなもん無駄だ”と思うものは一銭もあっちゃいけないと思うんですよね。これは、今までずーっとやってきた官僚制度、ここまで来たかっていう官僚制度の問題に突き当たるし、地方分権の話も出なかったし、1つ1つテーマを作ってですね、これ、年金不信は凄まじいじゃないですか。年金、あるいは今日は教育、これがテーマ。あるいは将来不安が覆ってる、この将来不安が1つのテーマ。まあそこ、いっぱい枝分かれすると思いますが。これ、もっとやってほしいんですけどねえ」

(一色) 「まあ毎週でもいいかもしれませんね。月2回というふうに、鳩山さん、後で言っておられたようですけど、毎週でもいいかもしれませんですね」

(古館) 「この時期ですから毎日やってもらいたいと思うんですけどね。45分なんていうんじゃなくて、時間無制限でやってほしいと思いますね。そして、きたない野次をもうやめてもらって、じっくり聞かせてもらいたいと思うんですが。

出版不況の中、村上春樹の新刊「1Q84」が発売前にもかかわらず予約が殺到し、初版38万部に加え、10万部の増刷になったとして、発売前だが店頭で売り出した八重洲ブックセンターの担当者、本を買った人、出版ニュース社の清田義昭代表へのインタビュー、村上氏が今年2月にエルサレム賞を受賞した際の演説のVTRなどを交えて伝える(党首討論のニュースに続く2番目の扱いで4分15秒)

(古館) 「一色さん、出版不況といわれる中で、中身が全くわからない。いってみれば前ページ袋とじ状態で48万部っていうのはすごい演出ですよ、これは」

(一色) 「そうですね。今、3、4万部でももうヒットですよね。それが48万部ですから驚きますよね」

(古館) まあ、もともと圧倒的にね、ファンが多いということもありますけどもね。今、出てきたエルサレム賞ですか、あれをやっぱり敢えて受賞した。いろんな意見あったけれども、受賞するために行って、そのイスラエルの大統領の前でガザ攻撃に対する批判を文学者として堂々とやった。いろんな意見があったでしょうが、私はあれを見た時は立派だと思ったですよね。そこで言うことを、文学者の立場で言い切ったというのは僕は偉いなと思いました。その影響もあるのかなと、私は思いますけどね」


障害者向け郵便割引制度悪用事件で、「凛の会」元会長が上村容疑者の元上司で、現局長の人物から証明書を受け取ったと供述(約5分40秒)

(ナレーション) (前略) 広がりを見せる事件で、新たな供述が明らかになった。「障害者団体の証明書を、当時、厚生労働省の課長だった(現)局長から直接受け取った」。大阪地検の調べにそう述べたのは倉沢邦夫容疑者。自称障害者団体「凛の会」の元会長だ。証明書は。障害者団体であることを厚生労働省が認める、いわば“お墨付き”だ。では、その証明書を直接渡した局長とは一体―。ニセの稟議書や証明書が出回った2004年春ごろに、上村容疑者の上司にあたる課長だった職員は、確かに現在は局長のポストに就いている。この局長は私たちの取材に対し、厚生労働省の人事課を通じて回答を寄せた。(当時上司だった厚労省局長は)「凛の会についても倉沢容疑者についても心当たりがない」としている。検察当局は、この局長の事情聴取も検討していると見られている。そして、この証明書の入手後、郵便の割引制度の悪用は始まった。

上村容疑者が偽造した稟議書は障害者団体を名乗る「凛の会」へと渡り、「凛の会」の会員はそのコピーを直接「障害者団体定期刊行物協会」へと提出しに来た。 


「凛の会」が手渡した稟議書なる文書。渋る協会に加盟を認めさせるため、提出していた。

(「凛の会」に偽造文書を持ち込まれたNPO法人・佐藤三郎事務局長) 「一番やっぱり印象に残っているのは、職名があって印影があったということですね。(普通の白い紙の中央より少し下の部分をペンで指して)このへんに(職名と印影が)あったんじゃないかと思います。普通だったら、決裁欄というのは下にあるんですよね」

(ナレーション) (「複数証言によるイメージ」として、証言から得られたニセ稟議書の書式形態が映し出される)上半分には起案日の日付と起案者として上村容疑者の署名・押印、した半分には決裁印を押す欄と4名分の押印があったという。だが、大阪地検特捜部によれば、その稟議書は上村容疑者が、正規の古い稟議書を切り貼りして作ったものだというのだ。

(佐藤事務局長) 「稟議書そのものがるというのがおかしいなって。おかしいっていうよりね、今までに例がないことだから」

(ナレーション) 当時、上村容疑者の上司だった別の職員は次のように述べた。

(厚労省職員) 「もし“凛の会”のような団体ならば、決裁を通していない」

(古館) 「そもそも、立件されているだけでもおよそ18億円の差益を出しているんですね、不正に。これ、どう思いますか? 18億円ですよね。これはやっぱり福祉のために一般使用者が負担をしているわけですよね。福祉のために。これが横取りされているわけですから、たとえばわかっているだけで18億円。これは何としても、できうる限り回収をするだけして、グルになって儲けたところから取って、そして新たにここの福祉に使うということを明確に示す姿勢がね、必要だと、まず思うんですよ。そして今後の捜査の伸び方ですよね

(一色) 「だんだん厚生労働省の組織的な関わりの可能性っていうのが強くなってきてるんだと思うんですね。上村係長はまだ今は、自分1人でやったんだというような供述をしているようなんですけれども、ただ、上司が知っていたんじゃないかという、そういう材料というのはいくつか出てきてますから」

(古館) 「そうですね」

(一色) 「今、だから上村容疑者の供述が注目されているところになっているんだと思うんですね。ただ、まあこれ、本当に上司とか同僚とかも知ってた中で行われたことだったら、これ、組織的にはやっぱり大問題ですよね」

(古館) 「そうですね」

(一色) 「それから、あと政治家の関与っていうのは、これはまだはっきりしてないみたいなんですけど、ここも本当に、いろいろ言われているところありますから、きっちり調べてほしいですよね」

(古館) 「このあたりは本当に徹底的にやってもらわないと困りますね」

この他のニュース
作詞家・石本美由紀さん死去
売り上げ巻き返しを図り「下取り」セールに打って出た百貨店の様子と、下取り品の使途(アフリカへ輸送、衣料品が車の断熱材にリサイクルされる)などを紹介し、ニッセイ基礎研究所の研究員「アイデア勝負の先には結局、価格競争のディスカウント、体力勝負になってくる。利益が減るという構図にどんどんなっていく。この次に起爆剤以外で客が百貨店に来てもらう策を、どう打てるか」というコメントと加えたVTRの後に、スタジオでのやりとりの中で一色が「単純な値引きでは客も来ないといういことで、客のエコ意識みたいなものを満足させる、趣向を変えた値引きということで当たってるんだと思うんですよね」

北朝鮮関連(1分弱)

 市川アナが読んだニュース原稿の要約
朝鮮日報は韓国政府関係者の話として「北朝鮮が寧辺でプルトニウム抽出に使う再処理施設を再び稼動させた兆候がある。アメリカの偵察衛星が核施設からの水蒸気などを確認した」と伝えた。北朝鮮が全ての再処理を終えれば、核爆弾をさらに1個~2個製造できるプルトニウムを手にすることになると見られる。
 北朝鮮が核実験の後、日本海側から発射した短距離ミサイルが合計5発にのぼることがわかった。相次ぐ発射の真相は不明だが、危機を煽り、アメリカなどの関心を引き付ける狙いがあると見られる。


スタジオでのコメントはなし





平成21(2009)年5月27日(水)のZERO
(本日の番組構成と報道ステーションとの比較)
党首討論のニュースについて、読売新聞の全面広告の下りは報道ステーションと同じだが、民主党の渡部恒三顧問の鳩山由紀夫氏を褒めるコメントを放映する一方で、鳩山邦夫総務相の鳩山由紀夫氏に対する評価を「15点」と語った部分を紹介。公平でバランスがとれている。それに比べて、報道ステーションは自民党の評価をほとんどカット。スタジオでは村尾キャスターが「2つのセキュリティ」として、国の安全保障についての説明が必要と解説した。民主党に分が悪いところは報道しない報道ステーションは、「偏向報道」といわれても仕方がない。
党首討論(約10分50秒)

(ナレーション) 党首討論の朝、麻生総理率いる自民党は異例の新聞広告を打った。これがその広告(読売新聞の全面広告の映像)。「鳩山代表に質問」と題し、民主党の政策が本当に実現可能なのか、誰かの代わりでなく、明確に答えるよう求めている。選挙を意識してか、対決姿勢むき出しの自民党。

(午前10時、鳩山由紀夫事務所を訪れ、党首討論の準備をしている民主党・鳩山代表を取材)

(ナレーション) 党首討論直前の鳩山代表は

(鳩山代表) (自民党の新聞広告を見ながら)「すごいお金かけてね、私の名前、大きく出してくれましたね。何かもう野党になったつもりだね、彼らね」

(ナレーション) 午後3時、党首討論が始まった。

鳩山代表、麻生総理の冒頭部分の発言、鳩山代表の友愛社会の話から麻生総理が民主党の社会保障、安全保障の政策は不安だし、官僚バッシングだけやっていてもうまくいかないなどと述べるくだり、西松事件に関しての応酬部分(途中、「なおも麻生総理は小沢氏の件にこだわった」とのナレーションを挟む)などのVTR

(ナレーション) 友愛社会の実現という理想を訴えた鳩山代表と、西松事件で執拗に民主党を攻撃した麻生総理。初対決は総選挙を睨んだアピール合戦となった。討論を見た民主党議員は

午後4時ごろ、議員会館で
(渡部恒三・最高顧問) 「100円の金、1000円の金に困っている、そういう国民生活に対する真剣さっていうのは、やっぱ鳩山君の方がしっかりと心にこもっている」


(ナレーション) 一方、鳩山代表の実の弟ながら、麻生総理を支えるこの人は

午後5時ごろ、国会内で記者に囲まれ
(鳩山総務大臣) 「我が総理と兄ですからねえ、非常にでかい声で論評するのも何かと思うけども、まあ麻生総理の圧勝に終わっているって感じがしますけど。(兄は)小沢一郎さんの“I am あやつり人形”と言ってるようなもんじゃないですか。情けなかった。兄の点数ですか? 15点ぐらいですかね」

(ナレーション) 総選挙に向け、議員達も対決ムードだ。さらに、討論の中で何度も槍玉に上がった小沢代表代行にいたっては、福岡(篠栗町)で選挙活動をしていた。

(記者) 「鳩山代表の今日の党首討論の感想は?」

(小沢一郎代表代行) (記者の質問に手を左右に振りながら)「僕は選挙担当だから、選挙以外のことは他の人に聞いてください」

(ナレーション) ではその総選挙、いつ行われるのか。麻生総理は

午後6時すぎ、官邸
(麻生総理) 「まあ残り3ヶ月の話ですから」

(ナレーション) 近づく総選挙に向けて、与野党の対決ムードが高まっている。

(村尾) 「党首討論、これから政策論を中心に、どんどんやってほしいと思うんですけれども、私たちが今、聞きたい問題、これはですね、2つのセキュリティー、ちょっとこちらをご覧ください(と言って「2つの“セキュリティー”と書かれたボードを見せる)。セキュリティーというのは安全という意味ですけれども、2つの安全ですね。1つは暮らしの安全保障。これは社会保障のことですよね。年金、福祉など、その中身をどうするのか。そして財源はどうするのかという問題。そしてもう1つは国家の安全保障。これ、北朝鮮の核実験などもありました。この防衛問題、特に憲法第9条についての見方、これも聞きたいところですね。今回、麻生総理はですね、2つの保障という言葉を使いましたけれども、これらの問題について私たちに明確な選択肢、これを示してほしいんです

障害者向け郵便制度悪用事件で、大阪地検特捜部が厚労省を家宅捜索(約2分50秒)

(ナレーション) 東京・霞ヶ関。(午前9時、大阪地検特捜部の捜査員が厚労省に入っていく映像)捜査員の長い列ができていた。今朝、大阪地検特捜部が厚生労働省の内部に家宅捜索に入った。かつてこの部署で障害者団体の認定を担当していた現役の職員が昨日、逮捕されたのだ。それが厚生労働省の係長・上村勉容疑者。障害者団体の認定に必要な内部文書を偽造した疑いがある。障害者団体向けの郵便割引制度を悪用した事件。企業のダイレクトメールを実体のない障害者団体が郵便の割引制度を違法に利用して格安で顧客に送っていた疑いが持たれている。この制度を利用するためには、障害者団体であることを証明するため、厚生労働省の証明書が必要となる。特捜部によると、事件当時(2004年4月)、上村容疑者は障害者団体の認定を審査する部署に所属、ニセの内部文書を作るなどして、証明書を不正に発行した疑いがもたれているのだ。その証明書とは一体、どんなものなのか。割引制度を実際に利用している障害者団体に見せてもらった。

今日、夕方
(NP0法人「DPT日本会議」上薗和隆さん) 「これですけど(証明書を記者に手渡す)」

(ナレーション) 厚生労働省が障害者団体と認める証明書(証明書のアップの映像)。公印が押され、割引制度の手続きができるようになる。

(上薗さん) 「まあ私たちは憤りを感じますね。この制度がこれ(事件)によってなくなるかということをやっぱり感じますよね。危機を感じますね」

(ナレーション) 舛添厚生労働大臣は

午前11時半すぎ、記者に囲まれ
(舛添大臣) 「いや、それはね、だから状況が明らかになって、またコメントします。今、捜査中なんでコメントできませんので、」(捜査には)全部協力しますということです」

(ナレーション) およそ9時間にわたる家宅捜索。トラック2台分の大量の資料が押収された。特捜部は組織的な関与がなかったか、調べを進める方針だ。

スタジオでのコメントなし

北朝鮮への制裁についての日米案が明らかに(6分強)

(ナレーション) 北朝鮮は今日、新たな声明を発表した。

(朝鮮中央テレビ) 「(黄海の)周辺水域で行動するアメリカ軍と韓国軍の軍艦および一般船舶の安全な航海を保証できない」

(ナレーション) 北朝鮮によるアメリカと韓国に向けた警告。さらに今日、北朝鮮の核開発の動きが慌しくなっていることがわかった。去年(6月)爆破され、使えない状態になった寧辺にある核施設。北朝鮮による外交筋によると、先月末、この施設から蒸気が発生しているのが観測されたという。これは昨日撮影された、この核施設の衛星写真(Digital Globe提供の衛星写真を移す)。北朝鮮はこの施設を再び稼動させた可能性が高いのだ。さらに北朝鮮は昨日の夜も、日本海に向けて短距離ミサイルを発射。これで核実験後、北朝鮮は合計5発のミサイルを発射したことになる。こうした動きに世界はどう対応するのか。ニューヨークの国連本部では安保理常任理事国に、日本と韓国を含めた7ヶ国で協議が行われている。国連の決定には一番重い内容の決議から、軽い内容のプレス声明などがある。今回、安保理では法的拘束力がある決議を出すことで意見が一致。しかし、その内容はまだ詰めきれてはいない。日本の高須国連大使は

ニューヨーク、27日

(記者) 「どちらに行かれるのですか?」

(高須国連大使) 「ちょっと2国間の協議ですので」

(ナレーション) 高須大使を乗せた車を追うと、アメリカの国連代表部へと向かっていた。日本とアメリカは共同で、北朝鮮に対する追加の制裁案を話し合っているのだ。その内容はこうだ。

【日米の北朝鮮への追加制裁案】
①船舶を貨物検査(臨検)……追加制裁に臨検が入ると、北朝鮮の船にも武装したアメリカ兵な    どが乗り込むことになる。
②高官の資産を凍結……今、北朝鮮の高官は、多くの資産を国外の銀行に預金しているとみられる。これを北朝鮮国内に送金できなくさせる。
③ぜいたく品の北朝鮮への輸出禁止

北朝鮮と強いつながりがある中国はこの案に賛成するのか? 中国政府の外交政策に詳しい専門家は

北京、今日
(清華大学・劉江永教授) 「制裁が(北朝鮮)問題の解決になっていないことは、我々はこれまでも経験してきているはずだ。(中国政府は)非平和的な形での問題解決には反対だろう」

(ナレーション) 日米の追加制裁には、イギリスやフランス、韓国は同調すると見られるが、ロシアや中国は慎重な姿勢をとると見られるのだ。追加の制裁を盛り込んだ決議案は27日にも正式に提示される。

(村尾) 「北朝鮮の核実験、今回は2回目なんですね。1回目の2006年の時、これも国連は制裁決議を出したんですが、今回もう2回目ですからね。さらに強い制裁決議を出そうと、日本とアメリカは考えてるんです。こちらが中身なんですが(と言って、前回の制裁と今回の制裁案とを併記したボードを出して説明)

北朝鮮への制裁    前回(2006年)     今回(日米案)
船舶検査(臨検)      協力要請         義務
資産凍結          個人特定せず      個人を特定
ぜいたく品輸出       防止            禁止

(小林麻央) 「この強い制裁の日米案は中国、ロシアは同調するんでしょうか?」

(村尾) 「うーん、これがねえ、今、協議しているメンバー、なかなか一枚岩ではないんですよね。この北朝鮮への制裁については、追加制裁だと言っているのがアメリカ、日本ですね。これに同調してるのがイギリス、フランス、韓国なんです。慎重にというのがロシアと中国なんですが、このロシアはですね、前回の制裁案よりは少しきつくてもいいのではないかと、少しこちら寄り(追加制裁に賛成)なんですね。問題は中国なんです。中国がどういう出方をするか。これがカギとなります

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古館「政治がどれだけ不安感を煽っているかよーく考えて」??毎日煽ってるのは古館おまえだ!

平成21(2009)年5月26日(火)の報道ステーション
大阪地検の捜査が厚生省まで伸びた郵政制度不正利用事件。「政治家との関与がなかったのか?」と言いながら、その内容を決して明かさない一色コメンテーター。民主党議員の疑惑については触れないのが鉄則のようだ。さらには、北朝鮮の核実験では、中国側の主張をそのまま出すことで有名な朱建栄教授を起用。予想通り、「中国擁護論」を繰り広げた。あくまで中国と民主党の味方なのか?報道ステーションは。
障害者向けの郵便割引制度悪用事件で、厚労省係長らを逮捕(約10分40秒)

(ナレーション) 今朝、東京都内の自宅で、大阪地検特捜部から任意同行を求められた厚生労働省障害保健福祉部係長・上村勉容疑者。夕方、虚偽公文書作成などの疑いで逮捕された。

(富川アナの「上村容疑者は夜遅くまで残業をするなど、熱心な仕事ぶりだったといいます」という厚労省前からのリポート)

(ナレーション) 母親思い、まじめ。周囲から聞こえる声に犯罪の匂いはしない。

(ナレーション) 上村容疑者は偽の稟議書などを作っていたというのだ。それを受け取っていたのは、自称障害者団体「白山会」の前身団体「凛の会」。偽造は違法なダイレクトメール発送へとつながる。事件の構図は広くて深い。
 障害者団体向けの郵便割引制度が悪用された事件は、発覚から半年を経て新たな局面に入った。大阪で逮捕された厚生労働省障害保健福祉部の現役係長、上村勉容疑者。高い倫理観を求められる中央省庁の職員が手を染めたとされるのは、稟議書という公文書の偽造だった。昨夜、本人は犯行への関与を否定していた。

昨夜11時、厚労省前
(取材に応じる上村容疑者) 「(憮然とした表情で)何なんですか?」

(記者) 「そのことについては事実関係はどういう?」

(上村容疑者) 「知らないですよ」

(記者) 「全く知らないですか?」

(上村容疑者) 「はい」

(ナレーション) 稟議書とは、本来、担当者が案を作成して、関係者らから承認を求める内部文書だ。今回の事件では、郵便料金割引に必要な「証明書」の発行にかかわるものだった。本来、外部に出ることのない稟議書は、あることに使われたのだ。

午後3時半、NPO法人「障害者団体定期刊行物協会」
(富川アナ) 東京世田谷区にあるNPO法人「障害者団体定期刊行物協会」です。「凛の会」はこちらに稟議書を直接手渡しにきていました。加盟することで大きなメリットがあったからです。

(ナレーション) そもそも障害者団体として郵便の割引制度を受けるためには条件が設けられている。たとえば、定期刊行物を年に4回、1度に500部以上発行しなければならない。しかし、小さな団体では会報などを1度に500部も発行できない。協会では、こうした団体を束ね、協会を発行人とすることで割引の条件をクリアさせるという。

(富川アナ) 「凛の会が協会に来たのはいつ頃の話ですか?」

(「凛の会」に偽造文書を持ち込まれたNPO法人・佐藤三郎事務局長) 「そうですね、今から5年ぐらい前の4月だったですね。2回か3回は来てますね」

(ナレーション) 協会によれば、凛の会は2004年の4月頃、加盟したいと協会を直接訪ねてきたという。しかし協会側は営利目的の団体ではないとする念書を要求した。

(佐藤事務局長) 「やっぱり加盟するのをちょっとためらうような内容があったものですからね、それで念書をとったまでですね。(名簿に)障害者でないような人も結構入っているように思ったんですね。今までの障害者団体と違うなという感じは持ったですね」

(ナレーション) すると凛の会は後日、厚生労働省から交付されたとする稟議書を提出した。稟議書は障害者団体であるという証明書について、交付するための手続きが進んでいるということを示すものだった。大阪地検によれば、稟議書の他にもう1通、書類が提出されたそうだ。「割引の許可申請の手続きは厚生労働省内で順調に進んでいる」といった内容が書かれ、上村容疑者の名前と押印があったという。

(佐藤事務局長) 「稟議書持ってきたというより、コピーを持ってきて、今、厚労省の方に、こういうことでお願いしているんだということを示すために持ってきたんで。(稟議書は)いろいろ課長とか、いろいろ担当部署の決裁がありましてね。言葉はほとんど書いてないですね。ただハンコの印影がついているのがあったわけですけどもね。稟議書じゃダメですよ、やっぱり証明書が出てこないと、うちの方には加盟は認めませんからね」

(ナレーション) 持ち込んだのは今日逮捕された「凛の会」の当時の会員、河野克史容疑者。厚生労働省の職員に助言されてやってきたと述べていたという。

(富川アナ) 「証明書っていうのは結局なかったわけですよね?」

(佐藤事務局長) 「なかったというより、持ってこなかったわけですよ。それから全然、音沙汰もなくなっちゃったわけですから。もうあきらめたんだなと」

(ナレーション) 「凛の会」が次に現れたのは郵便事業会社だった。そこで厚生労働省のお墨付きともいえる文書を提出した。郵便割引が受けられる障害者団体であるという「証明書」だった。「厚生労働省障害保健福祉部企画課長」の公印とそっくりな印鑑が押されていた。大阪地検特捜部はこの証明書も偽造された疑いが強いと見ている。
 厚生労働省発行の証明書とはどのようなものか。実際に見せてもらった。東京・新宿区にある「日本障害者協議会」。1982年に(当時の厚生省から)証明書を受けたという。(証明書を映した映像)

(日本障害者協議会・中村喜長事務局長) 「厚生省(当時)から見て、この団体は障害者のためにいろいろやっているよと(して認可された)。なおかつこれは、その情報を流す、いわゆる雑誌として機能的なものを発行しているよと(して認可された)」

(ナレーション) 証明書には「障害者の福祉を図るとする目的を認める」とあり、厚生省の課長が公務で使用する印鑑が押されている。27年前のものだが、厚生労働省によれば、そもそも証明書に決まった形式はないとのことだ。

(中村事務局長) 「郵便局(日本郵便)だって、そういうもの(厚労省の証明書)が出されてくれば、趣旨にかなうということになりますから、当然、許可をしていただけるものだと思いますけどね」

午後7時すぎ、都内、上村容疑者の住むマンション前
(富川アナ) 「近所の方によりますと、上村容疑者はこちらのマンションで母親と2人暮らしをしていました。母親思いで、もの静かな雰囲気だったといいます」

(上村容疑者を知る人) 「忙しくて忙しくて、何時間しか寝てないけど、もう仕事だって」

(上村容疑者を知る人) 「気さくに普通に挨拶をされる方で、特別派手な印象を受けるようなこともなく、まじめそのものっていう感じの」

(ナレーション) 上村容疑者はキャリアではなく、いわゆるノンキャリアの職員だった。知人によれば、厚生労働省で働くために就職浪人までしたという。

(上村容疑者を知る人) 「外務省だったかな、入ることは入った。だけどそれを蹴ったんですよ。自分は厚生省(当時)が好きだったからということで、それでそれを蹴って2度目に受けて、それで厚生省に入ったんですよ」

(古館)① 「というように、1人の職員が逮捕された段階ですね。一色さん、ちょっとこれ、腑に落ちないところもいくつかあるんですけどね」

(一色)② 「当面、解明すべき点が2つあると思うんですね。1つは上司は知っていたのかどうかということが1つですね。それからもう1つは政治家の関与はなかったのかということなんだと思うんですね。この方、あのノンキャリアの係長ですよね。今のところ調べでは、障害者団体からお金をもらってたというようなことは出てないようなんでですね、どうしてこういうことをしたのかという動機のところで、政治家の口利きがあったんではないかということも言われてるんですね。まあ検察庁は家宅捜索をして、厚生労働省を徹底的に調べるというような姿勢らしいんでですね、このへんのところは、その疑問を解明してもらいたいと思いますよね」

(古館) ③「うーん。大阪地検が徹底的に厚生労働省をあらうと。まあそうやって考えると、今までだって、わかってるだけで大変な不祥事や大問題が厚生労働省の中にはありますよね。だとすればですね、そういう中身の部分の徹底的な洗い出しや改革をしないで、やれ厚生労働省の分離案だ何だっていうところ、やっぱり乗れないってことになりますよねえ」

(一色)④ 「うーん、そうですね。まあ本当に急に今、そんな話をしているようなことではないと思いますよね。もっと根本的なところを解明してもらいたいですね」
(問題発言①②③④)
①で古館が「腑に落ちない」といいながら、②で「政治家の関与はなかったのか」とせっかく疑問を呈しながら、その後はまったく突っ込みがない一色コメンテーター。民主党の疑惑については決してふれない。さらに③で古館が何も前触れもなく、いきなり厚生労働省の分離案に「乗れない」という話題に持っていく。その無理な論理展開に対して、やはり「うなずきマン」の面目躍如、一色コメンテーターは、「そうですね。そんな話をしているようなことではないと思いますよね」と古館の言いなりだ。
板橋資産家夫婦殺人事件

事件の概要や夫婦を知る人へのインタビューなどの後、古館が次のようなコメント

(古館) 「高齢者を狙った犯罪っていうのは非常に多くなってきてますよね。まあお金があるとかなしとか関係なくですね、お年寄りのご夫婦が命を落とされてしまったわけですね。本当にお気の毒に思います」


厚労省が年金の給付と負担の試算を発表(8分強)

午後2時すぎ、参院予算委員会
(民主党・蓮舫議員)① 「年金制度における世代間の給付と負担の関係についての試算結果が出ましたけれども、これで何が明らかになりましたか?」

(厚労省・渡辺芳樹年金局長) 「現下の厳しい経済情勢の下で、現行制度の有する調整機能がいまだ十分発揮できない中で、少子高齢化の影響がさらに加わった。今後とも定期的な検証を通じて、その推移を見極めてまいりたいというふうに考えております」

(ナレーション) 支払った保険料に対して、年金をどのくらいもらえるか。厚生労働省の試算が明らかになった。厚生年金の場合、来年70歳になるモデル世帯では、支払った保険料に対して6.5倍の年金をもらうことができる。一方、来年20歳になるモデル世帯では、支払った保険料に対して2・3倍の年金しかもらえない。

世代ごとの保険料負担額と年金給付額(厚生年金)
2010年の年齢   保険料負担額(万円)   年金給付額(万円)   倍率
  70歳           900             5600        6.5
  60歳          1200             4700        3.9
  50歳          1800             5100        2.9
  40歳          2400             5900        2.5
  30歳          3000             7000        2.3
  20歳          3600             8300        2.3

新宿で、世代ごとのモデル世帯の負担額と給付額の一覧表を見せて
(20代・会社員男性) 「この差はちょっと、(世代間で)3倍ぐらいはありますものね。ちょっとこれは不公平な感じがします」

新橋
(20代会社員男性) 「国任せにはしてられないと思いますので、自己防衛というかたちで、自らの資産を自分で守っていくと」

(30代会社員男性) 「やっぱり上に恩返しをしなくちゃいけないという気持ちはありますけれども、何ていうのかな、もうちょっとよりよい制度といったところは、政治家の方たちにちゃんと頑張ってもらって作ってもらいたいなというふうには思いますけど」

(ナレーション) 国民年金でも、来年70歳になる人は支払った保険料の4.5倍の年金をもらえるが、20歳になる人は1・5倍しかもらえない。ただ、来年70歳になる世代は、給与水準が低かった時代に働き、保険料の負担感は重いものだった。

世代ごとの保険料負担額と年金給付額(国民年金)
2010年の年齢   保険料負担額(万円)   年金給付額(万円)   倍率
  70歳           300             1400        4.5
  60歳           500             1300        2.7
  50歳           700             1400        1.9
  40歳          1000             1500        1.6
  30歳          1200             1800        1.5
  20歳          1400             2200        1.5

参院予算委員会
(蓮舫議員) ②「仮に経済の情勢がもっと悪くなったり、出生率が悪くなると、この若い方の給付と負担の格差はもっと広がるということでよろしいですね?」

(厚労省・渡辺芳樹年金局長) 「おっしゃるような条件がさらに加わっていくということであれば、もとよりそういう方向での影響はあると思いますが」

(ナレーション)① そもそも政府与党が打ち出した「年金100年安心プラン」(2004年)では、現役世代の収入の5割を給付するとなっていた。

2003年10月
(自民党・安倍晋三幹事長・当時) ③「どんなに人口構造が変わろうとも、皆様の年収の50%は絶対に保障していきたい
(問題政治家コメント①②③)民主党の蓮舫議員の政府追及の発言を何度も取り上げ、国民負担率を守ろうとする自民党・安倍晋三元総理大臣の発言は。「ところが」というナレーションで逆説的に使う。議員のコメントの使い方が極めてアンフェアだ。
(ナレーション) ②ところが、今回明らかになった厚生労働省の試算では、この5割給付が怪しくなってきた。都内に住む高橋唯之さん(36)はIT企業に勤めるサラリーマン。奥さんの久美子(34)さんも子供服メーカーに勤務している。

(記者) ③「40%を切るか切らないかぐらいの給付水準で、今と同じ生活というのは続けられますか?」
(問題ナレーション①②と問題質問③)
普段は「福祉・介護に使え」と言っている報道ステーションが、ここで年金の負担率の割合を「5割は難しくなっている」という方向に誘導し、③の記者質問では、いきなり「40%を切るか切らないかぐらいの給与水準で、今の同じ生活というのは続けられますか?」とさらに追い打ちをかける質問を放つ。こういう聞き方をしたら、当然こう答えるしかない。
(高橋・夫) 「さらにちょっと財布は締めないといけないかなっていうのが。やっぱり老後(の年金)があてにならなくなってくるなというのがあるんで」

(ナレーション) ④高橋さん夫妻にはまだ子どもはいない。

(高橋・妻) 「老後に子どもに負担をかけたくはないので、やっぱり自分達で確保できるものはしたいなとは思ってます」

(ナレーション) ⑤厚生労働省の試算では、夫が会社員で40年間厚生年金に加入し、妻が専業主婦の場合、現役世代の平均給与の62.3%が給付される。ところが妻も仕事を持つ共働き世帯の場合は48.3%しか給付されない。独身男性の場合はもっと低く、43.9%になる。政府与党が公約とした5割を既に下回っていることがわかった。さらに41年後の2050年。今年24歳の人が年金を受給できる年には、共働き世帯も、独身男性、独身の女性も全て給付率が5割を割り込む。
ギリギリ5割を維持できるのは妻が専業主婦の世帯だけとなる。しかも
(問題ナレーション④⑤)子育て支援は応援しておきながら、子供がいない夫婦に不利という印象を与え、専業主婦がまるで悪いかのような方向に操作して持って行っている。ジェンダーフリーの影響を受けすぎではないのか、テレビ朝日は。
参院予算委員会
(蓮舫議員) 「給料は毎年2.5%ずつ上がっていく。運用利回りは毎年4.1%ある。この前提が壊れたら、政府の公約の5割というのは、あっという間に崩れるもろいものだと。もはやこれは制度を見直すべき時にきてるんではないでしょうか」

(舛添大臣) 「様々な問題点が浮かび上がってきておりますので、これから様々なデータをちゃんと出しながら検証していきたいと思っております」

(古館)① 「一色さん、あのー、だいたいこんなところだと思ってたよという人もいらっしゃると思いますし、数字見て改めて何なんだと、騙されてきたと思う方もいろいろだと思います」

(一色) ②「この5割問題については2つのことを示していると思うんですね。1つは年金もらい始めて、しばらくすると、妻が専業主婦のモデル世帯以外の世帯はみんな5割を切っちゃうと。現役世代の収入の5割っていうのを切っちゃうわけですよね。そしてもう1つはですね、妻が専業主婦のモデル世帯も、しばらくするとですね、初め、もらい始めた時は5割を超えてるんですけど、しばらくすると今度は5割を切ってくるんですね。ということももう1つ言えるんです。つまり、結局、5割っていうことは、妻が専業主婦のモデル世帯の、しかももらい始めの時だけなんですね」

(古館) 「うーん」

(一色) ③「だから非常に限定的なんですね。あとの人たち、あとの世帯、それから、あとの時期のものは全部5割を切るということでですね、まあ5割ということをあまり、まあこの制度、公約みたいになってるんですけど、非常に誤解を与える数字だと思うんですね。このへんはもう5割というのは本当はもう無理なんだということを正直に言った方が、僕は建設的だと思いますよね

(古館) ④「5割保障なんていうのはマジックであった、正直に言うべきだと。じゃあ何で今、正直に、このタイミングで出てきたのかなということをね、ちょっと邪推しちゃうんですよ。そうすると、たとえばですよ、これはもう、とにかく今の制度はもう崩壊してるんだっていうね、この既成事実により根拠を与えて、パーっと今までのですね、社会保険庁の不祥事とか、それから責任をとってないとか、それから“この人に責任あるじゃないか”という処分とかが一切、すっ飛ばされて、さあ、来年から新年金機構になることだし、新しい制度設計だと移られちゃうと、いや、ちょっと待てよ。今までのことをね、ちゃんと総括してもらわなきゃ困るよっていうところにどうしても戻ってきてきちゃうんですけどねえ」
(問題コメント①②③④)①で古館キャスターがいきなり、「数字見て何だ、騙されてきた」という唐突なコメントを行う。すると、一色コメンテーターが「専業主婦モデル世帯の、しかも貰い始めのときだけ」と相づちを打つ。そして③で、「5割というのは無理」というように持っていき、④で古館が「マジックだ」と結論づける。本来は、介護を福祉を含めた国民負担率全体の話をすべきではないのか?
(一色) 「まあ、かなり政治的な大きなテーマになっちゃいますからね、引き戻すとか、ご破算ということになればですね。なかなか難しいですですけど、ただ、この少子の世界で、しかも経済成長が低い世界では、やはり誰が設計してもなかなか苦しいんですよね、年金は。ですからまあ、本当に設計をし直すっていうことは必要なんですけど、やはり少子高齢化を何とかする、それから経済成長を、やはりある程度は成長していく社会をつくるっていうことが、まあ長い目で見ないといけませんけど、必要ではあるんですよね」

(古館)① 「政治が、一体、その安心をつくるという文言のもと、現実はどれだけ不安感を煽ってるかっていうことをよーく考えてもらいたいと思うんですけどね」
(自爆コメント①)古館は、「現実はどれだけ不安感を煽ってるかっていうことをよーく考えてもらいたいと思うんですけどね」というが、その言葉、そのままあなたに返しますよ!



北朝鮮核実験を受けて国連安保理の動きと各国の対応(約5分40秒)

(ナレーション) 今日午後6時すぎ、平壌では多くの党幹部らが出席する中、核実験成功の祝賀会が行われた。(祝賀会場の様子と「我が共和国は核抑止力を万全に強化した」という発言者のスピーチの映像)

(ナレーション) 一方、国連安全保障理事会は、北朝鮮への制裁決議の採択を合意した。アメリカに歩調を合わせる議長国ロシア。中国はどう動くのか。→CMへ

ニューヨーク、25日
(ロシア・チュルキン国連大使) 「安保理決議の起草に向けて、直ちに作業を開始することを決めた。」

(ナレーション) 昨日の北朝鮮による核実験を受け、日本時間未明に開かれた国連安全保障理事会の緊急会合。新たな決議の採択を目指すことで合意した。

ニューヨーク、25日
(高須国連大使) 「北朝鮮の非常に無責任かつ許せない行為に対して、こういう結果があるんだよということを示すような内容にしなきゃいけない」

ニュ-ヨーク、25日
(アメリカ・スーザン・ライス国連大使) 「我々はこれから団結して決議案を作成する。行為に見合った強い決議にすべきだ」

(ナレーション) 日本やアメリカは追加制裁を含めた強い内容の決議を目指している。会合の運営に強い権限を持つ国連安保理の議長国は月替わりで、今月はロシアが務めている。北朝鮮の友好国であるロシアだが、今回、アメリカに歩調を合わせている。

ニューヨーク、25日
(安保理議長国ロシア・チュルキン国連大使) 「北朝鮮は安保理決議だけでなく、ロシアが創設国の1つである核不拡散条約や核実験禁止条約にも違反しており、強い対応が必要だ」

(ナレーション) ロシア外務省筋も、「北朝鮮に対する国連安保理の厳しい制裁決議は避けられない」と述べたという。

電話インタビュー
(ロシア下院国防委員会・バリノフ副委員長) 「国際社会は(北朝鮮の)挑発に厳しく対処しなければならない。北朝鮮の挑発を終わらせるべきだ」

(ナレーション) ロシアと北朝鮮の間に吹くすきま風。その兆候は北朝鮮のミサイル発射直後、先月(23日)のロシア・ラブロフ外相の訪朝にあった。自制を求めるロシア側に対し、北朝鮮は慣例とされていた金正日総書記との面談を設定しなかった。厳しい制裁への流れが強まる中、中国だけが北朝鮮を擁護すれば、常任理事国の中で孤立しかねない。

北京、今日午後
(中国外務省・馬朝旭報道局長)① 「どんな状況でも、北朝鮮非核化の目標を堅持し、東アジアの平和と安定を守らねばならない」

(ナレーション) しかし、新たな制裁についての言及はなかった。

(中国外務省・馬朝旭報道局長) ②「安保理の関連する行動は、目標を実現するのにプラスにならなければならない」
(裏をとらない中国そのまんまコメント①②)自説を強弁するだけで有名な中国外務省報道局長のコメントをそのまんま使う報道ステーション。相変わらず中国に対する検証機能というものがまったくないテレビ朝日。
(ナレーション) 国連は3年前の核実験の時にも、制裁決議を採択している。ただ、北朝鮮が違反したとしても、軍事的な手段をとる可能性は排除した。中国の意向に沿った形だ。今回の決議では、どこまでの強制力を持たせることができるのかが焦点だ。

午前9時、国会内で
(記者) 「前回の議長声明の時は中国とロシアの対応というのが1つの焦点でしたが、今回、温度差ですとか、あるいは一致点というのは?」

(中曽根外務大臣) 「今回は足並みを揃えながらやっていけるものと、そういうふうに思います」

(ナレーション) 北朝鮮と中国との関係に詳しい東洋学園大学人文学部・朱建栄教授はこう指摘する。

(朱建栄教授) ①「中国がいろいろな条件をめぐって、いろいろ駆け引きはあるかと思いますけれども、拒否権を使うことはもう、ほぼ絶対あり得ないと。北朝鮮を守る、カバーすることによって、結果的に世界から孤立することは、今、既に国際舞台でもっと責任ある立場、役を演じようとする胡錦涛政権にとっては、それは多分、取れる選択肢ではないと思います」

(古館) ②「だとしますとですね、仮に中国が今度は厳しい状況に出てきたとしても、やはりそもそも、今までの流れを見ると、国連の制裁決議って何だってところにもいってしまうんですよね。厳しい制裁決議をとったところでですね、各国の動きが北朝鮮に対してバラバラだったところは否めないわけですよね。それに、本当にですね、自国の人民を徹底的に苦しめてですね、体制の維持を図って恫喝外交をやっている国です。まあそれに対してですね、核実験をやったということに対して、広島、長崎を体験したこの唯一の国・日本、さらには拉致の苦しみを抱えている日本が、アメリカに、中国に、どれだけ働きかけられるかってところも非常に重要だと、私は思うんですが、どうでしょうか」
(問題コメント①②)
中国の宣伝工作通りの発言をする朱教授が、「中国が守るとかカバーすることは胡錦濤政権にとって取れる選択肢ではない」としながら、今日も中国は北朝鮮に対してどんどん経済支援を行い続けている。まったくその発言の検証をしない報道ステーション。いったい、中国の言うとおりにやって何のメリットがあるのか?
民主党・小沢代表代行の秘書保釈(1分)

釈保証金は1500万円。大久保被告の弁護側による保釈請求(今月21日に保釈請求)は、いったんは認められたものの、検察側が不服として準抗告し、東京地裁が今日の午後、準抗告を退けて、保釈を認める決定をした。保釈の条件の1つとして、小沢代表代行との接触は禁じられている。大久保被告は「法を犯す意図など毛頭なく、やましいことをした覚えはありません」と文書でコメントした。

(民主党の主張を展開するには重要な事実だ)



平成21(2009)年5月26日(火)のZERO
(本日の番組構成と報道ステーションとの比較)
北朝鮮の核実験のニュースは、田中均元外務審議官を起用し、問題がある部分もあるが、出色なのは、中朝国境付近に取材に出向き、中国側が北朝鮮との経済交流を進め、どんどん経済支援をしている実態を明らかにしている。中国がいかに表で言うことと裏でやっていることが違うかを証明する話であり、報道ステーションはその事実にまったく目を向けようとしない。「やらせ報道番組」と「真剣報道番組」の違いが見える。
24Hに続いてのトップニュースは板橋資産家夫婦殺人事件

北朝鮮核実験関連(約11分弱)

(ナレーション) 今日、北朝鮮の平壌では核実験の成功を祝う記念式典が開かれた。

(崔泰福党書記) 「核兵器が大国だけのものである時代は終わった」(式典列席者の「万歳」の声と拍手)

ナレーション) 数万人が参加したというこの式典。会場内にはこんな看板も。「すべての民族の団結した力でアメリカの核戦争挑発画策を押しつぶそう」と書かれていた。さらに今日午後、東海岸から日本海に向けて、日本には届かない短距離ミサイルを2発発射、国際社会を挑発する行動を続けた。日本時間の今朝、国連安全保障理事会の緊急会合が開かれた。各国は北朝鮮の核実験は安保理決議の明確な違反にあたるとして強く非難。新たな決議の採択を目指すことで合意した。日本としては北朝鮮への追加制裁を盛り込みたい考えだ。

今朝、ニューヨーク
(高須国連大使) 「何を書けばいいっていう話じゃないと思うんですね。ですから追加(制裁)が何かっておっしゃられるんですけれども、何が効果的なのかということをやっぱり考えて対応した方がいいんじゃないかということなんですよね」

(ナレーション) 一方、麻生総理。今朝、アメリカのオバマ大統領と電話で会談した。

午後6時すぎ、官邸
(麻生総理) 「強力な決議案を迅速に出すということが正しいメッセージなんだと。北朝鮮へのメッセージなんだということで(オバマ大統領とは)一致しておりますんで」

(ナレーション) 決議には追加制裁が含まれるのか。カギを握るのは中国だ。NNNのカメラは今朝、北朝鮮と接する国境の街に入った。中国・丹東。中国と北朝鮮の貿易のおよそ70%はこの街を通過する。

今日、中国・丹東
(山川友基記者) 「日用品や建築資材を積んだ中国のトラックが北朝鮮側に入っていきます。核実験から一夜明けましたけれども、国境の物流に制限がかけられているというような状況はありません」

(ナレーション) こちらは北朝鮮から来たトラック。向かった先は中国側の工場だ。

(山川記者) 「やはりこれは鉄でしょうか。荷台の中から今、降ろしています」

(ナレーション) 中国は北朝鮮に対し、どう対応するのか。

今日、北京
(中国外務省の会見) 「国際社会の反対を無視して、北朝鮮は2度核実験を行った。中国政府は断固反対する」

(ナレーション) 日本やアメリカと歩調を合わせ、厳しい姿勢で批判したのだ。しかし、国連安保理での追加制裁については慎重な対応を求める可能性もある。

ニューヨーク
(正田千瑞子記者) 「今日はまず各国の専門家による事務レベルでの会合が開かれる見通しです。安保理は25日、新たな決議案の採択を目指すことで一致しましたので、その中身について、詰めの協議を行います。北朝鮮がミサイルを発射した際には決議か、議長声明かで最初からもめたことを考えますと、異例の早い展開と言えます」

(村尾) 「決議案はどのようにとりまとめられるんでしょうか?」

(正田) 「日本が中心となって、アメリカなどと意見を調整してとりまとめます。早ければ今日26日にも安保理に提示したい構えです。日本はこの決議案に、北朝鮮に対する追加制裁措置を盛り込みたい考えです。内容については明らかにされてませんが、アメリカは北朝鮮の船に対する貨物検査(臨検)の強化を主張している模様です。一方、北朝鮮側はこうした動きに反発しています。

VTR
(北朝鮮・朴次席大使) 「いかなる圧力や制裁も事態を好転させない。大事なのは(日本とアメリカに)敵対政策をとることだ」

(正田) 中国やロシアは、北朝鮮を追い詰めて孤立化させてはいけないとの立場を示しており、決議案の中身の調整には時間がかかる可能性もあります」

(村尾) 「田中さん、国連安保理では決議、これはできるということなんでしょうけれども、このポイントは何でしょうか?」

(元外務審議官・田中均) 「あの、今回の場合はですね、北朝鮮は2006年に第1回の核実験をやりまして、その後、国連決議が出ているわけですね。これに明白に違反しているから、やってはいけないと書いてあるわけですから、ですから、そういう意味では国連安保理の決議は必ずできると思うんですね。問題はその内容、とりわけね、第1回目の、2006年の決議の中には大量破壊兵器の関連部品とか、それからぜいたく品っていうのは禁輸するってことになっているわけですね」

(村尾) 「これは制限するということですね」

(田中) 「ええ。それに加えて何らかの品目の追加になるとか、あるいはそれを具体的に実施していくしくみを強化するとか、そういう、以前よりも強い内容の決議を出すというのがポイントなんでしょうね」

(村尾) 「そうすると、以前は大量破壊兵器だとかぜいたく品に限られていたものを、たとえば日常品だとか、そういうものに広げていくということも考えられるということですね?」

(田中) ①「あのー、考えられると思うけれども、このやっぱりポイントは中国なんですね。今の北朝鮮の貿易を見ると、日朝とか、あるいは米国と北朝鮮の間はほとんどないんですね。中国との間は7割ぐらいなんですね。ですから中国はね、あんまり広範に物資を入れるとですね、北朝鮮を追い詰めてしまうと。北朝鮮の暴発を招くんじゃないかっていう懸念は持っていると思いますね」
(問題発言①②)北朝鮮・中国寄りの事情解説は、その後も続く。
(村尾) 「中国はそういう懸念を持っていると。もしこういう決議がされた場合の北朝鮮の反応、出方、これはどう予想されますか?」

(田中)② 「あのねー、私はずっと北朝鮮のこれまでの行動形態を見てるとね、彼らは必ず強い反発をするでしょう。まだ言葉だけであればともかくね、さらに行動に出てくる可能性があると思うんですね。行動っていうのは、さらなる核実験であるとか、あるいは弾道ミサイルの実験であるとか。仮にそういうことをやればね、国連は必ずそれに対して強い措置をとっていかざるを得ないわけですよ。これはまさに国連の権威の問題ですから。そうすると、かなり厳しい事態になる。この……(聞き取れず)をめぐる緊張っていうのは、相当高まってくる可能性があるんだと思うんですね」

(村尾) 「エスカレートする恐れもあると?」

(田中) 「そうですね。私はね、そういう時に、日本が心がけなければいけないのは何点かあってね、1つはやっぱり冷静に対応するということね。それから1つはね、やっぱり日本と米国と韓国の連携をきちんとするということですね。もう1つはね、やっぱり危機管理っていうのをきちんとやっておかなきゃいけない。そういう意味では、日米韓の間で危機管理計画っていうのを静かにですよ、きちんと作っておく必要があると私はおもいますね。

(長島一茂) 「オバマ大統領は核のない世界を目指すっていうことをずっと公言されてますけども、今回の北朝鮮の動きっていうのが、オバマ大統領の戦略に対してどのような影響を受けるのかなと思いますけど」

(田中) 「あの、オバマ大統領がプラハで演説をしたわけですね。あの時に、核を削減する、究極的にはなくしていくと。これはね、アメリカの核の弾道を下げるだけじゃなくて、ロシアの弾道も下げてく。それをすること、することによって、いろんな国が核を持つのを防止しましょうということを言っているわけですね。そうするとね、北朝鮮が今度、安保理決議に違反して核を持つっていうのは、やっぱりオバマの戦略からすれば真正面からの挑戦なんですよね。ですからやっぱり私はね、オバマ政権は対話路線をとるっていうことは言われていますが、相当やっぱり、今回の問題に対してはきちんと対応していくというふうに思いますね」

(村尾) 「きちんと対応していくという、具体的な対応っていうのは何が考えられるでしょうか?」

(田中) 「安保理で結束をまずつくる。それから強い決議をつくる。日米韓で連携をするということだと思うんですね。だけどその、戦争をやるっていうんだったら別ですけれども、そうではなく、この問題を解決しようとすればね、どっかの段階でやっぱり交渉ということにならざるを得ないわけですよね。それで私はね、直ちに6者協議が再開されていくとは、到底思えないのですね。だから、しばらくこの緊張が続くということに、多分、ならざるを得ないと思うんですね。だけど、これが1ヶ月なのか、2ヶ月なのか、あるいは6ヶ月なのかわかりませんけれども、必ず交渉になる。その時の交渉っていうのはね、かなりね、大掛かりな交渉になると思うんですよね。ですから米国はね、北朝鮮、6者協議の枠組みは当然残したまま」

(村尾) 「じゃあ6者協議は枠で残るんですね?」

(田中) 「残らないといけないと思うんですね。その中でというか、それは中でも外でもあまり変わらないんですけど、米国と北朝鮮の交渉。私は日本は必ずね、北朝鮮との交渉っていうのは日本がやらなきゃいけない。日本は問題を持ってるわけですからね。拉致という、そういう問題があるから。だから今度は相当本格的な交渉になると思いますね」

障害者向けの郵便割引制度悪用事件で、厚労省係長らを逮捕(1分半強)

虚偽公文書作成などの疑いで逮捕されたのは厚労省障害保健福祉部係長の上村勉容疑者と、自称障害者団体「白山会」の前身「凛の会」元幹部の河野克史容疑者。上村容疑者は厚労省で証明書発行の決済手続きが進んでいるように装い、偽の稟議書などを作成した疑い。「凛の会」の証明書には厚労省の公印が押されていたが、記録はなかった。特捜部の調べに対し、2人は容疑を認めているという事実関係のみの報道。

厚労省分割案、関係大臣が会合(約4分半)

(ナレーション) 今朝、渦中の舛添厚生労働大臣はこう訴えた。

午前9時すぎ
(舛添大臣) 「いっぺん皆さん暇だったら、私の(国会)答弁回数を数えてみてくださいよ。おそらくトップじゃないかなあ、全大臣では」

(ナレーション) 医師不足や派遣切りなど、厚生労働省がカバーする問題は多岐に渡る。最近では新型インフルエンザの対応に追われている。こうした中、この厚生労働省を分割してはと、6人の大臣が会合を開いた。会合の後、舛添大臣は

(舛添大臣) 「いや、俺はもうあの、朝言ったことを繰り返してきただけ」

(ナレーション) 忙しいのか、足早に去っていった。厚労省の分割を提案したのは麻生総理。

午後6時半
(麻生総理) 「あまり役所(厚労省)が巨大すぎて、いろいろな対応に関しては不満が出てきているという現状に照らして、機能的に事が進められるようなものに」

(ナレーション) どう分割しようとしているのか。(2001年の省庁再編で旧厚生省と旧労働省が一緒になって厚労省ができたこと、2008年度末の職員数5万1733人、今年度予算は約25兆円で省庁の中でトップであることなどの説明) 麻生総理はこの厚労省を年金、医療、介護の分野などを担当する社会保障省、そして雇用や保育、少子化対策の分野を担当する国民生活省の2つに分けてはというのだ。規模がおおきくなった厚労省を分割することで、より国民に効率的なサービスを提供できるようになるという。しかし舛添大臣は

午前9時すぎ
(舛添大臣) 「私は拙速にやるべきではない(と思う)。あの、一番仕事大変で頑張っている人間が言うんで、説得力があると思います。私が一番、そりゃあもう早く楽にしてもらいたいですよ。だけども、そんな、自分の仕事が減るからとか、そのレベルの話はやっちゃダメです」

(ナレーション) 厚労省の分割だけでなく、省庁全体の再編を検討すべきとの考えも示した。さらに政府内からも「どうせ選挙後にならないとできない」との声が挙がる。分割に向けた話し合いはスムーズに進むのか。6人の大臣は明後日、再び協議する予定だ。

(村尾) 「役所が大きくなれば、そこには多くの役人がいるわけで、そこ選挙で選ばれた政治家が大臣として入ってくるわけですね。そうするとやっぱり、1人の大臣でどうしても多くの役人、多くの組織、隅々まで目を行き届からせるのはね、これ、困難ですからね。そこでいろんな問題が生じてくることになるんですけれども、実はこの問題は厚生労働省だけではないんですね。2001年に霞ヶ関の省庁全体の再編をした時には建設省と運輸省、(国土庁、北海道開発庁)これらをまとめて国土交通省、あるいは郵政省と自治省、(総務庁)これらをまとめて総務省にした。こういうところも巨大な役所なんですよね。ですから、厚生労働省のみならず、やはり省庁全体のあり方、これをもう1回再編すべきだと、私は思います」

Pic UPのコーナー
民主党小沢代表代行の秘書保釈

保釈保証金1500万円。大久保被告は「やましいことをした覚えはなく、主張は法廷で明らかにしてまいりたい」とのコメントを出した。

静岡県でも新型インフルエンザ感染者
感染者は静岡市の7歳男児で、22日フィリピンから家族5人で中部国際空港に到着、23日、レンタカーで静岡市に。25日に発熱、今日、検査で感染が確認された。

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報ステ、アメリカの外交の失敗、政府への非難は大好きだが、北批判は絶対しない。

平成21(2009)年5月25日(月)の報道ステーション
(本日の報道内容と構成)
 前日行われた北朝鮮の核実験を約18分20秒報じたが、何が言いたいのかさっぱりわからないコメントの羅列の繰り返しだ。しかも古館キャスターは「暗澹名たる思いがする」「想像を絶する」と思考停止のコメントを言うばかりで、報道番組なら日本の取るべき立場をきちんと述べて欲しいものだ。有害報道と指摘してきた新型インフルエンザの報道は、ようやく中身のある話に触れてきたが、厚生省分割案を主張する読売グループ総帥の渡辺恒雄氏を目の敵にしており、幼稚なやりとりを繰り広げた。
北朝鮮が核実験実施(約18分20秒)

(ナレーション) なぜこの時期に? 北朝鮮の2回目の核実験が世界を震撼させた。

午後4時半すぎ
(麻生総理) 「日米韓で緊密に連絡をして、毅然とした対応で対応していかねばならん」

(ナレーション) ①先月の弾道ミサイル発射に次ぐ今回の核実験。北朝鮮の狙いはどこにあるのか。
(問題ナレーション①)北朝鮮の狙いばかりを読み上げるおバカなナレーションの連続
(防衛省防衛研究所・武貞秀士統括研究官) 「金正日総書記の健康に不安が生じた今、中間成果を出すことに急いでいる。時間との戦いを始めたのが北朝鮮」

(ナレーション) 繰り返し脅威を演出することでアメリカとの直接対話を求める北朝鮮。しかし、オバマ大統領は国際社会の脅威になると、北朝鮮を強く非難した。

(ナレーション) 北朝鮮は今日、2度目となる地下核実験を行ったと発表した。

午後5時すぎ
(朝鮮中央テレビ) 「今回の核実験は、爆発力と制御技術において、新たな高い技術で安全に実施され、実験の結果、核兵器の威力をさらに高め、核技術を絶えず発展させる上での科学技術的な問題を円満に解決することになった」

(ナレーション) ②これが今回の核実験への引き金になったという見方もある。北朝鮮が弾道ミサイルを発射した直後、名古屋大学大学院の春名(幹男)教授はこう指摘していた。

4月6日OAの映像
(春名教授) 「今回のミサイルというものが“脅威”を示せなかったということがあると思います。そうしますとやはり、何らかの形で“脅威”というものを示してくるんじゃないかということで、今、専門家の間でですね、“ひょっとして核実験に踏み切るんじゃないか”という情報もあるんですね」
(問題ナレーション②)③常に北朝鮮側の見方に立ったナレーションの連続
(ナレーション③) この3週間後、北朝鮮も自ら核実験を予告した。(先月29日の朝鮮中央テレビのニュースで「(国連が直ちに謝罪しなければ)我が国は国益を守るために、追加的な自衛措置を取らざるを得なくなる。それには核実験、弾道ミサイルの試験発射が含まれる」と報道する映像)
 (北朝鮮が保有していると見られているプルトニウム型原爆の説明) 「爆縮」と呼ばれる高度な技術が必要とされる。計画通り爆破できるよう制御するために、繰り返し実験を行う必要があるという。

(軍事アナリスト・田岡俊次) 「爆縮をして、(核分裂反応が)臨界状態になるようになる前で、それを飛ばして止めちゃうという(実験の)やり方もある。だから(そのやり方では)核爆発は起きない。アメリカはもちろん(そのやり方で)やってますね」

(記者) 「北朝鮮はできますか?」

(田岡)① 「できないでしょう。おそらくできない」

(今回の地下核実験の影響とみられる揺れについて、気象庁・岡田康雄地震津波監視課長の記者会見での「この地域はあまり地震活動が活発でない地域だということになります。以上を考えますとですね、自然地震ではなくて、何らかの人為的な振動という可能性は否定できないというふうに考えております」との発言部分の映像や、長崎県島原市の九州大学地震観測研究センターを訪れ、松島健准教授から前回の揺れの16倍のエネルギーだという観測結果や、長崎の原爆が20キロトンといわれている長崎の原爆の5分の1程度の大きさにはなるという話など)



(ナレーション) 北朝鮮の核兵器の技術はどこまで進んでいるのか。前回の地下核実験では、その揺れの規模から実験は失敗したと見られていた。しかし、軍事アナリストの田岡氏は失敗ではなく、爆発を制御したのだという。

(田岡) ②「この前の実験の時には、事前に中国に対して4キロトンの核実験をすると(北朝鮮は通告した)。(その制御が)効きすぎて、もっと、多分1キロトン、もしくはそれ以下、800トンとか、それぐらいになったのかもしれません」

(ナレーション) 田岡氏は北朝鮮が既に小型化の技術を手に入れていると見た上で、今回の爆発規模をこう分析する。

(田岡)③ 「前は制御を効かせすぎて、今度はあまり制御を効かせておらんなというだけの話だと。どの程度の威力になるかということを知ることは、これは意味がありますよ、非常に」
(問題コメント①②③)このような情報は北朝鮮情報筋の間では、ほとんど存在しない。情報ソースもわからず、単に視聴者を混乱・攪乱するだけの田岡氏のいつものお騒がせコメント。まったく意味がない。
ニューヨーク、日本時間午後9時すぎ
(北朝鮮・朴徳勲国連次席大使) 「安保理が議長声明を出した時から、我が国は核開発を強化すると明言してきた」

(ナレーション) 北京にある北朝鮮大使館の前で出入りする北朝鮮の関係者をつかまえた。

北京、今日午後
(記者) 「(核実験に)成功したそうですが?」

(北朝鮮の関係者・女性) 「うれしいですよ」

(記者) 「国際社会の批判が広がりそうだが?」

(北朝鮮の関係者・男性) 「批判するならすればいい。我が国のやり方でやるまでだ」

(ナレーション) また、韓国連合通信は、韓国当局の情報として、北朝鮮が先月、テポドン2号を発射した舞水端里から、3発の地対空短距離ミサイルを発射したと伝えている。再度の核実験という事態を受けて、政府は

午後5時前、官邸
(麻生総理) 「核不拡散体制に対する重大な挑戦であって、安保理決議に明確に違反をいたしております。断じて容認できるものではないと」

(記者)① 「これで2度目の核実験になるわけですけれども、北朝鮮の核実験を国際社会が止められないというのはどうしてだと思われますか?」

(麻生総理) 「どうしてだと思いますか?(首をひねって)私に答えられる限界を超えてます」

(問題質問・映像)①日本の無力さを強調するコメントと映像
(ナレーション) 日本政府は追加の核実験を禁じた国連安保理決議の明確な違反だとして、緊急の安保理開催を要請した。アメリカのオバマ大統領も「核実験は国際法違反」と断定するコメントを出した。

テロップにてコメントの紹介
(オバマ大統領) 「国連安保理への露骨な挑発行為により、北朝鮮は国際社会に対しての直接的で向こう見ずな挑戦をしている。大量破壊兵器とその運搬手段の開発を放棄しない限り、国際的な受け入れはあり得ない」

(米マイク・マレン統合参謀本部議長) 「北朝鮮は(4月以降)急に好戦的になり、国際社会から孤立を深めた」

(ナレーション) ④一方、韓国は盧前大統領の自殺によって李明博政権への批判が高まる中、今日の事態を迎えた。

(韓国大統領府・李東官スポークスマン) 「李明博大統領は“まことに失望した。政府はいかなる状況でも動揺せずに、毅然とした対応をしつつ、隙のない安保体制を維持し、国民に不安を与えないように”と指示した」

(ナレーション) ⑤北朝鮮の最大の支援国、中国。夜になってようやく声明を発表した。
(問題ナレーション④⑤)韓国・中国の無力さをまったく報じない報道ステーション。古館キャスターが「建前」としているが、アメリカに厳しい見方をするのと対照的に甘い見方だ。
午後8時すぎ
(中国中央テレビ) 「中国政府は北朝鮮の再度の核実験に断固反対する。(朝鮮)半島の非核化、核拡散への反対、北東アジアの平和と安定維持は、中国政府の確固たる一貫した姿勢だ」

テロップにて
(ロシア外務省の声明) 「北朝鮮の実験は国連決議に違反している。核拡散防止への努力に強烈な一撃を加えた」

(ナレーション) 国連安全保障理事会は、日本時間の明日未明にも緊急会合を開き、新たな精彩措置など、対応を協議する見通しだ。

25日、デンマーク
(潘基文国連事務総長) 「私は北朝鮮による核実験の報道を聞いて、大変憂慮している」

(ナレーション) 航空自衛隊百里基地など3ヶ所から、今夜T4練習機が飛び立った。向かった先は日本海。核実験によって空中に飛散した核物質を採取するためだ。

(古館) 「まあ印象としては、各国とも建前を言っているわけですよね。では、そのアメリカ、中国、そして北朝鮮、一体、どんな事情、どんな思惑を今、抱え込んでいるのかというあたり、3人の専門家にそのところを聞いております」

(ナレーション) ⑥ミサイル発射から2ヶ月足らずというタイミングで行われた核実験。北朝鮮の狙いはどこにあるのか。

(防衛省防衛研究所・武貞秀士統括研究官) 「本当に、真剣に核弾頭とミサイルを持とうとしているということで、短い間に2つの大きな実験をしたということで、国際社会に与えたインパクト倍増しましたよね。心理的な効果も考えた上で、核保有国として、正式な席を与えてくれという考えなんでしょうね」

(ナレーション) ⑦核実験を受けて、北朝鮮に対する非難の声が高まるのは間違いない。北朝鮮にとってメリットはあるのか。
(問題ナレーション⑥⑦)北朝鮮の狙い、メリットだけを北朝鮮の見方に立ってコメントを集める報道ステーション。日本はいったいどうすべきか、という視点がまったくない。
(武貞) 「弾道ミサイル技術については、おどろくべき速度で改善されていると見ていいですね。それに今回の核爆発が加わったということで、これはますます北朝鮮の核兵器製造能力を軽く扱ってはいけないと国際社会は見始めるでしょうし、また、甘く見てはいけないなというふうにオバマ政権は考え始めるでしょう。なぜ外交的なダメージとかコストを覚悟してまでここまでやるんだろうかということで、オバマ政権はいよいよ北朝鮮には核兵器をつくる論理があるんじゃないか”と検討するきっかけになるかもしれない」

(ナレーション)⑧ 核廃絶を訴えながら、北朝鮮に核実験を強行されたオバマ政権。

(名古屋大学大学院・春名幹男教授) 「今回の核実験を受けてアメリカが考えるのは、外交というアプローチがうまくいかないんじゃないかと、そういうふうに考えてもいいとおかしくないと思うんですね」

(ナレーション) ⑨ブッシュ政権の最後の2年間、アメリカは路線を転換し、北朝鮮との対話を重視してきた。北朝鮮が核の放棄をアピールすると、アメリカはテロ支援国家の指定を解除した。

(春名教授) 「核施設の無能力化というのを進めたにもかかわらず、今回の核実験はどうも成功というふうに伝えられえているわけなんですね。そうすると無能力化どころか、核兵器の高度化、あるいは小型化、軽量化にまで成功したんじゃないかいうことになりますと、外交の失敗ということも指摘されざるを得ないわけなんですね」

(ナレーション) ⑩対話路線を掲げるオバマ政権は難しい舵取りを迫られている。
(問題ナレーション⑧⑨⑩)アメリカだけを責める報道ステーション。6カ国協議の主宰者であり、北朝鮮に甘い対応をしてきた中国への責任はどうしたのか!中国から口止めされているのか?
(春名教授) 「イランはですね、あと1年ぐらいで核兵器1個分の高濃縮ウランを持つというふうにいわれているわけなんですね。そうすると北朝鮮に対して強い態度に出なければ、イランも、これは堂々と核兵器の開発を進める恐れが十分あるわけなんです。中国、ロシアも(前回の)ミサイル発射の時には、割合と容認するといいますか、容認はしてないんですけれども、安保理の決議というのを反対したわけなんですね。国連安保理議長声明という形でまとめたわけなんですけれども、しかし今回のような状況になりますと、(アメリカは)なかなか折れるわけにはいかない。中国、ロシアもその事情はよくわかると思いますので、安保理での厳しい決議ということが可能性として出てくると思います」

(武貞) 「厳しい制裁は、北朝鮮に対しては科さないような方向に流れる可能性の方が大だと思います。国際社会と北朝鮮との間、日米韓、そして北朝鮮の間、中国が仲介をして説得をしましょう、そういう役割に注目が集まりますよね」

(ナレーション) 今回の核実験には北朝鮮国内の主導権争いが絡んでいると指摘する専門家もいる。

(関西大学・李英和教授) 「この1年、2年の間は金正日総書記の義理の弟、張成沢氏が事実上、国政を切り盛りしてきたんですね。しかし権力は磐石ではない。張成沢氏をけん制しようとする勢力が存在する。それは軍部だと」

(ナレーション) 軍部がミサイル発射や核実験を強行しているというのが李英和氏の見方だ。

(李教授) 「盧武鉉前大統領の突然の自殺ということを受けて、北朝鮮の政府が哀悼の意を正式に表明すると。それと同時に核実験を行うというのはどうもちぐはぐなんですよね。これを見ますと、ある政策については張成沢氏が主導し、別の政策、ミサイル実験や核実験については軍部が主導して勝手に進めていると。バラバラになっていると(これは重要)。統一性が見られないというのが、この間の顕著な現象だと思いますよね」


(古館)① 「えー、緊急の国連安保理、その会議がですね、日本時間の明日早朝あるということで、そこも注視しなければいけないと思いますが、しかし一方で一色さんね、本当に私たちも、繰り返し繰り返し、アメリカ外交の北朝鮮に対する失敗を見せつけられてきましたし、クリントン政権以降を見てもですね。それから今まで、中国、あるいは国連をもってしても、結果、北朝鮮を制御できないでここまできたしまったってことを考えると、まあ一方では暗澹たる思いにもなってしまうんですがねえ」
(おバカコメント①②)自分たちの思惑で勝手に中国に期待しておいて、制御できなくなったから「暗澹たる思いになってしまう」古館。中国は戦略的に北朝鮮問題については最初からまったく期待できなかったはずなのに、それがわからない大バカ。下も②も同じ。
(一色) 「それに早いですよね、今。先月、核実験をすることをちょっと示唆したりしてましたけど、もう少し先のことかと思ったら、もうね、こんなに早く核実験をするということで、テンポが非常にアップしてますよね」

(古館) ②「日本政府も、もうちょっと先というふうに見ていたんじゃないでしょうかねえ」

(一色) ③「そうですね、ほんとに。まあ狙いはもちろんアメリカを、まあアメリカとの国交正常化をしたいわけですから、アメリカを交渉の場に引っ張り出して、それでその際、自分達が強い立場に立てるというようなことが、まあ当然、狙いとして考えられるわけですけど、アメリカもここまでやられると、動くに動けないでしょうしねえ。ですからまあ、ほんと、北朝鮮のこの危ないやり方に対して、何とか、それ、止める手だてはないものかと、非常にもどかしい感じがするんですけれども、結局、アメリカと中国を中心とした国際社会が結束して、そして北朝鮮に“こういうことをしてもいいことはないんだよ”ということをわからせていくしかないんでしょうね

(古館) 「それが今まで全くできてないと言ってもいいですし、北朝鮮もそういうことを聞き入れるような体ではない状態が続いてきてるわけでね」

(一色) ③「確かに。だから、じゃあどうしたらいいのかっていうのは、なかなか難しい問題ですね」

(古館)④ 「これはですね、やっぱりここは一つ、冷静になんなきゃいけないのは、まあ核の小型化、軽量化、高度化というものがどこまで進んでいるのかを徹底的に各国と連携して調査していかなきゃいけないということと、日本は何といっても拉致の問題を抱えてますからね。拉致家族会の方々の、またこういう時の思いということを想像すると、もう絶するものがあります」
(国際情勢に疎いおバカな2人のやりとり①②③④)
一色コメンテーターは、「アメリカと中国を中心とした国際社会がわからせていく」としか言えず、日本はどうすべきかはまったく頭にないバカ。古館キャスターは、「日本は拉致の問題を抱えているから想像を絶する」と言って、頭が真っ白になっている。今回の件は、日本にとってはある意味でチャンスであり、思考停止状態に陥り、軍事力で日本が自力防衛をする好機であることがまったく2人ともわかっていない。
新型インフルエンザ関連(約5分20秒)

 第一三共が1日1回、粉末の薬剤を口の中に噴霧するタイプのインフルエンザ薬を開発中として、第一三共の開発担当者の「長時間作用するのが特長であり、吸入剤として開発中です。現在、臨床試験の最終段階にあり、2009年度中の申請を目指しています」という話をテロップとナレーションで紹介。また、塩野義製薬が点滴タイプを開発中とも紹介。

 タミフルを製造するロシュ社が作成したCGの映像を流しながら、インフルエンザウイルスの増殖を阻止するタミフルのメカニズムをナレーションで説明した後、
(筑波大大学院人間総合科学研究科・永田恭介教授) 「(タミフル・リレンザの)いずれも、もう既に耐性ウイルスっていうのが出てます。したがって、違う作用メカニズムの薬というのがいつの時代も求められているということになります」

(ナレーションとテロップ・要約) 永田教授と横浜市立大大学院・朴三用准教授は、タミフルなどの作用とは違った薬を作る方法を開発した。その薬効メカニズムは、細胞に入ったウイルスが増殖する際に必要なたんぱく質「RNAポリメラーゼ」は3つに分かれているが、これが結合するのを阻止してウイルスを増殖させないようにするもの。この方法だと、新型はもちろん、鳥インフルエンザウイルスなどのウイルスにも効果があると見られている。

(永田教授) 「日本から新しい薬が、違う作用メカニズムのものができればできるほど、それは大変、僕は結構なことだと思います。変異ウイルスというのはすぐにできますから、違うメカニズムで、違う薬効を持ったものを探していくというのは、これからも未来に向けて、大変重要だと思います」

 これら新薬開発に関することに続き、今日から兵庫、大阪のほぼ全ての学校で授業が再開されたこと、河村官房長官の「1つの終息の方向に向かっているなという感じは私自身、持っております。さらに感染防止対策ということは手を緩めずにやっていかなきゃいかんだろうと、このように考えております」という記者会見の発言部分、福岡県に滞在中のアメリカ人が新たに感染していることが判明し、国内感染者数が348人になったことを報じる。

(古館) 「まあ本当に終息の方向に向かってくれるなら一番いいわけですけれどもね。ただ、秋、冬、秋以降の動きがどうなるのか、その他のインフルエンザの動きも見ていかなきゃいけませんしね。そうすると冒頭の方でですね、取り急ぎお伝えした、製薬会社が新たな薬を開発していると。そして、大学での研究も進んでいるということを考えますと、これは幾種類もあるようですが、これはあの、やはり日本の薬事行政といいますと、遅いとか、いろんなことが今まで言われてきているわけですね。なにせ薬ですから、慎重に認可するということももちろん重要、一方でインフルエンザ対策として、迅速に動いていくということとは矛盾しないと思うんで、その両輪でぜひ動いてほしいなということを強く思います」
(ようやく新型インフルエンザで「あおり」を止めた報道ステーション。もう少し早く気づいて欲しかったが、彼らはまた同じことを繰り返すだろう)
厚労省分割案の舞台裏(8分半)

(ナレーション) 今朝、3人の大臣(与謝野大臣、甘利大臣、河村官房長官)が総理官邸に集まった。話し合われたのは、突如浮上した厚生労働省の分割案だ。

午前9時、官邸で
(甘利大臣) 「一大臣が抱えきれる範囲をかなり超えている。もともと舛添さんは“これじゃ俺は死んじゃう”とか言っていたじゃないですか(笑い)」

(ナレーション) この場で示された与謝野大臣の私案をベースに、週内にもたたき台がまとめられる見通しだ。分割案の発端となったのは、与謝野大臣が運営する安心社会実現会議。この場で分割を強く迫ったのは、読売新聞の渡辺恒雄会長だった。

5日の「安心社会実現会議」(政府インターネットテレビより)
(渡辺恒雄)① 「今、厚生労働大臣はまるで千手観音の如くですね、朝から晩までテレビに出てるけれどね、これ、いくらなんでもですね、1人の人間で20数兆円の予算の執行を統括する大臣っていうのはおかしいと思うので」

(ナレーション) 厚労省の分割は渡辺氏の持論でもある。

15日、安心社会実現会議
(渡辺恒雄) ②「政府として取り上げていただけるかどうか、麻生総理大臣にご意見を伺いたいと思って来たんです」

(麻生総理) 「国民生活に力を入れるための省を1つ作ったらどうかと、基本的にそう思っておりましたんで、検討してもいいと思います」

(渡辺恒雄) ③「だからその厚労省の中で、今、国民が非常に不安に思っている部分も、この“国民生活省”の中に入れていただけるのかどうかと」
(問題コメント映像①②③)麻生内閣の主導権を握ろうとする読売グループ・渡辺恒雄氏のコメントに関し、これでもかと攻撃を加えていくテレビ朝日。なんだか醜いマスコミ同士の攻防だ。
(ナレーション) この問いに対し、麻生総理は、医療・介護・年金を担う「社会保障省」と、雇用や少子化対策、(男女共同参画)などを担う「国民生活省」の2つに厚労省を分割する(内閣府の関連部局を併合して)という考えを示した。

15日、官邸で記者に囲まれ
(渡辺恒雄) 「(分割の)準備はすると思うね、内閣が継続すれば。しなきゃ、今度は野党にやってもらえばいいんで。野党だってわかってるんだよ、そんなことは」

(ナレーション) そして先週、麻生総理が分割を検討するよう、正式に指示を出したことで事態は一変した。

19日、記者会見で
(舛添厚労大臣) 「問題提起としては重要だというふうに思ってます。ただ、どういうふうに分けるかっていうのは、プラスマイナスあります。体がいくつあっても持たないというような状況であることは皆さん方も私も同じなんで。しかし、そういうことだけで物事は決められません」

テロップにて
(総理周辺)① 「発案したのは渡辺さん。これに麻生さんが飛びついたんだよ」

(ナレーション) しかし、唐突な分割案に

午後5時半、記者会見
(自民党・尾辻秀久参院議員会長・元厚労大臣) 「最初に分割ありきの議論ではまずいと思います。まず社会保障をどうするかという大きな議論をすべしと。ただ単に大きいからと言うならば、じゃあまた議論は、総務省は大きいの大きくないのと、そんな議論にもなりますし」

22日、記者会見で
(自民党・笹川尭総務会長) 「大きいのは当たり前なんですよ。合併させたんですから。(保利)政調会長は“多少、不愉快だ”と言ってました。“多少”って言ってましたけどね、多少じゃないと思いますが。全然、聞いてませんから、僕ら」

(ナレーション) さらに先週。与謝野大臣らが、文部科学省が所管する幼稚園と、厚労省が所管する保育園を一体にする「幼保一元化もを取り上げ、麻生総理はこれも検討するよう指示をした。
「幼保一元化は、その調整の難しさから、歴代の内閣が全く手をつけられなかった領域だ。

20日、官邸
(麻生総理) 「我々としては幼保一元化に限らず、いわゆる母子とか、若い人とか、子どもの少子化とか、もう少し今の時代に合ったようなもの考えた方がいいのではないかと」

テロップにて
(自民党幹部)② 「厚労省の分割とか幼保一元化とか、そんな簡単な話じゃないよ。総理にはきちんと考えてものを出してもらわないと」
(問題テロップ①②)匿名のコメントを作り、これでもかこれでもかと渡辺案をやっつけようとする幼稚な手法。
(政府関係者) 「厚労省と文科省にまたがっているし、保育園や幼稚園の政治団体も反対するし、無理だ」

(ナレーション) 厚労省をめぐっては、批判の的となってきた社会保険庁が来年廃止され、新たに「日本年金機構」が設置される。その整理もないままでの分割案。一方、民主党は焼け太りになりかねないと批判を強めている。

午後5時
(民主党・長妻昭議員) 「事務次官のポストが増えてですね、官僚主導政治が強まると、目が届きにくくなると、分割して。そういう懸念も今の政権ではあると思います。喜ぶのは官僚だけ。ポストが増えると、こういういうことになりかねないと思います」

(ナレーション) 厚労省は国の予算の半分を占める巨大官庁だ(2009年度、一般歳出51・7兆円、厚労省予算25.2兆円)。しかし、旧厚生省と旧労働省が統合して8年を経ても、縦割り行政やたすきがけ人事への批判は尽きない。橋本内閣時代に総理秘書官として省庁再編に携わった江田(憲司)議員(無所属)は、議論の拙速さを批判する。

(江田議員) 「前回の中央省庁再編は問題点もあります。そういうことを全部ひっくるめて、もう1回、省庁再々編をするというならわかるんですけれども、厚生労働省だけに照準をあてて分割する、検証しないままに打ち出していくというのは、まさに選挙対策目当てと言わざるを得ませんね」

(ナレーション) 突如、浮上した分割案。骨太の方針や自民党のマニフェストにも盛り込む方向で調整が進められている。

(古館) 「なぜ少子化かといえば、一色さん、やっぱり子育ての難しさってことがあるわけで、幼稚園、そして保育園、これも待機児童の問題もありますよね。そういう背景の中で、幼稚園と保育園の一元化っていえば、とってもいいように思うんですよね。今までは管轄が文部科学省と厚生労働省で分かれてるっていうのも変なわけですから。それは一元化の方向へ動く。で一方では、そうじゃなくても縦割りだっていわれる役人世界の中で、厚生と労働が一緒になっても縦割りなのに、縦割りをまた縦割りをするかのように分割するっていって。ちょっとにわかについていけないんですけどね」

(一色) 「まあ、それに、そもそも総選挙直前に、十分な議論もせずに、まあこういう結論というか方向性をですね、導こうとすること自体が、やっぱり無理がありますよね」

(古館) 「ええ」

(一色) 「もともとこれ、90年代後半の橋本龍太郎首相の時の橋本行革で、省庁再編でできたんですけど、厚生労働省以外にも大きすぎると言われるところはあるんでよね。たとえば総務省もそうですし。これは郵政省、自治省、総務庁ですよね。それから国土交通省が大きいと言う人もいますよね。建設省と運輸省なんかが一緒になってすんですけれども。そういういろんな、まだ大きすぎるとか、いろんな議論は他にもあるわけでですね、このことを議論して突き詰めていくと、結局、橋本行革は何だったのかとかですね、橋本行革を否定するような大きな話になってくるわけですね。それ自体、別に議論としては有益な議論だと思うんですけど、そういうことをきちんと議論をした上で、じゃあ全体的にはどうしたらいいのか、あるいは厚生労働省だけでいいのかというようなところの議論に導いていくいみたいな、割ともう少しちゃんと話をしないといけない話だと思うんですよね。それがつい、もう本当に1ヶ月も前じゃないですよね。もう慌ててバタバタっと出てきた話で、ちょっと拙速だと私も思いますね

(古館) 「こういうのはかなり揉まないといけないと思うんですよね」

(一色) 「ええ、そうですね」

(古館) 「まず発案から揉み合いがないとね」

(一色) 「まああの、自民党のマニフェストに入れて、それを有権者に問うということは、それはそれでいいとは思うんですけどね。ただ自民党がそこまでまとまるのかどうかというところもありますけどね」

(古館) 「年金、それから医療、介護の大問題、雇用と、これもう、それぞれまあ、いろんな問題があるわけですよね。不祥事もあります。問題もあります。金の運用の問題もある。こういった、今挙げた一番大事な部分、国民生活の。これの中身、体質を変えないで、バーンと2つに割れば、何かが起きるのかって、これはにわかに信じがたいですよ」

この後、東関親方(元高見山)が来月65歳を迎え相撲協会を定年退職し、「東関」の年寄も後任の親方が襲名するとして、「相撲人生に別れ」と題し相撲界引退のニュースを、昨日の本場所千秋楽後の会見の様子や現役時代のエピソードなどを交えて報じる。スタジオで古館と一色が回顧談を繰り広げる場面も。今日、この日に4分半報じなくてもいいのでは???


平成21(2009)年5月25日(月)のZERO
(本日の番組構成と報道ステーションとの比較)
北朝鮮の核実験に関しては、25分半を使って報じ、構成上は報道ステーションとさほど変わらない。ただ、麻生首相や河村官房長官ら日本政府の主張もしっかり報じているところが違うことと、今回の件は、「外交ではなく、軍事である」して北朝鮮の核の小型化を危惧する武貞氏のコメントを紹介。極めて重要な視点だが、同じコメンテーターを起用して途方に暮れてばかりいる報道ステーションとはやはり違う。
北朝鮮が核実験実施(25分半)
オープニングで出演者の挨拶の際、画面下に今日の特集は後日放送する旨のテロップが入り、冒頭の24Hも潰し、北朝鮮の核実験のニュースから入る。

朝鮮中央テレビで核実験実施を伝えるニュースの映像に続き、街で新聞の号外が配られる映像

午後1時ごろ、都内、新聞の号外を見て
(60代と思しき男性) 「核が? 核の実験ね。あっ、これは大変だね」

(30代と思しき男性) 「近いんで、嫌だなというのが正直な感想です」

豊渓里の地下核実験場から200キロ離れた中朝国境の延吉にいる中国人女性に、実験が行われたとされる午前9時54分当時の様子を電話取材。

(中国人女性・日本語で) 「延吉市内の中学校なんですけれども、5階、6階にいる人たちが結構揺れを感じて、机のものとかが結構揺れたりしてたんですね。それで何人かが気持ち悪くなって、市内のすべての学校が午前中、みんなもう運動場とかで、グラウンドでみんな非難されて、午後にもすごいものが来るよみたいな噂が流れちゃって、怖くてみんな避難した」……中国人女性となっていたが、日本人が話す日本語のようだった。ちょっと疑念が。

午後0時半すぎ、記者に囲まれて
(河村官房長官) 「核実験を北朝鮮が行ったということになりましたら、断じて容認することはできません」

正午すぎ、官邸を移動する麻生総理に向かって
(記者) 「総理、北朝鮮が地下核実験をしたと発表しましたが? 総理」

(麻生総理) 「……(無言で歩き去る)」

午後5時半ごろ、記者会見
(藪中外務政務次官) 「実験そのもの、それが今日行われるということについて事前に察知していたということはありません」

(ナレーション) 核実験について、事前に情報は入っていなかったという。北朝鮮は先月5日のテポドン2号の発射からわずか50日後の今日、核実験に踏み切ったことになる。そして、夕方の北朝鮮の国営テレビでも核実験の成功は伝えられた。

午後5時すぎ
(朝鮮中央放送) 「今回の核実験は大きな爆発にもかかわらず、安全に行われ、核兵器の威力をさらに高められた」

(ナレーション) このニュースに、被爆地広島では被爆ら100人による抗議の座り込みが行われた。

(40代と思しき女性の広島市民) 「核実験、核実験で、それが当たり前のような感じで行われる国なので、やめてもらいたいですね」

(70代と思しき女性の広島市民) 「私はどんな理由があっても、核兵器はつくるべきではない」

(ナレーション) 今日の核実験、北朝鮮の人はどう受け止めているのか。北京にある北朝鮮大使館では

(北朝鮮大使館関係者・男性) 「批判するならしてもいいが、我々は自分のやり方でやる」

(記者) 「成功したとしたら?」

(北朝鮮大使館関係者・女性) 「うれしいです」

今日の平壌市内の街の映像を流しながら
(ナレーション) そして、今日の平壌市内は通常通りに見える。市民は核実験があったことを知らされているのだろうか。

電話取材で
(記者) 「核実験成功の報道は知っている?」

(平壌市内のホテル従業員) 「はい、知ってます。私たち独自の力で地下核実験に成功したことを、私たち人民は大きな誇りに思っています」

(ナレーション) 北朝鮮は今日、さらに地対空ミサイル3発も発射。射程は120キロと、日本には届かないものだという。

0時半すぎ、気象庁の記者会見
(関田康雄地震津波監視課長) 「5月25日(午前)9時55分ごろ、これは日本時間でありますが、気象庁におきまして、北朝鮮付近を震源とします地震波を観測いたしました。この地域はあまり地震活動が活発でない地域だということでございます。以上を考えますと、自然地震ではなくて、何らかの人為的な震動という可能性は否定できないというふうに考えております」

東大地震研究所を訪れ、海半球観測研究センターの竹内希氏による今回観測された揺れの波形と自然に発生する地震の違いの解説、核実験はどのように行われたのかの説明(CGとナレーション)

(ナレーション) 今日、韓国の国防省高官もこう証言した。

今日夕方
(韓国国防省・黄義敦情報本部長) 「今年3月から豊渓里の西側坑道で工事が活発に行われ、4月から車の移動も確認された。昨日まで工事用資材の移動が行われるなど、核実験の準備が活発だった」

(ナレーション) さらに連合ニュースによると、豊渓里の地形の変化が確認されたという。北朝鮮は先月、長距離弾道ミサイルのテポドン2号を発射している。気になるのは、北朝鮮がどの程度、核を兵器として使うことができるのか。(プルトニウム抽出→起爆装置を開発→核実験→小型化→ミサイルに搭載という核兵器開発のプロセスの説明) 北朝鮮は小型化の技術を持っているのだろうか。

(核実験に詳しい東京工業大学・澤田哲生助教) 「今回の実験で小型化をどの程度実現する、あるいはそのメドが立ったか、これは全くわかりません。前回と比較して(今回は)爆発威力で4倍くらい出ている。これは何らかの技術的な向上があったと考えるのが妥当ではないかと思います」

(ナレーション) つまり、核物質を爆発させる技術は進歩したと見られるが、ミサイルに載せるなど、実際に兵器として使用するための小型化の技術があるかまではわからないという。日本国内では、核実験による放射線の変化がないか観測が続けられている。現時点では異常なデータは確認されていない。さらに防衛省は今夜、空気中の塵を採取するため、自衛隊機を北朝鮮方面に飛ばした。今後、これを分析し、実際に核実験が行われたのか、確認する予定だ。

(ナレーション) 午後5時40分、日本政府は安全保障会議を開き、改めて国際社会に強く訴えていく考えを示した。

午後4時半、官邸
(麻生総理) 「核不拡散体勢に対する重大な挑戦であって、安保理決議に明確に違反をいたしております。断じて容認できるものではないと。したがて、安保理決議を求めていくのは当然です」

(記者) 「国際社会がこうやって止められないというのはどうしてだと思われますか?」

(麻生総理) 「どうしてだと思いますか?(首をかしげて)私に答えられる限界を超えてます」

(ナレーション) 北朝鮮の核実験に対し、世界はどう対処するのか。2006年に北朝鮮が初めて核実験を行った際、国連安保理は北朝鮮に対し、核実験を行わないことを求める決議を採択した。つまり、今回の核実験は国連安保理の決議違反というわけだ。日本は国連に安保理の緊急会合の開催を要請。会合は日本時間の明日早朝にも開かれるとみられる。前回の核実験の際、総理を務めていた安倍元総理は

今日、記者に囲まれ
(安倍元総理) 「核保有は認めない。核を放棄させるまで厳しい対応をとるべきだろうと思います。我が国の独自の制裁が必要ですね」

(ナレーション) 拉致被害者の家族からも北朝鮮に対する憤りの声が挙がった。

(拉致被害者家族会・飯塚繁雄代表) 「相当きつい制裁なりを加えていかないと、北(朝鮮)が目が覚めないと」

(ナレーション) 一方、韓国では李明博大統領が声明を発表。

ソウル、午後4時前
(韓国大統領府・李東官報道官) 「北東アジアを含む世界の平和と安全への深刻な脅威であり、核拡散防止体制に対する重大な挑戦だ」

(ナレーション) さらに国連の常任理事国であるアメリカ、中国、ロシアも相次いで北朝鮮を批判した。

テロップにて
(オバマ大統領の声明) 「核実験などの挑発行為は、北朝鮮をさらに孤立させるだけだ」

(ナレーション) 中国は

(中国CCTV) 「中国政府は北朝鮮の核実験に対し、断固たる反対を表明する」

(ナレーション) そしてロシア(外務省)も「安保理決議に違反している」と、北朝鮮を強く批判した。こうした中、アメリカ・ニューヨークで北朝鮮の国連代表部を直撃した。

ニューヨーク、日本時間午後9時半ごろ
(北朝鮮国連代表部・朴徳勲次席大使) 「我が国への敵対視にはっきりと核の抑止力を持っただけ」

(記者) 「それでなぜ核実験なんですか?」

(朴次席大使) 「……(質問に答えず歩き去る)」

(村尾) 「青山さん、日本政府は今回の核実験、どれほどの脅威と捉えているのでしょうか?」

(政治部・青山和弘記者) 「脅威かどうか、その最大の焦点はVTRにもあった核兵器の小型化。つまり、日本に向けたミサイルに載せられるかどうかなんです。この小型化について分析を急いでいますが、政府内では“まだ未知数”との認識が大勢です。またある防衛省の幹部は“この核実験は政治的パフォーマンスの色彩が濃い”との見方も示しています。その一方で、北朝鮮の核兵器技術が進歩していくことは絶対に見過ごせないとの認識では一致しています」

(村尾) 「青山さん、日本はどう対応しようとしているんでしょうかね?」

(青山) 「はい、麻生総理は国際社会に強く訴えて、国連などで何とか結束していきたいと考えています。しかし裏を返せば、日本独自の対応にはもう限界が見えているということもあるんです」

VTR
(外務省・薮中事務次官) 「累次の日本の措置、制裁措置等でですね、実際に(北朝鮮との)経済的な取引、これは非常に限りなくゼロに近いような形で減少してきている。本当に効果的な対応ということが必要だろうと(思っています)」

(青山) 「独自制裁は万景峰号の入港禁止など、既にかなりのレベルにまで上がっています。そうした中、麻生総理は今日午後、早速、韓国の李明博大統領と電話で会談したほか、現在はアメリカのオバマ大統領との電話会談も調整しています。総理周辺は“日本だけでできることはない。アメリカに頼るしかない”と言い切っています。政府の対応に日本外交の現実が垣間見えます」

(村尾) 「続いて韓国です。大滝さん、北朝鮮の核実験の背景には何があるんでしょうか?」

ソウル
(大滝公成) 「はい、ひと言で言えば、力をつけてアメリカと交渉したいというのが、北朝鮮の狙いです。気になりますのは、北朝鮮が急いでいる印象が見受けられることです。北朝鮮が国連安保理の議長声明に反発して核実験を行うことも辞さないと予告してから、実際に実験に踏み切るまではわずか1ヶ月足らずでした。さらに1回目の核実験の時と比べてみますと、前回はまずミサイルを発射して3ヵ月後に行いましたが、今回は50日後ということになり、およそ半分です。背景には、対外的な交渉以外にも、北朝鮮自身が抱える問題がありそうです。北朝鮮は2012年までに“強盛大国”、強くて盛んな国をつくることを目標としていますが、金正日総書記の健康不安は依然としてくすぶり続けています。 後継問題も睨み、できるだけ早く技術を確立したい。そしてアメリカとの交渉を急ぎたいという思惑が透けて見えます。韓国国防省の高官は今日、“北朝鮮は今後、弾道ミサイルの発射実験などを行って、アメリカへの圧迫をさらに強めるだろう”という見方を示しました。北朝鮮の瀬戸際戦術はさらに加速する恐れがあります」

(村尾) 「そして今後の焦点は、アメリカ政府がどう対応していくかです。ワシントンの赤堀さん。オバマ政権はどのように反応しているのでしょうか?」

ワシントン
(赤堀有一) 「北朝鮮の核実験を受けて、オバマ政権はこれまでの対話路線の転換を迫られています。オバマ大統領は声明で北朝鮮を厳しく批判した上で、核実験と短距離ミサイルの発射は全ての国にとって非常に懸念される問題であると指摘しました。ここで注目されるのは、オバマ大統領が“全ての国”という言葉を使っていることです。北朝鮮の核実験は東アジアや国連安保理だけの問題ではなく、世界全体への挑発であるとの認識を示したわけです」

(村尾) 「今後、具体的にアメリカはどう動くんでしょうか?」

(赤堀) 「アメリカはまず、国連安保理での新たな決議の採択に向けて、日本などと連携して働きかけを強めていくと見られています。またアメリカ議会では、北朝鮮への批判が高まる可能性も出てきています。上院で外交関係委員会の委員長を務めるジョン・ケリー議員は訪問先の北京で北朝鮮を厳しく非難しました」

VTRで
(上院外交委員会ジョン・ケリー議員) 「核実験は愚かな行為だ。北朝鮮に何の利益ももたらさないだろう」

(赤堀) 「パキスタンやアフガニスタンの情勢と比べて、北朝鮮の問題はオバマ政権にとって優先順位が低かったと言えます。今回の実験強行を受けまして、外交課題として、今後、北朝鮮問題の優先順位が上がるのは確実な情勢です」

(村尾) 「武貞さん、まず今回の北朝鮮の核実験の狙い、これは何でしょうか?」

(防衛省防衛研究所・武貞秀士統括研究官) 「そうですね、こういう実験をすると、必ず北朝鮮は外交をやってるんだと、交渉の駆け引きをやってるんだという話が出てきますけども、そうじゃないんですね。軍事をやってるんですね。完全な形の核兵器を作ってしまいたい。そして完全な形の核兵器を作れば、核抑止力を持つことになる。アメリカと交渉できるじゃないかと。そして、アメリカに対する抑止力っていうものを完全に持つことができると。そこには非常に遠大な、統一政策に絡んだ構想があるんですね」

(村尾) 「外交というよりも、これは軍事的な色彩が非常に強い実験だったと?」

(武貞) 「そうです。外交上のダメージも覚悟の上で軍事をやってるんだと。完全な核を持てば、これは北(朝鮮)にとっては展望が開けてくるんだと、そういう考えがあるわけですね。まず核実験。これは2006年10月9日にやりましたけれども、核実験は必ずしも十分な爆発をしなかったんですね。ですから、最も北(朝鮮)の弱点は、核実験を完全な形で行うと。規模も小さかったんですね。核実験が十分にできなかった、爆発しなかったということで、“いや、あれは核保有国ではないんだ”という見方もずいぶんあったんですね。それを修正してもらう。国際社会にもアピールする意味で、今回は非常に重要なイベントであったと言えるでしょう。もう1つはそれをもとに核弾頭の小型化をしなければならない。ミサイルの先につけることができなくなりますから、ですからこの小型化っていうのも重要な作業です。これは90年代の半ばから相当進んできて、小型化の実験も100何十回やってきてますね」

(村尾) 「この小型化の意味はミサイルの頭につけるために小型化するという?」

(武貞) 「そうです。4月5日のテポドン2号の第3段目にはおそらく人工衛星か、あるいはこの小型化された核弾頭をつける予定のスペースがあったはずですね。もう1つはミサイル技術の改善。これは延長しなければならない。ワシントンまで届く1万2000キロまでの射程を持つミサイルを持つと。この3つが揃えば、完全な核兵器となって、アメリカに対して、“動いたらこれを撃つぞ”と、朝鮮半島の問題では中立化してくださいという完璧な核兵器ができることになるわけですね」

(櫻井翔) 「1つ気になるのはこのタイミングなんですが、先月、ミサイル発射を受けて、4月13日、国連安保理でミサイル発射を非難する議長声明が採択されたばかりで、なぜこのタイミングなんでしょうか?」

(武貞) 「そうですね、あんまり短い間に、こうやって実験を、今度は核実験をやったということで、ちょっと早すぎるんではないかという見方があるんですけれども、必ずしもそうではない。続けてやることによって、ミサイルも実験をした、核の実験もした。やはり本気で、バランスの取れた核を作ろうとしてるんだと。心理的な相乗的な効果を狙ったと。むしろタイミングを考えて、早く早くやろうとしていると。そういう印象がありますよね」

(村尾) 「先月、オバマ大統領がプラハで核廃絶の演説をしましたけれども、これとの関連性は何かあるんでしょうか?」

(武貞) 「核は廃絶しようということが最終目標だと言ったことによって、核を本当に開発して持ってしまえば、核廃絶ということを目標にしたオバマ政権は、北朝鮮をもっとレベルの高い相手として、対等に扱ってくれるんではないかと。今まではエコノミー席にいたんだけど、今度はビジネスクラスのシートにも招いてくれるんではないかと。もっと対等にやってくれということをアピールを込めて早く早く実験をしようとしてる。そういう印象を受けますね」

(村尾) 「今、武貞さんがおっしゃったこと、ちょっと整理しますとね、今現在、核保有国というのは、ロシア、アメリカ、フランス、イギリス、中国、イスラエル、インド、パキスタンまで8つの国が今は核保有国なんですけれども、これに、先ほどのエコノミークラスと言われた北朝鮮が、こちらの国に仲間入りしたいとすれば、アメリカに対して交渉力を持てるのではないかと、そういう意味ですね?」

(武貞) 「9番目の核保有国として認められれば、これで9つの中の1つの一角に入るわけですね。今まではイランのように、持ってる持ってないかわからないカテゴリーに入っていた。今度は持ってしまった。そうすると、イランよりももっと先に対等の相手として、核クラブ入りができるんではないかと、そういう思いがどうもこもった実験だという印象を受けますね」

(村尾) 「今回の北朝鮮の核兵器の開発レベルなんですが、これはまだ実験段階にとどまっていると考えていいのか、もう実戦配備できる能力を備えているのか、どう考えたらよろしいんでしょうか?」

(武貞) 「まあ弾頭の小型化がどこまでいってるかわかりませんから、これは何とも言えませんけれども、もう相当のレベルまでいっていると。今回の実験が規模が大きいですね。短い期間で相当修正をして、核実験も規模の大きいものをやったと。相当、いろいろなところから技術が北(朝鮮)に流入してるという可能性もあると思いますよ」

(村尾) 「あと、中国やロシア、これは国連で、安保理でまた話し合いがされると思いますが、どのように出てくるでしょうか? 特に中国でしょうね」

(武貞) 「そうですね。これはもう核実験には断固反対すると、中国は正式に表明してますけれども、それはさりとて、本当に北朝鮮に対する制裁、特に制裁に違反をしたら、中国が北朝鮮に対して軍事力行使もする道を開く、こういったような提案まで中国は賛成するかどうかどうか。できないでしょうね。できないと思います」

(村尾) 「すると中国は最後まで賛成せずに、米朝の間を取り持つような?」

(武貞) 「そうですね。むしろ仲介する中国の役割が増えているんだと、まあ中国に任せてください、これこそ外交の出番であると、中国は考える可能性の方が大きいと思いますね」

櫻井翔のイチメンも世界の核の現状について取り上げる(約4分半)

「アメリカはブッシュ政権からオバマ政権に変わり、大きく方針転換し、オバマ大統領は4月、チェコでCTBT加盟にまい進すると宣言」という櫻井の説明の後、村尾が以下のコメントで締める。

(村尾) 「オバマ大統領の主張の背景には、これ、国際関係に及ぼす核兵器の意味合いが大きく変わってきたことが挙げられると思うんですよね。かつてはアメリカと旧ソ連が対立していた冷戦時代。この時には、核兵器を使えば、お互い壊滅的な打撃を受けるという恐怖感のもとで、核兵器というのはせんそうの抑止力と考えられてたんです。ところが現在は、テロリスト集団が核兵器を使うという現実的な恐れが出てきた。また今日ずっと報道しているように、北朝鮮やイラン、こういった国々が新たに核兵器を持とうとしている。そうなるともう核兵器は強力な国家管理のもとに置いておくことができなくなってくる。そうすると、核兵器はもう安全を保障するためのものではなくて、安全を脅かすもの、こういうふうに考えられるようになってきたんですね。こういった現実的な分析の下で、オバマ大統領は動き始めたんです」

新型インフルエンザ関連

九州に滞在していたアメリカ人男性の感染が確認されたとして、22日夜、成田空港経由で福岡入りし、39度の発熱があったが、現在は治療を受け快方に向かっているということ、麻生福岡県知事の記者会見での「季節性のインフルエンザと同じレベルの対応をしたいと思います。(休校などの)社会的自粛行動、これは必要ないというふうに考えておりまして」という部分の映像。兵庫や大阪では休校となっていた幼稚園、小中学校、高校など約4800校で授業を再開したが、感染者が出た高校などは休校を継続中という、今日時点での新たなニュースのみの報道。

Pic UPのコーナー
政府が景気判断を3年3ヶ月ぶりに上方修正

今月の月例経済報告では、これまでは「急速な悪化が続いており、厳しい状況にある」としてきた判断を、「悪化のテンポが緩やかになっている」と上向きにした。生産や輸出が下げ止まってきたためだが、雇用情勢の悪化から、先行きについては「厳しい状況が続く」という認識を示している、と報じる。


番組最後に速報として、午後11時半すぎに入ってきたホワイトハウスでのオバマ大統領の会見の様子の一部映像と、会見内容を伝えた。

日本時間午後11時半
(オバマ大統領) 「北朝鮮がとった行動を強く非難する。核実験は北東アジアの安全を脅かすものであり、国際法にも違反している。アメリカおよび国際社会は、北朝鮮に対し、行動を取らねばならない」

オバマ大統領は「アメリカは今後、核不拡散に向けて一層の努力をする」と決意を示した上で、「アメリカと国際社会は、北朝鮮の問題に対して共に立ち向かっていかねばならない」と述べた。

エンディング
(村尾) 「日本はやっぱり平和憲法を持ち、唯一の被爆国。こういう日本。私たちはオバマ大統領の演説にもありましたけれども、国際社会とともにどう動けばいいのか、真剣に考えなくてはいけません」

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アクアライン800円反対の声を無理やり取り上げ事実を歪曲。不安不況を煽る電波、古館報ステ。

平成21(2009)年5月22日(金)の報道ステーション
(本日の番組内容・構成)
 トップニュースで中央大学教授殺害事件を分析し、「若者の生きにくい時代」というテーマに触れ、古館キャスターがこれまで言ってきたことをまるでなかったかのように述べる「自爆発言」や「マッチポンプ発言」を連発!また、森田千葉県知事が宣言したアクアラインの値下げについて、あちこちに「やらせ的」な誘導ナレーションが!さらには、古館キャスターが主張する政策論に矛盾が炸裂!政策をまったくわかっていない、突っ込みどころ満載の本日の報道ステーション。乞うご期待!
中央大学教授殺害事件で容疑者逮捕

事件の概要や容疑者のアルバイト先、過去の勤務先、実家の近所の住人、元同級生へのインタビューなどの後のスタジオでのやりとり

(前略)

(古館) 「まだ、肝心な動機などについてはわかりませんが、ただ、容疑者がこのところ孤立していたんだろうなということは、ふと考えてしまうんですがねえ」

(中央大文学部・山田昌弘教授) 「そうですねえ。やはりまあ、何らかの生きにくさというのを抱えて生きていた若者であるっていうことは確かだと思いますね」

(古館) 「今は生きにくい時代だと、若者にとって?」

(山田) 「そうですねえ。もちろん、昔から生きにくい若者とか、挫折する若者っていうのはいたんですけれども、最近のいろんな事件を見てみますと、それが過去に向かってしまっているっていうのが1つの特徴だと思うんですよ」

(古館) 「生きにくくなってしまっている今の状況の原因は過去にあると考えてしまう?」

(山田) 「そうですね。もちろん思い込みなんでしょうけれども、生きにくさを作った原因を作った人を全部、その、思いとか気持ちとかをぶつけてしまう。その結果、こういう事件が起こったとしたら悲しいことだと思うんですよね」

(古館)① 「ああ、そうですねえ。あのー、まあ、人生辛いことはつきものなわけでね、どうであれ、何かでこう、パッと気持ちを変えてね、若者に限らないですけれども、この時代ね、とりあえず明日もちゃんと生きるかっていう気持ちになるようなね、社会を、本当に目指さなきゃいけないんだなっていうのを思うんですけどね
(自爆発言①)日本が「明るい期待を持たせる社会」になるのを最も阻害しているのが、報道ステーションという番組。国民を「明日もちゃんと生きる」という気持ちになれないように誘導しているのは一体、誰なのか?
(山田) 「そうですね。あの、まあ、生きにくさはあったとしても、それが未来に向かってないっていうことが、今の社会の閉塞感を作ってるんじゃないかと思ってるんです。それは1つは政治が、若者を中心とした生きにくいと思ってる人たちの気持ちをすくい上げてきただろうかっていうふうに、1つ思いますね。やはり、生きにくい人であっても、みんなで一緒になって、これから社会を変えて、生きやすい社会を作っていく。そういうメッセージを強く発していくような社会でありたいと思いますし、あとまあ、私、教育者でもあるので、自分の反省にもなるんですけれども、そういうメッセージを若者に伝えてきたかどうか。みんなで一緒に生きやすい社会を作ろうっていうふうなメッセージを発信できたかどうかということに関しては、本当に忸怩たる思いがします」

(古館)② 「先生ね、お話、今聞いて思うのは、先生がそういう忸怩たる思いだっておっしゃって、まあ私たちマスコミもですね、やはり、どういう、この国は社会を目指そうとしているのか、目指さなきゃいけないのかってことを前向きにね、発信していくべき役目があるはずでと、私も今、聞いてて思ったんですね。それで言うと今回の事件とは全く関係ない話かもしれませんが、やはり30代の人も含めて、この国は自殺者が3万2000人を突破している。このこと自体をとっても、そっから逆算して、教育、その他、働き方も、本当に総ざらい、考えていかなきゃいけない時に来てますね」

(自爆発言②)「私たちマスコミもこの国がどういう社会を目指そうとしているのか、目指さなきゃいけないのかを前向きに発信していくべき役目があるはず」と言うのなら、連日、政府・与党の批判に終始してないで、番組、あるいは古館自身のビジョンや対案をしっかりと提示しろ(自爆)。第一、「しっかり見て行かなきゃいけない」「考えていけなきゃいけない時期に来ている」というのは、マスコミをチェックする国民のセリフだろ!


(山田) 「そうですね。30代の自殺者が増えているっていうようなデータもありますし、オバマ大統領ではないですが、みんなで一緒に新しい社会を作っていけるんだっていうようなメッセージ、強いメッセージを、みんな、社会の中で発していくということが必要だと思います」

(古館) 「1つ1つ打ち出していくべきことがあるはずですね」

新型インフルエンザ関連

(古館) 「まあ今回、いろんなことが、これからもあるでしょうが。やはり先生にお伺いしたいのは、人間の心理で、こういう時に気をつけなきゃいけないことってのはいくつもあるような気がしますが」

(山田) 「そうですね。社会学者ですので、やはり不安社会の一側面としてちょっと考えてみたいんですね、今の現状を。やっぱり若者の将来不安とか、年金の不安とかいろいろありますけれども、健康に関する不安というのはもうみんな、全員が感じているものだと思います。その不安を解消するために、個人で努力をしなくてはいけない。もちろん手洗いをするとか、マスクをするとか、私もやってますけれども、そういうことをした時に、だんだん際限がなくなってくるっていうのも事実なんですよね」

(古館) 「はい」

(山田) 「そして、努力をしないことっていうのは、何かよくないことのように思えてきてしまうというのが出てきてしまって、また不安をあおってしまうっていうような側面が1つありますね」

(古館)① 「確かにそうですね。そういう気をつける努力を怠ってるからって、その人が悪いなんてことは決して言えないわけですよねえ」

(山田) 「そうなんですよ。まあ、はっきりとしたガイドラインというのを示してもらう必要があるんですよね。やはり不安っていうのは、不安を解消する行動では解消できないんですよ。やっぱり専門家に大丈夫だっていうふうに言ってもらわないと、不安ってなかなかなくならないものなんですね」

(古館) ②「そういう意味でいえば、季節性のインフルエンザとほぼ同じ症状であるから、必要以上に心配しないという点は、1つ、ここで見えてきてる点だと思いますね。そして同時にまた、季節性インフルエンザとの違いというものも冷静に押さえなきゃいけないと思うんですよね。季節性と違って、明らかに今回、新型ですので、若者中心にかかっているという点、これをどういうふうにね、備えていくか。それからもう1つはやはり、VTRでもありましたように、妊娠されている方、そして基礎疾患を持っている方が重症化する懸念もあるという点で、やっぱりわかった時点ですぐ情報公開っていうのは必要ですよね」

(マッチポンプ発言①②)前日まで「うがい、マスクをする」、「家族の感染の危惧がある」などと、さんざん「あおり」の手法で不安感を国民に抱かせるコメントをしていた古館キャスター。今頃になって「努力を怠っているからその人が悪いとは言えない」とか、「必要以上に心配しない」というのなら、最初からそう言え!国民に不安になる情報を「必要以上に」出しているのは、報道ステーションと古館、お前たちだ!


(山田) 「そうですね。やはりまあ、専門的な医者の方々に、ぜひ早く、これぐらいしてれば大丈夫だと、そして万が一かかったとしても、こうこうこうすれば必ず回復できるっていうようなガイドラインっていうのを、ぜひ早めに示していただきたいっていうのが、私の望みですね」

(古館) 「なるほど」

スポーツの前に、感染が判明した三鷹市在住の男性について、10時半から開かれた東京都の記者会見の模様をを報じた後の古館のまとめの言葉

(古館) 「繰り返しになりますが、25歳の男性は現在は指定の病院にて熱が下がっているという、比較的軽い症状とみていいんではないかというふうに思われます。それはいい点だと思います。そしてまた、各都道府県、各自治体において柔軟にですね、一般病院も含めて、状況に合わせて受診ができる体制を作っていかなきゃいけない。そしてそれを、情報公開を早めにするということが重ねて必要なことだと思います」

東京湾アクアラインの通行料が8月から800円に。ETC車は高速道路料金が夏休み1000円という構想も。

(ナレーション) (午後、森田千葉県知事が国交省の金子大臣を訪ねた際の映像を流しながら)知事にとって値下げは選挙での公約でもあった。

午後2時すぎ、記者に囲まれ
(森田知事) 「何としてもですね、千葉県、首都圏をより一層経済的に盛り上げるためには」

(ナレーション) ①川崎市と千葉県木更津市を結ぶ東京湾アクアライン。8月からETC搭載の普通車の料金を全ての曜日で800円に値下げしようというのだ。2年間の限定(今年8月から2011年3月まで)だが、普通車だけでなく、全ての車種で値下げする方針(大型車は1320円)だという。気になるのは、値下げにより新たにかかる費用だ。その額、20億円規模とも言われている。

(森田知事) 「かかる費用、半分は何とか国でお願いしたいと。あとの半分の県の負担の方は、財政危機経済対策の交付金を充てる予定で」

(記者) 「県費の投入は否定するようなお考えの話をされてきたと思うんですが?」

(森田知事) 「あの、これは交付金でございますからね」

(ナレーション) ②この経済対策の交付金(地域活性化・経済危機対策臨時交付金・総額1兆円)は、今年度の補正予算案に盛り込まれ、現在も審議が続いている。地域の活性化のため、国から地方に送られる金。全て国の予算で賄われるわけだ。値下げの流れは先週末にできていた。麻生総理と、自民党・菅選対副委員長、そして森田知事。3者による会合で800円への値下げが事実上、決まったのだ。

15日
(麻生総理) 「休日1000円という効果は、僕はよかったと思いますが」

(ナレーション) ③高速道路の上限1000円については、お盆の時期にも適用するという動きが進んでいるが、自民党の一部幹部は「夏休み中、すべて1000円にしたらいい」と話している。その8月には総選挙が噂されている。一方で、アクアラインの800円については地元で論争が起きていた。

午後2時すぎ
(森田知事) 「いかにアクアラインを使ってもらうかと。社会実験を早急に準備したいと思ってます」

(ナレーション) 2年間限定の社会実験で行われるアクアラインの全ての曜日での値下げ。「実験」-千葉県側の出入り口にあたる木更津市では期待と不安が入り混じっていた。「値下げ賛成派」は、たとえば地元の商工会議所だ。

(千葉県宅建協会・榎本光男副会長) 「便利さを感じるいいところではないかなという。今までにない街づくりができるんではないかなと」

(ナレーション) ④ここからアクアラインを利用すれば、1時間程で東京や横浜に行けるという。それゆえ地元では、木更津を新たなベットタウンにという声も挙がっている(現在の木更津市の人口…12万6000人)。賛成派が期待するのは、転居であれ、レジャーであれ、ともかく人の流入なのだ。一方、反対派の声も根強い。9年前、閉店に追い込まれた木更津そごう。ビルは現在、ショッピングモールになっている。

午後4時
(テナントの洋品店の代表・石田恭子さん) 「お手紙出したんですよ。(7月に)引っ越しするって。一応、(閉店)セールをやっている関係で、(今日は)8人くらい」

(記者) 「それは多い方なんですか、少ないんですか?」

(石田さん) 「多い方です。いつも1人か2人ぐらいです。もう日曜日はそこをすっと列をなすくらい、(高速バスで東京に)行く人いますよ。(客が服を)着てきます。東京で買ったよとか言って」

(ナレーション) ⑤木更津市によれば、アクアラインの開通後、市内の小売業の売り上げは全体的に、年々減少しているという(1997年1571億円、2004年1231億円)。この春(3月末)から休日に限ってETC車のアクアラインの通行料は1000円になった。3月末から休日8日間のデータだが、交通量は平均で去年に比べて4割近く増加したそうだ。では、千葉に向かう車と神奈川に向かう車、どちらが多かったのか。今年のゴールデンウイーク、千葉から神奈川に向かう車の方が1日あたり平均で1000台ほど多かったという(千葉→神奈川…1日あたり平均1万8300台、神奈川→千葉…1日あたり平均1万7300台)。値下げについて森田知事は、今年8月から2011年3月まで実施するとしている。

(森田知事) 「千葉の海も含めて、夏休みを大いに利用してもらいたいという」

(ナレーション) ⑥財源としてあてにしているのは、国からの交付金なのだが、

(記者) 「来年度の財源はどう考えているのか?」

(森田知事) 「今回はまだ、翌年に回せるかどうか、まだ細部は決まってませんよね。だからそれはまた国とすり合わせてやりたいと思います」
(問題ナレーション①②③④⑤⑥)まず、①②のナレーションでアクアラインの値下げについての財源が地方交付税交付金によるものであり、総選挙が近い政局がらみの思惑によるものだ、という印象を視聴者に与える。そして、③で起きてもいない論争が千葉で「起きている」という根拠のない事実をつくりだす(どう聴いても、全くない)。さらに、「反対派の声が根強い」とどうみても根強くもない声を無理矢理取り上げ、事実を歪曲する。最後は、千葉から神奈川に向かう車が1日あたり1000台も多かった、という点をとらえて、国からの交付金批判を展開する。おい、ナレーションの声の人、答えてくれ!これは「やらせ」ではないのか?
(古館)① 「まあ、選挙前でいろんな動きがあると思うんですけれども、まあ地元の方々にとっては、立場立場でね、思惑がいろいろあるのは重々察するんですけれども、今、参議院で補正予算の審議をやってますが、どうでしょうね、目の前に見える、こうね、お金の値下げとか、いろんなことをやるのも活気づくんだけれども、さっき先生もお話していましたけれども、将来的に教育、介護、もう医療、年金問題、そういう国のかたち、根幹にかかわるね、そこの、ちょっと中長期の方がおろそかになっているって見る人、多いですよね?」

(山田) 「そうですねえ」

(古館) 「うーん」

(山田) 「目に見えないところにぜひ、長期的な視点でお金を使っていただきたいと思っている人、多いと思います」

(古館) ②「選択と集中と、常に言うんですけれども、本当にそこだと思うんですが」
(問題発言①②)景気対策のための補正予算をつくって、「選択と集中」を行ったら、こうなっただけの話。それに、「選択と集中」という言葉は、競争と効率性を高めるために、新自由主義者が好んで使ったもの。いまの日本で新自由主義的な政策を行ったら、介護や年金という分野には予算がつかなくなるだろ。おーい、無理かもしれないが、報道ステーションで政策論がわかっている人がいたら、誰か古館に教えてやってくれ!
エンディングの前に
日本郵政は今日、西川社長の続投案を正式に決定

午前8時半
(鳩山邦夫総務大臣) 「なぜ取締役を変えたら改革の後退なんですか。全く関係ないじゃないですか」

午後4時すぎ
(日本郵政・西川善文社長) 「途中で、このー、投げ出すわけにはいかないと」


鳩山総務大臣は西川社長続投に強い難色を示しており、「双方のつばぜり合いは激しさを増している」と結ぶ。

(古館) ①「まあ選挙があるということが影響しているんでしょうかね。西川社長が適任か否かっていう問題以前としてですね、どうもこの、郵政民営化っていうのは必然だったわけで、どうでしょうねえ。私はそう思いますね。やはり透明化の面で必然だったわけで、むしろいろんな不祥事が相次いできたっていうのは、郵政官僚化がまだ伝統として残っていて、もっと民営化をちゃんと中身からやっていかなきゃいけないっていう論議が必要なんではないかと思うんですが」
(問題発言①)「郵政民営化は透明化の意味で必然」というが、いま不祥事として起きている実態は、「郵政民営化賛成論者が国民の資産を超安値で叩き売った」ということ。それに「新自由主義に賛成」なのであれば、何度も言うが、介護や福祉には予算は回せない。介護、福祉に重点を入れるのなら政策論の転換が必要なことがまったくわかっていない古館キャスター。もうこの男に政策にかかわる話は、頼むから絶対にさせるな!




平成21(2009)年5月22日(金)のZERO
(本日の番組構成と報道ステーションとの比較)
 トップニュースの新型インフルエンザ、中央大学教授殺害事件の2つのニュースについて、不必要なコメントをスタジオでせず、国民不安をあおらないようにするZERO。日銀短観の景気状況についても、上向き修正に転じたことを報じ、森田千葉県知事のアクアラインの値下げ政策は、事実関係をおさえて簡単に報じるのみ。同じニュースを比較しただけでも、「報道ステーション」がいかに異常な番組かがわかる。
新型インフルエンザ関連

玉、東京での新たな感染者情報と、政府が、地域の実情に合わせた対処方針に変えると対策の変更をしたこと、空港検疫、停留のとりやめなどを報じる。

週3日、昼の1時間に限ってインフルエンザ患者を受け入れることを決めた東京都内の一般の医療機関(小児内科・かとうクリニック)を取材。

加藤隆司院長) 「他の患者さんがいらっしゃらない時間帯を使って、そういう(新型9インフルエンザの患者さんを診るやり方しかできないと思います」

(ナレーション) 受け入れ準備をする中で課題も。

(加藤院長) 「これが検査キットなんですけども、これが今、ちょうど8検体残ってるんですけど、まあ50検体以上はないと、本当はそういうことをやるんだったら心配だと思います」

(ナレーション) 東京都によると、全ての一般医療機関で受診できるわけではない。歩いていける距離に1ケ所程度、都内で600ヶ所ほど確保する方針だ。

修学旅行のキャンセルで京都などの関西の観光地が打撃を受けている。5~6月の京都は約50~60万人が集まる修学旅行のピーク。

(京都府旅館生活衛生同業組合・山本忠彦理事長) 「修学旅行生の3分の1が、ひょっとしたらこのままキャンセルになるんじゃないかと」

国際観光旅行連盟によると、京都・大阪・兵庫・奈良・滋賀・和歌山で、旅館の損失は43億円にものぼるという。

スタジオでのコメントはなし。

中央大学教授殺害事件で容疑者逮捕

これまでにわかった情報と、入手した容疑者の履歴書のスポーツ欄「体操(毎朝30分)」、特技欄「ブラインドタッチ(1分間200字)」という部分、アルバイト先の店長へのインタビューなど。

スタジオでのコメントなし。

日銀が景気政策決定会合後に発表した景気の現状と見通しを受けての村尾による解説

【先月】 「景気は大幅に悪化している」
【今日】 「景気は悪化を続けている」 ⇒ 上向きに修正(2年10ヶ月ぶり)

今日
(白川方明・日銀総裁) 「(景気が)がけから落ちるとか、そういった状態は、とりあえず過ぎ去りつつあるというふうに思っています。経済全体としても、悪化店舗が徐々に和らぎ、次第に下げ止まっていく可能性が高いというふうに判断しております」

スタジオで村尾が「上向きに修正ということなんですが、ここのポイントは、企業の在庫が減ったということなんです」として、今年1月まで在庫が増え、生産が減っていた状況が、1月ごろから在庫調整が一段落して、生産が上向いてきたことを説明。しかし、景気が、底を打った生産のように上向き始めていると見ていいかというと、その答えを出すのはまだ時期尚早だとして、その要因(明るい要因⇒エコポイント制度、エコカー減税などの政府の景気対策の本格化、安心できない要因⇒為替レートなど、世界の金融情勢)を挙げた。

「景気悪化のテンポは次第に緩やかになってきているが、まだまだ油断はできない)と結ぶ。


臓器移植法、4つ目の改正案(D案)が審議入り

ナレーションでは、4案もの改正案が提出されている背景には子どもの臓器移植の問題があるとして、A案(子どもの臓器移植→増)、B案(微増)、C案(減)、D案(増が期待されているが、不透明な部分も多い)と説明し、賛成派、反対派、慎重派の三者の見解を紹介。

4月21日、衆院厚生労働委員会
(賛成派・元国立小児病院小児医療研究センター名誉センター長・雨宮浩氏) 「移植を待ち望んでおられたのにもかかわらず、多くの患者さんが亡くなっているのでございます。小児にとっても心移植が受けられるような公平な移植法がぜひとも必要でございます」

5月12日、厚生労働省での記者会見
(反対派・生命倫理会議・小松美彦代表) 「臓器不足とは、脳死者不足に他ならない。一体、臓器移植の必要数に見合った脳死者が生じる社会とはいかなる社会なのか」

4月21日、衆院厚生労働委員会
(慎重派・大阪医科大学小児科学教室・田中英高准教授) 「小児脳死判定による診断は、結論的に言いますと100%完全とは言い切れない。小児科医は、今の脳死判定基準は不安なんです、みんな。不安なんですよ。大丈夫なのかと、不安なんです。臓器移植を必要とする子どもが移植を受けられず亡くなることは心情的に耐えられないが、現時点では、脳死臓器移植推進に賛成か反対かの結論は出せない」

今国会で採決が行われる見通しだが、「どの案も過半数を取れず、成立しないのではとの懸念も出ている」と結ぶ。

Pic UPのコーナー
今日、北海道で開幕した島サミット(日本・太平洋諸島フォーラム首脳会議)で、麻生総理は気候変動問題に取り組む「太平洋環境共同体構想」を提案。ツバルやパラオの首脳は「温暖化による海面の上昇は国民全体に対するテロのようなものだ。その解決は人類の道徳的義務だ」などと、危機の深刻さを訴えた。


ミャンマーで開かれている民主化指導者アウン・サン・スーチーさんの裁判における罪状認否で、スーチーさんは無罪を主張したが、法廷は軍事政権側の主張を受け入れ、「早ければ来週にも有罪判決が言い渡される可能性がさらに高くなった」と報じる。

東京湾アクアライン通行料値下げのニュースは、経済のニュースを伝えるZERO Bizのコーナーで取り上げたが、森田知事の「最大の難関の私の公約でした」というコメント部分と、値下げの方針(開始時期、期間、値段、ETC搭載車に限るなど)を国交省に報告したというシンプルなものだった。

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「よーく見ると(古館の口癖)」よく分かる。古館の偏向度(知恵無し)とそれに付き合う(うなずきマン)一色。

平成21(2009)年5月21日(木)の報道ステーション

(本日の番組内容・構成)
 新型インフルエンザ関連(緊急特集は除き、トップニュースとしての扱いで22分半弱、午後10時半からの東京都庁での記者会見の様子は3分半強も報じた。そのやり方は、まだ現実性がない「ウイルスの変異説」をどんどん古館キャスターがコメントし、不安感や危機感をあおっている。裁判員制度の報道では、すり替えの手法を使い、制度の中身よりも西松建設事件で検察をしっかりさせ、「自民党議員を立件せよ」という方向にもって行っている。最後の自民党の世襲制限のニュースは、事実関係よりも「これはやらせだ」といわんばかりの方向にナレーションを多用しながら、必死に情報操作。いつまで彼らは「誘導報道」をするつもりなのか。


東京都で2人目、京都府で1人の感染者が確認されたことなどの新たな情報と、前日感染が判明した女子高生の通う高校の校長の記者会見の様子と女子高生らの行動の足跡、簡易検査の検査キットのメリットと、偽陰性になってしまう弱点などに加え、政府が今週中に行動計画の改訂を発表することについてなど。天気の前に東京都庁で開かれた2人目の感染者に関する記者会見の模様を伝える。スポーツの後には予定していた特集に差し替えて、予防法、家族が感染したらどのように接したらいいかなどの対処法を紹介する緊急特集。

(古館) ①「(前略)ウイルス自体が今後、どう変異するか。この秋以降も含めて、中期的に、どう今回を教訓にしながらシミュレートしていくかで言いますと、やっぱり先ほど賀来先生がVTRの中でおっしゃっておりましたけれども、あのー、やっぱり医療インフラですよね。全く未発生地域と指定されていたとしても、ワッと発生した時には、今後の新たなまたインフルエンザの変異も含めて考えると、どういう、開業医の方々も医療体制を作れるかってことはね、相当、国が音頭をとってやってかないといけないんじゃないでしょうかね」
(問題発言①)前日から古館キャスターがさかんにあおっている「ウイルスの突然変異」説。国民の将来不安感をかきたてる悪質な手法は変わっていないが、その解決法は、何と「開業医の医療体制」。喫緊の問題は、タミフルが「いつまで持つか」ということがポイントだが、古館はいつまでこのようなミスリードを繰り返すのか。
(一色) 「そうですね。今、いろんなことを試行錯誤してる段階だとは思うんですけれども、そういう将来のことといいますか、秋以降のことも含めて考えると、まあある意味、言い方は変ですけれど、いい経験をしてるっていうことも言えると思うんですよね。ですから、今いろいろやって、それをちゃんと蓄積して、次に活かすみたいな、そういうことが大事な時期なんでしょうね」

(古館)② 「そして、今、テレビをご覧になっている皆様方ですね、やはり多くの不安は、冷静でありながらもあると思います。そして昨日ですね、東京、そして神奈川で感染が初めて首都圏でわかった2人の女子高校生、これは成田から帰宅するまでには、徹底してしっかりと2人はマスクをしていた点がある。これはですね、今、マスク不足、これまた、ある種の不安を招いているところがありますけれども、マスクの効能と限界について、あるいはまたですね、この2人の女子高校生のご家族の方々も、連絡、行動が非常に迅速であったという点が挙がられると思うんですね。もし家族のうち、1人でも患者さんが出た場合に、どう対処したらいいのか、このあたりのことはですね、番組の後半で緊急特集として組んで、皆様方にお伝えできればというふうに現在、考えております」
(問題発言②)「多くの不安は冷静でありながらもあると思います」と視聴者に呼びかけ恐怖に誘導しながらも、その解決法は「マスクをすること」だと。本当に役に立たない番組とコメントの羅列だ。

裁判員制度と起訴権限の市民への拡大、今日スタートの2つの司法改革について(12分強)

 裁判員制度については、今日起訴された裁判員裁判対象事件の件数や、千葉地裁で行われた裁判員裁判ツアーの取材VTR(裁判員控え室や法廷などを回って裁判員裁判のしくみや流れを説明したり、ツアーに参加した人の声などをひろったもの)と、裁判員候補者の通知が届いた大学生へのインタビュー、裁判員制度への企業の対応状況(「特に何もしていない」60・8%、「休暇制度を検討している(すでに導入済み)」24・6%…大企業がほとんど)の紹介と、(裁判員に選ばれた)従業員には無給で休んでもらうと話す会津交通取締役へのインタビュー、専門家(甲南大法科大学院・渡辺修教授)へのインタビューなど。
 もう1つの、市民にも起訴権限が認められるようになった改革については、これまでは検察審査会(一般市民11人で構成され、検察の不起訴処分が正しく行われているかをチェックする組織)が「起訴相当」と判断しても、法的拘束力がなかったが、今日からは2度「起訴相当」の結論が出れば、弁護士が強制的に容疑者を起訴できるようになったことを紹介。8年前に起きた明石歩道橋事故で次男を亡くした男性(下村誠治さん)への取材に、専門家(前出の甲南大法科大学院渡辺教授)のインタビューを交えた構成。明石歩道橋事故では当時の明石警察署長や副署長は不起訴処分となっているが、検察審査会で2度、起訴相当の結論が出されている。今日、下村さんや遺族が検察審査会への申立書を提出した。
(下村さん) 「今までの殻に閉じこもった、密室でやられるような判断から、やっぱりもうちょっと開けたね、今の世情に合った、そういう判断をしていただけるような検察に変わっていただける、そういうきっかけになる制度改正であってほしいと、私は願っているんですよ」

(古館)① 「市民も起訴ができるという可能性について、どう思いますか?」

(一色) ②「この検察審査会、大きな改革だと思いますね。たとえば二階経済産業大臣と西松建設の問題がありますけど、その問題にもこれ、影響を与えるんじゃないかと思うんですね。今月の1日に、弁護士と、それから憲法学者が東京地検に告発したんですね。つまり、西松建設が二階さんの政治団体に違法な献金をしていた。これは会計責任者らが政治資金規正法違反ではないかということなんですけれども、その時の弁護士の記者会見でですね、もしこれを検察が不起訴にするんだったら、即行で検察審査会で申し立てるんだというようなことを言ってるんですね。これはまあ、おそらく告発する側にしてみれば、検察にプレッシャーを与えるということもあるんでしょうけれども、それだけじゃなくて、実際に検察審査会であればですね、市民が参加する検察審査会で、しかも2回、起訴相当だとなれば、起訴しないといけなくなるわけですから、そういうことが実際に起こり得るんだということで、こういう記者会見で述べているんだと思うんですね。つまり、まあ本当に、検察にも影響をかなり与えててですね、実際にまだこの問題、捜査の終結宣言が出てないんですけれども、こういう、検察審査会が今日からこういうことをやるっていうことも、少し私は影響してるんじゃないかなと思うんですね。検察に影響を与えるっていうんじゃないかと」

(古館)③ 「どうして小沢さんだけ行って、自民党方向に伸びないんだ。検察は小沢さんだけで終わるのかっていうこの疑問は全く拭えてないわけですよね。それがはたして、こういうことの流れの中でどう出てくるかということ。それから、もう1つ前に戻りますけれども、裁判員制度の始まり。これは市民参加ということですけれども、守秘義務の負担の問題がありますね。それからやっぱりこのー、スピードの裁判の中で、量刑までやっぱり市民が決断しなければいけないという点。私はそこで引っかかりますのはね、これ、前段階として、スピード化を図っていくということも考えるんであれば、当然、このー、公判前整理手続きのね、これをわかりやすく市民にね、情報公開することとか、もう1つ前に、そもそも取り調べの全面可視化、こういうオープン性を持って、市民が裁判に参加すればいいんだけれども、そうじゃなくて、ポーンと形だけ整えたのは、ちょっといろいろなことに抵抗があるんですけれどねえ

(一色) 「まあ、やってみればいろいろ問題が出てくるんでしょうね。また手直しをするっていう、3年後ですかね。手直しをしながらやっていくということで、その手直しを怠っちゃダメだと思いますけれどもね」

(古館) 「3年ごとの見直しっていうのは前提にはなっていますけれどもね」

(問題発言①②③)裁判員制度の是非、という問題を無理矢理検察審議会の問題にすり替え、焦点を「二階経済産業大臣の西松建設事件」にシフトさせている。なぜ、テレビ朝日はもう少し物事を素直に見られないのか。裁判員制度が司法への国民参加を促すことに、いったい賛成なのか反対なのか自らのスタンスをハッキリさせたらどうだ。

自民党が次期総選挙から世襲制限の実施へ(約5分20秒)

午後1時
(石原伸晃幹事長代理) 「やるんであるならば、次の選挙からしっかりやっていくと」

午前11時すぎ
(山口泰明副幹事長) 「やっぱりいいことはいいっていうか、決めたら早くやった方がいいと。単純明快」

(ナレーション) 次の次の総選挙からの世襲制限。それを検討していた自民党が舵を切った。今日行われた党改革の会合(党改革実行本部改革委員会)で、今度の総選挙から世襲を制限するという最終報告のたたき台と出したのだ。この問題の旗振り役も胸を張った。

午後2時すぎ、「新しい政治を拓く会」
(菅義偉選対副委員長) 「自民党が再生できる1つのエネルギーに、私はなるだろうと、そういうふうに思ってます」

午後3時すぎ
(山本一太議員) 「自民党が問うとして革命的に変わると、そういうメッセージを打ち出さないと、とても次の選挙は勝ち抜けない」

(ナレーション) ①民主党側は世襲制限を今度の総選挙から実施することを既に決めていて、これに対抗して自民党側も前倒ししたと見られる。

午後1時
(岸田文雄議員・父が衆院議員) 「私もそれはあっていいことだと思っています」

(宮澤洋一議員・伯父が宮澤元総理) 「ちょっと世襲議員が多くなりすぎているっていう感じは私自身もしますよね」

(ナレーション) ②今日、自民党が示した案は、同じ選挙区から連続して親族が立候補する場合は公認を与えないというもの。現職の世襲議員は制限の対象外で、新顔候補に限られている。今度の総選挙で影響が出るのは、小泉元総理の次男・進次郎氏と臼井元法務大臣の長男の2人だけだ。

(記者の質問) 「小泉元総理の息子は?」

(石原伸晃幹事長代理) 「そういう形になったら公認が出ないことになるんじゃないでしょうか」

(ナレーション) ③公認が外される公算が高まる進次郎氏。ただ、そこにはあるシナリオがあった。

(ナレーション) 民主党(公認予定)の横粂(勝仁)氏と共産党(公認予定)の伊東(正子)氏。そして小泉元総理の次男・進次郎氏の三つ巴が予想される神奈川11区。自民党の公認が外される公算になり、地元では戸惑いの声も漏れる。

(自民党神奈川県連・竹内英明県議) 「無所属で戦うんでしょ。それはそれで戦えっていえば戦うよ。だけどこの議論はおかしい。もう既に選挙の戦いは始まっているわけだから。来月、再来月選挙という中で、これはおかしい。これについては納得できない」

午後5時、横須賀市
(小泉進次郎氏の支持者) 「それは自民党のね、いやな昔からのあれだけれどね。自民党で出た小泉進次郎ということで応援しているわけで」

(ナレーション) ④だが、次の総選挙から世襲を制限することについて、小泉元総理は納得しているという。

テロップにて
(自民党幹部) 「小泉さんの了解はもう得ている。小泉さんも後援会などで言っているでしょう、しょうがないって。だから(世襲制限の前倒しを)やるんですよ」

(ナレーション) ⑥実は今回の世襲制限、自民党幹部はあるシナリオを描いている。進次郎氏には無所属で出馬してもらい、当選した場合には追加公認し、結局は自民党議員になってもらうというものだ。

テロップにて
(自民党幹部) 「無所属なら出るのは勝手でしょう。今までだって追加で(当選後に)公認するというのはそうしてきたでしょう」

(ナレーション) ⑦さらに自民党本部側は神奈川11区には自民党の候補者を擁立しない方針だ。進次郎氏が持っている「自民党支部長」という肩書きもそのまま残す方向で調整している。

(記者) 「無所属で出て、その後、追加公認っていう形をとったら、結果的には一緒じゃないか?」

(菅義偉選対副委員長) 「いや、それは全く違うでしょ。それは全く違います。公認で戦うのと無所属で戦うのは、今度の選挙は、小選挙区っていうのは、無所属っていうのは極めて難しい選挙ですよ。ポスターとかですね、政見放送だとか、選挙に様々な制限がありますから」

(民主党・鳩山代表) 「(選挙後)また自民党に、中に入るとすれば、これは姑息な発想だと、私は申し上げたい。それは国民を、有権者をだましたことになります」
(問題ナレーション①②③④⑤⑥⑦)ナレーションで視聴者の意識を「これは自民党のやらせである」という方向に持っていこうとする悪質な手法。まず①で「民主党に対抗して世襲制限をしようとした」とその動機を不純だというように始め、②で小泉元首相の次男の出馬の問題に運んで、③④⑤⑥⑦で、「あとで追加公認する」という結論で締める。最後は鳩山代表のコメントで終わらせる丁寧さだ。

(古館)① 「一色さん、世襲の人なら、無所属でも何とか頑張れるんですかね(笑)?」

(一色) 「世襲制限というんだったら、最低限、その選挙区に党の公認の候補を立てるべきですよね。まあ本当に、無所属で出て、実態は“隠れ自民”ということはやっぱり、非常に選挙民に不誠実だと思うし、自民党にも決してプラスにならないんじゃないでしょうかねえ」

(古館)② 「まあ新顔の人を世襲制限するって前にですね、世襲云々以前に、この、今の現職の世襲の人たちが政権を放り出したり、国際舞台で赤っ恥かいたり、政治とカネ絡みで非常に疑惑があったりって。今の世襲の人たちがだらしないからですよね。そこを何にも変えないで、“さあ新顔からテクニカルに世襲制限しますよ”ってのは全く納得できませんね。皆さん、どういうふうにこれ、捉えますか?」

(問題発言①②)①で政治家をまずバカにした発言から始め、「うなずきマン」一色コメンテーターの「うなずき発言」を取る。そして、「今の世襲の人たちがだらしない」という定説を持ち出し、新顔の世襲制限は「納得できない」と横やりを入れる。「世襲が本当にすべて優秀ではないのか」「外部から人材を導入すれば優秀な人材が集まるのか」という本質的な議論にはまったくふれていないことは、報道番組としては第一に問題だが、何より、それを言うなら「古館、お前は優秀なのか?」という問題を、まずテレビ朝日は解決し、ハッキリさせてもらいたい。




平成21(2009)年5月21日(木)のZERO
(本日の番組構成と報道ステーションとの比較)
まず、新型インフルエンザは14分30秒報じているが、事実関係中心で「あおり」はなし。裁判員制度は、村尾キャスターのスタンスとして「賛成」を打ち出し、制度そのものの本質である「市民参加」の是非だけを報じている。さらに、世襲制限のニュースは、いたずらにうがった見方をせずに、事実関係だけを1分強、報じただけ。こねくり回して5分20秒も報じた報道ステーションとは対照的だ。

新型インフルエンザ関連(14分30秒)


 
2人目の感染者についての東京都の記者会見、その患者が入院している病院前からの中継、京都でも1人の感染者が出たことなど、新たなニュースのほか、昨日感染が判明した女子高生2人のアメリカ国内での行動、成田到着後の足跡などを高校の校長の記者会見の様子、八王子、大阪の駅、街の様子などのVTRなど。明日、新たな行動指針が政府の対策本部会議で決定される見込みであることなどを伝えるが、専門家へのインタビュー、スタジオでのコメントはなし。

今日スタートの裁判員制度について(7分弱)

 裁判員候補者の男性が、今月1日、水戸地裁で行われた荒川沖駅での無差別殺傷事件の裁判を傍聴後、「正直、被告人を見て、ちょっと恐怖を覚えましたし、若干、目があったというか。素人というか何も知らない人が判決を出すのはちょっと、やっぱり荷が重いです、正直」と感想を述べていたが、日本テレビの世論調査(5月8日~10日、世帯数1009、回答数568、回答率56.29%)でもそれが明確に表れていた。裁判員に選ばれても、刑事裁判に参加しない理由で最も多いのが、「人を裁くことに精神的負担を感じる」が68.8%だった。
 170年以上前から市民が裁判に参加する制度を導入しているドイツの裁判員(ドイツでは参審員という)を取材。
(取材したドイツの参審員の女性) 「参審員の私たちは基礎知識もないし、法律も知りません。しかし、感じたことを大事にして判断します」

今日午後1時半、記者会見
(樋渡利秋検事総長) 「裁判に国民の感覚と良識を反映させるというこの制度(裁判員制度)の趣旨から、素人が裁判官を務めるのではなく、あくまでも素人は素人のまま参加していただくことが大事なのであります」

(村尾) 「この裁判員制度について、私の思うところを述べてみたいと思うんですけれども、私たち の社会の歴史を見ると、国家の権力の位置、これが常に少しずつ、少しずつ、私たちの市民の方へ向かって動いていることがわかるんですよね。たとえば立法の分野でいうと、国会議員を選ぶ選挙権。これは昔はですね、税金を多く納めている男性だけに限られていたんですけれども、今は20歳以上だったら、誰でも投票できますよね。それから行政の分野。私たち市民が、役所の仕事をちゃーんと監視できるように、情報公開制度のしくみ、これが整えられてきました。司法もこの歴史の例外ではありません。今回の裁判員制度はこの歴史の流れに沿ったものであって、私たち市民に開かれた司法への大きな一歩。私はこの裁判員制度、評価したいと思います」

自民党、次期総選挙から世襲制限の実施へ(1分強)

 自民党の党改革実行本部は今朝の会合で、「国会議員の世襲が、幅広い人材確保の障害となっているなら、取り除く必要がある」として、次の総選挙から世襲制限を実施する方針で一致した。今後、制限する世襲の定義などを調整した上で、今月中に麻生総理に報告する。これは民主党より先に世襲制限を実施に移すことで改革姿勢をアピールする狙いがあり、正式に決まれば、小泉元総理の次男と臼井元法相の長男の2人が対象になる。

今夜、官邸にて、世襲制限についての質問に対して
(麻生総理) 「有能な人たちが出られなくなるというのも具合が悪いし、世襲であるからといって、簡単に何もなしで出ちゃうというのもいかがなものか」

 同時に麻生総理は、一律の世襲制限について、改めて慎重な姿勢を示した。

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報ステ古館、視聴者に不安感をあおる。ZERO村尾,視聴者に対処法を教えてくれる。有害放送はやめてくれ!テレ朝!

平成21(2009)年5月20日(水)の報道ステーション

(本日の番組内容・構成)
 トップは午後9時すぎに判明したとして、東京都で初の新型インフルエンザ感染者が出たとのニュース。午後10時すぎからの東京都庁での記者会見の冒頭の様子を中継。スタジオでは東京慈恵医大・浦島充佳准教授(感染拡大のシミュレーションを研究)から話を聞く。次いで、神戸市内の今日の様子などを伝える。その構成は、古館キャスターによる典型的な「あおり」と誘導質問の連発だったー。

(古館) 「現段階で、昨日、どうやらアメリカのどこからかわかりませんが、帰ってきた女子高校生16歳が感染と出たようですが、ここから推定できることとしてはどうでしょう?」

(浦島准教授) 「もし学校に行ってないで、熱を出したとすれば、学校の生徒さん、同級生の生徒への感染はまず考えなくていいと思います。ですから、学校閉鎖っていう選択肢は今のところなくてよろしいのではないかと思います」

(古館) 「まあ家庭内での感染の危惧というのはもちろんあると思いますねえ」

(浦島) 「そうですね。家庭内と、だいたい熱を出す1日ぐらい前から感染力を持つと言われておりますので、この女子高生の1日前の行動パターンについて見ていく必要があると思いますけど」

(古館) 「なるほど。そして、冷静にならなければいけないのは、八王子在住でありますけれども、どこの高校に行ってるかとか、そういうことはこれからということになりますが、(東京都の会見が始まると予告する)」

東京都の記者会見を待つ間
(古館) 「先ほど、スタジオでまず冒頭、浦島先生のご指摘にありましたように、昨日、帰国したということが事実であるとすれば、家族内はもちろん危惧されますけれども、学校全体に即蔓延してるという可能性は非常に薄いと、現段階では、現在の情報では考えられるということであります」

なかなか会見が始まらないので、スタジオでの話を再開。

(古館) 「あのー、これ以降、やはりどのあたりまで、どの地域でまあ学校閉鎖があるのか、ないのか。そして昨日、帰国ということであれば、それすらもないのかってことはこれからのことになりますかね?」

(浦島) 「そうです。これから詳しい情報が入ってくるんだろうと思いますが、もし国内で感染したということになると、対応がまた大きく変わってくるんだろうと思いますが、海外で感染して国内で発症ということになれば、さほど大きな閉鎖等はないだろうと思います」

(東京都の記者会見の中継。患者は八王子市在住の川崎市内の高校に通う16歳の女子高校生で、11日から18日まで学校企画でニューヨークに滞在。機中で発熱などの症状があったが、19日午後に成田に到着し、検疫では陰性だったため帰宅。20日、八王子市内で受診したところ陽性反応が出たため、遺伝子検査をしたところ、新型インフルエンザと判明)

(浦島) 「(要約)発熱後24時間以内の簡易検査では、このケースのような偽陰性がある。季節性インフルエンザでもこういったことはしばしばある。タミフルが有効に作用するのは発熱後48時間以内で、検査が早すぎてもいけないし、遅れる治療のタイミングが遅れるというジレンマがある」

(古館) ①「想像するに、今、指定の病院でタミフルの投与を含めて治療に当たっていると」
(おバカ発言①)新型インフルエンザと判明すれば、タミフルの投与をするのは当然。わざわざわかり切ったことを聞く古館のバカさ加減は相変わらずだが、問題はタミフルを使い切ってしまえば、代替治療はない、ということ。次の鳥インフルエンザの流行時には効かなくなり、医療関係者はそのことを危惧している。あおるだけで問題意識が全くない古館

(浦島) 「ええ、もう多分、早速行われていると思いますけれども」

(古館)① 「時間的に言いますとね。それから40度を超える熱が一時出ていたという情報がありますんで、非常にご本人の容態も心配ではありますが、あのー、まず学校閉鎖、学級閉鎖云々という前に、川崎の高校に通学してらっしゃる。そして、この今回のアメリカ行きも川崎の高校の企画による行動だったようなので、周りの同級生、友達含めて、川崎方向の濃厚接触のあたり、ここの調査が必要ということになりますか?」

(浦島) 「いえ、今回はですね、潜伏期間、新型インフルエンザであってもマックス7日間ですので、今回11日から18日までアメリカに滞在しておりますから、同行した生徒および教師の方はこれから発症する可能性はあると思うので、検疫する必要性もあるかと思いますけど、同級生と接触してなければ、その人たちはそのままで構わないと思います

(古館) ②「どのくらいの人数で、どういう集団行動をとったのかということも気になるところですね」
(問題発言①②)「同級生と接触していなければ、その人たちはそのままで構わない」と指摘しているにもかかわらず、学校閉鎖や集団行動の調査をするように誘導する古館キャスター。典型的に「あおり」手法だ。

東京都の会見の冒頭を聞いただけで都の会見は続行中だが、会見冒頭のみ中継

その後はスタジオでのやりとりに戻し、成田から自宅までの帰宅経路など、この時点で詳細は把握していないにもかかわらず、また浦島氏が再三、「学校閉鎖はないだろう」と指摘しているにもかかわらず、学校閉鎖、学級閉鎖、川崎方向の濃厚感染……と、1人先走っている古館。

(中略)

関西での感染拡大の話で、
(浦島氏) (要約)「封じ込め期からいつ蔓延期にシフトするのかっていうのが、多分ポイントだと思うのですが、どうしても100例、200例まで待ってしまうと、もうパンク状態で蔓延期に移るので、やはり僕の感覚的な数値ですと、1人から20人、20人を超えたらもう封じ込めをむりやりせず、もう蔓延期に移ったとして、開業医の先生達にも診療していただくという形がいいかと思います。少なくとも国内で1人、人から人への感染例が見つかった時には、既に数十人の人が実はもう発症している可能性を視野に入れて、特に、封じ込め期から蔓延期への間が短いんだということを、今回、我々は関西の事例で学ばなくてはいけないんだろうと思います」

(古館) 「今後、秋以降、どのようにウイルスが交じり合ったり、また変異するか。こういうことを考えた時に、今回の教訓を生かすという、それも同時進行として必要なんだと思いますがいずれにしても繰り返しメディア等々でお伝えしているようにですね、個人個人が入念な手洗いとうがい、そして人に移さないようにするためのマスクの着用。まあマスクも非常に足りなくなっている現状がありますが、そういうことを心がけなくてはいけないんだと思います」

(ナレーションおよび取材VTRの要約) 2月に改定された政府の行動計画に基づく第1段階(海外発生期)のガイドラインでは、ハイリスクとされる慢性疾患の患者への対応(薬の長期処方、患者に処方箋をファックスで送る)を盛り込んでいるが、厚労省は法律の整備が整っていないため、各自治体や医療機関に具体的な指示は出していない。神戸市でもガイドラインは実行していない。スタジオで浦島氏も、「ファックスでというのは現時点ではできないが、長期処方は今でもできるので、慢性疾患を持つ人はアウトブレイクになる前に早めに来院して、主治医の先生に長めに処方してもらうのは1つ、大きな手になると思う」と述べる。

(古館) (誘導質問①)「あとはやはり、最寄りの小さなお医者さんで、開業医のところでもみてもらわなきゃというような局面になった時にはですね、再三言っているんですが、お年寄りの1人住まいの方などはなかなか病院にも出向けないというケース、ここも視野に入れないといけなくなってきましたでしょうか?」

(浦島)(誘導質問への受け答え①) 「そうですね。できれば往診という形が、昔の開業の先生達はよくやられてたわけですが、そういったものも活用しながら、各家を回っていくというのも1つだろうと思いますね」

(誘導質問①と受け答え①)保健所の医師や地域医療従事者などに尋ねるならともかく、この質問を、感染拡大のシミュレーション研究をしている人物に聞いて、どうするのか。浦島氏も誘導質問に一応、「そうですね」と続けて答え、コメントしてはいるが、まるで、いつも古館に「一色さん、……ですね?」と問いかけられて、つい、ひと言目に必ず「そうですね」と言ってしまう一色の姿を見ているようだ。(爆)


(古館) 「とにかく国は弾力的にガイドラインをですね、見直したり、運用したりしてほしいところですね」

10時からの東京都の記者会見が遅れて始まったため、天気、スポーツの前はこのニュースのみで、他のニュースはなし。





平成21(2009)年5月20日(水)のZERO

 (本日の番組構成と報道ステーションとの比較)
 24Hに次いでトップは東京都で初の新型インフルエンザ感染者が出たというニュース。速報で川崎市内でも感染者が出たと伝える。今日1日の動き、舛添厚労大臣の会見などをひと通り伝えた後、軽症患者が家庭で療養する場合に、食事、洗濯など、家庭内で患者や家族はどういった点に気をつければよいのかを七尾キャスターが保健師に尋ね、保健師が各シーン(療養場所、食事、洗濯など)について具体的にアドバイスする内容を流す。基本的には、このような状態になれば、不必要に情報を与えることをせず、必要な情報だけ伝えるという姿勢に終始している。報道ステーションのように、「あおり」や「誘導」は行っていない。

 
新型インフルエンザの症状をまとめたボードで症状を説明・確認して、結びは

(村尾) 「こうした症状が出た場合には、まずは保健所の発熱相談センター電話で相談してください。そして病院に行く場合は、公共の交通機関の利用、これはできるだけ避けて、必ずマスクをして行ってください」

新型インフルエンザ関連以外のニュースでは、1~3月期のGDPが-15.2%減、戦後最悪だったニュース(新型インフルエンザ関連の次)、京都地検が漢検本部に家宅捜査に入ったニュース(Pic UPのコーナー)を伝える。


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古館民主党に「聞いてみたい部分がありますよね」??先週スタジオに来た時なぜ追及しなかったの?

平成21(2009)年5月18日(月)の報道ステーション
(本日の番組構成・内容)
国内感染者が163人になって、ようやく新型インフルエンザ関連のニュースをトップニュースで取り扱うようになった報道ステーション。冒頭24分近くも報じたが、その後報じられた民主党新体制発足のニュースを観ると、一色コメンテーター、古館キャスターともに相変わらずの民主党寄りのスタンスだった。
トップは新型インフルエンザ関連のニュース

感染が広がっている兵庫県、大阪府内の駅、観光地、市民生活の様子や、今日1日の政府、自治体の動きや対応などを、専門家へのインタビューを交えながら紹介。スタジオではWHO新型インフルエンザ対策改定メンバーで東北大大学院・賀来満夫教授から話を聞く。

民主党新体制発足のニュースと、緊急世論調査の結果を8分強報じる

午前10時すぎ
(鳩山代表) 「(小沢・岡田氏の)2つの大きな輪をですね、きちんと私がリーダーシップを発揮して、グリップをしながらですね、岡田さんには大変重要な役割として、ある意味ではナンバー2として戦っていただくと」

(ナレーション) 新体制の発足から1夜明け、鳩山代表は改めて岡田幹事長への期待感を示した。その岡田氏は

午後4時すぎ、民主党本部
(岡田幹事長) 「代表選挙をやってよかったと思います。国民の皆さんにもう1回、民主党に期待してみようかというふうに思っていただく、そういうことにつながったと思います」

(ナレーション) 一方、代表選の影の主役、小沢前代表は、選挙担当の代表代行に横滑りした。小沢氏の影が色濃く残る新体制。世論の評価は意外なものだった。

【報道ステーションが実施した緊急電話世論調査】
・調査日:5月17日(日)、18日(月)
・調査方法:層化二段無作為抽出(全国125地点)
・調査対象:1000人
・有効回答率:57・8%

◆支持する政党は?
民主……34.8%
自民……34.6%
(その他の政党……公明2.9%、共産2.2%、社民1.0%、国民新0%、新党日本0%)

(ナレーション) ①民主党の支持率は前回(4月26日)の30.0%(自民35.7%)から5ポイント近く改善して、自民党をわずかに上回った。

◆次の総理には誰がふさわしいか?
・前回(4月26日)……麻生太郎33%、小沢一郎19%
・今回        ……麻生太郎24%、鳩山由紀夫36%

(ナレーション) ②小沢前代表から鳩山代表に代わったことで、再び麻生総理を上回った。
(問題ナレーション)民主党新代表誕生で、期待が高まるのは当然のこの時期に、世論調査を行う、民主党の期待感をさらに高めていくナレーション。実際には、有権者の反応はまだ未知数で、「どっちもどっち」という反応が少なくない。
午前10時すぎ
(鳩山代表) 「潜在的に民主党に対する期待感があったと。それがいわゆる西松問題で少し低下をしてしまったと。ご祝儀相場と言われないようにですね、ここから、これがスタートラインであって、さらにこれを高めていくという努力を国会の中で果たしていきたい」

◆鳩山代表で民主党は新しく変わったか?

思う……20%
思わない……57%

◆小沢前代表が実権を握っている?

思う……59%

思わない……20%

午後7時、新橋
(40代男性会社員) 「やっぱり院政っぽい感じもしますし、特に選挙対策担当ですよね、なので、かなりそういうイメージって残っちゃったんじゃないですかね」

(60代無職男性) 「新しい風を吹かせるんであれば、小沢さんは排除した方が、私はいいと思いますけどね」

(鳩山代表) 「(小沢氏の)この卓越した手腕というものを、私は積極的に活用させてもらいたいと。活用させてもらうということであれば、当然、それなりのポストでがんばっていただくと。これは当然のことだと思っておりますので、私はそれは、ある種の批判は一時的にあるかもしれませんが、必ず批判はなくなると、そう思っています」

◆総選挙後に望ましい政権は?

・民主党中心とする内閣……46%
・自民党中心とする内閣……31%

(ナレーション) ③「自民党を中心」と答えた人との差を広げた。

午後7時すぎ、新橋
(30代男性会社員) 「消去法で民主党かなという感じがしますけど」

(40代男性会社員) 「どちらもどっちですけどね。でも新しい顔になるのなら、民主党でもいいかなって気がしますけども」

(ナレーション) 来週27日にも初の党首討論を行うことで調整が進められている。麻生総理は今夜、小沢氏の問題を取り上げ、民主党を牽制した。

午後6時半、官邸
(麻生総理) 「小沢代表代行になられてますけれども、小沢さんとの金の話っていうのが一番、国民としては聞きたいところじゃないですかね。そういった意味では、民意と民主党の話に少しねじれがあるかなあという感じはしますね」

◆西松建設をめぐる違法献金問題で説明責任があるのは?

・小沢氏個人にある……68%
・民主党にある……12%

(ナレーション) ④小沢氏個人にあると答えた人が7割近くを占め、世論は民主党の問題と切り分けて考えている模様だ。小沢氏と岡田氏を同時に取り込んだ鳩山代表。しかし、選挙で采配を振るうのは本来、幹事長の役割だ。
(問題ナレーション④)相変わらずの岡田びいきのナレーション。岡田氏に権限を持たせないといけないと主張しているかのようだ。
テロップにて
(岡田幹事長周辺)① 「岡田さんは本当は幹事長を受けたくなかった。でも受けざるを得なかった。小沢さんは選挙資金の配分や(選挙)情勢調査の結果は岡田さんに知らせるべきだ」
(誘導テロップ①)匿名のコメントで、自らの主張に沿う方向に誘導しているように映る。
(ナレーション) 2人に軋轢は生じないのか。

午後4時すぎ、民主党本部
(岡田幹事長) 「鳩山さんが小沢さんとの関係を具体的にどう考えるかって、まだお聞きしてませんけれども、私としては選挙については小沢さんが一義的にやられるんだろうなと認識してます。ただ、いろんな意見は申し上げなければなりませんし、丸投げするということではもちろんありません」

(古館) 「さて、どうなるのか。一色さん、まず各社やってますけど、世論調査の結果などを見てどういうふうにお感じになりますか?」

(一色)① 「大方の予想よりは民主党にいい結果がでてるんじゃないでしょうかね。鳩山さんだったら、上がっても小幅だというふうに思われてたと思うんですけれども、まあ、かなり世の中の考え方が政権交代の、何ですかねえ、期待が底堅いというか、そういう感じがしますねえ」

(古館)① 「ははぁ」
(問題コメント①とバカな受け答え①)
本当に民主党の政権交代への期待感は「底堅い」のだろうか?新代表へのご祝儀相場をどの程度勘定に入れているのかを度外視する一色コメンテーターの発言と何も分析力がない古館キャスターのやりとりだ。
(一色) 「まああの、だけど民主党、これからやっぱり、大きな課題が2つほどあると思うんですね。1つはやはり小沢さんのことで、小沢さんやはり、西松問題のけじめを、一定のけじめでしょうけれども、一定のけじめをつけて、それでまあ、鳩山さんを支えるという立場を貫くことができるかどうかというのが1つで、もう1つはやはり政策の問題で、財源を含めて、もっと民主党の政策を精緻に、また現実的にすることができるかどうかということだと思いますね。今度、党首討論も今、一応27日で動いているみたいですけれども、その党首討論でも、おそらく麻生さんはこの2つの点を突いてくると思うんでですね、まあ鳩山さんがどう対応するか、注目だと思いますね」

(古館)② 「政策、政権公約につなげて言いますと、やはり、たとえば民主党の社会保障の全体像、具体像。そして、たとえば自衛隊の海外派遣、これについてどう考えるか。いろんなところをやっぱり聞いてみたい部分がありますよねえ」
(問題コメント②)「社会保障と自衛隊の海外派遣についてしか問題意識がない古館キャスターの底の浅さがよくわかる」
(一色) 「そうですね。何より、僕は財源、そこが一番の疑問として残るところですよね」

(古館) 「これからもっと詰めるのかもしれませんけども、来週の水曜日よりもっと早く、党首討論を聞きたい気もするんですがねえ」

(一色) 「そうですねえ」

トヨタ、「新型プリウス」発売

 既に8万台の先行予約があること、先月、ホンダの「インサイト」が1万台以上を販売し、販売台数のトップになったことなども伝えながら、ハイブリッド車の好調な売れ行き状況を紹介。
 スタジオでは一色が、電気自動車、燃料電池車、クリーンディーゼル、バイオエタノール車などのエコカーがあるが、まだ時間がかかるので、「今年が本当の意味でのハイブリッド元年だと思いますね。私はここ10年ぐらいはハイブリッドの時代だと思います」とコメント。

ムーディーズが日本国債の格付けをAa3→Aa2に引き上げることを発表。

 ムーディーズによる日本国債格付けの引き上げは去年6月以来で、先進7ヶ国中、単独最下位だったが、今回の格上げでイタリアと並んだ。





平成19(2009)年5月18日(月)のZERO
(本日の番組構成と報道ステーションとの比較)
新型インフルエンザのニュースを約18分半報じ、それに対して民主党新体制のニュースを2番目に約1分15秒流すだけのZERO。それよりも6月から始まる裁判員制度の問題点に時間を割き、社会問題に触れている。
新型インフルエンザ関連(約18分半)

兵庫、大阪での感染状況を中心にトップで伝えるが、VTRとナレーションが終わった段階で尼崎市で感染者が出たことを速報で伝えたほか、「イチメン」の後でも、大阪府で新たに感染者が出たことを速報で伝えた。内閣府が麻生総理自ら出演するテレビCMを放送し(CMの一部映像を流す)、冷静な対応を呼びかけることなどについても伝える。スタジオでは東京都福祉保健局技官・桜山豊夫医師に話を聞く。

●民主党関連(約1分15秒)

「週末の世論調査で、民主党への期待感が回復」として報じるも、詳しい世論調査の結果を伝えることもなく、ナレーションとコメントでの構成にするでもなく、鳩山代表と麻生総理のコメントを一部VTRで使用し、コメントを補足する部分は、スタジオで小林麻央キャスターがニュース原稿を読むだけの極めてシンプルな扱い。当然、スタジオでのコメントもなし。

(鳩山代表) 「ご祝儀相場と言われないようにですね、されにこれを高めていくという努力を国会の中で果たしていきたいし、選挙においても果たしていきたい」


(小林キャスター) 小沢氏を代表代行として執行部に残したことへの批判については「小沢氏を活用するためにはそれなりのポストは当然で、批判は必ずなくなる」と強調しました。

(麻生総理) 「安全保障の問題、財源の問題。この2点は避けて通れない問題だと思ってますんで、ぜひ論議をした上で、国民の方々に判断をしていただきたいと思っています」

(小林キャスター) 一方、麻生総理は今夜、財源問題などで政策を見比べた上で、どちらがいいか判断するよう、国民に求めました。また「小沢氏のカネの話が国民が聞きたいところじゃないか。民意とねじれがある」として、民主党の姿勢を批判しました。


櫻井翔の「イチメン」   裁判員制度スタートを前に、櫻井が東京地裁を訪れた。

裁判官へのインタビュー、裁判官の案内のもと、裁判員候補者待合室、裁判員裁判用の104号法廷、評議が行われる部屋などを紹介しながら、櫻井のナレーションと最高裁製作オリエンテーションDVDの映像で裁判員制度について説明。

(櫻井) 「先週、ある殺人事件の裁判を傍聴してきたんですが、(ここからは一部要約)弁護側が事件の背景、辛い、殺人まで至る大きな背景を説明している時、被告人が俯きながら涙を流している姿が僕の右側に、一方で左側では、被害者の気持ちを代弁するかのように問い詰める検察や、傍聴席のすぐ隣では被害者の家族の方が涙されている姿もあって、正直、気持ちが右、左に自分の中で揺れ動いてしまった。感情だけに流されないことという難しさをすごく痛感しました」

(村尾) 「うーん、何となく僕もわかるし、それから多分ね、裁判官の富田さん自身(取材を受けた東京地裁の裁判官)もね、やっぱり感情が揺れ動くものだと思うんですよ。生身の人間ですからね。ちょっとこれ、切り口を変えて少し述べたいのは、やっぱり事件っていうのは、いろんな人間が住んでいるこの人間世界で、いろんな場面場面で事件が起こるわけじゃないですか。それを学校で法律を勉強してきて、司法試験に合格して、法律でずっと生活してきた。そういう、裁判官はもちろん優秀なんですけどもね、そういう同質集団、グループだけで裁いて、本当にいいのだろうかって、僕、素朴な疑問をずっと持ってたんですよ。いみじくもこのVTRの中で富田さんが、広い視野で、アンテナを張ることが必要なんだとおっしゃってたけれども、まさにそれが必要で、その広い視野というのが、僕は裁判員、いろんなところでいろんなご経験を積んでる方々が来て、一緒になって事件を考えてみるという、やっぱりそういうことが私は改めて必要なんだと。私は裁判官自身がやっぱり、今までの裁判の限界を感じてるんじゃないかなあと思うんですよね」

(櫻井) 「富田さんがおっしゃっていたのは、プロである裁判官の3人だけで判決を決めるのではなくて、村尾さんがおっしゃったように、人生経験、さまざまな人生経験をしてきた裁判員6人を加えた9人で判決を出すことに大きな意味があるとおっしゃってました」

Pic UPのコーナー
日本郵政グループは今日、取締役の人事案を決める指名委員会を開き、西川社長の再任を支持することを決定。

 
「取締役人事には総務大臣の許可が必要で、西川社長が続投するかどうかは最終的に鳩山総務大臣が判断することになる」と結ぶ。

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民主党代表選。報ステ13分(結局コメンテーターが争点をぼかす)、ZERO5分半(村尾キャスターが的確に問題点を指摘)

平成21年(2009年)5月15日(金)の報道ステーション
(本日の番組内容・構成)
民主党代表選をトップニュースで扱い、何と47人の隔離者(のちに30人以上の感染者が発表される)が出た新型インフルエンザは、4番目扱いのニュース。しかも民主党代表選が約13分なのに対し、新型インフルエンザは、4分45秒のみ。ニュース構成も岡田氏が頑張らないと面白くない、といわんばかり。一体どういうセンスをしているのか。

民主党代表選関連をトップで扱う。以下の構成を観れば、報道ステーションはどちらかというと、岡田氏寄りのスタンスで、精一杯民主党代表選を盛り上げようとしているのがわかる。
有楽町で街頭演説に立つ鳩山、岡田両氏の演説の様子を流した後、聴衆の声を紹介。
いきなり岡田氏を持ち上げる声を冒頭に持ってくる。
(50代後半と思しき女性) 「岡田さん。すごく力強くて」

(50代と思しき女性) 「キャリアからいけば、うーん、鳩山さんかな」

(60代と思しき男性) 「岡田さんみたいな若い人がいいんじゃないですかね」

午後5時前、(蓮舫議員も同乗している移動の車中でのインタビューに答えて)
以下、議員の演説やコメントも岡田氏を勝たせようという側のものを中心に扱う。
(長妻昭議員・岡田支持) 「岡田さんはいずれにしてもチャレンジャーで、追い上げをしているという状況ですので、勝負はわからないんじゃないかと思います」

鳩山、岡田両氏の演説の様子を再び流した後、街の人と握手する岡田氏、長妻氏の映像と共に、
(ナレーション) 「岡田陣営は、知名度が高く、政策通の長妻議員を応援演説に投入し、巻き返しを狙う。」

応援演説で
(長妻) 「岡田克也の突破力、そしてあの頑固さで、官僚の厚い壁を突破できると、私は考えております」

(移動の車中で)
(長妻) 「官僚の手綱をきちっとですね、握ってコントロールするという具体的プランがあると。今回は本当に岡田さんでですね、政権交代、そして政権マニフェスト実現をさせていただきたいと」

(街頭演説を聴いた70代男性) 「岡田さんの方が、民主党が勝つと思うから、そういう意味で岡田さん」

(街頭演説を聴いた60代男性) 「国家っていうのは私物化されているような感じじゃない。官僚とかさ。今の話を聴く上では岡田」

(街頭演説を聴いた20代男性) 「今までの民主党での行動でいったら、守戦でいったら鳩山さんなので。冷静さがあるような感じはありますね、見てて」

(ナレーション) ①「街頭での人気は岡田氏が高そうだが、国会議員票では厳しい状況が続く。岡田氏は朝から各議員の事務所に足を運んで支持を呼びかけた。一方の鳩山幹事長。明日のスピーチ原稿を作っていた」
(問題ナレーション①)あくまで余裕の表情の印象を与えるナレーションだ。
(午後1時すぎ、鳩山陣営会合)
(小沢鋭仁議員) 「いつもの幹事長じゃないようなパターンを作りたいと思ってるんですけどね。今の話も使えるかもしれない」

(ナレーション) 「余裕が見える鳩山陣営。テレビ朝日が情勢調査を行った結果でも、鳩山氏は自らのグループや小沢氏のグループなどを合わせ、全体の半数近くに迫る勢いだ。鳩山陣営では優位な戦いを進めている」

午後2時半すぎ、議員会館の石関貴史議員の事務所で打ち合わせをしている映像)
(松木謙公議員) 「ここに(電話)してみましょうか」

(電話の相手に話をする石関貴史議員) 「戦後の日本と同じようにですね、新しい平成の時代を切り開いていくためには、吉田から鳩山へ、麻生から鳩山へと、やっぱこういう大きな時代の流れを先生もよくご承知だと思いますので」

(富川アナ) 「皆さん、一致してますか、 過半数は今のところ大丈夫だろうという認識は?」(余裕の表情という印象を誘う質問)

(石関議員) 「過半数は超えてるだろうという認識は共通してますけど」

(ナレーション) 陣営からは、鳩山新代表を前提としたこんな声も上がり始めた。

(問題ナレーション①)もしそうであるなら、民主党代表選はあくまで「戦い」ではなく、「やらせ」というべきではないか?
(山口壮議員) 「次の“政権移行チーム”も含めて、鳩山さんは今、発想を練り始めているから、そういう意味では、1つの新しい時代が既にもう始まっているのかなって」

テロップにて
(鳩山陣営議員) 「鳩山代表の下での幹事長は岡田さんだ」

(ナレーション) 一方の岡田陣営には危機感が募る。

(岡田陣営議員) 「本当に(取材は)2分ぐらいにしてくれないか? それどころじゃないから、今」

(ナレーション) 午後、選挙対策本部にこもった岡田氏。自ら各議員に電話をかけ、必死に説得を行っていた。

午後2時半、選対本部のホテルの一室で
(岡田) (電話で相手に)「政治家としてやっていれば、(しがらみ等)さまざまなことがあるわけですけれども、ただ、やっぱり民主党として、今度の総選挙で政権交代を実現できるかどうかと。そのために何が必要かという、その一点でご判断いただきたいというふうに思ってるんですけれども。(相手の話を聞いた後で)何とかよろしくお願いしますよ」

(記者) 「今のは○ですか、×ですか?」

(岡田) 「△だね」

(記者) 「今日は何人ぐらい電話をかけたりしますか?」

(岡田) 「えー、どうですかね。40人ぐらいじゃないですか」

(ナレーション) 党内での戦いでは劣勢の岡田陣営だが、民主党岡山県連が行った党員とサポーターへの電話調査では、387人から回答を得た結果、岡田氏支持が263人、鳩山氏支持は97人と、岡田氏への支持が圧倒的に多い。民主党が抱える「世論」と「党内世論」の大きな乖離。

午後4時
(牧山弘恵議員) 「自分の意見だけで決めてしまってはいけないと思っています。明日の、そうですね、投票所に行くまでにですね、やっぱり(街頭などで)国民の声を聞いた上で判断したいと思います」

午後5時
(植松恵美子議員・鳩山支持) 「(鳩山支持を決めたのは)えーと、昨晩ですね。やっぱり悩んで悩んで。自分が推している方と世論調査が合っていたらどれほど楽だろうと思います」

午後5時、有楽町
(鳩山) 「世論は大事ですよ。やはり、いずれにしても国難をいかにして乗り越えるかということで」

移動の車中で

(長妻) 「まあ世論的には岡田さんの方が(人気が)高いので、それが岡田さんにとってはいい影響になるのかなとも思いますが」

(ナレーション) 今日午後には公開討論会が開かれた。政策の対立軸がない中で、岡田氏は年金財源としての消費税問題で違いを明確にしようとしている。

午後4時すぎ、日本記者クラブでの公開討論会で
(鳩山) 「私はこの4年間の間に消費税を上げるという議論をする必要はないと」

(岡田) 「年金制度の新しい制度設計をする中で、その最低保障年金の部分を賄う消費税の議論というのも、ある意味では議論としてはセットになると。議論すら4年間すべきでないとおっしゃったことに、少し違和感を感じるんですが。もう少し大きな議論をすべきだじゃないかというふうに思っております」

(鳩山) 「その財源というものを考えた時にも、(年金一元化への)移行期間が20年、30年、40年あるとすれば、次の間に税金を、消費税を上げるということを決める必要はないという意味で申し上げたつもりでございます」


(岡田) 「移行期間が40年、50年なのか、まあ私は20年程度だと思っていますけれども、その間、全く消費税を充てる必要がないということではないんですね」

(ナレーション) そして、800兆円を超える借金を抱える中で、どのように民主党の政策を実現するのか?
(問題ナレーション③)以上、2人の違いを際だ立たせようという意図のある構成とナレーション
(鳩山) 「財源論自身そのものも、ある意味で官僚が作り上げてきたものでございまして、官僚の手の内にのると、財源が足りないよという話になるわけでありますが」

(岡田) 「“財源なくして政策なし”という基本的な考え方に立って、とにかく財源の具体的メドがまだ立たないのに、政策だけスタートしてしまうと、さらに国債の発行を増やすことになりかねませんので、具体的に(財源の)メドがついたものから、その額に応じて、民主党の政策を実行に移していくと」

(古館) 「寺島さん、この代表選から見える景色というものをちょっと聞きたいんですけどもね」


(寺島) 「これ、あの、メディア的にはね、小沢VS反小沢とかですね、小沢氏との距離ってことでね、この2人の対比を浮き立たせようとかしますよね。ところが僕ね、本当に国民として問うべきことは一体何だろうかと考えてみたんですけどね、これもう、野党の党首を選ぶっていう次元を超えてきてますよね。そうすると日本のリーダーの要件としてね、たとえばじゃあ、自民、公明という枠組みでですね、たとえばブッシュ政権というのを8年間を併走して、小泉改革だ何だって言ってきたですね、そっからですね、今度の選挙に向けて、一体、日本っていう国をどういうふうにつくるのかってことについてね、もっと目線の高いビジョンでの議論を聞きたいっていうのが僕の気持ちなんですよ。たとえばっていうとね、ドイツでね、大統領選挙のディベートをした時に、私、鮮明に記憶して、ギョッとなったことがあるんですけれども、びっくりするようなテーマで議論してるんですよ。じゃあ何かっていうと、21世紀の世界史におけるドイツの役割なんてなことでね。逆に言うと、じゃあ21世紀の世界史においてね、日本はどういう役割を果たすべきなんだろうかっていうことについて、仮に議論したとしますよね。そうすると、当然のことながら20世紀の日本とか、戦後の日本とかに対する指導者としての評価が当然、にじみ出て来ざるを得ないと。そういう中で、じゃあ日本って国の21世紀をですね、世界状況の中でどうしていくんだってことをですね、語らざるを得ない。たとえば僕なんかですね、いよいよ来年ね、実は驚いてるんですけど、中国のGDPが日本を抜くっていう推計が出てきてるわけですよ。2007年にはドイツを抜いて、2012年に抜くかって言ってたのが、来年には中国が上回っていくと。ということはですね、アメリカにとっても中国に対する目線っていうのは、どんどんどんどん変わってきて、ここんとこですね、中国に対する配慮がね、G20にしたって、北朝鮮ミサイル問題にしたって、目立ちますよね。そういう時に、このアメリカに対する過剰な依存と期待とで生きてきた戦後の日本っていうのをね、一体どうしていくのか。特にですね、本当に対米関係を切り捨てるべきだなんてちっとも思いませんけども、アメリカとの関係を大事にするにしてもね、アメリカとの関係をいよいよ本当の意味で、依存の関係からですね、本当に公正な関係につくり変えていくためのね、気迫っていうか、中国がこれだけ力をつけてきている時にですね、とかく米中の力学が世界を変えようとしていく中でね、日本はどういうふうにして主張しですね、日本人はどうやって飯を食っていくのかっていうことに関してね、やっぱり明快な議論をしないとですね、今、議論している議論のレベルではね、とても21世紀の世界史における日本の役割なんていうものは切り拓けないんじゃないかなと、僕なんかはそう思いますけど」

(古館) ①「教えられるところありますね。世界の潮流は大きく変わった今、日本はどういうかたち、どういう動きをしていくのか。これは明日の代表選前直前のですね話の中でも、そういう目線での話というのをぜひ聞きたくなってきましたね」
(問題コメント①)前々日、前日も取り上げた通り、古館キャスターの能力のなさで、聞けなかっただけなのに、今頃になって「そういう目線での話というのをぜひ聞きたくなってきましたね」はないだろう。
●2006年、福岡で起きた飲酒運転で幼児3人が死亡した事故の二審判決で、被告に危険運転致死傷罪が適用され、懲役20年の判決が下った。

事故の経緯、判決後の両親のコメントなどと共に、交通事故裁判を多く手がける谷原誠弁護士へのインタビューも加えた構成。

(谷原弁護士) 「危険運転致死傷罪は適用が非常に難しい。立証が難しいんですね。その立証が難しい中でも、いろいろな証拠を積み重ねることによって、この要件を満たすことができるっていうのを証明したという意味で、被害者、あるいはご遺族の方々にとってのインパクトは大きいと思います」

(ナレーション) 危険運転の定義は、「正常な運転が困難」という漠然としたもので、危険運転か業務上過失かの判断は各裁判所に委ねられているのが実情。1審と2審で異なる今回の判決は、その解釈や運用の課題も改めて浮き彫りとなった。

(谷原弁護士) 「まもなく裁判員制度が始まるんですけれども、この危険運転致死傷罪も裁判員裁判の対象となります。プロである裁判官が見たとしても、1審と2審で結論が違っちゃってるわけですね。非常にここは混乱するというというか、事実認定は難しいところだというふうに思いますね」

(古館) 「私はこの飲酒運転の罪深さというものをですね、もっともっと強く認識しなくてはいけないというふうに思います」

エコポイント制度スタート

(ナレーション) 今日、エコポイント制度視察のため、商店街に繰り出した二階経済産業大臣。

(電器店店主) 「どんな商品が買えるんだというような、そんな質問が非常にあるんですけれども、その辺で今、私たちがちょっと答えあぐねている」

(二階大臣) 「当たり前のことでね、まだ決まってないわけですから」

商店街で記者に囲まれて
(二階大臣) 「今日始まったところで、法案も通ってないんでしょ、補正予算が。補正予算通ってないのにね、そのなもの、先々、先々、全部決めてね、やったら、また叱られちゃうじゃないですか」


(古館) 「煩雑ですね、これ」

(寺島実郎) 「これね、政策の実現プロセスにね、コストがかかりすぎますね。であるならば、エコグッズとかエコカーみたいなものと同じでね、その、減税とか割引でダイエットにやっちゃった方がね、よっぽどコストがかかんないですね」

(古館)② 「そうですよね。これじゃなくて、その他だって、補正予算案の中には疑問点の項目がいくつもありますんでね、参議院での補正の審議をですね、私たち、ちゃんと見ておかなきゃいけないなと思っております」
(問題コメント②)古館キャスターお得意のかけ声だけのコメント「見ておかなきゃいけないと思っています」。しかし、きちんと政策を見る能力は彼にはないのは周知の通り。
新型インフルエンザ関連(4分45秒)

停留措置がとられていた47人の人たちが停留措置を解かれた様子、最初に感染した3人が、最低でも最低2日間の入院延長が決まったことなどを伝える。

(古館) 「寺島さん、今後、秋以降も含めて、世界的に長期戦になっていくと思われるインフルエンザウイルスなんですが、どう考えますか?」

(寺島) 「これね、新型インフル(エンザ)の議論を我々、もう少し進化させなきゃいけない局面に入ってきたと思うんですよ。それは何かというとね、日本だけを守ればいいのかってことでね、水際だとか検疫だとか、真剣にやるのは大事ですよ。だけど、去年、日本人の海外に行った人1600万人と。海外に住んでる在留邦人っていうのは108万人という時代が来て、途方もない人の動きっていうのがある時代なんだよね。そういった時にね、途上国の、たとえば新型インフル(エンザ)に対する対応をもね、一緒になって目配せしていかなかったらですね、この問題って必ず我々にフィードバックしてきちゃうわけですよ」

(古館) ①「ああ」

(寺島) 「そこでね、地球環境問題と同じで、グローバルな問題になってるわけですから、たとえばフランスなんかはね、いわゆる航空税っていうことで海外に出てったり、移動したりする人に税金かけてですね、その取ったお金を、途上国に対するですね、そういう健康とか、保険に関する途上国援助の財源に使うなんていうですね、これも1つのタイプの国際連帯税なんですけどね」

(古館) ②「はあ」
(無能コメント①②)難しい話になると、「ああ」「はあ」としか答えが出ない古館キャスター。
(寺島) 「それでですね、たとえばね、1600万人、海外に出て行く日本人もですね、ひょっとしたら日本に迷惑をかけるかもしれないようなリスクをはらんでるんだから、たとえば、1人につき2000円ぐらいですね、とって、そのお金で約320億円ぐらいになりますけど、それをタミフルをですね、途上国にとかにですね、途上国の検疫体制を整備するっていうようなことにも使うなんてことを考えないとですね、グローバルな問題はグローバルな発想でもって対応していくってことでいかないとね、目を、自分の国だけ守るっていうようなとこだけから、一歩踏み込まなきゃいけないところにきてるんだっていうのが、私もここのところ、動いてて感ずることなんですけどね」

(古館)ようやくわかったようなコメント 「なるほど。国内の医療体制の整備ももちろん大事だけれども、世界全体、特に貧しい国々の医療体制を見据えて、そういう援助をやっていくってことが、結果、自分たちにも返ってくるということなんですね」

(寺島) 「そういうことなんです。それがグローバル化の時代なんですよね」

(古館)③ 「これから先のインフルエンザの対策ってのは、大いにそこ、重要な点だと思いますね」
(問題コメント③)自国のことが自国で守れない国がどうやって他国を守れるのか、という疑問を抱かず、「大いにそこ、重要な点だと思います」と相づちを打つだけの古館キャスター。「これが知識人の考えることだ」と思ってしまう視聴者が本当に気の毒だ。




平成21年(2009年)5月15日のZERO
(本日の番組構成と報道ステーションとの比較)民主党代表選のニュースが報道ステーションと比べて、圧倒的に短い。民主党代表選はわずか5分半で、しかも1日の動きをまとめて伝える24Hに続いて2006年に福岡で起きた飲酒運転で幼児3人が死亡した事故の二審判決で、被告に危険運転致死傷罪が適用され、懲役20年の判決が下ったニュース、エコポイント制度スタートのニュースに続き、民主党代表選関連は3番目の扱い。その中身も、今回の代表選が「違いが目だ立たない」「ゆるーい雰囲気」という的確な状況を言い表している。

●民主党代表選(5分半強)

(ナレーション) 代表選を明日に控えた民主党。今日、岡田、鳩山両候補が公開討論会を行った。まずは企業献金の問題について。

午後4時、公開討論会
(鳩山) 「企業・団体献金、これはパーティー券も含めてということを、岡田さん、盛んに力説をされておりましたが、それを3年以内に、私たちは完全に禁止をさせなければならない、そのぐらいに思っております。それに対して(岡田さんも)きっと同じ思いを述べていただけると思っておりますが、どうぞ、見解を述べていただければと思います」

(岡田) 「同じです」

(鳩山) 「早いなあ」

(ナレーション) 政策の違いが出せず、ゆる~い雰囲気に司会者も

(司会者) 「できるだけ違いを際立たせるような討論をお願いいたします」

(ナレーション) 消費税の話題で仕切り直し。

(岡田) 「(鳩山さんは)政権を取った後、4年間は消費税の議論すらすべきでないと。議論すらしないというのは、いかがなものかというふうに思いますが」

(鳩山) 「消費税は、私どもは基本的に、いわゆる年金の基礎的な部分、最低保障年金に充当するということに決めているわけでございます。(年金制度の)移行期間というものを20年、30年、あるいは最大でいくと40年ぐらいとらなきゃいけないという試算をしております」

(岡田) 「その最低保障年金部分を賄う消費税の議論というのも、まあある意味では、議論としてはセットになると言えるっていうのは少し先になります。しかし議論としてはやっぱりセットになるんじゃないかと、私は思います。もう一度、ちょっとお聞かせいただけますでしょうか?」

(鳩山) 「私もその議論は必要だと思います」

(ナレーション) 結局、違いがよくわからない2人。民主党が一丸となる融和を強調した。

午後5時半ごろ、有楽町
(ナレーション) 討論会を終え、2人はすぐに街頭演説へ。

街頭演説で
(鳩山) 「この戦いの相手は、私にとっての相手は岡田さんではありません。自民党、自公連立政権を倒すという大目標が、相手でございます」

(岡田) 「全党一丸となって協力をして、民主党政権をつくる。この新しい歩みがまず始まります」

演説を聞いた人は
(20代後半から30代前半と思しき女性) 「(鳩山氏は)言ってることが、すごく、前の小沢さんの時とかぶっているので」

((20代後半から30代前半と思しき女性) 「(岡田氏が)おっしゃっていた中では、まだ具体的なことは伺えなかったと思うんで」

(ナレーション) 街頭演説でも融和をアピールした2人。しかし裏側では多数派工作が行われていた。鳩山氏の事務所では

今日午後2時ごろ、鳩山由紀夫事務所で、鳩山氏本人が電話をかけている映像
(鳩山) (電話の相手に)「友愛革命を成就させるために絶対必要な方でありまして」

(ナレーション) 鳩山氏自ら電話で協力を呼びかけていた。一方の岡田陣営。

(今夜、都内ホテルで岡田支持議員が数人で「ダメだと思っても、声かけがやっぱり大事だと思うんですよね」などと話している映像)

(ナレーション) 投票日前の最後の追い込みは夜まで続いた。
 現在、衆議院ではほぼ互角。参議院では3分の2程度が鳩山氏を支持しており、全体としては鳩山氏が優勢と見られるが、情勢は流動的だ。小沢氏も(今日)1日事務所にこもり、所属議員に鳩山氏を支持するよう伝えた。結果は明日の午後、明らかになる。

(村尾) ①「民主党が政権交代を目指すのは、私は当然のことだと思うんですよ。ただね、その政権交代をさせるかどうかを決めるのは、私たち有権者なんですよね。だから鳩山さんも岡田さんも、自らの政策をしっかりと語って、私たち有権者にその判断材料を示すことが、私は必要だと思うんですよ」

(鈴江アナ) 「街の方も具体的な話を聞きたいって声ありましたものねえ」


(村尾) ②「そうなんですよね。そんな気持ちから、一昨日、昨日とこのスタジオで、お2人の考え方を語ってもらったわけなんですよね。厳しい経済情勢の中で、景気対策、社会保障、その財源はどうするんですか?と聞いたところ、お2人とも口を揃えて、いや、役所の無駄遣いをなくせばその財源は生み出せるんだと言ってました。だけど、本当にそれで大丈夫なんですか?というように更に問いただすと、岡田さんは国民に新たな税金の負担を求めることについても避けなかったんですよね。一方で鳩山さんは、厳しい経済環境の中で、消費税の議論すらとんでもないというのが鳩山さんでした。いよいよ明日、民主党の代表が決まるわけですけれども、その新しい代表の下での民主党を次の選挙で判断するのは皆さんです」
(的確コメント①②)番組内で民主党代表選の候補2人の違いをわざとつけようという報道ステーションに対し、違いがあるのは財源問題だけで、とりわけ鳩山氏の「消費税の議論すらとんでもない」(番組では鳩山氏は「20年から30年消費税を上げない」と語っている)という発言の重大さに村尾キャスターは言及している。将来の日本にとって重要なことを指摘するのが報道機関の大事な役目だろう。

Pic UPのコーナー
●日本郵政が「かんぽの宿」をオリックスへ一括譲渡しようとした問題で、民主党など野党3党(民主・社民・国民新)は、貴重な財産を不当に廉売しようとしたなどとして、西川社長を特別背任未遂罪などで東京地検に告発した。これに対して西川社長は、「該当する事実は全くなかったと確信しております」と反論するコメントを出した。

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古館ってバカ?比較するとよく分かる村尾との格差。ひどすぎる報ステのレベル。

平成21年(2009年)5月14日(木)報道ステーション
(本日の番組内容と構成)昨日を超える約32分間を民主党代表選のニュースにあてる報道ステーション。民主党代表選をいかにも盛り上がっているように「過剰報道」し、スタジオには古館キャスターの前日の「公約」通り、鳩山由紀夫氏をゲストに呼んだ。その中で展開された2人のやりとりは、「やりますか?「やります」「(官僚を)切れますか?」「切れます」などという漫才でもなければ、できないような恥ずかしいものだったー。

民主党代表選関連の映像でまず盛り上げ、鳩山幹事長生出演でますます盛り上げようとする報道ステーション

(ナレーション) あさってに迫った民主党代表選。2人の候補者がそれぞれ出馬会見を開いた。

午前10時半、民主党本部、出馬会見
(鳩山由紀夫幹事長) 「今こそ必要なのは、まさに友愛。愛の政治でなければなりません。そのためには挙党体制が望まれております」

午後2時、民主党本部、出馬会見
(岡田克也副代表) 「あと一歩で政権交代が実現する。そういう非常に大事なところに今、きています」

(ナレーション) ①「親小沢」か、それとも「非小沢」か。代表選の影の主役は選挙に向け、地方行脚を再開していた(岐阜県多治見市での集会に出席している小沢代表の様子を写したVTR)。党内で激しさを増す多数派工作。情勢はなお流動的だ。

問題ナレーション①)「親小沢VS非小沢」という構図を勝手に仕立て上げ、いかにも盛り上がっているように見せるためのナレーション。実際は、勝っても負けても負けた方が幹事長になることが決まっているにもかかわらず。
(鳩山) 「私の政策を申し上げれば、友愛社会の建設、愛のある政治でございます。天下を取ることは、これは小事にすぎません。私は愛を貫き、背筋を伸ばす。そのことの方がよほど大事だと」

(ナレーション) ②鳩山幹事長が会見で繰り返したのが「友愛」という言葉。祖父・鳩山一郎元総理の座右の銘だ。一方、岡田副代表は今日も繰り返し、政権交代を訴えた。

問題ナレーション②)今日は鳩山氏がスタジオ入りするため、目一杯盛り上げようとゴマをするナレーション
(岡田) 「15年間、一貫して野党の立場で政権交代ある政治を目指してまいりました。年金制度の抜本改革とか、あるいは無駄をなくすための徹底的な行政改革とか、地方分権とか、何一つまだ実現していない。何が何でも実現していかなければいけない。1人1人の人々の幸せを後押しをしてあげたい。そして、1人1人の日本人の笑顔が見たい」

(ナレーション) ③代表選で注目されるのは、小沢代表との距離感だ。鳩山氏は代表になっても小沢氏を重要ポストで処遇する考えを示した。

(鳩山) 「小沢代表にも、これから選挙においても頑張っていただきながら、しっかりとした仕事を行ってもらいたい。だから私は小沢の傀儡政権だと、そのように呼ばれるつもりは、一切ありません。むしろ、大きな役割も果たしていただきながら、鳩山色というものを色濃く出すことができるような、そんな民主党政権をつくりあげてまいりたい」

(ナレーション) ④一方、岡田氏は

(岡田) 「代表に当選をさせていただければ、その時に改めて考えたい。しかし、全員野球でなければならない。まあ、そういうふうに申し上げておきたいと思います」

(ナレーション) ⑤投開票があさってに迫る中、両陣営に多数派工作が激しさを増している。
(問題ナレーション③④⑤)両陣営が激しく多数派工作をし、くどいほど盛り上がっていることを繰り返す
(富川アナ) 「三重県選出の議員たちが、岡田さん支持集めに奔走しています。現在、長妻さんの部屋へと来ています」

(長妻昭議員) 「まあ私自身は、岡田さんの応援をするということにしてますので」

(支持を求めて来室した岡田陣営の議員たちを前に)
(郡和子議員) 「はいはい。いろいろまだ悩んでいるところです」

(岡田陣営) 「向こう向いてたらあかんぞ。離さんぞ」

(岡田氏が「こんにちは」と言って、議員会館の民主党議員の部屋を訪れ、「しっかりがんばりますから」と握手する映像)

(ナレーション) 鳩山幹事長も議員会館を回り、支持を訴えた。

輿石議員の事務所を訪れた際のやりとり
(輿石東参院議員会長) 「時間があったら、後でこれ見てください。俺のところにきた」

(鳩山) 「いろんなメールですか?」

(輿石) 「後継は鳩山さんしかいないと」

(ナレーション) あさって午後に迫った民主党代表選挙。投票権は現職の国会議員に限られているが、全国の地方組織の中で、独自の動きを見せるところがある。民主党岡山県連では今日、誰が代表にふさわしいか、聞き取り調査を行った。あくまで予備的な調査としているが、結果は県連の意見として、投票の参考にするという。
 報道ステーションでは、各都道府県連の幹部に緊急アンケートを行い、埼玉以外の46の地方組織から回答を得た。「新代表に適任だと思う人物」の質問では、岡田副代表3(新潟、三重、鳥取)に対し、鳩山幹事長が6(栃木、群馬、山梨、岐阜、高知、沖縄)、一番多かったのが「どちらでもよい」の13(茨城、東京、神奈川、富山、福井、京都、大阪、和歌山、香川、山口、福岡、佐賀、鹿児島)、「答えられない」という回答も11あり、慎重な姿勢が目立つ。岡田副代表を推す理由として、「クリーンなイメージがあり、党が変わったと印象づけるから」(新潟、鳥取)という声があった。一方、「総理の器ということを考えると鳩山氏だ」(岐阜)という意見も出た。

午後8時すぎ、会合を終えた岡田氏に
(富川アナ) 「支持拡大への手ごたえはいかがですか?」

(岡田) 「がんばってますよ」「鳩山さんがスタジオに出る? がんばってくださいと言ってください。お互いがんばりましょう」

(ナレーション) 旧社会党系のグループも会合を持ったが、ここでは鳩山氏が過半数の支持を押さえている模様だ。

(赤松広隆議員) 「えー、10対4対4。10が鳩山、4が岡田、4が未定」

(ナレーション) 地方行脚を再開した小沢代表は。

午後6時半すぎ、岐阜県多治見市
(小沢代表) 「総選挙はもういくら長くても3月後にはあります。どうぞ、皆さんの力で政権交代を実現させてください」(大きな拍手)

(ナレーション) 鳩山氏と小沢氏の蜜月の原点。それは7年前に遡る(鳩山氏が軽井沢の別荘に

小沢氏を招待)。(2002年5月)軽井沢での散策を楽しむ2人。当時、鳩山氏は民主党代表、小沢氏は自由党の党首だった。

(民主党鳩山代表・当時) 「お招きしてよかったなと、そんな思いでございます」

(自由党小沢党首・当時) 「鳩山さんが代表でありますので、ぜひとも我々の中心になって、リーダーとして、その指導力を発揮して」

(ナレーション) 鳩山氏がぶち上げたのは、民主党と自由党の合流構想。

2002年11月
(民主党鳩山代表・当時) 「(新党の代表には)小沢さんも適任の方ではないかとは思いますし」

(ナレーション) しかし、党内には小沢氏へのアレルギーが根強く、構想はあえなく頓挫。鳩山氏は代表の辞任に追い込まれた。その10ヶ月後82003年9月)、菅代表の下で、民主党と自由党が合流。3年前からは小沢氏と鳩山氏は代表、幹事長として、2人だけの会合を持つことも多かった。そして今回の小沢代表の辞任。鳩山氏は事前に相談を受けていた。

11日
(鳩山) 「この連休の前後に2度、3度、代表とは話をしました」

(ナレーション) 今月3日、小沢氏から辞任について、揺れる心中を打ち明けられた鳩山氏。辞任会見の前夜、決断を聞かされたという。

11日
(鳩山) 「当然、代表が辞任ということになれば、幹事長も辞任と。それから、自らの(代表選出馬の)ことは当然、まだ何も考えておりません」

(ナレーション) 代表選は小沢代表、鳩山幹事長の提案で、今週土曜日(16日)に行われることが決まった。小沢代表はこれに異を唱えた4人の議員(安住、長妻、野田、福山)たちを強く叱責したという。

昨日
(富川アナ) 「かなり強い口調だったということで」

(安住淳・国体委員長代理) 「いや、ご指導いただきました」

テロップにて①
(役員会に出席の議員) 「こんなに声を荒げたのは初めて聞いた。“鳩山さん禅譲”を画策していると思った」
(問題テロップ①)大げさに言うときに誰かわからない匿名の議員がテロップに登場し、なぜか言うはずがないことを語る。
(ナレーション) そしてその後、鳩山氏は出馬を表明した。

午前10時半すぎ、出馬会見にて
(記者) 「小沢氏の後継について、また代表選の日程についてですね、2人の間で話された事実があるかどうか?」

(鳩山) 「そのような事実はありません。現代表の方から、“次は誰がよい”などという話をするべきではないということで、後継の話は一切ありません。(小沢代表から)“一平卒になっても、党の一員として政権交代に向けて支えていくよ”という話はいただきました。代表選の日程に関して、2人で話したということはありません」
(以下スタジオでのやりとり)
(古館) 「今のVTRの中で訂正したいことがおありになる?」
(問題コメント①)冒頭から鳩山氏に迎合し、いきなり訂正を自ら申し出る古館キャスター
(鳩山) 「4人組に対してですね、強い叱責をしたというのでありますが、“長妻君はどういう考えなんだ?”と、ちょっと声を荒げてました、確かに。でもですね、何か新聞記事では何かやたら厳しいことを言ったように書かれてますけども、そうではなかったんですよ。そこをかなりですね、小沢代表というものを、ある意味での強さみたいなものをね、復活させようという意図が、逆にメディアの方にあったのかな。あるいは、そのことを誇大に訴えている人がどっかにいたのかの、どちらかですね」

(古館)② 「だとすると、そのどちらかだとすると、もっと長妻さんはじめ、4人の方々は、もっと時間をかけて、せめて来週、もっとオープンにっていうふうにね、代表選挙をやろうと。サポーター、党員の方々も入れてっていうのを、小沢さんが封じ込めたというふうに伝わっているのは違うんですか?」
問題コメント②)「小沢氏がオープンな議論を封じ込めた」という説を否定させるように誘導する質問コメント
(鳩山) 「私はですね、それは小沢さんの発想でも必ずしもないと思うんですけど、いわゆる事務局が作った案として、当然、今、通常国会やってますよね。で、衆議院、参議院、補正予算が今、移っていく段階であると。1日だって、本来ですね、司令塔が不在というような状況は避けなきゃならんでしょ。そのことを考えれば、この1週間、月曜日に辞めたんならば土曜日ぐらいに決めて、日曜日から再スタートして、月曜日からもう、ある意味で全く空白がないような形にしつらえていけるじゃないかと。そういう発想で、基本的には事務局が作ってるんですよ。それをですね、何か早くやった方が、どっちが有利だとかいうことで、恣意的にしたんじゃないかというふうに流れてますけどね。必ずしもそうではないと、私は思いますよ」

(古館)③ 「そうですか。ただ鳩山さんは、とにかくオープンであること、オープン性が必要だということも今日、重ねておっしゃってましたよね、いろいろな記者会見とかで。そうやって考えますと、本音の中にはね、さっきも言いましたように、もっとオープンにして、堂々と、自由闊達にね、民主党らしいところで、代表選を決めようじゃないかっていうふうに思われたところもあるんじゃないですか?」
(問題コメント③)「オープン」で「自由闊達」なことが、「民主党らしい」という、視聴者無視の勝手な決めつけ。相手に卑下した姿勢がありありと感じられる。
(鳩山) 「うん。あの、思ってましたよ。ただ、時間ってものもね、どのくらい取れるかどうかと、ギリギリ長く、どのぐらい取れるかっていう話はあったんです。で、前例をいろいろ調べたんです。実際に、前原君の時も、辞めて、規則を決めて、中3日間で、これ、やっぱり通常国会開会中でしたから、かなり急がなきゃならないっていう話で、そこで決めてったわけです。ですから、今まではそこで何も、ある意味で問題は起きなかったんですが、なぜか今回、やっぱり小沢代表だからというところも、あるいはあるような気がするんですけれども、同じことをやりながら、批判を浴びたということですよ」

(古館) まあ、あさってには決まってしまうわけですよね。立ち上がり、どっちかっていうと、圧倒的に鳩山さん有利って言われていたけれども、今日の夕方以降、聞こえてくるのはね、これはもう、岡田さんが猛追してるとか、いろんな情報が錯綜してますよ。ご自身としては、今現在、どう判断します、情勢は?」

(鳩山) 「厳しい戦いだなと思いますよ。これはですね、お互いに仲間同士の戦いだけにね、みんな苦しんでるところあると思うんです。それこそ、私も岡田さんも、両方とも選挙の応援に行ったとかね、そういう方、たくさんいるわけでしょ。そういう中で、どっちに決めるかと。それは若くて変化がありそうな岡田君にしよう。あるいは安定感でどうのこうのと、まあいろいろ考え方、あると思いますけども、これ、10対0みたいな話じゃないと思うんですよ、1人1人の気持ちの中で」

(古館)④ 「鳩山陣営としては感触どうですか?」
(問題コメント④)相手が喜ぶような同じことを何度も聞き、自分だけで勝手に盛り上げる最低の質問でインタビューがど下手。こんな聞き方をすれば、相手は型通りの建前しか答えない。案の定、
(鳩山) 「相当厳しいなと思います。厳しいと思います。ただやっぱり、やるからにはね、当然、勝たなきゃいけない。ただ、勝ってもしこりを残しちゃいけないなと。勝っても負けてもね、相手を恨んで、あるいは有権者を恨んでね、“冗談じゃないよ”と、匙を投げるようなことを、お互いにやっちゃいけないなと。お互い、仲間同士で、一番親しい同志が今、戦ってるんですからね」

(古館) 「だからこそ、面白いっていう見方もあってね、今日の鳩山さんの発言、新聞に出てたと思うんですけど、印象に残ったのは、負けた、たとえばね、自分が代表になって、その場合に、岡田さんは大変精緻で、精密な方だからね、しかるべきポストを用意するっておっしゃいましたよね。もう勝つつもりなんだと思いましたよ」

(鳩山) 「いや、それは選挙やる時は、みんな勝つつもりでやらなければ、話にならないんで、勝つつもりで戦っています。ただ、あんまりその、勝った後、誰をどういうふうに遇するみたいな、今から皆さんから聞きますけどね、答えるべきではないと思うし、もちろんこれからの話です」

(古館) 「でも言ったじゃないですか。ちゃんとしたポストに就いてもらうって」

(鳩山) 「ただ、当然のことながら、トロイカ、プラス1みたいなね形で、当然のことながら岡田君には、大変すばらしい方だから、ど真ん中に入ってがんばってもらいたいなと、それは当然思いますよ」

(古館) 「小沢さんに総選挙は任すんですか、今までと同じように?」

(鳩山) 「任しませんよ。私が代表になれば、私がそういう意味での総指揮をとらしてもらいますから、任すんではなくて。小沢さんは私に言ったことがあります。とにかく自分がもしものことがあった時には、一平卒になっても政権交代のために働くからと。そこだけはわかってくれというようなことを言ってましたね。だから、一平卒になっても、選挙っていうものを任せるんではなくて、政権交代のために“あそこ行ってください、ここ行ってください”、ある意味で私が指揮をして、動かしていただくと。そういうことになりますね」

(古館) 「じゃあ今回ももう、既に地方に出ていらっしゃいますけれども、やっぱりそういうことにつながると思うんですが、ただ、今までの選挙の実績っていうとね、やっぱり参議院の大勝ももちろん含めて、小沢さんならではの、地べた、ドブ板、地方を回る、そして遊説するだけじゃなくて、自民党の支持団体なんかもバーっとつかんでくる。あんまりオープンじゃないけれども、ググッとつかんで、いろいろ根回しするっていうのは小沢流で、今まできたっていうところは、やっぱり相変わらずなんじゃないですか?」

(鳩山) 「小沢流、それは小沢代表が小沢代表としてされたことを、大変私は高く評価しています。ただ今度は、鳩山流になった時に、これは小沢前代表に対しても、それこそ駒と言ったら失礼ですけれども、ご自分の得意なところを大いにがんばっていただいて、そして、政権交代に協力をしてもらうということに尽きるわけであって、それは当然、小沢流の部分は、小沢さん自身はなさると思いますよ。自民党の中に手を突っ込む。それは我々からすればありがたい話の部分がたくさんありますから、それはそれでやっていただく。しかし、あくまでも代表は、勝てば私だと。私が小沢さんを動かすということになりますよ

(古館)⑤ 「心強いです。脱小沢になったっていうのを見ていいですね、じゃあ」
(問題コメント⑤)キャスターのお前が心強くなってどうするんだ!
(鳩山) 「脱小沢という言い方がどこまで正しいかどうかわかりませんが、いわゆる小沢支配とかですね、傀儡とかね、院政とか、そんなふうに言われるようなことは、私は一切やりませんから。それは見ていただきたい」

(古館) 「なるほど。だとすればですね、鳩山さん、頼もしいんで聞きたいんですけれども、たとえば、毎日新聞に出てましたけども、やっぱり調べると8割の方々がね、小沢さんは説明責任が全然足りていないというふうに、いまだ見ているわけですね。そしたら小沢さん本人がもっと言うべきっていうのもあるけれども、代表になった暁には、あっという間にもうあさってですから、もし仮に鳩山さんがなったら、これは小沢さん本人に促すか、あるいは鳩山さん自身がですね、ある程度の、今回のいきさつを、ちゃんと国民に納得できるように説明しないと、これ、総選挙に向けていけないんじゃないでしょうか?

(鳩山) 「うん、そう思いますね。それで、ですから1つは、第三者委員会っていうものを作りました。そこで議論してもらってます。あんまり党が関与しすぎてもいけない部分があります。ただ説明責任を、小沢さん自身がどう果たしていくかと、あるいはかつての幹事長としての私がどう果たしていくか、それもまだ問われていますから、そこはきちっとやりたいと思いますし、小沢さん自身にはですね、どんなことになったとしても、この代表選挙の後でありますが、当然、選挙のために各地を動くわけでしょ。そうすると、いろんな意見っていうものを聞くことになりますよね。意見交換をするような場を、できるだけ積極的につくってもらって、そこで、“ああ、なんだ、そうか、こういう問題だったのか、わかったよ”というような形に必ずされていくと。そのために私も当然、小沢さんにそうやってくださいと申し上げていきますよ」

(古館) 「まあ、でも正直言って、本当に第三者委員会が機能するのかなあ、そういう場でもし、小沢さんが語るとすれば、今までも語ったんじゃないかなと思うんですけどねえ。鳩山さん、あの、たとえば10年で3億円って言われてるじゃないですか、西松建設から。あれ一体、何に使ってるんですか?」

(鳩山) 「10年の3億円は1年に分けて、たとえば3000万ですね。3000万自身を、それをそっくり何に使うっていう話じゃないと。当然のことながら、全体に集めた政治資金を、どういうふうに使うかということは、収支報告出てるわけですね。全部、表に見せてるわけですよ、小沢代表としても。それを、だから小沢代表は見ればいいじゃないかとしか言わないんですよ」

(古館) 「そこなんですよ。見れば納得しないんですよ」

(鳩山) 「それは記者とか特別な人たちは、見ようと思えば誰でも見れますから、わかるんだろうけれども、それじゃあ説明責任果たしてないから、だから」

(古館) 「ルールに則ってるんだけれど、何でゼネコンからそんなもらうんですかっていう、もっと根源的なことを知りたいわけですから」

(鳩山) 「うん、それはもらえるからもらってるだけだろうと思いますけど、ただ、額とすれば」

(古館) 「そんなもらえるからもらってるだけだなんて、いいんですか、そんなことで?」

(鳩山) 「それはそうでしょう。①別に合法的な話でもらっていると。少なくとも」
(問題答弁①)西松建設事件は今後裁判となり、まだ合法的かどうかは不確定。古館キャスターはせっかくこの答えを引き出すのに、まったく突っ込まない(無能か?)
(古館) 「でもやっぱり、狙いがあるからもらうんだろう。浄財とは思わないっていうのが献金」

(鳩山) 「皆さん、そう思うけれども、必ずしもそうではないですよ。そこのところはね、古館さん、きちんと理解しないといけないんですが、額が大きいから必ず何か裏があるに違いないというふうに、多分、検察は思ったはずなんですよ。ところがいろいろ調べてみても、何も出てこないじゃないか。どういうことなんだということで、多分、小沢さん自身からすれば、大した額ではないと。あるいは、つき合いにしても、自民党の方々からすれば、トータルとすれば、大した額ではないですよね。小沢さんは71番目ですから」

(古館) 「しきりにね、鳩山さんおっしゃるんだけれど、⑥自民党方向に伸びないのもおかしいと思ってるんです。同じようなことをやってる人がいるはずだから。かといって、小沢さんは71番目だから、小沢さんは額も大したことないってことで片付けられる問題ではないと思います」
(問題コメント⑥)代表選に何の関係もない自民党を貶めるだけのコメント。古館キャスターはこうやって相手に迎合して答えを引き出そうと必死だが、いかにも見苦しい。
(鳩山) 「だから、小沢さんの場合は、全てを公表しているわけですよ。公表してない人たちもいるわけですよ。むしろその方が私は怪しい話だなと思いますよ。結局、それは裏で使ってるなって話でしょ。裏ではなくて、全部表で使って、だから収支報告の何に使ったかというのは、毎年の収支報告を見れば出てるわけですよ。ただ、それを私は小沢さん自身の口で、どこにどういうふうに使ってますよということを、やっぱり国民にわかりやすく説明してもらいたい。そのことは私が代表になった時に小沢さんにもきちんと申し上げるつもりです」

(古館) 「わかりました。一色さん、いろいろな政策をこれからももっと詳しくお出しになると思いますけれども、鳩山さん。何をまず聞きたいですか?」
(政策のことはまったく聞けない古館キャスター)
(一色) 「政策のことは本当に聞きたいんですけれども、政策は基本的に、小沢民主党時代のマニフェストを引き継がれるということだと思うんですけれども、20兆円ぐらい支出が増えるマニフェストだと思うんですけれども、財源、よく聞いても、なかなかよくわからないんですけれども、どういうふうにお考えですか?」

(鳩山) 「マニフェスト自身は、今週の月曜日にほぼ完成をしてきて、完成していない部分は、まさにそこの財源のところがまだ幾つか抜けているところがあります。ただ、かなり埋まってきてまして、すなわち、207兆円という、一般会計と特別会計を合わせた額を、当然1つに合わせて、さらにその1割ぐらいを国民の皆さんの優先順位の高いところに使っていこうじゃないかと、優先順位の低いところはもうカットしていいじゃないかと。そういう予算にしていこうという話でありますから、全部をこれだけ、20兆増やすっていう話じゃないんです。その中でかなりの部分、無駄があるよと。事業仕分けというのを今、一生懸命やってるんですが、今回だってアニメの殿堂みたいな馬鹿馬鹿しいのが入ってるじゃないですか。こういうね、本当に無駄なものがたくさんあるんです。それを今、我々、洗いざらい出そうとしてます。それをやりきれば、兆のオーダーで、数兆のオーダーでそれが出てくると、そのように思っています。それを見て、そしてそのことによって、それでもどうしても足りない部分があれば、当然、何らかの形で国債などを発行する必要があると思っていますが、かなりの無駄遣いというものがありますから、それをまずなくすということが求められていると思ってます」

(古館)⑦ 「徹底した無駄遣いと、それでなお足りないなら国債の増刷も視野に入れるということは、ゆめゆめ消費税などアップはとんでもないってことですね?」

(鳩山) 「消費税のアップは全く考えてません」

(古館)⑧ 「全くもう考えてないということですね?」
(問題コメント⑦⑧)景気の悪い時期で総選挙前に「消費税を上げます」というバカはいないにもかかわらず、何度も同じことを聞く古館キャスター。
(鳩山) 「今、こんな経済状態の中で、消費税のアップなんていう話は私はおかしいんじゃないかと思いますよ。何で麻生さん、そんな話をするのか。全くその必要はない。まずは無駄遣いをなくしていかない限り、消費税のアップなんて失礼な話はできません」

(古館) 「そこはだから、途中から岡田さんと分かれるところですね? 昨日、ここで岡田さんにお話聞いたんだけれども、もちろん、この不景気の最中に消費税アップなんてね、痛みを加えるようなことはやらない。しかし、無駄遣いを切るっていうことだけにいっちゃうと、問題先送りになるんで、やがてはっていうニュアンスをここでおっしゃった。そっからまあ、違いがあるんだけれども、まあ1つ、はっきりと挙げるとすると、今回、戦っているわけですから、岡田さんと鳩山さんの決定的な違いってどこですかね? 政策、似ているところがある。マニフェスト」

(鳩山) 「マニフェスト似たところがあるって、一緒に作ってるわけですからね。一緒に作ってきて、突然、昨日、今日ですね、代表選挙に出馬するという段階になって、全く違っているところはこことここだという話になる話ではありません。ただ、強調するところが違うとすれば、私はですね、やはり究極の無駄遣いというものをなくすのは、地域主権という国に変えていくこと、すなわち、国の持っている権限ってものをどんどん明け渡して、地域がその権限を持つと。財源を持つということにすればですね、たとえば国の役所などは、多分3割ぐらいに済むんじゃないかと。そして、さらに市町村だって、権限を与えられるから、より大きな町が必要になります。そうなれば、ここも行革ができるんです。結果としてですね、大変スリムな、この国のかたちができるんです。それをやるのを、私たち、究極の目的にしています。私はそれを最優先に挙げたい」

(古館)⑨ 「あのね、これもう、本当に重要だと思いますよ。前々から鳩山さんは地方分権をおっしゃってますよね。とどのつまり、全部考えても、霞ヶ関の岩盤をぶち壊せるか否かだと思うんですよ、今のお話はね」

(鳩山) 「そうです。おっしゃる通り」

(古館) ⑩「自信ありますか?」

(鳩山) 「⑪あります。それはやらなきゃいかん」

(古館) ⑫「官僚制度、官僚主導を」
(問題コメントのやりとり⑨⑩⑪⑫)具体的にどういう方法で「霞ヶ関の岩盤をぶちこわす」のか、何も聞かないのに、「自信ありますか」「あります」。段々漫才みたいになってきた。
(鳩山) 「ぶち壊せると言っても、やっぱり中からもぶち壊す力っていうのが必要なんですよ。官僚の皆さんの頭のよい部分で、“あなた方は全く要りませんよ”っていう話にしないで、あなた方の中でも、本気で地方分権、地方分権っていうと、権利を分け与えるっていう、あんまりいい言葉じゃないです。地域主権、地域に主権を与えるという、そういう国づくりに協力する、そういう人たちには大いに仕事をやってもらう。そうでない人たちはどんどん辞めてもらうと」

(古館) 「それで言うと、二重行政なんかも問題になってますけど、全然、動きません。合同庁舎つくるとか、ああいいうのも地方に渡すべきだと、私は思ってるんですが、その辺は⑬完全に切れますか?」

(鳩山) 「切らなきゃいけないですよ。それは当然のことで」

(古館)⑭ 「切れますか?」

(鳩山) ⑮「切れます。それはやります」

(古館) ⑯「もし総選挙に勝った暁には?」

(鳩山) 「⑰当然です。それをやるために私たちは、だからこそ、革命的な改革をしなきゃいけないと。どの視点でこの国の行政を見るか、政治を見るか。やっぱり政治が行政と結託して、官僚の目から見た政治をずーっと行ってきた。それをぶった切るわけですよ。生活者の起点でものを考える、消費者の起点でものを考える、地域主権でものを考えるとすると、この、要らなくなるものがたくさん出てくる。それをやりきらなきゃいけない。それは我々民主党の使命ですよ。それができなかったら民主党潰していいです」
(問題コメントのやりとり⑬⑭⑮⑯⑰)「切れますか?」「切れます」と繰り返す2人。精神論ばかりで、何の理論も戦略も語られない2人の相づちの返し合い。ここまで程度が低いとほとんど笑えない。
(古館) 「自民党でずーっとそういうこと言ってる人もいましたけれども、有権者で、それが結果、実現しないし、裏切られた。そして今、このていたらくかと思ってる人もいますんでね、できるのかなあ?」

(鳩山) 「昔ですね、昔、自民党時代ですよ、地方分権を大いにやりたいと思うんで、まずは自治省の声を聞きたいって、自民党時代にそういう先輩がいてね、愕然としましたよね。その人はだから、地方分権のために自治省の話を聞くなんていうことをやってたんじゃ、結局、何もできないわけですよ。掌にのった政治になってるんです。それを我々は政治が掌にのっちゃいけないと。そのためには相当、頭を鍛えなきゃいけませんよね。頭とそれからやっぱり胆力ですよ。胆力を鍛える政治というものを今、必要としているんです。それはでも、国民の皆さんが協力すればできるんです。国民の皆さんが、どうせできないだろうと、民主党に力を与えたってしょうがないよと。だから自民党の政治でいいじゃないかと思ってたら、いつまで経っても変わらないですよ」

(古館) 「ただ、民主党が頼りないところも、事実あるんです。⑱それをね、鳩山さん、そして岡田さんがどうアピールしていくかってことが肝心でね、自治省のお話で言えばね、今で言うと総務省でしょ。それは弟さんがやってるじゃないですか。そうしたら、いろんなこと、革命的にっていうんだったら、かなり大きなうねりにしないとね
(問題コメント⑱)「どうアピールしていくかってことが肝心でね」「大きなうねりにしないとね」と、とうとう民主党の立場になりきって自分に酔っている古館キャスター。こら、自分の仕事をしろ、仕事を。
(鳩山) 「そうですよ。だから総務省も要らないって話になりますよ、将来ね。要するにね、自治省って、言葉自体、おかしいと思うでしょ。地方自治を行わせるための国の自治省なんていう発想自体が誤ってるんですよ。地方自治法みたいなものを国が定めること自体もおかしいなっていう話になってまして、我々はそういうところからどんどん切り込んでいきますよ

(古館) ⑲「やりますか?」
(鳩山)⑳「やります」
(古館) 「とどのつまり、さっき一色さんがおっしゃった財源っていうのはまだクエスチョンのところがあります」
(問題コメントのやり取り⑲⑳)内容がまったくない。もういいかげんにしろ!と突っ込みたくなる悲惨なやり取り・・・。
(鳩山) 「財源はそっから出るんですよ」

(一色) 「私ちょっと、国債のところが気になってしょうがないんですけれども、やはりそこの問題もありますよね」

(鳩山) 「国債をできるだけ発行しないように。これは麻生さんがどんどん国債、べらぼうに発行してますよね。これは歯止めかけなきゃいけないし、一方で、だって、無駄遣いって蛇口の水はどんどん垂れ流しておきながら、他方で、消費税アップだ、国債発行だって、こんな政治をやっちゃいけないですよ。まずは蛇口を閉めるというところをやって、それでも足りないという話、しばらくあるかもしれませんよ。だからさっき言ったように、地域のことは地域に任せる、国の仕事っていうのは今の3割ぐらいに減らすということになっていけば、相当お金が浮くんですよ。それを我々、必ずやりたい」

(古館) 「大丈夫かなあ?」(主観的な感想が続く。子供でもいえるコメント)

(一色) 「足りないところは国債だというのが気になることは気になりますね、やはりね」

(鳩山) 「頼りないと、先ほどおっしゃいましたけども、まず政権を取らせていただいて、仕事をさせてもらって、その後、頼りないっていうんなら、おっしゃってくださいよ。我々がやる前からね、やる前から頼りなさそうだなんて話は勘弁してほしいなと思いますね」

(古館) 「いや、勘弁してほしいって、そういう印象を持ってしまったんですよ、小沢さんの件も、その前からも、もっと民主党がガッとやるかなっと思ったんだけど、一時は小沢さんに対して批判封じみたいな数ヶ月があったじゃないですか」

(鳩山) 「それは批判封じじゃないんです。小沢さん自身で、やっぱりこれは自分でお決めになるのが当たり前じゃあないですかということで、私も何度も幹事長として、これこれこういうことやってくださいと、ベストをお互いに尽くして、それでもうまくいかない時には、お辞めになってくださいと、私も辞めますからということを、盛んに迫った時期がありました。でも最後は自分自身で判断をされて、辞めたんです。やっぱりその辞め方、私はそれがベストだったと思います。

(古館) 「もう国民にとって政治空白なんて作ってほしくないですから。がんばっていただきたいと思います。土曜日、注目しております」

臓器移植法、第4案も提出へ

 1997年に成立・施行された臓器移植法だが、15歳未満の脳死患者の臓器提供が事実上不可能なため、心臓移植を必要とする幼い子どもは海外に渡っての手術を余儀なくされてきた。しかしWHOは「渡航移植自粛」を求める方針を表明。こうした世界的傾向に対処するため、国会には既にA案(家族の同意があれば年齢制限なし)、B案(提供年齢を12歳以上に引き下げ、家族の同意)、C案(提供年齢15歳以上、家族の同意、脳死の判定基準を現行法より厳格化)の3つの改正案が出されていた。
 自民党の一部議員は今日、自民、民主両党の有志議員で新たに国会に提出する予定のD案と呼ばれる4つ目の改正案を厚生労働部会で説明した。D案は15歳未満が臓器提供する場合は、家族の同意と、病院の倫理委員会などの第三者の判断が必要というのが柱。

(A案支持・山内康一議員) 「D案だと現行法とほとんど実質的に変わりがないと思います。正直言って、現状維持の案だというふうに考えています」

(D案支持・鴨下一郎議員) 「ドナーが増えることが全てなのかという話がある。確かに待ってらっしゃるレシピエント(患者)がいらっしゃるわけだけれども、ドナーも命をあがなってドナーになるわけですから」

(ナレーション) 自民党内でも主張は割れる。年齢制限撤廃のA案か。15歳未満は家族と第三者が判断とする新たなD案。臓器移植を拡大するとしつつも、その改正案をめぐって意見の分かれる自民党。法案乱立の状況に、議院運営委員長の小坂(憲次)氏も少々困惑気味だ。

午後4時すぎ、国会内
(小坂憲次衆院議運委員長) 「頭の痛いことは事実ですけれども、やはり移植の現状、移植を必要とされる方が存在し、また提供される方も必要であり、また両方の方に家族がいらっしゃる。この問題の先送りは、やはり許されないんだと思います」

(ナレーション) 2つの案を分ける大きな点。それは「人の死」の定義だ。これまで議論されてきたA案は脳死について一律に「人の死」と位置づけている。これに対して新たなD案は臓器提供をする場合のみ「人の死」としていて、現在の法律と変わらないが、このD案が明日、国会に提出される予定となり、臓器移植法を望む患者団体が反対の緊急声明を出した。

午後3時、厚生労働省
(臓器移植患者団体連絡会・大久保通方代表幹事) 「脳死を人の死としないということは、まだ亡くなっていない子どもを、親の承諾で死んだことにして臓器提供をしようとするもので、親に子どもの死亡宣告をさせる法律です」

(ナレーション) 5年前に息子の臓器提供に同意したこの男性もこう話す。 

(臓器提供者の父親) 「じゃあ、死だということの決断っていうか、その辺、関係が、患者家族自身がしなきゃいけないっていうかな、その戸惑いというか、悩み、苦しみってやつがやはりあったわけですね」

(ナレーション) A、B、C、D、乱立する4つの改正案。どれも過半数に達しなければ廃案になる。

(古館) 「難しいですね」

(一色) 「そうですね。脳死を受け入れられるかどうかっていうのは、医療の現場の問題もあると思うんですよね。やっぱり医療の現場に余裕がないと、やはり脳死の厳密な判断もできませんし、親に丁寧にやっぱり説明して、納得してもらわないといけないですよね。ところが今、医療の現場は逆にもう医師不足なんかで、どんどんどんどん余裕がなくなってわけですから、そちらの医療の現場の建て直しというのも並行して必要かなと思いますけどね」

(古館) 「そうですね」

(この報道の問題点)民主党の代表選を多く時間を割いたため、与党への申し訳のように自民党が議論する脳死問題を取り上げた報道ステーション。古館キャスターは、脳死問題については「難しいですね」「そうですね」というばかり。これでニュース番組のキャスターというのだからスポンサーや観ている視聴者は気の毒だ。



平成21年(2009年)514日のZERO
(本日の番組構成と報道ステーションとの比較)
約22分を費やして民主党代表選に触れてはいるが、村尾キャスターが政策論について突っ込んでるため、鳩山氏のとんでもない答えを引き出している。鳩山氏と古館キャスターとのやりとりは何が足りないかがわからなかったが、村尾キャスターとのやりとりで鳩山氏がいかに政策能力がないかが明らかになる。2人のキャスターの能力差はもはや歴然で、報道ステーションのスポンサーは「カネを返せ」というべきだ。
民主党代表選関連、鳩山幹事長生出演で際だつ村尾キャスターと古館キャスターの能力差


(村尾) 「鳩山さん、出馬を決意した最大の理由は何でしょうか?」

(鳩山由紀夫幹事長) 「日本の大掃除をやりたいと。それを私にやらせてもらいたい。その思いで決意しました」

午前10時すぎ、出馬会見のため党本部に向かう路上で

(七尾藍佳) 「新しくなった民主党だっていう意気込みをどれほど国民に伝えられるでしょうか?」


(鳩山) 「それをね、伝えきりたいですね。党全体が新しくなるという思いをね」

午前10時半、民主党本部、出馬会見
(鳩山) 「ひと言で私の政策を申し上げれば、“友愛社会の建設”“愛のある政治”でございます」(小沢代表について)「小沢代表の、くどいようですが、おかげで今日の民主党があります。新体制の中で小沢代表にも当然、その中の一員として加わっていただきますが、そのことによって小沢の傀儡政権だと、そのように呼ばれるつもりは一切ありません」(消費税について)「消費税に関して言えば、多くの方々が、お暮らしが非常に厳しいという現実に苦しんでおられる。このような時に、いくらなんでも消費税のアップの議論というものは、議論すらすべきではない」

(ナレーション) 会見を終えた鳩山幹事長は選対本部や、民主党議員へのあいさつ回りを開始。(松木謙公議員、輿石東参院議員会長の事務所を訪ね、握手する映像)この3年間、幹事長として小沢代表を支えてきただけに、手堅い支持を集めている。一方、岡田副代表は鳩山幹事長のおよそ3時間半後、同じ場所で出馬会見を行った。

午後2時、民主党本部、出馬会見
(岡田) 「選挙の現状はわかりませんけれども、我々はチャレンジャーである」

(七尾藍佳) 「鳩山幹事長が“友愛”というキーワードをお出しになりましたが、キーワードを何か岡田副代表が挙げられるとすればどんなものがあるのか?」

(岡田) 「私は“みんなの幸せを後押ししたい”そういう政治でありたいというふうに考えております」

今夜8時、有楽町
(33歳男性・鳩山支持) 「知名度ですよね」

(29歳女性・鳩山不支持) 「鳩山さんだと、小沢さんとあまり変わらないんじゃないか」

(26歳男性・鳩山支持) 「個人的には鳩山さん。鳩山さんの方が岡田さんより知られているのかなと」

(22歳女性・鳩山不支持) 「言ってることがしっかりしてますよね、岡田さんの方が」

(スタジオにて 村尾) 「まず、小沢代表では、このままだともう選挙には勝てないということで、小沢代表は民主党の辞任をした。一方で鳩山さんは小沢代表を支えてきた、幹事長としてですね。その方がまた今度は新たに代表に立候補するという。これで本当に民主党は変わるのかという疑問の声を呈する人が少なくないんですが」

(鳩山) 「今もね、街でそういう声がありました。ただ私が申し上げたいのは、小沢代表のおかげで民主党がですよ、あのメール問題でギリギリの淵だったですね、それをここまで政権交代一歩手前まで導いた。これは小沢代表の大変な功績ですよ。そこの中で、言葉としても“政治とは生活である”、非常にわかりやすいキャッチフレーズを並べて、また有権者に大変支持されるような政策を並べて、必ずやるぞと、政権交代を。その気持ちを示した。それでここまできたんですよね。小沢代表はあの西松の問題で、今回、支持を失ってきてしまった。これじゃあいかんぞという話だった。しかし、その基本的な路線が間違えていたというわけではないんです。ある意味で、今日的な問題で引責をされたというか、それは選挙で勝てないという判断をされて、党の一致結束というものをつくり出すために辞めたわけですから、ある意味で、誰がやれば一致結束ができるかという判断で、私ならやらしてもらいたい、その思いで出馬をいたしました

(粕谷政治部長) 「私たちの取材ではですね、辞任の8日前、つまり今月の3日には鳩山さんご自身が、小沢代表の口から辞意を聞いておられる。そうしますとその8日間の間に小沢代表とはどういうやりとりをされたんでしょうか? 今回の出馬がご自身の決断によるものなのか、それとも小沢代表の求めによるものなのか、その辺はどういうふうな経緯があるのでしょう?」

(鳩山) 「小沢代表が3日の日に辞めると。やはりこれでは党がもたないと。党の中で、これでは、小沢の下ではこれはうまくいかないぞと、辞めるべきだという声がやまないと。それがメディアが報じることによって、民主党の支持率が下がってくるだろうと。わかったと。ならば自分が身を引くことによって、必ず政権交代ができると。ならば身を引くぞと、この気持ちになった。ところがですね、この3日というのは、ゴールデンウイークのど真ん中でして、本当は5日の日に、この辞任の記者会見をして、その後に役員会、常任幹事会で決めていこうという発想であった。ところが実は、そんな5日に集めてもですね、半分も集めなかったら、一体何やってるんだっていう話になる。だからゴールデンウイークの明けにしようという話になって、そして10日ということになっていた。その1週間、そのことによって延びた。本当はですね、小沢さんはゴールデンウイーク中に辞めて、新しい体制も作れば、全く、ある意味で、国会の審議に支障がなく、うまく継続できるんじゃないかと。その発想だったんですね」

(村尾) 「今のお話を伺っていても、基本的には“私は小沢路線を継承する”というふうに、私は感じを受けましたけども、一方で街の人の厳しい声なんかも聞きますと、本当に鳩山さんで衆議院選挙、勝てるんでしょうかね?」

(鳩山) 「勝たなきゃいけないです。私は勝てると自信を持って申し上げたい。さっきから申し上げているように、小沢代表の政策が間違えていたわけではないんです。個人的な、政治資金規正法違反の容疑で大久保君という秘書が逮捕され、起訴されたという問題で躓いて、こういうことになったんです。だとすれば、この問題に関しては当然、またこれからも何らかしていかなきゃなりませんけれども、政策自身が間違えていたっていうわけではありませんから、全てそこのところまで新しくしなさいと、私は国民が求めているとは思わない。むしろこの、いわゆる説明責任みたいなところをきちんと、これから透明性を高めて、処理をしていけば、“よし、わかった。それならば民主党頑張ってくれ”。その気持ちになると、私は確信してますね

(粕谷政治部長) 「私たちの目から見ますとですね、やはり小沢体制はできるだけ維持をしたい。そのためには右腕として、一蓮托生と言われてきた鳩山さんがそのまま代表になってしまうのが一番だと。言い換えるならば、小沢さんの影響力もそのまま残したい。そういう意図があるように透けて見えてしまうんですけれども」

(鳩山) 「影響力というのは、それは代表というものが私になれば、私自身の権限で物事を行う。当然のことだと思います。したがってですね、そりゃ、小沢代表、辞められた後、どういうポストで頑張っていただくか別として、そのポストとして全力を尽くしていただくのであって、その上にというか、私が代表として、小沢代表に仕事をやっていただくのは当然であって、別に院政を敷くみたいな話には決してさせない。私はその自信はありますよ」

(粕谷政治部長) 「だとすると、ズバリ、ポストは選挙対策の責任者と、こういう意味でしょうか?」

(鳩山) 「そうは必ずしも限らないと思います。私はどういうポストであったとしても、小沢さんはですね、今、小沢流の形で、いろんな小沢ファンというものを全国で築き上げてきているわけですから、その方々に、“小沢さん、これからも頑張ってくださいよ”という声を、皆さん方が維持していただけるようなことを行えば、私は十分に政権交代ができる体制をつくれると思います」

(村尾) 「今度、これは、もし代表になればですね、衆議院選挙では、鳩山さんが代表で突っ込んでいくわけですけれども、ここで有権者の側からすると、明確な対立軸、政策の選択肢、これを提示していただかないと、私たちはやっぱり投票のしようがない。そういう意味で、鳩山民主党に選挙の時に投票すると、有権者は、この投票箱に入れた、その先の民主党の描く日本のイメージ、これは何なんでしょう?」

(鳩山) 「それは、ひと言で言えば、国民中心の政治ですよ。今までは、ご案内の通りですよ、自民党、自公政権は、自分たちが政権をとっているつもりでも、政策は官僚に丸投げしてきたわけですよ、ご案内の通り(「ご案内の通り」を連発する鳩山氏)。だからこそ、国民の声が聞こえない政治になってきたじゃないですか。で、無駄遣い、天下り、そういった古い体質というものを引きずって、結局、多くの国民が不幸に導かれていった。これをひっくり返すんです。我々は、ある意味で革命だと思ってますが、革命的な、官僚支配から、国民の皆さんが中心となる政治に大きく変える」

(村尾) 「国民中心の政治をして、官僚機構を打破して、そうしてできる日本というのは、具体的には何なんでしょうか? 組織論はいいんです。その組織を壊した後の理念、私たちの暮らしが実際どうなるか、そこを聞きたい」

(鳩山) 「理念、理念ということで申し上げれば、私は自立と、そして共生。すなわち自由主義と、一方では民主主義というか、この自由と平等という言葉もありますが、これはなかなか両立をしない。その2つを両立をさせていく中に、私は愛というものをしっかりと投入をすることが大事だと思ってるんです。それをとことん行えば、社会保障、あるいは教育、環境、そういったものを大きくですよ、国民の皆様方の視点に立った方向で変えていくことができる」

(村尾) 「わかりました。もう少し具体的にですね、たとえば私の譬えが間違ったら直してもらって結構なんですが、友愛とおっしゃいましたけれども、それはアメリカ型の低福祉低負担という社会を私たちはイメージすればいいのか、スウェーデンのような高福祉高負担型の社会をイメージするのか、どういうのが鳩山さんのおっしゃってる友愛なんでしょうか?

(鳩山) 「私はそれは、まさにいい話なんですが、地域に任せるんです。中央官僚が何でもコントロールしている時代ではなくて、これからは地域が、地域の皆さんの発想で決めることができるような社会にするんです。そのために、すなわちですよ、財源を全部、地域に見出すことができるようにした時に、たとえば社会保障を充実させる。高福祉、ある意味で高負担の、そういう地域にするのか、あるいは低福祉低負担っていうのはなかなかないとは思いますが、そういう世の中にするのかを、地域の皆さんが基本的に選べるような、そういうしくみに、国と地域の権限を大きく変えて、つくり変えていく」

(村尾) 「私は社会保障というのは、ナショナルミニマム、国民が最低限、ちゃんと保障されるべき政策があると思うんですね。ある意味、それは地域の仕事ではなくて、国が統一的な基準でもってしっかり守らなければいけないものを」

(鳩山) 「おっしゃる通り」

(村尾) 「これを地方に任せてしまうということですか? そうすると、北海道では負担は高いけれども、なかなか失業保険も、手当てももらえない。九州へ行くとそれは違うんだとか、バラバラになってしまうということなんですか?」

(鳩山) 「それをバラバラと言いますが、ある意味で、地域によって変化をつける。そうなれば、そのどちらが正しいかということを地域の皆さんが選ぶようになる。そうすると、よりよいものをお互いに模索するようになっていくんです、自然と。ただ、今、まさに村尾さんがおっしゃったように、最低の部分は、それは国が保障してあげなきゃいけない。そこのところは、私も賛成です。全くゼロにしてはいけない。ナショナルミニマムの部分は当然、国が保障する。たとえば年金でも、基礎年金の部分に関しては、国がきちんと税で賄うというようなことを、やはり一律に決めていかないといけないと思いますね」

(村尾) ①「あの、今、鳩山さんは基礎年金の部分は税で賄っていかなくてはいけないと。これ、消費税はどうされるんでしょうか?」
(的確質問①)相手の言ったことを聞き逃さず、ポイントを突く質問で鳩山氏の矛盾を引き出してゆく。
(鳩山) 「①消費税は、したがってですよ、基礎年金の部分は、最低保障年金ですが、私どもは全額を税方式にいたします。それが、当然、完全に移行するまでに20年から30年ぐらいかかると、我々は見ています。一気に変えられるわけないですから。そうなると、その適当な措置、たとえば半分ぐらいの時には、消費税をどうしても上げなきゃならない時が来ると、そう思ってます。ただ、今、消費税の増税の議論をする必要はない

(粕谷政治部長) 「有権者からすればですね、やはり総選挙を前にして、まさにこの、片方の総理大臣候補を選ぶ代表選挙において、この消費税の議論を逃げて、そこから」

(鳩山) 「逃げているわけでは、全然、逃げているわけではありません。逃げているわけじゃありません。ただ、経済がこんなに厳しい時に、私は消費税の議論などとんでもない。今、これで上げるなどという話を、2年後、3年後に上げるなどというものは全く必要がない。その前に、無駄遣いという、この官僚がつくったシステムをとことん切っていかないと、いくらなんだって無駄遣いをどんどんどんどん、蛇口を開いて、そのままにしときながら、①一方でですよ、消費税上げるなんて議論をしたら、これは可哀想な話ですよ」
(問題答弁①「可哀想だから消費税を上げない」という情緒的な答え。これでは、日本の舵取りはすべて情で判断されることにかりかねない)
(村尾)② 「鳩山さん、今のお考えに対して私は2つ質問があります。1つは、年金の財源というのは、消費税部分と保険料の部分があります。年金というのは、高齢化社会が進んでいきますから、年金の支給額は増えていきますが、鳩山さんがおっしゃるように、じゃあ消費税を上げないとなると、保険料を大幅に上げるということなんですか?」
(的確質問②)政策論の原理と中身をきちんと述べ、相手の答えを引き出す村尾キャスター。
(鳩山) 「いや、そういうことではありません」

(村尾) 「じゃあ、年金の額が増えていくのに、何で財源を賄うんでしょうか?」

(鳩山) 「いやいや、そうじゃなくて、だから年金を、今の体系から、新しい体系にするために、当然、20年、30年かかりますから」

(村尾) 「民主党の考えはですね」

(鳩山) 「そうですよ。っていうか、突然したら、今まで払ってない人が、突然、消費税で全額もらえるようになるのはおかしいですから、20年、30年かけるべきなんです。その間に、当然、全部が移行した時には、消費税を上げなきゃならないわけですから、ある程度のところで上げる必要が出てくるんです。それまでは上げる必要がないんです

(「20、30年消費税は上げる必要がない」という鳩山氏の驚くべきコメントを政策論で追いつめることで引き出した!
(村尾) 「それは税金だけではなくて、保険料で財源を賄ってますから、年金の支給額が増えていく以上、税金を上げないとしたら、それは保険料で賄うしか、私はないと思うんですけれども、おかしいでしょうか、私の言ってるのは?」

(鳩山) 「私は必ずしもそうは思ってないんですが、保険料は当然のことながら、保険料も当然変わってきますよ、スライドして」

(村尾) 「保険料、大幅に上げないと、必要額は賄えませんものね」

(鳩山) 「徐々に上げていく必要は出てくるとは思います。しかし、大胆に上げる必要は私はないと。その必要がないことも試算で、もっと正確に、今日持って来なかったからお見せできないんですが
(ここで鳩山氏から「消費税は上げないが、保険料は上げる」というコメントを引き出している)
(村尾) 「じゃあ、それはまた見せていただくことにして、もう1つの質問は無駄遣いの話。私もいろんな行政の無駄があると思いますが、以前の参議院選挙の時に、やはり無駄遣いで10数兆円浮かせるという民主党のマニフェスト、小沢代表のマニフェストを読んで、具体的な中身を教えてほしいと、私はこのZEROでもお願いしたんですが、いまだに具体的な財源の内訳が出てこないんです。一方でもし、鳩山さんが総理になられると、もう5ヶ月後、6ヶ月後には来年度の予算編成が始まることになりますが、今まで頼んでも出てこなかった無駄遣いの内訳が、これから数ヶ月で出てくるんでしょうか?」

(鳩山) 「今、作ってますよ。ほぼできあがっています。ただ、はっきり申し上げると、全て国債を発行しないで賄えるかどうかと、それはやっぱり、埋蔵金は我々が先に主張したんですが、埋蔵金がかなり前倒しにどんどん使われてしまっているという部分もあります。そして、もう何兆円というオーダーできちんと計算はし尽くしてる部分があるんですが、私どもは1つは、たとえば無駄遣いの部分、あるいは特殊法人、あるいは公益法人といったものを通じて、無駄、無駄というか、我々としては削減できる部分、あるいは公務員の改革によって削減できる部分、それぞれ積み上げています。したがって、まだ全てをお見せするところまでマニフェストが完成しておりませんが、当然、選挙の前までにそのマニフェストを完成させて、“わかったよ、これならば大丈夫だね”というふうにできます。事業仕分けを行うということで、相当の無駄があるということが判明してきました」

(粕谷政治部長) 「そのマニフェストには消費税の“しょ”の字も入ってこない?」

(鳩山) 「入ってきませんよ」

(粕谷政治部長) 「それは大丈夫ですか? それは総選挙を前にしてですね、やはり有権者から見れば、消費税をめぐる議論をですね、きちんと、やはり国民に対する負担の部分を議論をしなくてよろしいんでしょうか?」

(鳩山) 「私どもは、ですから先ほどから申し上げておりますように、20~30年先に年金システムが完全に移行する、その前にはきちんと選挙で、消費税のアップの議論をさせてもらいます。しかし少なくとも、これからの選挙、それからその次の選挙ぐらい消費税の議論をしなくても、十分に賄えると。先ほど申し上げたように、アニメの殿堂なんかを含めてですね、あまりにもひどい役所の無駄遣いという体質が、事業仕分けで非常に明らかになってきてますから」

(村尾) 「ぜひ民主党、じゃあ出していただきましょう。お願いいたします」

(鳩山) 「わかりました」

(粕谷政治部長) 「テーマを変えて、1つ、解散戦略をお伺いしたいと思います。鳩山代表が誕生した暁にはですね、補正予算案の参議院での審議ですね、それから関連法案の審議、これを促進をすればですね、早期の解散総選挙の芽が出てきます。具体的には7月の12日前後の投票日も設定される気配、可能性があると思いますけれども、国会戦略という意味では、解散、どういうふうに追い込んでいく? 早期の解散が望ましいでしょうか?」

(鳩山) 「私どもは常に早期の解散を主張してきました。昨年の段階からですね、それをどんどんどんどん引き延ばされて、今日に至りました。総理はどうもイタリアサミットに行きたいという気持ちを強く持っているようでありますし、東京都議選もありますから、何かその前後は避けたいという思いがおありになるようであります。私どもは、総選挙を早めにさせていくために、この補正予算の審議をいい加減で打ち切るというつもりはありません。しかし、補正予算の審議を参議院でも十分に行えば、いたずらに審議を引き延ばすなんてつもりも毛頭ありません。適当な時期に当然、上げて、そして選挙をやろうじゃないですか、そう主張してきます」

(粕谷政治部長) 「ズバリ、鳩山さんが目指す総選挙の投票日はいつになりますか?」

(鳩山) 「それは私どもが目指すんでしたら、6月の下旬から7月ということは十分にあり得ると、そう思います」

(村尾) 「鳩山さん、もう次の選挙というのはどっちかというと迫ってますけれども、私たちはこれだけ膨大な借金を抱えていることも事実で、ぜひ次の世代のことも考えた政策を期待していますので」

(鳩山) 「当然ですよ」

(村尾) 「どうかよろしくお願いいたします」

(鳩山) 「私どももそのつもりですから」

Pic UPのコーナー

●臓器移植法、第4案提出へ
今日午前、自民党本部で、臓器移植法の新しい改正案“D案”の説明会があった。親族が同意し、第三者機関が虐待のないことなどを確認した場合は、14歳以下の子どもからの臓器提供を認めるとする内容。明日、国会に提出されるが、「4つ目の改正案となるため、全ての案が過半数を得られず、成立しないのではないかとの懸念も出ている」と結ぶ。

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ZEROと報ステの格の違い(頭の良さ)がはっきり分かる。当然ZEROが上。

平成21年(2009年)5月13日(水)の報道ステーション
(本日の番組内容・構成)ニュース枠の約半分の29分を民主党代表選に使った報道ステーション。出馬表明をした岡田代表候補のインタビューを含め、民主党代表選への力を入れ方がわかる構成だ。スタジオでの質問内容についても、とにかく岡田副代表に民主党の良いところを言わせたい古館キャスターの言動が目立つ。

民主党、代表選に向けての動き、岡田副代表生出演(ナレーションを含め29分強)

(ナレーション) 小沢代表の辞任表明を受け、今週末に行われる民主党代表選挙。岡田副代表が今日午後、立候補を表明した。

午後3時40分
岡田克也副代表の出馬表明に続いて、(ナレーション) そして、次の選挙での政権交代にも自信を示した。

(記者) 「岡田代表の下での政権交代に自信はおありですか?」

(岡田) 「もちろんあります。まあそれを成し遂げることが私の使命であるというふうに考えてます」

(ナレーション) 岡田氏は明日、政権構想を発表する予定だ。一方、鳩山幹事長も今夜、立候補を表明した。

午後9時すぎ
(鳩山由紀夫幹事長) 「小沢代表との間で一蓮托生であると、こうも申し上げました。そのことはある意味で当然のことだと。一方で、自分自身を捨て切って考えた時に、やはりこの国を今、新しい出発をさせるために、党内を結束させなければならない。そうしjなければ政権交代はおぼつかないと」

(記者) 「党内で、鳩山幹事長の出馬に関してですね、小沢代表が院政をひこうとしているのではないかという疑心暗鬼がありますが」

(鳩山) 「小沢代表のおかげで民主党がここまできたいうことは、紛れもない事実でございまして、大きな国政選挙にほとんどみんな勝利をしてきたと。その実力というのはやっぱり、他の追随を許さないすばらしい実力であったと、そのように思います。代わり映えがしないと言っても、小沢代表には私はなれません」

(ナレーション) 代表選は岡田副代表と鳩山幹事長、2人による一騎打ちとなるのか。既に両陣営による激しい多数派工作が行われている。
(問題ナレーション)多数派工作をしないと、代表選が盛り上がらないと思っている古いタイプの政局報道の典型。以下、選挙戦の様子を映す。
午後3時すぎ
(小沢代表側近・松木謙公議員) (携帯電話で相手に向かって「それはだって戦いですよ、戦い、これは。戦って勝ち取るんですよ」

(ナレーション) 小沢代表の側近議員は、鳩山幹事長を支持するよう、説得工作を行っていた。

(松木) (電話の相手に)「小沢代表は、ねっ、どうしても降りてすぐの人でしょ。だから小沢代表は動けないでしょ、今。どういうことであれ。だから、それは私がやってます。だからあなたも(鳩山さんに)入れてください。はははは(笑)」

(松木) 「僕の仲間はやっぱり、鳩山さんを支持している人が多いと思いますよ」

(記者) 「手元の紙に○×がついているように思うんですけれども」

(松木) 「ああ、これね。これはまだ全部じゃないんですよ」

(記者) 「そんなに感触は悪くない?」

(松木) 「悪くないですよ、非常にいいですよ」

(ナレーション) 代表選は小沢VS非小沢の構図で動き始めている。(午後6時すぎ、長野県飯田市での会合に出席し、挨拶する小沢代表のVTR)

午後3時すぎ
(非小沢・玄葉光一郎議員) 「グループの足し算でいくと、そういうふう(劣勢)に言われてますから、1人1人が判断してもらえるような環境を整えたい」

横浜市、午後7時半
(非小沢・前原誠司副代表) 「私は岡田副代表を応援したいと。選挙の鉄則は最後まであきらめないと。とにかく1人1人に働きかけを行っていくということだと思いますね」

(ナレーション) この小沢VS非小沢の対立は、昨日午前の役員会から始まっていた。この場で、小沢代表、鳩山幹事長が提案した16日の国会議員による選挙日程に対して異を唱えた4人(安住、野田、長妻、あと1人誰だかわからない)の議員に向かって、小沢代表自身がこうまくし立てたという。「4人の人が反対している。それは違うだろ。多数決で決まったことじゃないか。民主主義のルールだろう」
 今でこそ小沢代表に距離を置く岡田氏。

(岡田氏が小沢氏と共に1993年に自民党を離党してから、新進党の立ち上げ、1997年に小沢氏が両院議員総会で新進党の解党を宣言した際に異を唱えたこと、2003年に民主党で合流してからも、党内で一定の距離を保ってきたことなどを映像とナレーションで紹介)

(ナレーション) 小沢VS非小沢の対立で、第3の候補を模索しようとする動きもくすぶる。

午後3時すぎ
(馬淵澄夫議員) 「(誰を推すか)しっかりと考えます」

(記者) 「優劣つけ難い感じなんですか?」

(馬淵) 「いや、自分なりにお二方の意見、あるいは三方の意見、わかりませんけども、しっかり聞いて考えたいと思ってます」

(午後、国会内で富川アナが長妻昭議員に話を聞こうとしたが、長妻議員は「ちょっと」と言ったのみで、先を急いでいたためか答えてもらえず、映像のみ)

(午後7時すぎ、衆議院本会議での補正予算案の採決の様子の映像)

(ナレーション) 一方、国会では14兆円の過去最大の補正予算案が野党3党(民主、社民、国民新)が欠席の中、衆議院を通過した。

(古館) 「大変ご無沙汰しておりjます」
以下、岡田副代表と古館キャスターのやりとり。代表選を精一杯盛り上げようという姿勢がありありだ。
(岡田) 「いや、もう4年じゃないですか?」

(古館) 「4年ぶりぐらいですよねえ」

(岡田) 「はい。代表の時に出て以来ですから」

(古館)「そうですよねえ。今回、今日、記者団に囲まれてね、いろいろ質問を岡田さんが受けている時に、私、強く印象に残った2点があるんでね、ちょっと順番に聞いていきたいなと思うんですけど、いいですか。1つ目はですね、今一度、国民の皆様に民主党というものをわかってもらいたいんで出馬するんだとおっしゃった。問題発言①これ、非常に重要なことなんですよね。だとするならば、あっという間に土曜日、決まっちゃうんですけれども、代表が。やっぱり全党員、全サポーターでね、そんなに長い時間かけられないとしても、地方も全部含めてね、さあ誰がいいんだって決めた方が、いいんじゃないかっていう声が圧倒的にっていうか、からりありますよね」
 

問題発言①「民主党をわかってもらうのが非常に重要なこと」というように聞こえる。
(岡田) 「まあ、はい」

(古館) 「どうしてこういうふうになっちゃうんですかねえ」

(岡田) 「まあそこはですね、いろんな議論があると思います。ただ、今までこういうやり方なんですね。途中で代表が辞めた時には、議員だけで選んでるんです。だからここにきてルールを突然変えるわけにはいかないというふうに、鳩山さんも小沢さんも説明されましたが、私はそれは1つの説得力のある論理かなと。まあ国民から見たら、わかりにくいかもしれませんし、党員、サポーターの皆さんから見たら、何だということはあるかもしれませんけれども、そうであれば、それは、こういうことなる前から、決めとかなければいけなかったことだと思います。もう1つはやっぱり土日またがないってことについても、ずいぶん議論になりましたね。そういうところはいろいろ議論があると思いますが、私としては当事者ですから、ルールメイクについて私が何か意見を言うべきではないし、決まったルールの下で、しっかりやるというふうに割り切ってます」

(古館) その割り切りは今、非常によくわかったんですが、だけど、だとするならあと3日しかないわけですよね。ここで民主党が変わっていく、あるいは現在の民主党ってことをね、もちろん政策を中心にわかってもらうにしては時間が短いですね」

(岡田) 「ですから本来であれば、鳩山さんと私と、2人がいろんなメディアに出て、国民の前で議論するという機会がもっと必要だと思います。それはもちろん、今の枠の中でもできることですから」

(古館) 「今日、声かけたりはしなかったんですか? 一緒に出ましょうよと、各メディアにと」

(岡田) 「いや、まだそこまでは言ってませんけれども、しかし、これからまだ日は1日、2日とありますから、できればそういう機会をぜひ持ちたいと思います」

(古館)「アンフェアになってはいけないんで、少なくとも鳩山さん、明日ここに出ていただきたいと、我々は思っておりますしね、そして、お2人でっていう線ももちろんあるんだと思うんですね。いち早く、今日、こうやってお出になったわけですが、もう1つですね、ちょっと今日ので印象に残ったのは、いろんな思いでこの4年間、充電をしてきたという、そのいろんな思いのいろんなのところなんですけどもね。あの、はっきり言いまして、自分が代表だったらこうはしないなと、この3年間、小沢さんが仕切っている時に思われた点が多々あると思うんですけども、その中の1つ挙げてください」
(岡田) 「いや、まあこれはですね、私、これは公にもう言っていることなんですけれども、小沢代表と政策とかやり方とか、いろいろ違うところはあると。それは我々が選んだ小沢代表ですから、そういった違いがあるからそっぽ向くというのでは、これは話になりませんので、違いがあってもしっかりサポートすると、そういう思いで今までやってきました」

(古館) 「違いはあると思うんですけど、たとえばどういうことが挙げられますか」

(岡田) 「まああんまり違いという言い方で言うのはいかがなものかと」

岡田が発言しようとしているのを遮って
(古館)② 「はっきりいかないとですよ、もう岡田さん、ここは勝負ですからね」
問題発言②マスコミの常套手段。勝手に自分の考えを押しつけておいて、「ハッキリしろ」と煽る。
(岡田) 「いやいや、それは」

(古館) 「腹決めて代表戦にお出になったはずですから、国民に向かって、僕なんかどうだっていい。国民に向かって、たとえば、ああいうバラマキ的な政策との違いとかですね。バラマキ的と見た方もいた。全員とは言っちゃ、小沢さんに失礼です。どこですか?」

(岡田) 「あの、まあなかなか難しいんですけれども、つまりね、非小沢、親小沢というような色分けの選挙には絶対にしたくないんです、私は。今回の選挙は。これは民主党にとってもとても大事だし、何より政権交代実現するという視点から言うと、国民にとって大事な選挙ですので」

(古館) 「そうですね」

(岡田) 「そこで非小沢、親小沢などという、次元の低い、そういう選挙には絶対にしたくないんです。だから私は、小沢さんのやってこられたこと、たとえば参議院選挙で大いに勝利したこととか、すばらしい実績がありますから」


(古館) 「それはね、鳩山さんもおっしゃってた」


(岡田) 「ここが違う、あそこが違うということを、あまりあげつらうようには言いたくない」

(古館) 「そうですか」

(岡田) 「まあ、ただ1つだけね、これは小沢さんがということではなくて、1つ、私が申し上げたいことがあるとすれば、我々の目指している日本っていうのは、私は日本、民主党政権ができた時にまずやるべきは、情報公開、開かれた政府をつくるっていうことだと思うんです。情報公開、開かれた政府をつくるという時に、その実施主体である政党もやはり国民に対して情報公開し、開かれた党であるべきだというふうに思います。それは今できてないということではありませんけれども、より、そういうことをしっかりとやっていきたいと、私が代表になれば。そういうふうに思ってます」

(古館) 「あのーやっぱり、そこはすごく重要なところで、どうして小沢さんは政権政党のトップでもないのに、まあたとえば、言われていることでいえば10年間で3億円もの献金をね、ゼネコンから受けていて、一体何に使ったのかとかね、そういうことも含めて、今回、正々堂々と勝負する岡田さんはね、出馬するからには、やっぱり党を代表する形で、鳩山さんももちろんですが、この小沢さんの問題を総括しなくてはいけないと。そこがねえ、やっぱり欠けていると、これから先っていう、この政策も今日お聞きしたいんですが、具体的に。その前に、そこに辟易した方もいることは事実ですから、その辺はどう総括しますか?」

(岡田) 「ここはね、議論を少し整理して言わなきゃいけないんです。私ももっと説明をすべきだというふうに申し上げてきました。その中身というのは、今回の西松事件そのものではないんです。西松事件そのものは、これ、もう裁判の問題なんですね。秘書が逮捕されて、これから裁判で争っていく問題です。それについて全部説明しろと言われても、それはできないし、まさしく裁判の中で争われていくべきことなんです」

(古館) 「それを代表選で総括するってことはナンセンスなんですか?」

(岡田) 「それを、たとえば我々が総括するんじゃなくて、それは当事者は小沢さんですから、あるいは小沢さんの秘書が逮捕されたわけですから、それを小沢さんに求めるというのは私は違うと思います。それは裁判の中で争われていくこと。ただし、今回の事件をきっかけに、国民の多くの皆さんが疑問に思ってることは、結局、そのお金を一体、何に使ってきたのかとか、大きなお金をですね。あるいは大きなお金を集める必要があったのかと。まあこういうことなんですね。で、まあ大きなお金っていうのは実は、これもかなり誤解があって、小沢さん自身が集めているお金というのは、自民党の派閥のトップクラスと比べれば、はるかに少ないんです、現実は。イメージは違いますけれども。しかしまあ、何に使ってきたぐらいは、わかりやすく説明されたらどうですかと、私はそういうふうに言ってきました」

(古館) ③「そうですね」
問題発言③古館氏の発言の流れを見ると、「西松事件を早く説明して、自民党を早く攻撃しろ」というように見えてしまう。その思惑にあえて乗らない岡田副代表。
(岡田) 「これはおそらく小沢さん、これからされるというふうに私は思ってますよ」

(古館) 「そうですか。すごくやっぱり有権者の方々、そこは関心があるところだと思うんですね。なぜ今、おっしゃったポイントの1つは、自民党方向に捜査がいかない。非常に難航してると、新聞など書いてますけれども、どうしてそっちにいかないんだっていう点が1つあります。だけれども、やはり民主党でいえば、その民主党がずっとここ数年、非常に古い政治体質の側面を持った小沢さんが支配してきたと。小沢さんが辞任した。だけどその小沢さんをずーっと、さっき大変な選挙で功績があったのは事実だけれども、ずーっとその部分に支配されてやってきた民主党に対して、ちょっと引いたっていう人だっているはずですね。だからこそ岡田さんが、民主党をもう1度わかってほしいということになったんだと、僕は理解した」

(岡田) 「まず小沢さん自身が古い体質であるというのは、それは1つの決めつけですね。イメージは確かに、あの、いわゆる作られているかもしれませんけれども、先ほど言いましたように、小沢さん自身の集めてるお金は、自民党のトップクラスと比べれば、はるかに少ないし、まあ、あとは少し説明が足りてないかもしれませんけれども、そこはちょっと決めつけすぎるというふうに、私は思います。まあ、民主党はより説明責任を求められていることは間違いありませんから、たとえば党としてもね、やっぱり経理の公開など、いろんな努力、今までしてきました。たとえば公認会計士、都道府県の支部まできちんと全部入れると。このためにすごく多額のお金を使ってるんですね。監査を受けるための金。こういうのは私が幹事長の時に決めたことですが、そういうことを順次やってきて、明らかに他の政党と比べれば、そういった点での公開度は高いところなんですね。それが違うようなイメージを与えたとしたら、それはすごく残念ですから、もう1回、きちんと説明して、国民の皆さんにわかっていただいて、民主党というのがどういうものかということを理解していただいて、政権を任せていただきたい思ってるんです」

(古館) ④「それで言うと、マニフェストに関してはですね、企業・団体献金、これを禁止にするかどうか、いろんな意見がありますけど、ズバリ、どう掲げますか?短くして
問題発言④「これを言わせたい」という誘導尋問の典型だ。
(岡田) 「企業・団体献金、まあこれは廃止をすると」

(古館) 「全面?」


(岡田) 「全面的に廃止。パーティーも含めて」

(古館) 「で、どのくらいの時間を見ときますか?」

(岡田) 「これはまだ決めてません。というのは、即時廃止と言えれば一番楽です。ただですね、そうすると、今まで企業・団体献金、あるいはパーティーで資金集めをしてきた人たちが、じゃあ具体的にどうやっていくのかという問題になります」

(古館) 「岡田さんだってねえ、もちろん10万円レベルの金額かもしれないけど、いろんなとこから企業献金集めてますよね?」

(岡田) 「200社以上の方からいただいています」

(古館) 「そうですよね。大変苦しくなりますよね?

(岡田) 「ですから、それを個人献金に切り替えていくというのに、やっぱりある程度の時間は必要だと、私は思います。それからまあ、民主党自身は、実は特殊法人と同じだと、私、よく笑って幹事長時代から言ってたんですが、もうほとんどが、90数パーセントが、政党交付金、つまり税金なんですね。自分で集めているお金は1億、2億ぐらいしかないんです。で、それは本当は政党としては健全な姿じゃない。しかもこれから企業・団体献金がなくなるということになると、新しく出る人に対して、もっと厚く支援しなきゃいけない。でないとお金持ちしか政治家になれなくなってしまうんです。そういうことをきちんとやるためには、民主党が企業団体献金を禁止するんであれば、代わって、個人献金をしっかり集められる党にならなきゃいけない。そのためにもやっぱり時間要りますよ。全部、いっぺんにやめてしまうと、直ちにやめるというのは、私はやや無責任だと」

(古館) 「そこへ向けて数年はかかりそうな感じはある?」

(岡田) 「まあそれが何年なのかっていうのはありますけれども、まあ私は3年ぐらいだなと思ってます」

(古館) 「3年ぐらい。⑤あとは世襲禁止ってことにも絡んでくると思いますよね。一色さん、今までのお話聞いて」
(問題発言⑤)相手が言ってもいないことを自分で言って民主党の政策を宣伝する古館キャスター。
(一色) 「小沢民主党と、岡田さんのかつての代表時代の政策的な大きな違いは、2004年に代表であられた時の参議院選挙で年金目的の消費税引き上げっていうのを打ち出されましたよね。まあ今は影も形もそういうのはないわけですけれども、今、消費税の引き上げについてはどういうお考えをお持ちですか?」

(岡田) 「あの時はですね、私が申し上げたことは、年金制度を抜本的に変えると。特に一階の基礎年金、国民年金の部分は税方式にしますと。保険料方式から税方式に転換しますというふうに申し上げたんですね。それを転換した時には、つまり保険料は安くなるんですが、税金で賄わなきゃいけませんから、消費税を上げなきゃいけない。将来的には3%消費税を上げさせてもらいたい。これ、全ての選挙区で私、代表として、参議院選挙で申し上げました。まあいろいろ、何ていうか、ご批判もありましたが、私はかなり理解していただいたと思ってるんです」

(古館) 「で小沢さんになって完全にそれが封印されましたね」

(岡田) 「ただこれは、すぐ上げるって話じゃないんですよ。年金の税への抜本改革をやりながら、財源として上げていくということですから、すぐ上げるということではありません。そして今のこの経済状況を見て、消費税を上げるという環境にないことは、これはほとんどの方が合意していただけると思うんです。年金制度を税方式に転換する。これ、いっぺんに変わるわけじゃありませんが、順次転換してく中で、その分、消費税を上げていくということで、まあ1年、2年でできることだとは、私は思ってないです」

(古館) 「まあ大変な反発を買うっていうところは、当然、消費税、この苦しい時にあるとは思うんですが、逆に考えてですね、前と比べて違うことは、今やっぱり、雇用の問題が非常に重くのしかかってきてますよね。そして年金という大問題ももちろんありますよね。そういうことを考えると、⑤どちらかといえば岡田さんは財政規律派と仮にするならば、これだけ赤字国債刷ってていうような財政出動の局面で、消費税を敢えて福祉目的も含めてね、ここで一元的に上げて、まあ財政のバランスを図るっていうような考え方もバーンと打ち出すのかなと勝手に思ってたんですけど、それはないですか?」
(問題発言⑤)「消費税を福祉目的も含めてバーンと打ち出す、と勝手に思っていた」と、持論を勝手に押しつける古館キャスター
(岡田) 「今の経済状況は極めて深刻です。そういう中で増税するというのは、私は自殺行為だというふうに思います。議論はしていいんです、将来的な議論として。たとえば年金制度の改革論というのは、今からやらなきゃいけないんです。やっぱり1年、2年で結論出ませんから。しかもこれは、超党派で最終的には合意しなければできないことですから、そういう議論は今からやらなきゃいけないと。しかし現実に、それが形になってくるのは、やっぱり少し時間がかかる。こういうことだと思います。で、その時に財源の問題が出てくるということです。まあそれから、この年金の目的消費税の話は別にすると、やっぱり財政の状況、非常に厳しいです。ですから何らかの財源手当てというのは、将来、必要になることは間違いないんです。やっぱり国民の皆さんの意識からしてもですね、無駄遣い、これをなくすことが先だろうと。まあ、こういう話ですね。私は無駄遣いをなくすことが先だということを言いすぎるのは、いかがなものかと思うんですけれども。というのは、ある種、それが先延ばし論に結びついていると思うんですね。しかし、今、何もやってないんです、ほとんど。やっぱりある程度、無駄遣いをなくすということの、その実が上がってきて、これだけ無駄遣いがなくなりましたと。そういったことを国民の皆さんに現にお見せをして、そこから増税の話だと思うんですよ」

(古館) 「あのー、小沢さんがずっと言ってきたですね、やっぱり無駄遣いをどんどん絞って、特別会計も崩して20兆円ぐらい持ってきて、そこで財源に充てるっていった中で、どれを取って、どれをはずしますか? 1つずつでも挙げてほしい。全部賛成なわけないわけだから」

(岡田) 「まあ、そういったことを、まだ具体的にこれだっていう話はないんですよ」

(古館) 「いや、でも岡田さんの頭の中にはあるでしょう。理論派だし」

(岡田) 「いや、違う、違います。ですからね、今言われてるのは、だいたい220兆円ぐらいあると、一般会計、特別会計合わせてですね。その1割ぐらいは出てくると。しかしそれは、政権交代しないと、具体的なメスを入れることはできないと。まあ基本的にこういう説明なんですね。ただし、もう少し具体的に私は示した方がいいと。たとえ例示であってもというふうに思ってます。ただ私が代表の時のマニフェストなんですね(と言って、当時のマニフェストを手にとって、掲げる)。2005年の選挙の時ですね。これ、今とあんまり変わってません、基本的に」

(古館) 「1つ挙げてください。時間もないんで

(岡田) 「この中でですね、たとえば国家公務員の人件費を2割減らします。これ、一気にはできませんよ」

(古館) (マニフェストを読む)「“3年間で10兆円の無駄遣いを一掃します”とありますね。筆頭にあります

(岡田) 「この公務員人件費のいわゆる削減だけで、まあおそらく2兆円は出てくるということです」

(古館) 「あのー、やっぱり公務員の組合が民主党の支持母体であるという点、それから霞ヶ関の官僚と対峙する腹は決まってますか、もしそうだとしたら?」

(岡田) 「対峙をするという言葉の意味ですけれども、私はやっぱり、多くのまじめな霞ヶ関の官僚たちを本気にさせられる政治が必要だと思うんです。つまり今は、省あって国なしなんですね。国民なしなんです。自分の役所のためにやってると、残念ながら。でも彼らも若くして、官僚になろうとした時には、やっぱり国民のために、公のためにやりたいっていう気持ちで官僚になっている人が多いはずなんです。その志をもう1回取り戻して、ほんとに俺の人生、国民、あるいは国のために懸けようと、そういうふうに思わせるのが政治家の役割で、叩くだけではダメなんです、これは」

(古館) 「省益から国民益の本来の初心に戻す自信があるということですね?」

(岡田) 「はい、はい。そのためには天下りをやめるっていうことが、まず大事なんです」

(古館) 「まずそこから。もう1つ聞きたい。何かさっき情報が入ったんですけども、鳩山さんと菅さんが今ね、ホテルで会ってるそうですけれども、今回、代表選、これさっき、非小沢、親小沢という低レベルな決めつけはやめてくれと。鳩山さんが親小沢で、非小沢が岡田さんだっていうのはやめてくれって言ったけれども、鳩山さんと小沢さんと、今までの流れからしたら、やっぱり連携してるんでしょ?」

(岡田) 「私を支持していただいている、現に、既に、そういう人の中にも、小沢さんと近い人もいらっしゃいますから。もうそういうグループで、小沢グループとか、鳩山グループとか、まあ私はそういうね、自民党みたいな、派閥みたいなものが嫌で、ずーっとそういうものなしでやってきましたけれども、まあ今回の選挙は、そういうものをとっぱずして、1人1人に問いかける、そういう選挙をしたいと思ってます」

(古館) 「じゃあ、我々マスコミは菅グループがどっちに転ぶかとか、どっちにつくかなんていうのは、全くナンセンスで、1人1人を見ていかなきゃいけないってことですね

(岡田) 「と思います。はい。そういう選挙にできた時に初めてね、私は国民の皆さんが、民主党本気だと、そういうふうに思ってくれるんだと思います」

(古館) 「この3日間で、今日も入れてだから、残り2日間で、そういうような抜本的な転換みたいなのはおきますか?」


(岡田) 「いま現にでも、我々も支持していただけるような働きかけをしてますけれども、それだってもグループでやってるんじゃないんです。1人1人に本当に政権交代するためには、やっぱり岡田でなきゃダメだ、そういうふうにお願いしているんです。鳩山さんも同じようにされてると思います」

(古館) 「今の票読みだと苦しいっていう情報入ってますけど、それはどうですか?」

(岡田) 「今はチャレンジャーです、我々。ですから厳しいです。だけど、これは必ず変わります」

(古館) 「ひっくり返す?」

(岡田) 「まあ、ひっくり返すというか、必ず我々は勝てるというふうに確信をしています」

(古館) 「もちろん、鳩山さんにもお聞きしたいし、今一度、岡田さんにもですね、腹の据わったところを、はっきりとものを言うところを聞きたいんで」

(岡田) 「今日は言いませんでした、あんまり?(笑)」

(古館) 「いやー、私は不満足でしたね。もうちょっとズバリ、具体的に言ってほしかった」


(岡田) 「いや、それはやっぱり、しっかりと党がまとまって政権交代を目指していかなきゃいけませんから、あの、面白くないかもしれませんけども、小沢さんとか、非小沢とか、親小沢とか、そういう次元の選挙にしたら絶対ダメなんです」


(古館) 「そこは強く訴える。またお話を伺いたいと思います」

鴻池官房副長官、辞任

健康問題が理由としているが、週刊誌で報じられた女性問題が原因。

(ナレーション) 麻生総理の長年の盟友、鴻池官房副長官の突然の辞任劇。きっかけは女性スキャンダルだった。今日発売の週刊新潮(5月21日号)。鴻池氏が大型連休中、知人女性と同伴で、静岡の熱海温泉に出かけていたという。女性とゴルフに興じたり、飲食店をはしごしたことなどが詳細に記されている。この女性との交際をめぐっては、今年1月にも鴻池氏が、本人と家族以外には利用してはならない議員宿舎に宿泊させていたと報じられている。

1月
(鴻池祥肇官房副長官) 「あの記事面を読めば、何か男女の仲というようなことをにおわすようだけれど、これはもう、天地神明に誓って、全く関係ないと」

(ナレーション) この時は厳重注意で済まされた鴻池氏。今回、辞任に追い込まれた背景には、国会議員に配られるJRパスの不適切な利用がある。JRパスとは議員特権の1つで、新幹線のグリーン席も含め、全ての列車に無料で乗ることができる。しかし、私的な利用は認められていない。

『週刊新潮』5月21日号から
(鴻池官房副長官) 「熱海に行くのに、新幹線に飛び乗ってバッジもつけてるから、ついついパスを出してしまいました。浮気旅行にパスを使うんかと責められても仕方ないです」

(ナレーション) 官房副長官は国会議員と官僚出身者の3人で構成され、官房長官を補佐しながら、政府の危機管理などを主な任務としている。4月28日から2泊3日で熱海を旅行したという鴻池氏。当時、世界は新型インフルエンザの感染拡大で、緊張の度合いを高めていた。この日、WHO(世界保健機関)は新型インフルエンザの警戒レベルをフェーズ4に引き上げ、日本政府も直ちに対策本部を設置した(初会合での麻生総理の「これは国家の危機管理上、極めて重要な課題。対策に万全を期されたいと思います」と発言する部分の映像)。そして翌29日には、麻生総理が日中首脳会議のため、北京を訪問、総理不在の中、30日にはWHOが警戒レベルをフェーズ5に引き上げた。政府の危機管理が問われた3日間。

『週刊新潮』5月21日号から
(鴻池官房副長官) 「女房にも弁明のしようがないし、何よりまたまた麻生政権の足を引っ張るようなことをやってしもて、申し訳ないという以外にもう言いようがないです」

(ナレーション) 鴻池氏は昨夜、河村官房長官を通じて、麻生総理に辞表を提出した。しかしその理由は健康上の問題だった。

午前11時、記者会見
(河村官房長官) 「今回は特に週刊誌というものが引き金を引いたという見方があると思います。あると思いますが、第一義的にですね、健康上の理由が大きなウエートを占めているというふうな受け止め方をしています」

(記者) 「ゴルフをしている写真ですよね、ゴールデンウイーク中に。この報道があった後、健康を理由に辞めるというのは、なかなか国民は納得できないんじゃないかと思うんですが」

(河村官房長官) 「今から見れば、無理をされなきゃよかったのにと私は思いますけども、これはもう過ぎたことでありまして、本人の健康管理上の問題も極めて不適切だったと」

(ナレーション) 鴻池氏は都内の病院に入院中だ。後任には同じ麻生派の浅野勝人参院議員が任命された。

午後6時
(自民党・笹川尭総務会長) 「1月の時点で本当は辞めておいたらよかったと思うけども、2回目だもんな。女性問題は気をつけないといけないし」

午前10時前
(公明党・浜四津敏子代表代行) 「国会議員に与えられた特権を利用してそういう行為に出るのは、やはり許されないことだと思います。それはお辞めになって当然だと思います」

(ナレーション) 1月に女性問題が浮上した際には、個人の問題だとして、鴻池氏をかばった麻生総理。任命責任をどう考えているのか。

6時半、国会内
(麻生総理) 「健康上ということで入院もしておられるという話だったんで、(辞任は)やむを得ないと思いましたけど。健康上というのであれば、その点に関しましては、うん、健康まではちょっと任命責任の中では、ちょっとわかりかねます。インフルエンザの問題の担当は鴻池副長官じゃなかったと思いますので、連絡がとれるところにいれば、別に問題はないと、そう思っています」

(古館) 「一色さん、どうですか、これは?」
問題をとにかく大きくしようという2人のコメント
(一色) 「とにかく女性問題とかJRのパスの問題とかもありますけど、そういう個別な問題じゃなくて、とにかくインフルエンザ対策の真っ最中にですね、官邸のナンバー3の人がこれだけ緩んでいるのかと、そこに驚きますよね。麻生さんとは青年会議所時代のお友達で、ずっとお付き合いがある人らしいんですけれども、まあそういうことも含めてかばっておられるんだったら、これはちょっとリーダーシップの問題出てきますよねえ」

(古館) 「ほんと、大変な状態でフェーズ4に上がったって言ってる時に、熱海でパー4っていうのはあり得ないと思いますよね」





平成21年(2009年)5月13日のZERO
(番組内容と報道ステーションとの比較)
岡田代表をスタジオに呼び、インタビューをして25分を費やしたところまでは同じような構成だが、質問内容は、「出馬を決意した理由」「真面目すぎる」「小泉郵政選挙で負けたのになぜ出馬するのか」「民主党はどんな国にしたいのか」など質問内容はポイントを突いている。
民主党代表選に向けての動き、岡田副代表生出演(ナレーション部分を含め約25分強)

24Hのコーナーを潰し、冒頭から民主党岡田副代表とのやりとり

(ナレーション) 次の民主党のリーダーは誰なのか。

(岡田克也副代表) 「民主党の代表になり、そして日本のリーダーになる」

小沢鋭仁議員のパーティーでの挨拶で
(鳩山由紀夫幹事長) 「自ら一身をささげることができれば」(挨拶終了後、「代表!」という声があがる)

(ナレーション) ポスト小沢の座をかけた争いは、岡田副代表と鳩山幹事長の一騎打ちへ。今夜、岡田副代表がZEROに緊急生出演。なぜ出馬を決意したのか、理由を語る。
(村尾) 「早速なんですが、出馬を決意した理由、これをまずお聞きします」

(岡田克也副代表) 「ひと言で言えば、民主党政権をつくるため、政権交代を実現するためです」

(ナレーション) (国会内)今日午後3時半、出馬を表明した岡田副代表。

(岡田) 「政権交代という大きな目標に向かって党が進んでいくために、堂々と選挙をやって、複数の候補者がある方がいいと、そういうふうに判断したわけです」

(ナレーション) 一方、鳩山幹事長は今夜(7時半)、民主党議員(小沢鋭仁)のパーティーで挨拶に立った。(挨拶が終わったところで、会場から「よっ、代表!」と声があがる場面の映像)そして、先ほど。

午後9時15分ごろ、民主党本部
(鳩山幹事長) 「明日の朝、記者会見を申し上げて、その中で正式に出馬の表明をいたしたい。自分の身がそのためにお役に立てるならばね、それは一身をささげでみたいと、そう思っております」

(ナレーション) 岡田副代表と鳩山幹事長の一騎打ちとなることがほぼ決まった。旧通産省から政治の世界に入った岡田副代表。代表だった2005年、当時の小泉総理率いる自民党に郵政選挙で敗北。今回は2度目の代表挑戦となる。一方の鳩山幹事長は、民主党結党時など、これまで2度、代表を経験。この3年間は幹事長として小沢代表を支えてきた。3日後の選挙で、民主党の国会議員はどちらを党の顔に選ぶのか。鳩山幹事長のグループ(約40人)と小沢代表のグループ(約50人)は鳩山幹事長を支持している。一方の岡田副代表は党内にグループはないが、前原副代表のグループ(約20人)や野田広報委員長のグループ(約15人)などが支持すると見られている。現時点では鳩山幹事長優勢と見られているが、菅代表代行のグループ(約30人)など、まだ態度を明らかにしていない議員も多く(民主党内のグループは他に、旧民社党系グループ約20人、旧社民党系グループ約15人、羽田グループ約15人など)、情勢は不透明だ。有権者はこの動きをどう見ているのだろうか。

有楽町、午後8時
(35歳男性) 「鳩山さんです。みんなをうまくまとめそうな気がします。(岡田氏は)まじめなんですけど、ちょっとまじめが過ぎちゃうようなイメージがあります」

(48歳男性) 「岡田さんかなと思っています。やはりこれからの世代は、ある程度の若い方が、それから岡田さんの指導力に期待してるんですけど。(鳩山氏は)小沢さんと近いでしょ。ですから小沢さんのやり方がそのまま続くのかなあと思っています」

(村尾) ①「まず岡田さん、VTRでもまじめすぎるという評がありましたが、どうですか?」

(岡田) 「それはちょっと、あの、あまりにも型にはまったものの見方じゃないでしょうか」

(村尾) 「私はだけどまじめすぎるっていうのは、とても大切な資質だと思いますけど」

(岡田) 「ありがとうございます」

(粕谷政治部長) ②「岡田さん、しょっぱなから大変失礼な言い方で申し訳ないんですけれども、前回の総選挙、05年の郵政選挙では、いわば岡田さんご自身は敗軍の将でした。その後ですね、実はテレビにもあまりお出にならずに、地方を回られたりしておられました。そして、まさにこの勝負どころで、何が岡田さんを突き動かして、この代表選挙に出馬しようということになったんでしょうか

(報道ステーションとの比較①②)岡田氏にインタビューをするのなら、この2つの質問は欠かせない大事な疑問。早く持ち上げたいと焦り、自分で勝手に喋る古館キャスターとは対照的。
(岡田) 「もし小沢代表が、この事件があってですね、そしてお辞めになるということがなければ、私は次の総選挙まで今までと同じように充電をしていたと思います。昨年の代表選挙に出るか出ないかという話があった時も、私は出ませんでした。しかし、その小沢代表がお辞めになって、まさしく、これから本当に政権交代ができるかどうか、日本の政治が変わることができるかどうか、正念場にきています。そういう中で、私がその先頭に立ちたいと、そういうふうに思ったんです」

(村尾) 「今、小沢代表が辞めたということでしたが、小沢代表の功罪、よかったところ、悪かったところ、それはどうでしょう?」

(岡田) 「まあ最大の功は参議院選挙で大きく勝ったことです。そのことによって、参議院において与野党逆転が実現した。これは何事にも代えがたい大きな実績だと」

(村尾) 「小沢さんの何が民主党を勝たせたんでしょうか?」

(岡田) 「もちろん、代表だけで選挙ができるわけではありません。あの時、年金の問題もありました。長妻さんはじめ、多くの議員の質疑もありました。しかし最終的には、選挙の結果というのは、その時のリーダー、負けても勝っても、その時のリーダーの責任なんです。ですから、参議院で勝ったということは、その時のリーダーである小沢さんの、私は最大の功績だというふうに思います」

(村尾) 「それでは罪は何ですか?」

(岡田) ②「まあ基本的にはですね、私は罪ということを取り上げて言うつもりはあまりありません。テレビの方はですね、今回の選挙もですね、小沢さんに近い人たちと、それから距離のある人たちの、そういう戦いであるというふうに組み立てようとしておるかもしれませんが、私はそういう選挙ではないというふうに思ってますので、この前までご苦労された、そして実績のある小沢代表に対して、ここが悪かったということを声高に言うつもりはありません」
(報道ステーションとの比較②)見事に岡田氏の本音を引き出している。古館キャスターの質問がまったく下手だということがわかる。
(粕谷政治部長) 「ただ、罪という意味ではですね、やはり辞任のきっかけになった西松事件ですね、これをめぐって小沢代表自身の説明責任がなっていないというのが、有権者のほぼ大勢だというふうに考えられますけれども、この問題についてもですね、やはり政治とカネの問題が、民主党にもつきまとっているんじゃないかという悪いイメージを植え込んでしまった。これはやはり罪になりませんか?」

(岡田) 「まあ確かに民主党と自民党との違い、政治とカネの問題についてクリーンであると、これは民主党に対する多くの国民の皆さんの期待だったと思います。それが今回の事件をきっかけに、私は大きな誤解もあると思いますけれども、そして、いろんな報道のしかたもあると思いますけれども、しかし“古い政治ではないかと、民主党も”というふうに有権者の皆さんに思わせたとしたら、それはやっぱりいいことではなかったというふうに思います。ただ、今回のことを説明責任、私もそういう言葉を使ったこともありますけれども、西松事件そのものは、現に裁判がこれからスタートしていくんですね。そのことについて、今、平場できちんと説明しろというのは、私は求めすぎだと。それはまさしく裁判の中で議論されていくことだと思います。その周辺の問題として、どういうふうにお金を、政治資金を使ってきたのかとか、あるいはどういうふうに集めてきたのかとか、そういう、多くの国民の皆さん、我々が直面する国民の皆さんの疑問に対しては、もう少し丁寧に説明された方がよかったと、そういうふうに思います。残念です、これは」

(村尾) 「ただ、国民はチェンジを求めているわけですから、代表が交代するという。何から何へチェンジするんですか?」

(岡田) 「代表が代わることで、変わらないものと変わるものがあります。私は、民主党が政権をとった時に、どういう日本になるか。私は基本的に説明責任、情報公開、政治がまさしくそういったことをしっかり果たしていく、そういう政府をつくりたいんですね。そうであれば、その主体である政党そのものも、国民の皆さんに対して説明責任を果たし、情報公開をしていくということは非常に大事なことだというふうに思います。そういうところがやや欠けている部分が、今の民主党にはあるのではないかと思います」

(村尾) 「今ですね、岡田さんは開かれた政府、情報公開と言いました。これは有権者、納税者から見れば当たり前の話なんです。それをした結果、民主党は私たちにどういう日本をイメージさせてくれるんでしょうか、その結果として。たとえば私の言ってるのは、アメリカであれば共和党だったら自己責任、その代わり、政府の規制はあまりないですよ。その代わり、民主党であれば、社会的な厚生は重視する代わりに、政府の規制はありますよ。③民主党は日本をどうしたいんですか?
(報道ステーションとの比較③)まさにこの部分が本質を突いた質問だ。
(岡田) 「あの、まあわかりますけども、あまり二者択一の議論にしない方がいいと、私は思います。2005年の選挙も、よく聞かれました。“岡田さんは小泉さんの言うような小さな政府なんですか、それとも大きな政府なんですか”。今、考えれば、小さな政府か、大きな政府かっていうのは私は非常に陳腐な問いかけだったと思います。でも結局、そういうことに収斂してしまって、で、小さな政府がいいと、当時はほとんどの人が言ったわけですね。もう少し、きちんとした議論を私はすべきだと思います。民主党だって、別に何でもかんでも規制していいと、そういうふうに言ってるわけではありません。だんだん共和党と民主党の政策の歩み寄りもあります。2つの政党があれば、どうしても真ん中の方に歩み寄っていくんです。だから、あんまりですね、わかりやすいけども、そういう二者択一で議論することは、私はどうかというふうに思います」

(粕谷政治部長) 「ちょっとこの党内情勢を見ていただきたいと思います(民主党内で鳩山支持が鳩山グループ約40人と小沢グループ約50人、岡田支持が前原グループ約20人、野田グループ約15人、“親岡田”議員約10人、その他、菅グループ約30人、旧民社党系約20人、旧社民党系約15人、羽田グループ約10人という勢力関係図)。3日後に代表選挙を控えて、まさに序盤ですけれども、やや鳩山さんを推す人の方が多いのではないかという見方が党内でも大きいのが実情だと思います。岡田さんからすればですね、何をポイントにして、自らの支持を広げていくと、そういうお考えでいらっしゃいますか?」

(岡田) 「この図はね、私はあまりいい図じゃないと思うんですね。自民党とは違います、民主党は。ですから派閥があって、その派閥で動く、そういう政党ではないんです、民主党は。まあグループっていうのはあるかもしれませんが、それはそんなに強い拘束力を持っておりません。だからグループ足し算、積み木でこっちが有利、こっちが有利でないと、そういう見方は私は民主党には当てはまらないし、当てはめるべきではないというふうに思います。1人1人の議員なんです、最後は。つまり政権交代を我々は目指して、野党でも歯をくいしばって頑張ってきた。本当に政権交代するために、どちらの選択がより可能性が高いのか。そのことを1人1人に問いかけていく。そういう選挙運動を私はぜひしたいというふうに思います」

(粕谷政治部長) 「一方で、党内ではですね、ややもしますと、小沢さんとの距離感で、近い人が鳩山さんを支持し、どちらかといえば距離のある方が岡田さんを支持するという見方もあるわけなんですけども、その見方は間違いですか?」

(岡田) 「違います。ですから小沢さんと近いと言われていた人の中にも、私を応援していただく方はいらっしゃるし、その逆もあります。ですから、党を、民主党を小沢さんとの距離感で二分するというのは、これは本当に私は愚作だと思います。そうじゃなくて、別に政党っていうのは、1人の個人で、こう、対立軸ができているわけじゃありませんので、我々が政権交代するためには、どちらの選択がいいのかと、そういうことで議論されるべきだと思います。私は絶対に今度の代表選挙を、小沢さんに近いか、遠いかと、そういう変な代表選挙にしてしまったのでは、これは絶対に国民の理解を得られないというふうに思います」

(粕谷政治部長) 「代表選挙が終わった後には、仮に岡田代表になられるとすると、今度は衆議院の解散総選挙で自民党と相対すると思います。仮に岡田さんご自身が、代表になられた場合には、解散のポイント、早い方がいいのか、あるいは、もう任期満了に近い方がいいのか、ズバリどちらでしょう?」

(岡田) 「まあこれは、実は我々が決めることではないので、割り切って言えばですよ、総理が自分にとって一番有利な時に解散するわけです。ですから我々が希望を言うってことは、ほとんど意味がないんですね。ただ、そういったことを申し上げた上で、まあ私は少し時間がほしいと」

(粕谷政治部長) 「率直に言うとそういうふうに思いますか?」

(岡田) 「はい」

(粕谷政治部長) 「戦術によってはですね、たとえば補正予算案、あるいはその関連法案を含めて、参議院で直ちに審議を促進すればですね、早い段階での解散総選挙も、たとえば7月の12日のダブル選挙、都議会とのダブル選挙も、もちろん理論的には可能なわけですが、岡田さんご自身はむしろ、その後、任期満了に近い8月、あるいは9月までの時間があった方が、自分の浸透度が高まる?」

(岡田) 「私自身の浸透度というよりも、やはり代表が代われば、私は政策を大きく変えるつもりはないんですけれども、しかし代表が代われば、やはり政策ももう1回点検しなければいけません。まあそういう時間ができればほしいなと。まあ都議選とのダブル選挙というのは、私は公明党との関係からいって、自民党はできないだろうというふうに思います。もっと前っていうのはあるかもしれませんけどね」

(村尾) 「岡田さん、もう1回、くどいようですが聞きますが、有権者の立場に立つと、やはり政権選択、選択肢がほしいんです。オールタナティブ、自民党とは別の道を、民主党は何を提示してくれるかが、国民は聞きたいんです。どんな国になりたいんですか?もう1回、教えてください」

(岡田) 「今、全く政治が動かない状況じゃないですか。閉塞感に満ちている。いろんな議論はあっても前に進めない。さまざまなしがらみの中で動かない。政権交代すれば、しがらみのない中で、そういったことが進んでいきます。私は、たとえば小泉さんの改革も、よかった部分もありますが、ほとんどは看板倒れに終わったと思います。改革にも、いい改革、悪い改革あると思いますが、いい改革でやらなきゃいけないことはたくさんあります。少子高齢化も進みます。経済のグローバル化も、これは、いい悪いは別にして進みます。そういう中で、日本のしくみ、制度をやっぱり思い切って変えていかないと、将来はありません。そういったことを本気でできるかどうか。これはしがらみのある既成の与党では、政権政党ではできない。我々がそれをやる

(村尾) 「わかりました。理解します。よくわかります。まだ野党ですから、具体的なことができないのはよーく私もわかりますが、組織を変えて何をするのか。私はやっぱり理念があって、組織論だったら成り立つと思うんです。ただ、理念なきまま組織論をしてもしょうがない。一体、私たちは民主党に投票すると、この先、日本はどういうイメージの国になるのか。これを私は、やはり有権者の皆さんは聞きたいと」

(岡田) 「それは基本的には安心、安全の国づくりです。そして人々が希望を持てる国をつくろうということです」

(村尾) 「わかりました。そうすると、安心、安全の国づくりということで、民主党が今、掲げているのは、たとえば経済対策でいうと、(民主党の経済政策をまとめたボードを出し)こういうメニュー(月額2万6千円の子供手当て、高速道路料金の無料化、医師の不足解消、2年間で約21兆円)を掲げています。まだこのほか、いろいろあります。ただ、2年間で21兆円を支出するという計画。これは岡田さん、このまま岡田さんの時も引き継がれるんでしょうか?」

(岡田) 「こういう話っていうのは、村尾さん、あまり好きじゃないですよね、多分(笑)」

(村尾) 「そんなことないですよ(笑)」

(岡田) 「まあ私はですね、個々の政策は、実は私が政調会長だったり、幹事長だったり、代表だったりした時に積み上げてきたものですから、金額は多少変わってますけどもね。ですから、個々の政策は私はいい政策だというふうに思ってるんです。間違いない政策だというふうに思ってます。ただ、一方で財源の問題っていうのは確かにあります。国民の声はまず、無駄遣いやめてくれということですね。だから、これはしっかりやらなきゃいけない。しかし、そういうことを具体的に目処をつけつつ、個別政策を順次やっていかないといけない。つまり、いっぺんにはできない部分があります。ですから、できないということであれば、それは順番をつけて、そして順次やっていくということを、マニフェストの中で正直にちゃんと書くと。もし予想以上に無駄遣いをなくすということができたんなら、それは前倒しでやればいいんですけど。そこをしっかりやるということは、私は必要なことだと思います」

(村尾) 「無駄遣いをなくすということは、私も当然だと思います。だけども、この21兆円という巨額な財源になると、これは本当に無駄遣いだけで捻出ができるかどうかがわかりません。ここで私、岡田さんにぜひ伺いたいのは、じゃあ、この負担、21兆円の負担を今の時代を生きる、比較的裕福な人にこの負担をさせるのか、今はまだ有権者ではない子どもたち、それに国債、借金という発行でそれを負担させるのか。この2つのうち、岡田さんはどちらを選ぶんでしょうか?

(岡田) 「その二択で言われれば、もちろん前者です」
(報道ステーションとの比較③)きちんと政策の答えを引き出す村尾キャスター。「介護・福祉にどーんと使って」とばかり自分の考えを押しつける古館キャスター。いかに政策がわかっていないかがわかる。
(村尾) 「前者ですか。わかりました」

(岡田) 「ですから私も、たとえば最高税率を、所得税の、少し上げるべきだということも言ってます。少し下げすぎたと。フラットにしすぎたというふうに思っています。相続税もそうです。そういったことを、ただし、あんまりお金をしては、そうたくさん出てきませんね、これだけでは。やっぱり本質は、いかに無駄なところを切っていくかと。これも簡単ではないことも村尾さんもよくご存知の通りで、誰が見ても無駄なものはたくさんありますけども、しかし、ある人にとっては無駄であっても、ある人にとっては無駄でないってものもあります。そういったところを、本当にどれだけ説得しながら削っていくかと。これは本当に政治そのものですよ。それをきちんとやる、そういう政府でなければいけないということです」

(村尾) 「岡田さん、明確に言っていただいてありがとうございます。所得税を少し上げる。それから相続税の増税も図っていく。ただ岡田さん、今ちょっと避けられたのは消費税の問題があると思うんですね。この消費税については、岡田さんは以前ですね、こういうことを言ってる。“新しい消費税として3%の年金目的消費税を導入する”(2005年8月25日、外国人記者クラブ会見)。私はこの発言に対して、評価する方々も少なくないと思うんですけれども、この年金消費税、このお考えは今、どうなんでしょうか?」

(岡田) 「あの、基本的には変わってません。ただ、誤解しておられる方もいらっしゃると思いますので言いますと、これ、直ちにやると、私は決して言ったわけではないのです。代表の時に申し上げたことは、全ての応援演説の中でこのことは言いましたけれども、これは年金を、基礎年金、国民年金の部分を税方式に変えることの見合いで、税方式に変えるってことは財源が要りますから、消費税3ポイント、将来的には上げざるを得ませんってことを申し上げたんで、年金改革をするのに、やっぱり制度を設計して、合意をして、スタートして、しかもいっぺんにゴロッと変わるわけじゃありませんから、時間がかかります。その最終的な姿として言ってるんで、しかも今の経済状況もありますから、今、消費税を上げるなどという無謀なことを私は言うつもりは全くありません」

(粕谷政治部長) 「そうすると確認ですけれども、岡田マニフェストの中には、この消費税の上げというものは、もう1度、きちんとそこに示される。今直ちにということではなくても、3年後、あるいは景気が回復した段階では必ずこれがあると」

(岡田) 「景気の回復ということよりもむしろ、やっぱり年金制度の抜本改革との見合いなんです。だからまあ、任期4年間ですから、4年間の中で、そこまで至るかどうかというと、まあ私はかなり難しいことだというふうに思ってます」
               (中略)

(粕谷政治部長) 「岡田さんご自身は、例の世襲制限のテーマでは、大変、問題を主導してこられましたけれども、同一選挙区で、連続して、3親等以内のということの制限の。この制限については当然、マニフェストには盛り込んで、これを目玉にするというお考えにはもちろん変わりは?」

(岡田) 「これはもう、ほぼ党の中でも合意ができておりますので、当然、マニフェストの中には掲げます。私はこれは、世襲議員が悪いとか、能力がないとか、そういうことを言ってるんではなくて、優秀な方もたくさんいるんです。ただ、あまりにも同質的になってしまう。そして、本当に志があって、やる気があって、努力して、そういう人が誰でも国会議員になるチャンスがある。そういう国でありたいし、少なくとも民主党はそういう政党でありたいと思うんです。そのために我々はルールとしてそういうものを入れるということです」

(村尾) 「最後の1問なんですが、これは小沢代表の辞任のきっかけにもなった政治とカネの話なんですけども、政治資金規正法で、現行の政治資金規正法というのは、企業の献金は政党は受けてもよくなってますが、一方で政治家は受けてはダメだということになっています(ボードの説明)。これについて岡田さんの考え方は、この○の部分(企業の政党への献金はOK)ですね、これをどうされようと?このままにするのか?」

(岡田) 「考え方はいろいろあるんですが、これも党の中ではほぼ合意ができてることですので、そのことを申し上げると、先ほどの図で言いますと、基本的に、企業・団体の献金というものは、政党に対しても全てやめる。パーティーもやめる」

(村尾) 「なるほど。これをいつから実施されるんですか?」

(岡田) 「これはまだ党の中で議論ですけれども、まあおそらく3年ぐらいというふうに思います。私はすぐにやめるというのは、それに見合う、やっぱり個人献金をいかにきちんと集められるかということがないと、できませんので、まあ3年ぐらいの時期は必要じゃないかなというふうに思ってます」

(村尾) 「私、岡田さんに望みますのはですね、国民に何をしてあげるよっていうのは、政治家みんな言いやすいんです。ただ、国民に何をすべきか、国民の皆さん、何をしてくださいよという問いかけ、そういうことを言える、そういう政治そういう民主党にぜひしていただきたいと思います」

(岡田) 「私はそれをちょっと言いすぎてるんじゃないですか?」

(村尾) 「いや、まだまだ、これは私の思いです」

鴻池官房副長官、辞任

(ナレーション) 会見の冒頭で河村官房長官は

午前11時ごろ
(河村官房長官) 「鴻池副長官から総理に対し辞表の提出があり、総理はこれを受理いたしました。健康上の理由ということで受理をいたしました」

(ナレーション) 麻生総理の側近、鴻池官房副長官の辞任。背景には女性問題があった。今日発売の週刊誌(『週刊新潮』5月21日号)は、鴻池議員と既婚女性の旅行を写真入りで報じている。鴻池議員は先月28日の午後、参院本会議に出席、記事によると、その後、新幹線で熱海に移動、30日までの2泊3日、女性と熱海のリゾートホテルで過ごし、鴻池議員も不適切な関係を認めたという。旅行に行ったとされる先月28日から30日は政府が新型インフルエンザ対策本部を立ち上げた時期と重なる。また記事によると、新幹線を利用する際、公務用のJR無料パスを駅員に提示したという。事実だとすれば、自費で賄うべきでないのか。この週刊誌の記事が辞任の直接的な理由になったと見られているが、河村官房長官によると、辞表では体調不良が理由になっているという。また、鴻池議員が昨日の夜から入院しているため、記事が本当なのか、本人から聞き取りもできていないという。麻生総理は盟友のスキャンダルを国民にどう説明するのか。

午後6時半すぎ、国会内
(麻生総理) 「事実関係を知りませんので、そのことに関しては何とも申し上げられようがありません。今回の場合は健康の理由でしたし。(新型)インフルエンザの問題の担当は鴻池副長官じゃなかったと思います。連絡がとれるところにいれば、別に問題はないと。今のJR(無料パス)の話については、その事実関係を知りませんので、何とも答えようがありませんが」

(ナレーション) 「知らない」と繰り返した麻生総理。説明責任を果たしたと言えるのだろうか。 

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民主党代表選挙に誰が出馬するかに焦点をあてる報ステ。政策の違いを示すべきだと主張するZERO。

平成21年(2099年)5月12日(火)の報道ステーション
民主党代表選関連

トップで最初に報じ、インフルエンザ関連や日ロ首脳会談、エコポイント実施のニュースなどを伝えた後に、再び「たった今、入ってきたニュース」として鳩山幹事長が側近議員との会合の中で出馬に意欲を見せたとして、「鳩山氏、代表選出馬の意向」と伝えた。報道ステーションがいかに民主党代表選報道に力を入れているかがわかる。

(古館) 「昨日の小沢代表の辞任から、今日になりまして、代表選に向けて、民主党、動きが活発になってまいりました。①一体、民主党のどこが変わるのか、どこが変わらないのか、これ、よーく見ておく必要があると思いますが、そしてもう1つ、それに関連してですね、たった今入った情報なんですが、岡田元代表が明日にもですね、正式に立候補表明、この情報がたった今、入ってきました」

問題発言①
周知のように、前日の報道では、「権力闘争は割り切れないものを感じる」などと政治を牽制したコメントした古館キャスター。この日は打って変わって、「よーく見ておく必要がある」と語る豹変ぶりを見せた。いたずらに国民の政治意識を揺さぶっているだけで、本当に見識ある報道番組ならば、このような矛盾したでたらめな発言はするはずはない。

(以下 民主党代表選にまつわる大量の報道。他の番組では見られない多さだ)

午後5時半すぎ、民主党両院議員総会
(ナレーション) 両院議員総会では、まず小沢代表が辞任の考えを改めて表明した。

(小沢代表) 「私自身がここで身を引くことにより、本当に民主党が挙党一致の態勢をより強固にすることができれば、まさに私の本懐とするところでございます。本当にこの3年間、皆様には大変お世話になりました。重ねて御礼申し上げまして、ご挨拶といたします。ありがとうございました」

(ナレーション) 小沢代表の辞任は拍手で了承された。そして、小沢代表、鳩山幹事長らが中心となって決めた新しい代表を決める選挙日程。今週土曜日(16日)に、国会議員だけで行うことを提案した。しかし、

(蓮舫議員) 「地元に帰って、民主党の総理は誰がいいのか、民主党に何を求めるのか、しっかり皆さんが聞いてきて、胸に思いを持って、そして代表選に望むべきだと考えています」

(馬淵澄夫議員) 「現実には1日のウイークデーが潰れるだけであります。これならば(来週の)月曜日の1日を使って、新代表を選出する」

(谷岡郁子議員) 「地元に帰らなければという形でしか声を聞けないということは絶対にない。3日間ある。そのような横槍は大変不愉快であるということを申し上げたいと」

(小宮山洋子議員) 「国民の声からしてですね、あまり早く急ぐということは、そこに何か意図があるのではないかというようなことを言う人もいます」

(鳩山幹事長) 「できる限り、司令塔不在の期間というものを短くさせていただくということを最大の目的として、議論を提案させていただいている次第でございまして、お認めを願えればと思っております」

(古賀一成議員) 「ご承認をいただければ」

(場内から拍手が起こるが、「意義あり」という声もあがる)

(ナレーション) 異論が出たものの、結局、執行部の提案通りに決まった。

両院議員総会終了後
(富川アナ) 「最後、“意義あり”という声の中で終わってしまうということは?」

(小宮山洋子) 「残念ですね」 

テロップにて
(反小沢グループの議員) 「党員やサポーターにまで拡大しろという人たちの本音は、岡田さんが議員票だけでは厳しいことを知っているからだ。一方、執行部は鳩山さんが意中の人で、挙党一致を大義名分にして早期に決着させたい」

(ナレーション) 今、名前が取りざたされているのは、岡田副代表と鳩山幹事長の2人だ。

今日午後、
(鳩山幹事長) 「虚心坦懐に考えてまいりたいと思っていますが、自分自身が適当かどうかということを真剣に考えながら、できるだけ早い時期に結論を出さなければいけないなと」

午後6時半
(記者) 「決断はいつごろ下されるんでしょうか?」

(岡田克也副代表) 「熟慮中です。車が見えない。ごめんなさい」

(ナレーション) 長妻氏や前原副代表は今回は立候補しない意向だ。

今日午後、
(記者) 「長妻さんご自身がお出になるということは?」

(長妻昭議員) 「いや、本当にありがたい。そういうお声もいただいて、ありがたい限りなんですけど、私は出ることはありません」

今日午後
(記者) 「今、意中の人はいらっしゃいますか?」

(前原誠司副代表) 「ん? 意中の人? 難しいね。まあ、もちろんそれは誰でもいいってわけじゃないので、意中の方はいます、はい」

(ナレーション) 党内では既に新しい代表をめぐる駆け引きが始まっていた。

午後1時半、国会内の議員食堂で前原副代表と玄葉光一郎議員が話し合っている様子を写す。

今日午後
(記者) 「前原さんも玄葉先生と同じお考えというふうに?」

(玄葉) 「いや、それはもう私が申し上げるような立場じゃありませんので」

(ナレーション) 民主党は出身母体の違いからさまざまなグループが存在する。現執行部を支えてきたのは小沢グループ(約40人)、鳩山グループ(約35人)、菅グループ(35人)に加え、旧社民党系(約25人)、旧民社党系(約20人)の議員。一方、前原氏のグループ(約35人)や野田氏のグループ(約20人)は小沢氏に距離を置いてきた。
 
(加藤公一議員) 「(菅氏は)今の段階で何が何でもという趣旨ではないと。慎重に考えているということで」

(ナレーション) 民主党の新しい代表にふさわしいのは誰か。共同通信が行った緊急世論調査では、岡田副代表が23・7%でトップ、2位は鳩山幹事長の16.9%だった。
 岡田副代表は今日の予算委員会で、麻生総理と直接対決した。取り上げたのは国会議員の世襲問題。

(岡田副代表) 「民主党が決めている世襲の定義は、同じ選挙区で配偶者、または3親等以内の親族が前任者に引き継いで、連続して立候補すること、それを認めないと」

(麻生総理) 「今の定義でいくと、麻生太郎は世襲ではないということになるわけですね。だからいいなんて言うつもりはありません」

(ナレーション) 岡田副代表と小沢代表。2人の考えで大きく違っていたのは社会保障の財源の問題だ。岡田代表の下で行われた2005年の総選挙。マニフェストでは最低保障年金の財源を確保するため、年金目的の消費税アップを打ち出した(2005年9月、当時代表だった岡田氏の 「(年金目的消費税)3%は私の約束であり、民主党の約束です」という発言のVTR)。ところが小沢代表の下で行われたおととしの参議院選挙では、消費税の引き上げを行わない文言に変わっていた。
 岡田副代表は当選6回の同期議員の会合に出席。この場で出馬表明はなかったものの、熟慮中から一歩踏み出し、出馬に意欲を見せたという。出席者の1人は“岡田氏は必ず出馬する”と断言した。

(岡田氏との会合に出席した土肥隆一議員) 「明日、岡田君がはっきり言う」

今日午前11時半

(自民党・笹川尭総務会長) 「民主党のエラーで自民党が助かった部分はあると思います。否定はしませんが、もうエラーをしたっていのはとっくにもう終わっちゃってます」

今日午前11時
(自民党・柴山昌彦議員) 「野党がよりクリーンな、イメージのいい代表ということで選出をされた場合にですね、当然、じゃあ自民党はどうなるんだという声が出てくる可能性は、私は高いと思っています」

テロップにて
(自民党閣僚経験者) 「鳩山さんだったら代わり映えしないし、いいよね。マスコミも小沢の影響力が残るって書き立てる。岡田さんの方が怖いな。玄葉さんや長妻さんっていう、全く新しい人が出てくるのが一番嫌なパターンだよな」

(古館) 「一色さん、小沢さんがですね、昨日の辞任会見を聞いていると、完全に引っ込むんじゃなくて、隠然たる力を持って代表の座から降りるだけであってという取りようもあると思うんですが。まあ、小沢さんの影響が残るにせよ、どうであるにせよ、今後の代表選の流れを想像してみていただくと」

(一色) 「鳩山さんと岡田さんの争いというのが、まあ今のところ十分に予想されるわけなんですけれど、②この2人になりますと、政策的には対立軸があって、結構面白いんですよね。岡田さんは先ほどもありましたけれども、総選挙、消費税上げを掲げて戦ったぐらいの、もともと財政再建論者ですよね。鳩山さんの場合は、小沢民主党のマニフェストをそのまま多分、引き継ぐでしょうから、財政膨張容認派というんですかね、そういうような感じでやっていくと思いますし、あとは私の予想ですけど、政治とカネの問題とか、世襲の問題とかいうことは、岡田さんの方が厳しいでしょうし、それから霞ヶ関改革はひょっとしたら鳩山さんの方が厳しいんじゃないかというような気もしますしですね、まあいろいろ、それぞれの対立軸っていうのが出てくると思うんですよね。そういう意味でも、とにかく出る方はですね、代表選で大きな国のあり方とかですね、そういうものを語って、国民に向かってですね、語って、③つまり、総理大臣になるかもしれないわけですよね。可能性は十分あるわけなんで、そういうことを語って論戦をしてほしいですね、短い時間しかないですけどね」

(問題発言②③=民主党の代表選の「面白さ」を煽る報道ステーション。それは「総理大臣になるかもしれない」からだ、と臆面もなくアピールする一色キャスターの本音がよくあらわれているコメントだ。
(古館) 「本当に一色さんおっしゃるように、代表選、そして総選挙の流れを見るとおっしゃる通りなんですが、もう1つ手前にね、私が引っかかるのは、たとえば昨日の小沢さんの会見を聞いていても、小沢さんと有権者の間にどうしてもズレがあるような気がします。それはズバリ、お金のことについてやっぱり語らなかったという点だと思うんですね。ですから、やっぱりこれ、民主党としては今後ですね、この小沢さんの献金問題をきちっと総括すべきじゃないでしょうかね。そして、岡田元代表も、明日にも出馬表明というニュースが流れましたんで、鳩山さんが出るにせよ、出る方はですね、もう一刻も早く出馬を表明して、私が出るんだと、そして、こういう形にするんだっていうことをね、もうはっきりと明確にしていただきたいなということだと思います」

10時35分すぎ、「たった今、入ってきたニュース」として、鳩山幹事長が代表選に出馬する意向を固めたと報じた後、

(古館) 「後は菅さんが出るのか出ないのか」

(一色) 「そうですね、だいたいまあ、もう絞られてきつつありますねえ」

●新型インフルエンザ関連

WHOなどの国際チームが、4月末までのメキシコのデータを分析した新型インフルエンザの研究を、米の科学雑誌「サイエンス」に発表。それによると、致死率は推計0.4%と、スペイン風邪よりは低いが、1957年に流行し、200万人の死者を出したアジア風邪に匹敵するものだという。また、季節性インフルエンザと比べて感染しやすいこともわかった。
 今回の研究では1人の感染者が平均1・4~1.6人にウイルスをうつし、4月末までの間に、人から人への感染を最大73回繰り返したと推定。メキシコで正式に感染が確認されているのは2059人だが、この研究によると2万3000人が感染したとみられる。


(ナレーション) 現時点で4人の感染者が確認されている日本で、1人が1.4人にうつすという推計をもとにしたシミュレーションがある。


(東京慈恵会医大分子疫学研究室・浦島充佳室長) 「1人が1.4人にうつすとしますと、だいたい100日後ぐらいに(大都市などで)約5%近くの人が感染しているというような状況が考えられます」
(浦島室長) 「たとえば学校閉鎖とか患者さんを早期に隔離するという方法で、(感染率を)落とすことができたとすると、患者数はほとんど増えないですね」

(ナレーション・要約) 昭和大学病院では、地下駐車場でテントの設置準備が進んでいる。東京都の要請があった場合、陰圧になっているテント内に発熱外来を作り、他の患者との接触を防ぐという。

午後2時すぎ、国立感染症研究所で会見を行ったWHO緊急委員の田代眞人氏は、今回の「サイエンス」誌の報告について功語った。

(田代氏) 「メキシコシティの環境っていうものが非常なスラム、人口密集地域もありますし、また郊外では医療へのアクセスが必ずしもよくないと。今回出たサイエンスの成績が、(感染状況の)全体を必ずしも反映しているわけではないと。これは今後の検討課題であるということです」

(ナレーション) 田代氏が懸念するのは、これから冬を迎える南半球での感染の拡大だ。南半球には医療体制が十分に整っていない国も少なくない。

(田代氏) 「アフリカ、それから東南アジアを中心とした途上国において、この流行が広がっていきますと、健康被害はアメリカ、カナダで報告されているようなレベルよりも、むしろメキシコのような状況、もしくはもう少し悪い状況が起こるかもしれないということが、今、危惧されているというところです」

(ナレーション) 感染が続けば、病原性の高いウイルスに変異する可能性もあり、長期的な警戒が必要だ。

(古館) 「本当にどうなるかわかんないんで、長期戦の構えだということですね。今出てきたように、貧しい国々に対してね、やっぱりどういうふうな、薬をはじめとする支援体制をつくるか。そしてまた、日本政府がやるべきこと、薬、ワクチンの問題、準備すべきことはいっぱいありますね。医療機関が体制を強化するということ。そして私たち1人1人でいえば、これは根本的なことですけども、繰り返し申し上げているように、入念なうがいと手洗い。これを一生懸命やること、これは第一の防衛手段であります」

ロシアのプーチン首相来日、狙いは日本の経済協力

(ナレーション) 4年ぶりの来日となったプーチン首相。その表情は終始和やかだった。旧知の間柄である総理経験者らと相次いで会談するなど、精力的に日程をこなしたプーチン首相。今回、来日した目的は経済協力だ。

午後8時すぎ
(プーチン首相) 「2005年に来日した時と比べ、ロ日間の貿易高は3倍に増えた。世界金融機器を乗り越えるために、力を合わせることで合意した」

ナレーション) ①日本からの投資拡大を急ぐロシア。その背景には何があるのか。(中略)モスクワで欧州No.1を目指して計画が進んでいた地上118階建ての超高層タワー「ロシア」。金融街のシンボルと期待されていたが、現在、駐車場に変更する話すら出ている。天然ガスなど、資源価格の高騰を受けて、高い経済成長を続けてきたロシア。しかし、世界的な経済危機が直撃し、今年、マイナス成長となる見通しだ。

(モスクワ市民) 「生活は苦しい。経済危機で物価が急騰し、店に入ってまごつくこともある」

(別のモスクワ市民) 「彼ら(プーチン氏とメドベージェフ氏)は評判はいいけれど、政策は実行されていない」

(ナレーション) ②日本への急接近の背景には、ロシアのこうした経済事情がある。

(慶應大学ロシア政治外交史・横手慎二教授) 「(ロシアは)日本との関係を改善して、特に経済的な問題で得点を上げたいと。ロシア経済全体がよくないですから、そういう中で、やはり国民の目線ですよね、プーチンに対する目線はやっぱり厳しいわけですよね。日本は当然、エネルギーも必要だろうし、さまざまな鉄道を含めたものについて投資するだけの力もあるし、技術力もある。当然、日本を入れたいと思っているわけですよね」

(ナレーション) ③今回、来日するにあたり、自動車、エネルギー、宇宙通信など、さまざまな分野に及ぶ経済協力プロジェクトのリストが、日本側に提出されていたことがわかった。その数、およそ200にのぼる。しかし、両国間の間には北方領土問題が立ちはだかる。

午後8時すぎ
(麻生総理) 「領土問題という棘を取り除くことができれば、真のパートナーとしての関係を構築していくことが可能になるだろうと」

(ナレーション) ④日本にとって1つ大きな懸案は、北方領土問題だ。先日も総理の外交ブレーンである谷内政府代表による3.5島返還論が報じられた。それは日本固有の領土である歯舞、色丹、国後の3島に、択捉の一部(20~25%)を加えて、面積を日本とロシアで二等分するというものだ。麻生総理は領土問題の進展に意欲を示している。

(情報操作への問題伏線ナレーション①②③④)
「まず今年のロシアは経済問題でマイナス成長となり、両国間の経済交流には『北方領土問題がたちはだかる』と誘導する。その上で、北方領土問題を解決する“好機である”というようにつなげて行く。「3・5島論」などで日本の領土解決の足並みが乱れるなか、一見前向きな姿勢だが、その後コメントで「堅実につき合っていけばいい」という外交論でも何でもないコメントを一色コメンテーターが述べる。
午後8時すぎ
(麻生総理) 「(一致したのは)現状から抜け出すため、双方に受け入れ可能な方策を模索する作業を加速すること」

(プーチン首相) 「ロシアは話し合う用意があるし、7月のイタリアサミットで(ロシア大統領と麻生総理の)個別会合が行われる。その中で平和条約の問題も議論される」

(ナレーション) しかし、今日の会談では具体的な進展は見られなかった。

(ロシア戦略策定センター・アナトリー・コーシキン上席研究員) 「(北方領土は)軍事戦略的に大きな意味を持っている。太平洋歓待の戦略潜水艦による太平洋への出撃に使える。日本に引き渡すことは、オホーツク海にロシアが閉じ込められることになり、この点を考慮しないわけにはいかない」

(古館) 「一色さん、あの、日本から見ますと太平洋側に出すパイプラインで、エネルギーをロシアから運ぶということで、エネルギーの中東依存から脱却と、こういろいろあると思います。さあロシアは、今も出てきたように、経済的に非常に厳しくなってきてますよね」

(一色) 「そうですね、ホント、BRICSとよく言われる中国、インド、ロシア、ブラジル。この新興国の中でもロシアが一番厳しいですよね。ロシアというのは21世紀に入ってかなり高い成長をしてきたんですけれども、資源価格の高騰に頼ってたということなんですね。去年の前半あたりのロシアの輸出のだいたい7割ぐらいが石油とガスだっていいますから、これはもうほとんど中東の産油国並みですよね。資源に頼って国が存在してるみたいな感じのところがあるんで、逆に言えばロシアの今の最大の課題は、産業の多様化ということですね。なかでもハイテク分野というのが、非常にやっぱりロシアもそこを力を入れて、産業育成したいと思ってて、それがまあ日本にいろんなことを、協力を願うということで、今回もそれが1つの目的だったというふうに思いますよね」

(古館) 「日本もね、領土問題のこと、考えてもね、それから経済上のパートナーシップということを考えてもね、必要な相手だとは思うんですが、たとえばあのロシア、話は飛びますが、北極海の氷がとけて、海底資源がすーごく眠ってるっていう時に、真っ先に潜水艦で降りて、ロシアの旗のプレートを北極海の海の底にポッと置きましたでしょ。ああいうのを見てもちょっと恐ろしい感じがするんですよ、ロシアのやり方っていうのはね。で、日本はこれ、どういうふうにうまくやっていったらいいのかな、外交を、と思うんですけどねえ

(一色) 「先ほどみたいなハイテク分野みたいなことはもう、純粋にビジネスとしてですね、やれることはやればいいと思うんですけど、国としての付き合いということになりますと、やっぱり今のロシアはまだ強権的で不安定な部分っていうのがやっぱりかなりありますよね。だけど将来的には、非常に将来性のある国であるというのも間違いないわけですから、まあゆっくり、堅実にきちんと付き合っていけばいいんじゃないかと思いますけどね

(古館) 「中国のようにですね、とりあえずは変わらない、ガチッとした共産党政権の政府っていうんじゃなくて、政権が変わればまた変わる」

(一色) 「わりと個人的な要素が、たとえばプーチンさんの性格、ものの考え方っていうのが反映するっていうことが、やっぱり中国よりは大きいですね、そういう個人的な指導者の資質みたいなところがですね。今のところ、そんなふうに感じますね」

(古館) 「変わる幅が大きい。それをよーく見据えて付き合っていくということですかね」





平成21年(2009年)5月13日のZERO
(本日の番組内容と報道ステーションとの比較)
報道ステーションと同じく民主党代表選のニュースがトップだが、時間的には報道ステーションよりも短い。一方、プーチン首相の来日に伴う北方領土問題を多くの時間を割いている。出色なのが、中国の四川省大地震の1年後の特集。前日、同じ特集を行った報道ステーションでは、中国政府による手抜き工事のことなど中国政府に都合が悪い事実がまったく触れられていなかったが、ZEROでは、きちんとリスクを冒して運動を行っている中国人を取材している。「中国の良いことだけを取り上げ、日本を貶める報道ステーション」と「中国の都合の悪いことも取り上げ、日本の良いところも取り上げるZEROという構図が明らかである。

民主党代表選へ鳩山幹事長、岡田副代表が出馬する意向を固める

(ナレーション) 小沢代表の突然の辞意表明から一夜。
(午後5時半、民主党両院議員総会で、小沢代表が「本当にこの3年間、皆様には大変お世話になりました。重ねて御礼申し上げて、ご挨拶といたします。ありがとうごいざいました」と述べたVTRを流す)
 この総会で辞任が正式に承認された。続いて鳩山幹事長らは代表選挙を4日後の土曜日に行うことを提案。しかし、


(小宮山洋子議員) 「その次の土・日(に代表選)ということも考えてもいいのではないか」(このほか、蓮舫、谷岡郁子などが発言している映像)

(ナレーション) 選挙まで時間が短すぎるなどの意見が続出。
(司会の古賀一成議員が「ご承認をよろしくお願い申し上げます」と言った後、拍手に混じり、「何で1日にこだわるんですか?」との声があがる場面の映像)
 異論もある中、結局、提案通り、4日後に行われることが決まった。両院議員総会終了後
(記者) 「次期代表にはどなたが適任だと思われますか?」

(石井一副代表) 「そんなことはわかりません、選挙をしませんと」

(ナレーション) ポスト小沢は誰になるのか。代表選は一騎打ちの様相を呈している。鳩山幹事長と岡田副代表の2人だ。岡田副代表は代表だった2005年郵政選挙で、小泉総理(当時)率いる自民党に大敗、責任を取って代表を辞任した。その後、選挙応援のために積極的に地方を回るなど、その活動に評価が高まっている。

(玄葉光一郎議員) 「私としては岡田さんがふさわしいんじゃないかなと思ってます」

(ナレーション) 特に55歳と、比較的若いことから、若手や中堅議員を中心に待望論が出ている。その岡田副代表は今日、国会に登場。麻生総理を追及した。

午前10時すぎ、衆議院予算委員会の映像が続き、
(ナレーション) 終了後、岡田副代表を直撃すると、


(記者) 「小沢さんの辞任表明から1日あけたんですけれども」

(岡田副代表) 「予算委員会の話だったんじゃないの? まず予算委員会について話を聞きたい方(記者)がいらっしゃると思いますから」

(記者) 「さて、小沢さんの辞任表明から1日経ちましたけど」

(岡田) 「はい」

(記者) 「現時点での代表選への出馬についてはどのようにお考えでしょうか?」

(岡田) 「今、熟慮中です。大事なことは要するに、政権交代するためにどうすればいいのかと、自分自身が。そういうことだと思うんです。

(ナレーション) その後、日本テレビの取材で、岡田副代表は出馬の意向を固めたことがわかった。もう1人、候補として名前が挙がっているこの人は、

午前8時すぎ、自宅を出るところで
(鳩山幹事長) 「(候補として)何も挙がってませんよ。これからです」

(ナレーション) 明言を避けた。しかし、鳩山幹事長を推す動きは活発化している。(午後2時すぎに開かれた鳩山グループの緊急会合の様子のVTRを流しながら)今日午後には、鳩山幹事長を支援するグループが緊急で会合を開いた。さらにこんな声も。

テロップにて
(民主党若手議員) 「50人から60人ぐらいの民主党議員と話をしたけど、圧倒的に鳩山だ」

(ナレーション) そして今夜、鳩山幹事長も出馬の意向を固めた。既に鳩山幹事長を支持する声が広がっているという。一体、なぜなのか。民主党は小沢代表と鳩山幹事長の体制で一昨年の参議院選挙で大勝した。今や民主党議員のほぼ半分が参議院議員(衆議院112人、参議院109人)だ。小沢代表の下で選挙に勝った参議院では、小沢代表を支持する議員が多い。代表選挙でも、参議院議員の多くは小沢代表に近い鳩山幹事長を支持すると見られているのだ。一方、岡田副代表には党内に明確な支持グループがないことが不安材料と言われている。一方、民主党と政権をかけて戦うことになる麻生総理は無関心を貫いた。

午後5時10分、官邸
(記者) 「(代表選)候補者としては、鳩山幹事長、岡田副代表に絞られてきていますけれども」

(麻生総理) 「へえ~」

(記者) 「その状況についてどうご覧になりますか?」

(麻生総理) 「わかりません」

(ナレーション) しかし、政府・与党には危機感もあるという。

テロップにて
(自民党議員) 「小沢さんとは距離を置いて、(民主党の新代表が)クリーンさでやれば、自民党にとっては去年の秋と同じように厳しい状況になる」

(ナレーション) 民主党の顔は誰になるのか。答えは4日後に出る。

(村尾) 「青山さん、民主党内の動き、あわただしくなってきましたよね」

(青山和弘記者) 「そうなんです。VTRにもありましたように、岡田副代表に続いて、鳩山幹事長も今夜、出馬の意向を固めました。
(今夜、都内のホテルから出てきたところを、記者に「出馬を打診されたんじゃないですか?」と質問されたが、無言で車に乗り込む映像)
 鳩山氏は支持する議員と今夜、都内のホテルで会合を開きまして、“国家国民のために力を尽くしたい。ここが正念場だ”と、出馬の決意を伝えたといいうことです。しかし、正式な表明は明日、衆議院予算委員会で補正予算案の採決があるために、あさってにする考えです。一方で岡田氏は今夜、支持議員と会談し、正式な出馬表明に向けた段取りなどを協議しました」

今夜、都内
(土肥隆一議員) 「明日、岡田君がはっきり言うから」

(記者) 「それは前向きな決意ですか?」

(土肥) 「もちろんでしょ」

(青山記者) 「一方、名前が取りざたされていた菅代表代行や野田広報委員長は今夜、自らのグループの会合で、出馬に否定的な考えを示しました。このため、代表選挙は鳩山、岡田の一騎打ちとなる可能性がさらに大きくなっています」

(村尾) 「代表選挙の見通しはどうなってますかね?」

(青山) 「党内では、これまでの小沢路線を継承する鳩山氏が優勢との見方がもっぱらです。これは総選挙が近いことから、混乱を少なくしたいとの思惑もあります。しかし党内には小沢代表を擁護し続けてきた鳩山氏では、国民の理解を得られないとの声も根強くあって、今後、岡田氏に流れが傾く可能性もあります。まだまだ予断を許さない状況です」

(村尾) 「私ね、代表選のキーワードはね、オールタナティブという言葉だと思うんです。ちょっと英語で恐縮なんですけどね、これ、どういう意味かというと、2つの選択肢のうちのもう1つの方、あるいは、今までとは違う別の新しいものって意味なんですね。私は民主党はこのオールタナティブ、自民党とは別の、新しい道、これを示さなくてはいけません」

日ロ首脳会談


北方領土問題については、「我々の世代で最終的な解決を図る必要がある」との考えで一致。

(ナレーション) 物々しい警備の中、官邸に入るプーチン首相。(ロシア語で「こんにちは」と呼びかける)記者のあいさつに、(右手を挙げて)にこやかに応じた。午後5時半すぎに始まった首脳会談。大人数の全体会合の後、麻生総理とプーチン首相が2人だけで話し合う場面もあったという。終了後の共同記者会見。

午後8時すぎ
(麻生総理) 「エネルギー、省エネ、運輸を含め、ロシア側が関心を有している分野で互恵的協力を進めていくことで一致をしております」

(ナレーション) 原子力発電所の建設など、エネルギーや経済分野で協力をしていくことを確認した。焦点の北方領土問題は?

(麻生総理) 「4島の帰属の問題の最終的な解決を図る必要があること、この問題を我々の世代において解決するために、双方に受け入れ可能な方策を模索する作業を加速する」

(ナレーション) この北方領土の問題を解決する必要があるという従来の方針は確認された。北方領土はかつて日本人が住んでいた択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島の4つの島。1945年の第2次世界大戦の終戦直後に旧ソ連が占領、現在もロシアの不法占拠が続く。実は領土問題をめぐっては、今回の会談で何らかの進展があるのではとの期待があった。今年2月、麻生首相がロシアのメドベージェフ大統領と行った会談。

2月の日ロ首脳会談後
(麻生総理) 「新たな独創的で、形にはまらないアプローチを、我々の世代で解決すべく、具体的な作業を加速しよう。向こう(ロシア)は2島(返還)、こっち(日本)は4島(返還)ではもう全く、双方進展しないわけですから」

(ナレーション) 外交を得意とする麻生総理。4島返還に囚われないともとれる発言をしていた。今日の会談でプーチン首相は、

(ロシア・プーチン首相) 「麻生首相とメドベージェフ大統領は、7月のイタリアサミットで個別会合を行うと合意している。その会合では、北方領土問題解決のためのあらゆる可能性を話し合います」

(ナレーション) 今日の会談で具体的な進展はなかったが、7月に行われるメドベージェフ大統領との会談につなぐことだけはできた形だ。ロシアが実効支配をしている北方領土。住民は返還についてどう思っているのか。先週土曜日(5月9日)、山に雪が残る北方領土最大の島、択捉島にNNNのカメラが入った。択捉島最大の町・

紗那

(

しゃな

)

。町の中心部でも道路は舗装されておらず、砂煙をあげて車が走る。まだ寒さが残るものの、おしゃれをする女性の姿。島は木造の古い建物が目立つ。
(「万歳、万歳、万歳」と軍人が斉唱したり、行進したり、戦車が走るなど、戦勝記念のパレードの様子を流しながら)この日は64年前、旧ソ連が第2次世界大戦でドイツに勝利したのを記念したパレードが行われていた。町の人は

(択捉島の住民) 「もちろんノーです。なぜ自分の故郷を他国と分けないといけないのですか?」

(択捉島の住民) 「プーチンが島を返すなんてあり得ないわ」

(択捉島の軍人らしき住民) 「日本に返還すれが、ロシアの極東は軍事的に無防備になってしまいます」

(ナレーション) 北方領土の返還に、住民は激しく反対していた。北方領土が不法占拠されてから64年。2つの国のリーダーは決断を下せるのか。

(鈴江アナ) 「日本テレビでは、プーチン首相の来日という機会に、北方領土の現状をお伝えすることは極めて重要だと判断し、取材を行いました。ただ、ロシアが実効支配している現状があるため、やむなくロシア当局から取材許可を得ました。日本テレビとしても、北方領土はわが国固有の領土という日本政府の基本的立場と同じです。

スタジオで、共同記者会見で発表された北方領土問題に関する点を整理して伝える。

    我々の世代で解決するための方策を模索。

…この文言は、2月の麻生―メドベージェフ会談と同じ。先送りしないというふうに読める。
② 7月の首脳会議(イタリアサミット)で、あらゆるオプションが話し合われるということで合意。

(村尾) 「氷室さん、今回の共同会見、私も聞いていますと、プーチン首相、あまり北方領土問題については言及していなかったんですね。だから私、プーチンさん、クールだと思ったんですけれども、これで進展はあったと考えていいんでしょうか?」

(外務省担当・氷室興一記者) 「確かにプーチン首相ですね、今日は会見で非常にクールな表情で、主に経済面での成果を強調しておりました。首脳会談の中ではこんな言い方をしているそうです。“ロシア国内には領土問題はこのまま解決せずに進もうという考えもあるが、自分は逆だ。全ての障害を取り除こう”。こういった言い方をしたそうです。また記者会見でも、“時代の変化が早い中、過去の負の遺産を取り除かなくてはいけない”といった発言をしていましたね。会談に同席した外務省幹部は“意気込みは伝わってきた”と話しています。ただ一方でこの幹部ですが、“具体的に結びつくものは見えていないので、領土問題が進展するか、予測するのはまだ早いと” 冷静な分析を付け加えています」


(村尾) 「これからですね、あらゆるオプションが話し合われるということなんですけれども、具体的な方策というのは何かあるんでしょうか?」

(氷室記者) 「その言い方についてもそうなんですけれども、たとえば取りざたされている3・5島返還論ですね。こういったものについて何か具体的な提案をする、あるいはやりとりをするとかっていうことが期待されているわけではないと外務省幹部は強調していました。次は7月のサミットの場を借りての日ロ首脳会談が注目されるわけなんですが、今度はメドベージェフ大統領が基本的な考えを話す番なんだと、外務省の幹部は期待値を下げよう下げようとするような様子がありありでした」

(村尾) 「この近年ですね、日ロの経済関係なんですが、急速に拡大しているんですが、私はこのことが北方領土問題に悪い影響を及ぼすとは思えないんですよね。北方領土問題の現状を変えていくためには、経済関係など、その周りの環境も変えていくこと、これもね、私は1つのアプローチだと思います」

四川大地震から1年

(ナレーション) あの四川大地震から1年。震源となった汶川では地震発生時刻に合わせて式典が行われた。1年前の5月12日、マグニチュード7.9の大地震が発生した。この地震によって8万7150人が死亡、もしくは行方不明となった。
 地震発生直後(地震発生5日後の5月17日)、村尾キャスターは四川省の中でも特に被害の大きかった北川に入った。北川では町全体が倒壊し、救助活動すらできない状況だった。あれから1年。その北川に日本テレビのカメラが入った。倒壊した建物が手付かずのまま残されていた。政府は町の再建を断念。普段は閉鎖されている。北川全体での死者は1万5645人、そして4311人は、いまだに行方がわかっていない。その多くが瓦礫の中に取り残されているとみられている。
 中国政府は復興資金として今年4月までにおよそ5兆1000億円を投入している。しかし、農村を除く四川省全体では、被害を受けた住宅のおよそ1割が再建されたにすぎない。そして一部の市民の間で、今も問題視されていることがある。1年前、その現場の1つを村尾キャスターが取材していた(1年前の取材で村尾の「これはもう、校舎が全壊したという感じです」というリポート部分のVTR)。地震による学校の倒壊。四川省ではこの学校を含め、3340もの学校が倒壊、生徒5335人が犠牲になったとされている。3日前(今月9日)、改めてこの場所を訪れると、フェンスができただけで、建物はそのまま残されていた。
 仮説住宅で避難生活を送る朱小蓉さん。朱さんも学校の倒壊で9歳の息子を亡くした。朱さんら多くの遺族は、学校が倒壊した原因は手抜き工事にあったと憤る
(朱さん) 「コンクリートも鉄筋も使用量が基準に達していなかった」
 しかし中国政府は4日前(今月8日)の会見で、手抜き工事はなかったと否定している。

(住宅都市農村部建設省) 「手抜き工事など人為的要素で建物が倒壊したケースは報告されていない」

 学校の倒壊問題を独自に調査している人もいる。北京オリンピックのメインスタジアム“鳥の巣”を手がけた著名建築芸術家艾未未氏だ。

(艾未未氏) 「多くの学校が倒壊した原因は手抜き工事だと思います。地方政府はこの事実を黙殺しようとしています」

(ナレーション) 艾さんの調査に協力した遺族の中には身柄を拘束されたり、脅迫を受けた人もいるという。

(艾未未氏) 「社会に、特に政府に真実を話そうとする人がいない。市民の権利と命に責任を持つ人がいないんです」

(ナレーション) やり場のない怒りを抱えた遺族の悲しみは続いている。

(村尾) 「私も1年前、現地に行きましたけれども、確かにね、学校校舎の倒壊のしかたは、これは尋常じゃなかったという印象がありますから、学校の建築問題、もう少し丹念に調べていった方がいいと思いますね。それにしてもまだまだVTR見ても復旧、復興進んでませんよね。1年経った今でもまだまだ不安な暮らしを続けている人は多いと思います」

Pic UPのコーナー

●殺人事件など、重大事件の公訴時効について検討している法務省は、時効制度見直しの是非などについて、国民から意見を募集すると発表。 意見の募集は今日から1ヶ月間。募集方法は法務省のホームページに掲載。

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党首討論(違法献金の説明責任)から逃げ出したとは絶対に言わない。

平成21年(2009年)5月11日(月)の報道ステーション

民主党・小沢代表、辞任のニュース

(ナレーション) 公設秘書の逮捕から2ヶ月あまり。小沢代表は終始、笑みを浮かべ、記者会見に臨んだ。

(小沢代表の「総選挙での必勝と政権交代に向け、挙党一致の体制を強固にするため、代表を辞任する」という会見部分のVTR)

(ナレーション) 電撃的な辞任表明。その一報は瞬く間に駆け巡った。

午後6時すぎ、官邸
(麻生総理) 「党内事情というのは選挙事情ということなんですかね。ちょっとよくそこのところも、私の理解を超えてましたんで」

(記者会見終了後、退場する小沢代表に「小沢さん、辞めないで」(女性の声)という言葉がかけられ、小沢が笑顔で左手を挙げる場面のVTR)
(本日の問題シーン)この声の主は、衆議院山口4区で民主党公認が決まっている戸倉多香子氏(49)で、いわば民主党内の「やらせ」である。記者会見後、テレビ朝日の記者も取材をしていており、知らないはずがない。わざと一般の女性から「辞めないで」という声が上がっているように見せる意図的な状況描写だ。

(ナレーション) 解散総選挙を目前に控え、与野党の攻防は新たなステージに移ろうとしている。→CMへ

(午後5時、民主党本部で辞任記者会見に臨むため、会見場に入り、マイクの前に立つ小沢代表の様子のVTR)

(ナレーション) それは突然の辞任表明だった。

(小沢の記者会見) 

(ナレーション) 記者会見場には驚いた民主党の議員も多数駆けつけた。(細野豪志を映す)

(記者) 「新たな執行部の中に代表も入って、党幹部としての職を続けてほしいなどの要請があった場合は?」

(小沢) 「仮定の質問に今、答えるべきではないと思います。(新しく)選ばれたリーダーの命については、私ばかりではなくして、全員が守っていかなければならないと思っております」

(ナレーション) 終始、穏やかな表情。しかし、西松事件について問われると。

(記者) 「辞任自体が遅すぎた。遅すぎたことによって党にダメージを与えたという声もあります。離党、あるいは議員辞職も選択肢として考えられるのかどうか?」

(小沢) 「なぜ離党、議員辞職しなきゃいけないんですか」

 

 

 

 

(記者) 「献金にまつわるイメージを民主党から離すために、離党すべきではないかという」

(小沢) 「私は政治資金の問題についても、一点のやましいところもありません。法律に従ってきちんと処理し、報告しております。また今回は、政治的な責任で身を引くわけでもありません」

(ナレーション) 代表辞任と西松事件とのかかわりを即座に否定した小沢代表。記者会見は20分で終わった。小沢代表の辞任の一報が永田町を駆け巡ったのは、午後3時すぎ。予算委員会では補正予算案の審議中だった。

午後3時半すぎ
(民主党・渡部恒三最高顧問) 「政権交代を実現するという、これはまさに賢い立派な判断をしました」

(民主党・玄葉光一郎議員) 「見事な決断だというふうに思ってます。タイミングといいですね、やっぱり今は補正(予算)の審議中に解散できるはずもないのでですね、そういう意味ではタイミングもきっとお考えになられて」

午後4時
(記者) 「小沢代表が辞めることについては、どのようにお考えですか」

(田中眞紀子) 「急ぐのでごめんなさい」

以下、(共産党・市田忠義書記局長) (社民党・福島みずほ党首) (国民新党・亀井久興幹事長)など他党の反応コメントを流す。

(ナレーション) 一方、あさってには党首討論が予定されていた。与党側は小沢代表の辞任を厳しく批判した。

午後6時半
(自民党・町村信孝) 「政治資金規正法の記載はちゃんとしていると彼(小沢代表)は言うわけですね。私は、まさに説明責任を果たさずして“逃亡する”、そういう行為だなと、私は思いますね」

午後6時すぎ
(公明党・北側一雄幹事長) 「西松建設からの巨額な偽装献金といわれてる問題について、きちんとですね、釈明をしていただかないといけないと思うんです」

(ナレーション) 麻生総理もこれに同調した。

午後6時半、官邸
(麻生総理) 「国民としては(小沢代表が)何で辞められるのか、何について責任を取られようとしておられるのか、なぜ今なのか、というのは、理解できなかったんじゃないですかね。あさってには党首討論というのを、やっとできることになりましたんで、その2日前にいきなり辞められるということになりましたので、正直驚きましたね」

(午後6時半、新橋で毎日新聞の号外を配るいわゆる街頭インタビューのVTR)

(57歳男性) 「選挙にあまり関係ない話だと思うけど、結局はやっぱり辞任だよね。しょうがないよね」

(20代女性) 「残念です」

(記者) 「それはまたなぜ?」

 

 


(20代女性) 「私は小沢さんにはがんばってほしかったので」

(30代女性) 「選挙のためなのか、党のためなのか、どっち向いてるんだろうというのは、正直ちょっとありますけど」

 

地元、岩手では
午後7時、
(小沢代表の後援会会長・小野寺伝氏) 「辞めないものと、私どもは信じておったんですが」

午後3時半、奥州市
(地元の女性) 「ちょっとあんまりにもびっくり仰天だなあ。最後までやるべきだったと思う」

午後3時半、盛岡駅
(地元の男性) 「賛成。あれだけのことをやってるんだものねえ」

(ナレーション) 連休中に辞任を決断したという小沢代表。最終的に辞任に追い込んだのは、記者会見で7回も口にした「挙党一致」の危機だった。

1日、札幌市
(小沢代表) 「自分自身の身の朽ちるまで、その使命を達成することを、この北海道の地において皆さんの前でお約束を申し上げるものでございます」

(ナレーション) 大型連休最中の今月1日、続投に強い意欲を見せていた小沢代表。翌日に鳩山幹事長と会談した際も、辞める気配は全くなかったという。関係者によると、2人はその翌日も会談したが、その際、小沢代表からは弱気な様子で、辞意をほのめかすような発言があったという。党内からは辞任を求める声が厳しさを増していた。

1日、徳島市
(民主党・仙谷由人議員) 「国民の多くの皆様がもうそろそろ、こんな政治のやり方はやめてほしい、小沢代表に対する期待がどんどん落ちている」

(ナレーション) 先週7日には小沢代表と距離を置く前原前代表のグループに加え、菅グループや野田グループからも中堅・若手議員30人が終結。小沢代表の進退を問う声が相次いだ。

(民主党・渡辺周議員) 「党としてしっかりけじめをつけないと、このままでは選挙を戦うのはかなりしんどいと」

テロップにて
(民主党・中堅議員) 「連休中にいろいろあったんだよな。7日か8日には流れがまとまったんだよ」

(ナレーション) そして昨日、小沢代表は鳩山幹事長にこう告げた。「明日、記者会見します」。鳩山氏は慰留しなかったという。その鳩山氏、

午後7時、民主党本部
(鳩山幹事長) 「当然、代表が辞任ということになれば、幹事長も辞任ということになります。まあ今週中にすべて決められれば、それは理想的だと思います」

(ナレーション) 本命視されるのは元代表の岡田克也氏。菅直人氏や野田佳彦氏も浮上している。

テロップにて
(民主党若手議員) 「地元では次は岡田さんという声が多い。しかし菅さんも出るとなると、接戦になって、しこりを残してもいけないですしね」

(ナレーション) 自民党も戸惑いを見せている。

午後6時すぎ、都内
(自民党・細田幹事長) 「今日は小沢党首辞任というですね、大事件もありましてね、ちょっと心が震えておりますので、ちゃんと弾けるかどうかはわかりませんが」

(ピアノを弾く細田氏、ピアノの前に山東昭子が立っている。ピアノを弾き間違え、「ごめんなさいね」と細田氏)

午後3時すぎ、福岡市
(山崎拓) 「(民主党は)支持率の低下を招いていた状況の中でですね、反転攻勢に出るチャンスを握ったと」

(ナレーション) 動き出した歯車は、沈静化していた「麻生降ろし」の再燃につながるのか。

午後4時すぎ
(中川秀直) 「民主党が新しい代表を選んできた時にね、その下で民意がどう動くのか、そこはまた、これからの政治を動かしていく」

テロップにて
(自民党若手議員) 「小沢辞任は自民党にとってマイナスだ。困ったことだよ。反麻生だった連中は様子を見て、みんな動き出すよ」

午後6時半、官邸
(麻生総理) 「解散総選挙というのは、補正予算が通るっていうことを大前提に申し上げてきていますので、この小沢さんの辞任と直接関係するということはなく、その他いろんな諸々のことを考えて判断すると」

 

 

 

(本日の問題コメント①)自らの番組で小沢一郎が代表辞任を表明したニュースを延々と流して続けているにもかかわらず、いきなり「国民生活、大変な時期に、政局がらみのいろんな動き」と、政治不信を徹底的に煽る典型的なマッチポンプ的手法だ。
(古館) 「①補正予算、大事な時期です。国民生活、大変な時にですねえ、政局絡みのいろんな動き。ここで中継が入ります。小沢さんと、それから小沢さんの側近の一部議員たちが、品川のホテルに集まっていたと、先ほどまで。そういう情報も入っております」

(政治部・阿部宇太郎記者) 「小沢代表は先ほどまで、このホテル(ホテル・パシフィック)で小沢氏に近い議員30人ほどと会合を行っていました。出席者によりますと、この会合は今日になって急遽セットされたということです。小沢代表はこの会合の中で、“急な話でごめん”と、今回の辞任について発言したということです。出席者からは慰留の声は出なかったということです。ただ、出席者に“会合で西松建設の事件について話題は出たか”と問いかけると、あからさまに不快感を示す議員もいて、この事件が非常にナーバスな問題だということを感じさせるものでした」(報告の最中は、会合に出席していた松木けんこう議員や喜納昌吉議員が記者に囲まれ、答える映像を流す)

(古館) 「阿部さん、岡田副代表、あるいは菅さん、こういったところのグループもまた、いろんなところで会合をしていると聞いたんですけれども、どうでしょう、情報ありますか」

(阿部記者) 「こうした今、名前の挙がった鳩山幹事長、菅代表代行、岡田元代表らを推している議員たち、都内のホテルなどで会合を開いているという情報は出てきております。岡田元代表なんですけれども、表向きは明日の予算委員会で質問に立つんですけれども、その打ち合わせということで、こちらとは別のホテルなんですけども、都内のホテルで議員と会合をもっています。この中で、小沢さんの後任を決める代表選について説得を受けている可能性もありまして、後任選び、水面下では活発化してきているようです」

(古館) 「まず一色さん、今日の記者会見の印象なんですけどもね、私などには、この国民生活第一というね、この民主党のキャッチフレーズの前で、小沢代表、国民にというより、やっぱり党内事情の方に向いているような印象が終始していたんですが、どう思われます?」

以下問題コメント②③④⑤⑥
いわゆる政治不信だけを煽り、マスコミは痛まなくても済む、という手法のオンパレード。結局、政治はマスコミに踊らされる結果になる。

(一色) 「悪いことをしたから辞めるんではなくて、選挙に勝つために辞めるんだという論理ですから、まあこれは一貫して強気なのも、論理的にはわかりますよね」

(古館) ③「ただ、論理だけじゃなくて、国民はやはり、ゼネコンからお金もらってたんでしょと。一点の翳りもない、曇りもないというなら、そのあたり説明してよっていう人、多いと思うんですけどね」

(一色) 「そうですね。まあそのへんのズレがちょっとあると思うんですけど、ただ、おそらく民主党の議員の人たちはほっとしているんじゃないでしょうかね。やはり小沢代表でやると、どうしても守りになっちゃって、やっぱり攻める環境というのは、辞められて整うっていう、そういうことはあるんじゃないでしょうか」

(古館) 「まず星さんですね、民主党が選挙に向けての情勢調査をやるだ、やんないだ言って、それを結果、公表しないとか白紙に戻すといわれて、確か、やってるとしたら、今月の半ば」

(朝日新聞編集委員・星浩) 「えーとね、4月にやるという話もありましたが、ずーっと延びてますね」

(古館) 「結果がもうすぐ出るんじゃないかと、一時言われましたね。それが影響してるのかなと思ったら、やっぱりやってないんですか?」

(星) 「何か、いろいろ情勢が流動的なので、おそらく延期になっているようですね。むしろこれを、その問題の前に、やっぱり小沢さんとしては、もちろん小沢さん、選挙情勢、調査とは別に、非常に熟知してますので、このままいくと、やはり小沢さんの念願の政権交代っていうのはどうも難しいっていう判断が一番大きかったと思いますね」

(古館) 「民主党の中でですね、やはり小沢さんについている人たちがいるわけで、その人たちの反応を窺ってたってところはないですか」

(星) 「まあ小沢さんはもともとですね、政界再編論者といいますか、まあ大連立も仕掛けたりしましたし、仮に、自分の、民主党の中でですね、40~50人でも小沢さんと一緒に行動をと共にする人がいれば、また政界再編に動こうっていうのは、小沢さんの頭の中の選択肢にあると思うんですね。ただですね、これが皮肉なことに、小選挙区制が定着してきますとね、自民党と民主党という二大政党が、非常に定着してくるわけですね。そうすると小沢さんが子分を引き連れて動こうにもですね、なかなか身動きがとりにくいのが実際なんですね。そういう意味では小選挙区制というのを小沢さんがまあ作り上げたわけですけども、それが小沢さんの政界再編の足を引っ張ったといいますかですね、身動きがとりにくくなったっていうのは、ちょっと今、皮肉といえば皮肉な現象ですよね」

(古館) 「どうあれ、今後、数ヶ月のうちに総選挙があるんだとした時に、いざとなるとついてくる人間がそんなにいないという状況もあったのかも」

(星) 「結局、1つの選挙区で1人ということですから、昔の中選挙区時代のような動きにはなかなかなりにくいですね」

(古館) 「それから田崎さん、今日、記者会見ご覧になってて、どうでしょう。かなり小沢代表が苦渋というより、ほっとしたような表情にも見えたんですが」

(時事通信論説委員長・田﨑史郎) 「そうですね。僕は辞任会見で、ああいう場で笑いながらやる人を初めて見たんですけれども、おそらく、よくよく考えた末に吹っ切れた感じがするんですね。で、小沢さんにすれば、ギリギリのタイミング。おそらく予算が衆議院を通過した後は、党内から小沢降ろしの動きがガッと出てくる。一方で世論調査見ても、よくなる傾向は全くなく、むしろ悪くなっている。そういう中で、小沢さんにすれば、党首討論が2日後に控えているわけですから、今の段階で決断しないともう間に合わないっていう、ギリギリのタイミングが今日だったと思いますね」

(古館) 「ああ、なるほど。これ、だからといって、小沢さんが辞任したからといって、これ民主党、これでまたイメージが変わっていいぞというふうにも言えないってことに」

(田﨑) 「そうですね。僕はこれはね、高いところからグーッと落ちていって沈んでたわけですよね。沈んでたらやつが少し浮かんだだけで、元々のところには戻らないんじゃないかと。それは2ヶ月間、これ、ズルズルと引っ張ったわけですね。もう1つ、やっぱり、小沢さんに対する期待感があったのを、小沢さん自身が今度の政治資金の処理の問題で裏切ったわけですね。有権者にすれば、小沢さんに裏切られたと思ってる。で、それほどの不信感は解消してないと思うんですね。今回も国民向けの説明は全くなかったわけですから、そういう中ではもう元の位置には戻らない。で、何本かリカバリーショットを打つ中で、もしかしたらって可能性はありますけど」

(古館) 「そうですか。星さん、それからやっぱり、辞任の決め手になったのは、どうしても公設秘書が逮捕されて起訴されたという。公判は一説によると6月ぐらいから始まるんじゃないかという見方ありますね。まあ、こういう流れを考えた時に、きついという判断もあったんでしょうかね?」

(星) 「まあ小沢さん、おそらくこれ、裁判は徹底的に戦うと言っててますし、一点も曇りもないというようなことを言ってますが、検察側からすればですね、この前の起訴の時に、これは相当悪質な偽装献金だと言っているわけですね。その詳細は冒頭陳述で明らかにすると言ってますから、おそらく、相当細かい中身について明らかにされると思うんですね。それから、大久保秘書がかなり企んで、いろんなことをやっていたということを、おそらく検察側が明らかにするわけですから、これ自身もまあ、小沢さんは徹底的に戦うと言いながらですね、冒頭陳述、それから公判が動いてくれば、小沢さんにとってもそうですし、民主党全体にとっても相当のダメージですよね。それから検察側はおそらく、少なくとも大久保秘書については相当の自信を持っていると思うんです。その、一種のマネーロンダリングという位置づけですので、たとえば堀江さんの事件もありましたが、ああいう、事前の護送船団方式は日本の行政はもうやらないと。その代わり、事後チェックを厳しくするという一連の流れの中で、虚偽報告については厳しく対処するっていう、一連のこの数年の流れの1つですから、検察はここは負けるわけにはいかないというので、相当、理論武装でやってくると思いますから」

(古館) ④「そうですか。なぜ、じゃあ自民党方向に行かないんだっていう声も強く、なおありますけど」

(星) 「そりゃそうですねえ。自民党の方も説明責任っていうのもまた出てくると思いますね」

(古館) 「田﨑さんはそのあたり、やはり小沢代表の心境も含めて、検察との戦いをどういうふうに見ますか?」

(田﨑) 「検察との戦いはこれからもずっと続けていくということだと思うんですよ。今日、唯一感情的になったのは、一点のやましいところもないというところで、非常に感情的になってるんですよね。あれ見ると、やっぱり検察との戦いは続ける。大久保秘書の公判の問題もあるんですけど、もう1つ、西松建設の前の社長が既に釈放されていて、あっちの公判の方が早く行われるんじゃないかと思うんですね。そうすると、資金の出の部分がそこで出るってことは、入りの部分のことも当然、触れてくるわけですね。そこで、この重大、悪質性というのが立証することが検察側にとっては可能だと。むしろ西松建設の前社長の方に注意を払うべきじゃないですかね」

(古館) 「ああ、そうですか。それからですね、かなりの多くの方がやはり政権交代を望んでる方も多いわけですね、いろいろ世論調査やると。さあ、そこでですね、そういう可能性を持って民主党の新たな代表は誰だということなんですが、星さんはどのあたりに?」

(星) 「まあ、もう言われている岡田前代表、それから鳩山現幹事長、この辺に絞られてきてるんじゃないでしょうかね」

(古館) 「鳩山さん、連帯責任というような声もありますが」

(星) 「構図としては、ただ今回、一応、小沢さんの辞職、辞任というところに、ある意味でソフトランディングに持っていったというのは鳩山幹事長の1つの功績と言いますかですね、鳩山さん、いろいろ、いろんなところで汗をかいたということもありますし、そういう意味では党内融和型、小沢さんの意向もある程度、このまま残していこうというのが鳩山さんなんでしょうが、岡田さんはそこはちょっと。まあ元々、自民党の竹下派では小沢さんのずっと後輩にあたるわけですけれども、岡田さんは比較的、小沢さんとの距離を置こうというスタンスでしょうから、この辺の小沢さんとの距離感によって、鳩山さんと岡田さんとの関係がこれからどうなってくるか、その辺がちょっとポイントかなと思いますね」

(古館) 「まあ、衆議院、補正通って、その後、ホント速やかにっていうふうに、この代表選の動きになろうかと思いますけども、一方、田﨑さん、ちょっとお伺いしたいのは、これ、自民党はね、小沢さん辞任によってどういうような影響を受けるかっていう」

(田﨑) 「自民党にといってはね、攻撃対象としてきた標的がスポーンとなくなった段階なんですよね。だから、どうやって民主党を攻撃していくかがわからない状況に、今、今日現在はなってる。だからこれからは、民主党の後継の代表がどういう形で選ばれるか、誰が選ばれるかを見ながら、民主党とどうやって戦っていくかを考えていく。今、そういう段階だと思うんですね」

(古館) 「逆に小沢さんがずっといてくれた方がよかったわけですよね」

(田﨑) 「今度の後継選びで、小沢さんが前面にというか、非常に影響力を発揮したと。小沢さんの傀儡が代表になったというのが、自民党にとって最も喜ばしい状況」

(古館) 「傀儡と言ったら怒られますけど、通じてる部分で言うと、鳩山さんあたりがなった場合?」

(田﨑) 「まあ、それを言うとなかなか難しいですけども、とにかく小沢さんの影響力の下に代表が選ばれるかどうかが注目点ですね」

(古館) 「そうですか。星さんはいかがですか」

(星) 「今、田﨑さんが言われたように、自民党は次のポスト小沢をずっと、固唾を呑んで見てるんでしょうね。そこで確かに、いろいろと民主党の中の分裂があったりですね、それこそ小沢さんの影の支配みたいなものがあったら、ほら見ろということになりますし、逆にその、新生民主党がうまく立ち直ってきたら、自民党としては困るということですけど、こういうとこで麻生さんがですね、解散の勝負に出るっていうのも、しかしなかなか、麻生さんは一応、政局よりも政策って言ってますから、予算が通ってる間はなかなかやりにくいですよね。そうすると、なかなかタイミングがないというところで、自民党としては国会をやりながら、民主党の出方を見るということなんですけども、まあ1つポイントはですね、政策的にちょっと私は見ておいた方がいいかなっていうのがありましてね。つまり、小沢さんの時はどちらかというと、マニフェストとか細かい政策とか財源とか、そういう話は置いといて、とにかく選挙に勝てばいいんだと。まあ権力闘争で勝てばいいんだというスタンスがまあ若干あったんですよね。そこがもう少しですね、マニフェスト選挙ですので、財源も、それからいろんな周りとの整合性もですね、そういうまともな政策論争に戻すタイミングにしてほしいっていうのは、私なんか思いますけどね」

(古館) 「なるほど、そこですよね。まあ一方ではね、田﨑さんね、自民党の中でもまたちょっと翳ってた中川秀直さんとか、ここら辺りの人たちの動きとかもね、気になるところですけどね。流れが変わってくると思う」

(田﨑) 「そうですね。ただ麻生内閣の支持率が3割超すような状況になってきているんですね。だから自民党の多くの人たちは、その回復力にむしろ注目していて、今、麻生降ろしを始める。民主党の代表が変わったから質問を打ち出すっていう雰囲気にはまだないですね。一方で総理側近の菅義偉さんが、中川秀直さんとか、武部さんとか、いわゆる反麻生に走りやすい人たちと割りと連絡取り合いながらやってますから、それは今のところ麻生降ろしにはつながらない」

(古館) 「ただ星さん、混ぜっ返すようですけど、⑤やっぱり支持率が30%を超えても、不支持も5割以上あるわけですから

(星) 「今のところ、支持しない方が、5割、6割ありますからね、まあ選挙を打てるタイミングではないですね、実際はね。ですからポイントは7月12日投票の都議選がありましてですね、この前後にどんな動きが出るかですけども、たとえば都議選でどういう結果が出るかですね。自民党、公明党が過半数を維持できるのか、できないのか。そこで仮にまた自民党が本当に敗れるということになれば、その勢いが出てきますし、そうなると自民党の中でも麻生さんじゃ戦えないという声が出るかもしれませんね。そうすると、9月の総裁選を前倒ししてやりましょうという意見が出てくる可能性もありますから、まあ都議選が1つ大きなポイントかなあという気がしますね」

(古館) 「田﨑さん、ずっと田﨑さんも星さんも長く政治を見てらっしゃるから、僕みたいな質問が変かもしれませんけどね、これはもう⑥政治は権力闘争だと、そういうのはわかってるつもりなんですけども、反面ね、今、政策が需要に火をつけて、今後の日本をどうにかしなきゃいけない、景気対策でも。それから生活の安全保障ですね。セイフティーネットの網を張り替えないと、えらいことじゃないかと、中長期的な日本を考えたら。こういう時期にやっぱり権力闘争、こういうこと、もう選挙もあと数ヶ月だから、なっちゃうっていうところに割り切れないところがあるんですけど、どうですか?」
(究極のマッチポンプ発言)
(田﨑) 「まあ、よくわかるんですけれども、とにかく今の補正予算を成立させて、その後にもうすぐ勝負に出ると。今、補正をこのまま成立しないような状況に置いておくのは、決してよくありませんから」

(古館) 「そうですね」

(田﨑) 「だから、とりあえず補正を成立させる。他に急がれる海賊対処法案なんかも成立させる。だいたい6月中旬くらいまでにはそれで片がつくんですよね。あとは関連法案や税制改正法案はまあ後になってもいいですから、だから6月下旬以降、早い時期にもう解散総選挙になって、そこで1回、日本の政治そのものをリセットするということが必要だろうと思いますね」

(古館) 「星さんはやっぱり8月のあたま辺りだろうなあというふうに読んで?」

(星) 「まあ、そうですね。まあ今の話ですけど、元々、たとえばオバマ政権の景気対策なんかも、日本の景気対策とかなり似ているところがあるんですよね。だけど、やはりあれだけ支持されているのは、大統領選挙ということで信任を受けた政権が打ち出している政策だからなんですね。ですからまあ、日本も確かに権力闘争は醜いことは醜いんですが、早くけりをつけてですね、新しい体制で政策を打ち出していただかないと、政策に対する信頼性というのが出てこないですよね。ですからまあ、権力闘争っていうのは確かにね、いろいろあまり美しいものではありませんけども、とにかく政策をやるためにも早くけりをつけたいというところですね」

(古館) 「双方のマニフェストをちゃんと出してと。まあ確かにそれで言えば、一色さんね、今回、早く通してほしいこの補正もですね、雇用調整助成金をはじめとして、雇用全般で2兆円以上の計上があるわけで、これを通した上で、やっぱり今、星さんが言うように民意を問わないとダメってところに戻りますかね」

(一色) 「そうですね。もうそういう時期に来てますね」

(古館) 「まあ代表選、これは代表選は衆議院で補正が通って」

(星) 「おそらく来週か再来週ぐらいにやるでしょう。もう国会議員だけで投票するという方式ですから」

 

 

 

(古館) 「たとえば、党員・党友とかそういうケースもあると思うんですけども、今回は」

(星) 「はい、民主党は党員とかサポーターがいるんですが、今回は国会議員だけで投票すると」

(田﨑) 「あと、新人候補も加わると思うんで」

(星) 「公認予定の候補者と」

(古館) 「意外な人が出てくるんですかね?」

(田﨑) 「いやー、それはやっぱり、そう意外な人は出てこないと思いますよ。ただ、公認候補者とか参議院の人たちは、わりと小沢さんの影響を受けてるんですね。だから小沢さんの影響なしに新しい人が選ばれるとはちょっと考えにくい」

(古館) 「まあ旧社民系とか、旧社会党系とか含めまして、小沢さんのグリップが効いてるところもあるわけですよね」

(田﨑) 「そうですね」

(古館) 「そうですか。じゃあだいたい、岡田さん筆頭に、鳩山さん、菅さん、こういったところでしょうかね」

(田﨑・星) 「そうでしょうね」

(星) 「まあもう、ただ、昔の派閥と違いましてですね、民主党の中でそれほど派閥の中で票読みして、ここが20人、30人というわけにもいきませんので、あんまりどこのグループっていうふうに囚われないで、もうちょっと年代とかですね、選挙事情とか、政策とか、そういうところでスッキリした代表選をやってほしいですね」

(古館) 「思い切って長妻さん。思い切ってじゃないんだけども、あれだけ年金問題でがんばってる長妻さんとかね、それからもう道路公団、道路公団じゃない、民営化してからの道路に関しての馬淵さんとかね。そういう人、目立っている人いますよね。ああいう人、出てくれと思ってる人、いるんじゃないですかね」

 

 

 

(田﨑) 「そうですね」

(古館) 「ねえ」

新型インフルエンザ関連、中国でも感染者

 

 


(古館) 「土曜日に日本でもということになり、そして中国という話がでてきましたね」

(一色) 「中国も日本もかなり徹底した水際作戦をやってるんですけども、共に両国ともその水際が突破されるかどうかの正念場といいますか、瀬戸際といいますか、そういう状況になってますよね。日本と中国との出入国者数、日本から出て行く人、それから入って来る人の統計なんか見ますと、今年に入って一番多いのは、やっぱり中国なんですよね。香港を含んだ中国で。やはり日本との人の出入りの一番多い国っていうのは、やはり中国ということなんですね。となると、仮に中国で流行るとですね、まあ同じようにまだ日本がちゃんと水際をやってるとすると、機内検疫にまた中国便にも人を張りつけるとかいうことで、おそらくかなりもう、現役、マンパワーの限界を超えるんじゃないかと思うんですよね。そういう意味でもかなりこう、何ていうんですかねえ、中国と日本というのは密接に新型インフルエンザの流行においても関係してきちゃうということで、お互いなかなか、元々、水際で止めること自体、難しいんでしょうけれども、何とか懸命にがんばってほしいなあとは思いますけどね」

(本日の問題コメント)一色氏が相変わらずの中国寄り発言。中国人の感染によって日本人が一方的に隔離されている側面をまったくふまえていない。

(古館) 「その課題もありますし、また長期にわたる戦いも、これ、覚悟しなきゃいけない。疾患を抱えてらっしゃる方が罹患すると、ここでちょっと重症化する懸念もありますしね、流れを見ていると。これ、タミフルが非常に有効だという点、もちろん、小さい子どもさんの異常行動は気をつけなければいけないんですが、しかしながら、タミフルが有効だとなると、これやっぱり、タミフルの備蓄をより増やすために、補助金をつけて、もうちょっと買うなりですね、用意をするっていうことも、秋以降に向けては課題の1つになると思うんですけどねえ」

(一色) 「そうですね、秋以降が怖いですからね。本当に季節的にも流行の季節なんでしょうから」

(古館) 「ワクチンは季節性というところで生産ラインを確保しておかなきゃいけないという点もあるようですしね」

●四川大地震、明日で発生から1年。

(古館) 「当然、今なお苦しんでらっしゃる方がいると聞きます。後ろに写っておりますこの写真はですね、あの大変風光明媚だった都江堰という町で、なおテントが連なっていて、お年寄りも多い。家族でここに暮らしている人たちも多いと聞きます。一方、同じ町、都江堰でも全く違う風景が開けています。こちら、中国政府の財政出動が効いています。景気刺激策。これはですね、鉄道がここを通るという建設ラッシュを迎えているわけです。本来は民のために国家があるとは思うんですが」

被災地はどこも建設ラッシュに沸いている。震源地の映秀から27キロ離れた都江堰では、復旧作業が続く一方で、復旧とは直接関係の薄い公共事業も目白押しとなっている。最新式の鉄道敷設工事が始まっている。

(本日の問題コメント・特集)都江堰は、反対運動があったにもかかわらず、日本のODA予算でダムが作られている。中国政府が推進したそのダム建設によって、地盤がゆるんだ人為的災害の側面をまったく触れていない。中国に甘いテレビ朝日の真骨頂のような特集である。



平成21年(2009年)5月12日のZERO
(本日の番組内容と報道ステーションとの比較)
番組構成は、ニュースとコメントをつなぐかたちとなっているものの、報道ステーションとは違い、意図的なマッチポンプがない。以下、淡々とコメントとニュース、ナレーションをつないでいる。
民主党・小沢代表、辞任のニュース

(ナレーション) 民主党本部に姿を現した小沢代表は笑みを浮かべていた。その記者会見は午後5時から始まった。

(小沢代表) (会見席に並ぶマイクの数を見て)「おー、マイクもいっぱいだ」

(司会者) 「よろしゅうございますか」

(小沢) 「いいよ」

(ナレーション) 用意してきた紙を一気に読み上げる。(小沢代表が紙に書かれた文章を読み上げるVTR)西松建設による違法献金事件で公設秘書が起訴されてから1ヶ月以上経ったタイミングでの辞意表明となった。

(記者) 「なぜこの時期に辞めるという決断をされたのかということを改めて伺いたい」

(小沢) 「私が、その、メディアの批判の矛先の相手であるとするならば、私自身が去ることによって、それがかわされ、そしてみんなが安心して、安定して総選挙へ向けて“挙党一致”で戦うという、そういう体制をぜひ作り上げてもらいたいし、私も一員として協力していきたい、そう思っています。私は今日でも民主党は国民の理解を得られると思っておりますけれども、そのことをさらに万全なものにするために、少しでもマイナスの部分は、この際、自分自身が身を引くことによって、取り除いていきたい」

(記者) 「どのような代表が望ましいのか?」

(小沢) 「あのー、辞めていく者が、次の人について論ずべきではないだろうと思っております」

(記者) 「小沢総理を求めるという声は多数あったと思います。その声に応えられなかったという無念の思いはあるでしょうか」

(小沢) 「あのー、個人的に、私を強く支持してくださる方は、私が民主党代表として総選挙に勝ち、総理大臣になることを願っていてくれたことと思います。しかし私は、私自身が何になるならないということは、全く自分にとって問題ではありません。政権交代、それが果たされれば、私自身にとりましては全く本懐でありまして、そのスタートを切れるということを自分の目で確かめることができるとしたならば、それは正に政治家の本懐、男子の本懐、そう考えております」

(小沢) 「今日、辞意表明をしたからといって、別に政治家を辞めるわけではありません。もうあとわずかの総選挙までの期間でございます。代表を退いていも全力で政権交代のために頑張りたいと思います」

(司会者) 「以上をもって終了いたします」

(小沢) 「はい、どうもありがとう」

(ナレーション) およそ20分の会見で、挙党一致を7回、政権交代を8回も繰り返した。突然の辞任に街の人は。

午後3時半ごろ、新橋
(60代と思しき女性) 「えー、本当にそうなんですか。初耳」

(午後4時半ごろ、新橋、号外を配る様子、午後5時ごろ、ビッグカメラ有楽町店で、テレビ画面を見つめる人の映像)

(ナレーション) 都内の電気店には、会見を報じるニュースに見入る人たちも。

(会見を見た60代と思しき女性) 「でも、いいタイミングでお辞めになったと。非常に政治的な判断をなさった」

(会見を見た60代と思しき男性) 「もう少し早くてもよかったんじゃないの」

(ナレーション) 海外でもこのニュースは伝えられた。

午後8時
(韓国SBSニュース) 「小沢民主党代表がついに辞任しました。民主党を参議院で第一党に押し上げた小沢代表の空席を簡単に埋めるのは難しいとみられます」

(ナレーション) 小沢代表の地元、岩手県では

(地元の50代後半から60代と思しき女性) 「岩手の人間としてはがっかりだけども、しょうがない状況でしょうね」

(地元の60~70代の男性) 「今ね、ちょっと評判悪くなってるから、しょうがないんじゃないかな。秘書の問題とかあったしね」

(ナレーション) 民主党議員にも激震が走った。予算委員会の審議中にもかかわらず、菅代表代行は電話を手に落ち着かない様子。小沢代表を支えてきたこの人は。

午後7時ごろ、民主党本部で記者に囲まれ
(民主党・鳩山幹事長) 「断腸の思いです。100年に1人とか、そのぐらいのですね、大変大きな器の政治家、小沢一郎という男の下に、幹事長として仕えながら、必ずしも十分に支えきれなかったことが大変残念であります」

(民主党・渡部恒三最高顧問) 「小沢さんは国民の世論に応えて、自分が命をかけた政権交代を実現するという、これは正に賢い立派な判断をしました」

(民主党・野田佳彦広報委員長) 「次の総選挙で勝って、政権交代を実現するための大変重たい判断だと受け止めています」

(ナレーション) 一方の政府・与党は。

(自民党・菅義偉選対副委員長) 「なぜ今の時期なのかなと、本当に理解に苦しむ。まあそういうことです」

午後6時半ごろ、官邸

 

 

(麻生総理) 「冒頭発言を聞いただけでは、何の理由で辞められるのか、よくわかりませんでしたね。やっぱり国民としては何で辞められるのか、何について責任を取られようとしているのか、なぜ今なのかというのは、理解できなかったんじゃないですかねえ」

(ナレーション) なぜ今日になって小沢代表は辞任を表明したのか。これは日本テレビがどちらが総理にふさわしいかを聞いた世論調査。小沢代表は今年2月、麻生総理を倍以上リード(小沢40.6%、麻生16・3%)。ところが西松建設側から不正献金を受け取ったとして秘書が逮捕、起訴されると、麻生総理に逆転を許した(3月、小沢21・7%、麻生27.7%)。そしてこの週末(5月8日~10日)の最新の調査でも麻生総理45・3%、小沢代表18.3%と、大きく水をあけられたままだ。

午後5時、記者会見
(小沢) 「私は政治献金の問題についても、一点のやましいこともありません。法律に従って、きちんと処理し、報告しております。また、今回は政治的な責任で身を引くわけでもありません」

(ナレーション) 小沢代表は西松建設の事件が辞任の理由ではないと強調した。また、小沢代表はあさってに麻生総理との党首討論を控えていた。

午後6時半ごろ、官邸
(麻生総理) 「党首討論というのを、やっとできることになりましたんで、その2日前にいきなり辞められるということになりましたんで、正直驚きましたね」

午後5時半ごろ
(自民党・笹川尭総務会長) 「党首討論はやっぱり嫌でしょ。背中に(西松事件を)しょってるわけだから、やりにくいでしょうね」

(ナレーション) 党首討論の場で、秘書の問題を攻撃されることを、小沢代表が嫌ったのではとの見方もある。また、プレッシャーは身内である民主党内からも。一部の民主党議員が代表辞任を求める連判状を出すとの話が上がり、小沢代表が弱気になったという議員もいる。では、次の民主党の顔は誰になるのか。これまで小沢代表を支えてきたこの人は。

午後7時ごろ
(鳩山幹事長) 「当然、代表が辞任することになれば、幹事長(である私)も辞任ということになります。ただ、やはり最後の仕事として、どういう形で次の代表を決めるかということに関して、それなりの責任を持たなければならないと思います」

(ナレーション) 自ら幹事長辞任を表明すると共に、次の代表は国民にオープンな選挙で決めたい考えを示した。ある民主党議員は、

テロップにて
(民主党議員) 「次の後継者への流れはできている。問題は岡田副代表が受けるかどうかだ」

(ナレーション) こう話しているが、民主党内には鳩山幹事長を推す動きもある。新しい代表の下で、挙党一致体制を作れるのだろうか。

(村尾) 「小沢さん、代表は辞任しましたけれども、西松事件に対する説明はなかったですよね。さてそれでは、民主党の動きはどうなっているのか、野口さん」

(野口敦史記者) 「はい、小沢代表の後任を見据えて、今夜、早速民主党議員があちこちで会合を開きました。若手議員を中心に名前の挙がる岡田副代表は、都内のホテルで安住国対委員長代理ら、数人の議員と会合を開きました。今後の対応を協議したものと見られます。また党内では小沢代表支持グループなどを中心に、鳩山幹事長を推す声も出ています。鳩山幹事長側近は、短期間での支持拡大に自信を見せています。また党内には、菅代表代行や野田広報委員長を推す声もあり、それぞれが会合を開くなど、動きが活発化しています。次の代表の選出までは、補正予算案の審議中でもあることから、1週間くらいになりそうです」
(VTRで鳩山幹事長の「あまり長い時間というものをかけてはならないと。できるだけ早く決めなければならない。たとえば1週間とか」という発言を挿入)
 鳩山幹事長はさらに、選出方法は選挙が望ましいとの考えを示しました。民主党の次の代表選びは、次の総理候補を選ぶことにもなります。明日以降、党内の駆け引きはさらに活発化しそうです」

(村尾) 「続いて総理官邸に動きはあるのでしょうか、青山さん」

(青山和弘記者) 「麻生総理大臣は今から30分ほど前に総理大臣公邸に戻りました。さて、村尾さん、麻生総理周辺は、小沢代表が総選挙まで代表に居座ることに、いわば期待感を持っていました。そして麻生総理はあさっての党首討論が、総選挙、解散前の最後の直接対決になると踏んで、この週末も必死に準備をしていたということなんです。ですから今日の代表辞任は寝耳に水だったようです。与党内の一部には、この混乱に乗じて、麻生総理が解散になだれ込むのではとの見方もあります。しかし総理周辺は、“麻生さんはそういうことをしない”としているほか、政府高官も、“そんな姑息なことはできないだろう”と話しています」
(VTRで麻生総理の「(解散は)この小沢さんの辞任と直接関係するということはなく、その他、いろいろな諸々のことを考えて判断する」という発言を挿入)
 民主党の新しい代表の出方を見極める姿勢ですけれども、政局の主導権が民主党に移ったという印象は否めません。また、民主党の顔が変わる中で、自民党内に、“麻生総理はそのままでいいのか”との声が再び出てくる可能性もあります。任期満了を4ヶ月後に控えて、麻生総理は解散への戦略を一から練り直す必要性に迫られたことになります」

(村尾) 「粕谷さん、まず今日、このタイミングでの辞任。小沢さんの思惑、これ、何ですか?」

(粕谷政治部長) 「はい、ひと言で言えば、党内からの辞任圧力がですね、じわりじわりと包囲網のようになった。同時に有権者からも小沢さんの西松事件に対する説明には納得していないという声が大勢を占めていて、それには抗しきれなかったというのが実情なんです。一番ポイントになるデータはここにあるんですけれども、(ボードのグラフを出して、先の、総理にふさわしいのはどちらかという世論調査で、小沢代表が麻生総理に逆転されて、現在は水をあけられているとの結果を伝える)このままでは選挙が戦えないという声が、悲鳴に似た声がですね、民主党内に充満をしてきてしまったというのが今日のポイントなんです。同時に、小沢代表からすればですね、何とかこのタイミングで辞任することによって、一定の影響力を民主党内に残したいという思惑があるわけなんです。今、この時点で辞めればですね、次の解散、総選挙の投票日まではおよそ2ヶ月間程度は、最低、確保されます。新しいですね、新執行部による新生民主党をアピールするための時間を用意する。同時にですね、自分の影響力を、代表は退きながらも、おそらく選挙対策についてはですね、これまで一手に取り仕切ってきましたから、そういうものを継続していくことが、おそらく求められておりますので、その選択肢を自ら選んだという考え方ができると思います」

(村尾) 「その2つを勘案して今日だということだったんですね」

(粕谷) 「はい、そういうことです」

(櫻井翔) 「その新しい民主党の執行部になるにあたって、新しい代表というのは誰が可能性があるんですか?」

(粕谷) 「現段階ではですね、今、民主党からの中継にもありましたけれども、お二方の名前が挙がってるんですね。岡田副代表と、それから鳩山幹事長です。岡田副代表という場合にはですね、まさに政治とカネという、いわばダーティーなイメージを払拭するには誰が一番いいであろうか、クリーンなイメージを持つのは誰だろうかということになった場合には、この岡田さんという選択肢が出てくるわけなんです。片や鳩山さんという時には、その小沢代表自身の影響力を残しつつ、誰が一番、小沢さんにとってやり易いか、小沢体制を実質的に引き継ぐのは誰が適任かという場合には、この鳩山幹事長という名前が浮上してくるわけです」

(村尾) 「ただ、先ほどVTRで鳩山幹事長はですね、もう私も辞めるんだと言いましたけれども、これでも次の代表に立候補するんですか?」

(粕谷) 「基本的にはですね、自ら手を挙げるということはなかなか考えにくいかもしれません。ただ、陰でと言いますか裏でですね、小沢さんの本音の意中の人は、実は鳩山幹事長なんですよということになった場合には、周りから推されて、実は鳩山さんが立候補するというシナリオも、そこには当然あり得るわけなんです」

(櫻井) 「新代表が、もしかしたら次の総理になる可能性もあるわけで、かなり気になるんですが、菅さんや前原さんという可能性はありませんか?」

(粕谷) 「ええ、そこも今現在の段階では排除するものではありません。菅さんもですね、以前の代表経験があります。それから前原さんもですね、メール事件の時の、若干の頼りなさの印象は残りますけれども、有資格者と言っていいと思います。党内の一番のポイントになる基準は何かというと、ひと言で言えば、この目前に迫った、4ヶ月以内にある総選挙で、誰なら勝てるんだろうか、誰が選挙の顔になり得るんだろうかという1点なんですね。しかしそれは、逆に私たち有権者から見ますと、総理大臣候補の1人ですから、誰がそういう総理の資質を持った人間なのか、リーダーシップを持つのか、発信力を持つのか、そういう点をきちんと見極めていかなくてはいけません」

(村尾) 「一方で今度は自民党の立場に立つと、まあ小沢さんが辞めるということで、麻生さんの戦略もこれ、変わってきますよね」

(粕谷) 「その通りですよね。やはり麻生さん自身は、これまではあくまで、小沢さん対麻生さんの構図で考えていたわけなんですね。したがって、自民党的には、むしろ小沢さんに残ってもらった方がいい。そういう意味では表向き、あまり派手な攻撃は差し控えようという戦略でやってきたわけなんです。そういう前提できましたけれども、ここに来てこういう事態になりましたので、一体、誰が新しい民主党の顔になるんだろうかということが、1つのポイントになります。同時にですね、これまでこいういった流れでですね、自らの発言問題などで支持を落として、今度は小沢さんの敵失によって浮上しきた麻生さんですけれども、今度は逆に、もう1度民主党の方に支持が戻る可能性があります」

(村尾) 「そうですね。新しい代表になればまたイメージがよくなって、こうアップしてくるかもしれませんね」

(粕谷) 「そうですね。ですから、その時にですね、再びいったんは封印されたポスト麻生をめぐる動きが、もう1度、頭をもたげてくる可能性があるわけなんですね。ですから麻生さんからすれば、そういった党内の動きも、実は目を配りながら、全体の解散総選挙の戦略を練り直さなくてはいけないという局面になってきたわけなんです」

(村尾) 「その解散総選挙、時期はどうなりますか?」

(粕谷) 「ここにですね、当面の政治日程を整理してみました。今週、補正予算案が衆議院をおそらく通過することになると思います。早ければあさっての13日というのが与党の目論見なんですね。この後、本当ですとこういった民主党の混乱の最中に選挙を打ってしまえという論も、実は与党の中にあるんですね。ただ、これについては麻生総理自身がですね、やはり政局より政策、政局より経済だというふうに言ってきた手前がありますから、補正予算を成立させる前の解散というのは、ちょっと考えにくいだろうというのが現状なんですね。したがって、一番近い日程では、来月の半ばに補正予算が成立した後の解散でですね、7月12日に東京都議会議員の選挙がありますので、これと重ね合わせてやってしまったらどうだという論が出てくるわけなんです。ただこの場合にはですね、公明党が実は都議会議員の選挙に集中したいと言って大反対してるんですね。ですから、そこの調整がまず残ります。したがってですね、そういった公明党との調整もあって、あるいは、まあ麻生総理自身も、関連法案まで仕上げたいという希望があればですね、今度はイタリアサミット、都議会議員の選挙の後の解散ということになりますね。その場合には総選挙の投票日自体は、9月10日の任期満了に限りなく近づくということになるんです。その場合には、当然、追い込まれた形になりますので、政府・与党にとってはあまりいい材料とはいえなくなってくるというわけなんです」

(村尾) 「そうすると、可能性としては7月下旬から8月半ば、下旬までのどこかという可能性が今のところは高いということですね」

(粕谷) 「はい、そうですね」

(村尾) 「あの、誰がなるかももちろんなんですけれども、私は民主党は何をするのかということを、私たちとしては一刻も早く聞きたいですね。景気対策はどうするのか、社会保障はどうするのか、そのための財源はどうなるか。そういう政策の選択肢、これも私たちは示してほしいんです」

 

 


ロシアのプーチン首相が午後11時すぎ、来日。

明日、麻生総理と会談するほか、小泉元総理、森元総理とも会談する。懸案の北方領土問題については、メドベージェフ大統領が今年2月に、独創的で型にはまらないアプローチで解決するという考えを示していて、プーチン首相の発言か注目される。しかしプーチン首相は金融危機で揺らぐロシア経済の建て直しに懸命で、今回も日本の協力を取り付けるべく、経済閣僚を率いていることなどから、領土問題の進展はないとの見方が有力。

Pic UPのコーナー
●医薬品のインターネット販売に対する規制について、厚生労働省は、離島などに住む人のために2年間に限り、販売の継続を認める案をまとめた。ネット販売をめぐっては、舛添大臣が賛否両論を話し合うため、楽天の三木谷会長らが出席する検討会を発足させるなど、混乱が続いていた。


 

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今日も民主党の質問をネタに構成されている。(手抜きか?)

平成21年(2009年)5月8日(金)の報道ステーション

(本日の番組内容・構成)トップは新型インフルエンザ関連。シカゴ在住の日本人の6歳男児が新型インフルエンザに感染したこと、香港のホテルで閉じ込められていた宿泊客が1週間ぶりに解放されたこと、スペイン風邪流行と今回の新型インフルエンザ感染との比較、感染した人が発症しないまま感染源になっている不顕性感染は3割程度いるのではないかという専門家の指摘、WHOでも不顕性感染を含めるとどの程度感染者がいるのかわかっていない、スペインで3次感染の疑いの事例が出たことなどを報じている。

(本日の分析)
本日の内容については、ナレーションによって新型インフルエンザのニュースからいきなり番組の主張である臓器移植の国内実施の問題へと移っていること、衆議院の予算委員会で相変わらず民主党議員の主張ばかりを取り上げていることが目につく。報道番組とは、特定の政党に寄らず、独自の視点を持つべきではないだろうか。

新型インフルエンザ発生で今月開催のWHO総会が短縮され、採択予定だった「渡航移植自粛ガイドライン」の採択が来年に延期されることになったことを伝える。

(ナレーション) 新型インフルエンザ拡大の波紋は、WHOの別の業務にも及ぶ。各国保健当局のトップクラスが集まって、今月中旬開催されるWHO総会の日程が大幅に短縮されることになった(当初予定は今月18日~27日だったが、18日~22日までに変更)。参加予定者がインフルエンザ対策に忙殺されているからだ。

7日、ジュネーブ
(WHOケイジ・フクダ事務局長補代理) 「我々の仕事は今の世界の危機に対処することだ。だから公衆衛生機関も進化し続けなければならず、まさに耐久レースとなっている」

(ナレーション) 総会日程短縮で大きな影響を受けたのは、臓器移植の問題だ。臓器移植が必要なのに、自分の国では受けられず、他の国に渡航する人は世界的に多い。ただ、これは臓器売買の拡大につながりかねないため、WHOは今月の総会で、「渡航移植自粛ガイドライン」を採択する予定だった。その採択が来年まで延期されることに決まったのだ。
(本日の問題ナレーション)
WHOの総会日程短縮で大きな影響を受けた」としながら、いきなり新型インフルエンザの問題から、臓器移植問題へとテーマが飛んでいる。一刻も早く国内で臓器移植を行えるようにする方向に持っていきたいという報道ステーションの思惑が感じられる。
午前9時、国会内で記者に囲まれ
(舛添厚労大臣) 「我々はそれ(WHOの採択延期)に関係なく、まあ一国会議員として言えば、これはあの、1日も早く議員のみんなで議論をして、臓器移植の新しい方向について国民のコンセンサスを得るといいうことが重要だと思ってます」

(ナレーション) 日本の法律では、15歳未満の臓器提供は認められていない。また、移植を必要とする患者に比べ、提供者は少ない。このため、海外で移植を受ける人は後を絶たない。患者団体の代表らも今日、会見で訴える。

(臓器移植で渡米し息子を亡くした中沢奈美枝さん) 「(臓器移植のため息子を)アメリカに渡らせていただいた時に、移植を前に息子を亡くした。移植を必要とする方たちは命がかかっているので、(WHOの採択が延期され)外圧がかからない状況になったとしても、この臓器移植法案を今国会で解決していただきたいと思います」

(ナレーション) 与野党の有志議員は来週にも、「年齢制限の撤廃」を盛り込んだ臓器移植法の改正新案を国会に提出する。

(古館) 「この臓器移植に関して、改正に関しては、いくつかの案が出て、さあこれから話し合おうというところになっております」

(以下、コメンテーターの月尾嘉男東大名誉教授に、新型インフルエンザについて“人間文明論的なところから”話を聞きたいとして、月尾教授がコメント)

衆議院予算委員会での補正予算案審議

(ナレーション) 過去最大14兆円の補正予算案。今日、問題となったのは2兆9000億円にのぼる施設整備費だ。

(本日の問題構成①②③④⑤⑥=国会質問で民主党議員の指摘ばかりの6つのコメントを取り上げる。共産党議員の質問もあるが、コメンテーターの月尾嘉男氏から「天下りは100%悪いわけではなく、それなりの意味はある」と指摘されている。
(民主党・細野豪志)① 「莫大な予算がついているものがありまして、これがですね、施設整備費なんですよ。官庁であるとか、独立行政法人のハコモノをつくる予算。私が一番問題にしたいのが“科学技術振興機構”というのがあります」

(ナレーション) 文部科学省所管の科学技術振興機構。695億円の予算を使って、大学や企業などが共同で研究開発を行う拠点施設を全ての都道府県に建設するとした。指摘されたのは既存施設との重複だ。機構は既に全国16ヶ所に研究拠点を持っている。こうした施設について政府は2年前、廃止を含めた見直しを行うとしている。

(細野)② 「削減もまだ手についていないのに、今回ね、47(都道府県に)また補修および新築でつくるというのは、どう考えても説明がつかない。何でこんなものをつくるんですか」

(委員会室の委員席から「官僚に言われた通りにやってるんじゃないの?相変わらず」との野次が飛ぶ。)

(塩谷文部科学大臣) 「大学、あるいは自治体、産業界からの強い要望がありまして、そこにやはり満遍なくやることが、底力の発揮、地域の活性化につながると」

(細野) ③「文科省から財務省に対してどういう要望書が出たかっていうので、紙をちゃんと出してくれって言ったら、このA4の紙1枚来た。この紙1枚で財務省はこの695億円という予算を通したんですよ」

(与謝野大臣) 「主計局が文科省の担当ときちんと打ち合わせた上で予算を作成したわけでして、紙1枚に凝縮されてはおりますけれども、考え方は非常にきちんとやっております」

(ナレーション) 機構には文科省から65人が天下りしている。ハコモノ先行の科学技術行政。一方でiPS細胞の研究など最先端医療の開発予算はわずか143億円にすぎない。

(民主党・馬淵澄夫)④ 「このような状況というのは、道路公団民営化の趣旨から逸脱するのではないですか、ということを申し上げているんです」

(ナレーション) 次に問題になったのは道路。先月末、(国土開発幹線自動車道建設会議で)東京外環道路など4つの高速道路が今後、1兆5200億円かけて建設されることになった。高速道路は高速道路会社の採算が合えば、税金を使うことなく、有料道路としてつくられる。しかし採算が合わない場合は、国が税金を投入してつくり、無料にしている。

(馬淵) ⑤「今回、合併施工方式という、何やら訳のわからない、新たな整備手法などという言葉で、今回、国費を投入して、これ高速道路を建設しようとしてるんですよ。これまで高速道路の、この建設施工の中で、採用されたことがありますか? ゼロですよ」

(ナレーション) 今回、新たに導入された合併施工方式。大半(7~9割)を税金で賄い、残りを高速道路会社が負担。有料道路として料金は徴収する。

(馬淵) ⑥「これ、業界で何と呼ばれているか、ご存じですか? これですね、業界ではですね、(パネルを見せる)こういうやり方を、業界では“薄皮まんじゅう方式”と呼ぶそうですよ。薄皮を何度も申し上げますが、道路会社がつくる。あんこは国、つまり税金が入る。とにかく何でもいいから使え使えと言ってるのと同じじゃないですか。これは麻生総理、いかがですか。総理、お答えください。総理ですよ。金子大臣、聞いてません。聞いてないですから」

(麻生総理) 「旧道路公団の有料道路事業に対して、国費を投入しないということを決めたというのが閣議決定だと思っておりますが、私どもは今が、道路というものは今、つくらなければならない部分もいっぱい出てきておる」

(馬淵) 「国民に二重払いさせているのと一緒じゃないですか。税金も払わせ、料金収入も取る」

(ナレーション) この4路線のうち、最も予算規模が大きいのが東京外環道(大泉から世田谷までの約16キロ)だ。(富川アナの東京外環道大泉ICからリポート。地価40メートル、全長16キロを全線トンネルで結ぶ計画で、高速道路としては最大規模のものとなる。建設工事には1兆2820億円もの費用がかかるとされている)今後、建設費が膨れ上がる可能性についても指摘した。

(共産党・笠井亮) 「地下を利用してできた首都高速の中央環状新宿線というのがありまして、工事を開始した1991年時点でこの5200億円だった事業費見込みがですね、最終的には2倍以上に膨れ上がったものがあります」

(金子国交大臣) 「用地の買収がまだ全部済んでいない(中略)見確定要素として残ってるんだろうと思います」

(ナレーション) 国会での追及は天下り法人にも及んだ。

(笠井) 「いくらトンネルを掘る事業だからといってですね、国民の目の届かないところで、この深いトンネルでですね、国交省とゼネコンがつながっていると」

(ナレーション) 財団法人先端建設技術センター。トンネル建設の技術的課題を検討する業務をこの3年間だけで2億円以上請け負っていた。そしてその役員には、国交省OBだけでなく、ゼネコン幹部がズラリと並んでいた。

(笠井) 「業者選定の判断基準となる技術開発を、選定する側の国交省の天下りOBと、選定される側のゼネコンが一体となって進めていると。こういう実態があると。こんなこと許されますか?」

(金子一義国交大臣) 「ここは技術検討をしてもらってるのでありますので、公平を欠くようなことはさせないつもりであります」

(笠井) 「これ、こんなやり方はもう根本的に改めると。この財団もどうとかするとかしないとダメなんじゃないでしょうか」

(麻生総理) 「十分そこに配慮をしながら、この事業はきちんと仕上げていきたいものだと思っております」

(古館) 「大事な税金と、そして次世代に借金まで作って、国債刷って用意した金で、何に使うかってことだと思うんですね。そしてまあ、この危機的な不況のトンネルを抜けた時には、もう前と同じ世界が開けてこないって言われてる。そこで月尾さんね、やっぱり日本の持っているすばらしい産業技術とか、そういうものを磨いて、磨いて、勝負していかなきゃいけないって声高にこう言われている中で、ハードばっかりつくって、じゃあソフトはってところが、どうしても疑問になるんですが」

(月尾) 「そうですね。まあ日本、科学技術立国ということを国是としてますからね、そういう、基本的には頑張らなきゃいけない。で、今回、投入されるということも悪いことじゃないと思うんですが、まさか天下りも、全て100%ダメだというわけではなくて、まあそれなりの意味もあると思うんですけどね。今回の、その独立行政法人へドーンといくと、何が問題かというと、まず1つは、先ほどの財団も65人、独立行政法人も65人ね、天下りの方がおられる。結構、高給取りなんですよね。そこで間接費としてどんどん、どんどん、まずいってしまう問題があると。それからもう1つは、今、言われたようにハコモノなんですね。ハコモノって2つあって、建物のハコをつくるっていうのと、研究所をつくる。当然、中に設備がそれなりに要る。それにほとんどいってしまってですね、おっしゃったその、中身になかなか回ってこない。それともう1つね、非常に本質的な問題は、じゃあその中身を誰が選ぶんですかということなんですね。私ちょっと、ある経験がありましてね、ある役所の研究予算を配分する審査をやったことがあるんです。その時に西澤潤一先生という、文化勲章をもらわれた先生がね、“こういうね、本当の最先端はね、君たち程度では判断できないんだよ。本当の最先端をやろうとしている独創というのは、とても普通の人にはなかなか理解できないんだよ”と。じゃあ、ちょっと失礼な言い方ですね、役所の人がそれ、理解できるんでしょうか、ってことになってしまうわけなんですね。そうすると結局その、ドンといったものが、立派な建物、立派な設備ができたんだけども、最後の研究に跳ね返るんだろうかっていうことなんですね。実はこれ、何度も今まで日本は同じ失敗をしてきましてね。今、iPS細胞の問題が出たんですが、その前にヒトゲノムを解析するという時にも、役所が先見性がなくて、日本の先制、一番進んでいるところを潰したということなんです。ナノテクノロジーもつまり、日本がトップを最初走ってたのを、うまく支援できなくて潰したんですね。で、iPSの細胞の研究っていうのは、山中先生が、もうホントこれはね、トップをいかれて、もうその時がら危惧されていて、これでは日本はすぐアメリカ、ドイツに抜かれますよと言っておられたら、本当に今もう、抜かれかけてしまったということになってるんですね。で今回、143億、この分野にっていうんですが、実はアメリカは、これまでも900億円投資して、この間、オバマ大統領が大統領令に署名しましてね、5割増しにするというようなことも考えていると。その、せっかく山中先生がトップを切って、切り拓かれたものなのに、また二の舞、三の舞になってしまうという状況だと思いますね」

(古館) 「うーん、限られた予算をどこにどう使うかってことでね、有権者の方でもね、今、大いに、今後、どうしよう、投票する時にって迷ってる方も多いと思いますよ。まずは当面、13日のですね、久方ぶりに党首討論が開かれるようなんで、その時のですね、細かい部分までよーく見ておきたいというふうに思います」
(本日の問題コメント)

「有権者のほうも、今後投票する時にどうしようと迷っている方も多い」としながら、「細かい部分までよーく見ておきたい」として、民主党の意見ばかりを採り上げることを匂わせている。
時効制度を考える

1995年1月に、刃物を持った男に襲われ重傷を負い、今もほとんど寝たきりの状態の林裕子さんの夫、林良平さんを取材。

(林良平さん) 「やった方に時効があるというのは本当におかしいと思う、制度として。絶対になくしてほしいですね」

 林さんは犯罪被害者でつくる「あすの会」の幹事を務めている。懸賞金300万円をかけ、犯人の情報提供を呼びかけているが、事件発生当時の時効は15年だったため、来年1月、殺人未遂罪の公訴時効を迎える。

(林裕子さん) 「事件になってからは、もう子どもの世話もできなくて(中略)犯人はこれからは自由の身になるって、何かあまりにも、あまりにも不公平で」

 現在、法務省では公訴時効について、撤廃や期間の延長などの見直しが進められている。その歴史を専門家(姫路獨協大・道谷卓教授)へのインタビューを交え解説。1880年制定の治罪法では死刑にあたる罪の時効を10年と定めたが、その後、2度の法改正(1908年に10年→15年、2005年に15年→25年)があり現在の25年になったこと、時効の存在理由として「時と共に被害者の処罰感情が薄れる」「容疑者の生活の安定をはかる」「証拠が散逸する」などが挙げられているが、本質的な議論がされないまま現在に至っている。「最高裁判所をはじめ、裁判所が(時効の)存在理由を詳しく言及したこともないんですね」(姫路獨協大・道谷教授)。

 先週、1978年に小学校の女性教師を殺害し、時効後の2004年に自首した男に対して、「被害者の死亡を隠し続けた加害者が賠償責任を免れるのは正義に反する」として、最高裁が4255万円の賠償を命じた判決を紹介。

(殺害された女性の弟・石川雅敏さん) 「逃げ得を許さない、正義にかなう、すばらしい判決だと思ってます」

(朝日新聞社阪神支局襲撃事件の現場指揮をとった兵庫県警元捜査一課長・山下征士さん) 「朝日新聞の事件はたった15年だったですから、(時効は)あまりも短すぎる。今のこの世の移り変わりの早さから見ても短いと。科学捜査が進んだせいで、未解決をつくらずに済む。やはり時効はもう考え直すべき時期にあるんじゃないかなと思っております」

(ナレーション) 存在理由があいまいなまま、およそ130年、制度として存在する日本の時効。見直しに向けた法務省の最終報告は8月ごろ出される予定だ。

(古館) 「立場によって、いろんな意見があるんだと思います。ただ私、考えるにですねえ、これやっぱり、いろんなものは時というものが風化していくと思うんですが、ただ、やっぱり犯罪被害者側のですね、本当に辛い思いというものに、時効は全くないんだと思うんですね。まあその観点から、本当に考えるべき問題だと思うんです。しかしですね、いろんなことがあります。一方、この事件について次、お伝えします」(次は足利事件のDNA再鑑定でDNA型が一致しなかったニュース)

●足利事件で、無期懲役が確定している受刑者と、現場に残されたDNA型が一致しなかったとの鑑定結果が東京高裁に提出された。事件発生から19年、既に公訴時効が成立しているため、捜査の再開は期待できない。東京高裁は検察、弁護側双方の意見を聞き、再審を開始するか決定するとしている。

午後5時すぎ、記者会見で
(菅谷受刑者の主任弁護人・佐藤博史弁護士) 「菅谷利一氏がですね、依然、犯人だというふうなことをですね、言う捜査官がいたとしたらですね、それは許せないと思います」

(菅谷受刑者のコメント) 「一刻も早く出してもらって、両親のお墓参りをしたいと思います」

(佐藤弁護士) 「DNA再鑑定をしてほしいということを求め続けたわけですよね。時効を完成させてしまった責任というのは、裁判所にもあるように、私と思います」

スタジオでのコメントなし


平成21年(2007年)5月8日のZERO

(本日の番組内容・報道ステーションとの比較)24Hの後のトップは、先月秦野市の模型店店主が殺害された事件で、近所に住む客の男を警察が任意同行する場面をカメラが捕らえたとしてこのニュースを取り上げる。次は新型インフルエンザ関連で、シカゴ在住の日本人の6歳男児が感染したこと、香港のホテルに閉じ込められていた宿泊客が1週間ぶりに解放された件などを伝えた。続いて、アメリカの金融機関に対して行われたストレステストの結果を、村尾キャスターがわかりやすく説明。
その後に衆議院予算委員会審議のニュースを報じているが、民主党議員が選挙前で自民党をいきり立って追及しているシーンをあえて取り上げ、与野党のバランスを図っていることがわかる。

衆議院予算委員会で、民主党は無駄が多いと政府を厳しく追及

午後2時すぎ、衆議院予算委員会
(民主党・細野豪志議員) 「雇用・能力開発機構、ここには約150億円の補正予算がついてます。さんざん自民党内で議論して、廃止を決めたんじゃないですか。

(本日の報道ステーションとの比較)
民主党の主張の上に立って衆議院予算委員会でのやりとりを再構成しているところは報道ステーションと同じだが、民主党議員が興奮していきり立って質問しているところと、麻生首相が相手をいなしている部分が違う。報道ステーションは麻生首相の受け答えを意図的にカットしている。
(ナレーション) 民主党、細野議員が追及したのは、14兆円の補正予算案の内訳だ。「私のしごと館」などを作り、大幅な赤字を垂れ流した独立行政法人雇用・能力開発機構。すでに廃止が決まっているが、145億円の予算がついている。

(麻生総理) 「法律に従って、少なくとも今回の事業を実行、施行せしめるにあたっては、最も適切な団体を選んだという」

(ナレーション) 細野議員は「独立行政法人全体で2兆9000億円になる」と指摘した。

(細野) 「こんなね、こんないい加減な予算組んでおいて、これね、恥ずかしいと思いませんか。総理、逃げずに答えてください」

(麻生総理) 「怒鳴らない、怒鳴らないで聞こえますから。きちんとした査定がなされた上で、予算が出されたと思っております」

(ナレーション) 続いたのは民主党の馬淵議員。小泉政権以来、道路をつくらない方針が決まっていたが、今回の補正予算案では、10年ぶりに新たな道路建設が復活したことを指摘。

(民主党・馬淵澄夫議員) 「政府は今まで進めてきた方針を変えようとしている。今回の補正予算、とにかく何でもいいから使え、使えといってるのと同じじゃないですか。これ、麻生総理、いかがですか。総理、お答えください。総理ですよ、金子(国交)大臣には聞いてません」

(麻生総理) 「静かにいこう、静かに。道路というものは、今つくらなければならない部分もいっぱい出てきておる」

(ナレーション) 多くの景気対策が盛り込まれた補正予算案。予算を申請する官僚側からは一部、こんな声も。

テロップにて
(現役官僚) 「普段なら要求できないような予算もすんなり通った」

(ナレーション) 政府案には無駄が多いと、麻生総理を攻め立てる民主党。その民主党は景気対策として2年で21兆円を打ち出している。そんな中、今日、麻生総理と小沢代表の党首討論が来週13日に行われることが決まった。

午後6時すぎ、官邸

(記者) 「民主党に聞きたいことってのは?」

(麻生総理) 「討論する前に手の内をしゃべるなんて人はいないの」

(ナレーション) ここで、補正予算案についても本格的な論戦が行われる見通しだ。

特集 “史上最悪の人道危機”といわれるスーダンのダルフール紛争

昨年12月、現地に潜入した日本人ジャーナリストが難民キャンプの様子、国境なき医師団から派遣されて現地で活動している日本人看護師などへのインタビューを交えて取材した様子をメインに、ダルフール紛争の解説、国際刑事裁判所が人道に対する罪などでバシル大統領に逮捕状を発行したこと、スーダン政府が13のNGOを国外追放したことなどの現状をも加えた構成。

(村尾) 「このダルフール紛争、もはや民族紛争ではなくなっていて、背景にはですね、国際社会の思惑、これがあると言われているんですね。その鍵を握るのが中国だということも指摘されているんです。実はこのスーダンの輸出の約8割、これ、石油なんですけども、この石油の最大の輸出国が中国なんです。日本の外務省によるとですね、スーダンはこの中国を、石油産業最大の取引国だというふうに認識して、関係強化を図っているんですね。日本もですね、2国間の関係がどうなるのか、注目しているんです。それから先ほどね、VTRでもありましたけども、国際NGOの方々が避難民の方々、難民の方々を支援してるんですけども、その数は470万人なんですね。ところが、VTRでもあったように、今、NGOが国外追放を受けてますから、その半分ぐらいの方たちが今、支援を受けられないという、またこれ、悲惨な状態が今、続いているんですよね。私たち、このダルフール紛争なんですが、日本から遠いところにありますから、私たちははるか遠い地域のことだと思いがちなんですけれども、実は欧米社会では、この問題は非常に深刻に考えられています。私たちも決して目を背けてはいけません」

Pic UPのコーナー

●足利事件のDNA再鑑定で、東京高裁は今日、犯人のものと思われる体液と菅谷利一受刑者のDNA型が一致しないという結果が出たと、弁護側、検察側に報告した。東京高裁は来月、弁護側と検察側双方から意見を聞いた上で、裁判をやり直すかどうかを決めることになる。

●アメリカの北朝鮮政策担当のボスワーズ特別代表は今日、訪問先の韓国で北朝鮮との2国間の対話に応じる姿勢を改めて強調した。
(ボスワーズ特別代表) 「オバマ大統領は対話のドアは開いていると言っている。アメリカは北朝鮮に対し、敵対的な政策はとっていない」(今日、韓国外交通商省で記者を前に)

<このブログは事実関係を報じたニュースについて表現形式を変えて再構成したものであり、報道番組を見守る会が著作権を有している>

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民主党の宣伝番組?

平成21年5月7日(木)の報道ステーション

(本日の番組内容と分析)
5月7日は東証平均株価が今年最高値の9千400円を超えたのにもかかわらず、日本の失業率が今後6%を超える、という経済エコノミストの予測を持ち出して、日本の経済社会不安を徹底的に煽る報道ステーション。そして古館キャスターが「予算をどーんと使って」と言いながら、矛盾した「無駄遣い批判」を展開する。それにしても批判報道ステーションはなぜ、民主党の味方ばかりをするのか。今回のナレーションに注目してもらいたいが、自らのスタンスをはっきりさせるか、あるいは中立的表現をすべきナレーションがなんとすべて、民主党の議員の主張通りの声になってしまっている。これでは、もはやニュース番組ではなく、民主党の宣伝番組ではないのだろうか。


今日の株高値と実体経済とを比較対照させたVTRとインタビューでの構成。

今日の株価上昇の背景説明と、投資家へのインタビュー。ハローワークでの取材とそこでの求職者へのインタビュー、中国からの受注で上向いてきた工場と、相変わらず苦しいという大田区の町工場への取材。

(野村證券・木内登英チーフエコノミスト) 「基本的にはL字型。下げ止まってはいるが、本格回復にはなっていないというのが現状。いま、生産は輸出型大企業が中心に戻りつつある。それが中小企業も含めて幅広く広がるまでに、いったん景気の勢いは落ちてしまう」


青森県八戸市で雑貨店を営みながら、先月から近所の喫茶店でアルバイトをし、ダブルワークを始めた男性へのインタビュー。青森県の有効求人倍率は全国最低の0.28。

(前出・野村證券木内氏) 「依然として雇用の調整は進む。どちらかというと、給料の高い正規社員の人が削減されていく。むしろそういうステージにこれから入っていくと思う。来年の年末にかけて(失業率は)6%前後ぐらいまで上昇するのではないかと思う

(古館) ①「お聞きのように、失業率6%前後なんていう推測も出てきたわけですよね。ともすると6%なんていう数字を見せられても、1人1人、その立場に立った人の苦しみっていうものがね、伝わってこないじゃないですか。現実はすさまじいだろうということをまず想像しなきゃいけないというふうに思うんですよ。やっぱり一色さん、ふっと考えるとですね、たとえば1年前、政治家にしても専門家にしてもですね、こんな数字がらみの予測を誰がしただろうか、想像しただろうと。日本はまだまだ大丈夫なんて言葉が踊ってた時もあったわけですよね。そうやって考えるとですねえ、やっぱりリストラ、雇用面考えて、やっぱり生活支援、それから雇用産業を一生懸命充実させていく、これから新たな、介護もそうですが。そういう政策を骨太にガチッと作った上で、痛みを最小限にしながら、実体経済をどう成長を上げていくかってことをね、やっぱり本当に同時にやらなきゃいけないと思うんですで、それで言うとまず、アメリカの影響、株価なんかに関してはもろに出てきますんで。アメリカがこのゴールデンウイーク中、向こうは休みじゃなかったですけど、株価が上がったことで今日、日本も今日、上がってますが、これ、アメリカ、どう見たらいいですか」


問題発言①②③古館キャスターがまず①の発言で、「失業率6%前後なんていう推測も出てきたわけです。(中略)現実はすさまじいだろうということをまず想像しなきゃいけない」と、視聴者に向かって将来の社会不安をいきなり煽る。そして、②の発言で追い打ちをかけるように、「日本はもうダメだ」という印象を与える。さらに③の発言で、結論として民主党が主張する介護を含めた政策を「ガチッとやらなきゃいけない」という三段論法で結論に持って行っている。

(一色によるアメリカの金融安定化プログラムの現状説明、不良資産の総計ははっきりせず、200兆とか300兆とかといった予想が出ている等の解説)

(古館) 「そういう場合に、さあ日本の実体経済という肝心なところにいきますとね、やはり株価の流れを楽観的に見過ぎても絶対ダメだと思いますし、悲観的に見てもダメだと思うんですね。そういう中で今日、新聞読んでおりましたら、4月の下旬にアメリカで日銀の白川総裁が講演した時に“いつわりの夜明け”っていうような表現も、この状況に関して言っているわけですよね。相当冷静に見ないといけないわけですね、こうなると」

(一色) 「日本にとって明るいのは中国の需要が出てきてるっていうことと、在庫調整がほぼ終わりつつあるということは、確かに日本にとって明るいと思うんですけれども、まあそれによって、急激な落ち込みっていうのは一応、止まったんじゃないかと思うんですけれども、私も他の方々と同じようなやっぱりL字型、つまり、このままですね、一進一退がしばらく続くんじゃないかというように思いますけれどもね」

(古館) ④「そうして考えたら、余計に新たな失業に対する対策、新たな今後の中長期の産業にドンとお金を投資して、ホント、90年代からずっとですけど、必ず痛みを、こうね、受けちゃう人をどう救済しながら成長していくかって、意識改革すら必要ですよね」

問題発言④普段はガンガン「無駄遣い批判」を展開しながら、「ドンとお金を投資して」という古館キャスター。あげくの果てに、「意識改革すら必要」。こんな論旨が矛盾した絵空事を言っても、受けるコメンテーターは困ってしまうだろう。案の定、
(一色) 「うーん、そうですね」

補正予算案の衆議院での審議がスタート、基金について取り上げる。
(古館) 「今日から国会審議、まあ大事な14兆あまりの補正予算の審議に入ったんですけど、どこにドーンとやっぱり予算を割くのか、そして、どこには敢えて使わないのかっていうメリハリというのが本当に大切だと思う中で、今日いろいろ審議が出てきておりますが、それもお伝えしますけれども、ちょっとここもポイントの1つに見ていただきたいと思うんですね。まず、これに関してもチラッと出てきます。「雇用・能力開発機構」、これに関しての審議、そしてもう1つ、非常に似ているんです。ちょっとねえ、まぎらわしいといいますか、「中央職業能力開発協会」。この2つもちょっと意識しながら見ていただけますか

(ナレーション) 14兆円にものぼる過去最大の補正予算案。その国会審議が今日から始まった。

今日午後、衆議院予算委員会
(民主党・菅直人代表代行) 「今回の14兆を超える補正予算の中身を見ると、とてもワイズスペンディング、つまり賢い支出とは言えないものが、こんなにたくさん入っていると思いますが」

(麻生総理) 「ワイズ(賢い)ではなくてアホだと、アホだと言われるのか、バカだと言われたか。そういったようなことを言っておられましたが、私はそう思っておりませんので。あのー、少なくとも今回、これによってGDPを1.9%押し上げると我々は予測をしております」

(以下問題ナレーション①②③④⑤⑥)
(ナレーション) 「①菅代表代行が問題のある支出としてまず取り上げたのは、1300億円の子育て支援対策。小学校入学前3年間(3歳~5歳・2008年度末)の子どもが対象で、第1子から1人年間3万6000円を今年度に限って支給するというものだ」

(菅直人) 「我が党は従来から0歳児から15歳児までの子どもについて、月、1人について2万6000円の育児、子育て支援を行うと(してきた)。この補正予算案では3歳、4歳、5歳の子どもを持つ親御さんにでしょうね、1度だけ3万6000円給付するという。これが子育て支援という言葉に値するのかどうか、私はこれをですね、国民の皆さんに、これが賢い支出なのか」

(与謝野大臣) 「今回の措置は現下の厳しい経済情勢を踏まえた単年度の特別措置であり、仮に安定財源を確保せずに(恒久化を)実施すれば、将来世代に負担を先送りすることになり、施策の持続可能性や効果の観点からも、かえって問題が大きいのではないかと」

(菅直人) 「ほとんどの財源は将来に対する借金で賄っているのが、政府案そのものじゃないですか。財源も重要ですし、それは大変な負担になります。しかし逆に言うと、それだけの負担をしてでもやるべき政策は、まさに本当の意味での少子化対策につながる子育て支援であって」

(ナレーション) 「②菅代表代行が無駄遣いの象徴として追及したのは、乱立する基金の問題だ。国の予算は通常、単年度ごとに使い切る。ところが基金の場合、いったん予算をプールして、複数年にわたって使うことになる。このため、単年度の予算に比べてチェックが甘くなる恐れがある」

(菅直人) 「いくつ基金が作られ、それにはいくらのお金が積まれるのか、お答えください」

(与謝野大臣) 「全部で46基金、4兆3674億円であり、ご異論があれば1つ1つの基金の中身、その重要性については各省大臣がきちっとご説明できるところでございます」

(菅直人) 「1つ1つの基金について聞きたいと思いますから、委員長、それだけの審議時間をきちんと確保してください。それを約束してください」

(自民党・衛藤征士郎委員長) 「しっかりと委員長として審議をいたします」

(ナレーション) 「③問題がある基金として、菅氏がまず取り上げたのが、緊急人材育成・就職支援基金。失業者の再就職に向け、職業訓練を受ける間、失業者の生活保障を行うというもの。3年間にわたり7000億円(月額10万円、最長2年)が積まれた」

(菅直人) 「これまでにもやや似たような政策はあったんですよね。たしか“生活支援貸付金”とかですね、これ、端的に答えていただきたいんですが、平成20年(度)、21年(度)、いくら予算がついて、何件実績として貸し付けが行われましたか」

(舛添厚労大臣) 「平成20年度で35件、平成21年度で30件。65件しか、これは利用されておりません。ちなみに65件で2360万円の貸付金額の実績がございます」

(菅直人) 「予算がいくらだったかというのを、私から言いましょう。20年(度)に5億、21年(度)に13億。合わせると18億円の予算をつけていながら、2360万円しか使われなかった

(ナレーション) 「④菅氏が指摘した貸付制度は、去年の2回の補正予算で設けられ、職業訓練を受け、就職した場合には返済を免除される(月額10万円、最長2年)というものだ。この制度の運営主体は「わたしの仕事館」を作った独立行政法人 雇用・能力開発機構だ」

(菅直人) 「この最大の原因がどこにあるかと、私、派遣村とかいろいろな関係者の皆さんから聞いてみました。そしたら、周知徹底がされていない。一般のこういうものが必要とされている人が、そういうものがあることを知らない。そういう、いわば営業活動をやらないんですよ。今度は7000億円積むんですよ。ケタが違うんですよ」

(ナレーション) 「今度、7000億円の基金を運営するのは、同じく厚生労働省所管の中央職業能力開発協会。常勤の幹部4人は旧労働省からの天下りだ」

(舛添厚労大臣) 「周知徹底、これはご指摘のように、ホームページや何かでやってますけども、今後、さまざまな周知徹底を図っていきたいと思います」

(ナレーション) 「受付窓口はハローワークだが、それに加えて新たに各自治体に「求職者支援センター」を設置し、相談員を配置するという」

(菅直人) 「ハローワークがやるからいいとか言われてますが、たしか求職者総合支援センターというのを今から設置してやろうとか言われてるじゃないですか、自治体が」

(舛添厚労大臣) 「それは菅さんにも協力しいただいて、派遣村の時は、正月みんなで一生懸命やったじゃないですか。だからどうか協力して一緒にやりましょう」

(ナレーション) 「⑤次に取り上げられたのは、地域医療再生基金」

(麻生総理) 「都道府県に地域医療再生基金という名前だったかな、たしか。地域医療再生基金という名前になっていると思いますが、これで3000億円ちょっとを設けさせていただいたと思っております」

(ナレーション) 「地域医療再生基金(3100億円)は緊急医療体制の確保や医師不足対策の解決を目的に創設され、厚生労働省は自治体が申請してきた事業計画に応じて、100億円(10ヶ所)、もしくは30億円(70ヶ所)を補助することにしている。その補助金は都道府県ごと作られた基金5年程度プールすることが可能だ」

(民主党・前原誠司副代表) 「今の医師不足というものが本当に解消できるのかどうなのか。医療計画を見ても、詰まっている自治体もあれば、非常に漠然とした自治体もありますよ。(都道府県が立てた)診療計画というものが、本当に着実に実行されているかどうか、そのチェックをするかどうかってのが極めて大事なことなんですけども、基金を作るだけじゃダメですよ」

(ナレーション) 「⑥前原副代表は、地方ごとに医師の偏在があるため、地方に丸投げではなく、国が全体の調整をすべきだと主張した」

(以上問題ナレーション①②③④⑤⑥)

番組としての主張ではなく、民主党の主張に論拠を置いたナレーションの6連発。これだけ民主党の主張に沿ったナレーションをするならば、「私たちは民主党の味方です」と言った方がいいのではないだろうか。

(舛添厚労大臣) 「とにかく現場から“(国が)口出してくれるな。こっちは自由にやるんだ”と。基本はね、済んでいる都道府県です。個々を支援はいたします。だけどイニシアチブはどうぞ都道府県知事が頑張ってやっていただきたい」

(ナレーション) そして国会では、先延ばしされてきた麻生総理と小沢代表による党首討論が来週13日にも行われる見通しだ。

(古館) 「まあ一色さん、あの基金もね、1つ1つ見てみると、名文句なんですよ。いいこと書いてあるわけですけどもね。トータルでここをやるんだー!とかね、何かこう、国の輪郭が見えてこないですよね、今後の。ハローワーク1つとってみても、二重行政の問題があって、スーっと一本化で雇用に向けて可能性が見えてるような状況になくて、非常にこう、回り道するような面倒くささと、この二重行政の大問題も抱えてると思うんですね。どう思います?」

(一色) 「やっぱり一番問題は、見えにくいってことなんじゃないですかね。見えにくいが故にチェックがきかないという。運営主体が公益法人である場合が結構多いですよね。だから公益法人というのはどうしてもやっぱり政治家にしても、マスコミにしても目が届きにくくなりますし、それから複数年にわたりますから、評価がずいぶん先のことになっちゃいますよね。ですからまあ、そういう面からチェックがききにくいということ。まあ基本的には結局、こういう予算委員会の時にですね、審議をしっかりするしかないと思うんですよね。ですから与謝野さんが1つ1つ、中身についてもちゃんと説明できるというようなことをおっしゃったんで、それはもういいことだと思いますんで、この中でしっかり審議してほしいですよね」

(古館) 「私たちもこういうふうに言うからにはね、明日以降の審議のその1つ1つをちゃんと拾いあげて、皆さんにお伝えしなきゃいけませんし、また全体で、一色さんね、もう、本当にこれ、官僚の天下りのこの温床みたいになるようなきらいの見えるものに対してはもう、きちっと見て指摘しなきゃいけないですねえ」

(問題コメント)これではまるで、「民主党の立場に立って皆さんにお伝えしなきゃいけません」というふうに聞こえる。

(一色) 「そうですね。それはもう本末転倒ですね。新しい公益法人作って、また天下り先が増えるなんてことになったら、それはよくないと思いますね」

(古館) 「無駄遣いしてるような状況にないわけですからね

柏崎刈羽原発運転再開決定のニュース

地元住民の不安、地域経済の活性化のためにはいいのではという両方の意見を取り上げていた。被災前、5億8900万円あり、停止でゼロになっている柏崎市への(原子力発電施設立地市町村振興)交付金が、再開で一定量は復活するため、自治体財政にとってはプラスであるという面にも触れる。泉田知事の「正直言って、夜中に目が覚めるっていうこともありましたし、相当プレッシャーのかかる課題であった」というコメントの紹介の後、「地震で大きな被害を受けた原発を再び動かすのは、世界的にも初めてのこと」と言及。

(古館) 「知事が決断しましたね」


韓国の朝鮮日報が消息筋の話として「北朝鮮が2回目の核実験を準備している兆候が見られる」と報じた、というニュース。

朝鮮日報によると、北朝鮮が2006年に核実験を行った北東部の核実験場で、車両や人の動きなどが活発化するなど、核実験準備の兆候が見られるという。また北東部の東倉里にある新たなミサイル発射場の建設について、北朝鮮が最近、装備や人数を増やしていると伝えている。早ければ予定より早く、数ヶ月以内に完成し、長距離弾道ミサイルの発射が可能になるという。

(古館) 「北朝鮮系の企業の銀行口座の凍結などに対する、またこの動きというふうに見られるわけですけれども、アメリカ、日本がそれに追随する形で、核軍縮を目指し始めました。まあ、だとするならば、目の前の危機回避、これを回避するために必死の中国への根回し、これが必要なんだというふうに思います

(問題コメント)テレビ朝日や古館キャスターはなぜ、北朝鮮問題を解決する策として、バカの一つ覚えのように、「中国への根回しが必要」としか言えないだろうか。拉致問題もそうだが、中国は過去一度も北朝鮮に対して何も行ったことがないにもかかわらず、である。



平成21年5月7日の ZERO

(本日の番組内容と報道ステーションとの比較)
大きく分けて、補正予算の衆議院予算委員会審議、大阪府の橋下知事が滞納されている奨学金の回収強化に乗り出したというニュース、東京都が2007年に開設した電話相談ダイヤル♯7119(救急相談センター)を取材した企画モノの3本柱。政府の補正予算については、報道ステーションと同じく、衆議院予算委員会のやりとりを伝えているが、民主党寄りではないことは明らか。あくまで中立的なスタンスをとっている。


補正予算案の審議が本格的にスタート。8月9日総選挙との見方も。

(ナレーション) 今日の衆議院予算委員会。麻生総理は委員会室に入ると、舛添厚生労働大臣や中曽根外務大臣と談笑。そんな和やかなムードを打ち破ったのが民主党菅代表代行だ。およそ15兆円の補正予算案について厳しい質問が飛ぶ。

(菅代表代行) 「半年間に同じ総理が4回、予算を提出されたというのは、私の記憶にはありません。私たちが勝っていれば、こんなバカなことはやってませんから。それだけははっきり言っておきます」
(注目点=この部分は報道ステーションではカットされている。報道ステーションは、民主党の都合が悪い発言はカットすると言われても仕方がない)

(麻生総理) 「アホだと、いや、アホだと言われるのか、バカだと言われたか。そういったようなことを言っておられましたが、私はそう思っておりませんので、あのー、少なくとも今回、これによってGDPを1・9%押し上げ得ると、我々は予測しております」

(ナレーション) さらに菅代表代行は解散についても問いただした。

(菅) 「本来なら、平成20年の、あの時の補正予算、第一次補正予算を短期で通したわけですから、そこ(去年10月)で解散に踏み切っていれば、どなたが(総理に)なるかは別として、新しい総理のもとの政権で、私は本格的な対応ができたはずだと」

(麻生総理) 「(去年10月に)解散しておって、自民党が圧勝していても、そちら(民主党)が圧勝した場合はわかりませんが、こっち(自民党)が勝ちました場合は、多分、同じことになり得た可能性は十分にあろうと思います」

(ナレーション) 解散の話を退けた。では解散の時期はいつになるのか。大きく影響するのは、今日から本格的に始まった補正予算案の審議の日程だ。与党側は来週にも衆議院を通過させる構えだ。しかし、徹底審議を求める野党側が参議院で審議を引き延ばす戦略をとることも考えられる。こうなると、6月3日までの国会の会期を延長することは避けられない。さらに7月にはイタリアサミットや公明党が力を入れる東京都議会選挙が控えている。こうした情勢を受けて、自民党内からは8月選挙の声も出てきた。

正午ごろ、山崎派総会
(自民党・山崎拓元副総裁) 「(衆院選の投票日は)8月9日がギリギリのラインではないかと、そう思っております」

(ナレーション) 一方の麻生総理。ヨーロッパ歴訪中、野党をこうけん制していた。
「野党が審議を引き延ばすなら、国民から“さっさと”この際、解散しろ”との意見が出るかもしれない」
5月解散の可能性を臭わせた。総理の本音はどこにあるのか。

Q.解散のタイミングは?
(政治部・亀田博行記者) 「任期満了前4ヶ月となった今、もちろん麻生総理もチャンスがあれば解散したいとは思っています。しかし、支持率が上がったとはいえ、まだまだ低い水準ですし、民主党との対立軸も思うように見出せません。はたして今がベストなタイミングかと言われると、疑問も残ります。とういうことで、もう少し実績を積んで、さらに都議選も終わった後である8月9日ではどうかという声が出ているわけですけれども、いずれにせよ麻生総理にとってはタイミングを探しあぐねているというのが本音と言えます」

(ナレーション) 解散をめぐる駆け引きが続く。
あくまで中立的かつ独自の視点で報道しているZERO.

大阪府の橋下知事が滞納されている奨学金の回収強化に乗り出した。

大阪府が出資する大阪府育英会では奨学金を返還しない滞納者に電話で督促する「滞納ゼロ作戦室」を立ち上げた。大阪府育英会では滞納額が2002年度には約25億円だったのが、2008年度には約50億円と、2倍に増えた。
 2009年3月末現在、大阪府育英会では、高校時代などの奨学金を返さなければいけない人は約12万人。そのうち、きちんと返還している人は約7万3000人。大学に在学中だったり、経済的な理由などで返還の一時停止を正式に申請している人は約1万3000人。しかし、全体の4分の1の約3万5000人が滞納。
 こうした滞納対策として、橋下知事は今回、銀行のOBといった債権回収のプロなどを新たに12人採用し、回収強化に乗り出した。

(橋下知事) 「返すものは返す。僕も(奨学金を)返しましたんで、みんなもやっぱりね、返していかなきゃいけないということを僕も言っていきたいと思いますね」

滞納者の中には返還能力がありながら、滞納を続ける悪質な人もいるという。

(滞納ゼロ作戦室・桐山佳之室長) 「滞納金が支払えない。そのためにたとえば分割ですね、分納を約束する。ところが、その分納をしない。1、2回入金しただけで、以降は入金がないとか」

 一方で、返還したくても返還できない人もいるという。返還が困難な人は、理由を証明するなど、正式な手続きをとれば、支払い時期の延期が可能。
 日本学生支援機構によると、全国の大学生でも奨学金の滞納額は年々増加。2007年度末の時点で2253億円にのぼる(2001年度は1165億円)。本来、返還されたお金は新たな学生への貸付に回るのだが、返ってこないため、税金で補填しているのが現状。

(村尾) 「星野さん、大阪だけでも滞納額50億円というのは、ちょっとこれ、見過ごせませんよね」

(星野仙一) 「これ、税金ですからね、我々の。まあ厳しいこと言うような感じがするんですけど、やっぱりね、基本的に借りたものは返さなきゃダメですよ」

(村尾) 「まあ、それが基本ですね」

(星野) 「そしてやっぱりね、せっかくいい制度なんでね、こういうふうに返さなければ、この制度がなくなってしまいますし、本当にこの制度が必要な人が恩恵を被るということがなくなってしまいますよね、これ」

(村尾) 「いや、ホントそうですよね。ですから、返さない人が増えてくると、本当に困っている人を助けられなくなりますからね。本当に由々しき事態だと思うんですが、一方で、経済状態が厳しくなって、本当に返したいんだけれども、返せないっていう人が増えてるのも、これ事実だと思うんですよね」

(星野) 「まあ、役所の税金の無駄遣いどうのこうのと言いますけどね、国民もこういうふうに無駄遣いしているわけですよ。そういう意味で、返さなければね。ですから役人のことはあまり言えませんよね、そんなことは」

(村尾) 「あの、本当に返さない人については、VTRでもありましたように、きちんと申告すれば、返済が猶予される制度、これは確かにありますんで、学生の皆さんにはそれをちゃんと周知徹底する。このことも必要です」

(星野) 「ですからもう返せない人は、延滞金。税金じゃないけれど、そういうこともね、ルールに決めたらどうですかね」

(村尾) 「まあちょっと、いろんな試みをやる必要が、これからあるでしょうね」

119番での救急出動が急増していることから、東京都が2007年に開設した電話相談ダイヤル♯7119(救急相談センター)を取材。

 東京消防庁によると、救急搬送はこの10年で3割増えて(1998年は48万139人)、2007年は62万3012人。しかしその約6割(37万2799人)が入院の必要のない軽症患者だった。

119番通報をした理由を調査した結果
① 自力で歩けなかった          52%
② 命の危険を感じた           28.8%
③ 軽症か重症の判断がつかない   21.8%

 救急車を呼ぶかどうか迷った人は119番ではなく、♯7119に電話をかける。そこでは看護師と医師が24時間体制で救急相談に応じる。まずは看護師が電話をとり、症状を正しく確認するために医師も電話を聞いており、看護士へ助言したり、必要に応じて直接電話相談に対応する。症状を聞いた上で、軽症の場合は近くの病院を紹介し、緊急性が高い場合は119番に転送し、救急車を出動させる。

この1年間の♯7119での救急相談受付件数は26138件、そのうち救急車が出動したのは3344件に抑えることができた。

救急車を有効に使うために、♯7119をより多くの人に知ってもらうのが課題だ。

(村尾) 「星野さん、この問題もやっぱり市民の意識の持ち方によって大きく異なってきますよね」

(星野) 「ですからね、♯7119はね、お年寄りとか子どもっていうのは、状況判断が難しいから、そういうふうな意味ではものすごくいいシステムなんですけどね。(VTRで紹介していた軽症なのに救急要請した)頬を切った20歳の若者なんてふざけるなと言いたいですよね。恥ずかしいと思わなきゃいけないんでしょうけどもね。まあ、そういうlことを、こう、何ていうんですかね、状況判断をきちんとできるような、病院を調べるなり、タクシーに乗って自分が行くなりね、そういうことは子どもの頃からね、そういう、これは大丈夫かなっていう、程度というものをもっともっと勉強してほしいですね」

(村尾) 「そうすることによって、行政コストは確かに下がりますからね。先ほどと全く問題は同じで、本当に困っている人を本当に救える、そういうシステムを、私たちも心がけていかなければいけないと思うんですが。(以前、ZEROでは横浜市の、119番に電話をかけると消防本部で、本当に救急車が必要なのかどうかを判断するというシステムを紹介したこと、東京都のダイヤルは♯7119番で、東京以外からかけるとつながらないことを伝える)。もう1つこの東京のメリットは、119番と♯7119番が別回線ですから、119番、これが本当に電話が混雑して対応が遅れるということはないという、こういうメリットもあるんですね」

愛知県、奈良県、大阪市でも、この秋から試験的に始めることが今日、発表された(奈良県、愛知県は東京都と同じ♯7119番、大阪市の番号は決まっていない)。総務省では状況を踏まえて来年度からの全国展開も考えているという。

今夜入っているニュースを取り上げるPic UPのコーナー
●新潟県中越沖地震で被害を受け、運転を停止している柏崎刈羽原発について、新潟県の泉田知事は今日、7号機の運転再開を認める考えを表明した。東京電力は明日、運転再開の手続きに入る予定。

●来年開催のNPT(核拡散防止条約)再検討会議の準備委員会は、議題について早々に合意。これまで核軍縮に否定的だったブッシュ政権下では、アメリカなど核を保有する国と保有しない国が対立し、議題の設定すらできずに会議は決裂していた。

●高速道路会社各社によると、ゴールデンウイークに高速道路を利用した車の数は去年に比べ約20%増加。東名高速で最大66キロの渋滞となるなど、10キロ以上の渋滞が発生した回数はほぼ倍に。高速道路の値下げが影響したと見られる。

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民主党の主張にそった番組構成。自民党の意見は取材もしない。

平成21年(2009年)5月6日(水)の


報道ステーション


 (本日のニュースの概要)トップニュースに続いては新型インフルエンザ関連で、連日行っている成田に到着した人へのインタビューなどに加え、WHO緊急委員の田代眞人氏が指摘した、「60歳以上の高齢者の患者がほとんどなく、高齢者が何らかの免疫を持っている可能性と、高齢者は外部との接触が少なく、感染する確率が低い」という可能性を紹介した上で、スタジオでは、新型インフルエンザについてこれまでにわかっていること(弱毒性・タミフルやリレンザが効く)、課題(診療体制・タミフルの使い方・ワクチン製造)などを整理して伝えたのみで、コメントはなし。

スポーツの後の特集は2500トンもの不発弾が残り、自衛隊が年間300回以上のペースで回収作業を行っている沖縄を取材。






●今日閉店した三越池袋店と、先月29日に原宿に開店したFOREVER21の今日の様子を取材し、低迷す      る百貨店と、早いサイクル・低価格・オシャレという要素を持ち、勢いを増しているファストファッションとを比較、流通ジャーナリストやファッション誌編集長へのインタビューも交え、流通業界の現状を浮かび上がらせている。

(古館) 「池袋のデパートにしてもね、それからいわゆる地元の商店街にしてもね、小さなお店がいっぱい軒を連ねているとこなんかはやっぱり、昔はその、地元の人の生活、雇用とかね、そういういわゆる地域経済全体を担っているというところがあったと思うんですよね。今、デパートにしても、大変そのあたり苦しくて、グローバルなものがワーっと出てくるっていう。一色さん、あのね、それでちょっとつなげて思うんですけども、今週の月曜日だったかな、日経新聞に専門家の方が書いてらっしゃいましたけども、景気なんだから、これは必ず回復はすると。いつ回復するかが非常に問題で、それから回復したとしても、アメリカがたとえば経済成長率が4%とか、日本が3%とか、そういうとこまで回復するかどうかっていうとね、非常に難しいところがある。ただ中国だって、当然のことながら10何%の成長なんてね、できない。しかしアジアはこれからモノを買おうとしている人が30億人いるんだと。ここのマーケットがすごいんだっていうのがあったんですけどもね、ちょっとなんかこう、つながってくるような気もするんですが」

(一色) 「うーん、そうでしょうね。今あの、ファストファッションといわれる欧米のアパレルは、今はデフレの日本が有望だと思って出てきてるんですけど、同時にそれは中国のマーケットも必ず見てると思いますね。既にH&MとかFOREVER21は中国でも展開を始めてるそうなんですけれども、FOREVERの場合はキャッチフレーズが頭から足の先までトータルで100ドルで揃えられるというのがキャッチフレーズだそうなんですけど、もちろん日本のマーケットだったらまあ安いということになりますし、中国でも通用する、何とか通用する価格帯だと思うんですよね。ですからまあ、今、そういうところで、日本ですごく人気があるということは、中国にもすぐ情報が伝わりますから、中国でもまたプラスにもなるというようなことでですね、この東アジアのマーケット一体で考えて、こういうユニクロも含めたファストファッションの分野っていうのは、今もう、東アジアをとにかく見ながら展開を始めてるっていうことなんじゃないでしょうかね」

(古館) 「そして、デフレ基調で考えると、そういった流れすらも、先を見通さないと、すぐまた潮目が変わるっていうような怖さもあるかもしれませんね」

(一色) 「そうですね。本当にまあデフレだからっていう面もありますからねえ、その辺はまあどうですかねえ。ただ機能とデザインと価格、3つ揃ってると強いと思いますけどね」

(古館) 「そうですか」

明日から始まる補正予算案の審議を前に、この補正予算案の中には46もの基金(総額4兆4000億円)が入っていることが明らかになったというニュースに、政局を絡ませる。

(ナレーション) 連休中、ヨーロッパを訪問していた麻生総理が帰国した。明日から、過去最大14兆円の補正予算案の審議が始まる。

ベルリン、5日、記者会見
(麻生総理) 「(経済対策には)未来への投資というものを推進することなどに重点を置いております。景気が回復した後には、増税もあり得るということをあらかじめ言った上で、これらの計画をさせていただいております」

(ナレーション) 自民党は経済対策のメニューを紹介したビラを作成した。そこには「子育て応援特別手当」の拡充、「エコポイント」の実施、「地方活性化のための新たな交付金」の創設などの項目が並ぶ。これに対して野党は「選挙目当てのバラマキだ」として徹底追及する構えだ。

本日の問題コメント①)与党の批判を行うために、鳩山由紀夫、細野豪志ら野党議員の批判を一方的に取り上げている。総選挙まで4ヶ月を切っており、これは、放送法でうたった公平性の原則に反する可能性がある。

今日午後、長野県軽井沢町(鳩山グループの勉強会)で記者に囲まれて

(民主党・鳩山幹事長) 「補正予算(案)が額だけは大きいと。しかし、内容が極めて無駄遣いが多いと。必ずしも国民の皆さんはそれにだまされていないと。そのことを徹底して予算委員会で、衆議院、参議院で議論していきたい」

(ナレーション) 共産党は、派遣切りなど雇用問題を中心に追及することにしており、社民党は、景気回復後の消費税増税問題を取り上げる方針だ。国民新党は小泉路線からの転換が必要だと訴えることにしている。14兆円の補正予算案、その予算の使い道に、総額およそ4兆4000億円にのぼる46の基金が含まれていたことが政府の答弁書で、この連休中に明らかになった。

今日午後7時、静岡県三島市

(民主党・細野豪志議員) 「これはちょっと異常ですよね。いろんな弊害があると思います。基金で5兆円弱ということは、今年度に関しての経済効果は、これはかなり限定されますよね。実際に広げている“大風呂敷”と、実際の実物とは違うと」

(ナレーション) さらにこの基金が無駄遣いの温床になるという。国の予算は通常、単年度ごとに使い切る。ところが今回の補正予算案では、基金を作って、ここにいったん予算をプールして、複数年にわたって使うことになる。単年度の予算と比べてチェックが甘くなる危険性がある。

本日の問題コメント②)構造改革派の竹中平蔵元総務大臣秘書官の岸博幸氏によるコメントで、暗に「無駄遣いを行っている」というイメージを与える。あくまで野党の「無駄遣い批判」の乗ったかたちの人選とコメントだ。
(元竹中平蔵大臣秘書官・岸博幸慶大大学院教授) 「農水省のいろんな基金を見ますと、これはやっぱり“金額が広がった”っていうことで、いろんな業界団体にも目配せをして、予算を使いたい。でも年度で消化できないから基金にして、いろんな分野の基金を作ったと」

(ナレーション) 46ある基金のうち、一番多いのが農林水産省関連の基金だ。農地集積加速化基金(2979億円)、畑作等緊急構造改革対策基金(33億円)、耕作放棄地再生利用基金(140億円)、森林整備加速化・林業再生基金(1238億円)など、21もある。畑作等緊急構造改革対策基金は食品安全などに配慮した設備の導入に対する補助だという。耕作放棄地再生利用基金は用水路、排水路などの施設などの整備も含まれており、森林整備加速化・林業再生基金にも、木材加工利用施設の整備が含まれている。ハコモノの建設につながる恐れもある。さらに問題は、運営する団体がどこになるかだ。農水省は、その多くが公募による民間としている。

(細野議員) 「よく天下り先で問題になるような公益法人っていうのはみんな民間団体ですからねえ。そういうところが(公募に)手を挙げてくる可能性がありますね。(公益法人は)天下りの問題で、存亡がかなり危うくなってますから、ある程度まとまった基金を、ある程度の期間、運用できるってことになればですね、その間は存続できますよね」

(ナレーション) 民主党は「無駄遣いの後に増税が待っている」として、明日から徹底的に追及することにしている。これに対して麻生総理は、解散をちらつかせるなど強気だ。

(鳩山幹事長) 「解散、大いに結構だなと、そう思いますし、参議院で(野党が)邪魔をしたら解散をするぞとかね、それは脅しにも何もなりませんし、私どもはだからといって、邪魔をするつもりはありません」

(ナレーション) しかし民主党には「小沢問題」が重くのしかかる。党内には小沢代表の辞任を求める動きがくすぶるが、小沢代表は続投に強い意欲を持っている。

テロップにて

(民主党幹部) 「小沢さんが(辞任要求に)わかったと言って辞めるわけがないし、党内の亀裂を生むだけだ」

(ナレーション) 「小沢問題」は今後の政局の鍵を握る。

本日の問題テロップ)困ったときの匿名コメント。テレビ朝日に限らず、実名でコメントしてくれる人物が見つからなかった場合に、よく使う“架空”の「真相コメント」だと思われる。
テロップにて
(麻生総理の周辺) 「小沢氏の出方がわからないと、こちらも戦略の立てようがないよ」

(古館) 「一色さん、とにかく100年に1度の危機であると。だからもう、とにかく国債を刷ってでも、もう何でも手当てするっていう、補正で。それでたとえば派遣切りの問題があって、雇用ということがもう大変だと。これで介護産業ももっともっとお金をつけて、報酬も増やしてとか、いろいろこうあるわけですよね。こういう中で、これだけのお金がプールされちゃうっていうのはどういうことかっていう抵抗が非常にあるんですが
(本日の問題コメント③)介護の報酬は増やさなければならないが、農業予算はどこに消えるかわからないから、「抵抗が非常にある」と古館キャスターが発言。なぜ介護が良くて、農業が「プールされるのはどういうことか」という根拠となる理由が相変わらず意味不明だ。

(一色) 「まあその、無理やりですね、大きな補正予算を作らないといけないといいますか、作れという至上命令でですねやったので、単年度で使い切れないっていう、それの表れなんだと思うんですよね。特に農林水産関係の予算が多いわけなんですけれども、基金がですね。46のうち21か22かあるわけでしょ。それは基本的に農林水産省の本予算っていうのは2兆5000億円なんですね。今回の補正で計上されているのが1兆円あるんですよ。つまり2兆5000億円で本来まあ十分にやっていけるのに、余分に1兆円使いなさいっていうわけなんで、それはなかなか1兆円も使いきれないということで、それでまあこういう基金にですね、こうお金を入れて、それで複数年度で使い切りましょうというようなことで、1兆円のうち7000億円が基金の方にいくそうなんですけれども、だからそういう構造ですから、当然のことながら使い道を精査してないですから、無駄なお金がいっぱい組まれていると思いますね」
野党の意見にそった報道内容。予算はムダ、バラマキと視聴者を誘導している。
(古館) 「うーん。これは明日からの国会審議でですね、46ひとつひとつ、これはどう必要か、これは必要じゃないのかどうか、このあたりをじっくりやってもらいたいし、見ていきたいですね」




ZERO


 1日の動きを伝える24Hの後は、新型インフルエンザ関連ニュース。

来年5月に開かれるNPT(核拡散防止条約)再検討会議の準備委員会が国連本部で開かれ、被爆地である広島や長崎の市長が出席し、核の廃絶を訴えた。

(ナレーション) ニューヨークの国連本部。NPT再検討会議の準備委員会で、広島と長崎の市長が演説を行い、核兵器の廃絶を掲げているオバマ大統領を高く評価した。

現地時間5日、NPT再検討会議・準備委員会
(長崎市・田上富久市長) 「議長、そして各国代表の皆様、私は田上富久、長崎市の市長です。アメリカ合衆国のバラク・オバマ大統領の言葉で、長崎市民の望みは大きく高まりました」

(広島市・秋葉忠利市長) 「オバマ大統領はこう強く訴えています。“人間の運命は私たちが変えるものだ”と。私たちはできます。なぜなら私たちはすばらしいリーダーに率いられたマジョリティー(多数派)だからです。我々にはオバマがいる。私は私たちをオバマジョリティーと呼ぶことを提案します」

(ナレーション) きっかけとなったのは、オバマ大統領が先月5日、プラハで行ったこの演説。
「核兵器を使用した唯一の核保有国として、アメリカには行動を起こす道義的責任がある。核兵器のない世界を目指し、具体的な段階を踏んでいく」

(ナレーション) 夢物語とも言われる核兵器の廃絶を、具体的な目標として世界に宣言。1年以内に核問題に関するサミットを開くことを提案した。この宣言を受け、広島市の秋葉市長は、オバマ大統領を一緒に核兵器の廃絶に取り組むよう、各国の代表に訴えた。

(広島市・秋葉市長) 「皆さんには力があります。皆さんには責任があります。私たちはオバマジョリティーです。私たちが協力すれば、成し遂げられます。Yes,We Can!」

(ナレーション) また長崎市の田上市長は、核問題サミットの長崎での開催を提案した。麻生総理も今月4日、オバマ大統領の演説があったプラハで会見し、オバマ大統領の考えに同調し、リーダーシップをとる決意を示した。ブッシュ前大統領の任期中、ほとんど進まなかった核軍縮への議論。オバマ大統領の宣言に積極的な議論が期待されている。核兵器の現状を見てみると、現在NPT(核拡散防止条約)に加盟している国の中で、核兵器を保有しているのはアメリカ、ロシア、フランス、中国、イギリスの5ヶ国。核弾頭の数はアメリカ9400、ロシア13000、フランス300、中国240、イギリス85など(全米科学者連盟HPより)、合わせると2万をはるかに超える。また、アメリカと対立するイランや北朝鮮が核兵器の技術を入手し、開発を目指しているとみられる他、アルカイダなどのテロ組織にも核兵器の技術が流れているとの指摘もある。今回の会議を経て、来年5月に開かれるNPT再検討会議は、こうした新たな核の脅威についても話し合われることになるのだろうか。ただし、核兵器の削減には、各国の安全保障問題が複雑に絡むため、難航も予想される。

(村尾) 「実は一昨年から核軍縮の機運っていうのは徐々に徐々に高まってきたんですよね。アメリカのレーガン政権時代に国務長官を務めたシュルツさんという人がいるんですが、シュルツさんはじめ、キッシンジャーさん、それから欧米の政治家だとか実務家がいろんな提案や発言をしているんですね。この動きの背景の1つには、VTRでもあったようにアルカイダなどのテロ組織に核が流れないかという、そういう安全保障上の脅威、これが無視できなくなったということを指摘する専門家もいるんですね。こうした中で、またこれもVTRにもありましたけれども、オバマ大統領がプラハであの演説をやった。これで一気にですね、核軍縮の機運が高まって、流れも加速してきたんですね」

(小林麻央) 「そういう中で、世界で唯一の被爆国である日本はどういう働きかけをしてきたんでしょうか」

(村尾) 「日本はですね、これ、過去15年間、毎年、国連総会が開かれる度に、核廃絶の決議案、これを提出してきてるんですよ。積極的な核軍縮外交を展開してるんですけれども、先月末には今の中曽根外務大臣も、核軍縮に対して新たな提案をしているんですね。その提案の中で1つ新しいのはですね、核軍備の透明性ってことを言ってるんです。これ、どういうことかというと、核を持っている国は、それぞれ自分の国がどれだけの核を持ってるんですか、ちゃんとこれを情報公開しなさいよってことを言ってるんですね。これはお互いの不信感を払拭するために、私は効果的だと思うんですけれども、この核軍縮の流れ、これはね、ぜひとも流れを太くすると共に、その流れのスピード、これを加速化していく。このことが必要ですよね」

日本テレビ報道局とNNN各局が日本の難問に取り組むアクションで、ZEROは今年、自殺をテーマに取り組んでいるが、13年連続で自殺者の割合が高い秋田県で、借金や事業不振などに追い詰められた中小企業の経営者たちを救おうと取り組んでいる佐藤久男さんを取り上げ、その活動の様子を取材。

佐藤さんは2002年、NPO法人「蜘蛛の糸」を立ち上げ、会社経営者とその家族の自殺防止を目的とした無料相談を行っている。佐藤さん自身も9年前、経営していた不動産会社が倒産、負債総額9億円、自己破産、うつ病の発症という経験者。これまでの7年間に2000回以上の相談を受けてきた。悩みを聞き終えた後、佐藤さんは借金問題の具体的な解決策を探っていくのだが、具体的なアドバイスが相談者を安心させ、自殺防止につながっている。

(村尾) 「佐藤さんは自分自身が苦しい体験をしていますからね、その言葉に本当に説得力がありますよね、本当にね。佐藤さんのところには名古屋から九州から、埼玉から、いろんなところから相談に来ているんですよ。佐藤さんが言うには、やっぱり自分も1人でやるには限界があるし、全国に拠点、こういったアドバイザーの拠点があればいいなと。その時に、その相談に乗る人は、民間企業の経営に詳しい人、やっぱり苦しい局面に立たされた人、そういう経験者が親身になってアドバイスすることが必要で、行政、役所はそういう方たちに委託をすればいいんじゃないかということをおっしゃってましたね」

(小林麻央) 「何とか生きる道を探そうとする中で、具体的な選択肢を教えてくれるというのは、本当に大きいですよね」

(村尾) 「そう、そのね、具体的な選択肢、これが僕もキーワードだと思うんですよ。佐藤さんも多重債務に困っている人、連帯保証人に困っている人、いろんなやっぱり救済策があると思うんですね。それは、それぞれ全国でいろんなところで、いろんな人がアドバイスをしていて、それなりのノウハウが蓄積されているはずだと。だからそれをみんなで1回、持ち合って、共有して、ネットワークすればいいんじゃないかってことも、佐藤さん、おっしゃってましたよね。私、印象に残ったのは、彼は自分の役割は、あのサーカスの空中ブランコの下に張ってある安全ネットなんだと。そのブランコからもし落ちてきた人がいれば、その人たちを受け止めて、そしてもう1回、バウンドさせて、上に上がらせてあがる。それが自分の役目なんだとおっしゃってました」

●今夜入っているニュースを取り上げるPic UPのコーナーで、北朝鮮問題を担当するアメリカのボスワース特別代表が、明日から6ヶ国協議メンバーの中国、韓国、日本、ロシアを訪問する。ボスワース代表は先月、北朝鮮がミサイルを発射する直前にもアジアを訪問したが、その際、北朝鮮との直接交渉を模索したことがわかっている。今回のアジア訪問でも、北朝鮮訪問の機会を探る可能性がある。

エンディング

(村尾) 「今日は核軍縮のニュースをお伝えしましたけれども、これをね、夢のような話だとは思ってはいけません。1961年にアメリカのケネディ大統領がこういう演説をしました。“60年代の終わりまでには必ず人類を月に送る”と言ったんですね。みーんな夢だと思ったんですよ。ところが1969年7月20日、アポロ11号で人類は月に降り立ちました。できると思うことが、実現への第一歩なんです」

ZEROと報道ステーションを比べると、
政府与党批判に必死な報道ステーションの姿勢が見て取れる。
政府が景気対策を講じても、評価する訳がない。(いつもの事)

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中国政府の公共事業は批判せず知的財産はウインウインで

5月4日(月)


報道ステーション




連休中日で既に高速道路上りが大渋滞に

本日の問題コメント1、一部に渋滞が起きたため、経済効果がないといわんばかりの古館キャスターのコメント。

(古館) 「一色さん、あの、今回、経済効果ってことがずっと言われてね、この1000円の高速っていうのは。どうでしょうねえ

(一色) 「あの私、昨日、高速道路を走って千葉方面に行ってきたんですけど、まあ最初の首都高のところはもうスイスイ行くんですけれどもね、常磐道へ入るともうすぐに大渋滞で、おそらく、別料金の首都高には入らずに、1000円で済む常磐道に直接乗っているという方が多いんじゃないかなというふうに思いましたね。まあ、そういうところでは節約意識が出てると思うんですが、ただ、これだけ車が出ますと経済効果は、それなりにお金使うでしょうから、あると思うんですけどもね、ただまあ一方で、航空機とか鉄道とかフェリーとか、そっちの方はどうも例年よりは少ないようですから、そんなに大きな経済効果ではないということなんだと思うんですけどね」

(本日の問題コメント部分)2、新型インフルエンザ関連ニュースで、日本国内の危機をさんざんあおりながら、「貧しい国の人たちは薬の対処もままならないという点で、どう支援していくか」と弱者の味方を気取っている。

(古館) 「(前略)やはり、どの型のインフルエンザウイルスであっても、近い将来ということを考えると、ご存知のようにこのグローバル化社会、あの金融が一気に世界中を暴走したのと同じ、やはり国境を越えてですね、高速手段で人間が移動するということで、まあインフルエンザウイルスがパーっと蔓延するということをですね、強くこの時代、認識した上でですね、貧しい国の人たちは薬の対処も、これもままならないという点で、どう支援していくかということも含めて、じっくり考えるべきだと思います」

(ニュースの概要)中国政府の景気対策で恩恵を受けている日本企業を紹介した後、中国が発表したIT製品の技術情報を開示させる制度について触れる。その構成の端々に出てくる内容は、報道ステーションが常に行う「日本経済が復活しているのは中国のおかげ」というトーンだ。

(本日の問題部分とコメント)③
導入部のナレーションで「貿易立国の屋台骨が揺れている」と入り、中国との貿易窓口の一つである神戸市職員の「若干ホッとした」というコメントを大々的に使う

(ナレーション) 日本を直撃した世界同時不況。輸出の落ち込みで2008年度の貿易収支は28年ぶりに赤字に転落した。貿易立国の屋台骨が大きく揺れていた。

(神戸市みなと総局・花木章参事) 「このままいったらどこまで落ちるんだろうというような不安もございましたんで、そういう意味では若干ホッとしたところもありますが」

(ナレーション) 下がり続けていた輸出額が、今年1月を底に、2ヶ月連続で上昇している。けん引役は中国だ。神戸港にある中国向け専用の埠頭からは週に12便のコンテナ船が就航している。今、中国で何が起きているのか。

今年3月、中国全人代
(温家宝首相) 「大規模に政府の投資を増やし、2年間で総額4兆元(約58兆円)の投資計画を実行する」

(本日の問題部分とコメント)④
日本が打ち出した70兆円の以上の景気対策はまったく評価せず、中国政府が打ち出す58兆円の景気対策は大いに評価。以下コメント部分では、日本では絶対に使わない「政府が仕事を与えてくれた。とても満足している」などという絶賛の声ばかりだ

(ナレーション) 中国政府が打ち出した4兆元、日本円で58兆円の景気対策。その8割が公共事業だ。北京市内では、北京と上海を結ぶ新幹線の工事が続いていた。その経済効果は、既に鉄筋など、建設資材の需要にも波及しつつある。そして雇用も。こうした工事現場で働くのは、農村からの出稼ぎ労働者だ。

(出稼ぎ労働者) 「政府は出稼ぎ農民に仕事の機会をたくさん与えてくれた。とても満足しています

(別の出稼ぎ労働者) 「生活レベルが上がって、昔より自由に使えるお金が増えたよ」

(ナレーション) 中国内陸部にある湖北省、陳策楼村。この村からも大勢の人が出稼ぎに出ている。このため、農作業はもっぱらお年寄りと女性の仕事となっていた。ため池で選択するのも珍しくない。洗濯は女性にとって重労働だ。しかし今、こうした村である変化が起きていた。

(取材部分の概要)ある家が出稼ぎに出ている夫の仕送りで2380元(約3万5000円)の洗濯機を購入し、家族が喜ぶ様子や近所の人が見に来たりしている映像とインタビュー

農村で家電製品が急速に普及している。これを後押ししているのが、(農村限定の家電普及キャンペーン)「農村に家電製品を」という補助制度だ。

湖北省・電気店で記者による絶賛コメントだが、同様のこと(補助制度)は日本政府も行っている。
(記者) 「ずらりと並んだ中で、このようなマークのある商品。こういったものは価格の13%を政府が還元してくれます」

(ナレーション) 政府が農村で始めた13%の補助。低価格品が対象で、大半が中国の国産メーカーによるものだ。

(電気店の店主) 「政府の補助がなかった時は、(農民の)購買意欲は低迷していた。ところが今、販売量は大幅に増えています」

(ナレーション) 補助制度を使って家電製品を買った家を訪ねてみた。こちらではこの制度を利用して冷蔵庫を買った(1799元・約2万6000円)という。

(制度を利用した農民) 「政府の補助制度がなければ買ってないよ。得したね。経済的に良い政策だ」

(ナレーション) 農村での販売増加は中国全土の消費を押し上げている。補助制度のない都市部でも大型の液晶テレビの販売が好調だ。その影響は日本にも及んでいる。

4月8日
(シャープ・片山幹雄社長) 「びっくりするぐらい、急激に市場は動き始めました。急激に注文が入り始めて、今ではフル投入になっています」

(ナレーション) シャープは中国などの需要が拡大し、液晶パネルの生産はフル稼働に戻った。波及効果は素材メーカーにも広がっている。液晶パネル向けの光学フィルムを手がける日東電工(広島県尾道市)。クリーンルームの中ではわずかな埃も見逃さぬよう、入念なチェックが行われている。この工場で生産されているのは偏光フィルムという特殊なフィルムだ。これがないと液晶テレビには何も映らない。日東電工はこうした光学フィルムの分野で、世界シェアの4割を押さえ、業績を伸ばしてきた。しかし、金融危機で状況は一変する。

(日東電工・高崎秀雄取締役) 「(世界同時不況の)その影響をもろに受けまして、ピークの40%ぐらいまで、我々の稼動も落ちたというのが実態でございますね」

(ナレーション) 4割にまで落ちた稼働率。それが中国の景気対策もあって、最近では7割程度まで回復しているという。背景には、日本の素材を使わなければ中国の国産メーカーもテレビを作れないという現実がある。

(日東電工・高崎取締役) 「3月ぐらいから徐々にご注文をいただく量も回復してきたかなと。(中国の景気刺激策は)いい意味でですね、影響は受け始めています。ただ、全体がかなり落ち込みましたので、その回復の一つのきっかけになればいいなと」

(ナレーション) 恩恵は化学メーカーにも及んでいる。基礎原料となるエチレンの生産で業界2位の三井化学(千葉県市原市)。エチレンは自動車や家電製品に使われる合成樹脂の原料だ。工場の稼働率は今年に入って過去最低水準(1月~3月、75%)にまで落ち込んでいたが、中国で家電製品などの需要が増えたことを受け、先月、1割回復した(85%に)。

(三井化学基礎原料事業部・鮎川彰雄部長) 「(エチレンは)家電、自動車、いろんなところに使われておりまして、全般的に上向いているというイメージですね。今現在は中国需要というのは、非常にありがたいことだと思っています。ただ安定的に続くかどうかというのは、これからの話ですので

(ナレーション) 中国によって日本経済が本格回復するのか、なお予断を許さない。しかし、中国市場の存在感は確実に大きくなっている。

(日本総研・高橋進副理事長) 「今まで中国は日本にとっては製造拠点という色彩が強かったと思うんですね。ところが一方で、これから中国っていうのは、日本企業にとって販売市場としてものすごく大きな意味が出てくる。どんどんどんどん技術開発を進めて、最先端のモノを作って、それを今度は、中国に出していくというようなところまで考えて、努力をするべきではないかなと」

(ナレーション) 世界同時不況の中、大胆な財政出動で1人、気を吐く中国。しかしその経済力を背景に、先端技術の獲得を狙う動きも出てきた。中国政府は先週、IT製品の技術情報を企業に対し、強制的に開示させるという新たな制度を発表した。対象となるのは、電車の定期に使われる非接触型ICカードやICチップ用の基本ソフトなど13品目。日本企業がこうした製品を中国国内で売るためには、当局の認証を得ることが条件となる。懸念されるのはICチップの中に秘められたソフトウエアの設計図、ソースコードまで要求される恐れがあることだ。企業秘密であるソースコードの開示は中国への技術流出につながりかねない。

(情報セキュリティ大学院大学・内田勝也教授) 「(ソースコードは)広い意味で、知的財産というふうに考えた方がいいと思いますが、産業界にある知的財産すべてがオープンになってしまう可能性があるだろう」

(ナレーション) 日本企業は中国進出の度に、現地企業との合弁を強いられるなど、技術流出のリスクに常に晒されてきた。そして今回の強硬措置。先週、北京で開かれた日中首脳会談で、日本側は制度の撤回を強く求めた。

4月29日
(麻生総理) 「貿易の障害となることは、ぜひ避けてもらいたい。再考を求めたい」
(温家宝首相) 「各国のアドバイスも踏まえ、導入は1年間延長する」

(ナレーション) 中国は対象を政府調達品に限定し、制度の導入を1年(来年5月に)先送りするとした。しかし、撤回を認めたわけではない。

(古館) 「この政府調達品が、一色さん、調達品がもう、大変なね、割合だと思うんですよ。こういうふうに首脳会談の直前に中国は、足元を見てるというか、したたかというか、パッと出してきましたよね。これ、世界中が反対してることなんでしょ」

(一色) 「そうですね、日本もアメリカもヨーロッパも反対してますね。中国は一応、コンピュータウイルスの進入を防ぐのが目的であるというふうに言ってるんですけど、まあおそらく先端の技術情報を、秘密情報をですね、得て、それでまあ自国の製品にそれを使いたいというふうに思ってるんだと思うんですよね。まあその背景にですね、中国が今、かなりですね、先端技術のですね、先端技術といいますか、国際技術の規格化とか標準化とか、そういうものに主導権を持ちたいというふうな戦略っていうのが、背景にあると思うんですね」

(古館) 「中国が世界標準になろうとしている」

(一色) 「ええ、要するにですね、今も中国は次世代の携帯電話とかDVDとかで独自の規格をもう打ち出していたりするんですけれども、基本的には世界標準というのは、マーケットが最も大きい国のものが主導権を取れるんですね。これまでだったらアメリカが、当然主導権をとって、グローバルスタンダードというのはアメリカンスタンダードだっていうような感じであったんですけど、まあこのままいきますと、中国の市場というのは相当大きくなってくるわけですね。将来的には一番大きくなるかもしれないです。少なくとも自動車なんかではそういう傾向が見えてるんですね。その中で世界標準が中国標準になっていくと、あるいは中国標準が世界標準になっていくということは十分考えられるということで、今回のITの情報開示の話も基本的にはそういう構図の中で、結局、中国で製品を売りたいメーカーは中国側のしくみっていうか、制度というか、やり方にですね、従わざるを得ないだろうというふうに、ちゃんと中国は読んでると思うんですね」

(古館) 「そうなんですよね。規格は中国に合わせるとしても、本当に根幹の日本の持っている技術っていうのはね、何としてもやっぱり守んなきゃいけないって考えた時に、中国政府がこういうふうなしたたかな行動に出てくるとすると、じゃあ日本政府は、日本企業のバックアップをするためにどういう戦略が必要かってことだと思うんですよね」

(一色) 「1つは、敵と考えないでですね、お互い、何ていうんですか、ウインウインで手をつないで、両方がいいように協力関係を結ぶというのが、まあ一番、何ていうんですかね、摩擦も少ないし、あるべき姿だと思いますけどね。中国の市場自体が巨大化するのは間違いないですからね。そこは日本の電気メーカーは特に非常にもう舵を切ってる状態ですからね、既に」

(古館) 「そうですねえ。あと、たとえば10年後とか15年後なんていうデータ、試算ね、見るとびっくりしますよね。中国が一番大きくなっているっていうね。まあ、その辺りでうまくやってかなきゃはいけないですねえ。難しい問題になります」

いつもそうだが、結局、「日本は中国市場がないとやっていけない」という結論に導いている。

ヨーロッパ訪問中の麻生総理が、解散総選挙について記者懇談で話した内容を伝える

記者懇談で麻生総理は、総選挙の時期について「公明党から7月の都議選前後は避けてほしいと求められたことはない」と強調した。その上で「衆院選と都議選のどちらを優先するかと言われれば、衆院選だ」として、公明党の意向に縛られず、自ら判断する考えを示した。民主党が補正予算案などの審議を引き延ばせば、「さっさと解散しろという意見が出てくるかもしれない」として、早期解散の可能性も示唆した。総選挙の争点として浮上している世襲制限について、「世襲だからいいとか、悪いとか言うのはおかしい。争点にはならない」とした上で、消費税の引き上げや安全保障問題を争点に掲げたい考えを強調した。

(古館) 「うーん、これ、解散権は自分にあるんだっていうことをね、見せてるんだと思うんですけどね。公明党にね、これ、都議選より衆院選優先するってこと、あり得ないですよねえ

(一色) 「うーん、軋轢が生まれそうですね

以上のように、衆議院選より都議選を優先する政治判断の是非がまるで論じられていない。



ZERO


=本日の分析と報道ステーションとの比較=

同じ少子化対策についての報道でも、報道ステーションが「国が少子化対策のこいのぼりを立てていない」と批判しているのに対し、ZEROでは、沖縄の「ファーカンダ」の例を挙げて、前向きな対策を取り上げている。村尾キャスターのコメントは、古館キャスターでは絶対に使えない将来の示唆に富んでいるものとなっている。
櫻井翔のコーナー「イチメン」 少子化について

5月5日のこどもの日を前に総務省が発表した15歳未満のこどもの人数1714万人。1982年(2725万人)から28年連続減少している。全国民に対するこどもの割合は35年連続で減少し、過去最低の13・4%(インド35・3%、アメリカ20・2%、中国19.0%、フランス18.3%、イギリス17.6%)。

少子化について、お台場に来ていた子ども達の声

(小学3年男子・9歳) 「友達がいなくなるのでイヤです」

(中学2年女子・14歳) 「将来、年金が少なくなって老後の生活が不安定になる」

(中学2年女子・13歳) 「子どもが少なくなっているんで、子どもをたくさん産みたいです」

都道府県別こども割合を上げる
1位   沖縄    17・9%       46位    東京     11.8%       47位   秋田     11.5%

沖縄県は37年連続してこどもの割合がトップ。その理由を専門家に聞くと
(沖縄大学・加藤彰彦教授) 「沖縄の方たちは、子どもたちをある意味で宝というふうに考えてましてね、神様というふうに考えていて、命がたくさん豊かに生まれてくれば、次の時代が豊かになるという、そういう発想を持っていると思うんですね。本当に親身になって子どもたちを、ご家族もそうだし、近所の人たちも支えるっていう、そういう伝統がありますね

加藤教授によると、沖縄にはファーカンダという言葉がある。(夫婦や親子のように)祖父母と孫という意味の言葉で、沖縄ではお年寄りや子どもが一緒に暮らし、みんなで子どもを育てるという文化が残っているという。

子どもの数が減っている背景は出生率の低下。出生率は年々減っていて、2007年度は1.34。政府が今の人口を維持するために必要な数というのを計算しており、2.07となっている。厚労省によると、独身でも結婚していても、欲しい子どもの人数は、男女共に少なくとも2人という結果が出ている。

(村尾) 「それにしても沖縄のファーカンダという言葉、いい言葉ですよね。ここでちょっとね、少子化の意味するところを考えたいと思うんですが、これはですね、少ない若者たちと、多くのお年寄りが一緒に暮らす社会ということなんですね。このことは、私たちが年金だとか、医療というような社会保障の問題を考えた時に、とっても重要なこと、問題を提起しているんです。これ、どういうことかっていうと、たとえば20年前、65歳以上のお年寄り1人を支えるのに、5人の若者たちが支えてきたんですね。ところがこれから15年後になると、少子化が進みますから、5人ではなくて、わずか2人でお年寄り1人を支えなくてはならなくなってくるということ。つまり、若者の負担はますます大変になってくるんですよ。ですから、若者のためにも、今から社会保障の仕組みをどうするか、これから真剣にこのこと、考えなければいけませんね
報道ステーションのようになんでも国、政府の責任とはせず、視聴者に問題提起をするまともなコメント。

チェコを訪問中の麻生総理がEUのバローゾ委員長らと会談。


新型インフルエンザ対策で協力していくことで一致した。スペインやイギリスなど、ヨーロッパ各国でも新型インフルエンザの感染が拡大しているが、麻生総理は会談後の会見で、「新型インフルエンザの対策は国際社会の一致した取り組みが必要だ」と述べた。

新型インフルエンザ拡大を受け、中国外務省はメキシコとの間で、自国民を輸送するため、互いにチャーター機を飛ばすことに同意したと発表。

現在、関係手続きを進めているとしている。これはメキシコ側から、中国でメキシコ人が隔離などの差別的な扱いを受けているなどと非難が上がったことに対応したものとみられる。

中国報道で常に中国を絶賛するテレビ朝日に対し、メキシコ人に差別的扱いを行った中国の現状をきちんと報道する日本テレビ

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中国の軍拡に甘い報道ステーション

報道ステーション
=平成21年5月5日の番組内容・構成=
こどもの日のコメントとして、古館キャスターが「国が少子化対策というこいのぼりを上げるべき」という意味不明のコメントから始まる。
続いて新型インフルエンザ、核軍縮のニュースなどを取り上げている。

=平成21年5月5日の分析=

少子化対策もそうだが、国際比較の手法がおかしい。新型インフルエンザでは、日本の対策が遅れていることばかりを取り上げているが、予防接種などの面では、世界の方がより遅れている現状にはまったく指摘がない。また、核軍縮のニュースでは、核兵器を1000発以上持とうとしている中国より日本の方が悪い、という印象を与えかねない構成になっている。

オープニングの挨拶
(古館) 「今日はこどもの日です。私、今年、全くこいのぼりを見ませんでした。まあ私の行動範囲っていうのはすごく狭いってこともあるのかもしれませんけれども、そういうこどもの日にですね、今日は今朝からニュース流れていますけれども、調査以来、15歳未満の子どもの数が最も減ったというふうに出てきましてね、まあこれはつくづく、これ、国がですね、もう少子化対策という名のこいのぼりを立てないとダメなんだなっていうのを思いました」

(この報道の問題点)
普段は高齢者対策の要求ばかりを主張しながら、こどもの日になると、「15歳未満の子供の数が減った」と言い出す。「国が少子化対策というこいのぼりを立てないとダメ」というが、「少子化対策というこいのぼり」とは一体何のことかわからない。

新型インフルエンザ関連。帰国ラッシュをむかえた空港での検疫の様子や、病院で診療拒否が起きていることを伝える。

(この報道の問題点)
新型インフルエンザで、病院での診療拒否をあげつらって危機感を煽る古館キャスター。一色コメンテーターは、危機感を煽りすぎることにはあくまで消極的な姿勢だが、古館キャスターに煽られて「愕然とする」「大変なことになる」と答えてしまっている。

(古館) 「一色さん、改めてここ出てきてわかるのはですね、検疫はもちろんですけど、やはりあの、秋以降、ウイルスがどういうふうな形になってくるかっていうことは、いろんな可能性あるわけですから、秋以降の教訓にすべきはやはり、病院の診療体制の整備、これはやっぱり急務ですね」

(一色) 「うーん、今の診療拒否の話ですけどねえ、まだ国内では感染者確認もされてない段階で、病院がこんだけ混乱しているというのは愕然としますよね。まあ秋以降の、この今回の新型インフルエンザが猛威を振るう可能性もゼロではないということと、それから、もっと毒性の強い鳥インフルエンザ、このことも常に頭においていかないといけないんですけど、そういう場合だったら、この診療拒否はどうなるのかなと思うと、怖くなりますよねえ」

(古館) 「そうですね」

(一色) 「ですからこれ、本当に一軒一軒、きちんと厚生労働省が調べてですね、やはりその、どういうふうにしたらいいのか指導したり、対策とったりしていかないと、本当にいざという時、大変なことになると思いますね

麻生総理がドイツでの演説で核軍縮を訴えた。核における世界のこれまでの動きと専門家の解説を交えての構成

(古館) 「次のニュースですけれども、大変興味深い動きが出てきました」→CMへ

(この報道の問題点)
アメリカの動きを絶賛しながら、古館キャスターが日本を非難していくというお得意の構図だ。

(古館) 「この間ですね、オバマ大統領が核軍縮、これを訴えたわけですね。まあ冷戦はとっくに終わってるとはいうものの、アメリカとロシアだけで、まあ一説によれば1万発の核弾頭があると言われてます。米ロが戦略兵器削減でどういうふうに今後、本気で動いていくのかっていうのが1点。それからですね、麻生総理が国際舞台、そこでですね、核軍縮を高らかに訴えたわけですね。まあもしですね、これを本気でやろうというなら、広島、長崎の悲劇を経験している国、日本がどう動いていくのか、よく見る必要があると思います」

ベルリン、日本時間午後5時すぎ
(麻生総理) 「核軍縮を進め、不拡散体制というものを強化することが重要なんだと申し上げております。“核兵器のない世界”を目指すというゴールに歩みを進める」

(この報道の問題点)
麻生首相が「国際舞台で核軍縮を高らかに訴えた」というニュースを導入部にして、ナレーションと識者のコメントで今後日本が「核兵器を検討する可能性がある」という危機感を煽る構成になっている。

(ナレーション) ドイツを訪問中の麻生総理。スピーチで訴えたのは核軍縮だった。きっかけとなったのはこの演説。(4月5日のプラハでのオバマ大統領の演説の映像)核のない世界を訴えたオバマ大統領。核軍縮を急ぐのにはわけがある。冷戦時代、軍拡を競い合い、現在でも世界の核兵器の9割を保有するアメリカとロシア。冷戦後、この両国が結んだ核兵器の削減条約(第1次戦略核兵器削減条約)が今年期限を迎える。先月、ロシアのメドベージェフ大統領との首脳会談では、新たな核軍縮条約を年内に結ぶことで合意した。しかし、アメリカにとっての核の脅威はむしろ高まりつつある。
(4月5日、プラハでのオバマ大統領の「世界的な全面核戦争の危険は消えた。だが核攻撃を受けるリスクは増大している。核を入手した国が増えているからだ」という部分の演説の映像)
オバマ大統領の念頭にある脅威。それは
(4月29日、朝鮮中央テレビが「国連安保理が直ちに謝罪しない限り、核実験と大陸間弾道ミサイル実験を行う」と放送した映像)
ミサイル発射を非難した国連安保理に反発し、核実験の再開をちらつかせる北朝鮮。先月稼動した核燃料工場を大統領自ら視察し、核開発進展をアピールするイラン。NPT、核拡散防止条約では、アメリカやロシアなど5ヶ国だけ(米、英、ロ、仏、中)に核兵器の保有を認めている。しかし、核兵器を保有したインド、パキスタンなどはNPTに加盟しておらず、北朝鮮は脱退宣言をしたままだ。

(名古屋大学大学院・春名幹男教授) 「イランだとか北朝鮮だとか、そういう国々が核兵器を持とうとする動きをですね、抑えたいという気持ちを(オバマ大統領は)強く持っていると思います。アメリカが先頭に立って核軍縮をして、その他の国々に対しても核兵器を持とうとする芽を摘んでいくという努力をしているわけなんです」

(ナレーション) ブッシュ政権時代、核を持つ国と持たない国が対立し、決裂に終わったNPTの再検討会議が来年、5年ぶりに開かれる。オバマ大統領はこれを機に、世界の核拡散の動きを抑え込もうとしているのだ。さらにアメリカにはもう1つ、念頭においている国がある。

(名古屋大学大学院・春名教授) 「中国はアメリカに到達するICBM(大陸間弾道ミサイル)を持っているわけなんですね。中国に対してですね、核兵器の削減圧力を加えるということは、アメリカにとって非常に重要だと思います」

(ナレーション) こうした流れに乗じたのか、日本が核軍縮を訴える背景には台頭する中国への危機感がある

ベルリン、日本時間午後5時すぎ
(麻生総理) 「中国の国防費は20年連続して前年比で2ケタの伸びを示し、その内容は透明性を欠いております」

(この報道の問題点)
中国の主張ばかりに重点を置こうとする報道ステーションの姿勢が感じられる。中国の軍拡については、アメリカだけでなく、世界中が危機意識を持っているにもかかわらず、「日本の批判には道理がない」という中国外務省(外交部)幹部の言葉だけを重視しているかのようだ。

4月27日
(中曽根外務大臣) 「(中国は)核軍備の近代化を進めておりまして、これまで核兵器削減に取り組んできておりません」

(ナレーション) 中国の軍事費は右肩上がりを続け、その実力も飛躍的な進歩を遂げている。日本の批判に中国側は強く反論した。

4月28日
(中国外務省・姜瑜報道局長) 「中国はこれまで核兵器の全面禁止と廃棄を積極的に提唱している。中国の核戦略と核政策は明確で透明。日本の批判は道理がない」

(ナレーション) ここにきて核軍縮を唱え始めた麻生総理。しかし3年前に北朝鮮が核実験を行った直後には、こんな発言をしていた。

(この報道の問題点)
麻生首相が3年前に行った「隣国の核兵器に関して検討する」という言葉を鬼の首を取ったかのように、持ち出している。

2006年10月、衆議院外務委員会
(麻生外務大臣・当時) 「隣の国が(核兵器を)持つというようなことになった時に、一応、そのことに関して検討をするというのもダメ、話もできない、何もしないっていうのはあれなのであって、1つの考え方として、いろいろな議論もしておくというのは大事なことだと」「だんだんだんだん隣がみな(核兵器を)持っていく時に、日本だけ何の検討もされていないというのはいかがなものか」
(ナレーション) 総理就任直後の所信表明演説でも、核軍縮の言葉はなかった。変化の兆しが現れたのは、先月のオバマ大統領の演説からだ。

(名古屋大学大学院・春名教授) 「麻生首相はですね、かつて“日本でも”核兵器保有論議をしてはどうか”というふうに言ったわけなんですけども、やはり国民は乗らなかったと思います。その辺が非常に、一番重要なことじゃないかと。核廃絶に向けてですね、平和を主張するというのがですね、日本の強みだと思います。麻生さんはですね、ぶれないで、やはり核軍縮を地道に実行されるような外交を進めてほしいと思います

(この報道の問題点)
アメリカ寄りのスタンスで有名な安全保障専門家・春名教授のコメントで、「ぶれないで、核軍縮を地道に実行されるような外交を進めて欲しい」という言葉の切り取り。

(古館) 「あの、核拡散、これはもう大変な脅威だと思いますが、それも含めて、アメリカ、日本、それぞれの思惑ってあたりからちょっと聞いてみたいと」

(一色) 「そうですね、アメリカは当然、イラン、それから北朝鮮、またそれからテロ組織、そのあたりにもやっぱり核が渡ることを抑えようという、そういう意識は当然強いでしょうね。日本の場合はまあ、中国をやはりけん制するということはあるでしょう。それからあと、まあ若干、選挙もありますんで、選挙向けということもなくはないかなという気はいたしますけど。ただですね、日本というのはこれまでもずっと長年、この核軍縮については世界に向けて訴え続けてきたということもありますし、オバマ大統領がアメリカは核兵器を使った世界で唯一の国だというのは、逆に言えば、日本はですね、核兵器を使われたことのある世界で唯一の国なわけで、核軍縮への説得力というのを、逆にいえば一番持ってる国なんですよね。ですからまあ日本は今度、来年早々に日本で核軍縮の国際会議を開くってこともありますし、とにかくこの分野の話については、もう前に出て、どんどんどんどんですね、前に出すぎるってことはないと思うんですね。前に出てどんどんやればいいと思いますね」

(この報道の問題点)
●「唯一の被爆国という外交カードが最も有効だ」という主張を繰り返すだけの番組展開だ

(古館) 「そうですね。それで言えば、一色さん、たとえば具体的にね、そういう国際会議を、核軍縮の会議を開く時に、広島かあるいは長崎でやるとか、あるいはそこに、先ほども出てきましたけれども、インド、パキスタン、イスラエル、こういうところを巻き込んでやっていかないと、これはいけないですよねえ」

(一色) 「そうですね。その開催場所は広島とか長崎っていうのは非常にメッセージ性があると思いますね。それからまた来年、来年というか今年の秋ぐらいにはオバマ大統領も来日されるかもしれませんので、そういう時にはやっぱり広島、長崎も訪ねてほしいという気持ちもありますけどね」

(古館) 「今なお、原爆によって病気で苦しんでらっしゃる方もいっぱいいるという、この唯一の被爆国として何をアピールできるかっていうところ、根幹にありますよね」


ZERO
=平成21年5月5日の構成内容=
1日の動きをまとめて伝える24Hの後は、新型インフルエンザ関連で、成田に到着した人たちの声、病院の診療拒否や新たに3人の日本人に感染の疑いが出たことなどを伝えたが、スタジオでのコメントはなし。次は高速道路のUターンラッシュのニュース。続いて板谷由夏のLIFEのコーナーへ。

=平成21年5月5日の分析=
坂本龍一氏のLIFEという特集だけが気になる。過去を問うことなく、現在だけを取り上げているかたちになっているからだ。

板谷由夏によるコーナーLIFE
坂本龍一が北海道で森づくりをしている活動のリポート。

坂本龍一の全国ツアーは、チケット代の一部を森づくりの活動に充てている。間伐していない人工林の木を間伐することで森を再生させるという。先月、坂本が代表を務める団体「more trees」は、下川町など北海道の4町に間伐費用をサポートすることにした。
《活動のしくみ》
坂本側は間伐などの森の再生費用などを提供する。その結果、町は増えた二酸化炭素の吸収分を排出権として坂本側に渡す。その排出権を一般の人に販売することで、次の森づくりの資金に充てる。

(この報道と報道ステーションとの比較)
●「森の再生」を行っている坂本龍一を取り上げるZERO。確かに行動は立派だが、あくまで彼の左翼的言動の過去は問うていない。

(坂本) 「子どもができると、自分の視野が20年、30年とドーンと延びないですか?」

(板谷) 「延びましたね」

(坂本) 「子どもができる前は、せいぜい明日のこととか、来年のこととか。来年…僕なんかもう、本当に明日のことも考えないで朝まで飲んでたりしていたんですからね。でも急に20年とか、(子どもが)生まれたばっかりで、この子が20歳になった時に、このまま行っちゃったらどうなってるんだろうと」

(板谷) 「そうなんです。そういうことばっかり考えます」

(坂本) 「ですよね。それ、自然だと思うんです。それは親のエゴでもあるんだけど、それはとても自然なエゴだし、それがいろんなことを考える、あるいは行動するきっかけになる、大きなきっかけになると思いますね」

(板谷) 「以前はやれることをやろうって、こう漠然と思ってたんだけど、いや、思うだけじゃダメだって、すごくバーって身近にきた。そう、(子どもを産んで)具体的に何かをしなきゃって思いましたね」

(坂本) 「やっぱり子どもが口にする、口に入れるものとか、飲むもの、吸っている空気、着てるものとか、全部環境ですからね。僕らの細胞の1つ1つになっていくわけですから。それが循環しているから、全然、環境問題というは、どこか遠いところにある問題じゃなくて、自分の体の一部の問題なんですよね。だからやっぱり、今からやらないとダメですよ、いろんなことを」

スタジオで
(板谷) 「今回、森を見て、森を歩いてみたんですけど、やはり間伐の大切さっていうのを改めて思いましたね」

(村尾) 「森には大きく分けて自然のままの天然林。これはもちろん大切に守ってかなくちゃいけない一方で、人の手が入った、まあ今日のVTRのような人工林。これには間伐が本当に必要なんですよね。これ、森を再生するための間伐なんですが、実はこの間伐は森以外にもいろんなものが再生できるんですよ。たとえば、二酸化炭素を削減することによって、環境を再生できる。それから、間伐をするためには人を雇わなくちゃいけませんから、人を雇うことによって雇用を再生できる。そしてその人がその地域に住めば、地域も再生できる。だからこれ、間伐、大いにやるべしなんですよね」

(板谷) 「大切なんですね。それから今回、坂本さんとお話していて改めて思ったのはですね、親である私たちがやはり次の世代である子どもたちに残していかなければいけないものがあると。たとえば日本の豊かな四季であるとか、安全な食べものであるとか、その、子どもたちを取り巻く環境をやはり私たちが責任を持って、考えて、行動していかなきゃいけないんだなっていうのを本当に思いましたね」

(村尾) 「だからね、もう今日だけを見ていたらダメなんですよね。明日を見ないと。それは木によって、森によって教えてくれるんでしょうね」

(板谷) 「そうかもしれないですね」
日独首脳会談。

5日、ベルリン、共同会見
(麻生総理) 「(日独首脳会談では)いわゆる銀行の不良資産の処理と、また財政出動を通じた景気刺激策の話をさせていただいきました」

会談で麻生総理は金融危機への対応として、国会で審議中の補正予算案など、大規模な景気対策を打ち出している現状を説明した上で、財政出動を伴う景気の刺激が重要だと訴えた。その上で両首脳は、今後も金融危機克服のために協力していくことで一致した。
ドイツでも感染者が確認されている新型インフルエンザについては、情報交換や感染予防策について、日独で協力を進めていきたいとしている。

横田めぐみさんの両親ら、拉致被害者家族会が、こどもの日の今日、若者の街、渋谷駅前で「拉致問題を風化させてはいけない」と訴えた。

明日午後には日比谷公会堂で拉致問題の早期解決を訴える大規模集会が行われる予定。


<この記事の編集内容および著作の権利については、「テレビ報道を見守る会」に帰属します>

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林道事故は国の責任?

報道ステーション
=平成21年4月13日の分析=
トップニュースは、タイの戒厳令だが、この国際社会の背景についてまったく触れられていない。また、麻生内閣の安心実現社会会議のメンバーについて、検察OBやメディアのトップが入っていることについて、強い異論を述べる内容となっている。さらに、秋田県知事選についての偏向報道、フィリピンのカルデロン家族について、法律上の問題よりも「家族の離散」といった情緒的な問題だけを報道する相変わらずの報道スタンス。社会保障の重要性だけを訴え、「リベラリズムでなければならない」というスタンスが感じられる。

(ニュースの概要)
タイの非常事態宣言についてのニュース。現地の軍とデモ隊の衝突の様子、アピシット首相の声明、軍のスポークスマンの会見、タクシン元首相がCNNのインタビューに応じた際の映像、アセアン首脳会議中止の経緯、大阪外大・赤木攻名誉教授のタイ国内情勢の解説、タクシン派と反タクシン派の対立の解説。

(この報道の問題点)
タイのデモの報道で最も欠けているのが、中国の華僑についての報道。タクシン派と反タクシン派の衝突の背景には、タクシン政権時に進出した中国華僑が、現地のタイ人をあまりにも圧迫したことがあるが、その実態についてはこれまで報道ステーションは、一度も報道していない。「経済危機」(古館)「プミポン国王の高齢化」(一色)という表面的なコメントを出すだけである。リベラルであれば、その国の国益など関係ないという報道スタンスが感じられる。

(古館) 「日本人はじめ、もう観光客の方はやっぱり赤とか、それから黄色のTシャツを着ない方が本当にいいと思います。まあ一色さん、それにしても、アセアンの盟主といわれるタイの根本がやはり揺らいできてますね。」

(一色) 「そうですね。ものごとをこう、街頭で決着つけようというような、これはもう、本当に無法状態ですよね。今年いっぱいがタイがアセアンの議長国なんですね。ですから7月にも外相級の会議がありますし、12月には首脳会談、会議がありますから。だけどこういう状態だったら、これ、僕は混迷が長引くと思いますんで、開けないんじゃないでしょうかね、そういうものも」

(古館) 「そうですね。」

(一色) 「経済も悪いんですね。失業者が増えてますし、頼みの王室も、もう国王が高齢だということで不安があると。ほんと、不安だらけですよね。続くんじゃないでしょうかね。」

(古館) 「あの、本当に経済危機というものがきっかけとして、かなり根深い対立の上に、大きなきっかけになっていると思いますねえ。」

(一色) 「まあ背景としてですね、あるでしょうね。」

(古館) 「あと、一色さんがおっしゃった、プミポン国王のご高齢で、やはり求心力が低下しているということが無秩序の火種を生んでいるということがあるでしょうね。」

(一色) 「そうですね。最後は国王が出ることによって収まるということがよく言われましたけれども、今回はどうなんでしょうかね。」

(古館) 「そうですねえ。まあ観光的な打撃、それからタイという国に投資しているお金がまた出ていってしまう。こういうことも含めて、えらいことですよね、タイという国にとっての損失は。」

(一色) 「赤とか黄色とか、非常にはっきりと2つに分かれちゃうっていうのが、これ、なかなか難しいですよね。本当はその中間帯もいるはずですけれどもね。」

(古館) 「そうですよね。旧富裕層と、それからタクシン派といわれる、まあ貧困対策をやりましたけれども、この新興財閥、これの対立が根深いといわれてるわけですからね。その他の方々がね、いっぱいいるわけですよね。」


(ニュースの概要)
長野県大鹿村の林道で落石、女性1人が死亡。林道ではたびたび落石がありネットなどを設置していたが、事故現場では落石がなく、落石防護ネットは設置されていなかった。というニュース。設置には多額の費用がかかるという。

(この報道の問題点)
「財源を地方に移譲しないから、落石が起きる」というすさまじく飛躍した論理展開。報道ステーションの地方分権(道州制)に対する誘導は、客観的に見て異常であり、「坊主憎けり袈裟まで憎い」という手法を使っている。

(東亜グラウト工業斜面防止プロジェクト・清水明彦理事) 「山の中の道、全体的に防護策の採用事例というのは、非常に少なくなっております。投下できる公共事業のコスト、お金があるかないかの問題が影響してきてるのではないかというふうに考えております」

(ナレーション) 農林水産省が管轄する林道。その維持・管理に関わる費用は、多くを各地自治体が負担し、一部を国が補助する形となっている。一方で国道などに比べて、予算があまりつかないのが実情だ。

(テロップ)
維持管理等への予算(平成21年度)
林道(農水省の管轄)    20億円程度
国道(国交省の管轄)  2200億円程度

(古館) 地方への財源移譲、まあそういった問題をはらんでいる、こういった悲しい事故が起きてしまったわけですが。

税源移譲が出来ていないためにこのような事故が起こった。
=国の政策の責任。と視聴者を誘導している。


(ニュースの概要)
「安心社会実現会議」が発足し、この会議に問題が多いことを指摘

(この報道の問題点)
「安心社会実現会議」で、渡辺恒雄読売新聞社主、武藤敏郎元財務次官、但木敬一前検事総長らが、与謝野財務相の人選で入ったことに、ジャーナリストの世界では、リベラル左派として知られるインサイドラインの歳川隆夫氏に使って批判させる。

(ナレーション) 麻生総理にとっては初めての、直属の有識者会議が立ち上がった。安心社会実現会議。社会保障や財政など、国の基本政策について、中長期的な観点から検討する会議だ。

午後6時半、安心社会実現会議
(麻生総理) 「日本が目指すべきは、安心できる社会ということを申し上げてきている。その道筋というものを明らかにしたい」

(ナレーション) 財界、学会、霞ヶ関、マスコミ等、幅広い分野から選ばれた15人のメンバー。仕掛けたのは与謝野大臣だ。

(テロップ)
与謝野大臣周辺) 「この会議は与謝野さんが総理に作ってあげたものだから、人選も中身も与謝野さんがやっている」

(ナレーション) 座長となった電通の成田豊最高顧問と連合の高木剛会長。それに与謝野氏は、共に東大野球部のマネージャー・先輩・後輩の関係だ。読売新聞グループ本社の渡辺恒雄会長兼主筆は、サラリーマンだった与謝野氏に政界入りを勧めた人物だ。

午後8時半
(渡辺恒雄) 「政局も絡んでいるものだから、僕はジャーナリストだから、両方考えなきゃならない。まじめに考えればねえ、党利党略を離れて考えれば、自民党と民主党が合意することだってできると思うね」

(ナレーション) フジテレビの日枝久会長と共に、メディア界の大物3人が入っている。武藤敏郎元財務次官と但木敬一前検事総長は超大物の霞ヶ関OBで、ともに与謝野氏の強力な官僚人脈だ。

(この報道の問題点)
「霞ヶ関の右代表として、この安心社会実現会議に入った」という歳川氏に発言させ、ここでナレーションを使って「極めて異例」と表現
但木前検事総長がメンバーに入ったことで、歳川氏が「小沢代表を首班とするような政権が、将来、誕生してほしくないという本音が、この人選に表れていると言っても過言ではない」と発言し、あたかも麻生政権が検察と組んでいるかのような印象を与えている。

(インサイドライン・歳川隆雄編集長) 「武藤さんと但木さんはOBでありながら、事実上、霞ヶ関官僚の右代表として、この安心社会実現会議に入ったというふうに見るべきではないかと私は思いますね。現霞ヶ関は、あげて麻生政権を支えると」

(ナレーション) ただ、検察のトップを務めた但木氏は、こうした会議のメンバーになるのは極めて異例だ。

午後8時すぎ、官邸
(記者) 「西松建設の問題で、今、検察と政府の距離感が指摘されているが、こういった中で会合に参加されるというのは?」

(但木前検事総長) 「僕は全く関係がない。現役を退いた人だから事件には全くタッチしていないし」

(歳川) 「私は、検察総体は民主党の小沢代表を首班とするような政権が、将来、誕生してほしくないという本音がね、この人選に表れていると言っても過言ではない」

小沢一郎秘書逮捕が国策捜査であるかのように視聴者を誘導する。

(ナレーション) 今回の人選で、与謝野氏は野党人脈にも手を伸ばしていた。薬害肝炎訴訟を強力にバックアップしてきたのは民主党だ。しかし与謝野氏も、膠着していたC型肝炎問題で、当時の福田総理に和解を進言していた。

民主党=弱い者の味方。との印象を植え付ける。

午後8時すぎ、官邸
(記者の質問) 「参加の声かけは誰から?」

(薬害肝炎全国原告団・山口美智子代表) 「与謝野大臣から直接電話をいただいて、お会いして、内容と趣旨等をお聞きしました」

(ナレーション) 宮本太郎・北海道大学教授は共産党の宮本顕治元議長の長男で、専門は社会保障制度。民主党系の会合で、たびたび講演しているが、与謝野氏の国会答弁の中にも出てくる。

2月24日、衆議院財務金融委員会
(与謝野大臣) 「ぜひ宮本太郎さんという方の本はお読みになった方がいい」

(テロップ)
(与謝野大臣周辺) 「これは麻生ビジョンではなく、与謝野ビジョンなんだ。与謝野さんのマニフェスト作りなんてまた言われちゃうね」

都合よく第3者の麻生批判をするときによく使う手口。
誰が言ったのか問い合わせても取材源の秘匿で答える必要がない。

(ナレーション) 安心社会実現会議が6月までにまとめるビジョンも、野党との違いを際立たせ、次の総選挙で訴える重点政策にする狙いもある。
昨日、投票が行われた秋田県知事選挙のニュース。自民党の推薦候補が、民主党秋田県連の推す候補を破った。千葉県知事選挙に次いで2連勝したことになる。

(この報道の問題点)
秋田県知事選での千葉県知事選に次ぐ民主党の連敗のニュースを取り上げるも、いきなり安心社会実現会議のコメントで、「消費税引き上げがテーマになってくる」について述べる古館キャスターと一色コメンテーター。この構成は明らかに変であり、民主党の劣勢については全く取り上げず、政権への懸念について視聴者の不安を煽るための構成としか見て取れない

今日、午前
(自民党・菅選対副委員長) 「自民党に対してのアレルギーっていうんですかね、そういうのが完全に払拭されたんじゃないかと思うんですよね」

(ナレーション) 一方、民主党は、表向き、小沢代表の進退に影響はないとしている。しかし、

午後3時
(記者) 「小沢代表の問題は影響あると思いますか?

(渡部恒三最高顧問) 「まあ、その点はお答えいたしません!」

(記者) 「総選挙に関しては何か影響があると?」

(渡部) 「これから考えます」

(古館) 「今日の安心会議というね、たいへんなメンバーが揃っている会議ですが、現政権の安定装置というような見方もできると思うんですが、一色さん、どうでしょうね。」

(一色) 「まあ小泉政権の時のブレーンだったような、構造改革至上主義っていうんですかね、そういう方は見当たりませんね。ですからやはり、ものの考え方自体がちょっと舵をきっているのかなと思いますね。つまり与謝野さんの考えが反映されて、競争一辺倒でない、旧来型の自民党政治に近いと、そういう流れのものになっていくんじゃないかなと」

小泉改革に逆行して古い自民党の復活である印象を作り出す

(古館) 「麻生総理の言っている、たとえば中福祉、中負担というような?」

(一色) 「そうですね、そういう流れのことになると思うんですけれど、その場合、もちろん中負担の方で、財源の問題がすごく出てきますから、その場合、当然ですけど、消費税の引き上げっていうことが、その財源の問題の中心のテーマになってきますんで、」

(古館) 「このメンバーを見ると、そういう感じが強くしますね、消費税。」

安心会議=消費税を上げるための会議だと思わせる。

(一色) 「まあ整合性からいうと、そこを強く書かないと、強く打ち出さないといけないと思うんですけれども、本当にそこを強く打ち出せるのか、そしてまた、それを選挙に掲げてですね、マニフェストに掲げて戦うことができるのか、その覚悟が麻生さんにあるのかという、そこがポイントなんだと思うんですけどね。」

(古館) 「解散のカードをチラつかせながらも、いつ選挙をやるのか全くわからないっていうような状況に今ありますよね。」

(一色) 「そうですね。これの結論も6月っていうことですから、本当にその後に選挙があるのか、その前の可能性はゼロなのかと、ここら辺がよくわからないですね。」

(古館) 「まあこの混迷の状況にあって、将来の国家像、近未来の国家像をですね、少子高齢化の中で示すというのは、とってもいいと思うんですけれども、私が引っかかりますのは、やっぱりメンバーですね。まあメディアのトップが入っている、検察のOBが入っている、どちらも政権に対して一定の距離をとらなくてはいけないのではないかというふうなことを強く感じますね。そして一方ですね、薬害肝炎の時に頑張られた山口美智子さんが今回、入られている。こういうような現場の方をもっと入れるべきではないかと思うんですね、この安心会議には。たとえば雇用の問題、派遣村の最前線の現場でやっている湯浅さんであるとか、その他、社会保障の最先端、最前線にいる方ですね、そういうところの方々の意見をじっくり聞くべきではないかなと強く思います。」

(この報道の問題点)
「将来の国家像を少子高齢化の中で示すというのはいいと思うが、メディアと検察は政権に対して一定の距離をとらなくてはいけない。一方、社会保障の最前線にいる現場の方の意見はじっくり聞くべきだ」と古館キャスターが発言。「社会保障の分野ならいいが、検察やメディアはダメだ」という主観的なレッテルを貼っている。

「ちらつかせ、」「全くわからない状況、」「よくわからない、」「混迷の状況、」「引っ掛かります、」などの言葉を使って政府がうまく機能していないとのいかがわしい印象を視聴者に与える。
安心会議のメンバーの人選がおかしい、旧来型の古い政治に戻る、政府が検察やメディアをコントロールしようとしている。
社会保障の最前線の人が入っていない。この会議は弱い者の味方ではありませんよ。といった誘導をしている。


(ニュースの概要)
不法滞在で国外退去を命じられたフィリピン人のカルデロン夫妻が13歳の娘、のり子さんを残し、帰国。今日の家族の様子などの映像を流す。

(この報道の問題点)
テレビ朝日が何度も取り上げるフィリピン人のカルデロン家族の問題のニュースだが、法治国家である日本への不法入国という問題を取り上げず、ナレーションで「親子の離別」という視点だけに意図的に焦点を絞っている。

(ナレーション) 親子の離別という結果になった今回の問題。

先月17日
(森英介法務大臣) 「一家の事情について最大限斟酌いたしまして、まあギリギリのところで、まあ、あのー、適切な判断をしたと」

(ナレーション) 在留特別許可は法務大臣の裁量で決まる。ただし、日本以外の国で今回の問題が発生した場合、違った結論になった可能性があると専門家は指摘する。

(名城大学・近藤敦教授) 「家族の結合の権利を侵害するとして、国際人権規約違反になる恐れが大きいです」

(ナレーション) 国際条約、自由権規約の条文にはこうある。「何人も(略)家族に対して恣意的に若しくは不法に干渉されない」

(近藤教授) 「この種の人権侵害を申し立てることが、個人通報制度という形で選択議定書を批准している締約国の間では申し立てることができるんですが、その条約(議定書)に残念ながらまだ批准しておりませんので、(国連に)個人が通報できないという問題があります」

(ナレーション) 日本はなぜ(111ヶ国が批准している)この国際条約(「選択議定書」)を批准していないのか。外務省の見解はこうだ。「司法の独立という観点をはじめ、わが国の司法制度との関連で、問題が生じる可能性があり、現在、慎重に検討している」

不法入国した外国人が日本国内で子供を作ればその国に留まることができるといった危険をはらんでいる事には触れない。 

(古館) 「ご両親と13歳の娘さんが国を別れて暮らしていく。あのー、皆さん、これをですね、自分の親戚で起きたことと想像しますと、どうでしょうね。法律っていうのは何なのかと思いますね。新しく法律を作る前に、裁量というものがあるのではないかなと、私は感じますね。」

森法務大臣の一時帰国を認めた裁量には全く触れず、情け容赦ない政府である印象を与える。ましてや法治国家の根幹である法律の批判をする。

ZERO
=平成21年4月13日の分析=

(
ニュースの概要)
タイの戒厳令の報道がトップ。アセアン会議での首脳会合が中止になったことへの村尾キャスターの批判的なコメントがある一方で、フィリピンのカルデロン家族の帰国問題については、森法務大臣の「一時的な帰国を認める」という発言を紹介。比較的妥当で国民の目に沿った見方になっている。

タイの非常事態関連。軍と反政府デモ隊との衝突の様子、タクシン派と現政権支持の反タクシン派の対立の構図の説明、アセアン首脳会議中止の経緯、亡命先の海外からタクシン元首相がデモ隊の市民に送ったメッセージの紹介、現地からの現状報告。

(桜井翔) 「G20直後の、世界的不況に立ち向かおうという中、アセアン会議が中止となってしまったのは、アジアにとっては重要な意味があったのではないかなと思いますが。 」

(村尾) 「うーん、これはね、やっぱり痛いと思いますよね。まずアセアンというのは、タイとかフィリピンだとかベトナム、東南アジアの10ヶ国の連合体なんですよね。今、アメリカだとかヨーロッパというのは、アメリカのサブプライムローンの影響を受けて、だいぶ景気が落ち込んでいるんですが、比較的、中国をはじめ、アジアはこれから経済、牽引力として注目されているところでもあるんです。ですからこの場で、アセアンとか中国、そして日本がG20の後を受けて、アジアとしてこれにどう立ち向かうのかというのを話し合う重要な場だったんです。これは世界にとっても重要であると同時に、このアセアンというのは非常に重要な地域で、たとえば日本が工場をつくる、いろいろな投資をしているわけですね。日本の海外投資の中の約4割がアセアン地区に投資をしているんです。だから日本にとっても非常に重要な場所なんですよね。だから今回は世界にとっても、日本にとっても重要な地域で、意味のある話し合いが行われる、その機会を失ったというのはね、残念ですよね。」

(この報道と報道ステーションとの比較)
アセアン会議の中止は、村尾キャスターのコメントで、「意味のある話し合いの機会を失った」という点にとどめている。

不法滞在で国外退去を命じられたフィリピン人のカルデロン夫妻が13歳の娘、のり子さんを残し、帰国。これまでの経緯をナレーションで説明。家族が支援者や地元の人に感謝を込めたカードを配る様子など、昨日、今日の家族の様子とインタビュー映像。「森法務大臣は、両親の一時的な入国許可も検討している」と結んだ。

(この報道の報道ステーションとの比較)
まず、スタジオでのコメントがなく、ことさらカルデロン夫妻を「悲劇の家族」として取り上げていない。さらに「森法務大臣は、両親の一時的な入国許可も検討している」としており、報道ステーションとは正反対の見方をしていることが明らか。

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